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八頭町人口ビジョン 八頭町総合戦略

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八頭町人口ビジョン 八頭町総合戦略
八頭町人口ビジョン
八頭町総合戦略
鳥取県八頭町 平成27年9月
写真
はじめに
全国的な人口減少が進む中、本年は、
「地方創生」元年と言われ、本格的
な人口減少・東京圏への過度な集中の是正に、国・都道府県・市町村が一
体となって取り組んで行くことが求められています。
こうした中、長期にわたり人口の減少が続いている本町にとりましても、
人口減少問題への対応は喫緊の課題であり、平成 27 年3月には、
「八頭町
人口減少対策ビジョン」を作成し、国の動きに先駆けた取組を進めてきた
ところです。
昨年制定された「まち・ひと・しごと創生法」に基づき、国が「まち・
ひと・しごと創生総合戦略」を策定するなど、全国的な取組が進む中、本
町でも人口減少対策を一層推進・加速化するため、平成 27 年4月に「八
頭町地方創生本部」を設置するとともに、産業界・行政・教育機関・金融
機関・労働局・マスコミに加え女性団体や福祉関係者、移住者など幅広い
関係者に参集いただき「八頭町総合戦略策定委員会」を設置し、目指すべ
き人口水準や今後5年間に実施すべき取組について検討を行いました。
検討に当たっては、町内 14 会場で行政懇談会を開催し、総合戦略の骨
子についてのご意見をいただきました。また、公募により参集いただいた
町民の皆様による「町民検討委員会」に提案をいただくとともに、八頭高
校生とも意見交換を行い、幅広い意見を伺いました。
こうした検討を経て、今般、
「八頭町人口ビジョン」及び「八頭町総合戦
略」を作成いたしました。
これからは、実行の時です。
今後、町民の皆様、関係団体の協力をいただきながら、
「八頭町総合戦
略」に掲げた「笑顔あふれる住みよいまち 住むなら八頭町」の実現に向
けて全力で取り組んでまいりたいと考えておりますが、今般の検討に当た
って多くの町民の皆様が示された町づくりへの熱い想いを基に、今後のま
ちづくりを進めてまいります。
最後になりましたが、
「八頭町人口ビジョン」及び「八頭町総合戦略」の
作成にあたり、ご協力・ご尽力をいただきました町民の皆様をはじめ、関
係者の皆様に厚く御礼申し上げます。
平成 27 年9月
𠮷
八頭町長 ・田英人
目 次
あいさつ
八頭町人口ビジョン������������������������� 1
八頭町総合戦略��������������������������� 19
付 録
計画策定の経過�������������������������� 35
八頭町総合戦略策定委員名簿�������������������� 36
八頭町地方創生町民検討委員名簿������������������ 37
八頭町地方創生フォーラム〜地方創生のあるべき姿を考える〜��������� 38
八頭高校生徒会との意見交換会������������������� 43
八頭町若手職員政策提案プロジェクトチーム提案書���������� 46
八頭町地方創生町民検討委員提案プレゼンテーション資料������� 53
八頭町人口ビジョン
Ⅰ
基本的な考え方
1 戦略策定の趣旨・位置づけ
国の「まち・ひと・しごと創生長期ビジョン」、県の「鳥取県人口ビジョン」を勘
案するとともに、「八頭町人口減少対策ビジョン」を踏まえ、八頭町の人口の現状を
分析し、今後目指すべき将来の方向と人口の将来を提示する。
2
推計期間
2060 年(平成 72 年)まで
Ⅱ
人口ビジョン
【全国的な動き】
日本の人口は、2008 年(平成 20 年)の1億 2,808 万人をピークに減少局面に移行して
おり、国立社会保障・人口問題研究所による将来推計人口では、2060 年(平成 72 年)の
総人口は約 8,700 万人にまで減少するとされている。東京圏など都市部への過度の人口
集中がみられる一方、地方では若い世代の人口流出が進行しており、都市部に比べて人
口減少が早い段階で進んでいる。このまま推移すると、2050 年(平成 62 年)には現在の
居住地域の6割以上で人口が半分以下に減少し、2割の地域では無居住化すると推計さ
れており、地方の地域経済社会の維持が困難になり、やがて国全体に広がることが懸念
されている。
政策提言機関である日本創成会議によると、今後も人口移動が収束しなかった場合に
ついて、国立社会保障・人口問題研究所推計における 2010 年(平成 22 年)から 2015 年
(平成 27 年)の間の人口移動の状況が概ねそのままの水準(概ね毎年6~8万人程度が大
都市圏に流入)で続くという想定で算出すると、2010 年(平成 22 年)から 2040 年(平成
52 年)までの間に「20~39 歳の女性人口」が5割以下に減少する自治体数は、896 自治
体、全体の 49.8%という結果になり、これらを「消滅可能性都市」としている。さら
に、896 自治体のうち、2040 年(平成 52 年)時点で人口が1万人を切る市町村は、523 自
治体、全体の 29.1%であり、このままでは、これらの自治体は消滅する可能性が高いと
されている。
こうした状況を踏まえ、国の「まち・ひと・しごと創生長期ビジョン」では、
1)東京への人口の一極集中の是正
2)若い世代の就労・結婚・子育ての希望の実現
3)地域の特性に即した地域課題の解決
という3つの基本的視点から、将来にわたって活力ある日本社会を維持するため 2060
年(平成 72 年)に総人口1億人程度を確保することを目指している。
—1—
1
2040 年推計人口地図(全国市区町村別)
※ 福島県については、2011 年3月に発生した東日本大震災に伴う福島第一原子力発電所の事故の影響で、市町村別の人口の動向
及び今後の推移を見通すことが困難なことから、市町村別の人口推計を行っていない。
人口移動が収束しない場合において、2040 年に若年女性が 50%以上減少し、人口が1万人以上の市区町村(373)
人口移動が収束しない場合において、2040 年に若年女性が 50%以上減少し、人口が1万人未満の市区町村(523)
(資料:一般社団法人北海道総合研究調査会作成)
—2—
2
国の人口の推移と長期的な見通し
(資料:第4回まち・ひと・しごと創生本部会合資料/一部改変)
1 人口の現状分析
(1)人口動向分析
八頭町の総人口は、1980 年(昭和 55 年)から 1985 年(昭和 60 年)にかけてやや増加し
たものの、これ以降、急速に減少している。
年少人口(15 歳未満)についても、1985 年(昭和 60 年)の 4,444 人以降減少を続けてお
り、2015 年(平成 27 年)には、当該年と比較して半数以下に減少しているものと推計さ
れている。
また、老年人口(65 歳以上)は、1990 年代前半には年少人口を上回り、2005 年(平成
17 年)から 2010 年(平成 22 年)にかけて微減しているものの、概ね国勢調査年ごとに
1割ずつ増加しており、既に年少人口の倍以上の数値となっている。
年少人口割合は、鳥取県全体と比べて低い水準で推移している一方、老年人口割合
は、高い水準で推移しており、少子高齢化が県全体と比べても早い段階で進行してい
ることがうかがえる。
合計特殊出生率については、年ごとの変動が大きいものの、国の数値より高い値で推
移している一方で、概して鳥取県の数値よりは低い値となっている。
—3—
3
八頭町の人口推移
人
24,000
21,303
22,000
21,560
21,091
20,806
20,245
19,434
20,000
18,427
18,000
16,000
14,000
13,966
13,726
13,025
12,469
12,016
12,000
11,477
10,879
10,000
8,000
6,000
4,000
2,000
4,287
3,050
0
1980
4,444
3,800
3,390
1985
3,873
1990
年少人口
(15歳未満)
5,238
4,983
4,464
4,266
2,377
3,246
1995
9,857
5,462
2,091
2,719
2000
生産年齢人口
(15歳~64歳)
5,158
17,410
2005
2010
老年人口
(65歳以上)
2015
総人口
(資料:総務省統計局「国勢調査」
)
注)総人口には「年齢不詳」を含むため、内訳を合計しても総数と一致しない場合がある。
2015 年の数値は、国立社会保障・人口問題研究所「日本の地域別将来推計人口(平成 25 年3月推計)」
八頭町の年齢別人口割合の推移
年少人口
生産年齢人口
老年人口
単位%
昭和 55 年
昭和 60 年
平成 2 年
平成 7 年
平成 12 年
平成 17 年
平成 22 年
平成 27 年
(1980 年)
(1985 年)
(1990 年)
(1995 年)
(2000 年)
(2005 年)
(2010 年)
(2015 年)
20.1
20.6
20.2
18.6
16.0
14.0
12.9
12.0
【21.6】
【21.2】
【19.2】
【17.1】
【15.3】
【14.0】
【13.4】
【12.7】
65.6
63.7
61.8
59.9
59.4
59.1
59.0
56.6
【66.0】
【65.0】
【64.5】
【63.6】
【62.6】
【61.9】
【60.3】
【57.3】
14.3
15.7
18.0
21.5
24.6
27.0
28.0
31.4
【12.3】
【13.7】
【16.2】
【19.3】
【22.0】
【24.1】
【26.3】
【30.0】
(資料:総務省統計局「国勢調査」
)
下段【 】は鳥取県全体の数値
2015 年の数値は、国立社会保障・人口問題研究所「日本の地域別将来推計人口(平成 25 年3月推計)」
合計特殊出生率の推移
平成 17 年 平成 18 年 平成 19 年 平成 20 年 平成 21 年 平成 22 年 平成 23 年 平成 24 年 平成 25 年
(2005 年)
(2006 年)
(2007 年)
(2008 年)
(2009 年)
(2010 年)
(2011 年)
(2012 年)
(2013 年)
国
1.26
1.32
1.34
1.37
1.37
1.39
1.39
1.41
1.43
鳥取県
1.47
1.52
1.47
1.43
1.46
1.54
1.58
1.57
1.62
八頭町
1.37
1.61
1.38
1.42
1.37
1.60
1.47
1.55
1.61
(資料:厚生労働省「人口動態調査」)
—4—
4
(2)将来人口の推計と分析
八頭町では、死亡者数が出生者数を上回る自然減の状態と、転出者数が転入者数を
上回る社会減の状態が続いている。自然減については、平成 17 年からの推移をみると
死亡者数は概ね毎年 240 人程度の横ばいで推移しているものの、出生者数はやや減少
傾向にあり、減少幅は広がりつつある。
また、社会減については、転出者数、転入者数とも減少傾向にあるが、両者の差は
広がっていく傾向を示している。
人口移動の状況については、転入者、転出者ともに約4割が県外、約6割が県内の
移動となっている。県外移動者については、近年は大阪市から 10 数人程度の転入があ
るものの、同じく大阪市、神戸市など関西圏への転出が超過となっている。
また、県内移動者のうち転入者、転出者ともに7割以上は鳥取市となっているとと
もに、平成 22 年国勢調査によると本町から他市町村へ通勤・通学する者のうち約9割
が鳥取市へ通勤・通学している状況である。
八頭町の出生者数・死亡者数の推移
グラフ タイトル
人
300
232
200
131
222
156
230
223
130
130
261
119
262
138
272
118
226
120
250
243
121
114
100
0
出生者数
死亡者数
(資料:鳥取県統計課「鳥取県人口移動調査」
)
八頭町の転入・転出者数の推移
八頭町の転入・転出者数の推移
人
650
600
550
500
450
597
608
576
586
602
535
589
537
472
429
519
561
533
494
459
428
375
400
593
361
374
350
300
転入者数
転出者数
(資料:鳥取県統計課「鳥取県人口移動調査」
)
—5—
5
人口移動の状況(転入者)
グラフ タイトル
人
700
600
500
400
354
344
300
321
279
259
263
225
303
165
150
156
200
100
235
193
193
170
198
201
243
160
131
0
県外
県内
(資料:鳥取県統計課「鳥取県人口移動調査」
)
人口移動の状況(転出者)
グラフ タイトル
人
700
600
500
400
351
344
332
314
244
272
306
309
351
226
210
342
301
300
200
100
246
264
296
251
232
271
223
0
県外
県内
(資料:鳥取県統計課「鳥取県人口移動調査」
)
—6—
6
転入者数・転出者数の地域別内訳(2014 年)
転入
㌿ධ
139
転出
㌿ฟ
139
鳥取市
㫽ྲྀᕷ
鳥取市
㫽ྲྀᕷ
若桜町
ⱝᱜ⏫
大阪市
኱㜰ᕷ
223
大阪市
኱㜰ᕷ
190
190
223
その他
ࡑࡢ௚
216
216
米子市
⡿Ꮚᕷ
神戸市
⚄ᡞᕷ
倉敷市
಴ᩜᕷ
その他
ࡑࡢ௚
11
11
12
12
22
11 13
11
13 17 22
(地域経済分析システムをもとに作成)
(3)人口の変化が地域の将来に与える影響の分析・考察
八頭町の人口について、国立社会保障・人口問題研究所「日本の地域別将来推計人口
(平成 25 年3月推計)」によると、合計特殊出生率が 1.4 程度で上昇せず、また社会移
動も収束しないと仮定され、2060 年(平成 72 年)には 8,800 人程度になると推計されて
いる。老年人口(65 歳以上)は 2020 年(平成 32 年)をピークに減少に転じるが、その割
合は上昇し続け 2040 年(平成 52 年)には 40%を超える。
こうした形で少子高齢化の進行と過度の人口減少が進むことにより、生産年齢人口
