Comments
Description
Transcript
「美濃のアールデコ 精炻器展 vol. 11」を開催します
多治見市政記者クラブ同時配布資料 平成28年1月14日(木) 岐阜県発表資料 担 当 課 担 当 係 担 当 者 電話番号 電話 0572-22-5381 セラミックス研究所 技術支援部 安達 直己 FAX 0572-25-1163 せいせっきてん 「美濃のアールデコ 精炻器展 vol. 11」を開催します 県セラミックス研究所(多治見市)では、昭和初期の美濃地方で創製され、高度経済成長 期に生産が途絶えた美濃焼の一種である「精炻器※1」に関する基礎研究や技能者養成、販路 そ ね ようじ 開拓及び製品開発に取り組む「精せっ器研究会」(代表:曽根 洋司)に対する支援を行って きました。 このたび、精せっ器研究会が精炻器の市場における知名度向上およびその魅力の発信を目 的として、下記のとおり精炻器展を開催します。第11回となる今回は「おなかもこころも 温まる器」をテーマに、これまでになかった「どんぶり」にも挑戦し、各作家が成熟した技 術のもと個性に富んだ様々な作品を発表します。期間中に実演やワークショップを開催しま すので、この機会に美濃焼発の産業工芸「精炻器」をご体感ください。 記 1 日 時:平成28年1月22日(金)~2月7日(日)午前10時~午後5時 (休館日:1月26日、2月2日 毎週火曜日) 2 場 所:市之倉さかづき美術館 ギャラリー「宙」 (多治見市市之倉町6-30-1) 3 入 場 料:無料(申し込み不要) 4 展示内容:(1)展 示 品 目 どんぶり、花器、カップ&ソーサー、マグカップ、茶碗など (2)出 展 者 あだち きたがわ き く え しばた 安達 あかね、北川 喜久枝、 柴田 たなか いくよ なかね ようこ はら く に さらさ そ ね 更紗、 曽根 こ ようじ 洋司、 がま 田中 育代、 中根 陽子、 原 久仁子、ふくべ窯 (3)加 飾 実 演 化粧掛※2や刷毛打ち※3 など精炻器の技法を実演します。 1 月 22 日(金)13:30~ 1 月 24 日(日)11:00~ 1 月 31 日(日)11:00~、13:30~ 2 月 17 日(日)11:00~、13:30~ (4)ワークショップ 精せっ器研究会のメンバーと絵付けや加飾体験ができます。 [日 時] 1 月 24 日(日)13:30~15:30 [場 所] 幸兵衛窯作陶館(多治見市市之倉町 4-124) [参加費] 1,000 円(税込) [定 員] 24 名(予約者優先) [予約先]0572-24-5911(市之倉さかづき美術館 5 主 催 者:精せっ器研究会(支援機関:岐阜県セラミックス研究所) 担当:加藤) ※1 精炻器 きめ細かい淡黄色の素地に化粧泥を用いて手作業で加飾し、デザイン性を高めた工芸的な 焼き物です。 昭和初期に昭和製陶所(土岐郡駄知町(現:土岐市))で創製され、昭和40年代半ばに 一度生産が途絶えてしまった美濃焼の一種です。平成10年頃からセラミックス研究所が技 法の究明に取り組み、平成13年に県内生産者らの研究会により生産が再開され、平成14 年には県郷土工芸品に指定されました。 ※2 化粧掛 「化粧土」と呼ばれる白色の泥を筆や刷毛で塗り、素地上に加飾を行います。この化粧掛 が精炻器の最大の特徴であり、これをベースに様々な技法を使用して加飾を施しますが、化 粧土が乾く前に作業を行う必要があり、加飾には高度な技術が要求されます。 ※3 刷毛打ち 化粧掛けを行った後に、刷毛で表面の化粧土を拭い取って模様を描きます。刷毛先がつく る羽のような連続模様が特徴の技法です。