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2014年1月号 - JLRS 日本ロジスティクス研究会

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2014年1月号 - JLRS 日本ロジスティクス研究会
Japan Logistics Research Society
物流ネットワーク
http://www.jlrs.gr.jp
日 本 ロ ジ ス テ ィ ク ス 研 究 会
( 旧:物流技術管理士会 )
〒105-0022 東京都港区海岸 1-15-1 スズエベイディアム 3F
公益社団法人 日本ロジスティクスシステム協会内 TEL/FAX03-3436-2070
2014 年 1 月 1 日
会 報 第 89 号
新年を迎えて
日本ロジスティクス研究会会長
重 田 靖
男
(㈱東京ロジスティクス研究所 顧問)
謹んで、新年のお喜びを申し上げます。
会員の皆さまにおかれましては、それぞれに、新たな希望と抱負を胸に新しい年をお迎えのことと拝察申し
上げます。
世界経済の行方に大きなカギを握る課題のひとつとして、アジア・パシフィック圏の動向が注目されてい
ますが、とりわけ、大国意識むき出しの中国経済の行方、やや陰りの見える韓国経済、あるいは東アジアに
おける新興国の市場価値など、その動向は依然不透明さが否めません。
一方、国内においては、いわゆるアベノミクスを標ぼうした経済対策も一年を経過し、実行段階に向かっ
て、いよいよその成果を問われつつあります。
そうした環境にあって、新たに閣議決定された「新総合物流施策大綱」では、
(1) 国際競争力のある社会実現のための高度かつ全体効率的な物流システム
の構築。
(2) 社会的課題に対応した物流システムの構築。(地球環境と安全)
(3) 国民生活を支える物流活動を確保するための施策。
を揚げています。
2014 年度の、当会活動方針を検討するにあたっては、引き続き、グローバルな視点に立った競争力ある
ロジスティクスの構築が課題になりますが、併せて、その礎としての物流サービスの安定的な供給について
も、しっかりとした取り組みが必要であると考えます。昨年度に表面化した、流通段階での食材偽称や物流
での温度管理不徹底などにみるまでもなく、国際間、国内を問わず、物流品質や物流サービスの信頼と安定
供給を、サプライチェーンにおける企業連携によって確保して行くことが重要な課題でもあります。
2014 年度、当会活動方針は、改めて総会においてご審議いただきますが、
「サプライチェーンにおける物
流の信頼と安定供給」を基本テーマとして設定し、会員の皆様へのサービス向上と産業界への情報発信の強
化を目指して参りたいと考えております。
会員の皆様の、一層のご支援、ご協力をお願い申し上げます。
1
日本ロジスティクス研究会が選ぶ『2013 年物流10大ニュース』
今年も物流に関する様々な出来事から「10大ニュース」を選定しプレスリリースを致しました。
1.総合物流施策大綱 2013~2017 年が6月
25 日閣議決定。
多数発生し、道路網、鉄道網などでの多くの支障
わが国の経済財政施策に関する重要な「骨太の
が発生し、その結果、その住民の安全・安心と日
大雨、台風、竜巻などでの自然災害が、各地で
方針」などを受けて、政府における物流施策や物
常の生活に大きな支障をきたした。
流行政の指針を示し、関係官庁が連携して総合
また、夏の高温での健康障害が、高齢者、外で働
的・一体的な物流施策を図るものとし、現状・課
く人々に発生し、同時にその不安を与えた。
題として、グローバル SC、構造変化、地球環境、
7.スマートフォンなどのタブレット端末の
急激な普及が続く
安全・安心を取りあげ、その方向性、取組、推進
体制などが提示された。
スマートフォンなどのタブレット端末の個人
2.通販物流を中心に宅配サービスの競争が
激化
の普及率が急激に増加し、PCでのインターネッ
トの利用を上回った。
アマゾン、楽天、など通販の配送料無料化など、
物流現場など、事業分野での利用も始まってきて
宅配業務がさまざまなサービスを展開し、運送業
おり、今後のITのトレンドが注目されている。
者の競争が激化している。
8.2020 年東京オリンピックの開催が決定
3.燃料費上昇
2020 年の東京オリンピックの開催が決定し、物
軽油の高騰が続き、運送業者の経営を直撃して
流関係をはじめ各分野での施設などの建設・リニ
いる。
ューアルの需要が拡大し、建設ラッシュが続きそ
「燃料サーチャージ制度」も普及にはほど遠い状
うである。
況で、今後の政府の対策が期待されている。
9.大手物流業者同士が共同配送に着手
4.運転者不足が深刻化
西濃運輸と福山通運が、共同一括配送サービス
運転者不足が深刻化している。