(15 歳~64 歳)の減少による産業活動の低迷、地域活力の低下、集落機能の維持が困難
となるなど様々な問題が懸念される。
八頭町の将来人口推移
八頭町の将来人口推移
人
20,000
18,000
17,410
16,000
16,440
15,453
14,475
14,000
12,000
10,000
9,857 8,877
8,000
6,000
4,000
2,000
5,462
2,091
0
2015
5,739
1,824
2020
8,111
5,737
7,504
5,540
13,512
6,976
5,240
12,525
6,317
5,019
11,516
5,713
4,719
1,605
1,431
1,296
1,188
1,084
2025
2030
2035
2040
2045
年少人口
(15歳未満)
生産年齢人口
(15歳~64歳)
老年人口
(65歳以上)
10,552
5,140
4,437
976
2050
9,650
4,709
8,806
4,267
4,082 3,783
859
756
2055
2060
総人口
(資料:国立社会保障・人口問題研究所「日本の地域別将来推計人口(平成 25 年3月推計)」)
—7—
7
こうした状況を踏まえ、平成 27 年3月に策定された「八頭町人口減少対策ビジョン」
では、人口減少対策に対する要望や町民の意識等を把握し、効果的な人口減少対策施策
の検討参考資料とするため、八頭町民 20 歳~70 歳を対象に無作為で 500 名を抽出して
アンケート調査を実施している。
同ビジョンにおいて、アンケート調査結果、各種統計データから町の課題を6つの分
野に分け、目指すべき施策の方向性について示している。
八頭町人口減少対策ビジョン(抜粋)
八頭町の課題
各統計データやアンケート調査結果から浮かび上がった本町の課題は以下のとおりです。
①恒常的に続く自然減・社会減
自然減、社会減の状態が恒常的に続いており、自然減については出生数が少ないこと、社会減
については仕事関連のために転出するケースが多いと予測されます。出生数を増やす取り組み
や、子育て支援、地域交通の利便性の向上を図り、転出抑制・定住促進に取り組む必要がありま
す。
②年少人口割合の低下
鳥取県年齢別推計人口調査(平成 24 年 10 月)では、本町の年少人口割合は 12.5%と県内で
9番目となっていますが、鳥取県全体での年少人口割合の 13.2%を下回っており、このことが
将来の人口減少の加速につながると予測されます。
この年少人口割合を増加させることが、本町の重要課題です。
③出生数の低下と未婚率の増加
本町は、合計特殊出生率が鳥取県及び鳥取市と比較しても低い数値であり、その対策が重要で
す。アンケート調査からも、人口減少の歯止め対策として「子育て環境の充実」が上位にあげら
れており、子どもを産み育てやすい環境づくりに特化した施策が必要となります。また、未婚率
の改善を行うことも出生数の増加につながると考えられます。
④子育て支援策の不足
アンケート調査では、子育て世代が住みやすいまちづくりへのニーズが高いことがわかりま
した。また、子育て、地域交通での現状不満が転出意向に結びついている可能性があることが
分析結果から読み取れました。
出生率が低く、年少人口割合が低い本町においては、子育て支援策の充実を図り、子どもを
産み育てやすい環境づくりをより強く推進する必要があります。
⑤交通と住環境整備の不備
利用者の減少、採算性などにより、公共交通機関の撤退や縮小が大きな問題となっています。
また、スーパーマーケットなどの商業施設においても同様の理由により、中山間地域から撤退
し、市街地や町の中心地に集中する状況になっています。町民満足度を高めるためにも、地域交
通の利便性、商業利便性の向上を図ることが求められています。
本町は鳥取市に隣接するという地理的優位性を持っています。朝夕の通勤・通学ラッシュ改善
対策への取り組みや鳥取市のベッドタウン化の促進を図るよう、国や鳥取県、そして民間事業者
と共同して推進する必要があります。
⑥働き場の不足
人口減少対策に関するアンケート調査の「まちの発展に何を望むか」で、「産業がさかん
で、働く場がたくさんあるまち」の回答が上位にあがりました。生活の前提となる「働く場の
確保」は重要な課題であり、さらなる企業誘致等を進め、積極的な起業・就業への支援を行う
必要があります。
—8—
8
2 人口の将来展望
(1)目指すべき将来の方向
① 取組の基本的視点
過度の少子高齢化、人口減少を抑えつつ、一方で、人口減少自体は避けられ
ない課題であることから、「人口減少の進行の緩和」及び「人口減少により生
じる課題への対応」という2つの視点が必要である。
② 目指すべき姿とその実現に向けた方策
上記視点のもとで「八頭町人口減少対策ビジョン」で示した「笑顔あふれる
住みよいまち 住むなら八頭町」の実現に向けて、
ⅰ)まちの資源や特性を活かした働く場の確保
ⅱ)結婚・出産の希望がかなえられる子育て環境の整備
ⅲ)まちへの人の流れをつくる
ⅳ)将来にわたり暮らし続けることができる環境をつくる
に取り組むこととする。
(2)人口の将来展望
【目標人口】
2040 年(平成 52 年):約 14,000 人/2060 年(平成 72 年):約 12,000 人
【推計条件】
◇合計特殊出生率:鳥取県人口推計採用値 1.54 を 2020 年(平成 32 年)に国民希望出
生率 1.8、2025 年(平成 37 年)に県民希望出生率 1.95 へと上昇
させる。2030 年(平成 42 年)に人口置換水準値 2.07 へと上昇さ
せ、以後は一定とする。
◇社 会 移 動:2025 年(平成 37 年)にかけて移動率を2分の1に逓減し、以後、
社会移動による減少をなくす。
※ 合計特殊出生率:1年間における 15~49 歳の女性の年齢別出生率を合計した値
※ 希望出生率:子どもを産み育てたい人の希望を妨げる要因を取り除き、希望が叶った場合の出生率
※ 人口置換水準:人口が増減しない均衡した状態となる合計特殊出生率の水準
八頭町将来人口推移
シミュレーション別人口推移
人
20,000
18,427
18,000
16,000
17,444
17,410
16,611
16,440
15,811
15,453
14,000
15,193
14,626
14,026
14,475
13,512
12,000
12,525
13,407
11,516
12,840
10,552
10,000
8,000
2010
12,356 11,956
9,650
8,806
2015
2020
2025
目標人口
2030
2035
2040
2045
2050
国立社会保障・人口問題研究所推計
—9—
9
2055
2060
男女別・年齢階級別人口推移
2015年
90歳以上
80~84歳
70~74歳
軸ラベル
60~64歳
50~54歳
40~44歳
30~34歳
20~24歳
10~14歳
0~4歳
800 700 600 500 400 300 200 100
軸ラベル
0
男性
100 200 300 400 500 600 700 800
女性
(国立社会保障・人口問題研究所「日本の地域別将来推計人口(平成 25 年3月推計)」をもとに作成)
2060年
90歳以上
80~84歳
70~74歳
軸ラベル
60~64歳
50~54歳
40~44歳
30~34歳
20~24歳
10~14歳
0~4歳
800 700 600 500 400 300 200 100
軸ラベル
0
男性
100 200 300 400 500 600 700 800
女性
(八頭町目標人口の推計値をもとに作成)
— 10 —
10
八頭町の人口の将来展望については、合計特殊出生率の早期上昇と社会移動による
減少の逓減を達成することにより、2060 年(平成 72 年)に約 12,000 人を維持すること
を目標とし、国立社会保障・人口問題研究所推計よりも約 3,200 人多い推計としてい
る。
男女別・年齢階級別人口推移をみると、2015 年(平成 27 年)では 60 歳~70 歳の階級
別人口が突出しアンバランスな形状となっているが、2060 年(平成 72 年)には不均衡が
是正された形状に推移するとみられる。
推計条件の概要
区
分
国立社会保障・人口問題研究所
○基準人口
2010 年(国勢調査人口)
○生残率
都道府県別生命表から算出された 2005
八頭町
同じ
~2010 年の生残率と、国立社会保障・
人口問題研究所全国推計(出生中位・
死亡中位)により算出された全国値と
同じ
の格差が 2040 年まで 0.5 倍となるよ
う仮定。
○移動率
基準期間
2010 年→2015 年
逓減方法
2010 年→2015 年:約 0.707 倍
2010 年→2015 年:約 0.707 倍
2015 年→2020 年:約 0.5 倍
2015 年→2025 年:約 0.5 倍
その後は一定。
その後は社会減なし。
2015 年 1.45
2015 年 1.54(県人口推計採用値)
2025 年 1.39
2020 年 1.8(国民希望出生率)
2035 年 1.40
2025 年 1.95(県民希望出生率)
その後は一定。
2030 年 2.07(人口置換水準値)
○合計特殊出生率
同じ
その後は一定。
【用語説明】
生残率
t 年の年齢 x~x+4歳の人口が、5年後の t+5年に x+5~x+9歳として生き残っている率。
移動率
t 年の年齢 x~x+4歳の人口に関する t 年~t+5年の5年間の移動数(転出入超過数)を、期
首(t 年)人口で割った値。
— 11 —
11
参考資料
≪シミュレーション別人口分析≫
以下のとおり、合計特殊出生率と社会移動の条件を仮定して、八頭町におけるシミュ
レーション別の人口推移を分析し、目標人口設定の参考とした。
・シミュレーション①
合計特殊出生率:1.45(過去 10 年間平均数値)で推移
社 会 移 動:2025 年(平成 37 年)にかけて移動率を2分の1に逓減し、
その後一定推移
・シミュレーション②【シミュレーション①+社会減なし】
合計特殊出生率:1.45(過去 10 年間平均数値)で推移
社 会 移 動:2025 年(平成 37 年)にかけて移動率を2分の1に逓減し、
その後増減なし
・シミュレーション③【シミュレーション①+合計特殊出生率上昇】
合計特殊出生率:1.61(平成 25 年数値)で推移
社 会 移 動:2025 年(平成 37 年)にかけて移動率を2分の1に逓減し、
その後一定推移
・シミュレーション④【シミュレーション③+社会減なし】
合計特殊出生率:1.61(平成 25 年数値)で推移
社 会 移 動:2025 年(平成 37 年)にかけて移動率を2分の1に逓減し、
その後増減なし
・シミュレーション⑤【目標人口推計+社会減あり】
合計特殊出生率:1.54(鳥取県人口推計採用値)から 2.07(人口置換水準値)
へ段階的に上昇し、2030 年(平成 42 年)以後は一定推移
社 会 移 動:2025 年(平成 37 年)にかけて移動率を2分の1に逓減し、
その後一定推移
— 12 —
12
シミュレーション別人口推移
グラフ タイトル
人
20,000
18,000
16,000
14,000
12,000
④
⑤
10,000
②
③
①
8,000
2010
2015
2020
2025
2030
2035
2040
2045
2050
2055
2060
シミュレーション① 18,427 17,407 16,447 15,477 14,514 13,566 12,590 11,592 10,639 9,747
8,913
シミュレーション② 18,427 17,407 16,447 15,477 14,699 13,925 13,101 12,247 11,432 10,683 9,996
シミュレーション③ 18,427 17,472 16,572 15,657 14,745 13,839 12,911 11,960 11,052 10,205 9,419
シミュレーション④ 18,427 17,472 16,572 15,657 14,936 14,223 13,464 12,678 11,934 11,260 10,651
シミュレーション⑤ 18,427 17,444 16,611 15,811 15,041 14,275 13,472 12,647 11,861 11,139 10,485
— 13 —
13
≪人口減少対策に関するアンケート結果について≫
~ 八頭町人口減少対策ビジョン(抜粋) ~
(1)人口減少対策に関するアンケート
人口減少対策に対する要望や町民の意識等を把握し、効果的な人口減少対策施策の検討参考資
料とするため、八頭町民 20 歳~70 歳を対象に無作為で 500 名を抽出し、八頭町第2次総合計画策
定に関するアンケートの項目内で「人口減少対策」「八頭町の将来像」の調査を実施しました。
①人口減少に伴う課題
「人口減少に伴う課題はどのようなものがありますか?」の問いに対しては、
「高齢者の孤立化」
との回答が 23.74%と最も多く、続いて「税収減少」19.60%、
「空き家の増加」11.33%、
「不十分
な子育て環境」8.99%、「買い物弱者」7.91%といった回答が多い結果となりました。
②人口減少の歯止め対策
「人口減少に歯止めをかけるために、どのようなことが必要だと思いますか?」の問いに対し
ては、「雇用環境の整備」との回答が 21.53%と最も多く、続いて「子育て環境」18.15%、「商業
機能の充実」12.10%、
「地域交通の整備」10.14%、
「医療サービスの充実」8.19%といった回答が
多い結果となりました。
③まちの発展に何を望むのか
「八頭町がどのようなまちに発展することを望んでいますか?」の問いに、
「通勤・通学や買い
物に便利で生活しやすい、住環境が整ったまち」との回答が 25.35%と最も多く、続いて「子ども
を安心して育てられる、教育や子育て環境が充実したまち」19.35%、
「産業がさかんで、働く場が
たくさんあるまち」17.51%といった回答が上位を占めました。
④八頭町の今後の土地利用のあり方
「八頭町の今後の土地利用のあり方として、あなたが重要だと思うことは何ですか?」の問い
には、「定住者を増やすための住宅地の整備」との回答が 19.35%と最も多く、続いて「農地の保
全と遊休農地の活用」17.62%、
