FUJITSU Software Interstage List Creator V10.4.0 帳票設計入門ガイド
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FUJITSU Software Interstage List Creator V10.4.0 帳票設計入門ガ イ ド B1X1-0194-05Z0(00) 2015 年 1 月 まえがき 本書では、売上伝票の作成をとおして、帳票を設計する手順について説明します。 本書の手順にそって実際に操作することで、帳票設計の流れを理解できます。 • 本書では、【Windows 版】のサンプルおよび画面を使用して説明しています。 • 本書は印刷して読むことをお勧めします。 本書のマークについて 本書では、いくつかのマークを用いて重要な事項を記載しています。 それぞれのマークには次のような意味があります。 :特に注意が必要な事項が書かれています。必ずお読みください。 :操作に関するワンポイントアドバイスが書かれています。 :知っておくと便利な事項が書かれています。 輸出管理規制について 本ドキュメントを輸出または第三者へ提供する場合は、お客様が居住する国および米国輸出管理関連 法規等の規制をご確認のうえ、必要な手続きをおとりください。 著作権 Microsoft Corporation のガイドラインに従って画面写真を使用しています。 Copyright 2012-2015 FUJITSU LIMITED © PFU LIMITED 2012-2015 マニュアル体系と読み方 本書をお読みになる前に、オンラインマニュアル “ マニュアル体系と読み方 ” をお読みください。 オンラインマニュアル “ マニュアル体系と読み方 ” には、List Creator のマニュアル体系、マニュアル の読み方、表記上の規則、対象読者と前提知識、用語の対応表、および商標などについて記載されて います。 2 |帳票設計入門ガイド 作成する帳票について 本書では、次の「売上伝票」という紙の帳票と同じ帳票を作成します。 売 上 伝 票 ○○○株式会社 000-0000 〒 神奈川県川崎市中原区 上小田中X-X-X △△△△電気 〒000-0000 東 京 都 港 区 東伝票番号ごとに 新 橋 X-X-X 伝票を出力します。 Tel :(99)9999-9999 様 Fax:(99)9999-9999 金額を自動的に 算出します。 明細番号を 自動的につけます。 売 上 日 2003年12月21 伝票番号 担 当 者 03101 005 No. 商品コード 01 0020 カラーテレビ 3 ¥120,000 ¥360,000 02 0022 カラオケセット 1 ¥82,000 ¥82,000 03 0100 電気掃除機 2 ¥23,000 ¥46,000 04 0001 電気スタンド 7 ¥10,000 ¥70,000 商 品 名 数 量 単 価 金 額 3 合計を自動的に 算出します。 合 計 ¥558,000 • 明細番号(No.)を自動的につけます。 • 数量と単価から、金額を自動的に算出します。 • 伝票番号ごとに金額の合計を算出し、売上伝票を出力します。 • 明細の数が 10 を超えるか、または伝票番号が変わった場合に、改ページします。 • 用紙のサイズは A4 です。 ■帳票の作成方法 本書では、紙の「売上伝票」をスキャナで読み取ったイメージデータ(ビットマップ形式)を利 用して帳票を作成します。 本書では、イメージデータが準備されているという前提で説明しています(使用する売上伝票の イメージデータは、サンプルとして用意されています)。 このイメージデータを、作成する帳票の下敷きとして画面に表示し、下敷きのレイアウトに合わ せて表の罫線や文字などを追加します。 本書で説明している、イメージデータを利用して帳票を作成する方法以外にも、様々な作成方法 があります。 詳細は、オンラインマニュアル “ 帳票設計編 ” を参照してください。 帳票設計入門ガイド |3 作成の流れ 帳票を作成する流れについて説明します。 帳票設計する前に… (⇒“帳票設計編”参照) 次の準備が必要です。 ●「売上伝票」のイメージデータ 紙の帳票をスキャナで読み取って、イメージデータとして保存します。 ここでは、サンプルとして用意されているイメージデータを使用します。 ●入力データ 帳票に出力するデータのことです。 ここでは、サンプルとして用意されているデータを使用します。 1. 帳票定義一覧を起動します。 (⇒5ページ参照) [スタート]メニューから帳票定義一覧を起動します。 2. 帳票を新規作成します。 (⇒5ページ参照) ウィザードで、作成したい帳票のレイアウトに合った帳票形式を選択し、 表示される情報にしたがって、帳票を作成します。 3. レイアウトを定義します。 (⇒10ページ参照) 下敷きイメージに合わせて明細の開始位置やグリッドを設定し、 項目を追加していきます。 4. 項目と入力データを関連付けます。 (⇒39ページ参照) ・入力データを使用して帳票を出力するために、項目と入力データを関連付けます。 ・金額の合計などを算出する演算式を定義します。 5. 帳票の出力イメージを確認します。 (⇒48ページ参照) 入力データを使用して実際の帳票の出力イメージを表示することや、入力データの 雛形を作成して帳票の出力イメージを表示することもできます。 6. 作成した帳票を保存します。 (⇒50ページ参照) 7. 帳票様式定義、帳票定義一覧を終了します。 (⇒50ページ参照) 4 |帳票設計入門ガイド 1.帳票定義一覧を起動します 帳票定義一覧を起動します。 1 [スタート]メニューから、[プログラム]−[List Creator]−[帳票定義一覧] を選択します。 ⇒ 帳票定義一覧画面が表示されます。 3 - 帳票の保存先は、タイトルバーに表示されます。 また、帳票の保存先は変更することもできます。詳細は、オンラインマニュアル “ 帳票設計編 ” を 参照してください。 2.帳票を新規作成します 帳票様式定義ウィザードを使用して、帳票を新規作成します。 1 ツールバーの[新規作成]ボタン ( )をクリックします。 ⇒ 新規作成画面が表示されます。 帳票設計入門ガイド |5 2 これから作成する帳票の名前を次の ように入力し、[OK]ボタンをク リックします。 1 2 名前:売上伝票 ⇒ 帳票様式定義ウィザードのウィザー ドを選択する画面が表示されます。 3 使用するウィザードを以下のように 指定し、[次へ]ボタンをクリックし ます。 ① 帳票様式定義ウィザードを使用する 帳票形式 :伝票形式 ② Unicode の文字を 使用する :チェックしない ⇒ 用紙を設定する画面が表示されます。 ③ ④ 4 用紙を以下のように指定します。 用紙サイズ:A4 用紙方向 :横 ① ② 5 「下敷きイメージ」の下にある[設 定]ボタンをクリックします。 ⇒ ファイルを開く画面が表示されます。 6 |帳票設計入門ガイド 6 下敷きイメージとして表示する イメージファイルを選択し、[開く] ボタンをクリックします。 ⇒ 用紙を設定する画面に戻ります。 ここでは、あらかじめ準備されているイ メージデータを指定します。 イメージデータは以下にあります。 インストールディレクトリ ¥Samples ¥ 下敷きサンプル .bmp 「下敷きイメージ」に、選択したイ メージデータのパスが表示されます。 - List Creator のデフォルトの インストールディレクトリは、 「C:¥ListCREATOR」です(インストールし たドライブが C の場合)。 7 3 [次へ]ボタンをクリックします。 ⇒ 帳票様式情報の詳細を設定する画面 が表示されます。 8 帳票様式情報を以下のように指定し、 [次へ]ボタンをクリックします。 ① ヘッダ部あり :チェックする テイル部あり :チェックする タイトル :売上伝票 ボディ部繰返し数 :10 段組みを行う :チェックしない ボディ部開始位置 :2.00" ボディ部縦幅 :0.33" ⇒ 参照するファイルを選択する画面が 表示されます。 ② - ボディ部開始位置およびボディ部縦幅の単 位「"」は、インチです。 帳票設計入門ガイド |7 9 「ファイルを参照しない」を選択し、 [次へ]ボタンをクリックします。 ⇒ 項目を関連付ける画面が表示されま す。 ① - 本書では、下敷きイメージを表示し、それに 合わせて作成するため「ファイルを参照しな い」を選択します。 ② 10[次へ]ボタンをクリックします。 ⇒ 完了画面が表示されます。 - 本書では、下敷きイメージを表示し、それに 合わせて作成するため項目の配置は行いま せん。 11 ウィザード完了後の操作を以下のよ うに指定し、[完了]ボタンをクリッ クします。 項目に見出しを付ける:チェックしない 下敷きイメージのオーバレイ変換を 引き続き行う :チェックする ① ⇒ メッセージが表示されます。 ② 12[OK]ボタンをクリックします。 ⇒ 下敷きイメージのオーバレイ変換画 面が表示されます。 - 明細部分(ボディ部)には 1 つ以上の項目を 設定する必要があります。ボディ部に項目を 設定しない場合、自動的に項目が生成されま す。 8 |帳票設計入門ガイド 13「文字認識する」のチェックをはず し、 [OK]ボタンをクリックします。 ① ⇒ 自動補正配置画面が表示されます。 - 本書では、下敷きイメージの罫線だけをオー バレイに変換するため、「文字認識する」の チェックをはずします。 ② 14[OK]ボタンをクリックします。 ⇒ 帳票様式定義画面が表示されます。 3 15 帳票様式定義画面で、作成する帳票 様式情報の全体を表示するために、 ツールバーの[全体を表示]ボタン ( )をクリックします。 ⇒ 帳票様式定義画面に、作成する帳票様式情報の全体が表示されます。 操作「8」で指定した タイトルが自動生成されます。 項目が 1 つ作成されます 下敷きイメージの罫線が 自動生成されます。 明細部分(ボディ部)は、 点線で表示されます。 操作「6」で指定した イメージファイルが 下敷きイメージとして 表示されます。 帳票設計入門ガイド |9 - 自動生成された罫線以外の箇所をクリックすると、選択状態を解除できます。 下敷きイメージに合わせて、帳票を作成していきます。“3. レイアウトを定義します ” に進んで ください。 3.レイアウトを定義します 帳票のレイアウトを定義します。 下敷きイメージの色を変更します 下敷きイメージの色を見やすい色に変更します。 - 下敷きイメージの色の変更は、必ず行う作業ではありません。 下敷きイメージの色を変更しない場合は、“ 明細の開始位置を指定します ” に進んでください。 1 帳票ナビの[用紙]ボタンの をク リックし、[下敷きイメージの表示] を選択します。 ⇒ 下敷きイメージ画面が表示されます。 2 「前面色」の色をクリックします。 ⇒ 色の設定画面が表示されます。 3 「基本色」から下敷きイメージを表示 したい色を選択して、[OK]ボタン をクリックします。 ① ⇒ 下敷きイメージ画面に戻ります。「前 面色」の色が変更されます。 ② 10 |帳票設計入門ガイド 4 [OK]ボタンをクリックします。 ⇒ 下敷きイメージ画面が閉じ、下敷きイメージの色が変更されます。 3 明細の開始位置を指定します 明細の開始位置を指定します。 ここでは、下敷きイメージと明細の開始位置が一致するように設定します。 1 明細の開始位置にある罫線を選択し ます。 2 クイックハンドルをクリックします。 ⇒ プロパティリストが表示されます。 帳票設計入門ガイド |11 3 プロパティリストで開始位置の縦位 置の値を確認します。 ここでは、開始位置の縦位置の値は 3.50" です。 4 操作「1」で選択した罫線の次の行の 罫線を選択し、プロパティリストで 開始位置の縦位置の値を確認します。 ① ここでは、開始位置の縦位置の値は 3.83" です。 ② 5 レコードリストで、「BODY」を選択 し、 [オブジェクトのプロパティ]ボ タン( )をクリックします。 ⇒ 集団項目画面が表示されます。 6 [繰返し情報]タブで、開始位置と縦 幅を指定します。 ここでは、以下のように指定します。 開始位置:3.50" 縦幅 :0.33" -「開始位置」には、操作「3」で確認した位置 を指定します。 -「サイズ」の「縦幅」には、セルの高さ(操 作「4」で確認した位置−開始位置)を指定 します。 12 |帳票設計入門ガイド ② ① 7 [OK]ボタンをクリックします。 ⇒ 集団項目画面が閉じ、明細の開始位置が変更されます。 明細の開始位置 およびセルの縦幅が 下敷きイメージと一致します。 3 帳票設計入門ガイド |13 画面の構成を変更します 設計しやすくするために、画面の構成を変更します。 - 画面の構成を変更する作業は、必ず行う作業ではありません。 画面の構成を変更しない場合は、“ グリッドを設定します ” に進んでください。 1 クイックハンドルをクリックします。 ⇒ レコードリストが閉じます。 - 以降の操作については、レコードリストが閉 じた状態で説明しています。 ⇒ 画面の構成が変更されます。 14 |帳票設計入門ガイド グリッドを設定します グリッドは、項目を追加するときの目安となります。 ここでは、作成する帳票に合わせてグリッドの強制間隔を変更し、追加する項目が、強制的にグリッ ドに合うように設定します。 1 帳票ナビの[設定]ボタンをクリッ クします。 ⇒ グリッドの設定画面が表示されます。 2 グリッド間隔や強制間隔を設定しま す。 3 ここでは、以下のように設定します。 グリッドの間隔を固定で指定する グリッド間隔 縦 :1/6 インチ 横 :1/10 インチ 強制間隔に合わせる :チェックする 強制 :1/2 の位置にも配置 グリッドを表示する :チェックする 3 [OK]ボタンをクリックします。 ⇒ 設定した間隔でグリッドが表示され ます。 項目を追加します 下敷きイメージに合わせて、自動生成された項目の種類を変更し、足りない項目を追加します。 ■自動生成されたテキスト項目の種類を変更します 明細部分(ボディ部)には 1 つ以上の項目を設定する必要があります。 “2. 帳票を新規作成します ” の操作「10」の、項目を関連付ける画面でボディ部に項目を設定しな かった場合、テキスト項目(MMMM)が自動生成されます。 帳票設計入門ガイド |15 ここでは、自動生成されたテキスト項目を、「No.」を出力するための数字項目に変更します。 1 2 「MMMM」を選択します。 ツールバーの[項目種別の変更] ボタン( )をクリックします。 ⇒ 項目種別の変更画面が表示されま す。 3 「テキスト項目→数字項目」を選択 し、[OK]ボタンをクリックしま す。 ① ⇒ 項目種別の変更画面が閉じ、 「MMMM」(テキスト項目)が 「9999」(数字項目)に変更されま す。 ② 4 「9999」を「No.」の下の数字ま でドラッグして、移動します。 マウスの左ボタンを 押したまま、 「No.」の 下の数字までマウスを 移動します。 16 |帳票設計入門ガイド ■フォント / 項目名 / 文字列の長さを設定します 1 編集する項目をダブルクリックしま す。 ここでは、 「No.」の下の数字項目をダブ ルクリックします。 ⇒ 項目のプロパティ画面が表示されま す。 2 [フォント]タブで、フォントサイズ を指定します。 ここでは、 「12」と指定します。 3 3 [プロパティ]タブで、項目名を指定 します。 ここでは、 「明細番号」と指定します。 帳票設計入門ガイド |17 4 [プロパティ]タブで、項目の文字列 の長さ(項目長)を指定します。 ここでは、 「2」と指定します。 - 項目長は、以下のように計算します。 半角英数字:文字数 ×1 全角文字 :文字数 ×2 5 [プロパティ]タブで、[再計算]ボ タンをクリックします。 ⇒ 項目に必要な領域の長さが算出され ます。 6 [OK]ボタンをクリックします。 ⇒ 項目のプロパティ画面が閉じ、フォント、項目名、および文字列の長さが変更されま す。 18 |帳票設計入門ガイド ■基準となるフォントサイズを設定します 1 書式ツールバーで、追加する項目の 基準となるフォントサイズを変更し ます。 ここでは、 「12」を選択します。 - オブジェクトが選択されていない状態で行 います。 - オブジェクトが選択されていない状態で、 フォントサイズを変更すると、変更した値が 項目を追加するときの基準値となります。 ■「商品コード」、「商品名」 、「数量」の項目を追加します 1 画面の左下にある項目のボタンをク リックします。 3 :数字項目 項目のボタンは種類によって異なりま す。 :数字項目 :テキスト項目 ここでは、 [数字項目]ボタンをクリッ クし、「商品コード」の数字項目を追加 します。 その他の項目については、オンラインマ ニュアル “ 帳票設計編 ” を参照してくだ さい。 帳票設計入門ガイド |19 2 下敷きイメージに合わせて、項目の 範囲を指定します。 マウスをドラッグして、範囲を指定しま す。 マウスの左ボタンを 押したまま、項目の 範囲を選択します。 ⇒ 画面の上に数字項目(9999)が表示 されます。 - テキスト項目の場合は、画面の上にテキスト 項目(MMMM)が表示されます。 3 追加した項目をダブルクリックしま す。 ⇒ 項目のプロパティ画面が表示されま す。 4 [プロパティ]タブで、項目名および 項目の文字列の長さ(項目長)を指 定し、[再計算]ボタンをクリックし ます。 ① 以下のように指定します。 項目名:商品コード 項目長:4 ② ⇒ 項目に必要な領域の長さが算出され ます。 5 [OK]ボタンをクリックします。 ⇒ 項目のプロパティ画面が閉じ、「商品コード」の項目が追加されます。 20 |帳票設計入門ガイド 6 「商品名」、「数量」の項目も、「商品コード」の項目と同じように追加します。 操作「1」で、以下のように指定します。 ●「商品名」の項目を追加する場合 [テキスト項目]ボタンをクリックし、テキスト項目を追加します。 ●「数量」の項目を追加する場合 [数字項目]ボタンをクリックし、数字項目を追加します。 操作「4」で、以下のように指定します。 ●「商品名」の項目名、および項目の文字列の長さ(項目長)を指定する [プロパティ]タブで次のように指定します。 項目名:商品名 項目長:30 ●「数量」の項目名、および項目の文字列の長さ(項目長)を指定する [プロパティ]タブで次のように指定します。 項目名:数量 項目長:2 3 ■「単価」を出力する項目を追加します 1 画面の左下にある[数字項目]ボタ ンをクリックします。 :数字項目 帳票設計入門ガイド |21 2 下敷きイメージに合わせて、項目の 範囲を指定します。 マウスをドラッグして、範囲を指定しま す。 マウスの左ボタンを 押したまま、項目の 範囲を選択します。 ⇒ 画面の上に数字項目(9999)が表示 されます。 3 追加した項目をダブルクリックしま す。 ⇒ 項目のプロパティ画面が表示されま す。 4 [編集形式]タブで、「¥¥¥,¥¥9」の 形式で出力されるように指定します。 以下のように指定します。 分類 :通貨 編集形式 :¥¥¥,¥¥9 全ゼロサプレス:チェックしない 通貨記号文字 :¥ - 上 記 の よ う に 指 定 す る と、入 力 デ ー タ が 「1234567」の場合、自動的に「¥1,234,567」 に編集して出力されます。 5 [プロパティ]タブで、項目名および 項目の文字列の長さ(項目長)を指 定し、[再計算]ボタンをクリックし ます。 ① 以下のように指定します。 項目名:単価 項目長:7 ⇒ 項目に必要な領域の長さが算出され ます。 22 |帳票設計入門ガイド ② 6 [OK]ボタンをクリックします。 ⇒ 項目のプロパティ画面が閉じ、「単価」の項目が追加されます。 3 ■「金額」、「合計」を出力する項目を追加します 1 「単価」の項目をクリックします。 ⇒「単価」の項目が選択されます。 2 キーボードの Ctrl キーを押しなが ら、マウスをドラッグします。 ここでは、 「金額」の下の数字までマウ スをドラッグします。 ⇒「単価」の項目がコピーされます。 キーボードの Ctrl キー を押したまま、項目を 移動します。 - 項目を選択し、キーボードの Ctrl キーを押し ながら、マウスをドラッグすると項目がコ ピーされます。 帳票設計入門ガイド |23 3 コピーした項目をダブルクリックし ます。 ⇒ 項目のプロパティ画面が表示されま す。 4 [プロパティ]タブで、項目名および 項目の文字列の長さ(項目長)を指 定し、[再計算]ボタンをクリックし ます。 ① 以下のように指定します。 項目名:金額 項目長:10 ⇒ 項目に必要な領域の長さが算出され ます。 5 ② [OK]ボタンをクリックします。 ⇒ 項目のプロパティ画面が閉じ、「金額」の項目が追加されます。 6 「合計」の項目も、「金額」の項目と同じように「単価」の項目をコピーして追加 します。 操作「4」で、以下のように指定します。 項目名:合計 項目長:11 o 24 |帳票設計入門ガイド ■「売上日」、「伝票番号」、「担当者コード」を出力する項目を追加します 1 画面上の項目がないところをダブル クリックします。 ⇒ マウスカーソルの形が に変わりま す。 - 画面上の項目がないところをダブルクリッ クすると、直前に追加した項目と同じ項目を 追加することができます。 2 下敷きイメージに合わせて、項目の 範囲を指定します。 マウスをドラッグして、範囲を指定しま す。 ⇒ 画面の上に数字項目(9999)が表示 されます。 3 3 マウスの左ボタンを 押したまま、項目の 範囲を選択します。 追加した項目をダブルクリックしま す。 ⇒ 項目のプロパティ画面が表示されま す。 4 [フォント]タブで、フォントを編集 します。 ここでは、以下のように編集します。 英文フォント:MS ゴシック 帳票設計入門ガイド |25 5 [編集形式]タブで、「売上日」が西 暦の「9999 年 99 月 99 日」の形式 で出力されるように指定します。 