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「いのちの授業」実践事例 総合学習 № タイトル 事例内容
中学校 № 「いのちの授業」実践事例 タイトル 総合学習 事例内容 1 福祉学習 人との違いを認め、相手の立場を考えるということで、福祉学習を行いました。 実際に障がいをお持ちの方からお話を伺ったり、疑似体験を通して、理解を深めることができました。 2 保育体験講演会 幼稚園や保育園の現場で働く保育士や教師の心構えや、安全面に配慮した指導について、体験先である園長から 話を聞き、最も大切にするべき命について考える機会としている。 3 戦争と平和「青春の1ペー ジ」 テーマ: 戦争や暴力、人権侵害などについて、その事実や意味を学習することを通して、平和の尊さや生命の尊厳 について理解を深め、すべての人の命を守ろうとする意欲や態度を育てる。 概 要: 戦争体験を語り継ぐ次世代継承事業~平和への祈り~により、神奈川県遺族会より「語り部」を講師として 招いた。戦争と平和「青春の1ページ」と題して、参加された海戦の体験談と平和の有難さを、パワーポイントのスラ イドとともに講演して頂いた。 4 福祉講演会 全校生徒対象に対象に福祉講演会を実施した。視覚障害者である講師を招き、『視覚障がい者になった私とアイメ イト』をテーマに、障害やアイメイトである盲導犬について学んだ。また、学習が深まるよう各学級で事前学習を行 い、障害に対する理解を深めた。 5 いじめ防止キャンペーン 全校の学級委員会主導で、各クラスからいじめ防止への意識を高める目的で行う。各クラスでいじめに関するアン ケートをとり、実態を確認。いじめをなくすためのスローガンを話し合う。各学年で学級委員会で集約し、パネルや演 技を加えて全校集会でいじめ撲滅を訴える発表を行う。 6 講演会「被爆体験のお話」 総合学習で全クラスの「被爆体験のお話」を聞いて平和の大切さや「思いやる心」「一人一人の人権を大切にする 心」について学習した。 7 ブラインドウォーク 二人組になり、一人は目隠しをし、もう一人が付き添い校内を歩く。これを交代して行う。互いに無言で行うことによ り、相手への信頼感が高まる、また視覚障害者の方への配慮等の意欲が高まることをねらいとして実践した。生徒 の感想からねらいはおおむね達成できたと判断できる。 8 防災巻授業 防災巻きとは、最初に災害が発生したときの自分の状況を記入し、【災害が発生したあと、自分がどのような状況に おかれ、何を思いどう動くか】をイメージしながら、自分の行動を時間に沿って書いていくもので、大事なことは「自分 の頭で考えて書くこと」。防災巻きを書きながら思い浮かんだ疑問や現状の課題を書き出し、どうすれば解決できる かを考えます。グループで話し合うことによってさらに効果が出てきます。今年度はすべての学年、すべてのクラス (支援級も含む)で防災巻き授業を行い、横浜研修など様々な場面を想定して実践することができた。 9 キャリア教育プログラム 1年生を対象に前期から引き続き実施。『おもしろい仕事人がやってくる」「コミュニケーションゲーム」プログラムによ り、働くことの大切さ、人との円滑なコミュニケーションの取り方を体感する。 1 中学校 № 「いのちの授業」実践事例 タイトル 総合学習 事例内容 10 救命講習 [概要]応急手当、心肺蘇生法、AED実習 3年生4クラスを2つに分け、各2時間、茅ヶ崎市消防本部救命課職員と地域ボランティアの方を招聘して、実習を 通した命の大切さを学んだ。 11 福祉体験学習 毎年2年生全クラスで福祉体験学習を実施している。社会福祉協議会と地域のボランティア団体に協力していただ き、車イス体験、アイマスク体験、点字体験、手話体験を行っている。実際に体験してみることで、体が不自由な人 に寄り添う心を育成した。 12 地区防災マップづくり 総合的な学習の時間の一環として、自治会やPTAの方々とともに学区を巡り、地区防災マップを作成する。自治会 やPTAの方々との事前打ち合わせ(9月)や現地調査(9月)を行った後、自分の考え等を整理し、まとめた。その 後、地域ふれあいの日の発表会(11月)では、地域の方々に向けて発表することで、防災意識と地域参画の精神を 育み、課題設定や課題解決、並びに発表する力・表現する力を高めていくことを目的として、毎年1年生で実施して いる。 13 平和学習、戦争の講話 2年生2クラスで、講師を招き、平塚空襲や米軍の茅ヶ崎海岸上陸作戦(コロネット作戦)についての話を聞いた。