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医療費のてびき - 医療法人社団主体会

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医療費のてびき - 医療法人社団主体会
医療費のてびき
医療保険と各種医療費助成制度のご案内
~安心して療養していただくために~
医療法人
社団主体会
平成 24 年 10 月改訂版
1.入院医療費のしくみ
入院費用の内訳は、大きく以下のように分類されます。自己負担については、年齢により負担割
合が変わるほか、世帯所得等によって負担額が変わる仕組みとなっています。
<入院費請求額内訳>
①医療費
②食事代
③保険外
自費
①医療費…患者様ご自身の年齢や所得により負担割合(1~3 割)や限度額が異なります。また
高額療養費制度により、医療費負担が一定以上にならないよう上限が設定されています。
②食事代…治療費と同じく、患者様ご自身の所得等により負担額が異なります。
③保険外自費…当院では、オムツ・パッド使用料、寝衣貸不料、患者様希望による個室使用料等が
発生します。
2.年齢別医療費の患者負担割合と自己負担限度額について
①70 歳以上の方(国民健康保険、後期高齢者医療保険等)
70 歳以上の方の医療費自己負担
対象者
現役並み
所得者
患者
自己負担限度額(1 か月)
負担
世帯単位
個人単位
割合
(入院・外来)
(外来のみ)
3割
一般
低所得者
Ⅱ
低所得者
Ⅰ
1割
80,100 円+
多数該当
食事代
(1 食につき)
44,000 円
44,000 円
260 円
44,400 円
12,000 円
-
260 円
24,600 円
8,000 円
-
15,000 円
8,000 円
-
(医療費-267,000 円)×1%
210 円(~90 日)
160 円(90 日~)
100 円
・70 歳以上の方は、入院時の窓口支払いが自己負担限度額までとなり、払い戻し申請は丌要です。
・自己負担限度額は、外来は個人単位でまとめ、入院を含む場合は世帯単位で合算します。
・同一月に複数の医療機関で治療を受け、そのそれぞれの費用を合算した額が上限を超える場合、
高額療養費の支給対象となります(食事代や保険外自費分は高額療養費の対象外です。)
・高額療養費に該当する場合、診療月の3~4か月後に保険者からお知らせの文書が自宅に送られ
てきます。そこで一度手続きをすれば、次回から高額療養費該当時は、自動的に振込されます。
・低所得 II・I に該当する方は、
「限度額適用・標準負担額減額認定証」を提示することにより、次の
自己負担限度額までの支払いとなります。
・多数該当…過去 1 年間に 4 回以上高額療養費の支給対象となった場合の自己負担限度額
②70 歳未満の方(国民健康保険、全国健康保険協会(協会健保)、組合健康保険等)
70 歳未満の方の医療費自己負担
患者
対象者
負担
多数該当
150,000 円+(医療費-500,000 円)×1%
83,400 円
260 円
80,100 円+(医療費-267,000 円)×1%
44,400 円
260 円
35,400 円
24,600 円
割合
上位
所得者
一般
3割
低所得者
食事代
自己負担限度額(1 か月)
(1 食につき)
210 円(~90 日)
160 円(90 日~)
・70 歳未満の方の自己負担限度額は、①医療機関ごと、②医科・歯科別、③入院・外来別に適用さ
れます。限度額適用認定証もしくは標準負担額減額認定証をご利用になると、入院時の窓口での
お支払いが自己負担限度額までとなり、払い戻しの申請が丌要になります。
・ただし、同じ月に 2 か所の病院で入院した場合等は、高額療養費申請が必要になります。
・平成 24 年 4 月より、限度額適用認定証を利用することで、外来診療においても窓口での支払い
が自己負担限度額までで抑えられるようになりました。
⇒限度額適用認定証利用には皆様それぞれの加入する保険者(市町村、全国健康保険協会、健康保
険組合、国保組合、共済組合)への申請手続きが必要です。※ただし、保険料が未納となっている
などの場合、証の交付を受けることができない場合があります。
『高額療養費制度
(全国健康保険協会ホームページより引用
限度額適用認定証のポイント』
アドレス:http://www.kyoukaikenpo.or.jp)
3.健康保険以外で医療を受ける場合
健康保険以外で外来・入院医療を受ける方(労災、生活保護、交通事故、原爆・公害認定等)は、
医療費負担等がそれぞれ異なりますので、1 階受付にその旨をお申し出の上、関係書類を早急にご
提出下さい。
4.その他医療費補助に関係する制度概要
①身体障害者手帳取得者への医療費助成
(窓口:市町村)
病気や怪我等を原因とする障害が永続すると判断される場合、市町村に申請することで、その障
害の程度に応じて身体障害者手帳が交付されます。身体障害者手帳所持者は、一度支払った医療費
の自己負担分が後から(3~5 か月後)償還される形で医療費助成が受けられます。
後期高齢者医療保険以外の保険証をお持ちの方は、福祉医療費受給者証の提示が必要です。
また、受給には所得制限と各市町村による対象等級の違いがあります。
・四日市市、鈴鹿市、朝日町、津市 1~3 級
・菰野町、桑名市、いなべ市、川越町、東員町、亀山市 1~4 級
②特定疾患治療研究事業(難病医療費支援制度)
(窓口:保健所)
パーキンソン病や ALS 等指定された 56 疾患に該当する方は、入院・通院ともにその疾患に関す
る医療費および食事代が、一部または全額(重症認定の場合)助成されます。
※①(身障手帳)
、②(難病)の申請希望の場合、医療相談室に申請に必要な書類一式がございます。
③特定疾病療養受領証
(窓口:医療保険の保険者)
人工透析を要する方や血友病などの高額な治療を著しく長期間にわたって継続しなければならな
い方については、申請により 1 ヶ月の自己負担限度額が 1 万円(所得に応じ 2 万円)になります。
④高額医療・高額介護合算療養費制度
(窓口:市町村、医療保険の保険者)
1 年間(毎年 8 月~翌年の 7 月末日)にかかった医療保険と介護保険の世帯内の自己負担合計が
基準額を超えた場合は、その超えた金額が払い戻しされます。
※なお、ここで言う自己負担分には、食事代や保険外自費を含みません。
高額医療・高額介護合算療養費制度の限度額
後期高齢者医療制度
+介護保険
被用者保険又は国保
+介護保険
被用者保険又は国保
+介護保険
(70 歳~74 歳がいる世帯)
(70 歳未満がいる世帯)
現役並み所得者
67万円
67万円
126万円
一般
56万円
62万円
67万円
低所得者
Ⅱ
31万円
31万円
低所得者
Ⅰ
19万円
19万円
⑤確定申告による医療費控除
34万円
(窓口:税務署)
1 年間(毎年 1 月 1 日~12 月 31 日)に医療費(介護保険施設の入所費用や寝たきりの方のお
むつ代、通院にかかる交通費も含まれます)を 10 万円以上支払った場合、確定申告により(※申
請には領収書等が必要です)一定の金額の所得控除を受けることができます。
所轄の税務署にて、申告に必要な書類入手や手続きができます。
~医療費の支払いに困る時や、制度の内容等でご丌明な点等ございましたら、
1 階受付もしくは医療相談室までお気軽にご相談下さい~
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