以下のように指定します。 ① ② 分類 :日付 区切り :年月日 ゼロ抑制 :チェックする - 分類に「日付」を指定し、区切りに「年月 日」を指定すると自動的に文字列およびサン プルに値が入ります。 上 記 の よ う に 指 定 す る と、入 力 デ ー タ が 「20041201」の場合、自動的に「2004 年 12 月 1 日」に編集して出力されます。 6 [プロパティ]タブで、項目名を指定 し、 [再計算]ボタンをクリックしま す。 ① 以下のように指定します。 項目名:売上日 ⇒ 項目に必要な領域の長さが算出され ます。 ② 7 [OK]ボタンをクリックします。 ⇒ 項目のプロパティ画面が閉じ、「売上日」の項目が追加されます。 26 |帳票設計入門ガイド 8 「伝票番号」、「担当者コード」の項目も、「売上日」の項目と同じように追加しま す。 操作「6」で、以下のように指定します。 ●「伝票番号」の項目名、および項目の文字列の長さ(項目長)を指定する [プロパティ]タブで次のように指定します。 項目名:伝票番号 項目長:5 ●「担当者コード」の項目名、および項目の文字列の長さ(項目長)を指定する [プロパティ]タブで次のように指定します。 項目名:担当者コード 項目長:3 -「伝票番号」、「担当者コード」の項目を追加する場合、フォントおよび編集形式を変更しないので 操作「4」 、「5」は必要ありません。 3 ■「得意先郵便番号」を出力する項目を追加します 1 画面の左下にある[テキスト項目] ボタンをクリックします。 :テキスト項目 帳票設計入門ガイド |27 2 下敷きイメージに合わせて、項目の 範囲を指定します。 マウスをドラッグして、範囲を指定しま す。 ⇒ 画面の上にテキスト項目(MMMM) が表示されます。 マウスの左ボタンを 押したまま、項目の 範囲を選択します。 3 追加した項目をダブルクリックしま す。 ⇒ 項目のプロパティ画面が表示されま す。 4 [編集形式]タブで、郵便番号の区切 り文字に「-」が出力されるように指 定します。 以下のように指定します。 分類:郵便 ハイフン表示 - 上 記 の よ う に 指 定 す る と、入 力 デ ー タ が 「1057123」の場合、自動的に 「105-7123」に編集して出力されます。 5 [プロパティ]タブで、項目名を指定 し、 [再計算]ボタンをクリックしま す。 ① 以下のように指定します。 項目名:得意先郵便番号 ⇒ 項目に必要な領域の長さが算出され ます。 28 |帳票設計入門ガイド ② 6 [OK]ボタンをクリックします。 ⇒ 項目のプロパティ画面が閉じ、「得意先郵便番号」の項目が追加されます。 3 ■「得意先住所1」、「得意先住所2」、「得意先名」を出力する項目を追加しま す 1 画面上の項目がないところをダブル クリックします。 ⇒ マウスカーソルの形が に変わりま す。 2 下敷きイメージに合わせて、項目の 範囲を指定します。 マウスをドラッグして、範囲を指定しま す。 ⇒ 画面の上にテキスト項目(MMMM) が表示されます。 マウスの左ボタンを 押したまま、項目の 範囲を選択します。 帳票設計入門ガイド |29 3 追加した項目をダブルクリックしま す。 ⇒ 項目のプロパティ画面が表示されま す。 4 [フォント]タブで、フォントを編集 します。 ① ② ここでは、以下のように編集します。 日本語フォント:MS 明朝 英文フォント :MS 明朝 サイズ :14 5 [プロパティ]タブで、項目名および 項目の文字列の長さ(項目長)を指 定し、[再計算]ボタンをクリックし ます。 ① 以下のように指定します。 項目名:得意先住所1 項目長:30 ② ⇒ 項目に必要な領域の長さが算出され ます。 6 [OK]ボタンをクリックします。 ⇒ 項目のプロパティ画面が閉じ、「得意先住所1」の項目が追加されます。 30 |帳票設計入門ガイド 7 「得意先住所2」、「得意先名」の項目も、「得意先住所1」の項目と同じように追 加します。 操作「5」で、以下のように指定します。 ●「得意先住所2」の項目名、および項目の文字列の長さ(項目長)を指定する [プロパティ]タブで次のように指定します。 項目名:得意先住所2 項目長:30 ●「得意先名」の項目名、および項目の文字列の長さ(項目長)を指定する [プロパティ]タブで次のように指定します。 項目名:得意先名 項目長:12 3 ■見出しを追加します 1 画面の左下にある[固定リテラル項 目]ボタンをクリックします。 :固定リテラル項目 - 2 つ目以降の見出しは、画面上の項目がない ところをダブルクリックしてマウスカーソ ルの形が に変わり、追加することができま す。 帳票設計入門ガイド |31 2 下敷きイメージに合わせて、見出し の範囲を指定します。 マウスをドラッグして、見出しの範囲を 指定します。 マウスの左ボタンを 押したまま、見出しの 範囲を指定します。 ここでは、 「No.」の範囲を指定します。 ⇒ 画面上部に「固定リテラル」と入力 された入力域が表示されます。 3 入力域に「No.」と入力し、キーボー ドの Enter キーを押します。 ⇒「No.」という文字列が追加されます。 4 他の見出しや、フォーマットとなる固定文字列も、同じように追加し、体裁を次 の表を参考にしながら設定します。 ⇒ 見出しや固定文字列をすべて追加すると、以下のようになります。 ③ ① ② ⑤ ⑥ ⑧ ⑨ ⑩ 32 |帳票設計入門ガイド ④ ⑦ 番号 項目名 [フォント]タブ [文字配置]タブ 日本語フォント 英文フォント サイズ 配置方法 ① StaticXXXX MS 明朝 MS 明朝 12 指定なし ② StaticXXXX MS 明朝 MS 明朝 14 指定なし ③ (*1) StaticXXXX MS 明朝 MS 明朝 24 両端揃え ④ StaticXXXX MS ゴシック MS ゴシック 24 両端揃え ⑤ StaticXXXX MS ゴシック MS ゴシック 12 両端揃え ⑥ StaticXXXX MS ゴシック MS ゴシック 12 両端揃え ⑦ StaticXXXX StaticXXXX MS ゴシック MS ゴシック 12 両端揃え ⑧ StaticXXXX StaticXXXX StaticXXXX MS ゴシック MS ゴシック 14 両端揃え ⑨ StaticXXXX StaticXXXX StaticXXXX StaticXXXX StaticXXXX StaticXXXX MS ゴシック MS ゴシック 14 両端揃え StaticXXXX MS ゴシック ⑩ 3 MS ゴシック 14 両端揃え 項目名「StaticXXXX」の XXXX には、任意の番号が設定されます。 *1:“2. 帳票を新規作成します ” の操作「8」でタイトルとして追加されているので、 設定のみ行ってください。 - 配置方法は、項目のプロパティ画面の[文字配置]タブで指定します。 - 入力した文字がすべて表示されなかった場合は、マウスで文字列の範囲を広げてください。 - 追加した見出しや固定文字列の文字列を変更できます。詳細は、オンラインマニュアル “ 帳票設計 編 ” を参照してください。 帳票設計入門ガイド |33 下敷きイメージを非表示にします 下敷きイメージを非表示にして、追加した項目を確認します。 1 ツールバーの[下敷きイメージ]ボ タン( )をクリックします。 ⇒ 下敷きイメージ画面が非表示になり す。 ⇒ 下敷きイメージを非表示にすると、以下のようになります。 - 再度、下敷きイメージを表示したい場合は、[下敷きイメージ]ボタンをクリックしてください。 34 |帳票設計入門ガイド 項目を整列します 項目の整列位置を指定するツールバーを表示して、複数の項目を整列して並べます。 1 メニューから[表示]−[ツール バー]を選択します。 ⇒ ツールバー画面が表示されます。 2 編集をチェックし、[OK]ボタンを クリックします。 ① ② 3 ⇒ ツールバー画面が閉じ、[編集]ツー ルバーが表示されます。 3 編集オブジェクト選択タブの[項目] タブをクリックし、キーボードの Ctrl キーを押しながら、[リテラル] タブをクリックします。 ⇒ 画面上に項目とリテラル(見出し) のみ表示されます。 - 表示を項目とリテラルのみにすると、オーバ レイ罫線を選択できなくなるので、整列の範 囲選択時に誤ってオーバレイ罫線を選択し、 明細表がくずれることはありません。 帳票設計入門ガイド |35 4 マウスをドラッグして整列の基準と なる範囲を選択します。 ここでは、明細表の金額と合計の整列の 基準となる範囲を選択します。 - 整列は選択した範囲に対して行われます。 - 整列の基準となる範囲を選択する方法には、 以下の 2 つの方法があります。 • マウスをドラッグする ⇒項目を含む自由な大きさの範囲とな ります。 • Shift キーを押しながら整列したい項目 をクリックする ⇒選択した項目を含む最小の範囲とな ります。 5 [右揃え]ボタン( ます。 )をクリックし ⇒ 項目が選択範囲の右端に整列されま す。 36 |帳票設計入門ガイド - 整列の基準となる範囲を指定したあとのツールバーでの指定と、その整列結果について以下に例を 示します。 ボタン名称 整列前(例) 整列後(例) 上揃え 上下中央揃え 下揃え 左揃え 3 左右中央揃え 右揃え 帳票設計入門ガイド |37 6 他の項目も、同じように整列していきます。 左 左 左 中 中 中 左 右 中 中 右 左:左揃え 中:左右中央揃え 右:右揃え - 項目の細かい移動は、グリッドの強制を使用しないで項目を選択し、キーボードの矢印キーで行う ことができます。 38 |帳票設計入門ガイド 4.項目と入力データを関連付けます 追加した帳票の項目と入力データを関連付けます。 入力データの情報を定義します 作成した帳票の項目と入力データを関連付けるために、使用する入力データの種類や、入力データの 項目の順序について定義します。 ここでは、あらかじめ準備されている以下の入力データを使用して帳票を出力するものとします。 入力データ形式:可変長 区切り文字 :バーティカルバー( | ) 0000000│神奈川県川崎市中原区│上小田中X-X-X│△△△△電気│20031221│03101│005│0020│カラーテレビ│3│120000 0000000│神奈川県川崎市中原区│上小田中X-X-X│△△△△電気│20031221│03101│005│0022│カラオケセット│1│82000 0000000│神奈川県川崎市中原区│上小田中X-X-X│△△△△電気│20031221│03101│005│0100│電気掃除機│2│23000 ・ ・ ・ 得意先 郵便番号 得意先 住所 1 得意先 住所 2 得意先名 売上日 商品名 商品コード 単価 3 数量 担当者コード 伝票番号 - 金額、合計、および明細番号には、演算結果が出力されるため、入力データは必要ありません。 入力データは以下にあります。