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腹腔鏡下副腎摘出術後に発生 した
1 62 した 腹 腔 鏡下 副 腎摘 出術 後 に 発 生 ポート部嵌頓ヘルニアの1例 佐 藤 大 輔 ・ 若 井 俊 文 ・ 白 井 良 夫 横 山 直 行 ・ 畠 山 勝 義 新 潟 大学 大学 院 医 蘭 学 総 合 研 究科 消 化 器 一 般 外科 学 分 野 ( 第 ・ 外科) 一 内 藤 雅 晃 腎泌 尿 器 病 態 学 分 野 ( 泌 尿 器 科) 同 Port Site Hernia After Laparoscopic Adrenalectomy: Report of a Case Daisuke SATO, Toshifumi WAKAI, Yoshio SHIRAI, Naoyuki D YOKOYAMA ' ' ' I N M ' l vl sl o n s o ' )) e s th g a t a U L]L v e I s lb ・ d J c al an Katsuyoshi re ' ' e f D lg and , a n G en ' 要 ' d L c al e ア の 部 を 20 術後 3 部にお m 病日目にボ い はボ ト部 e ー w y ル ヘ n s of di c a l 1 - 757 A a e r sl v en b , G ' N uL g en ( o ol ' l1g at a , of J ap an , NAITO U ra r ol o g y d t e S c h o ol o f u a t al S cl e n c e s , N , ' l l l g a ta J ap a , n d s: l a p b D i g e s ti v e r sit y an d D s ah i m 一 , ar o s co en a G pi c D ais u k e a nd G r ad u at e が発生 し , h i- d 9 5 1 - 8 5 10 J a p o ri an , S S ch 括 して y, p した 縫 合閉鎖 , , ur , E ery , . 術後 h ern 6 ケ月の 標本摘 出時に ポ ia, c o m pli c a ti o ー ト部 ヘ . m m ポ ト挿 入 ー 針 に て 縫 合 閉鎖 し た 右上腹 部 の ポ 経過 で ヘ ル ニ ア の 学 分野 ( 第 . ト挿 入 ー 腹 , 再発 は 見 ト挿入 部 を関大 し た 場合 に べ き と考 え ら れる . - 85 1 0 新 潟市旭 町通 り 1 - 7 5 7 新 潟 大 学 大 学 院 医 歯 学 総 合研 究科 消 化器 一 ル ニ n s 〒 9 51 : ー 散 頓腸 管 を 腹 腔 内 に 還 納 後 別 の 縫合 閉鎮を慎重 に行う o rt sit e ボ . 右上 腹 部の 1 2 緊急手術 を施行 し た . . 症例 は 6 0 歳 男性 右副 腎 . 21 0 ⅥC RY L ㊤4 別 刷 請求 先 o o l of 際 同部位 に小腸 の 蕨頓を認 め た , A でO S で 報告 す る 標 本摘 出の 腹 直筋 前 鞘の み を ル ニ ア s u rg e r e n e r al t al S ci e n c e s x e . 例 を経 験 し た ル ニ ア の 1 ト部験 頓 ヘ ー 可能性 があり ア 発生 の ニ p ri n t r e q u e s t s t o : N ii g ' 自験例 の 経験 お よび 文献的考 察 か ら . o r し 後 鞘 お よ び 腹膜 を ・ し ト部鱗 頓 ヘ ー 腹直蔵前鞘 は 離閲 い て N ii g a t a U n i v e nl d D したボ ( e x t e n si o n) に関大 ら れな D i vi s i o M ' 腹腔 鏡下副 腎摘 出術 が施行 され た , m 直前 前鞘 e ' , te 原 因を考察 する 際 に示 唆 に 富 む 症例 と 考 え られ た の 腫癌 に対 し R u a S ch S 旨 腹 腔 鏡 下 副 腎 摘 出術 後 