Comments
Description
Transcript
「自分を信じる力」が 未来を切り開く
鈴木明子さん 未来の すずき・あきこ 1985年生まれ、 愛知県豊橋市出身。プロフィギュ アスケーター、振 付 師 。6 歳から フィギュアスケートを始め、15歳 で全日本選手権4位となり注目を 集める。10代後半に体調を壊し、 2004年に復帰。10年バンクー バ五輪8位、13年全日本選手権 優勝、14年ソチ五輪8位などの 実績を残す。同年の世界選手権 大会を最後に引退。現在はアイス ショーへの出演、 ラジオ、 テレビ番 組、解説、講演など活動の幅を広 げる他、振付師としても活躍。 Healthy Talk 「 自 分 を 信 じ る 力 」が 未 来 を 切り開く プロフィギュア スケーター・振付師 鈴木明子 さん 2度の冬 季オリンピックに出場するなど 世 界で活 躍してきた元フィギュアスケート選 手の鈴 木 明 子さん。 現 在はプロスケーター・振付師として活 動する傍ら 様々な新しい挑 戦を続けています。 そんな鈴 木さんの原 動力についてうかがいました。 引退後、生活はどのように 変わりましたか? 180度、がらりと変わりま したね。選手の時は練習が毎日 あったので、練習を中心に考え いつご飯を食べて、何時に寝て というふうにして、同じリズム で生活していました。 今はアイスショーや振り付け の仕事の他に、テレビ出演や講 演などフィギュアスケート以外 の仕事が増えています。同じ繰 年たって り返しではない生活に慣れるの に苦労しましたが、 ようやく自分のペースがつかめ てきたかなと思っています。 どのように自分のペースを つくっていったのですか? 当初はオンとオフの切り替え が上手にできなくて、ずっと気 が 休 ま り ま せ ん で し た。 そ こ で、意識して〝素の自分〟に戻 る時間をつくるようにしたので す。例えば、仕事の合間に好き な温かい飲み物を飲んでほっと 一息つくとか、移動の時間に好 きな音楽を聴いたり読書をし たり、自分の好きなことをして 05 2 鈴木啓太=撮影 鈴木貴子(本誌) =取材・文 自 分を見 失 わ ない た めに “ 素 の 自 分 ”に 戻 る ひ と時 を つくる 04 女性は35歳を過ぎると 疲れやすくなる!? 女性ホルモンが疲れに関係 女性ホルモンの影 響を強く受けている 女 性 の 体 。ホ ル モ ン バランスの変動が大 きい時期や年代には 、より疲れ やすくなるといえます 。 女性ホルモンの変動が大きい 時期の代表といえるのが 、月経 前 。体温が高くなり 、だるさや 眠さ 、疲れを感じやすくなりま す 。これは「活動的にならない で」という体からのサインです から 、サインに従って無理をし ないことが大切です 。 ぶんぴつ 更年期になると 、女性ホルモ ンの分泌量が急激に減り 、ホル モンバランスが乱れやすくなり 年間を指し 、一般的には ます 。女性の更年期は閉経前後 の 歳頃 。ただし 、ある日を境 ど っ て い き ま す 。「 代後半と 歳前後をピークに 、下降線をた く 、女性ホルモンの分泌量は に急に更年期に入るわけではな ~ 45 30 木村容子先生は言います 。 頑張り過ぎると老ける じゃない……」とさらに頑張っ こういった年齢変化を受け入 れられない人は 、 「こんなはず も疲れないような工夫 、疲れを ではなく 、小さなエネルギーで のこと 。そこでさらに頑張るの のは 、体の仕組みとしては当然 すると考えられています 。例え てしまい 、エネルギーを余計に 漢方では古くから 、女性は 年 、男性は 年周期で体が変化 ば女性は 歳をピークに 、その こまめにケアすることが大切で と先生 。キレイと健康のために つかって 、疲れやすい体になっ 後 は 徐 々 に「 エ ネ ル ギ ー( 気 )」 参照)が減っていきます あるそうです 。 も賢い疲れ対策が必要です 。 す。 「特に女性は頑張り過ぎる (P 40 代ではできなくなるのは当 から 、 代でできたことが 代 や 然なのです 。 加 齢 と 共 に 疲 れ や す くな る てしまいます 。もともと体力の 女性は28歳、35歳、42歳、49歳と 7年周期で体が変化。体が最も充実 する28歳をピークに、以降は 「気 (氣) 」 が減っていくと考えられている。 と 疲 弊 し 、老 け て し ま い ま す 」 7 ! ? やすさが気になり始めます」と もなれば女性なら誰しも 、疲れ 30 ある人ほど 、このような傾向が 8 28 20 10 11 55 10 13 50 CHECK 髪の健康をチェック! 次の項目で当てはまるものにチェックを入れてください。 チェックの数が9つ以上ある人は、要注意。生活習慣を見直し、 正しいヘアケアを行うようにしましょう。 頭皮のかゆみが 気になる時がある ストレスを感じやすい フケが出るのが気になる 寝不足気味 喫煙している パーマをかけ続けている 貧血気味 カラーリングを 2〜3週間に1回は行う 食事の時間が 毎日決まっていない 直射日光に 長時間当たることがある いつも体に冷えを感じる 血圧が高い 汗をたくさんかくほうだ 月経周期が不安定である インスタント食品、 加工食品をよく食べる ド クター Q&A 健やかな髪を保つ 植木 理恵先生 順天堂大学医学部皮膚科先任准教授 うえき・りえ 順天堂大学医学部卒業後、同皮膚科学教室入局。 ロンドン大 学 王 立 医 科 大 学 院 皮 膚 科 研 修 生 、 順 天 堂 大 学 医 学 部皮膚科講師を経て、現職。順天堂東京江東高齢者医療センター 皮膚科科長を兼務する。 学び Point 25 女 性のヘアケア 忙しい毎日を過ごしていると、睡眠不足の日が続いたり、 1 2 3 生活習慣や ストレスは髪の健康に 影響する 健康な髪をつくる ケラチンを含む食品を 積極的に摂る 日々のケアでは 頭皮や髪を傷めない ことが大切 3食きちんと食事が摂れなかったりしていませんか? 生活習慣や食生活の乱れは、髪の健康に影響を与えます。 女性が悩みがちな髪トラブルの原因を学びながら、 健やかな髪を保つための正しいケアを身につけましょう。 24