「エコ デリバリー」を 7 月から全国に拡大し、
少子高齢化の影響もあるが、労働条件の悪さもあ
展開していくと発表した。
り、さらに、中型免許制度の影響も大きく、人材
両社の同一の配送先を集約して一括で配送する
確保競争が始まっている。
ことで、地球温暖化ガス排出の抑制による環境の
国土交通省が先ごろ調査発表した、
「物流 2015 年
軽減や道路渋滞の緩和、さらには荷主の荷受け作
危機」がささやかれている。
業の負担軽減を目指す。
5.JR 北海道で、コンプライアンス・CSR の
不祥事発覚
今、業界で注目されている。
故の発生に端を発した JR 北海道のレール幅の基
10.JILS、JLRS の活動が活性化
JILS 創立20周年記念の翌年として、「ロ
ジスティクスコンセプト」の普及、「JILS-net」
準値超え、保守・点検の不整備などが多数発覚し、
の立ち上げ、
「ソリューションフェア」
「ロジステ
特急列車の減便、減速など、鉄道事業者としての
ィクス全国大会 2013」の開催などがあり、特に、
安全・安心・確実な輸送、お客第一などの使命を
JLLS と当会 JLRS 両者で共催の「改善事例大会」
大きく失墜させた。
では、参加者が、昨年の過去最高に続き、本年も
6.気象異変による自然災害の発生での交通
網の寸断などの生活上の支障発生
300 人を超え(2番目)の大盛況が続いた。なお、
貨物列車の脱線、特急列車の火災などの重大事
当会 JLRS も、来年創立20周年記念を迎える。
2
2014 年関東支部年頭のごあいさつ
関東支部
支部長
物流管理士 第20期
安藤 慶司
(鴻池運輸株式会社)
新年明けましておめでとうございます。
関東支部会員の皆様ご家族の皆様には希望に満ちた明るい新年をお迎えのことと
存じます。昨年度は会の活動に対しましてのご支援ご指導ご尽力にありがたく厚く
お礼申し上げます。本年も昨年同様何卒よろしくお願い申し上げます。
さて、昨年のご挨拶で「東日本大震災・原発問題や国内企業がますます海外進出という事実は日本という国の問
題先送りの体質がもたらしたものであり、海外関係ではロシアのみならず中国・韓国との領土問題も未だに戦後の決
着がついていないことを露呈しました」との内容を載せさせて頂きましたが未だ解決の道筋すらつかめません。年末
には特定秘密保護法の内容の不備が国民の大多数の反発を買いましたが数は力なりで押し切り、海外では新たに
中国の防衛識別圏を設定、それに乗じて韓国も同様に拡大設定という大きな問題を新たに抱え込みました。
物流においても大変な影響を受けています。円安のお蔭で少々景気が上向きと言われますが物流業界には未
だ実感がありません。軽油価格の高騰や消費税アップ、進まない待遇改善などなど問題が多いなかですが、今年
一年家族共々健康で平穏に過ごせたらと思います。
昨年も様々なコンプライアンス違反や不祥事が発覚しましたが、人の命とは何かを真摯に思い信頼回復に努めて行
かねばならないと思います。昨年も述べさせて頂きましたが、私たちも国内の諸問題や世界とどう付き合っていくべ
きかを一人ひとりが真剣に考え行動するときに来ているのではないかと思います。
さて、お蔭様を持ちまして、昨年の各事業活動には会員の皆様非会員の皆様に多数ご参加頂きました。事例研究
会では①2 月:㈱ニチレイ・ロジスティクス関東様の東扇島物流センター(定温センター)②6月:二子玉川ライズ様
(館内物流)③10月:物流のリスクヘッジと事例紹介(流通経済大学矢野教授)④11月:東武タウンソラマチ㈱様(ス
カイツリータワーとソラマチのロジスティクス)の 4 回実施させて頂きました。各回とも活発な質問がなされご参加され
た皆様には大変有意義な研究会だったと思っております。
さて、本年の事例研究会も元気な訪問先を企画させて頂きます。ネットワーク同封の申し込書、又は HP からお申し
込みして頂けましたら幸甚に存じます。
これからも会員の皆様からのご意見などを企画に反映させて参ります。そのためにも各活動にご参加頂き生のご
意見をお聞きしたいと思っております。又 FAX や HP からもご意見をお願い致します。
JLRSでは今年創立20周年を迎えます。又、JILSの有資格認定講座認定者は1万人を超えました。当会を益々盛
り上げていくため、会員の皆様には当会の役員になって是非ご一緒に活動しませんか。会社にいらっしゃる資格保
有者の方々にお声をかけて「会員になって会の活動に参加しよう」の一声をお願いしたいと思っております。
どうぞよろしくお願い致します。
今年も役員一同頑張って参りますので引き続きご指導ご鞭撻の程よろしくお願い申し上げます。
最後になりましたが、会員の皆様のご活躍とご家族の皆様には明るい一年になりますようご祈念申し上げまして新年
のご挨拶とさせて頂きます。
3
2014 年中部支部年頭のごあいさつ
2014 年関西支部年頭のごあいさつ