に 発 生 E an ' L vl sl o L] S O f ' M d t al S cl e n c e s Masaaki N I1 g a t a U fa e n e r al ' d D D d G HATAKEYAMA 外 科) 般 外科 佐藤 大 輔 ・ 一 佐藤 他 : 腹 腔 鏡 下 副 腎摘 出 術 後 に 発 生 ボ 図1 右 上腹部 の ポ ー ト 部萩 頓 ヘ ル 皿u id l e v e l が 見 ら れ , ト 部朕 頓 ヘ ル ー ( 自 矢 印) を 認 め と診 断 され た 院泌尿 器科 され た 腹 腔 鏡 下 胆 嚢 摘 出 術 を は じ め と す る 鏡視 下 手 術 は普 及 し つ つ ある 併症 が 報告 さ れ て い る が る ル ヘ 今回 部族 頓 ア の ニ られ た ア は 稀で ニ 1 ある , ト ポ ー ト挿 入 部 に 発生 ヘ ル ア の 1 ニ した m 例 を経験 し た . ボ したボ ト部 ー ー ヘ - の 12 摘出 . ル 上腹部の ポ ト 部 骸頓 した ー ヘ 例 b o dy m a s s ind 囲下 限 で あ : 60 主訴 : , 腹痛 曜 気 : 既往歴 : 特記すべ き 39 歳時 , こ とな し 尿路 結 石 症 術 膜 脱切石術 を受 け た , 門 側 胃 切 除術 を 受 け た 現病 歴 : 2 0 02 っ は見られなか , 家族歴 te e x io n s 針に n ) ポ の し ト 挿入 ー ル 腹直筋 前 鞘 の , て 縫合 閉 潰 し た 疑 . . 52 歳時 糖尿病 歴 年10 月 , 胃癌 に 対 し 幽 はな い して 身長 1 6 6 : (B e x た M I) 腹部 . c m は 2 0 3 k g/ m . は膨 満 し っ 9 日右副 腎腫癌 に 対 し 当 た 以上 頓 ヘ ル の所 ニ ボ , で 当科 い へ 右上 腹 部 の ポ , : 見より , と正 常範 2 ー 創感 染 . . 右上腹部の ポ 拡張 し た 小腸を認 め た ( 図 1) . した右 体 重 56 k g で あ り , ー ト挿入 部に 腹 腔 外 に 脱 出 し た 小腸 を認 め , みを 術後3 病 . 標本 を 摘出 . ア による腸閉塞の ニ , 部を20 ト挿入 部に 膨 隆 が 見 ら れ た た め 腹部 c T 検査 に 対 し腎孟 切 石 行い ク を用 い て ッ ト 挿 入 部 か ら 標 本 を 摘出 ー 腹 直筋 鞘 , ニ ト挿入 部 に膨 隆 お よ び 強 い 庄 痛を 認 め た 歳 男性 患者 トテ ク ー . 入 院 時現 症 症 腹腔 鏡 下 副 腎 摘出術 を 施 行 , 暗 気 が 出現 し た , 転科 . 腹 , ポ m 0 Ⅵ C R n .⑧ 4 日日に腹痛 ー m 際 の ト 原 因 を 考察 す る 際 に 示 唆 に 富 む 症 例 と 考 え の で 報告す る において ま で 関大 ( m 2 腹 腔 鏡 下 副腎摘出術 後 に 発 生 , す 3) 1 63 . 手 術は 4 ポ . 右 上 腹部 腹腔 鏡下 手術 に 伴う 様 々 な合 . 例 拡張 し た 小 腸 内 に は a i r 一 . 巌頓に よ る 腸 閉塞 昌 ア の 1 ニ 像 ア の CT ニ ト 挿 入 部 に 巌頓 腸 管 ー 腔 内 に は 拡張 し た 小 腸 が 存 在 し た 緒 した ボ , , - 敦 腹腔内に は . 腹 腔 鏡下 手 術 後 ア お よ び そ れ に 伴 う腸 の ボ ー ト 部鱗 閉塞 と診 断 され , 新 潟 医学 会乗鮎志 1 64 同 日 緊急 手 術 を 行 手術所 見 験頓 腸 管 に 欝 血 を 認 め 管 を腹腔 内に 還納 後 膜を 節縫 合で 閉 肯 し た 見られない は なく ドナ イ ー た ロ ン 月 の 経過 で ル ヘ 散頓 腸 , 結 糸を 用 標本摘出時 に ポ い て結 ニ 再発 ア の に ト部 ー ヘ 大口 径 ( 之 ト 挿入 部 の 関 大 尿病 例で 1) は 創感染 , こ と よ り, られる ポ 1 察 ボ 10 m m ) ル ヘ ニ ポ の ー 1) ( 標本摘出時) 4) , アの ) N は 創感染 1 ) ト部 ヘ ル い る ニ ア の 発生 に は 12 m , , ポ 糖 2 っ た o 以上 m 結 節縫合 tt a m 後にボ 4) ら ー す べ は ・ ポ の に て 聞 ト部 腹 直筋 前 鞘 可 能性 が あ り きである べ , ヘ 例 た ポ 別 の 縫合 , . 