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第2回定例教育委員会 - 兵庫県立教育研修所

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第2回定例教育委員会 - 兵庫県立教育研修所
第2回(定例)兵庫県教育委員会会議録
1
開会・閉会の年月日時及び場所
平 成 2 8 年 4 月 2 1 日 ( 木 ) 1 5 : 0 0 ~ 1 7 :0 0
神戸市中央区下山手通5丁目
兵庫県教育委員会教育委員会室
2
会議に出席した者の職氏名
教 育 長
高
教育委員
長
田
委
員
玉
岡
委
員
小
澤
委
員
清
水
委
員
牧
村
委
員
事 務 局
中
教
野
橋
教
育
次
長
村上事務局参事兼文化財課長
川
由
総
務
課
長
新 谷 教 育 企 画 課 副 課 長
今
後
財
務
課
長
今
長
小
枝
学
事
課
長
長
西
田 義
田
教
育
長
小
井
教
育
長
飛
3
井
職
福 利
次
員
課
厚 生
課
務
教 育
課
長
塚 本 特 別 支 援 教 育 課 長
半田神戸西部新設高等特別支援学校開設準備室長
清
瀬
高
校
教 育
課 長
土
船
田
体
育
保 健
課 長
川崎スポーツ振興課副課長
樋 口 人 権 教 育 課 長
吉田教職員課職員団体担当参事
大﨏教職員課業務改善担当参事
升川スポーツ振興課参事
屋 社
会
教 育
課
長
署名委員の指名等について
(1) 署 名 委 員 は 、 高 井 教 育 長 の 指 名 に よ り 、 次 の と お り 決 定 さ れ た 。
小
4
澤
委
員
牧
村
委
員
前回会議録の承認に関する件
第 1回 (定 例 )兵 庫 県 教 育 委 員 会 会 議 録 の 承 認 に 関 す る 件
前回の定例教育委員会における議事3件及び報告事項6件の会議録について、
川由総務課長が説明し、承認された。
5
議
事
(1 ) 第 4 号 議 案
教職員の人事に関する件
教職員の非違行為について、今井教職員課長が説明し、審議の結果、懲戒処
分3件が決定された。
- 1 -
(2 ) 第 5 号 議 案
平 成 29年 度 使 用 教 科 用 図 書 の 採 択 に 関 す る 件
平 成 29年 度 に 県 下 の 公 立 学 校 が 使 用 す る 教 科 用 図 書 の 採 択 に 関 す る 基 本 方 針
に つ い て 、西 田 義 務 教 育 課 長 及 び 清 瀬 高 校 教 育 課 長 が 説 明 し 、審 議 の 結 果 、「 異
議なし」と決定された。
(3)第6号議案
兵庫県いじめ対策審議会委員の委嘱(任命)の件
兵 庫 県 い じ め 対 策 審 議 会 条 例 第 4 条 第 1 項 に 基 づ き 、標 記 委 員 と し て 7 名 を 委
嘱(任命)することについて、清瀬高校教育課長が説明し、審議の結果、「異
議なし」と決定された。
6
報告事項
(1) 兵 庫 県 公 立 学 校 教 員 募 集 に つ い て
平 成 29年 度 兵 庫 県 公 立 学 校 教 員 採 用 候 補 者 選 考 試 験 に 係 る 願 書 受 付 期 間 及 び
試験実施日等について、今井教職員課長が報告した。
(2) 平 成 27年 度 県 立 高 等 学 校 卒 業 者 の 就 職 内 定 状 況 に つ い て
平 成 28年 3 月 県 立 高 等 学 校 卒 業 者 の 平 成 28年 3 月 末 現 在 の 就 職 内 定 状 況 及 び
平 成 27年 度 に お け る 新 規 高 等 学 校 卒 業 者 へ の 就 職 支 援 等 に つ い て 、 清 瀬 高 校 教
育課長が報告した。
(3 ) 第 7 0 回 兵 庫 県 民 体 育 大 会 の 開 催 及 び 総 合 開 会 式 に つ い て
県 民の 体 育・ス ポ ー ツに 対 す る 理解 と 関心 を 深 め 、そ の 実践 へ の
意 欲 を 高 め る 機 会 と し て 、年 間 を 通 し て 県 下 各 市 町 で 開 催 す る 標 記
