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「私たちの道徳」保護者アンケート 1
8月19日(金) NO.8 リオデジャネイロで開催されているオリンピック、甲子園の高校野球も佳境を迎えています。生徒た ちの長い夏休みも残り10日あまりとなりました。そろそろ2学期に向けての準備を始めてほしい頃で す。夏休み中は、生徒全員が揃う機会はあまりありませんでしたが、校舎内外で活動しているようすか ら、それぞれ一段とたくましく、中学生らしくなったような気がします。 家庭での会話のタネにと、ゴールデンウィークを機会に保護者の方々にお読みいただきました。期間 が短く、読み込む時間は十分ではありませんでしたが、中にはお子さんに読み聞かせをされたご家庭も ありました。また、お忙しい中、お手数をおかけしたコメントや感想などもたくさんいただきました。 たいへん遅くなってしまいましたがご紹介いたします。これを参考に、今一度、ご家庭で読み直しをな さっていただけければ幸いです。 「私たちの道徳」保護者アンケートより(平成28年5月) 興味を引いた「読み物」について (単位:人) 興味を引いた「読み物」 1年生保護者 ネット将棋 言葉の向こうに 帰郷 キミばあさんの椿 二人の弟子 二通の手紙 鳩が飛び立つ日 一冊のノート 海と空 2年生保護者 3 3 3 5 1 1 1 3年生保護者 3 2 3 2 4 5 1 6 4 2 6 1 5 1 <選んだ理由など> これから自分たちにも起こるかも知れない話だったので興味があ りました。 「帰郷」 「一冊のノート」 「二通の手紙」や「一冊のノート」は、本当にそれぞれの今の立 場や心によってとらえ方は変わってくるのだろうなぁと思いなが ら読みました。この文を読んで、娘は何をどう思い、考えてくれ るのだろうか。何かプラスになることを思ってくれると良いなぁ と思います。 「言葉の向こうに」を読み、娘とコミュニケーショ ンの大切さを話し合い、ネット社会の怖さを知らせ た。 自分の気持ちや他人の考え、理想と現実など、人間 の複雑な感情を表していて、考えさせられるから。 「言葉の向こうに」 「二通の手紙」 「一冊のノート」 4 「ネット将棋」の話は、前に似たようなことがあったから。柔道の試合で負けたとき、終わりの挨 拶の「ありがとうございました」を言わずにもどってきたときに、父親にひどく叱られていたのを 思い出しました。 人間は一人では生きていない。支え合いながら生きていると思う。 「帰郷」 「言葉の向こうに」では、ネットの難しさや人と関わっていく難しさがよくわかり、一昔前にはな かった問題であり、一筋縄ではいかない難しさがあり、話をしてもなかなか答えが見つからないも のであると思った。 「手紙」ってどんな手紙? 今時、手紙? ちょっと気になって呼んでみました。「二通の手紙」 地域の人の支え合いの気持ち(人情)が表れていた。「帰郷」 「キミばあさんの椿」は、「生命の尊厳」について考える機会になる。 「言葉の向こうに」は、ネット関係の話だったから。 「道徳」の話と「ネット」とのつき合い方を同時に考えることができるし、話題になると思った。 「ネット将棋」 現代社会のネット上でのコミュニケーションの難しさや何が本当に一番大事かを教えられました。 「言葉の向こうに」 ネット社会のことを物語の内容に取り入れられていたので、読んでみようと思いました。「ネット 将棋」「言葉の向こうに」 身近な話題にまず興味を引かれます。情報社会への対応方法と、椿は珠洲市の花で身近なので題名 で選びました。「キミばあさんの椿」 自宅で祖母と一緒に暮らしていて、物忘れもだんだん出始めている状況なので選びました。「一冊 のノート」 人間が発する言葉の重み。相手の考えや思いを理解し、解決方法を見つける大切さ。「言葉の向こ うに」 「一冊のノート」を読んで、途中で涙が止 人物・メッセージ・名言など まらなかった。このおばあちゃんと同じよ 松井秀喜P20 うに自分も頑張らねばと思います。「海と 8 山中伸弥P42 7 空」は、外国であろうと日本であろうと、 山岡鉄舟P76 5 人を助けるということは、後で必ず自分た 本田宗一郎P64 4 ちも助けてもらえる日がくると海と空を 振分精彦P86 3 見た。やはり水平線であった。 人物・メッセージ・名言など (右のグラフ 単位:人) 鎌田 實P184 曽野綾子P27 香川 綾P14 はやぶさプロジェクトP170 濱口梧陵P204 上杉鷹山P26 エマーソンP171 小津安二郎P171 マザー・テレサP59 吉川英治P107 若田光一P58 ジッドP77 アンネ・フランクP124 国木田独歩P177 嘉納治五郎P218 ガンディーP164 3 2 2 2 2 2 2 1 1 1 1 1 1 1 1 1 「私たちの道徳」の感想・意見 <1年生保護者> 毎日の生活に追われ、何となく生活している毎日ですが、 「私たちの道徳」を読んで、人の優しさ、 生きていく難しさなど、改めて感じました。 