「商業地の整備」12.45%といった回答が上位となりました。
(2)人口減少対策に関するアンケート調査結果の分析
このアンケート調査結果を、鳥取環境大学地域イノベーション研究センター長の千葉雄二教授
にご協力いただき、社会的人口移動の背景を視点に分析していただきました。
①属性と居住傾向
「八頭町に住み続けたい」という居住継続意向は、年齢が上がるにつれて高い傾向がみられ、
「八頭町から転出したい」との転出意向は、20 歳代の比率が 38%、30 歳代は 35%と平均を大き
く上回っており、30 歳代以下の居住継続確保が重要となるデータ結果となっています。
年齢別の居住継続意向
単位:人
20 歳代
30 歳代
40 歳代
50 歳代
60 歳代
居住継続
15
20
23
42
42
中立
7
7
9
3
11
転出意向
9
11
6
3
6
— 14 —
14
年齢別居住意向構成比
100.0%
90.0%
80.0%
70.0%
60.0%
50.0%
40.0%
30.0%
20.0%
10.0%
0.0%
単位:%
居住継続
中立
転出意向人
20代
30代
40代
50代
60代
②居住継続意向と地域評価
「八頭町に住み続けたいか?」との問いに対する「住み続けたい(地域評価)」
「転出したい(地
域不評価)
」では完全に評価が分かれており、町外転出意向者は、通勤・通学などの地域交通や買
い物環境での地域評価が低くなっています。
また、分析から町外勤務者に転出希望が強いとの数値が出ており、交通の便の評価は勤務地と
の関連があることがわかります。
居住継続意向と地域評価
単位:人
買い物や生活便利
評価する
交通の便がよい
しない
評価する
子育て・教育の環境
しない
評価する
しない
居住継続
31
0
26
0
14
0
転出意向
0
16
0
21
0
5
町内外の勤務者と居住継続意向
単位:人
町内勤務
町外勤務
居住継続
54
88
転出意向
7
28
③居住継続意向と政策要望
●30 歳代の居住継続意向と政策
30 歳代では、子育て支援等や雇用対策が必要と多くの方が回答されており、現状不満が転出意
向に結びつく可能性もあります。
30 歳代 居住継続意向と子育て支援
単位:人
子育て支援
必要
計
不要
居住継続
18
2
20
転出意向
6
5
11
計
24
7
31
— 15 —
15
30 歳代 居住継続意向と交通政策
単位:人
交通政策
必要
計
不要
居住継続
1
19
20
転出意向
5
6
11
計
6
25
31
30 歳代 居住継続意向と雇用対策
単位:人
雇用対策
必要
計
不要
居住継続
16
4
20
転出意向
4
7
11
計
20
11
31
●40 歳代の居住継続意向と政策
40 歳代では、居住継続意向者が子育て支援等を求めており、地域交通では、転出意向者が改善
等を求める人数が多く、居住継続意向者は政策不要の人数が多い。居住継続意向者は町内で働い
ていることが多く、こうした傾向が影響していると考えられます。
●20 歳代の居住継続意向と政策
データからは政策との関係を明確にすることは難しいが、居住継続意向者は交通、商業、雇用
対策を求めている傾向がある。子育て支援要望は必ずしも高くはない。同世代には学生が含まれ
る一方で、就業、出生世代も混在しているため、明確な差異が観察できない可能性があります。
●20 歳代から 40 歳代の政策要望
・居住継続意向者が求めている政策要望は、子育て、雇用、空き家対策の充実との関係がやや強
い。
・転出意向者は地域交通、老朽化したインフラの整備、再生エネルギー政策充実との関係がやや
強い。
・課題の改善に向けた政策をすることによって転出意向者が、継続して居住する方向へ変える要
因を把握することが必要です。
— 16 —
16
八頭町総合戦略
Ⅰ
基本的な考え方
1 戦略策定の趣旨・位置づけ
・ 人口減少問題に対応するため、国の「まち・ひと・しごと創生長期ビジョン」及び
「まち・ひと・しごと創生総合戦略」を勘案するとともに、「八頭町人口減少対策ビ
ジョン」、「八頭町人口ビジョン」を踏まえ、今後5か年の政策目標や施策の基本的方
向性、主な施策を示す。
2
計画期間
・ 平成 27 年度~平成 31 年度
3
進捗管理
・ 数値目標と重要業績評価指標(KPI:Key Performance Indicator)を基にした
PDCA サイクルにより進捗管理を実施し、その結果を踏まえ、事業の継続・変更・中
止等の見直しを行う。
・ そのため、本戦略はあくまで、平成 27 年9月時点のものであり、八頭町総合戦略
策定委員会と同様、産官学金労言等の関係者が参加した組織による検証体制を確保
し、継続的に内容の見直しを行う。
Ⅱ
総合戦略
1 総合目標
・ 平成 32 年の人口:17,000 人
2
基本的な考え方
・ 人口減少の進行を緩和するためには、これから結婚・出産する世代、子どもがいる
世代の流入増・流出減が必要となる。このため、特に、子育て世代をターゲットにし
た取組が必要である。
・ そのためには、何より子育て世代が安定した収入を得ることができる働く場の確保
が必要となる。その際には、フルーツをはじめとする農林水産業や商工業といった地
場産業の強化に加え、新たな企業の誘致や観光の促進等新たな地域の強みをつくる
「出る杭を伸ばす」取組が重要である。
・ さらに、人口減少の進行を緩和するためには、結婚・出産の希望がかなえられる子
育て環境の整備が必要である。
・ 併せて、こうした取組を PR し、積極的な人の呼び込みを行う。その際には、豊か
な自然が残る良好な環境と、県庁所在地である鳥取市に隣接し、現在でも約 5,000 人
が鳥取市に通勤・通学しているという地理的有利性という本町の持つ強みを意識した
取組が重要となる。
・ また、こうした取組を実施したとしても、人口が減少していくという現実を見据え
た上で、将来にわたり暮らし続けることができる環境を計画的に整備していくことが
必要となる。
・ こうした取組により、「八頭町人口減少対策ビジョン」で示した「笑顔あふれる住
みよいまち 住むなら八頭町」の実現を目指す。
— 19 —
1
3
重点取組事項
・ こうした基本的な考え方に基づき、町内で活躍する企業や地場産業の取組の支援を
はじめとする各事業を総合的に実施していくこととするが、「暮らしやすい豊かな自
然環境と鳥取市に隣接する利便性の両立」、「若桜鉄道などの観光資源」、「フルー
ツをはじめとしたポテンシャルのある農産物」といった八頭町の強みを活かし、積極
的にまちを売り出していく以下の事項について、特に重点的に取り組むこととする。
(1)八頭イノベーション・バレーの創設(サテライトオフィスの開設など戦略的な企業
誘致の実施)
・製造業等の大型の工場誘致が困難となる一方で、IT 関係などインターネット環境
を活用し、場所にとらわれることなく就業可能な業務が増加してきていることを
踏まえ、学校の跡地など空き施設を活用し、企業等の本拠から離れた場所に設置
するオフィス(サテライトオフィス)の開設など情報関係企業等の誘致を行い、
新たな雇用の場を創出し、革新的な起業家(イノベーター)が活躍・発信するま
ちを創設する。
【重要業績評価指標(KPI):誘致企業数 5社(1社/年)】
(2)因幡但馬海幸・山幸回廊の創設(若桜鉄道等を活用した観光振興)
・重要な公共交通であり観光資源ともなりうる若桜鉄道について、継続的な事業運
営が可能となる支援を行うとともに、因幡地域と但馬地域が連携し、若桜鉄道等
を活用した広域観光ルート(海幸・山幸回廊)の創設などの広域観光を推進す
る。併せて、若桜鉄道の PR を積極的に行う。
【重要業績評価指標(KPI):若桜鉄道乗客数 410,000 人/年
公共交通網形成計画の策定(平成 28 年度)】
(3)八頭フルーツ街道の継承・八頭ブランドの確立(果樹栽培の振興と後継者の養成)
・八頭町の豊かな自然環境を活用した基幹産業である農林業の中でも、特に後継者
不足が課題となっている果樹栽培について、研修体制を整備し後継者の養成を促
進する。併せて、ブランド化、6次産業化の取組を進める。
【重要業績評価指標(KPI):後継者の養成 5人(1人/年)】
(4)安心子育て・いきいき学習のまち八頭の創設(子育て・教育環境の整備)
・県庁所在地である鳥取市の隣接地としての地の利も活かし、特に子育て世代の町
外で働く方が住みたくなる環境、また、町内に在住の方が引き続き町内に住み続
けたくなる環境をつくる観点から、第2子以降の保育料無料化、乳児保育や休日
保育など多様な保育サービスの充実、放課後児童クラブの延長預かりといった子
育て環境を整備するとともに、少人数学級によるきめ細やかな指導体制や ICT を
活用した授業の充実など教育環境の充実を行う。
【重要業績評価指標(KPI):保育所での多様な保育サービスの実施
1学級小学校 30 人以下、中学校 33 人以下
各校での ICT 授業の実施】
— 20 —
2
4
基本戦略
① まちの資源や特性を活かした働く場の確保
ⅰ)数値目標
就業者数:9,000 人(就業率 60%)(平成 32 年国勢調査)
観光客数:350,000 人(平成 31 年)
ⅱ)基本的方向
・ 人々が地域に定着するために必須となる、安定的な所得が得られる就業の
場を確保する。
・ 特に、若者や子育て世代が働きたくなる魅力的な就業の場をつくることを
目指し、「出る杭を伸ばす」という観点で、まちの産業を支え、多くの町民
の働く場となっているフルーツをはじめとした農林水産業や商工業を中心と
する地場産業の競争力を高めるとともに、積極的な企業誘致や観光振興など
による新たな雇用の場の創設を目指す。
ⅲ)主な施策
農林業をはじめとする地場産業の競争力を強化するとともに、担い手を確保す
る。
【具体的な取組事項】
○大規模農業・林業の支援や、遊休農地、耕作放棄地等の有効利用等
・大規模農業・林業の支援や、遊休農地、耕作放棄地等の有効利用等を推
進する。また、それによる雇用の確保・拡大を図る。
【重要業績評価指標(KPI):雇用確保 15 人(3人/年)】
○地場産業の支援や6次産業化による雇用の確保【一部再掲】
・規制緩和の実施を含め町内で活躍する企業・地場産業の取組を支援する
とともに、1次産業の6次産業化の支援を行う。また、それによる雇
用の確保を図る。
【重要業績評価指標(KPI):雇用確保 15 人(3人/年)】
○農業がしたい人材を募集し、定住につなげる支援制度の整備
・後継者不足の解消を図る観点から、就農を希望する人材を募集し、定
住につなげる支援制度の整備を行う。
【重要業績評価指標(KPI):新規就農者 5人(1人/年)】
○果樹栽培の後継者の養成【再掲】
・特に後継者不足が課題となっている果樹栽培について、研修体制を整
備し後継者の養成を促進する。
【重要業績評価指標(KPI):後継者の養成 5人(1人/年)】
— 21 —
3
○鳥獣害対策の促進
・近年増加しているイノシシやシカ等による鳥獣被害を軽減し、農林業収
益を増加又は維持するため、狩猟免許の新規取得促進及び電気柵やワイ
ヤーメッシュ柵等の侵入防止柵設置支援を行う。
【重要業績評価指標(KPI):新規狩猟免許取得者 15 人(3人/年)
防止柵設置延長 5,000m(1,000m/年)】
○高校・大学との連携強化(人材の活用)
・八頭高校や公立鳥取環境大学、鳥取大学と連携し、町内フィールドワー
クの実施や、大学の人材や教育、研究、社会貢献機能を活用した取組を
進める。
【重要業績評価指標(KPI):連携事業数(高校) 2件/年
連携事業数(大学) 3件/年】
○町が必要とする人材の募集
・町が必要とする能力・機能を具体的に提示して募集を行い、その能力
を持つ人に仕事ごと移り住んでもらうなどの取組を促進する。
【重要業績評価指標(KPI):仕事ごとの定住 5件(1件/年)】
サテライトオフィスの開設など戦略的な企業誘致を実施するなど、新たな産
業や雇用の場を創出する。
【具体的な取組事項】
○サテライトオフィスの開設など戦略的な企業誘致の実施によるイノベータ
ー創造地域の創設【再掲】
・学校の跡地など空き施設を活用し、企業等の本拠から離れた所に設置す
るオフィス(サテライトオフィス)の開設など情報関係企業等の誘致を
行い、新たな雇用の場を創出し、革新的な起業家(イノベーター)が活
躍・発信するまちを創設する。
【重要業績評価指標(KPI):誘致企業数 5社(1社/年)】
○鳥取県や他市町と連携した企業誘致の促進
・鳥取県や他市町と連携し、八頭町内に限らず、鳥取県東部圏域への企業
誘致を促進する。
【重要業績評価指標(KPI):
誘致企業数(東部圏域のうち八頭町内) 5社(1社/年)】
○誘致企業や新規進出企業、起業に対する支援策の充実
・新たに町内に進出する企業に対し、法人町民税や固定資産税の負担軽減
助成を行うなど誘致企業や起業に対する支援を行う。
【重要業績評価指標(KPI):誘致企業数 5社(1社/年)
新規起業数 5社(1社/年)】
4
— 22 —
若桜鉄道等を活用した広域観光ルートの創設など、地域の特性を活かした観光
振興を行う。
【具体的な取組事項】
○若桜鉄道等を活用した観光振興【再掲】
・因幡地域と但馬地域が連携し、若桜鉄道等を活用した広域観光ルート
(海幸・山幸回廊)の創設などの広域観光を推進する。併せて、若桜鉄
道の PR を積極的に行う。
【重要業績評価指標(KPI):若桜鉄道乗客数 410,000 人/年】
○消費者のニーズを踏まえたマーケットイン型の観光商品の開発
・鳥取県観光連盟と連携し、調査により把握した消費者のニーズを踏まえ
た観光商品(マーケットイン型観光商品)の開発を行う。
【重要業績評価指標(KPI):観光商品数 15 件(3件/年)】
○八頭町をイメージアップする情報発信の強化
・広報にあたってのキャッチフレーズやデザイン、ホームページの在り方
など八頭町を積極的に売り出すためのイメージ戦略を検討し、積極的な
情報発信を行う。
【重要業績評価指標(KPI):ホームページアクセス数 150,000 件/年】
5
— 23 —
② 結婚・出産の希望がかなえられる子育て環境の整備
ⅰ)数値目標
年間出生数:140 人(平成 31 年人口移動調査)
ⅱ)基本的方向
・ 人口の自然減に対しては、出生率の向上が重要であり、結婚・出産が個人
の意思に基づくものであることは基本としつつ、結婚・出産を望む方の希望
がかなえられるよう、結婚、出産、子育て、教育に係る支援を行い、子ども
を産み、育てやすい環境を整備する。