大 会 及 び 平 成 2 8 年 5 月 8 日 に 開 催 す る 総 合 開 会 式 の 概 要 等 に つ い て 、川 崎 ス
ポーツ振興課副課長が報告した。
(4 ) 「 関 西 マ ス タ ー ズ ス ポ ー ツ フ ェ ス テ ィ バ ル 2 0 1 6 」 の 開 催 に つ い て
「 関 西 ワ ー ル ド マ ス タ ー ズ ゲ ー ム ズ 2021」 の 開 催 に 向 け 、 生 涯 ス ポ ー ツ の 機
運情勢とすそ野拡大を図ることを目的とした標記大会の開催について、川崎ス
ポーツ振興課副課長が報告した。
(5 ) 第 6 回 神 戸 マ ラ ソ ン の 概 要 に つ い て
平 成 28年 11月 20日 に 開 催 す る 標 記 マ ラ ソ ン の 概 要 に つ い て 、 升 川 ス ポ ー ツ 振
興課参事が報告した。
7
委 員 の 主 な意 見 及び 事 務 局 の説 明
(1) 兵 庫 県 公 立 学 校 教 員 募 集 に つ い て
(清水委員)
社 会 貢 献 に つ い て は 、資 格 や 社 会 的 に 認 知 が あ る 程 度 さ れ て い る も の 、例 え ば
- 2 -
東 北 ボ ラ ン テ ィ ア の よ う な 社 会 貢 献 活 動 に つ い て 、加 点 措 置 等 の 配 慮 は さ れ て い
るのか。
(今井教職員課長)
社 会 経 験 は 非 常 に 大 切 で あ り 、教 員 に な っ て か ら は 体 験 教 育 も か な り 力 を 有 す
る と 思 う 。加 点 と な る と 客 観 性 や 公 平 性 が 必 要 に な り 、そ れ を 客 観 的 に 証 明 す る
ものが全受験生に平等にできるかどうかという点について考えざるを得ない。
し た が っ て 、そ う い う ボ ラ ン テ ィ ア 経 験 等 に つ い て は 願 書 で 書 い て い た だ く と
か 、面 接 の 中 で も 聞 く こ と は 可 能 で あ る の で 、そ う い う 対 応 を し た い と 考 え て い
る。
(清水委員)
知事部局と青少年本部が推進している青少年社会貢献活動認定制度は、まだ始
まったばかりで具体的な成果というところまでは至ってないと思うが、関係する
立 場 と し て 、 兵 庫 県 も そ れ を 推 進 す る 事 業 所 に 名 前 を 連 ね て お り 、 県 下 で も 150
ほどの事業所が賛同、協賛している制度がある。それは対象に入っているか。
(今井教職員課長)
それについては、反映ということまでは考えていなかった。
(長田委員)
とてもすばらしい募集要項を作っていただき、しかも我々委員がお願いしたこ
とを丁寧に盛り込んでもらった。これで良い方が集まればいいと思う。
(玉岡委員)
非常にいい募集要項ができた。一番良かったのは、見開きで等身大の顔が見え
る昨年度採用された人たちの顔入りメッセージが載っていることである。
どんな人が採用され、どんな現場に行っているのかが分かれば、じゃあ私もと
いうモチベーションになるので非常に良かった。欲を言えば、理想の先生とか恩
師が良かったという本当にいい面のアピールだけではなく、左ページのような学
校現場はさまざまな問題が山積みで、理想と現実が少し違って苦労しているとい
うようなことを、もう少し具体的な言葉で伝えるようになれば、なお一層後輩へ
のメッセージになると思うので、来年度はそういうところも酌んでメッセージを
採集していただければと思う。
(2) 平 成 27年 度 県 立 高 等 学 校 卒 業 者 の 就 職 内 定 状 況 に つ い て
(小澤委員)
兵庫労働局と連携した学卒ジョブサポーターの活用とあるが、これはうまく機
能しているか。
(清瀬高校教育課長)
ハローワークにもよるが、学卒で2、3年たった若い人などは年齢が近いとい
うことで、よく相談に乗ってもらっている。ハローワークによっては高校にも派
遣して話をしていただいているので、今後も協力は続けていきたい。
- 3 -