こ れは、来年度の修学旅行で広島を訪れ、平和学習を行うための事前学習である。講話後、振り返りのために、感想 と講師へのお礼状を書いた。 14 身体表現ワークショップ 楽しく身体を動かすワークショップであったが、後半にファシリテーター6名の「ミュージカルの役者を目指した理由・ ターニングポイント」を話して頂いた。自分の命を輝かせることとミュージカルを観てくれるお客様に感動してもらい明 日への希望を持ってもらうこと、など生徒達には新鮮で生き方を考える良い機会となった。 15 地域の方をお招きして、 「世界の平和と生命の尊重」をテーマに各学級において、満州からの引き揚げ、戦争体 戦時中・戦後の体験講話か 験、被爆体験、戦後の苦しい生活などのお話をうかがいました。生徒たちは真剣な表情で話を聞き、「平和な世界に ら学ぶ命の尊さ むけて」じっくり考えることができました。また、これらの話をもとに、様々な資料を調べたり、意見交換をする中で、 今の自分を含めた「命の尊さ」について、考えを深めることができました。 16 互いを認め合う活動を年間を通して続けてきている。みんなが楽しく生活していくために、『聴き方ルール』『話し方 認め合い『SOS砂漠でサバ ルール』『話し合いルール』『合意形成のルール』などを明確に示して、グループエンカウンターを行ってきている。 イバル』(グループエンカウンター) 1月には、各自が自分の意見を持ち、班内で伝え合う活動を意欲的に行った。子ども達も楽しそうにとり組み、生き 生きと発表ができた。 2 中学校 № 「いのちの授業」実践事例 タイトル 総合学習 事例内容 17 阪神淡路大震災から学ぶ 修学旅行で訪れる予定の神戸「人と防災未来センター」について、事前学習の一環として、震災当時の映像や作文 を通していのちの大切さを改めて考える機会を持たせ、今後の課題解決学習に向け、各自の意欲を高めるととも に、課題設定の礎とした。 18 福祉体験教室 1年生4クラス全員が7つのグループに分かれ、それぞれの体験学習を行った。内容は「座間キャラバン隊(知的障 害の方について)」「拡大写本」「点字」「手話」「バリアフリー」「要約筆記」である。この各プログラムを生徒が体験す ることにより、福祉活動を学んだり、様々な立場の人と交流し考え方や生き方を学ぶ機会とした。 19 性教育(1学年) 助産師を講師として招き、受精から出産までの胎児の映像、不思議、講師ご自身の経験等の講話を聞く。授業の後 半は、本授業の趣旨等をご理解いただいた、母親とその赤ちゃんを招き、生徒をグループ分けし、抱っこやあやしな どの赤ちゃんと触れ合う体験をした。 20 生き方を学ぶ講演会に栄養教諭を講師に招き、食についての大切さを生徒に話していただいた。生徒から事前アン 生き方を学ぶ講演会「食の ケートを取り、パワーポイントを活用したお話は、生徒の関心を集めていた。栄養教諭の方にはゲストティーチャーと 大切さについて」 して家庭科の授業にも入っていただいた。 21 生き方を学ぶ教育講演会 演題「オール1の落ちこぼれ、教師になる」 講師 宮本 延春 宮本さんの生き方に触れ、生徒が自ら見つめ直し、よりよい生き方を考えた。 22 シンサイミライ学校 1年生の課題テーマ「地域防災」の調べ学習に入る前に、DVDを視聴した。これは、NHKが2012.3.11に放送したも のである。命を守る特別授業~”釜石の奇跡”片田敏孝教授と子どもたち~というサブタイトルにあるように、災害か ら身を守り生き長らえてきた子たちをクローズアップしたものである。命の重み、命のはかなさが生徒たちの心に刻 まれた。 23 SHIPの授業 神奈川レインボーセンターSHIP(性的マイノリティーを支えるボランティア団体)から、性同一性障害の学生やゲイ、 レズビアンの学生を6名派遣していただき、ライフストーリーなどを話してもらう。 24 今年度、初めての試みとして地域防災訓練に2年生が総合学習の一環として全員で参加した。訓練後の自治会の 反省会では「中学生が参加することで訓練が活性化した」、「中学生の一生懸命な様子に引っ張られるように大人が 地域防災訓練に参加(2年 頑張れた」など褒めていただき、来年度の参加の依頼を受けた。生徒は地域の一員として認められたとことを喜ぶと 生) ともに、役割の大きさに気づいたようだ。この地域訓練の参加を契機に、中学生が地域災害時に復旧活動の一役を 担おうとする意識が育まれることを期待する。 3