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PBながさき74号(3.3)MB

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PBながさき74号(3.3)MB
〔1〕
岩永 正人
印刷・発祥・長崎
2011. 12 VOL.
74
長崎活版巡礼展(テープカット:長崎県美術館)
CONTENTS
「長崎活版巡礼展」開催!……………………………………………………………………… 2
全印工連フォーラム 海外企業研究セミナー………………………………………………… 4
活 動 報 告………………………………………………………………………………………… 5
各支部の状況……………………………………………………………………………………… 5
今 後 の 予 定………………………………………………………………………………………… 5
お 悔 や み………………………………………………………………………………………… 5
事 業 主 変 更……………………………………………………………………………………… 5
訂正とお詫び………………………………………………………………………………………… 5
青年部報告 研修旅行・お知らせ……………………………………………………………… 6
〔2〕
P B な が さ き
PB ながさき 2011.12 vol.74
「長崎活版巡礼展」開催!
12月3日~1
1日の日程で長崎活版巡礼展が開催されました。12月3日には10時から開会式が行わ
れ、主催者 青い月 中川たくま氏、長崎県美術館 堀 昭裕氏の主催者挨拶に続き、本木昌造顕彰会岩
永正人会長がお祝いの言葉を述べました。その後中川氏、堀氏、岩永会長、アド長崎新聞 森本健太
郎氏の4人でテープカットを行い開会しました。
期間中復元した本木昌造・蝋型電胎法による活字鋳造システムを展示すると共に、活版工房として
印刷体験を行い、訪れた多くの人に印刷を身近に感じてもらう機会となりました。
本木昌造顕彰会岩永正人会長お祝いの言葉
長崎活版巡礼展の開催おめでとうございます。そしてありがとうございます。
30数年ほど前迄活字は現役でした。活版印刷機も沢山稼働していました。残念ながら今日その姿
をほとんど見ることができません。そのような中、長崎県美術館、並びにナガサキリンネの皆さまの
ご尽力により本展が開催されますのは誠にありがたいことであり、活字の温もりやその深みを知る人
にとってこの上ない喜びであろうと思います。
世界各国のアーティストは活版による作品、「レタープレス」を沢山寄せて頂きました。展示して
いる「蝋型電胎法による活字鋳造システム」は8年前全国の印刷業者のお力添えにより復元したもの
であり日本にただ一つ存在するものです。そして、種字は本木昌造が実際に使用した本物ですし後世
に残す貴重な財産です。その種字により鋳造した活字を使用しての「崎陽雑報」他数点も展示して頂
きました。本物を展示してのこのような企画はおそらく日本で初めてであり、地域文化の高揚と子供
たちへの文化教育に大きく貢献するものと思います。
印刷人として、私どもは本木昌造の顕彰と活字文化の継承を続けて参りますが、今日の展示会によ
り更にその意を強くし、想いを改めている所です。
本展示会が地域の人々にとっても得難い機会であり、多くの人々に参観して頂き成功裏に終了され
ることを祈念してお祝いならびにお礼に代えさせて頂きます
本日はおめでとうございます。
平成231
. 2.3
PB ながさき 2011.12 vol.74
P B な が さ き
〔3〕
「あるべき場所にあり続けてほしい」
青い月 中 川 たくま
今回の「長崎活版巡礼展」につきましては多大なるご協力、心より御礼申し上げます。
今、印刷を取り巻く環境は、写植からDTPに変わった頃よりも大きな変換機を迎えていると言え
ます。
しかしながら印刷というものは、単に消費されるものではなく、その時代その時代の誰かの想いを
記録し、伝えるものだと思っております。効率化はとても大事なことですが、そこからこぼれ落ちる
人の気配や豊かさもあります。
言わずもがな長崎は印刷文化の発祥の地であります。その源流が途絶える事なく、あるべき場所に
あり続けてほしい為、これからも微力ながらお手伝いさせて頂ければと思っております。