なお、ここでは、操作と結果をイメージしていただきやすいように具 体的な例を使用して説明しています。そのため、製品に添付されている以下の入力データを使用した 場合、帳票の出力イメージがマニュアルに記載されている出力イメージと異なります。 インストールディレクトリ ¥data¥ 売上伝票 .dat - List Creator のデフォルトのインストールディレクトリは、「C:¥ListCREATOR」です(インストールし たドライブが C の場合)。 ■入力データの形式を指定します 使用する入力データの形式や区切り文字を指定します。 1 帳票ナビから[データ]ボタンをク リックします。 ⇒ データ定義画面が表示されます。 帳票設計入門ガイド |39 2 [環境定義]タブで、入力データの形 式を指定します。 ここでは、以下のように指定します。 入力データ形式:可変長 区切り文字 :バーティカルバー ■入力データの順序を指定します 項目と入力データを関連付けるために、追加した項目の順序と入力データの項目の順序を一致さ せます。 1 [データ定義]タブで、定義した項目 の並びと入力データの列の並びを一 致させます。 項目を選択し、[上へ]ボタンまたは [下へ]ボタンをクリックして並べ替え ます。 ここでは、以下の順番に並べ替えます。 1)得意先郵便番号 選択した項目が 上へ移動します。 選択した項目が 下へ移動します。 2)得意先住所1 3)得意先住所2 4)得意先名 5)売上日 6)伝票番号 7)担当者コード 8)商品コード 9)商品名 10)数量 11)単価 12)金額 13)合計 14)明細番号 続けて、演算を指定します。 40 |帳票設計入門ガイド - キーボードの Shift キーを押しながら移動 したい項目をクリックして、項目を複数選 択することもできます。 演算を指定します 金額の合計などを算出する演算式を指定します。 ここでは、以下の演算式を指定します。 • 伝票番号ごとに伝票を出力する • 明細番号を自動的につける • 金額を自動的に算出する • 合計を自動的に算出する 売 上 伝 票 ○○○株式会社 000-0000 〒 神奈川県川崎市中原区 上小田中X-X-X △△△△電気 〒000-0000 東 京 都 港 区 東伝票番号ごとに 新 橋 X-X-X 伝票を出力します。 Tel :(99)9999-9999 様 Fax:(99)9999-9999 金額を自動的に 算出します。 明細番号を 自動的につけます。 売 上 日 2003年12月21 伝票番号 担 当 者 03101 005 金 額 No. 商品コード 01 0020 カラーテレビ 3 ¥120,000 ¥360,000 02 0022 カラオケセット 1 ¥82,000 ¥82,000 03 0100 電気掃除機 2 ¥23,000 ¥46,000 04 0001 電気スタンド 7 ¥10,000 ¥70,000 商 品 名 数 量 単 価 3 合計を自動的に 算出します。 合 計 ¥558,000 ■伝票番号ごとに伝票を出力します 1 「データ項目名」で、「伝票番号」を 選択し、[編集]ボタンをクリックし ます。 ⇒ データ定義の編集画面が表示されま す。 ① ② 帳票設計入門ガイド |41 2 「分類」で「BREAK」を選択します。 ⇒「演算子」に「BREAK」の演算子が表 示されます。 -「BREAK」は、繰り返しを中止する演算子で す。 項目に「BREAK」の演算子を指定すると、 データの値が変更したときに、改ページを 行ったり、入力データを元に計算した結果を 帳票に出力できます。 3 「演算子」で「BREAK-nn」を選択 し、 [選択]ボタンをクリックします。 ⇒「オペランド」に「BREAK-nn」と入 力されます。 ① ② 4 「オペランド」の「-nn」を削除し、 「BREAK」にします。 42 |帳票設計入門ガイド 5 [OK]ボタンをクリックします。 ⇒ データ定義の編集画面が閉じ、データ定義画面の「伝票番号」の「オペランド」に 「BREAK」と表示されます。 これで伝票番号ごとに伝票が出力されるようになります。 3 ■明細番号を自動的につけます 1 [データ定義]タブの「データ項目 名」で、「明細番号」を選択し、[編 集]ボタンをクリックします。 ⇒ データ定義の編集画面が表示されま す。 ① ② 2 「分類」で「内部変数」を選択しま す。 ⇒「演算子」に「内部変数」の演算子が 表示されます。 帳票設計入門ガイド |43 3 「演算子」で「BODY」を選択し、 [選択]ボタンをクリックします。 ⇒「オペランド」に「BODY」と入力さ れます。 ① - 項目に「BODY」の演算子を指定すると、明 細番号が自動的につくようになります。 4 ② [OK]ボタンをクリックします。 ⇒ データ定義の編集画面が閉じ、データ定義画面の「明細番号」の「オペランド」に 「BODY」と表示されます。 これで明細番号が自動的につくようになります。 ■金額を自動的に算出します 1 [データ定義]タブの「データ項目 名」で、「金額」を選択し、[編集] ボタンをクリックします。 ⇒ データ定義の編集画面が表示されま す。 ① ② 44 |帳票設計入門ガイド 2 「分類」で「関数」を選択します。 ⇒「演算子」に「関数」の演算子が表示 されます。 3 「演算子」で「MUL(x,y)」を選択し、 [選択]ボタンをクリックします。 ⇒「オペランド」に「MUL(x,y)」と入 力されます。 ① -「MUL(x,y)」は、かけ算を行う演算子です。 