関西支部支部長
物流技術管理士
中部支部支部長
17期
物流技術管理士
篠原 和豊
21期
峰澤 彰宏
篠原ロジスティクスオフィス 代表)
(峰澤鋼機株式会社)
新年明けましておめでとうございます。関西支部の皆様
には支部活動への多大なご支援、ご助力を賜り厚く御礼
皆様、新年明けましておめでとうございます。
申し上げます。
健やかな新年をお迎えのことと、心よりお慶び申し上げま
関西地域では生産の横ばい傾向、高額商品の伸びによ
す。
るところはあるが個人消費持ち直し、住宅投資増、輸出
平成25年の中部地区は、為替の不安定感による設備投
増が見られます。ただ主要産業では国内需要の停滞の
資の抑制、自動車をはじめとする消費の低迷 によって、
中での円安効果 によ る輸出 増も中国、韓国 中心から
引き続き私達を取り巻く環境は厳しいものでありました。
ASEAN 諸国へのシフトも進みつつあり、物流分野でも関
このような状況の下、私たちは今こそ「物流」の重要さを感
西では荷主、物流業とも徐々に企業の対象地域が変化し
じ、会員の皆様がそれぞれに様々な活動を通じて、自己
ております。本年もアジア地域等の動向に対応した物流、
研鑽、情報交換、交流の場を作ることによって、引き続き
ロジスティクス対応が求められます。関西支部の25年度
実のある活動を 目指していきたいと考えております。
の活動は会員の皆様の参加機会の場を出来るだけ増や
昨年のロジスティクス研究会 ・ 中部支部といたしまして
す、産業界だけでなく行政や研究者の方々の視点も吸収
は、
するという目的から物流学会関西部会様や関西共同物
・ JILS総合研究所 客員研究員
流研究会様のセミナーや研究会にも合同参加させてい
演
ただきました。
林 正啓 様 ご講
「問題解決型の仕事の進め方」
見学会は「関西国際空港内のUPS社(国際宅配会社)」
~目標管理による舵取り
の施設及び飛行機への搭載まで詳細な場面まで見せて
・ トランコム㈱・小牧ロジスティクス 見学会を実施
頂きました。新たに参加した関西共同物流研究会では宝
・ 東海光学㈱ 見学会を実施
物流システム、都市型物流における館内物流、百貨店の
・ 中部物流改善発表会への支援
納品代行、SOFTグループ(中四国の物流事業者 4 社)
等を行ってまいりました。
が進める「共同物流」とこちらも業種業態、主体者が荷主
によるもの物流事業者によるものと多種多様に展開しまし
平成25年の活動が滞りなく運営できましたのも、ひとえに
た。3月の支部総会でも同研究会の藤原様による「共同
皆様のご支援のおかげと、心より御礼申し上げます。
物流」についての講演をお願いしました。その他、JILS 関
とりわけ、各活動におきましては、年々新たな会員様、参
西との共催の関西物流改善事例発表会は参加者数が過
加者様も少しずつではありますが増えてきています。皆
去最高、発表内容も充実した内容でした。
様との新たな出会いが、具体的なビジネスチャンスに繋
2014 年度も引き続き会員の皆様の参加機会を多く確保
がっていくことを期待しています。
すること、会員相互、各会の方々との交流も見据えた活
中部支部におきましては、平成26年度につきましても、
動の継続と情報伝達ツールも研究していきます。
一層の会員増加、拡大を目指すべく、組織の刷新などに
支部役員一同、活動の活性化に取り組んでいく所存です
も取り組むことによって、会員の皆様に有意義な会の運
ので、ご支援とご協力をよろしくお願い致します。
営を図っていけるよう、精進してまいります。
本年もよろしくお願い申し上げます。
4
《 新 年 / 賀 詞 広 告 》
株 式 会 社
アライアンスマネイジメント株式会社
代表取締役
浄土 崇
代表取締役社長
内 田 洋 行
柏原
孝
〒340-0811 埼玉県八潮市八潮3-14-8
〒104-8282 東京都中央区新川 2 丁目 4 番 7 号
電話番号:048-934-9692
電話番号:03-3555-4072
URL:http://www.a-mgt.co.jp/
URL:http://www.uchida.co.jp/
鴻 池 運 輸 株 式 会 社
代表取締役社長 鎌田
取締役社長
正彦
コ
ル
ジ
忠彦
〒541-0051 大阪府大阪市中央区備後町 2-6-8
〒130-0012 東京都墨田区太平 4-1-3 オリナスタワー 10F
電話番号:03-3829-2280㈹
URL:http://www.sbs-group.co.jp/
株 式 会 社
鴻池
電話番号:06-6271-4600
URL:http://www.konoike.net/
株式会社 シ ャ ロ ン テ ッ ク
ス
代表取締役社長
代表取締役 安積 泰啓
福山
博之
〒102-0093 東京都千代田区平河町 2-14-7 コハセビル 4F
〒261-0023 千葉県千葉市美浜区中瀬1-7-1
