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6月 [PDFファイル/179KB]
平成28年度 ご提言紹介 (6月分) No. 1 部 件 担 当 所 名 属 内 容 回 答 4月16日の地震では、別府、湯布院という、県内の主要観光地も震度6弱の大きな揺れを観測しました。発生が深夜で あったこともあり、旅館、ホテルにお泊まりの多くのお客様は不安な一夜を過ごされました。 企 旅館やホテルでは、駐車場やロビーにお客様を集め、安否確認、安全確保をするとともに、必要に応じて地域の避難所 画 災害時の旅行客の宿泊先につ 災害時、宿泊中のホテルが被災し宿泊できない場合、被害の少ないホテルに移動し宿泊でき にご案内するなどの対策を講じました。 るように取り決めを行ってはどうでしょうか。利益は無くても観光客に安心してもらうことが重要 ご提案の「災害時に宿泊中のホテルが被災した場合の取り決め」については、今回のような地震災害では、道路や周 振 いて だと思います。 興 囲の状況がわからない夜間にお客様を移動させることは、かえって危険を伴うため、災害の状況に応じた対応が重要だ 部 と考えています。 県としましては、ご提案の趣旨を県旅館ホテル生活衛生同業組合に伝えるとともに、これからもお客様の安心、安全を 官民一体となって取り組んでまいります。 観光・地域振興課 2 企 画 豊予海峡ルートの早期実現に 振 ついて 興 部 徳島へ行く機会がありますが、列車と新幹線を乗り換え3時間余りで到着します。 大分市は、豊予海峡ルートの早期整備を求める議案を全国市長会に提案しました。大分県で も全国知事会、九州知事会にその要望書を提出していると思いますが、大分市は独自で東京 都内の建設コンサルタント会社に豊予海峡ルート調査業務委託を行っています。 県も総力を挙げて国に働きかけ実現に向けた努力をしてください。実現すれば、交通網が良く なり、経済交流拠点としての役割も増し、経済効果が期待できると思います。 九州と四国を結ぶ豊予海峡ルートについては、これまでも大分市を含む関係自治体及び経済団体で構成する豊予海 峡ルート推進協議会等を通じて、国土形成における位置づけの明確化などを国に要望してきました。 その結果、平成27年8月に策定された新たな国土形成計画において、「海峡部等を連絡するプロジェクトについては、 長期的視点から取り組む」と明記されたところです。 本県としては、豊予海峡ルートを含む太平洋新国土軸構想について、夢のあるプロジェクトとして掲げた灯を消すことな く、協議会を通じた国への要望活動を継続します。その中で、国に対して、その必要性を訴え、架橋やトンネルなどの技 術開発や研究調査の推進などを粘り強く要望してまいります。 また、その実現に向けては、豊予海峡間の人と物の流れを増やし、相互交流の軸を太くすることが必要なことから、フェ リー航路の充実や利用促進を図るとともに、対岸の自治体との地域間交流を活発化したいと考えています。 交通政策課 3 福 祉 被災者の大分県への受け入れ 熊本県で避難所に避難している人に向けて、大分県への受け入れを案内する時は、必要な 保 について 情報を提供することが必要だと思います。大分県で永住する人もいるかもしれません。 健 部 県では、熊本県の被災者に対し、県内の公営住宅の空き状況等を熊本県のホームページに掲載するなどの情報提供 を行っています。 また、県内に避難されてきた方へは、例えば、転校にあたっての住民票の異動等通常必要とされる手続きを省略し、体 験入学としての入学を認めるなど、まずは安心して避難生活が送れるよう市町村と連携して取り組んでいます。 その上で、避難されてきた方が、県内への移住を希望される場合には、空き家情報の提供や就労支援、移住セミナー の案内など、市町村と連携してきめ細かな支援を行ってまいりたいと考えています。 地域福祉推進室 4 生 活 被災地への支援について 環 境 部 防災危機管理課 今回の熊本地震では、熊本県や大分県で多くの方が、建物の損壊をはじめ、食器類や家財道具を失うなどの被害に遭 われています。