ⅲ)主な施策
若い世代の交流・活動の活性化の支援
【具体的な取組事項】
○若者の交流、社交の場の確保(空き施設等利用)
・空き施設等も利用し、積極的なイベントの開催等により、若者の交流、社交
の場を確保する。
・若者の交流の場としての青年団(組織)の育成支援を行う。またそのための
中核となるリーダーを養成する。
【重要業績評価指標(KPI):イベント回数 H27 8 回、H28 9 回、H29 10 回、
H30 11 回、H31 12 回
参加者数 H27 400 人、H28 450 人、H29 500 人、
H30 550 人、H31 600 人
青年団発足 1団体
リーダー養成 15 人(3人/年)】
結婚・妊娠・出産・子育ての支援
【具体的な取組事項】
○まちコンなどの婚活イベントや出会いのための自分磨き講座の開催
・婚活イベントを開催する団体・企業への支援制度を創設するなど、まちコン
などの婚活イベントや出会いのための自分磨き講座を開催する。
【重要業績評価指標(KPI):婚活イベント支援件数 15 件(3件/年)
イベント参加者数 500 人(100 人/年)】
○不妊治療の支援の実施
・不妊治療を受けている方への治療費の助成を行う。
【重要業績評価指標(KPI):希望者の申請により、助成を実施】
6
— 24 —
○男性の子育てへの参画の推進
・働きながら育児や子育て、介護を行うことができる企業の普及・啓発を行
い、男性の子育てへの参画を推進する。
【重要業績評価指標(KPI):鳥取県男女共同参画推進認定企業数 24 社】
○子どものための絵本等の充実
・図書館において、子どものための絵本や児童書の充実を図る。
【重要業績評価指標(KPI):絵本 450 冊/年
児童書 450 冊/年】
子どもを育てながら働き続けられる環境の整備
【具体的な取組事項】
○保育料の軽減の拡充
・第3子以降の保育料の無償化を継続し、平成 28 年度以降、第2子以降の保育
料を無償化する。
【重要業績評価指標(KPI):出生数 140 人/年】
○子育て中の親が情報を共有できる場、安心して働ける環境の拡充
・子育て支援センターや放課後児童クラブ、ファミリーサポートセンター等の
充実により、子育て中の親が情報を共有できる場、安心して働ける環境を拡
充する。【一部再掲】
【重要業績評価指標(KPI):3歳未満の子どもの数に対する支援センター登録
者数の割合 45%
放課後児童クラブ利用者 120 人/年
ファミリーサポートセンター依頼会員に対する支
援会員の割合 30%】
○保育施設の環境整備
・保育施設の統合を行うとともに、乳児保育や休日保育など多様な保育サービ
スの充実を行う。併せて、子育て環境整備のため、保育所型認定こども園の
創設を推進する。【一部再掲】
【重要業績評価指標(KPI):保育所での多様な保育サービスの実施
保育所型認定こども園創設 1園】
○仕事と育児・介護とが両立できる企業の普及啓発
・働きながら育児や子育て、介護を行うことができる企業の普及・啓発を行
い、仕事と子育てが両立できる職場環境づくりを推進する。【再掲】
【重要業績評価指標(KPI):鳥取県男女共同参画推進認定企業数 24 社】
— 25 —
7
教育環境の整備
【具体的な取組事項】
○義務教育施設の整備・充実
・小学校の再編を進めると同時に、施設の老朽化や統合に伴う施設改修を行
い、既存施設の有効利用を図る。
【重要業績評価指標(KPI):再編後の小学校数 4校】
○小中学校における少人数学級への取組【再掲】
・1学級小学校 30 人以下、中学校 33 人以下の学級編成によるきめ細やかな指
導体制の整備を行う。
【重要業績評価指標(KPI):1学級小学校 30 人以下、中学校 33 人以下】
○ICT を活用した授業の充実【再掲】
・タブレット端末や電子黒板など ICT を活用した授業の充実を行う。
【重要業績評価指標(KPI):各校での ICT 授業の実施】
○学校給食におけるアレルギー対応食の充実
・アレルギーを持つ児童生徒に対応した、アレルギー対応給食を提供する。
【重要業績評価指標(KPI):保護者の申請によりアレルギー対応給食を提供】
8—
— 26
③ まちへの人の流れをつくる
ⅰ)数値目標
年間転入者数:450 人(平成 31 年人口移動調査)
年間転出者数:450 人(平成 31 年人口移動調査)
ⅱ)基本的方向
・ 雇用の場をつくり、子育て環境を整備するとともに、人口の社会減の流れ
を変えるため、県庁所在地である鳥取市の隣接地という利便性と豊かな自然
環境の中での暮らしが両立できるまちという地の利も活かし、IJU ターンを
含む移住・定住促進を積極的に推進する。
ⅲ)主な施策
移住・定住しやすい環境の整備
【具体的な取組事項】
○鳥取市のベッドタウン化を促進するための道路や宅地等の整備
・鳥取市の隣接地という地の利を活かし、連絡道路等の整備や宅地造成を促進
する。
【重要業績評価指標(KPI):宅地造成 74 戸】
○公共交通体制の見直し
・若桜鉄道をはじめとする地域交通体制の在り方について、継続的な事業運営
が可能となる支援を実施しつつ、利用者のニーズや人口減少への対応等の観
点から見直しを行う。
【重要業績評価指標(KPI):公共交通網形成計画の策定(平成 28 年度)】
積極的な転入希望者の掘り起しと転入希望者・転入者への支援
【具体的な取組事項】
○八頭町をイメージアップする情報発信の強化
・広報にあたってのキャッチフレーズやデザイン、ホームページの在り方など
八頭町を積極的に売り出すためのイメージ戦略を検討し、積極的な情報発信
を行う。【再掲】
・特に、IJU ターン者の掘り起しに際しては、八頭町における子育て支援施策
について積極的な PR を実施する。
【重要業績評価指標(KPI):ホームページアクセス数 150,000 件/年】
9
— 27 —
○鳥取東部市町が連携して実施する移住定住の促進
・鳥取県東部1市4町で連携し、移住定住に向けての活動を行い、地域として
の移住定住者の獲得を行う。
【重要業績評価指標(KPI):圏域外からの転入者数 3世帯/年】
○IJU ターン者の獲得に向けたイベントの開催や支援体制の構築
・IJU ターン者の獲得に向けた移住定住相談会や交流イベントを開催する。
・移住定住希望者等に一元的に対応する相談員を配置する。
・IJU ターン者への就労支援を実施するとともに、お試し住宅の整備を行う。
【重要業績評価指標(KPI):移住受入 15 世帯(3世帯/年)
就労支援数 15 人(3人/年)
お試し住宅の整備 3箇所】
○都市部との交流の促進
・交流人口を増やすため、都市部の市町村や団体等と集落等との交流を促進
し、八頭町の魅力を体験してもらうための取組を促進する。
【重要業績評価指標(KPI):都市部との新規交流 5件(1件/年)】
○空き家の活用や新築住宅の取得の支援
・空き家登録バンクの充実を図り、一元的な情報提供を実施する。
・空き家入居者に対するリフォーム助成制度の充実を図り、空き家を活用した
移住定住を促進する。
・新築住宅を取得した方を対象に固定資産税の負担軽減助成を行う。
【重要業績評価指標(KPI):移住受入 15 世帯(3世帯/年)
リフォーム助成件数 3件/年
新築家屋 100 棟(20 棟/年)】
○農業がしたい人材を募集し、定住につなげる支援制度の整備【再掲】
・後継者不足の解消を図る観点から、就農を希望する人材を募集し、定住につ
なげる支援制度の整備を行う。
【重要業績評価指標(KPI):新規就農者 5人(1人/年)】
○町が必要とする人材の募集【再掲】
・町が必要とする能力・機能を具体的に提示して募集を行い、その能力を持つ
人に仕事ごと移り住んでもらうなどの取組を促進する。
【重要業績評価指標(KPI):仕事ごとの定住 5件(1件/年)】
10
— 28 —
④ 将来にわたり暮らし続けることができる環境をつくる
ⅰ)数値目標
八頭町にこれからも住み続けたいと思う方の割合
:80%(平成 31 年住民アンケート)
ⅱ)基本的方向
・ 人口が減少していくという現実を見据え、集落機能や地域活動の支援を行
い、にぎわいのあるまちを維持しつつ、将来にわたり暮らし続けることがで
きる環境を計画的に整備する。
ⅲ)主な施策
にぎわいがあり魅力あるまちづくり
【具体的な取組事項】
○八頭町をイメージアップする情報発信の強化【再掲】
・広報にあたってのキャッチフレーズやデザイン、ホームページの在り方など
八頭町を積極的に売り出すためのイメージ戦略を検討し、積極的な情報発信
を行う。
【重要業績評価指標(KPI):ホームページアクセス数 150,000 件/年】
○八頭町まるごとスポーツパーク構想
・スポーツ大会の誘致を行い、東京オリンピック・パラリンピック大会におけ
るホッケー競技のキャンプ地誘致に努める。
【重要業績評価指標(KPI):キャンプ地誘致 1か国】
○積極的なイベントの開催・支援
・積極的なイベントの開催や地域における様々な活動、イベントの支援を行
う。
【重要業績評価指標(KPI):魅力あるまちづくり事業 5事業/年
婚活事業 3事業/年
イベント支援数(観光協会) H27 11 件、H28
12 件、H29 13 件、H30 14 件、H31 15 件】
○町民健康食育モニタリングの実施
・代表世帯の食事をモニターし、結果の公表により、地産地消、食育、健康増
進の意識付けを行う。
【重要業績評価指標(KPI):参加者数 80 人/年】
11
— 29 —
○特色ある地域活性化の拠点施設の整備
・空き施設や古民家などを、学習、カルチャー、サテライトオフィス、宿泊な
ど特色ある地域活性化の拠点として活用する。
【重要業績評価指標(KPI):空き施設の活用 5件(1件/年)】
○地域おこし協力隊による地域の活性化
・受け入れに前向きな集落へ地域おこし協力隊の派遣を行い、集落の活性化を図
る。
【重要業績評価指標(KPI):派遣隊員 6人/年】
○郷土芸能、芸術・文化の振興
・郷土芸能、芸術・文化の振興・後継者の育成等を行うためのイベントを開催
する。
【重要業績評価指標(KPI):参加者数 150 人/年】
○八頭町オリジナル教室の開催
・トップアスリート派遣事業や芸術宅配便の積極的活用など八頭町オリジナル
教室を開催する。
【重要業績評価指標(KPI):参加者数 50 人/年】
将来にわたり暮らし続けることができる環境の整備
【具体的な取組事項】
○地域の中心部における医療機関、商業施設、公共施設等の維持・集約
・郡家・船岡・八東各地域の中心部における医療機関、商業施設、公共施設等
の維持・集約を検討・推進し、その機能の維持を図る。
【重要業績評価指標(KPI):3地域】
○保育施設の環境整備【再掲】
・保育施設の統合を行うとともに、乳児保育や休日保育など多様な保育サービ
スの充実を行う。併せて、子育て環境整備のため、保育所型認定こども園の
創設を推進する。
【重要業績評価指標(KPI):保育所での多様な保育サービスの実施
保育所型認定こども園創設 1園】
○訪問看護ステーションサテライト施設の開設
・訪問看護ステーションのサテライト施設を設置し、在宅医療・介護体制の充
実を図る。
【重要業績評価指標(KPI):設置数 1か所、利用者数 25 人】
— 30 —
12
○地域の福祉拠点の整備
・地域における福祉活動の拠点となる施設を整備し、地域福祉を推進する。
【重要業績評価指標(KPI):整備数 12 施設(地区)】
○買い物弱者に対する買い物サービスの充実等高齢者への支援
・移動販売車により、高齢者など買い物弱者に対する買い物サービスやタクシ
ー助成による移動の支援を実施する。また、高齢者のメディア活用について
支援を行う。
【重要業績評価指標(KPI):買い物サービス利用者数 9,000 人/年
タクシー助成登録者数 1,300 人/年
メディア活用支援利用者数 40 人/年】
○公共交通体制の見直し【再掲】
・若桜鉄道をはじめとする地域交通体制の在り方について、継続的な事業運営
が可能となる支援を実施しつつ、利用者のニーズや人口減少への対応等の観
点から見直しを行う。
【重要業績評価指標(KPI):公共交通網形成計画の策定(平成 28 年度)】
— 31 —
13
— 32 —
付 録
計画策定の経過
計画策定の経過
会 議 等
日 付
第1回八頭町地方創生推進本部
平成27年4月20日
第2回八頭町地方創生推進本部
平成27年5月18日
備 考
八頭町若手職員政策提案プロジェクトチーム会議 平成27年5月22日
八頭町若手職員政策提案プロジェクトチーム
グループ会議
随時
第1回八頭町総合戦略策定委員会
平成27年5月27日
第1回八頭町地方創生町民検討委員会
平成27年6月3日
第1回八頭高校生徒会意見交換会
平成27年6月11日
提案内容HP掲載(下記参照①)
八頭高校生アンケート
平成27年6月
2年生対象/22名
アンケート結果HP掲載(下記参照①)
第2回八頭高校生徒会意見交換会
平成27年6月18日
提案内容HP掲載(下記参照①)
第2回八頭町地方創生町民検討委員会
平成27年6月18日
八頭町地方創生町民検討委員会
グループ会議
随時(延べ9回)
八頭町地方創生フォーラム
平成27年6月28日
八頭町若手職員政策提案プロジェクトチーム
グループ長会議
平成27年6月30日
八頭町若手職員政策提案プロジェクトチーム
提案書提出
平成27年7月8日
第2回八頭町総合戦略策定委員会
平成27年7月9日
八頭町地方創生町民検討委員会
提案プレゼンテーション
平成27年7月14日
行政懇談会
平成27年7月21日
~8月7日
第3回八頭町地方創生推進本部
平成27年7月27日
第3回八頭町総合戦略策定委員会
平成27年8月21日
八頭町人口ビジョン及び八頭町総合戦略
パブリックコメント
平成27年8月21日
パブリックコメント
~9月20日 HP掲載(下記参照②)
第3回八頭町地方創生町民検討委員会
平成27年8月26日
第4回八頭町地方創生推進本部
平成27年8月31日
第5回八頭町地方創生推進本部
平成27年9月28日
石破地方創生担当大臣基調講演
パネルディスカッション
提案書HP掲載(下記参照①)
プレゼンテーション資料
HP掲載(下記参照①)
八頭町人口ビジョン及び総合戦略策定
HP掲載(下記参照③)
①http://www.town.yazu.tottori.jp/item/5405.htm#moduleid1447
②http://www.town.yazu.tottori.jp/dd.aspx?menuid=1873
