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平成26年度事業計画書

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平成26年度事業計画書
平成26年度事業計画書
平成26年4月1日から平成27年3月31日まで
一般財団法人
空港環境整備協会
平成26年度事業計画
Ⅰ
事業概要
一般財団法人空港環境整備協会は、国が設置管理する空港の一部の駐車場を運営し、その収益を
活用して空港の円滑運用を確保する等国の施策を補完している。平成26年度においても引き続き、
地方公共団体等が実施する空港周辺における環境対策、周辺住民の生活環境の改善や空港と周辺地
域との共生に寄与する施設整備、空港周辺地域の活性化に寄与する事業に助成するとともに、航空
環境問題に関する調査、研究事業を実施する。
駐車場事業については、前年と同様に新千歳以下17空港の駐車場を運営する。また、需要増に
対応するため所要の駐車場の拡張整備等を実施するとともに、福岡空港の立体駐車場の竣工、早期
の営業開始を予定する。更に、空港の利用促進を図る観点から、空港ビル会社等と連携し駐車料金
を割引する等サービス向上を図る。
Ⅱ
事業項目
次の事業を実施する。
1.実施事業(継続事業)
空港環境整備事業及び航空環境調査研究事業
2.その他事業
駐車場事業、受託事業等
Ⅲ
事業規模
平成26年度の事業収入目標額は
64.9億円とする。
Ⅳ
事業内容
1.実施事業
1)空港環境整備事業
(1)空港周辺環境対策事業
関係自治体が実施する空港周辺環境対策事業に助成。
①航空機騒音測定機器・空調機器等の整備事業助成
空 港
自 治 体
事 業 名
新千歳空港周辺 苫小牧市
航空機騒音測定機器整備事業
高知空港周辺
高知県
航空機騒音測定機器整備事業
②移転跡地、公園等の整備事業助成
空 港
自 治 体
新千歳空港周辺 苫小牧市
新潟空港周辺
新潟市
松山空港周辺
松山市
高知空港周辺
高知県
福岡市
福岡空港周辺
志免町
太宰府市
熊本空港周辺
菊陽町
宮崎空港周辺
宮崎市
事
業
名
公園等整備事業
公園遊具等再整備事業
公園等整備事業
公園等整備事業
公園等整備事業
公園拡張整備事業
公園遊具改修工事事業
③巡回健康診断事業
東京国際及び福岡空港周辺において、航空機騒音地域内住民の健康の維持増進
のため、巡回検診車等による無料の健康診断を行う。
- 1 -
(2)空港・地域共生対策事業
①空港周辺地域施設等整備助成事業
空 港
自 治 体
新千歳空港周辺 千歳市
釧路空港周辺
釧路市
仙台空港周辺
名取市
岩沼市
小松空港周辺
小松市
福岡空港周辺
大野城市
太宰府市
大分空港周辺
国東市
事 業 名
施設及び照明施設整備事業
施設改修工事
施設整備事業
防災無線設備整備事業
施設整備事業
発電設備整備事業
照明設備及び生ゴミ堆肥化設備設置事業
施設整備及びAED設置事業
②空港周辺地域利便向上事業助成
新千歳等13空港周辺地域において地方公共団体等が実施する、教育施設、共同
利用施設等の142施設への資器材整備事業に対する助成を行う。
③空港周辺における消防車・救急車等の整備事業助成
新千歳等12空港周辺において、地方公団体が実施する消防、防災体制の充実
強化を図るための整備事業に対して助成を行う。
④空港周辺地域活性化活動事業助成
釧路等14空港周辺の地域活性化、空港利用促進に寄与する事業等に助成を行う。
主な事業は下記のとおり。
空 港
小松空港周辺
広島空港周辺
松山空港周辺
大分空港周辺
熊本空港周辺
自 治 体 等
空港協議会
広島県
利用促進協議会
利用促進期成会
熊本県
事 業 名
小松空港国際線利用促進事業
広島空港アクセス等情報システム改修事業
松山空港おもてなし態勢強化事業
県外観光誘客促進情報発信事業
阿蘇熊本空港国内線活性化事業
(3)新環境整備事業助成の検討
多頻度低騒音等対策事業や空港の一層の利用促進を図る事業等への助成について検討す
る。
2)航空環境調査研究事業
航空機騒音を中心に排出ガス、健康影響など航空に関わる環境問題の調査研究の専門的機
関として機能するよう、必要な調査研究を行うとともに、環境問題に関する内外の情報を収集、
分析、提供などを行う。特に、平成26年度においては下記の調査研究などを重点的に行う。
(1)航空機騒音の予測技術などの向上のための調査研究
①
Ldenモデルについて、地上騒音の評価等を行い、より実態に応じた予測ができる
ようモデルの改良を図る。
② 迅速に予測ができるよう、計算の高速化、データ入力の効率化を図るためクラウド
化を進める。
③ 平成25年度に行った検証結果を踏まえ航跡観測装置の性能向上を図るとともに、
航空交通管制協会と共同して、同協会が有する飛行ルートに関する情報のコンター
作成への活用などをテーマに必要な初期調査を実施する。
- 2 -
(2)温室効果ガス、排出ガス、環境と健康に関する調査研究
① 継続して航空機による排出ガス、健康への影響を調査研究する。
② 温室効果ガスについて、我が国の空港でICAO算定モデルを適用したガス排出量の
評価をおこなう。
③ 健康への影響については特に平成26年度は個々人の空港に対する評価が、影響
するかなどについての調査を行う。
(3)海外との関係の充実
① 継続してICAOの関係会議、学会等に参加し情報収集、情報発信等に努める。
② 東南アジア諸国を中心にこれら諸国で航空・空港環境問題がどのような状況かに
ついて情報収集・交流を行い、必要な技術支援を行う。
なお、平成24年度に設置した「航空環境研究会」については、平成26年度に中間とり
まとめを行い、中間とりまとめを踏まえ、今後のセンターの業務運営の方向を確立する。
2.その他事業
1)駐車場事業
(1)管理運営
新千歳、釧路、函館、仙台、新潟、東京国際、小松、広島、徳島、高松、松山、高知、
福岡、長崎、熊本、大分及び宮崎の17空港の駐車場事業を行い、空港利用者への利便
性の提供並びに空港環境対策事業に要する等の財源の確保を図る。また、引き続きGG
ブレーンズ(株)に現場業務を委託し事業効率化を図る。
(2)整備等
福岡空港駐車場の立体化については6月の竣工・早期の営業開始を予定している。
また、慢性的な混雑状況にある新潟及び高松空港駐車場等の拡幅整備を実施する。
更に、松山、新千歳空港等需要が増加している空港について対応策を検討していく。
(3)料金
本年4月から実施される消費税増税に伴い月極料金を改定する。また、慢性的な混雑
状況にある羽田空港駐車場について、72時間以上継続して駐車した場合の料金及び
予約料金の一部を改定し混雑の緩和を図る。
2)受託事業等
東京国際空港、福岡空港等、空港周辺における航空機騒音予測調査や実態調査、飛行経路
調査、大気環境調査及び航空機騒音予測コンター作成業務等、国、地方公共団体等からの
委託調査を受託する他空港の円滑な運営に協力することに努める。
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