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重要な注意事項

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重要な注意事項
2014 年 1 月 6 日作成
重要な注意事項
・ 本レポートは、投資の参考となる情報の提供を目的とし、証券の売買勧誘を
目的としたものではありません。業績等は今後急激に変化する場合がござい
ます。投資判断はお客様ご自身でお願いいたします。
・ 本レポートは信頼できると思われる資料を元に作成したものですが、その正
確性、完全性を保証したものではありません。本レポートに記載された意見
や予測は作成時での当社の見通しであり、今後予告なしに変更される場合が
あります。
・ 株式には株価の下落や発行者の信用状況の悪化などから、投資元本を割り込
むことがあります。外国株式は為替の変動により損失が生じるおそれがあり
ます。
・ 国内株式の売買取引には、最大手数料は 5000 万円超の約定代金に対して一律
229,005 円(税込み)が必要となります。
(ただし約定代金に応じ手数料は変
わります。手数料金額が 2,500 円に満たない場合は最小手数料として 2,625
円(税込み)となります。)保護預り口座管理料は0円です。
・ 本レポートは当社に著作権があり、事前の承諾なしに、本レポートの全部ま
たは一部を引用または複写、転送することを禁じます
当社の概要
商号等
三木証券株式会社
登録番号
金融商品取引業者 関東財務局長(金商)
加入協会
日本証券業協会
第 172 号
指定紛争解決機関
特定非営利活動法人 証券・金融商品あっせん相談センター
本店所在地
〒103-0027
東京都中央区日本橋 1-20-9
資本金
5億円
主な事業
金融商品取引業
設立年月
昭和 17 年 12 月
1月の投資環境
今月の投資視点
皆様、新年おめでとうございます。平成 26 年の良き新春をお迎えのことと、
お慶び申し上げます。大手投信会社のアンケート調査「2013 年の経済を表す漢
字」によると、個人投資家が 1 位に選んだのは「昇」。アベノミクスが功を奏し、
景気や株価などが上向いたというのが理由です。昨年の日経平均株価を振り返
ると、5 月から 11 月まで持ち合い場面がありましたが、年間では昇竜のごとき
力強い相場となり、年間上昇率は 57%と 1972 年以来の高水準となりました。
【本来の干支の意味で見る
2013 年相場】
本年の株式相場も、かなり期待できると考えています。三木証券投資情報部
一同、皆様の投資の一助となりますよう、更に精進して参りますので、旧年と
◆ 「辰巳(たつみ)天井、午(うま)しり下がり、未(ひつじ)辛抱、申酉(さ
変わらぬご愛顧のほど宜しくお願い致します。
(投資情報部 部長 高橋春樹)
るとり)騒ぐ。戌(いぬ)は笑い、亥(い)固まる、子(ね)は繁栄、丑(う
【甲午(きのえ・うま)の意味】
◆干支とは“幹”を意味する 10 種類の「干(十干)」と、“枝”を意味する 12 種
類の「支(十二支)」を組み合わせた独自の 60 周期「十干十二支」を指し、本来
は枝である「支」よりも、幹である「干」の方が大切とされる。しかし、世間的
には子(ね)・丑(うし)
・寅(とら)などの「支」が知られ、甲(きのえ)・乙
(きのと)
・丙(ひのえ)などの「干」はあまり知られていない。証券界には「辰
巳(たつみ)天井、午(うま)尻下がり・・・」という有名な相場格言があるが、
これもやはり「干」ではなく「支」を使っている。なお、この相場格言では、午
年は「尻下がり」で縁起がよくないとされる。ただ、信憑性は薄い。なぜなら江
戸時代、時刻を表すのに「干支」が用いられたことに由来するからだ。具体的に
は、辰・巳の刻が 7~11 時頃の「太陽が“天井”に向かう」時間帯を指すのに対
し、午の刻が 11~13 時頃の「太陽が“尻下がり”に向かう」時間帯を表してい
た。江戸時代の時間表現を、今の株式相場に当てはめるのは無理があろう。
◆本来の 60 周期「十干十二支」で見ると、上記の格言とは違う相場の見通しが
見えてくる。
「十干十二支」では 2014 年は「甲・午(きのえ・うま)」。戦後の政
治家に影響を与えた陽明学・国学の大家である安岡正篤の著書「干支の活学」に
よると、「甲(きのえ)
」は、ヨロイをつけた草木の芽が殻を破って頭を少し出し
たという象形文字。転じて「甲」には“物事のはじめ”という意味もあり、殻を
破り始めた芽がぐんぐん伸びると「申(伸)」になるという。そして、これを政
治に当てはめれば「旧体制が敗れて革新の動きが始まる」ということになる。一
1月の投資環境
方、
「午(うま)」は、陰気が下から突き上げて陽に逆らい地上に出ようとする象
形文字。“叛(そむ)く・逆らう”という意味のほか、午の字の原型が「午を馭
(ぎょ)する轡(くつわ)の索(つな)
」なので“御する”という意味もある。
「十
干十二支」からすると、2014 年は「アベノミクスに逆らう勢力の巻き返しがあっ
ても、名人が荒馬を乗りこなすように安倍首相がうまく御し、旧来の因習に囚わ
れずに改革を実行すれば、日本復活の芽がぐんぐん成長するとともに株価も“尻
上がり”になる」と解釈できる。
【長期上昇トレンドに突入】
日経平均株価と20年移動平均線の推移
円
20年移動平均線
20000
◆株の売買をする時はどうしても長
期のトレンドを忘れがちになり、日 15000
々の動きに一喜一憂してしまう。し
かし、大きな流れに逆らっては良好
な投資結果をコンスタントに得るの
が難しいので、年初の今、改めて大
10000
5000
1997
日経平均株価
2001
2005
2009
2013
きなトレンドを確認しておきたい。なお、移動平均線は過去の一定期間における
株価(終値)の平均値をグラフ化したもので、一般的には移動平均線が右肩上が
りか、もしくは株価が移動平均線よりも上にある状態を「上昇トレンド」と言う。
◆5~10 年タームの長期トレンドを見るためには、5 日や 25 日といった短期の移
動平均線ではなく、120 カ月(10 年)や 240 カ月(20 年)といった超長期の移動
平均線を使うのが有効。そこで右上図には、日経平均株価の推移と、日経平均株
価の 240 カ月移動平均線の動きを示した。これを見ると、日経平均株価は 2000
年 4 月以降、240 カ月移動平均線を下回る状況が続き、小泉政権下における株高
の時期(03 年の安値 7607 円から 07 年 7 月の高値 1 万 8261 円までの時期)も、
240 カ月移動平均線を超えることはできなかった。しかし、昨年 9 月、14 年ぶり
に日経平均株価が 240 カ月移動平均線を上抜けた(昨年末現在では、日経平均株
価が 1 万 6291 円、120 カ月移動平均線が 1 万 2086 円、240 カ月移動平均線が 1
万 3897 円)。つまり 1990 年から続いた長期の下降トレンドが終了。今後、240 カ
月移動平均線を割り込まない限りは、上昇トレンドが数年に亘り続く可能性が高
まったということだ。長期の上昇トレンドが形成される場面においては、少々高
いところを買っても報われることが多い。2014 年は勇気を持って“買い”に徹す
る 1 年となろう。
2014 年 1 月 6 日(高橋春樹)
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