4 ② 3 「数量」×「単価」を計算するので、 「x」を「数量」に、「y」を「単価」 にします。 -[データ項目名]ボタンをクリックして、 一覧から項目名を挿入することもできます。 帳票設計入門ガイド |45 5 [OK]ボタンをクリックします。 ⇒ データ定義の編集画面が閉じ、データ定義画面の「金額」の「オペランド」に 「MUL( 数量 , 単価 )」と表示されます。 これで金額が自動的に算出されるようになります。 ■合計を自動的に算出します 1 [データ定義]タブの「データ項目 名」で、「合計」を選択し、[編集] ボタンをクリックします。 ⇒ データ定義の編集画面が表示されま す。 ① ② 2 「分類」で「関数」を選択します。 ⇒「演算子」に「関数」の演算子が表示 されます。 46 |帳票設計入門ガイド 3 「演算子」で「SUM(x)」を選択し、 [選択]ボタンをクリックします。 ⇒「オペランド」に「SUM(x)」と入力 されます。 ① -「SUM(x)」は、項目の値を合計する演算子で す。 4 「金額」を合計するので、「x」を「金 額」にします。 -[データ項目名]ボタンをクリックして、一 覧から項目名を挿入することもできます。 5 ② 3 [OK]ボタンをクリックします。 ⇒ データ定義の編集画面が閉じ、データ定義画面の「合計」の「オペランド」に 「SUM( 金額 )」と表示されます。 これで合計が自動的に算出されるようになります。 6 [OK]ボタンをクリックします。 ⇒ データ定義画面が閉じます。 帳票設計入門ガイド |47 5.帳票の出力イメージを確認します 入力データを指定して、実際の帳票の出力イメージを確認します。 - 入力データの雛形を作成して、帳票の出力イメージを確認することもできます。 詳細は、オンラインマニュアル “ 帳票設計編 ” を参照してください。 1 帳票ナビから[プレビュー]ボタン をクリックします。 ⇒ プレビュー起動画面が表示されます。 2 「プレビュー形式」で帳票の出力イ メージを確認する方法を選択し、 「データファイル名」で入力データを 指定します。 ここでは、 「印刷イメージ」を選択し、 あらかじめ準備されている入力データを 指定します。 入力データは以下にあります。 インストールディレクトリ ¥data¥ 売 上伝票 .dat -「データファイル名」の横の[…]ボタンを クリックし、データファイル名の参照画面か ら入力データを指定することもできます。 - List Creator のデフォルトの インストールディレクトリは、 「C:¥ListCREATOR」になります(インストー ルドライブが C の場合)。 48 |帳票設計入門ガイド 3 [OK]ボタンをクリックします。 ⇒ プレビューア画面が表示され、帳票の出力イメージが表示されます。 3 - 複数のページになっている場合、プレビューア画面の[ ]ボタンや[ ]ボタンをクリックし て、表示されているデータの前後の項目のデータを表示することができます。 4 プレビューア画面で、画面の右上の[×]ボタンをクリックします。 ⇒ プレビューア画面が閉じます。 プレビュー起動画面が表示されているので、[キャンセル]ボタンをクリックして終了 します。 帳票設計入門ガイド |49 6.保存します 作成した帳票を保存します。 1 ツールバーの[上書き保存]ボタン ( )をクリックします。 ⇒ 帳票が保存され、作成した帳票が帳 票定義一覧画面の一覧に追加されま す。 7.終了します 帳票様式定義および帳票定義一覧を終了します。 ■帳票様式定義を終了します 1 帳票様式定義画面で、画面の右上の [×]ボタンをクリックします。 ⇒ 帳票様式定義画面が閉じ、帳票定義 一覧画面が表示されます。 ■帳票定義一覧を終了します 1 帳票定義一覧画面で、画面の右上の [×]ボタンをクリックします。 ⇒ 帳票定義一覧画面が閉じます。 50 |帳票設計入門ガイド ステップアップ • List Creator では、伝票形式の帳票以外にも、様々な帳票を作成することができます。 フリーフレーム形式 ◎他の5つの形式を包含した高機能な形式です。 ◎明細を段組みで出力できます。 ◎明細を横方向に出力できます。 ◎1ページに複数の明細を組み込むことができます。 <帳票例> 請求書 請求書 ○会社○御中 11月度明細 集計表形式 12月度明細 伝票形式 ●明細表を組み込むことができます。 ●明細の件数に応じて、明細行の数や合計行の 出力位置が変わります。 ●「小計」 「中計」 「合計」 といった種類の違う 合計を自動計算して出力できます。 御見積書 <帳票例> ○会社○御中 御見積書、個人就業実績 ●明細表を組み込むことができます。 ●毎ページ同じフォーマットで出力されます (固定のレイアウトで出力されます)。 ●1種類の合計を自動計算して出力できます。 <帳票例> 売上伝票 売上伝票 3 ○会社○御中 品名 数 単価 金額 合計金額 品名 数 単価 小計 合計 合計 カード形式 矩形繰返し形式 ●自由な位置に項目を配置できます。 ●明細や矩形の繰り返しを持たない帳票に適して います。 <帳票例> 社員カード、社員証 社員証 氏名 社員番号 入社日 ●タックシール形式を包含した形式です。 ●ヘッダとフッタを追加した形式です。 <帳票例> 名刺一覧 名刺一覧 タックシール形式 ●矩形の繰り返しだけで構成された帳票です。 ●固定の位置に出力されます。 <帳票例> 宛名シール 詳細については、オンラインマニュアル “ 帳票設計編 ” を参照してください。 帳票設計入門ガイド |51