さらには、避難所での生活を余儀なくされる方も出ました。被災された方にとりまして、避難所等での紙皿 を使っての食事は味気ないものであり、ぬくもりを感じる食器を使えば、気持ちもなごむのではないかと思われます。 一方、例えば、避難所では食器を使うと使用後の洗浄や保管をどうするか、あるいは被災者の皆さんが、どのような食 被災地で食器が割れてしまい、紙皿で食事をしている人が、「紙皿だと食べてて味気ない。」と 器の利用を希望しているのかということを確認する必要があり、今回の様な多くの方が被災した場合は、調査に時間がか 言っていました。各家庭で余っている食器を集めて、被災地へ持って行ってはどうでしょうか。 かります。 今回いただいたご提案の趣旨は、今後、被災者を支援するうえで、大変重要なことと考えていますが、上記の理由など から、県では、被災された方に県営住宅の無償提供や義援金の迅速な支給等に注力して、市町村と連携を図りながら被 災者支援を行っているところです。 No. 5 部 件 担 当 所 名 属 商 工 アンテナショップの場所につい 労 て 働 部 商業・サービス業振興課 6 農 林 ジビエの活用について 水 産 部 内 容 回 答 本県は、温泉をはじめ素晴らしい自然景観や食材など優れた物産観光を有するものの、全国的に認知されていなかっ たことから、首都圏でのおおいたブランドの確立と県産品の需要拡大を図るため、平成18年に他県のアンテナショップと は異なる特色あるレストラン型のフラッグショップ「坐来大分」を東京銀座に設置しました。 レストラン型を選択したのは、おおいたの豊かさを「食」に乗せて情報発信することで他県との差別化を図ることが、おお いたブランドをつくりあげていく有効な手段になると考えたからです。 坐来大分では、毎月メニューを替えて、安全、安心な旬の食材を使った料理を提供するとともに、スタッフが語り部となっ て食材の特徴や生産地の観光情報などを伝えることで、年間一万人を超えるお客様のご愛顧を賜っています。 大分県のアンテナショップはビルの中にあり、一般の人は立ち寄りにくそうです。道路に面した 坐来大分のスタッフは、選りすぐりの食材を供給していただく県内の多くの生産者を訪ね、また、首都圏のホテルや飲食 路面店にすると良いと思います。 店の料理長、百貨店のバイヤーとの繋がりを深めることで、おおいたブランドのイメージアップと高級店等との取引定着を 図っています。 今のところ、他県のアンテナショップのような形態での営業は考えておりませんが、今回の熊本地震を踏まえ、被災地 域の県産米や食材を使用したコース料理を提供するほか、坐来大分を活用したチャリティコンサートや、出張坐来と冠し て、首都圏の百貨店や大手企業内での応援フェアや観光キャンペーンの実施、さらにはサテライト坐来として近隣ビルで のミニ物産コーナーの開設などを企画していきます。 引き続き、おおいたブランドの確立と県産品の販路拡大に向け鋭意取り組んでいきますので、今後ともご支援をお願い します。 県内では、イノシシやシカが年間約7万頭捕獲されていますが、そのほとんどが自家消費や埋設処理されており、ジビ エ料理として流通しているものは数%しかありません。 このような中、今年の4月に、由布市湯布院町に「九州狩猟肉加工センター」がオープンしました。この施設は、国内最 大規模のジビエ加工専用ラインを有しており、生肉のブロックやスライスに加え、ミンチ、加工品、燻製等の生産を行い、 猟友会の人から「毎年、猟を辞める人が一人、二人いるため、60歳を過ぎた猟をする人を探し 年間30t(約2,100頭相当)を取り扱う予定です。 ている」と聞きました。 今後は、「九州狩猟肉加工センター」を核として、狩猟肉の需要の拡大を図るとともに、県内外でイベントや試食会を開 また、最近、精肉工場ができたと聞きましたが、どこにできたのでしょうか。 催し、ジビエ料理の普及・宣伝を行ってまいります。 