損す べ き と提唱 して ) B ニ 後 鞘 お よ び腹 膜 を き で あ ると主張 して い る 摘出時 に 関 大 さ れ たポ ー . ト挿入 一 括 . して 縫 合 閉鋳 部に お い 4 ) C D n , , b ili c u m 標本 て 腹 直筋 a . u s 大 町貴 弘 , y DJ JL s so n D e M d th e p aro s c o Bl o , tt a o A , i a ti o n n g le S J r h ed as pi c ar o s c o B u r c A A a n d h ol e c y st e ct o 630 - 633 8 4: g 腹 腔鏡 下手 術 時の 筋 膜下 : したボ LD ct . a a n of 378 2003 - r o o k a g d P et e c ar p li c a ti o P F e s H , tro ト部 ー n . rs B , re m D , C G n e r M e h ern u rg E iat i n d , e e st e r Ri s k f a ct o JH: s it e S . JA e n ル ニ ア の 1 ヘ o n a rs ft e r 1 5: o s c . G , o C d RV n c e 山 nd pi c in t o l d ef e ci a p . , T R re v a u s o r , e e st e r D R m D m I , 663 - 666 2001 を報 告 し 自験例 で は 馨 an , 1a p み を 縫合 閉鏡 し た ア が発生 し た症例 M G:I R . o w re SR ら 1) い る d 也e E A, ar 日 臨外 会 誌 6 4 : 3 7 5 . J oh ト 挿 入 部 は 非 吸 収糸 を 用 い ー 腹 直筋前鞘 の ル a s s a r A sh k , 気鹿 部 に 腸管 が験 人 3 m AH ) 水崎 an m 請 ア 発生 の ニ m o n e u m an y 19 9 7 自験 . 肥 満 は 見 ら れ なか , ト挿 入 部 の 閉鏡法 に 関 して N 20 , ル a ss ar m 危険因 子 ト 挿 入 1) など が 挙 げられ て 糖尿 病 , ー ト部 ー . ー . は ト 挿入 部 を 関 大 し た こ と が 関与 し て い た と 考 え ー c ト 2 肥満 , ア ニ 参 考 文 献 腹腔 鏡 下 手 術後 の ボ ー ル ヘ ト 挿入 部 を 閲 大 し た 場合 に は ー 聞損 を慎重 に 行 う A b d ul , 月 3 み を 縫 合 し た 閉金 貨法 に 問 題 が あ り . 考 と して 年 ( 2 0 04 ) 後鞘 お よび 腹 ・ 再 手 術後 1 1 病 日 日 , 16 が 発生 し た も の と 考え られ る ボ ケ 平成 . . 術後 6 . 壊死 , 族頓 を 認 め の 腹直筋前鞘 , は 順調 で あ り 術後 経 過 退院した たが して 1 号 ブ レ 括 一 ト 挿入部 に お い て 腹 ー 同 部位 に 小 腸 , 第3 号 前鞘 の . 右 上 腹部 の ポ : は 離閲 し 直筋 前 鞘 た っ 第1 1 8 巻 o r e c a n lap O be k i PJ d Sh a ar o sc o s S u rg , C u rv ぬn G: P l e o M p er e lh m an e r - p i c p o r t s it e w it h o u t a f a s - 12 : re it lt W , o n e a 121 1 12 3 2002 (平 成 1 5 年 5 月 . 1 日 受 付)