電話番号:03-3239-2431
電話番号:043-309-4741
URL:http://www.colgis.co.jp/
URL:http://www.shallontec.jp/
株 式 会 社 S H U U E I
総 合 物 流 企 画 株 式 会 社
代表取締役 枻川
泰夫
代表取締役
中村
悟
〒180-0006 東京都千代田区東神田 1-10-7 南日本ビル 6 階
〒180-0006 東京都武蔵野市中町 1-4-1 香月ビル 5F
電話番号:03-6240-9170
電話番号:0422-38-9400
URL:http://www.shuuei-exp.com/
URL:http://www.s-tlp.co.jp/
株式会社 東京ロジスティクス研究所
公益社団法人
代表取締役社長 長谷川 進
顧 問
重田 靖男
日本ロジスティクスシステム協会
会長 西田 厚聰
〒105-0022 東京都港区海岸 1-15-1 スズエベイディアム
〒111-0034 東京都台東区雷門 2-4-8 電話:03-5828-1171
電話番号:03-3436-3191(代)
URL:http://www.tokyo-logi.jp/
URL:http://www.logistics.or.jp
5
3F
《 新 年 / 賀 詞 広 告 》
有 限 会 社 ベスト・パートナー
株式会社フレックスシステムファーム
代表取締役 大橋 一朗
代表取締役
子安
一宏
〒532-0011 大阪市淀川区西中島 3-8-15 新大阪松島ビル 10F
〒136-0076 東京都江東区南砂 2-4-25
電話番号:06-6306-5117㈹
電話番号:03-3699-0234
URL: http://www.cj-soft.co.jp/bestpartner/
URL:http://www.fs-farm.co.jp/
logistics.or.jp
ベストロジコム 株式会社
ホンダロジコム 株式会社
代表取締役 小松 朋央
取締役副会長
本多
満
〒192-0032 東京都八王子市石川町 3214-1
〒486-0849 愛知県春日井市八田町 5-16-6
電話番号:042-660-0754
電話番号:0568-56-5727
URL: http://best-logicom.com/
URL:http://www.honda-logi.com/
松 菱 運 輸 株 式 会 社
代表取締役社長
角髙
峰 澤 鋼 機 株 式 会 社
憲治
取締役社長
峰澤
彰宏
〒550-0005 大阪府大阪市西区西本町 2-1-30
〒444-8588 愛知県岡崎市井田南町 4-5
電話番号:06-6533-5405
電話番号:0564-25-5000
URL:http://www.muc-tr.co.jp/
URL:http://www.minezawa.co.jp/
守谷輸送機工業 株式会社
株式会社
代表取締役 守谷 貞夫
湯浅コンサルティング
代表取締役社長
湯浅
和夫
〒104-0061 東京都中央区銀座8-18-1
〒110-0005 東京都台東区上野 5-3-10 山口ビル 201
電話番号:03-3541-2220
電話番号:03-5812-2099
URL: http://www.moriya-elevator.co.jp/
URL:http://www.yuasa-c.co.jp/
株式会社 ロジ・クリエーション
代表取締役社長
代表取締役
宮原 克昭
新井
公志
〒103-0015 東京都中央区日本橋箱崎町4-3
〒273-0012 千葉県船橋市浜町3-4-4
電話番号:03-6661-1210㈹
電話番号:047-495-7550㈹
URL:http://www.usknet.com/
URL:http://logi-c.co.jp/
6
(五十音順)
関東支部
2013年
第3回 事例研究会報告【セミナー報告】
関東支部理事 物流管理士
橋爪
第2期
文彦
(ティ・エス・ケイ株式会社)
「企業におけるリスク対応の動向について」
≪講師:矢野 裕児 氏≫
流通経済大学流通情報学部教授、大学院物流情報学研究科長
≪略歴≫
・横浜国立大学工学部卒業、大学院修士課程修了、日本大学大学院博士後期課程修了。
・日通総合研究所、富士総合研究所を経て現職。
工学博士 、中央大学講師 、日本大学講師 、日本物流学会理事。
≪著書(いずれも共著)≫
「現代ロジスティクス論」(中央経済社)、「現代企業のロジスティクス」(中央経済社)、
「3PLビジネスとロジスティクス戦略」(白桃書房)、「病院のロジスティクス」(白桃書房)、
「現代物流システム論」(中央経済社) 等
2-1課題
標題のセミナーを昨年の10月10日(木)14時~16時、
東日本大震災の勃発後の状況を大きく見ると、
流通経済大学 流通情報学部 矢野裕児教授を迎え、全
