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「利用した覚えのない電話情報料の請求がきた
「利用した覚えのない電話情報料の請求がきた」、相談急増! ―ほとんどが架空の請求。支払わないこと― 2002 年 12 月 27 日 国民生活センター 利用した覚えのないツーショットダイヤルなどの代金の支払いを突然、聞いたこともない 業者からはがきや電話、メールなどで請求されたという相談が 2002 年に急増した。 こうした「架空」の請求が不意に舞い込み、自分は全く身に覚えがないものの家族の誰か が利用したのかなど事実が分からないために対応に戸惑うことや業者に急な支払いを迫られ 不安になって支払ってしまうおそれもある。 相談は、02 年 1 月に 590 件(前月は 38 件)と大きく伸び、その後 5 月 1,313 件、11 月 1,143 件と急伸した。請求の内容は、「ツーショットダイヤル」「電話によるアダルト情報」 など電話関連の情報代金関係が 85%で、その他商品等を明記しないものもある。 請求される金額はほとんど 2 万円程度であり、相談者の中で実際に支払った人はごく稀だ が存在する。支払った理由は、「家族の誰かが利用したと思って支払った」 「支払わないと自 宅に取り立てに行くと記されていたので恐くなり支払った。取り立てに行く際には、交通費・ 人件費などを加算するとも書いてあった」「すぐに支払うようにと急かされ、あわてて支払っ てしまった」などだが、その後家族の誰も利用していないことが分かったなどの理由で消費 生活センターに返金についての相談を寄せてくるケースもある。 一旦支払った金を取り戻すことはなかなか困難であり、消費者としては架空の請求かもし れないが念のため取り敢えず家族同士で確認を行うことが大切であり、あわてて支払うこと は避けたい。 「架空請求」の相談件数 件 1400 1313 1143 1200 1000 825 732 800 590 345 11月 10月 9月 8月 129 7月 12月 67 5月 11月 82 3月 38 2月 19 2002年1月 31 2001年10月 200 337 6月 400 4月 600 0 776 (2002 年 12 月は集計中) 主な相談 利用した覚えのない電話情報サービス料(20,000 円)の支払いを請求するはがきが届いた。 対応方法を知りたい。 (40 歳代、男性) 夫が利用した覚えのないインターネット情報料(70,000 円)をメールで請求されている。支 払わなければ自宅や勤務先に取り立てに来るという。その際費用を 100,000 円上乗せして請 求するという。 (30 歳代、女性) 家族の誰も使った覚えのない電話によるアダルト情報料(20,000 円)の請求がはがきで届い た。払わなければ自宅に来るとの記載がある。不安、どうしたらよいか。 (60 歳代、女性) 夫が利用した覚えのないツーショットダイヤル料金を請求され 20,000 円を振込んでしまっ たが取り戻せるか。 (20 歳代、女性) 消費者へのアドバイス 1.利用した覚えのない電話情報などの代金請求は無視する。支払わない。 ・架空かもしれないが念のため取り敢えず家族同士で確認を行う。 ・決してあわてて支払ったりしない。 ・たとえ脅すような文言があったとしても、不安がらず落ち着いて毅然とした態度をも って冷静に対応するように努める。 2.今以上に電話番号などの個人的な情報を知られないように ・ 業者に、新たに個人情報を知られると次は別の手段を使っての請求のおそれがあり ます。今以上の個人情報は業者に言わないこと。 3.証拠を保管しておくように ・請求のはがきや封書、関係の文書などは捨てないで必ず保管しておくこと。 後で証拠として使うことがあります。 4.支払前に、最寄りの消費生活センターに相談するように。脅されるなど恐い思いをした ら、すぐに警察に通報する。 ・ 消費生活センターの連絡先は、http://www.kokusen.go.jp/map/index.htmlにあり ます。 ・ 国民生活センターでは、携帯電話サイトを開設している。現在は、「iモード」のみ で利用可能。主な内容は、「悪質商法への対処法」「相談窓口のご案内」です。 (http://www.kokusen.go.jp/i/) (なお、国民生活センターのホームページで「悪質な電話関係の『利用した覚えのない請求』 が横行しています」を掲載しています。 (http://www.kokusen.go.jp/soudan_now/twoshotto.html) 本件の内容についての問合せ先: 国民生活センター消費者情報部 03-3443-8663 <title>「利用した覚えのない電話情報料の請求がきた」、相談急増!</title>