③http://www.town.yazu.tottori.jp/1645.htm
— 35 —
八頭町総合戦略策定委員名簿
八頭町総合戦略策定委員名簿
氏名
所属
備考
1
𠮷
田英人
八頭町
2
永原知明
鳥取県
3
岡本達眞
鳥取いなば農業協同組合
4
前田幸己
八頭中央森林組合
5
平木 修
八頭町商工会
6
三淺保則
八頭町観光協会
7
山田和昭
若桜鉄道株式会社
8
小原良庸
大江ノ郷自然牧場
9
小林愼太郎
公立鳥取環境大学
10 加藤邦雄
八頭町教育会
11 藤原佳津子
八頭町子育て支援センター
12 池本桂子
八頭町保育所保護者連絡会
13 杉原裕行
八頭町小中学校 PTA 連絡協議会
14 岡田幸子
八頭町連合婦人会
15 吉田律子
船岡作業所
16 渡辺萌生
元地域おこし協力隊
17 梅実一志
鳥取銀行郡家支店
18 井上文彦
山陰合同銀行郡家支店
19 細川禎彦
鳥取信用金庫郡家支店
20 西山源太郎
鳥取公共職業安定所
21 西村秀顕
新日本海新聞社
— 36 —
会長
副会長
八頭町地方創生町民検討委員名簿
八頭町地方創生町民検討委員名簿
氏名
地域
氏名
地域
1
安藤博子
船岡
21 田中俊光
郡家
2
安養寺洋昭
郡家
22 田中弘江
船岡
3
石田雄夫
郡家
23 谷尾美代子
船岡
4
井上光弘
郡家
24 津須早苗
船岡
5
今井光秋
郡家
25 土橋義親
郡家
6
浦林道子
船岡
26 西尾正彦
郡家
7
大谷美加恵
船岡
27 濱﨑和幸
船岡
8
大呂延幸
八東
28 林 信子
船岡
9
岡島吉正
船岡
29 平木正紀
郡家
10 尾崎淑子
八東
30 平木真理子
郡家
11 垣本雅史
船岡
31 藤田洋太郎
八東
12 川戸悟史
郡家
32 細田日出男
郡家
13 小出 誠
郡家
33 本田享代
八東
14 坂本朋子
八東
34 松井成樹
八東
15 清水誠太郎
郡家
35 松川行男
郡家
16 城光寺照進
八東
36 南曲瑞歩
船岡
17 高田 茜
郡家
37 山根張太郎
郡家
18 高田豊実
郡家
19 竹内俊一
八東
20 武本充子
船岡
— 37 —
八頭町地方創生フォーラム ~
地方創生のあるべき姿を考える~
~地方創生のあるべき姿を考える~
八頭町地方創生フォーラム
日時
場所
平 成 2 7 年 6 月 2 8 日 (日 )
八 東 体 育 文 化 セ ン タ ー (八 頭 町 富 枝 10 番 地 1)
【 基 調 講 演 】 14 時 00 分 ~ 15 時 00 分
演 題 「日本の生きる道。地方創生!」
講 師 石破 茂(地方創生担当大臣)
【 パ ネ ル デ ィ ス カ ッ シ ョ ン 】 15 時 10 分 ~ 16 時 30 分
テーマ「八頭町の地方創生に期待するもの」
コーディネーター
厚生労働省
角園太一(八頭町シティーマネージャー予定者)
パネリスト
山田和昭(若桜鉄道株式会社 代表取締役社長)
古田琢也(株式会社トリクミ 代表取締役)
藤原佳津子(八頭町子育て支援センター利用者)
西尾愛治(JA郡家支店 果実部長)
小原利一郎(大江ノ郷自然牧場 代表取締役)
岸本 凛(八頭高校2年生 生徒会)
パネリスト プロフィール
山田和昭
(や ま だ か ず あ き )
古田琢也
(ふ る た た く や )
藤原佳津子
(ふ じ わ ら か つ こ )
西尾愛治
(に し お あ い じ )
小原利一郎
(お は ら り い ち ろ う )
岸本
凛
(き し も と り ん )
若桜鉄道株式会社 代表取締役社長
昭 和 62 年 、IT 業 界 に て シ ス テ ム 開 発 営 業 、企 画 、プ ロ ダ ク ト マ ー ケ テ ィ ン グ な
ど 販 売 拡 大 に 関 わ る マ ー ケ テ ィ ン グ と 営 業 業 務 を 統 括 及 び 実 施 。 平 成 24 年 8 月
よ り 秋 田 県 由 利 高 原 鉄 道 IT ア ド バ イ ザ ー と し て 、 ネ ッ ト マ ー ケ テ ィ ン グ 、 商 品
開 発 な ど を 行 い 業 績 改 善 に 貢 献 。平 成 26 年 9 月 よ り 若 桜 鉄 道 株 式 会 社 公 募 社 長 。
株式会社トリクミ 代表取締役/東京都在住(八頭町出身)
東 京 で デ ザ イ ナ ー と し て 広 告 制 作 会 社 に 勤 務 後 、 平 成 25 年 に 独 立 し て 活 動 。 平
成 26 年 、 八 頭 町 に コ ミ ュ ニ テ ィ ス ペ ー ス & 地 産 地 消 飲 食 「 HOME8823」 を 仲 間 と
OPEN さ せ 、平 成 26 年 に は 、ま ち づ く り ク リ エ イ テ ィ ブ カ ン パ ニ ー と し て「 株 式
会社トリクミ」を設立するなど、東京と鳥取の 2 拠点で幅広く活躍。
八頭町子育て支援センター利用者/八頭町在住(大阪府出身)
3 歳までは子どもと一緒にという思いから子育て支援センターを利用している。
夫 と と も に“ 鳥 取 だ ら ず プ ロ レ ス ”に 所 属 し て 鳥 取 を 元 気 に し た い と 考 え て い る 。
2 児のママ。
JA郡家支店 果実部長/八頭町在住
高 校 卒 業 後 、 果 樹 園 芸 試 験 場 研 修 生 と し て 基 礎 講 習 を 修 了 し 、 昭 和 50 年 度 、 全
国 訪 ソ 青 年 と し て 県 農 山 漁 村 青 年 海 外 派 遣 研 修 に 参 加 。そ の 後 、本 格 的 に 自 営 の
二十世紀ナシ果樹園を運営している。現在、果実部長 6 年目。
大江ノ郷自然牧場 有限会社ひよこカンパニー 代表取締役/鳥取市在住
県 外 修 業 を 経 て 、平 成 6 年 に 大 江 ノ 郷 自 然 牧 場 を 創 業 。平 飼 い 鶏 の 朝 採 れ 卵・天
美 卵 を 八 頭 町 か ら 全 国 へ 直 送 。15 万 人 以 上 の 会 員 を 確 保 。平 成 20 年 に「 コ コ ガ
ー デ ン 」 を オ ー プ ン し 脚 光 を 浴 び る 。 6 次 産 業 化 優 良 事 例 と し て 平 成 25 年 農 林
水産省・食料産業局長賞を受賞。
県立八頭高等学校 生徒会/八頭町在住
現 在 、2 年 生 。八 頭 高 校 生 徒 会 メ ン バ ー と し て 、よ り 良 い 八 頭 高 を め ざ し 奮 闘 中 。
将来を担う若者世代として、現役高校生の率直な意見を紹介します。
— 38 —
【基調講演】
「日本の生きる道。地方創生!」
石破 茂 地方創生担当大臣
地方創生とは?
これまでも、田中角栄内閣の日本列島改造論、
大平正芳内閣の田園都市構想、竹下登内閣のふる
さと創生など、地域を発展させようというさまざ
まな取り組みが行われてきました。
今回の地方創生が、これまでの取り組みとどう
違うかというと、これまでの取り組みは、それな
りに優れた考え方でしたが、
「これをやらないと、
もうこの国は終わりだ」という危機感はなかった
と思います。
現在進めている地方創生の政策は「これに失敗
すると、地方も東京も衰退に向かい、やがて国が
消滅する」という強い危機感に基づいて行われて
います。
地方が主役として、行政任せではなく、住民一
人ひとりが、
“自分は何ができるのか”ということ
を本気で考えていく取り組みです。
今なぜ地方創生なのか?
国というのは、領土と国民と統治機構という3
つの要素によって成り立っています。
この
「国民」
は、この先ものすごい勢いで減っていきます。八
頭町は、2060 年になると現在の半分以下の 9,000
人、日本全体では、現在1億2千万人ぐらいの人
口が、200 年後には 10 分の1の 1,391 万人にな
ると推計されており、このままいけば、日本の国
そのものが目に見えない形で消滅しようとしてい
ます。
どうして人口減少が進むか?
地方で人口が急激に減少している理由はいくつ
かあると思います。
昭和 20 年代に第1次ベビーブームがありまし
た。この時に生まれた子どもが親の世代になる 20
年から 30 年後に、第2次ベビーブームが起こり
ました。ところが、それから 20 年から 30 年後に
第3次ベビーブームは起こりませんでした。リー
マンショックにより、この国の景気が急落したこ
とに関係があると考えています。
この件については、深く反省していますが、20
代、30 代の若い人たちの所得と資産をもっと増や
していかなければならなかったと思っています。
若い世代の雇用と所得と資産を確保しなければ、
子どもを産むということにつながりません。
これからしばらくの間は、何をやっても人口が
増えることはありません。仮に頑張って出生率を
上げても、今生まれた子どもが、親の世代になる
まで 20 年はかかります。その 20 年間は、子ども
を産んでくださる女性の数が減り続けるからです。
その間を何とかしのぎ、そして生まれる子ども
の数をどう増やしていくかということを、全身全
霊、真剣に考えていかなければなりません。
どうすれば?
昭和 40 年代の半ばから 50 年代の初めにかけて、
地方で人口が増えた時期があります。
当時は、道路や下水道、空港の整備など、公共
事業が大量に行われました。そして、テレビや炊
飯器、冷蔵庫などの家電製品の工場が地方に進出
してきました。これによって、多くの雇用と所得
があったのです。
しかし、現在、人口が減少するなか、大量に公
共事業を行うというのは、まったく費用対効果に
合いません。また、同じものをたくさん安く大勢
の人でつくるというビジネスモデルは、もはや日
本には向きません。
かつてと同じような雇用と所得を、公共事業や
企業誘致でもたらすことは、不可能だと言わざる
を得ません。
新たな視点
私は、潜在的に大きな力を持ちながら、その能
力を十分に発揮してこなかった産業がたくさんあ
るのではないかと考えています。
それは、農業、漁業、林業、観光、サービス業
だと思います。そういうものの力について、残念
ながら日本国は、諸外国に比べて大変に低いので
す。しかし、低いということは、これから先、伸
びる余地がたくさんあるということになるのでは
ないでしょうか。
農業について
農業は、土と水と光と温度の産業で、日本ほど
土が豊かな国はなく、四季を通して一様に雨や雪
が降る国はそんなにありません。そして、日本ほ
ど気候が温暖で、適度に太陽の光がふりそそぐ国
は、世界中でもそんなにたくさんあるわけではあ
りません。
なぜこの国で農業が伸びなかったのかというと、
それは農業で頑張らなくても、他の所得でやって
いけるということであったからにほかなりません。
そしてもう一つは、自給率ということを目標に
したのが、
間違いの始まりだったと思っています。
— 39 —
自給率そのものは、その国の農業の強さを意味す
るものではありません。
例えば、一日に何人も餓死する諸国も自給率は
高いはずです。自給率は、単に、その国の人が食
べている食料のどれだけを自国で作っているかと
いう数字です。お金がなくて外国から食料を輸入
できない国は、自給率は高く出るのです。
したがって、自給率を目標にするのではなく、
田畑がどれだけきちんと維持をされ、農道やため
池、灌漑排水などの農業の基盤整備がどれだけ健
全に維持されているのか、後継者についてはどう
か、農業の品質がどれだけ向上されているのかと
いったものを目標とすべきであったと思っていま
す。今年になって、ようやく政府も「自給力」と
いうことを言い出しました。
漁業について
日本は小さな国ですが、
日本が魚を獲れる海
(排
他的経済水域)の面積は、世界第6位です。さら
に、海は、広さだけでなく深さもあります。深さ
も含めた体積でみると、世界第4位となります。
なぜ、漁獲高・漁獲量ともに、ピークの半分に落
ちたのでしょうか。
これは、資源管理のやり方が間違っていたから
だと思います。魚は獲れるだけ獲れというようで
は、資源は減る一方です。資源管理の在り方と漁
業者の所得の保障の在り方を根本から見直す必要
があると考えます。
林業について
世界中が木を切り過ぎて困っていますが、日本
だけは“木を切らないので困っている”という珍
しい国であります。
日本の7割は森林であり、また、私どもの八頭
町、若桜町、智頭町などは町の面積の8割、9割
が森林です。そこが荒れ放題になっていては、地
方創生もなにもありません。
日本の1年間の木材消費量は、1年に成長する
木材の量だけで賄えます。にもかかわらず、なぜ
林業がこんなことになったのかについては、外材
が安いからという理由だけで片付けていい問題だ
とは思っていません。
日本国中どこに行っても、木造 10 階建ての建
物を見たことがありません。日本で最初に、木造
で 10 階建ての建物をつくったらどうだろうかと
いう話を、真面目に考えてみてもいいのではない
でしょうか。
観光について
県内でもとりわけ因幡の人は、相当に気合の入
った宣伝下手といえるのではないでしょうか。
例え話ですが、ある人が鳥取駅に降りて、その
辺の人に「初めて鳥取に来たのですが、どこか良
いところはありませんか」と聞いたら、
「どこにも
良いところなんかありません」と言ったという話
です。
見たわけじゃありませんが、いかにも本当みた
いな気がします。地元の人が、ここは良いですよ
と言わないようなところには誰も来ません。誇大
広告をする必要はありませんが、どれだけ情報を
発信するかというのは、人を呼び込むことにおい
て非常に重要です。そして、JR九州の超豪華列
車「ななつ星」の例にあるように「今だけ、ここ
だけ、あなただけ」という特別感がないと人は来
ない。
「いつでも、どこでも、だれにでも」ではダ
メなんです。
東京への人の集中
昭和 30 年から昭和 45 年のたった 15 年間に、
500 万人の人たちが地方から東京に移っていきま
した。歴史的にも前例のないスピードと規模で、
東京への人口集中が起こりました。昭和 30 年に
15 歳で東京に移った人は、75 歳になります。
東京では、これから先、急速に高齢者の数が増
加することとなり、近い将来、医療や介護などの
施設に従事する人材が、大きく不足する局面を迎
えます。
このままでは、
再び地方から職場を求め、
東京への人口移動が始まります。
将来に向けて
地方における急激な人口減少と東京圏への極度
の人口集中を何とかしなければ、地方の自治体消
滅は避けられません。すなわち、日本国の存亡を
担うものにほかならず、今を生きる我々の責任だ