被災地での救援物資の不足 / 一般流通ルートでの商
20名の参加で、ユーザックシステム㈱会議室(日本橋箱
品の不足 / 被災地外の店舗での欠品 / サプライチェ
崎町)を借用し、1.5時間の講義、30分の質疑応答で開
ーンの途絶などがあり、これらの点から、過去の効率性を
催をした。
優先した物流、ロジスティクスシステムの脆弱性が露呈し、
なお、講義内容の骨子を報告書の形にまとめたので、以
多くの物流、ロジスティクスの面での問題が発生した。そ
下に紹介をする。
の結果、改めて物流、ロジスティクスの重要性の認識、こ
1.はじめに
の種の際での物流、ロジスティクスの再構築が求められ、
リスク対応については、過去からも機会があるごとに取
リスクマネジメントの必要性が浮き彫りになった。そして今
りあげられてはきているが、先般の未曾有の東日本大震
後、われわれ企業にとっては、このリスクマネジメントとコ
災の勃発を契機に、国、地方自治体、企業などにおいて、
ストを中心とした経営効率との両立が求められることにな
この問題が大きく顕在化し、多くの施策が打たれてきて
った。
いる。先ず、過去の関東大震災、淡路・阪神地震での建
2-2考え方
物の火災、倒壊が中心の災害に比して、本震災は、大津
以上を受けての今後の対応の考え方としては、将来に
波での被害の甚大さ、広域での震災であったことである。
予測される首都直下地震、東海地震、東南海・南海地震
その点では、物流、ロジスティクスでの問題が数多く発生
では、物流、ロジスティクス、サプライチェーンにもたらす
し、学ぶべきことが多く、これから生かさなければならない。
影響は、東日本大震災より甚大と考えられる。内容的に
以下、この物流、ロジスティクスを中心には紹介するが、
は、被災者数の多さ、被災企業の広域・多さ、交通での
この前段階として重要な調達、生産、そして、復旧・復興
大動脈の寸断に伴う物資供給での需要と供給の関係の
に向けたBCPの内容、検証、また、最近の製造企業への
逼迫などが考えられる。そのためには、平常時とは全く異
リスク対応のアンケート結果についても少し触れる。
なる有事の対応としての体制の構築、そして、物資の確
2.基本的な課題・考え方
保の点では、公共だけでの対応では難しく、民間と一体
先ず、内容の全体像を理解するために、本震災で明ら
となった行動が必要である。すなわち、官と民が一体とな
かになった課題を整理し、今後の対応の考え方を紹介
って連携し、調達を含めた供給システムの構築が必要で
する。
ある。
7
【図1】 企業のリスク対応の動向
立地場所の見直し・移転などがある。 これらの内、何を
選択するかは、前記同様に、業種、規模、立地条件など
によるが、具体的には、従来の生産効率を優先した同一
地域での集中生産、1商品1拠点化などに替わって、日
本の東、西に分けての生産などがある。特に、医薬品、
医療機器の関係は、災害時の供給の責任の観点から、
生産体制の見直しが積極的に行なわれている。
3-3ロジスティクス
この項目については、われわれの範疇ではあるが、そ
3.企業の課題・対応(図1参照)
の基本的な項目のみを見てみることにする。なお、内容
前述の全体、基本としての課題、考え方を前提に、企
的には、具体例をまじえての紹介があった。
業としての現状における主たる問題点をみると、調達面
(1)拠点の分散化
では、調達先の把握不十分、集約化、遠距離調達、在
庫圧縮 /
将来の地震の発生の予知を踏まえた拠点の見直しとな
部品などの共通化・標準化の未実施など、
り、東、西での拠点や沿岸部から内陸の地域などへの分
生産面では、拠点の集約、立地場所が沿岸部 / 代替
散化を各業種では、検討、実施に入っている。
システムの不整備 / 外部委託化などがある。そして、わ
(2)他の拠点での代替
れわれが関与する物流、ロジスティクスでは、拠点の統
複数の拠点を持つことで、ある拠点が災害にあった時
合・集約、代替の不能、在庫の圧縮 / 機械・自動化の
に、すばやく、その機能を代替する体制を構築することに
進展 / 輸送システムの集約 / 物流情報システムのバ
なる。この点で、国内だけではなく、海外を含めての例が
ックアップシステムの不備などがある。
ある。
また、店舗段階では、情報システムの不整備、陣容不足
(3)在庫の積み増し
などある。
特に、医薬品、医療機器などでの見直しが顕著ではあ
これらの課題を受け、今後の主な対応をまとめると、
るが、従来に比べて、1割近い在庫水準の積み増し、在
・リスク対応の強化
庫投資額が2倍を超える大手製造企業の例もある。
・復旧・復興での民間企業の役割の重要性
(4)機械化、自動化の見直し
・BCPの策定、見直し、充実
自動倉庫での商品の落下、機器の停止、破損などから、
などではあるが、具体的には、生産・物流拠点の分散化、
自動倉庫と併用した形でのフォークリフトトラックによる保