〔4〕
P B な が さ き
PB ながさき 2011.12 vol.74
全印工連フォーラム 海外企業研究セミナー
「WILEN社(米国)の戦略と業態変革の実践」
ウィレン社 ダリン・ウィレン社長
全印工連では、9月1
6日東京ビッグサイトで「全印工連フオーラム20
1
1」を開催し、その第2部は「米
国印刷会社WILEN社の成長戦略とその実態」というテーマでダリン・ウィレン社長の講演があった。
①ウィレングループの内容
ウィレン社はダイレクトマーケティングを
行うウィレン・ダイレクト社とエージェン
シーを行うウィレン・メディア社、データ分
析、ソーシャルメディア・オンラインメディ
アなどを手掛けるウィレン・デジタル社の3
社でウィレン・グループを形成している。
ウィレン社は1972年に創業し、番組ガイ
ドの作成を始めた。1980年にダイレクト・
マーケティング・エージェンシーを手掛け、
1997年に初めて印刷機を導入し、ウィレン
プレス社を設立、2004年にはダイレクトメー
ルビジネスに進出。2009年には ONE-TOONE マーケティングに焦点を拡げたことで、
ウィレンプレス社からウィレン・ダイレクト
社に社名を変更した。
何故、このような業態変革をするのか、そ
れは、単純に顧客の要望に応えるためである。
我々がやらなければ誰かがやるので、今こそ
効率化し実行するときだと判断した。
今我々は大量に配布して反応を得る従来の伝
統的なDM手法から、データによってターゲッ
トを目的別に絞り込まれたダイレクトメールへ
と変化させた。これによって高いレスポンスが
得られダイレクトメールがマーケティングの有
効な手法であることが実感できる。
ウィレン社には、三つの挑戦があった。一
つ目は、投資に見合う利益を確保すること、
二つ目は、印刷ではなくマーケティング・ソ
リューションを売ること、三つ目は、それら
を統合させたシステムで行う、ということで
ある。
②ウィレン社の成長戦略
ウィレン社の成長戦略は、いち早く新しい
技術を入手し、顧客の要望に応えることであ
り、その鍵となるのは、「データ」、「パーソ
ナライズ」、そして、「カラー」である。
最初に挙げた「データ」、これこそがこのビ
ジネス成功のためのコアである。多くの顧客
は、大量のデータを持ちながらも十分に活用
できていない。だから最初のステップは、顧
客とともにデータが如何に重要であるかを見
つけていくことである。データ分析を行い、
戦略を立てる。目的は効果計測可能なキャン
ペーンを繰り返し行っていくこと。最終的に
はお客様を成功に導くことがゴールである。
「パーソナライズ」については、データに裏
打ちされたキャンペーンやダイレクトメール
によって我々は印刷物の生産パートナーか
ら戦略的パートナーになれると考えている。
「パーソナライズ」については、コダックの「プ
ロスパーS10」の技術に負うところが大きい。
事例を挙げると、電力会社や電話会社への案
内、表紙に宛名、中にパーソナライズされた
情報が印刷されたものが入っている。
「カラー」については、封筒にカラー印刷
することにより、お客様の喚起を促すことが
でき、マーケティング投資に対する高いリ
ターンを得ることができている。
このように「データ」と「カラー」をうま
く使うことにより適切なメッセージを適切な
お客様に伝えることができるようになった。
今後も業態変革をしていかなければならない。
ビジネスを成功させるためには、余力があ
るうちにニッチを見出すための投資を早めに
していかなければならない。
また、競合する会社よりも早く提案し、差
別化を図らなくてはならない。広告宣伝を
行っている会社だと顧客に認識されれば、相
談もされるだろう。
いずれにしても、一番してはいけないこと
は、何もしないことである。
※本セミナー及び第1部の「全印高連メッセー
ジ」のDVDを貸出用として組合事務局に準
備しております。
P B な が さ き
PB ながさき 2011.12 vol.74
活
動
報
告
〇10月5日㈬ セントヒル長崎
九州ブロック認定訓練校長会議
〇10月18日㈫ 福岡市
九州地区印刷協議会理事長会
〇10月19日㈬ 諫早文化会館
長崎県産業安全衛生大会
〇10月20日㈭ 印刷会館
テーマ:PDFとうまく付き合うために!