と思っています。
それぞれの地域をどうするか、町をどうしてい
くかは、行政が勝手にやればいいというものでは
なく、住民一人ひとりが本気になって考えていた
だきたい。中央政府として、財政面、情報面、人
材面で精一杯、そういう自治体を支援していきた
いと思います。
— 40 —
を採用し、働いていただいています。
また、地方創生は、民間が主導になって取り組
むべきだと思います。
私は今
“ふなおか共生の里”
という組織に加入し、
多くの団体の方と一緒に
「八
頭町をよくしよう」と活動を行っています。これ
が地方創生だと思っています。
これからもっと若い人を雇用できるように大江
ノ郷自然牧場を発展させようと思っていますが、
新たな事業を始める時にいつも農地法等の法律が
立ちはだかります。町や県に特区を作っていただ
くなど、規制の緩和を行政が主導となって行って
いただけたら我々民間としてもどんどん事業を進
められるのではないかと思います。
【パネルディスカッション】
「八頭町の地方創生に期待するもの」
角園氏
7月から八頭町のシティマネージャーとして赴
任させていただいて、皆さんとがんばっていきた
いと思っておりますのでどうぞよろしくお願いし
ます。
現在、石破大臣のもとで進められております地
方創生につきましては、まさに今、各地方自治体
において人口ビジョンの策定と、それを踏まえて
当面5年間どういう取り組みをやっていくかとい
う総合戦略の策定が進められているところです。
八頭町におきましても、本年9月の策定を目指
して役場内に地方創生推進本部をつくり、産官学
金労言の入った策定委員会や、住民の皆さんから
公募した町民検討委員会も動いているところでご
ざいます。
本日は「八頭町の地方創生に期待するもの」を
テーマとして、それぞれの分野でご活躍いただい
ているパネリストの皆様に熱く語っていただけれ
ばと思っております。
西尾氏
農業についてお話したいと思います。梨、柿の
果樹栽培は、面積的にも部員数的にも5年後には
半分になり、
さらに 10 年もすると果樹産業は無く
なるという懸念をしています。そこには後継者の
問題があります。
後継者をつくっていくためには、
まず我々が儲けなければいけない。儲かれば農業
をしたいという人が出てくると思います。今の生
産者がいかにして儲けるか、このことに今全力を
投じているところです。
また、米の単価がかなり下がり、大型農家に貸
し出す傾向が多くなりました。田んぼを3年間ほ
ったらかしにすると復旧に莫大な経費が掛かりま
すし、作付してもシカなどの被害に遭わないよう
水田を守って行かなければなりません。
農家の皆さんの所得が向上し「農業をやってて
良かった。後継者もでき、将来が楽しみだ」とい
われるよう我々も一生懸命努力して行きたいと思
います。
岸本氏
私たち生徒会が考える地方創生案として、1点
目は、八頭町の“農産物をブランド化”して県外
に発信していきたいと考えました。発信方法とし
て、ツィッターやフェイスブックなどのSNSを
利用すれば良いと思います。
2点目は、八頭町の史跡や自然を生かした“パ
ワースポット”をつくれば若い女性客の獲得にも
つながると考えました。町内の神社を巡ってご利
益のあるものをすべて見つければ願いが叶うなど
がそのひとつのアイデアです。
3点目は
“子育てしやすい町”
にすることです。
女性の働く場所を確保し、育児をしながらでも働
くことができる環境をつくることが大切だと考え
ました。また、地域のお年寄りとの交流の場を増
やすことで、子どもたちは地域の温かさを知り、
幼い頃から八頭町の良さに気付き、大人になった
とき地元に帰りやすくなると思います。
小原氏
地方創生は雇用の場をつくることだと思います。
鳥取に戻りたいけど就職先がないという方も多い
ので、私たちの会社も、県外で開催される就職フ
ェアなどに出向き、Uターンの方や県外の若い方
藤原氏
子育て支援センターを利用している母親たちか
ら出た意見をまとめますと、保育料の無償化、町
内での就労場所の充実、眼科・耳鼻科などの専門
医の必要性、学童保育の時間延長と6年生までの
預かりの完全化などがありました。
八頭町でも、廃校舎を就労の場所にし、保育所
や学童保育や病院が同じ場所にあれば、親子が便
利で安心して毎日を過ごせると思います。
0歳児を家庭で育てる母親に対して補助金を出
すのはいかがでしょうか。生活と育児に少し余裕
ができ、もう1人産んでもいいかなと考える母親
もいるのではないでしょうか。
また、
“田舎手当”というものをつくるのはどう
でしょうか。自動車税の免除。ガソリン代や灯油
— 41 —
代の購入助成。結婚後、親と同居をする家庭に対
し増改築費用の補助をするなど、八頭町に戻りた
くなるような、八頭町に住みたくなるようなお得
な制度が必要だと思います。
古田氏
僕が考える地方創生についてですが、若い人の
中で、何かやってみたいという人が増えた時に、
チャレンジできる土壌づくりが重要だと思います。
地域に新しいことを仕掛ける人をどんどん増やし
ていき、地域産業の農業や林業の中に若い新しい
人のスキルを入れていくことが重要だと思います。
そのためにはチャレンジする人をサポートするシ
ステムづくりがすごく重要で、町が若い人たちを
育てる環境が重要になっていくと思います。
また、小さく始めて少しずつ稼いで、それを町
に再投資する、そういうスモールビジネスをどん
どんやっていくことで地域の中で経済が回る仕組
みをつくっていくことも重要だと思います。
自分の子どもにも「ここに生まれてよかった」
と思われる町にしていきたい。大好きな町だから
こそ、町の未来を自分たちで作っていきたいと考
えています。
山田氏
鉄道を利用し、観光で稼げるようにしたい。八
頭町には 85 年前に作られた駅がそのまま残って
いる。80 年近く変わらない沿線の風景もある。こ
こにSLが走れば、絶対に日本一美しい田舎にな
ると思っています。今ある素材を生かし、競争し
て行きたい。
それから八頭町の周辺には、例えば鳥取砂丘、
浦富海岸、氷ノ山があり、また兵庫県側には竹田
城、余部鉄橋、明延鉱山などの観光資源が散らば
っています。これを繋げてドイツのロマンティッ
ク街道のような観光ルートにできれば、1泊、2
泊していくお客さんも増えてくると思います。こ
のように周囲と組んで自分の地域の魅力を発信し
て、みんなで稼ぐという考え方もあると思います。
また、八頭町の多くの方が鳥取市で働いていま
す。公共交通で鳥取市内に、便利に通勤通学がで
きるよう体質改善できれば、人口流出を止める可
能性があるとも思います。
角園氏
皆さんから、それぞれの立場でご意見をいただ
きました。今日出てきたお話はまさに日本全国で
の課題であって、八頭町でもそうした問題が起き
ていることが非常によく分かりました。
町としましても地方創生の取り組みをどう進め
ていくかを考えているところですが、これを聞い
て終わりではなくて、これを踏まえて、いろいろ
と考えていくことが必要になってくるのではない
かと思いました。
それでは、石破大臣に助言をいただきたいと思
います。
石破氏
こういう議論の場で話をすると面白くなってく
るんです。
地方創生というのは、困ったねと頭抱えてやる
ものじゃなく、楽しくないと絶対続かないと思い
ます。
大体、地域を変えるのは「よそ者か若者か馬鹿
者か」といわれますが、どちらかといえば鳥取で
は、この3つは排除されることが多いです。でも
それだと絶対にうまくいかないので、若い人やよ
そから来た人、移住されてきた人のアイデアとい
うのをどうやって取り入れるのかもすごく大事で
す。
富山県の中で、一番人口が減るといわれている
朝日町に行ってきましたが、そこはどえらい元気
な町でした。その県で一番人口が減るといわれる
町が、ものすごく元気なのはなぜなのか、やはり
そこには町を変えようとする人がいるんですね。
そこは国の事業を使って古民家を再生して宿泊施
設を作り、移住希望者もお試しで住めるようにし
たそうです。
また、外国からも人を呼ぼうと情報発信し、国
内だけでなく海外からも移住があるそうです。こ
のように、みんなが一緒になってやるところは必
ず人がやってくるんです。
ぜひ、このような会を一過性で終わらせず、皆
さんにも参加してもらい「八頭の取り組みって面
白いな」っていわれるようなことをしていただけ
たらいいなって思いました。ありがとうございま
した。
角園氏
本日は幅広い年代、さまざまな分野でご活躍さ
れている皆さんから、また、石破大臣からは他の
地域の参考になる事例を含めてコメントをいただ
き、この八頭からも熱意あふれる取り組みをやっ
ていかなければならないと非常に感じた会になっ
たなと思います。
どうもありがとうございました。
— 42 —
八頭高校生徒会との意見交換会
地方創生意見交換会(八頭高校)での提案
生徒会 2年生7名
(生徒会 2年生7名)
○平成27年6月11日
以下のテーマで、地域おこし協力隊を交え、自由に意見交換をしました。
【意見交換のテーマ】
①八頭町について、どんなまちのイメージをお持ちですか?
②八頭町に望むことは何ですか?どのような八頭町になってほしいですか?
③八頭町
(鳥取)
に住みたいと思えるようにするには何が必要と考えますか?
④人口減少を抑制するには、若者の定住が必要となります。
あなたはどんな対策(方法)が必要(有効)と考えますか?
自然








田舎
自然が多い。
虫が多い。
雪が多い。
自然が豊か
自然や特産品を生かしたイベントなどを開催してほしい。
静かなところ
歴史のある家が多そう。
人





PR









地域住民との関わりが多そう。
AKB48の姉妹グループをつくる。
人材を増やす。
有名人を増やす。
もっと若い人が増えてほしい。
八頭町舞台のアニメを作ってほしい。
町のことを宣伝する。
もっとパッとした町になること。
イメージが無い。
都会にはないメリットを売り込む。
観光地がパッと浮かばない。
あまり関心がない。
県外から集まってくる町になってほしい。
活気があるまちになってほしい。
— 43 —
仕事


働く場所の確保
働く場所を増やしてほしい。
住

アパートやマンションなど、一軒家ではないのを増やす。
イベント・行事
 もっとイベントをやってほしい。
 大きな行事がある。
施設
















交通







有名人などのコンサートがたくさんできるような大きなスタジアムが
ほしい。
全国チェーン店を増やすのではなく地域独自のお店を広めていく。
アニメイト(アニメ専門店)がほしい。
遊べるところとかを増やしてほしい。
ショッピングセンターがほしい。
大学の学部の種類を増やす。
施設の充実
大きな映画館がほしい。
服屋さんを増やす。
大学の数を増やす。
時間をつぶせる場所がほしい。
学校を増やす。
遊園地をつくる。
商業施設が少ない。
もっと若い人が利用できる施設がほしい。
若い人が関心を持つお店とかをつくる。
交通費を安くしてほしい。
交通アクセスを便利にする。
新幹線がほしい。
鳥取に行く通過点
交通網をもっと快適に
交通網の整備
汽車の本数が少ないため増やしてほしい。
— 44 —
○平成27年6月18日
第1回目の意見交換会で出された意見をもとに、議論を深めました。
★田舎に住もう!というような番組づくり
宣伝はツイッター、フェイスブックで
★登山の企画を増やす。
登山インストラクター付き
★食のブランド化
果物のブランド化を図る。都会では高額だが地元では安価であることをPRし、
地方のメリットをアピールする。
★ジンクスをつくる
○○を訪れたら恋がかなう…、など。乗り放題バス、宿泊アパート、民泊など
と併せて…。
★大学の学部を増やし、学生増を…。
★八頭町ならこれ!といったイメージ化
★イベントの開催
小さなものでなく…。学校で納涼祭をするなど。
★自然を活かした企画を
サバイバルゲームなど。
★八頭高生による情報発信
八頭高生が、八頭町のいいとこ見つけをしてツイッターで随時情報発信する。
★ニコニコ町会議など、若者を呼び込むイベントの実施
★子どもの頃から地元の良さを伝える教育をする。
— 45 —
八頭町若手職員政策提案プロジェクトチーム提案書
提 案 書
平成27年7月
八頭町若手職員政策提案プロジェクトチーム
— 46 —
若手職員プロジェクトチーム提案一覧
若手職員プロジェクトチーム提案一覧 ◆教育・文化・人づくり・協働グループ
提案施策
修正 遊びの楽校
修正 若者タムロBar
新規 若桜鉄道活性化
具体的内容
山遊びや缶蹴り、ボードゲームやトランプなど、多人数でやりとりの出来るさまざまな
【遊び】を大人や上級生に教えて貰いながら一緒に遊ぶ【楽校】。遊びを教わるなか
で、幼少期の楽しい体験、思い出が郷土愛を育み、世代間の交流も広がる。また、遊び
を学ぶだけでなく、月に1回~年数回ぐらいで遊びを競う場(大会)を開催してする。
参加者は「遊びの楽校」にかよう生徒だけでなく、町内外へ呼びかけ八頭町のPRにも
つなげていく。
専門的なことが学べたり、趣味の展示などができたりするサークル的な場所。若者が気
軽に集まる場として郡家駅2階や各駅の空き室、旧サンマート、三西電気などを活用す
る。また、「ホーム8823」「たけや」などを毎週何曜日午後○○時~というような
形(開催曜日、時間は固定化する)で開放し、とりあえずは若者が気さくに集まれる場
をつくり、そこからサークル的な場として広がり、青年層の交流やリーダー養成が盛ん
になるように仕掛ける。
今年度若桜鉄道でSL走行が行われたので、すなばコーヒーなどと提携して若鉄SL
コーヒーを車内販売する。コーヒーのサイズはSとLのみ。カップ等のデザインに趣向
を凝らして若桜鉄道をPRする。【先行実施事業】
旅行を希望する低所得世帯に定額補助を行い、思い出づくりツアーを実施してもらう。
旅行先は県内外を問わないが補助金以上の旅費がかかる事が条件。旅行後は写真、作文
新規 思い出づくりツアー
及びレシートを提出(レシートは旅行中すべての領収書ではなく、何万円以上レシート
というような形で旅行者の事務の簡素化を図る)。【先行実施事業】
◆建設・産業・観光・イベントグループ
提案施策
具体的内容
企業・大学等と連携して食19プログラムの策定
・町民を対象とした健康モニタリングの実施
・『全国学校給食甲子園』出場
・食育(給食)レストラン(弁当・配食等)
・食育カレンダー(365日)
・生産者の育成
やずぴょん食19
新規
(いく)プログラム ・協賛企業にあの企業が?