最近の若い人たちは、ジビエ料理を好まないようですが、ジビエの活用が望まれます。 また、狩猟肉を安定的に確保し、鳥獣による被害を低減するには、狩猟者の確保も重要です。 県内の狩猟者は、5,001名(平成27年度末)で、最近は僅かに減ってきており、その年齢構成は、60歳以上が約4分 の3を占め、高齢化が進行しています。そこで、若者や女性、新規就農者、自衛隊OB等を対象とした「狩猟者確保・育成 セミナー」を開催し、新たな狩猟者の確保に努めています。 森との共生推進室 7 農 林 森の先生の派遣について 水 産 部 森との共生推進室 8 県では、子どもたちの森林や自然に対する理解や関心を高め、次世代の森林づくりを担う青少年を育成することなどを 目的として、森に関する専門的な知識を持った「森の先生」を県内の保育所、幼稚園、小中高等学校、大学などに派遣し ています。 「森の先生」の活動内容は、自然観察会、木育、ネイチャーゲームなどで、お問い合わせのありました、植林や枝打ちな ど森林づくりの大切さを教える森林・林業体験活動についても指導することができます。 以前、直川小学校で、川の生態や汚染等について、県のアドバイザーに来ていただき学習し 現在、「森の先生」には、森林インストラクターや樹木医等270名が登録しており、県が委託している「NPO法人グリー ました。 ンインストラクターおおいた」を通して派遣要請の内容に応じて現地に派遣しています。 今の子ども達に林業の将来のために、植林がいかに大切かを教える森の先生を派遣するよ この場合、活動に必要な道具や材料、傷害保険等は派遣申請をされた方に準備していただく必要がありますが、「森の うな制度はあるのでしょうか。 先生」への謝礼等は無料となっておりますので是非とも活用いただけたらと考えております。 なお、派遣に関するお問い合わせ先は、下記のとおりですので、ご相談ください。 <大分県森林づくりボランティア支援センター> 委託先:NPO法人 グリーンインストラクターおおいた 〒870-0126 大分市大字横尾4225番地 (電話・FAX)097-578-8151 (E-mail)[email protected] (HP)http://www.o-midori.jp/ 国道210号は九州の中央部を横断し、福岡県と大分県を結ぶ幹線道路であり、沿線都市の産業・経済の発展、さらに 観光・文化の振興に無くてはならない道路です。また、大分自動車道の霧や雪・事故等による通行止め時の代替道路と しての機能を果たしており、今回の熊本地震では、大分自動車道(湯布院IC~日出JCT間)が通行止めとなったことか 土 ら、迂回ルートとして重要な役割を果たしました。 木 国道210号線の4車線化につ 国道210号線は大分市から湯布院への主要道路でもあるので、道路を拡張し、早期に4車線 このように大変重要な道路ですが、朝夕の通勤時間帯や、大分自動車道が通行止めの際には、著しい交通渋滞が発 建 いて 化に取り組むべきだと思います。 生しており、県としても機会ある毎に道路管理者である国に整備を要望してきました。 築 これまでに、大分市内の木の上~富士見ヶ丘団地入口交差点間の4車線化をはじめ、庄内地区の交差点改良や歩道 部 整備、挾間三差路交差点の改良を含む挾間地区歩道整備が進められています。また、今年度から、富士見ヶ丘団地入 口交差点~緑ヶ丘団地東入口交差点間の4車線化が事業着手され、交通環境は一歩ずつ改善されています。 県としても、沿線自治体と連携しながら、引き続き国に対して要望を行って参ります。 道路建設課 No. 9 部 件 担 当 所 名 属 内 容 回 答 ご指摘のありました広告塔は、東九州自動車道の建設促進のため、関係市町と経済団体、大分県で設立した東九州自 土 動車道大分県南建設促進期成会及び東九州自動車道大分県北建設促進期成会が設置したものです。 