講 師:ハイデルベルグジャパン株式会社
西明 賢治 様
〇10月21日㈮ 長崎商工ビル
長崎県火災共済理事会
〇10月24 日㈪ 印刷会館
組織委員会
〇 11月10日㈭ 印刷会館
FFGSセミナー
〇 11月10日㈭ 東京都
全印工連理事会
〇11月15日㈮ 印刷会館
長崎県との打合せ
〇11月18日㈮ つじ印刷
相互安全パトロール
㈱リューブン、㈲正文社印刷所、川口印刷㈱
〔5〕
各 支 部 の 状 況
長崎支部
・平成23年10月12日㈬
長崎支部役員会
・平成23年10月13日㈭
長崎市との打合せ
・平成23年11月4日㈮
1
1月例会
・平成23年11月20日㈰
前日までの雨も上がり、6チーム参加によ
るソフトボール大会が開催されました。日頃
の運動不足から珍プレーも見られましたが白
熱したゲームが展開されました。結果は次の
とおりです。
優 勝 正文社印刷所
準優勝 インテックスA
第3位 青年部
優勝した正文社印刷所チーム
・平成23年12月8日㈭ 會楽園
忘年例会
お 悔 や み
〇11月29日㈫ 富士ゼロックス長崎
認定訓練講習会
テーマ:デジタル情報化時代の新たな増力化
提案
講 師:富士ゼロックス㈱ 前田 正樹 様
○平成23年12月8日㈭ 長崎県印刷会館3F
長崎県印刷工業組合理事会
長崎県印刷工業協同組合理事会
本木昌造顕彰会理事会
今 後 の 予 定
〇新年互礼会
日時:平成24年1月16日㈪
場所:サンプリエール
・平成23年10月24日
川口印刷㈱ 川 口 末 廣 会長
実母 川口 ヨシ 様
(享年 92歳)
・平成23年11月4日
県北印刷㈱ 代表取締役 野 口 春 雄 様
奥様 野口 泰子 様
(享年 72歳)
事 業 主 変 更
・平成23年11月1日
㈲立山印刷 代表取締役 立 山 公 造 様
訂 正 と お 詫 び
201
1年9月号でお知らせしました事業主
変更について誤っておりました。
下記のとおり訂正しお詫び申し上げます。
㈲宝栄印刷 代表取締役 岩満 由美様
P B な が さ き
〔6〕
PB ながさき 2011.12 vol.74
研修旅行∼大王製紙株式会社 三島工場視察∼
1
1月1
1日(金)~1
3日(日)の日程において、
印刷工業組合青年部の研修旅行が行われ、愛媛
県四国中央市の大王製紙株式会社 三島工場を
視察してきました。
1
1日(金)夕刻に長崎を出発。長崎自動車道
をひた走り、小倉から松山観光港行きのフェ
リーに乗り込みました。翌朝5時に松山に上陸
し、道後温泉にて身体を清めたのち、9時から
大王製紙の工場視察を行いました。国内最大級
の製紙工場の一つであり、15種類のパルプと
2万種以上の紙を集中生産している三島工場を
見学し、印刷の主材料である用紙の製造工程を
最新の設備と共に詳しく学ぶことが出来ました。
最近では特に工場からゴミや廃棄物を出さな
青 年 部 か ら の お 知 ら せ
137
い取り組みに力を入れており、原材料のパルプ
及び化学薬品の再資源化や近隣海域に配慮した
排水システムなど、近年の環境保護や環境循環
型企業への取り組みを詳しく学びました。
また、社員の方々との意見交換では、国内や
海外の用紙の消費動向・製品ニーズや用紙卸値
変動に対する説明など貴重な情報も知ることが
出来ました。
その日の夕方には愛媛県の若手印刷青年人の
方々との懇親会が行われ、それぞれの会社の新
しい取り組み方など、積極的な情報や意見の交
換が出来ました。
道中の会員同士の親睦も含めて、今後に活か
せる有意義な研修となりました。
PB ながさき 2011.12 vol.74
P B な が さ き
〔7〕
メディアアンドプレシジョンテクノロジーカンパニー
〔8〕
P B な が さ き
PB ながさき 2011.12 vol.74
〒850ー0875 長崎市栄町4ー20
(資)
井上勲紙店
TEL
(095)
8
2
6−8
1
5
5・FAX(095)
8
2
3−3
3
7
2
児島洋紙株式会社
本 社
〒81
0-873
1 福岡市博多区中洲中島町2番1号
電話 092
(291)
1
331 FAX 092
(271)
2638
北九州営業所
〒803-0802 北九州市小倉北区東港1丁目1番4号
電話 093
(581)
5331 FAX 093
(571)
541
7
長崎営業所
〒85
1-01
34 長 崎 市 田 中 町 5 8 2 の 1
電話 095
(837)
8041 FAX 095
(830)
2291
鹿児島営業所
〒892-0822 鹿児島市泉町1
2番20号松元ビル泉町501
電話 099
(225)
5331 FAX 099
(223)
6074
東京事業部
〒1
05-0001 東京都港区虎ノ門4丁目2番6号第二扇屋ビル5階
電話 03
(3459)
6623 FAX 03
(3459)
6624
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