【期待される効果】
・地産地消と食の安全安心
・郷土愛の醸成、地域の誇り
・町民の健康増進 等々
・モンドセレクション受章などで付加価値を等々 【詳細別紙】
新規 K-卵グランプリ
「料理」部門と「スイーツ」部門でグランプリ
・協賛(タイアップ)に日本卵業協会等
・料理は毎年お題を変える(初回:親子丼 2回:オムライス)
・審査員にはあの有名人も
・リングで料理バトルも!ニコ生で配信
【期待される効果】
・全国的にも稀有であり、抜群の知名度向上
・発案の出発点は、きらめき祭等の発想の転換等々 【詳細別紙】
— 47 —
若手職員プロジェクトチーム提案一覧 ◆福祉・健康・子育てグループ
提案施策
大江保育所を貸出
新規 し、特色ある幼稚園
の運営を実施
具体的内容
民間事業者に大江保育所を貸出し「田舎の幼稚園(仮)」を開設する。田・畑などを散
策し自然とふれあえる幼稚園を運営してもらい、広く町外からも園児を募集する。
レゴブロックなど、
知育のおもちゃが常 いつでも気軽に立ち寄れる場所として施設を整備(既存施設の活用でも良い)。
新規
設してある大規模施 定期的に講師を呼び講習会なども実施する。
設の整備
新規
よりよいパートナー
と出会うための自分
磨きスキルアップ講
座
若年層の結婚を促進するため、早い段階からパートナー探しに関する講習会や講座を実
施する。人生設計において将来のパートナー探しやパートナーが必要なことを啓発し、
結婚率の上昇を図る。
・マナーアップ講座 ・ファッション講座 ・料理教室 ・マネー講座など
定住の促進と将来八頭町に帰郷する気持ちを強く持ってもらうため、町内の中高校生な
ど若年層を対象にまち(田舎)の良さをアピールするような授業の実施。
田舎の良さアピール
新規
・卒業生や町内への移住者が中学校の授業の一環で八頭町の良さをアピールする。
活動!(啓発活動)
・高校生のグループなどに八頭町の魅力探究をしてもらい、良い案を採用。→商品化・
事業化を図る。→町に愛着をもってもらうきっかけになる。
高齢者を対象としたタブレット端末等情報ツールの解説・操作及び利便性と危険性につ
いての講習会を実施。
高齢者向けメディア
新規
タブレット端末等を利用して買い物が出来るようになることによって買い物弱者の減少
リテラシー教室
が見込めたり、メディアに関連したトラブルに巻き込まれることを回避できる等の効果
が見込める。
観光目的の来町者が利用できる交通手段を確保するため、バス運行本数の増便やレンタ
カー・レンタサイクルの充実を図る。スイーツめぐりや食事めぐりなどもできるような
観光利用を目的とし 観光マップの作成も行う。
・さんさんバスの休日運行の確保
た交通機関の整備
新規
(観光のための移動 ・郡家駅への小型電気自動車(レンタル用)の配備
・若桜鉄道、さんさんバス、おにっこバス共通1日フリー乗車券の販売【詳細別紙】
手段の確保)
・町観光車両を配備し、ドライバー付きで観光地や店舗まで案内する。
利用料金は募金箱へ(有償運送対策)
◆地域活性化グループ
提案施策
具体的内容
鳥取自動車道、河原インター線開通を契機に、船岡地域を中心に町開発公社等で造成
アウトレットモー
し、巨大ショッピングモール等を誘致する。
ル、巨大ショッピン
修正
これによって土木・建築産業、商工業の受注拡大に加え、従業員の雇用確保や定住促
グモール、会員制倉
進、固定資産税等の増収、買い物客の2次的、3次的な消費活動への期待が得られ、地
庫型店舗の誘致
域の活性化はもとより本町のPRに大きく貢献するものと期待できる。
お見合い系TV番組 某テレビ局が放映する人気お見合い系TV番組を誘致し、八頭町に在住する未婚男性
と、県内外から応募された女性とのお見合いを企画し、本町のPRとともに未婚男性が
結婚し、定住することで少子化対策も兼ねた婚活イベントを開催する。
ントを開催
新規 を誘致し、婚活イベ
移住定住を促進する
新規 空き家の実態調査を
実施
町内に点在する空き家情報を一括管理し、移住・定住しようとする人に提供するシステ
ムを構築し、町HP等で閲覧できるようにする。
— 48 —
— 49 —
話題・有名になれば・・・
地元農産業の
活性化
生産者の育成
献立用材料のセット販売
弁当・配食サービス
町営食堂
保健課
福祉環境課
産業課
教育委員会
給食センター
関係課
矢頭 徹
食品および健康食品の通信販売
代表者
事業内容
あわよくばモンドセレクションも受賞・・・
プログラムの中で八頭町とやずやがコラボで新商品の開発、企業誘致(工場)も考える。
社会活動として「子ども食育応援」を実施
にんにく卵黄
福岡県福岡市南区大楠1‐34‐16
所在地
代表商品
株式会社 やずや
商号
‘豊かに生きる’ための‘食べる’を考える会社、それがやずやです。
連携企業として「やずや」に依頼!
ケーブルテレビや町報・facebookで
町民に発信
全国初の成功モデルとして視察の増加 ふるさと納税に食育セットを追加し納税額アップ!
※出場に選考要件有
全国学校給食甲子園出
場(優勝)を目指す
食育カレンダーの作成365日の献立
町長・議長・町民代表のモニタリング
毎月19日を食育の日とする
(役場・企業・大学が連携)
プログラムの作成
毎月19日にモニタリング者の体重や健
康状態の測定
やずぴょん食19プログラム
— 50 —
消費拡大・食の安全安心(顔の見える生産者)
地産地消の活性化
全国初の成功モデルとして視察の増加
話題・有名になれ
ば・・・
ふるさと納税に食育セットを追加し納税額アップ!
新製品開発による新規産業の確立・企業誘致
企業とのコラボ
新しい特産品の発掘
生産者の生産意識向上・所得向上
医療費・介護費の減
町民の健康増進
得られるメリット
— 51 —
地元出場枠も設定(大江の郷やHOME8823等)
※卵かけごはんや目玉焼
き等簡単な料理を派手に
実況しても面白い
フェス会場にも大型スクリーンを配しバトル
を生中継
バトル内容は実況をつけてニコ生で配信!
審査員には有名料理家を exa服部幸雄
会場:ふれあいドーム
B-1グランプリと同様に割りばし審査を行い
優勝者には賞金等
バトル部門
テーマに沿った料理バトル(親子丼等)
会場:中央公民館
卵料理部門とスイーツ部門の二本立て
出店部門
K-卵グランプリ
肉フェスやラーメンフェスはあるが卵の食フェスは全国で開催例がない為、話題性抜群
八頭町の特産である大江の郷の卵のアピールにつながる
八頭町外からの集客も見込める
メリット
日本卵業協会
日本鶏卵生産者協会
鳥取鶏卵販売株式会社
株式会社ドワンゴ(ニコ生配信)
協賛候補
卵→鶏卵→K卵→K-卵グランプリ
八頭町の特産品とは・・・ 柿・きのこ・大江の郷の卵 食フェスとして集客が見込めそうな卵を選択
きらめき祭など、八頭町で行われている祭をさらに魅力あるものに見直せないだろうか・・・例えば食フェス
全国初!卵料理の祭典 K-卵グランプリ開催!!
若桜鉄道・さんさんバス・おにっ子バス共通1日フリー乗車券
「八頭・若桜1day フリーパス」
1.目的
鉄道とバスの共通券利用によりお得な乗車券を提供することで、利便性を図るとともに
地域を周遊する者を増やし、地域の活性化と誘客増を目指す。
2.方法等
<乗車券>
現在、若桜鉄道が行っている「ファミリー乗車券」に八頭町のさんさんバスと若桜町の
おにっ子バスの利用ができる条件を追加した乗車券の販売
<利用日>
土曜日、日曜日、祝日で販売当日のみ
<利用可能区間>
若桜鉄道及び両バス運行区間で1日何回でも利用可
<利用できる人数>
大人1名、小人1名
/
1乗車券
<発売箇所>
若桜駅、八頭町観光協会(ぷらっとぴあ・やず)
他
<料金>
1,000円(
「ファミリー乗車券」の760円に240円をプラス)
※若桜鉄道に760円、各バス会社に120円
※八頭町観光協会で販売したものについては、手数料を徴収(20%)
(@200円・・・若桜鉄道から152円、各バス会社から24円)
<乗車券提示による特典>
若桜駅入構無料
・・・ファミリー乗車券と同様
レンタサイクル無料(八頭町観光協会) ・・・未定
お立ち寄り店の協賛(募集)
・・・未定
3.費用
・乗車券作成代
・広報用チラシ、ポスター
— 52 —
八頭町地方創生町民検討委員提案プレゼンテーション
提案プレゼンテーション
資 料
日時:平成27年7月14日(火) 19時00分~
会場:八頭町中央公民館 大集会室
— 53 —
第1班
発表資料
八頭町地方創生町民検討委員会
2015.7.14
 第1班
 メンバー
安藤博子、安養寺洋昭、井上光弘
尾崎淑子、清水誠太郎、竹内俊一
田中弘江、平木正紀
-1-
テーマ
1.バーチャル総合デパート構想
発表
井上光弘
2.八頭町の観光拠点
発表
-2-
— 54 —
尾崎淑子
第1班
テーマ1.
バーチャル総合デパート構想
-3-
インターネット、モバイルの急速な普及
誰でも情報発信、受信が可能
いながらにして販売、購入ができる
八頭町内にも色々な観光資源や特
産品などが沢山ある
現在はバラバラにPRしている
-4-
— 55 —
第1班
有機的な結びつきがなく、効果に乏しい
そこで
バーチャル総合デパート構想
1F:行政情報
2F:特産品情報
3F:観光情報
4F:イベント・芸能情報
5F:若桜鉄道、智頭急行 等
-5-
専門部署を作る
全国ならびに海外(英語)に発信
地域の活性化につなげる
-6-
— 56 —
第1班
(具体案)
現存のウェブサイト+新規サイト
上記の情報を集める
隗より始めよ==>八頭町から
行政、業種別、特産品、農産物、観光資源、
産業、イベント 等
-7-
プロに元になる総合デパート構築依頼
日本語+必要な場所は英語版
ワンストップで町内情報にアクセス
八頭町観光協会内にセンターを置く
専属またはパートスタッフを配置
注文等はそれぞれサイトに配信同時に
センターにも配信
-8— 57 —
第1班
受発注システム構築
ICタグやバーコードをつける
品名、生産者、産地等を記録
受発注が対応できない出品者には
センターが代行
データ解析して今後の販売戦略に活用
-9-
アクセスした人のデータベース活用
ココガーデン:全国に
15万人の会員
新しい情報等を配信する
10、000人に配信==>3%からの注文で300人
◎四国の葉っぱビジネス==>料亭に販売
◎ネコの住み家==>3年待ち
◎地元のおばあちゃん栽培の農作物が大好評
年収1千万円のお
ばあちゃんも
ツマモノという産業が生まれ
たことで、町の約9割を占める
山林が宝の山となった。
世界が注目する
上勝町のビジネス
-10-
— 58 —
第1班
初期費用は徴収しない、販売収益の
何%かを受け取る
八頭町内の地域活性化
将来的には本ビジネスモデルを
八頭郡内、鳥取県に拡げる
鳥取砂丘、大山、山陰ジオパーク、
三朝温泉、三徳山 等
プロジェクトチームを編成して、構想・戦略を練る
-11-
◎八頭町役場
◎教育委員会
◎観光協会
◎商工会
◎森林組合
◎やずふれあい市場
◎スローライフクラブ八頭
◎安徳の里・姫路公園
◎隼駅を守る会
◎八東フルーツの里
◎八東ふれあいの里
◎大江の郷・ココガーデン
◎田中農場 等
-12-
— 59 —
第1班
【ポイント】
八頭町内のすべての情報を一箇所
に集約し、ユーザーはワンストップで
八頭町内の全ての情報にアクセスで
きる。
八頭町の活性化に繋がる有用なビジ
ネスモデルとなる。
-13-
チャリティ・コンサート
~秀逸なBlue Snakeバンドを迎えて~
2015年
9月13日(日)
時間:開場 13:30
開宴 14:00
終了 16:30予 定
場所:八頭町中央公民館
八頭町宮谷80 電話:0858-72-3113
入場料:1000円 (当日券あり) 小学生以下・中学生・高校生は無料
チケット:八頭町観光協会(ぷらっとぴあ・やず)
電話:0858-72-6007
カフェ黒田 電話:0858-72-0159
主催/チャリティ・コンサート実行委員会
後援/八頭町・八頭町観光協会・八頭町商工会・スローライフクラブ八頭
八頭町社会福祉協議会・八頭町中央公民館
-14-
— 60 —
第1班
テーマ2.八頭町の観光拠点づくり
~遊びに行きたい、暮らしたい八頭町~
観
光
特産品開発・販売
・若桜鉄道タイアップ事業
・花御所柿、もろこ、
やまめ、きのこ他
・周遊プランの提案
・他地域との連携
産業と観光の
情報センター
後継者育成・子育て支援
・農業、林業(特産品作り)
温泉・宿泊・食事
後継者育成、働く若者への
子育て支援
施設づくり
-15-
観
光
・若桜鉄道との連携強化
・イベント協賛、案内、切符販売、
・観光資源の発掘とデータベース化
・観光コース、プランづくり
(ウオーキングコース、バイクコース、
レンタカーコースなど)
・竹林公園→大江の郷→白兎神社→青龍寺
→そのほかいろいろ
・但馬、鳥取東部との連携
・「はやぶさ」との連携
・全国型イベントの開催
・交流広場の運営
・駐車場管理
-16-
— 61 —
鳥取県東部、
兵庫県但馬
地域等
との連携に
よる宿泊型
観光の推進
第1班
特産品開発・販売
・花御所柿の更なる
全国販売
もっと
ふるさと納税や
海外向け商品
に使える
産品・商品として
売込み、販売拡大
・本もろこ、やまめの
育成と販売
・きのこ事業の支援
・新たな特産品の開発
・新鮮な野菜販売、
ネット販売への供給
-17-
後継者育成、
子育て支援
・農業、林業(特産品)の
後継者育成支援
・Uターン、Iターンの受け入れ
相談窓口
・頼りになる相談員の配置
(暮らせる仕事、農地、住居の提供)
・本もろこ、やまめ、きのこ事業の
後継者づくりへの支援、販売
・子育て世代の支援
(保育料の無料化、保育施設の充実)
-18-
— 62 —
・若者世代
の受け入れ
による人口
の増加
第1班
温泉、宿泊、食事
施設の充実
ひとまず民宿も検討
・宿泊、食事と連動した
船岡美人温泉の復活
・一流のおもてなしを伴う
温泉、宿泊、おいしい食事を
一体化させた施設づくり