この本を見て、改めて思い返したりできました。子供達にもしっかり見ていろいろなことを考えて ほしいです。 この本を通じてたくさんのことを学び、心の教育を充実してほしいです。 自分の生き方を考えたり、視野を広く持つことの大切さなど、心が豊かになる本だと改めて思いま した。子供達にも、心を落ち着かせてゆっくり読んでもらいたいと思いました。 これを学べばよいと思います。 これから、自分自身が自立していくため、自分で考え実行し、責任を持つことはよいことだと思い ました。 道徳を通じて心の勉強をしてほしい。 全体を読む時間がなかったので、今度、時間をつくって読みたいと思います。 この本は非常に濃い内容で上手に作られていると感じました。読む人が興味を持ち、内容を理解し、 また、考えながら読めばきっと自分にとってプラスになると思います。皆がしっかり興味を持って 読み進めてもらえればと思います。 <2年生保護者> 今、自分の立場で改めて道徳の本を読むと、その通りと感じ、考えさせられる部分がかなり見られ ました。その反対に、こんなことをこの時期に教科書から学ばないといけないのか?と思うことも あり、親として、 「時代」なのかなと考えさせられました。昔は自分自身で考え、感じながら、失 敗・反省しながら大人に近づいていったような気がしますが・・・(もちろん、家族や周りの人達 に支えられながら) 今の子供達にないものを学ばせることができる内容ばかりで、これを読み、どこまで心に響いてく れるか、響いてくれたらよいなぁと思いました。 一人ひとりの考え方や思いが書かれていて、「私たちの道徳」を読むことで、自分の考え方や思い について、考える機会になればいいなと思いました。 話し合う時間もなく保護者だけ見ました。もっと時間があれば他の作品も読んでみたいと思いまし た。社会のルールを守ることの大切さや、人としての優しさや思いやりも大切なこと。そういう大 きな意味を持つ「道徳」は、生きていくうえで子供達にとって大切な(貴重な)時間なのかも知れ ないなぁと思いました。 はっきりとした答えは出ないけど、考えさせられる(今後も考え続ける)ような投げかけが多かった。 文章が多くてすべて頭に入っていないけど、私も参考にしたい内容があった。 たいへん盛りだくさんの内容です。どれも大切な事柄だと思いますが、本書の記述だけでは短すぎ てやや物足りないような気がします。項目毎に参考文献や読めばよい本などの紹介があれば良いと 思いました。 ひとつひとつのテーマに考えを深めてくれたらと思います。家でも何かの折りに話し合いができれ ばいいと思います。 いろいろな話があっておもしろかった。 「道徳」は範囲の広いものだと感じました。子供には人に迷惑を掛けない人になってほしい。でき れば人の役に立つ人になってほしいと思います。 とても勉強になりました。改めて考えさせられました。子供達がどれだけ理解し、身につけること ができるのか・・・。範囲が広いですね。 自分の意見を押しつけることは決してよくないとわかっているが、自分の気持ちをわかってほしく てついつい・・・、ということがよくある。相手の考えを理解しようとする努力をしなければと思 う。もちろん相手も同じような気持ちでいてほしい、とも感じる。 昔から道徳という言葉はよく聞きました。家の人に道徳も知らんかと叱られたこともありました。 この中学校の本は本当に良い本だと思います。今の子供は、と言いたくなりますが、時の流れと申 しますか、お金のいる時代で、親よりも子供によけい立派な者を持たせたりしていますが、祖父は 黙って見ているしかありません。道徳は授業の一部に入れた方が良いと思います。 NHKの「プロフェッショナル」に出てきそうな人物がいて、生徒にたくさん学んでほしいと思い ます。 <3年生保護者> 良いこと、中学生の子供達に伝えたいことがたくさん書いてあると思いながら読みました。 どれも考えさせられるものばかりでした。自分の体験と重なるものもあり、涙が出そうになること もありました。日頃の忙しさにかまけてなかなか本を読むこともなくなっていたので、良い時間を 過ごせたと思いました。 私の子供の頃には、普通に授業に組み込まれていたので、「道徳の授業が新しく加わりました」と 言われても、あまり違和感はありませんでした。でも内容を見ると、読み物ばかりだった昔と比べ て、内容はだいぶ変わった気がしました。 子供の教育のために、この「私たちの道徳」は心の教育として必要な本だと思います。親としても、 考えたり納得したり、忘れていた心を思い出したり、参考になる本でした。 意外と気付かされることが多く、親が子供の教育や躾に参考になると思う。ただ、教科書を読むこ とがなかなかできないが、動画等の媒体であれば手軽に参考にできると思う。 今、必要な心の教育、家庭教育をこの一冊で仕上げた本だなと思いました。 「この人に学ぶ」シリーズは、大変興味を持って読むことができて良かったです。