木 東九州自動車道建設促進の広 東九州自動車道は、平成27年3月に大分県内の全線が開通し、また今年4月に北九州~大分~宮崎間が繋がるなど 「東九州道の早期開通を」の広告塔を見かけますが、大分県内については既に全線開通して 建 告塔について 着実に整備が進んでいますが、県内には未だ暫定2車線の区間があり、対面通行による交通安全上の問題、低速車に おり、開通をPRするためにも、早く撤去すべきだと思います。 築 よる定時性の阻害、災害時の強靱性の確保など課題が残されています。そのため、今後も4車線化の早期実現に向け、 部 引き続き各期成会では活動を続けていくことにしています。 広告塔については、今後のPR方針を含め、各期成会でその取扱いを協議しているところです。 道路建設課 10 土 木 木造住宅耐震化について 建 築 部 県と市町村では古い木造住宅の耐震診断費用とそれに係る耐震改修工事費用の補助を行っ ているようですが、熊本地震では比較的新しい木造住宅も全壊しています。阪神大震災以降建 築基準が厳しくなり、それに伴い補強工事が必要とされていますが、業者によっては施工不良 が見つかっています。 県も耐震基準に沿って家を新築する際に、その重要性をもっと新聞や広報誌を通じてアピー ルする必要があると思います。 宮城県沖地震(昭和53年)後の昭和56年5月に建築基準法が改正され、木造住宅については地震に対する壁の量が 約1.4倍に増やされました。阪神・淡路大震災(平成7年)後の平成12年には、柱と柱の間に斜めに入れる補強材の筋 かいが接続する部分の金物や壁の配置のバランスに関する規定が新たに付加されました。 昭和56年以降に建てた住宅は、震度6強以上の地震で倒壊しないことを目標に耐震基準がつくられています。今回の 熊本地震では比較的新しい住宅も倒壊している例がありますが、この原因については現段階では明らかにされていませ ん。 県は、耐震性が低いとされる昭和56年以前の木造住宅の耐震診断や耐震改修に、補助制度を設けています。今回の 地震を機に、この制度の利用者の一層の増加を図るため、新聞や広報誌等でのPRに努めます。併せて、これから新築 する住宅が、適切な設計や施工等により、安心で安全なものとなるよう啓発を行っていきます。 建築住宅課 11 高校改革推進計画により廃止した県立学校など、県内部で使用しないと判断することとなった未利用財産については、 県有財産総合経営計画に基づき、市町村において地域活性化の拠点施設等としての転用が可能なものは、当該市町村 との譲渡交渉を優先的に進めることとしています。 旧佐伯豊南高校跡地の活用に 教 特に、閉校となった学校は、長年、地域において教育、文化の中心的な役割を果たしてきた施設であることから、地元 旧佐伯豊南高校の跡地利用について、県はどのように考えているのでしょうか。有効活用を ついて 育 市町村と十分協議を行うこととしています。 お願いします。 庁 旧佐伯豊南高校跡地については、佐伯市が取得の意向を示しており、引き続き、教育施設としての活用が検討されて いると伺っています。 県としましても、同跡地が地域の活性化に資する施設として活用いただけるよう、今後も、佐伯市との協議を最優先に 進めてまいります。 教育財務課 12 教 県立図書館の貸出期限票につ 県立図書館をよく利用しており、職員の親切な対応には満足しています。 しかし、1度に複数の本を借りていると、返却日がわからなくなることがあります。 育 いて そこで、本を貸し出したときに発行する「貸出期限票」に本の書名を記録できないでしょうか。 庁 社会教育課 これまで、大分県立図書館での本の貸出にあたり、自動貸出機をご利用いただいた場合のみ、貸出した本の書名、貸 出日、返却日が記載された貸出票(レシート)を自動的に発行していました。 カウンターで職員による貸出手続をされた場合は、返却日のみを記載したしおりをお渡ししており、お申し出があった時 のみ、貸出票(レシート)をお渡ししていました。 今後は、ご指摘いただきましたとおり、カウンターでの職員による貸出手続の場合も、お申し出の有無にかかわらず、貸 出票(レシート)を出力してお渡しすることとします。 今後ともサービスの向上に努めてまいりますので、ご利用をよろしくお願いします。