(受け入れ数限定)
・収益確保
による
雇用の拡大
・若者などスポーツ合宿所の開設
(案)隼小学校の宿泊施設化
・オンリーワンのきのこ料理
ま
と
-19-
め
まち
・人が集まる観光の町、リピーターの多い町
・若桜鉄道に集まる鉄道ファン向けイベントを
開催する町
・国内はもとより、海外からも人の集まる町
ひと
・特産品の全国ネットでの販売拡大で雇用を拡大
・都会からUターン、Iターンで若者をかえす
住居の確保
仕事
・農業、林業で暮らしてゆける仕事をつくる
・オンリーワンの製品づくり
★もっともっと若者も年寄りも町民全体で真剣に知恵と工夫を出し合うことが重要
-20-
— 63 —
第1班
参
考
(平成27年7月9日(木)日本海新聞記事より)
入り込み客 1万3468人
消費の76%を県外客が占める
宿泊客はネット予約対応の鳥取市内のホテル・旅館
課題:沿線地域の宿泊受け入れ体制強化の必要性
智頭の民泊:約40件の古民家
4月1日~10月31日
大 人1人 6,800円
子ども1人 4,000円(小学生以下)
11月1日~3月31日(冬期)
大 人1人 7,000円
子ども1人 4,000円(小学生以下)
-21-
— 64 —
第2班
(地方創生委員会提案)
石田・浦林・小出・高田・西尾・林 (6名)
【議 題】
① 教育・文化・人づくり・協働
② 建設・産業・観光・イベント
③ 福祉・健康・子育て
④ 地方活性化
上記 ①~④の議題について提案いたします。
① 教育・文化・人づくり・協働では
1- 地域公民館の活性化及び充実
2- 町内の伝統文化の掘り起し
3- 八頭町はフルーツの町です。生産者が高齢になり若者が少ない。
4- 東京オリンピックのキャンプ地の誘致
上記の中でも特に
★ 八頭町の子供達に町内にある(傘踊り・手踊り・人形浄瑠璃)などたくさんある
伝統文化を掘り起し後継者の育成に努め文化協会との連携を密にする。
また町内の子供達に教え興味をもたせ、将来後継者となるべく教育を行う。
② 建設・産業・観光・イベントでは
1- 古代ロマン街道 (郡家・私都・船岡・八東・丹比 周辺)
2- 若桜線を中心とした、観光地の整備
3- 現在ある観光施設を活用し点をつないだ線にする
4- 若桜鉄道とのコラボでの観光イベントの実施
5- 大江ノ郷ココガーデンを拠点としての観光開発
6- 産業と観光を一体化する
上記の中でも特に
★ 若桜鉄道を利用して、現在ある観光施設の点を線に変え、
その地域の古代ロマン街道の様な観光マップをこしらえ、
大江ノ郷の様な年間12万人来るような所とタイアップを行う。
★ また、若桜鉄道を利用して、現在ある観光施設また産業等交通手段に
土曜・日曜のさんさんバスの運行経路の変更を行う。
(平日でも、駅を回る時間帯があってもいいのではないか)
— 65 —
第2班
③ 福祉・健康・子育てでは
1- 子育てしやすい環境の整備・子育てに金がかかる
2- 子育て世代(子育てしやすい町)
3- 子育て2人目から保育料の無料化
上記の中でも特に
★ 子供の保育料の全面無料化
八頭町に定住していただくと住民税、家を建てれば固定資産税が入り、
人口増加につながる。
④ 地方活性化では
1- 子供を見守り育てる
2- 趣味などを通し健康つくりと仲間作りをする
3- 交流事業の開催及び地域産業、観光で人を呼ぶ
4- 都会及び近郊の市からの移住対策
5- 空き校舎の利用
6- 定住者を増やす
上記の中でも特に
★ 学校等の空き校舎を利用して、子供の預り、地域サークル活動
農業・新しい産業等の宿泊施設、県でも話題になっている農業大学校の分校
(八頭町が、声を上げれば、知事は考えるとおっしゃっています)
などに活用する。
まとめ
★ 八頭町では新産業・新工場は、なかなか来てくれません。
そこで、第1次産業の農業で、第6次産業の加工まで行うような、
農業の充実を行い、現在ある観光施設を産業まで発展して
地域の活性化をはかり保育料の無料化をして若者の定住をはかる。
新施設の建設等の計画の段階で旧建物の利用が出来ないか考え
若桜鉄道のような赤字部分については再度観光面から
地域と共に考える。
— 66 —
第3班
八頭町地方創生町民検討委員会
~ 提案プレゼンテーション会 ~
交流人口増による まち・ひと・しごと 創り
1.域外交流を盛り上げ、雇用を創出し、IJU増を図る
2.域内交流を盛り上げ、活力ある住み易いまちづくり
3.小規模経済圏構築により『出』を制し収支改善
提案:『民間 地域創生推進組織(仮称)』 の 設置
平成27年7月14日
八頭町地方創生町民検討委員会
第 3 班
八頭町地方創生町民検討委員会 【第3班】
~ 提案プレゼンテーション会 ~
1.域外交流を盛り上げ、雇用を創出し、IJU増を図る
内部(域内)環境
課題
消滅可能性の克服
外部(域外)環境
【チャンス】
・石破地方創生大臣の地元
【誰に】
・インターハイ、オリンピック
・国内、国外を問わず、
・積極的な女性の社会参加
・自然体に価値を認める、
・若年層の動向:「田園回帰」
・本物志向(特に女性)に
・熟年/団塊の本物志向
・癒しを求める人に
・ネット社会の普及
【何を】
・本物の日本を望む外国人増
・自然体の農村文化
・有能な地元出身者⇒IJU
(建築、食文化等)の価値
・特区法等:廃校、古民家活用
・自然体の癒し を
【脅威】
・若年(20-39)女性推計:-60%
【どのように】
・都市部への若者集中
・鉱工業による起業:皆無
・効率的な情報提供で
・量、価格⇒価値の経済へ
・廃校の増加
・交流人口増を図る
⇒新たな地域間競争の時代
・農林業の後継者不足
【強み】
・豊かな自然(山岳~平坦地)
・130余集落の歴史・文化・自然
・社寺・仏閣・史跡・古民家
・若桜鉄道
・果物(梨・柿 他)
・水⇒地酒
・農業、林業、養豚、養鶏
【弱み】
・2040年 人口推計:-32%
【
戦略】
①スイーツ探訪コース、お惣菜コース
④廃校利用(後継者育成、合宿/簡易宿泊施設)
②教育旅行、フルーツロード、サイクリングロード ⑤若鉄の戦略的活用等、若桜町との広域連携
③歴史探訪コース
⑥交流・IJU増とモラルのバランスを考慮(野鳥の保護等)
交流事業による雇用の創出 と 域外交流者からのIJU増を図る
『強み』と『チャンス』で『弱み』を克服し『脅威』をいなす 『誰に、何を、どのように』の絞込
— 67 —
第3班
八頭町地方創生町民検討委員会 【第3班】
~ 提案プレゼンテーション会 ~
2.域内交流を盛り上げ、活力ある住み易いまちづくり
課題
消滅可能性の克服
【チャンス】
・ケーブルTVの普及
・ネット、スマホ社会の到来
・生涯未婚率の急増
・高齢者増加
【誰に】
・町内独身者 に
・子育て世代 に
【強み】
・情報通の年配者
・子育て経験豊かな年配者
・比較的活発な老人会
【弱み】
・年配者の移動手段 減
・情報不足⇒個人情報の入手難
・家制度の残存
・廃校の増加
【何を】
・出会いの機会 を
・住みよい環境 を
【脅威】
・個人情報保護の風潮
【どのように】
・年配の知恵と情報網で ・恋愛結婚を望む風潮
⇒生涯未婚率を急増
・交流人口増を図る
【戦略】
③各種メディアによる域内の魅力の発信
④各種セミナー、交流会の実施
⑤老人会への入会を半制度化
⑥高齢者主催の有料ミニイベント
①各種イベントに年配者が参加できるバス網
⇒年配者の情報交換の場
②婚活推進組織(仲人団体)設置
年配者がサポートする婚活に特化する?
IJUを定住に繋げ、年配者の情報網と経験により、見合結婚増
今こそ高齢者が牽引し、人口問題を解決する時
八頭町の将来は、GG-MTGで!
八頭町地方創生町民検討委員会 【第3班】
~ 提案プレゼンテーション会 ~
3.小規模経済圏構築により『出』を制し収支改善
『入』が少なくても、経済的に豊かな八頭町の構築
クーポン活用地産地消経済圏
イベント:物々交換バザー
手作り
小物、惣菜
食材等
野菜 等
飲食店
クーポン
近隣
農家等
市価の半額
(現金は1/3)
クーポン
活用
エネルギー の 地産地消
クーポン活用地産地消経済圏
代金
水資源
食材等
水力発電
(割引)
八頭町
クーポン
発行
クーポン
公共施設 市価の半額
飲食店 (現金は1/3)
森林資源 バイオマス発電
近隣
農家等
暖房
給湯
クーポン
活用
固定
買取制度
灯油購入費
の削減
『地産地消』 の 推進・徹底による町全体の収支改善
— 68 —
買電
第3班
八頭町地方創生町民検討委員会 【第3班】
~ 提案プレゼンテーション会 ~
提案:『民間 地域創生推進組織(仮称)』 の 設置
地域資源
・豊かな自然
(山岳~平坦地)
・130余集落の
歴史・文化・自然
・食文化
・社寺・仏閣・史跡
・古民家
・若桜鉄道
・果物(梨・柿 他)
・水⇒地酒
・農業、林業
・養豚、養鶏
・廃校等
行政
金融機関
八頭町
鳥取県・国
銀行
域外
国民
一般
・国内、国外を問わず、
・自然体に価値を認める、
・本物志向(特に女性)に
・癒しを求める人に
クラウド・
ファンディング
連携
発掘
発掘
地域創生
推進組織(仮称)
【収益事業】
活用
資金
事業者
活用
交流事業運営
雇用創出
有償
支援
各集落(130余)
まちづくり推進組織
有料ミニイベント
交流人口増
IJU増
民間活力(儲ける仕組づくり)を活用した事業創出とIJU増
ご清聴ありがとうございました
平成27年7月14日
八頭町地方創生町民検討委員会
第 3 班
— 69 —
第4班
「やずっ子教育」を
真ん中に置いた創生
未来を担う 「やずっ子」 なくして
八頭町創生はない!
町が抱える課題
▪ 人口の減少
▪ 若者の流出
▪ 働くところがない
郷土
• 八頭町を心から愛せてい
ない
• 八頭町にそれほど未練を
感じない
仕事
• 仕事がないと思っている
• やりたい仕事に出会えな
いと感じている
・八頭町で生きていきたいと
強く想う、積極的な
郷土愛・地域愛を育てる
人口流出へ⻭⽌め
・ 八頭町で生きていくための
働く場づくり、人づくり
お⾦を生み出す
手段・仕組みをつくる
ICT産業の基盤づくり
— 70 —
第4班
やず をイノベーション(革新)する!
ICT技術 をベースに 八頭町の自然との融合を図りながら イノベーションを起こしていく。
ロボット、航空宇宙産業
先端産業コア技術
再生可能エネルギー
スマートアグリ・ビジネス
新規就農者 増加
大学
連携
DATA
BASE
連携
やずっ子が
未来を創る!
IOT
ICT人財育成
⾏政
連携
学校跡地など活用
コンパクト コミュニティ
八頭
ジェトロ
WEB
海外販路
安心できる街づくり
福祉ネットワーク
■ 地方にとっての ICT 技能能力 習得は英語教育より大切かも? 軽視してはいけない!
「やずっ子教育」
人財バンクの創設
「やずっ子教育」の具体的な取り組み
地域力をつける
▪ 「地域の課題」を子供たちに議論させることで、
より深く八頭町のことを考えるようになります。
▪ 大人から子供に「八頭町の大好き」を伝え、
一緒に体験していくことで、子どもたちが
八頭町を愛するようになります。
創造力をつける
▪ 幼少期からの「プログラミング言語」教育により、
ICT技術を活用できるだけではなく、創造⼒、
表現⼒を 身につけることができます。
— 71 —
第4班
学校跡地を コンパクト コミュニティ 利用
子どもたちにはシニアの⼒を、介護には子どもたちのエネルギーを、ボランティアから
公⺠館まで、異なる世代がお互いに助け合えるコミュニティが教育の根幹を形成。
(屋上)再生可能エネルギー
婦人会
食堂
PTA
ICT
研究所
⻘年団
ボラン
ティア
団体
人財
バンク
公⺠館
学童
保育
美容室
ホーム
ドクター
デイ
サービス
保育園
私達は八頭町を愛しています
八頭町の大人たちが、本気で子どもたちと向き合い
子どもたちと一緒に八頭町を作っていく
一⽣懸命なその姿を⾒せたい!!
— 72 —
第4班
平成27年7月10日
(地方創生会議)
八頭町の現状・課題
(産業・観光的観点から)
(メンバー)
田中・津須・本田・谷尾・川戸
1 現状と課題
(八頭町の強み)
①美しい自然
②農業・林業
③フルーツなどの特産品
(八頭町の弱み)
①少子高齢化(学校も統合化) ②人口流出(集落衰退化・空き家増加) ③鳥獣被害
出所】総務省 国勢調査及び国立社会保障・人口問題研究所 将来推計人口(H25 3月推計)
— 73 —
第4班
2 提案の内容
課題解決のための4つの基本方針
(1)就農希望者への支援
(2)自然体験・農業体験の推進
(3)鳥獣対策(鹿による被害→ジビエの利用)
(4)高齢化に伴う交通手段の確保
2 提案の内容
(1)就農希望者への支援
→販売先の確保・加工品の開発・社会保障(収入の確保)
(販売先の例)
①企業との直接取引 ②自社店舗の出店 ③農家レストラン ④通信販売
<期待される効果>
雇用の創出、景観の維持
— 74 —
第4班
2 提案の内容
(2)自然体験・農業体験
→体験住宅・お試し住宅
“おためし住宅”をきっかけに、農業体験や、地域の人と交流しながら、
八頭町での生活を体験 (実際に移住し田舎暮らしをする際への不安を取り除く)
〇新しいライフスタイルに対応
→ 二地域居住(週末だけ田舎に居住)
<期待される効果>
空き家の活用、 IUターン者の受け入れ
国交省HPより
2 提案の内容
(4)高齢化に伴う交通手段の確保
→若桜鉄道を活かした交通網の整備
〇高齢者の交通の手段・交通事故減少
〇マイカー通勤から切り替えた人への特典(ポイント等)
〇鉄道を核とした観光振興
<期待される効果>
地域経済活性化・環境保全
若桜鉄道 ウィキペディアより
— 75 —
第4班
3 八頭町の将来ビジョン
〇若桜鉄道を利用し、各駅を主要区域(教育・住宅・工業・農林業地域)として結ぶ。
〇町給町足の複合施設(行政・産直市場・医者・美容院・飲食店・衣料店)
END
鹿島HPより
参考資料1
— 76 —
第4班
参考資料2
参考資料3
— 77 —
Fly UP