代替システムの構築、在庫の積み増し、輸送手段の多重
管、作業などの人手での対応も見られる。
化、情報システムのバックアップシステムの強化などが考
(5)輸送システムの見直し
えられる。
輸送の手段、ルートの多重化が中心になる。具体的に
3-1調達
は、他の業種、物流企業などとの共同輸送・配送を日常
大きくは、調達先の見える化、在庫の積み増し要請、分
のなかでも取り入れ、災害時の対応を考えている企業が
散、複数化 / 現地調達率の引き上げ / 部品などの共
ある。
通化、標準化などがある。具体例として、自動車部品のメ
(6)情報システムのバックアップ体制の強化
ーカーでの第6次、7次の調達先までの情報の共有化や、
他のセンターとのデータの持ち合いやデータセンタで
調達先を国内に限らず、海外にも展開などがあるが、最
データの一括管理を行い、クラウドでの利用を可能にし
終的には、それぞれの企業の業種、規模、立地条件など
た例などがある。なお、この情報では、初動の対応が重
を勘案して決めるしかない。
要になる。
3-2生産
(7)非常用電源の確保
この段階でのリスク対応は、生産の分散、代替,内製化、
欠かせることのできないインフラストラクチャーとしての
8
バックアップシステムである。
チエックリストの作成が重要であり、各企業では、そのた
(8)拠点の耐震化、免震化
めの訓練、検証を通じて、充実をさせていくことになる。こ
最も基本的なことにはなるが、拠点自体の強化である。
れらについては、国、地方自冶体、業界、専門家などの
3-4BCP(図2参照)
資料を活用すればよい。
リスク対応における企業での重要性の点では、企業の
3-5その他
存続、企業の競争力、社会的な責任、社会への貢献な
・製造企業を中心としたアンケートの結果では、リスク対
どと考えられ、そのためには、計画の作成 / 重要業務
応の見直しでは、調達、生産の関連より、物流、ロジステ
の絞込み / 担当の明確化 / ボトルネックの抽出 / 事
ィクスの部門の方が積極的に進めている。そして、見直し
前準備 / 指揮命令・情報の発信などの意思決定・管理
では、委託先に対する対応、情報システムの再構築、代
などのリスクマネジメント(BCM)の充実がある。内容的に
替の体制、拠点の分散化などが多く出ている。
【図2】事業継続計画(BCP)の概念
・具体的な事例として、ハウス物流サービス㈱の対応策、
検証の資料での提供があった。
4.まとめ・おわりに
講義、質疑応答も含めての結論として、リスク対応につ
いては、「”起こりえる”の本気での気持ち」と「”計画、訓
練、検証”などを通じての準備」が全てである。そのため
の資料、実例などは、世の中には沢山ある。それらを活
用することで、自社のものとすることに尽きるが、物流、ロ
ジスティクスの社会的、経済的な公共性などからの必要
性、重要性を考えると、喫緊の課題であることは、従来と
は変わりはない。その再確認、認識と、そのための官、民、
学が一体となった連携での行動に向けたいものであ
は、先ず、人命ありきであり、それを基本に、リスクの洗い
る。
出しから、復旧・復興に至る各工程について、その流れ、
関東支部
2013年
以上
第4回
事例研究会報告
関東支部理事 物流管理士 第39期
喜多村
修
(ユーザックシステム株式会社)
去る 11 月 7 日に開催された第 4 回事例研究会において、佐川急便様の手がける東京スカイツリータウンでの館内物流
管理について紹介・見学いただく機会を戴いた。以下、開催当日に紹介いただいたソリューション、ならびに、「新たなる
館内物流」の実現に向けた取組みの経緯・課題、そしてその成果と今後の展開について紹介いたします。
■背景:大規模商業施設の物流における課題
る慢性的な渋滞、伴い周辺道路での事故危険性の増大
まず背景として 2000 年 6 月、いわゆる「まちづくり三
や違法駐車など、地域社会に及ぼす悪影響について施
法」の一環として「大規模 小売店舗 立地法」が施行さ
設事業者が主体的に抑制解決する事を強く求める内容
れたことが挙げられる。この法律は、大規模な商業施設
となっており、納品車両の抑制・コントロールが重要課題
には必ずついてまわる問題、例えば納品待ちトラックによ
となった。
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加えて、近年ではテロなどに対するセキュリティー対策
入ってくるものに関する情報」つまり「モノ・ヒト・クルマの
も喫緊の課題となり、さらに一方では、館内のみならず周
情報」が一元的に管理され、且つ包括的にコントロール
辺地域に対しても貢献できる付加価値を提供することで
することが必要になる。
施設自体の存在価値を上げていく、というように、地域に
③「セキュリティーの問題」:
おける施設のありかたも、新たな課題となってきました。
直納車両などが直接テナントなどに納品する場合、外
■都市型複合施設の物流における問題点
部からの納品スタッフの入退館管理は、通常は帳簿への
都市型複合施設の物流においては、共通した 4 つの
自主記入のみ、であるなど極めて限定的である。したが
って、セキュリティー低下はもとより、伴い台車事故などに
よる施設共用部の破損や汚損についても惹起者の特定
ができず、結果、それらを直すための費用が嵩むなど、
施設維持コストへの悪影響要因ともなっている。
④「管理運営コスト捻出の問題」:
前述のとおり、効率的荷捌きには貨物用エレベーター
の運用配分、内的情報と外的情報の一元管理など「空
間導線」の考え方での管理コントロールが欠かせない。
ところが、これらに必要な管理運営のコストについては、
施設オーナーや管理会社に対して合理的根拠を添えて
提示し「管理運営費」として収受するにあたり理解を得る
問題点がある。
ことは実際には極めて難しい、というのが実態である。も
① 直納構成比が高い事による、搬入車両台数の増大」
し単なる「館内配送」として受託した場合においては配送
大型商業施設において納品される商品は、宅配便や
業務と他社代行手数料のみ、の収益となり集配業務のみ
郵便だけでなく、大型什器や工事機材、あるいは生鮮食
でも採算確保は厳しいことから、効率的な運営に必要な
材など非常に多種多様であり、それらは大半が直納車両
管理・コントロールは為されない。結果、荷捌き効率は上
によって持ち込まれている。佐川急便様調査データによ
がらず、施設の周辺では納品車両による渋滞や違法駐
ると、全納品車両のうち、宅配便車両は全体の僅か 4%
車の問題が一段と悪化している、といった状況に陥るの
に過ぎず、残りはサプライヤーが直に納める直納車両や
である。
テナント向けの専用車両、あるいは工事車両が大半を占
このように、いわゆる「館内配送」の観点に終始したモ
めている、というのが実態であった。
デルでは、そもそも本来必要とされるべき「周辺環境に配
したがって、ただ単に「宅配便を集約するだけ」での取
慮した物流管理モデル」には繋がらず施設事業者メリット
り組みでは、荷捌きの効率的な運用は出来ない。
を創出できない。これではビジネスとして成り立っていると
②「物流導線の問題」:
はいえない。
館内における物流導線は、道路のような平面の導線だ
■東京スカイツリーでの取組み
けではなく、貨物用エレベーターによって垂直方向にも
前述の課題・問題点を踏まえた上での、東京スカイツリ
展開する、いわば「空間導線」によって構成されている。
ーでの取組みを以下に紹介します。
ところが、この貨物用エレベーターが渋滞しボトルネック
① 施設計画段階からの参画:
となっているケースが散見される。また一方で、工事やイ
前述の課題・諸問題の解決に際し、物流事業者として
ベントなど、入館車両の波動により荷捌き場駐車場が混
計画段階から参画する必要性を当初より認識していた佐
雑してしまった場合、効率悪化の大きな要因となる。
川急便様では、施設事業者である東武鉄道様のご理解
これらを解消するには、施設内部で発生する作業や工
のもと「物流管理センター開業準備室」を設置しグランド
事などの「内側に関する情報」、そして、納品など「外から
オープンの約 3 年前からスキーム構築を開始。納品に係
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わる車両数・商品数・施設内部の作業・工事に係わる機
このように、佐川急便様は施設事業者との間で「課題と
材搬入・など、商品搬入に限定しないあらゆる物流とその
価値観」を共有しながら、単なる館内配送に留まらない
導線そして時間軸の四次元的観点でシミュレーションを
「モノ・車・ヒトそして情報」の一元管理とコントロールを進
繰り返し行うことで、効率的な運用構築を目標とした。
められて、現在では違法駐車による荷捌き待ちのトラック
② 荷捌き場の効率的運用スキーム:
は姿を消し、地域住民の安全確保が図られ、良好な生活
運用スキームとしては、大別すると①従来の「直納方
環境の継続と維持が図られている。
式」に、②納品事業者や運送事業者が荷物を運び物流
■館内物流における新たな価値の創出に向けて
管理センターで下ろす「ドライブスルー方式」と③スカイツ
新たな取り組みとして、テナントや地域住民に向けた
リー外部にある3ヵ所の物流センターで商品を集約し、当
各種サポートサービスの提供も検討・試行中である。例え
社が指定した専用車両に積み替えて持ち込む「外部セ
ば業務支援として、オフィス引越しやレイアウト変更に伴
ンター集約方式」の3通りがあります。
う作業、オフィスサプライ品の配達などのビジネスサポー
ドライブスルー方式や外部センター集約方式で届いた
ト、あるいは生活支援として、日用品や食品などを即日配
