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実務修習について(平成 28 年度版)

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実務修習について(平成 28 年度版)
実務修習について(平成 28 年度版)
1.実務修習とは
不動産鑑定士試験(論文式)に合格した方に対して、不動産鑑定士となるのに必要な技能及
び高度な専門的応用能力を習得されるために行われるものです。
2.実務修習を受けるには
実務修習は、実地演習実施機関(実地演習実施鑑定業者又は実地演習実施大学)で受けられ
ます。実務修習を受ける方は、例年、11 月上旬の指定日までに実地演習実施機関届出書を提出
しなければなりません。
3.実務修習期間
実務修習期間には、1年、2年及び3年の3種類(コース)があり、全課程を修了した方に
対して、修了考査が行われます。
(今年度の修習を受ける場合)
(1) 1年コース 平成 28 年 12 月1日~平成 29 年 11 月 30 日
(2) 2年コース 平成 28 年 12 月1日~平成 30 年 11 月 30 日
(3) 3年コース 平成 28 年 12 月1日~平成 31 年 11 月 30 日
上記のいずれのコースであっても受講履修する内容は同一です。具体的には、下記4.に記
載の「講義」と「基本演習」は、いずれのコースであっても初年度に受講し、
「実地演習」の課
題の提出期限が 3 つのコースによって異なるという形になります。
4.実務修習の課程
実務修習は、
「講義」、「基本演習」及び「実地演習」の3つの課程により構成されます。
(1) 講義
修習初年度の前期と後期にそれぞれ3日ずつ、計6日、修習生全員が東京会場において集
合形式で鑑定評価の実務に関する講義を受講します。例年、前期は 12 月、後期は6月に実施
されています。
第1日
前期
第2日
第3日
第1日
後期
第2日
第3日
開講式・ガイダンス
不動産鑑定士の倫理及び責任の範囲
収益還元法
開発法
建築形態規制と建築計画
更地の鑑定評価
不動産登記の概要
土地建物に関する税金
統計の基礎的知識
貸家及びその敷地の鑑定評価
新規・継続家賃の鑑定評価
借地権と底地の鑑定評価
新規・継続地代の鑑定評価
区分所有建物及びその敷地の鑑定評価
1
(2) 基本演習
修習初年度の前期と後期にそれぞれ2日ずつ、計4日、修習生全員が東京会場又は大阪会
場に分かれて集合形式で鑑定評価の評価手法を実践します。例年、前期は4月、後期は8月
に実施されています。
前期
後期
更地
貸家及びその敷地
(3) 実地演習
実地演習実施機関(鑑定業者又は大学)において、物件調査の手法を修得するための【物
件調査実地演習】と、全ての類型の鑑定評価方法を修得するための【一般実地演習】を行い
ます。
【物件調査実地演習】
一般実地演習の受講前に、指導鑑定士の指導を受けながら土地及び建物の各1物件につい
て物件調査を行い、所定の報告書を日本不動産鑑定士協会連合会に提出します。
【一般実地演習】
現実に存在する不動産を題材として、指導鑑定士から指導を受けながら 22 物件の鑑定評価
報告書を作成し、所定の実地演習報告内訳書(全件)及び鑑定評価報告書(指定4類型のみ)
等を日本不動産鑑定士協会連合会に提出します。
提出期限は各年を3期に分け、各期末ごとに協会が定める件数分を提出します。
(1年コースを選択する場合、第1期は平成 29 年3月末までに5件、第2期は同年7月末
までに9件、第3期は同年 10 月末までに8件提出しなければなりません。)
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更地①
更地②
更地③
更地④
土地①
借地権
底地
土地②
自用の建物及びその敷地①
自用の建物及びその敷地②
自用の建物及びその敷地③
貸家及びその敷地①
貸家及びその敷地②
貸家及びその敷地③
貸家及びその敷地④
区分所有建物及びその敷地①
区分所有建物及びその敷地②
借地権付建物①
借地権付建物②
地代
家賃①
家賃②
住宅地
商業地
工業地
大規模画地
建付地
借地権
底地
宅地見込地
低層住宅
店舗
業務用ビル
居住用賃貸
店舗用賃貸
高度利用賃貸
オフィス用賃貸
マンション
事務所・店舗
住宅地
商業地
新規地代又は継続地代
新規家賃
継続家賃
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指定類型①
指定類型②
指定類型③
指定類型④
※
みなし履修制度について
実務修習開始日より直近1年間の実務経験(10 件以上の物件調査に従事)があれば、上
記の【物件調査実地演習】を履修したものとすることができ、直近2年間の実務経験(10
件以上の鑑定評価報告書を作成)があれば、上記の【一般実地演習】のうち最大 10 件につ
いて履修したものとすることができます。
5.修了考査について
小論文と口頭試問からなり、すべての実務修習の課程を修得した方のみ受けられます。
小論文は、対象不動産の確定及び鑑定評価額の決定に関する事項について、事前に課題を提
示し、所定の期日までに 800 字以上 1000 字以内の小論文を提出します。
口頭試問は、修了考査委員3名が受験者1名に対して、実地演習において作成した鑑定評価
報告書の内容について 20~30 分程度行われます。
6.費用について
(1) 日本不動産鑑定士協会連合会に支払う費用
課程
受講料
審査料
講義
113,100 円
-
基本演習
111,100 円
-
実地演習
物件調査実地演習
-
一般実地演習
-
2,100 円
(@3,700 円)44,400 円
修了考査
30,800 円
計
-
301,500 円
(2) 実地演習実施鑑定機関に支払う費用(アイ鑑定で実地演習を行う場合)
課程
受講料
実地演習
物件調査実地演習
一般実地演習
計
21,000 円
(@42,000 円)924,000 円
945,000 円
(平成 28 年度限定企画)
下記割引受講料にて受付中
945,000 円 → 850,000 円
(注)交通費は上記に含まれず各自負担となります。
アイ鑑定への実務修習(実地演習)のお申し込み方法は、募集要項をご確認ください
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