商品は、物流管理センターのスタッフにより2ヶ所の荷捌
達する地域デリバリーなどがそれだ。さらには今後急速
き場で受付を行い、その他直納車両の入館スケジュール
に増加することが見込まれる海外からなどの観光客に対
を含め、出入りする全ての人と車両そしてモノを 4 か所の
し手ぶら観光実現するサービスも、この東京スカイツリー
荷捌き場で管理したことで、各テナントへの受け渡しを集
を含めたネットワークでリリースする計画である。館内物
約し回数を大幅削減。結果、その納品品質には高い評
流スキームでの機能を基点に、より幅広い利用者に対し
価を得ている。
更なる利便性やサービスを提供し「施設自体の価値向
③セキュリティー機能の強化:
上」に寄与していくということである。
多くの複合施設では、今まで共同配送を中心に納品す
TOKYO オリンピックの開催も決定された今、大都市の
ることだけを目的にしていた為、入館者や搬出入車両の
再開発では大型複合施設がますます増加していく。
管理に目が行き届かなかった。しかし、東京スカイツリー
これからは、物流事業者と、施設側が企画設計の段階
では納品に伴う事前登録制を採用したことで、車両や商
から参画し、物流視点での機能と環境を十分に考慮した、
品内容・数量など情報の事前把握が可能となった。また
新たな館内物流の仕組みを構築することが極めて重要
警備会社との連携で、物流管理センターが納品時の入
であることが理解できた。
退館管理とセキュリティーカードの貸し出しを行うことで、
納品時の不審物など二重のセキュリティーを確保、高い
セキュリティレベルを実現しながらも、本来は相反する物
流効率も低下させること無く両立させている。
③ 運営管理費を原資とした包括的物流管理とコントロ
ール:
これら効率的な館内物流を運営するに原資となる管理
コストの捻出については、施設事業者・入居者・納品事
業者など物流の全関係者側も、佐川急便様が提言する
ソリューションでのメリット、および受益者負担の考え方を
理解し、合意することとなり、結果、包括的な物流管理と
コントロールによりメリットを創出し、効率的で円滑な物流
運用だけでなく、エレベーター使用頻度の効率化や施
設修繕費の抑制などにも繋がり、効率化と全体コスト抑
制の両立を実現することが出来た。
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以上
中部支部
支部活動報告
日本物流学会とのコラボレーション見学会報告
中部支部副支部長
物流技術管理士
第28期
平野 光博
(ホンダロジコム株式会社)
平成 25 年度 2 回目の物流施設見学会を、12 月 16
偏向幕などに成膜する最先端の工場です。クリーン
日(月)に、東海光学株式会社様の本社工場と物流施設
ルーム内での成膜加工は、熟練技術者と高機能真空
及び光機能事業部を参加者 17 名で見学いたしまし
蒸着機により、高精度な要求に対応しているそうで
た。
す。
東海光学様は、1939 年の創業以来、メガネレンズ
会議室での質疑応答では、皆さん熱心に発言され、
一筋の歴史あるメガネレンズ専業メーカーとして、
特に年中無休体制の受注、生産、発送については、
サービスを提供しています。また海外においてもベ
興味を持たれておりました。
ルギーに関連会社を置き、世界中のニーズに対応し
また、見学会終了後に懇親会を行い、会員相互の
ています。
親睦を深めました。
以上
今回見学した愛知県岡崎市の本社工場では、24 時
間 365 日体制でメガネレンズを生産し、工場内の物
流エリアで梱包された商品は、365 日体制にて国内、
海外へ発送されております。
優れた品質を素材開発から設計、二次加工、販売
までの一貫体制によるオンリーワン企業をめざした
工場を、工程ごとに見学しました。
また、「環境にやさしい企業」めざして作られた、
工場内の熱電源システム(自家発電設備)や排水処
理施設は、自然環境の保護に大きく貢献するもので
した。
また、本社工場の近隣に位置する、光機能事業部
は、メガネレンズ加工で用いられる光学薄膜の技術
を活用し、光学部品の反射防止、光学フィルター、
《東海光学様と見学者の皆様》
☆編集後記
新年、あけましておめでとうございます。本年も皆様のご協力で新年号をお届けすることができました。
作年は年始から「アベノミクス」に始まり、その影響か景気も多少上向いている感がありますが、今年
は 4 月の消費税増税があり、世の中どう動いているかはが気になるところです。
物流業界が波を乗り越えて、発展できるよう期待しています。
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(広報委員会)
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