(3) 第 70回 兵 庫 県 民 体 育 大 会 の 開 催 及 び 総 合 開 会 式 に つ い て
(玉岡委員)
キンボールとかトランポ・ロビックス等知らない競技がたくさんあり、そうい
う意味では、関連行事「スポーツ体験コーナー」はすごく大事なことである。本
当の健康を維持するため、体を動かす目的で行うスポーツとしてこういう種目が
あ る こ と を 披 露 し て 知 る 機 会 は 大 事 で あ る が 、行 事 の 名 前 が「 県 民 ふ れ あ い 大 会 」
とされると中身が分からないので、どんなことをする大会なのか練っていただく
必要があるのではないか。すそ野を広げるという意味では、本当にやってない人
に来ていただけるような大会のネーミングと趣旨をアナウンスした方がいいので
はないか。
( 川崎スポーツ振興課副課長)
中 身 は 、例 え ば い ろ い ろ な ス ポ ー ツ を 体 験 し て い た だ く よ う ス タ ン
プ ラ リ ー 形 式 を と り 、そ の 用 紙 の ス タ ン プ を 押 す と こ ろ に す べ て の 種
目 の 名 前 を 入 れ て 、子 供 た ち が 参 加 し た 種 目 に ス タ ン プ を 押 し て そ の
ス タ ン プ の 数 に よ り 景 品 を も ら っ た り し な が ら 、参 加 し て い た だ く と
い う こ と で 、昨 年 も 大 好 評 い た だ い た 。ス ポ ー ツ 体 験 が で き る と い う
こ との 見 せ 方 は工 夫 した い 。
( 高井 教 育 長 )
県 民 ふ れ あ い 大 会 は ス ポ ー ツ 体 験 だ け で は な い 。競 技 も あ る の で こ
う いう 名 前 で ある 。
( 玉岡 委 員 )
似 た よ う に 見 え る が 実 は こ こ が 違 う と い う こ と を 知 り た い と 思 う の で 、た だ 単
に や っ て み て く だ さ い よ と ラ ケ ッ ト を 渡 す の で は な く 、こ の 競 技 は ど こ が 面 白 い 、
参加するとどういう喜びがあるかを教えていただけるような企画を希望する。
(4 ) 「 関 西 マ ス タ ー ズ ス ポ ー ツ フ ェ ス テ ィ バ ル 2 0 1 6 」 の 開 催 に つ い て
(牧村委員)
関 西 経 済 連 合 会 で 活 動 し て い る が 、 こ の 「 ワ ー ル ド マ ス タ ー ズ ゲ ー ム ズ 2021」
は非常に大事だと思う。ともすれば東京オリンピックの方へ目が行くが、政治や
経済、ましてスポーツまで首都に一極集中しているような国はあまりない。やは
り、関西が双発エンジンの一つとして盛り上げていく必要がある。しかも、特に
シニアが活躍できるスポーツフェスティバルというのは余りないので、これに力
を入れて盛り上げるような運動、催しにしていただければと思う。
(小 橋 次 長 )
大 阪 に 関 西 ワ ー ル ド マ ス タ ー ズ ゲ ー ム ズ の 組 織 委 員 会 が あ り 、そ の 委 員 会 も や っ
て い る が 、関 西 広 域 連 合 の 中 で も 広 域 観 光 文 化 ス ポ ー ツ 振 興 局 で 、こ れ を 盛 り 上 げ
る た め に 広 域 計 画 を 昨 年 度 つ く り 、今 年 度 か ら ワ ー ル ド マ ス タ ー ズ ゲ ー ム ズ に 向 け
て ど ん な 取 組 を し て い く の か 、生 涯 ス ポ ー ツ を 契 機 に ス ポ ー ツ 文 化 を 広 め て い こ う
という取組を兵庫県中心にやっていこうとしている。
(清水委員)
ス ポ ー ツ と い う と 、上 位 だ け を 競 う チ ャ ン ピ オ ン ス ポ ー ツ の も の と レ ク リ エ ー シ
- 4 -
ョ ン 的 な も の と の 中 間 層 の 楽 し み 方 が 意 外 と 少 な く 、い つ ま で た っ て も 日 常 化 し な
い 。大 多 数 の 方 が 情 報 で 知 る だ け に な り か ね な い 部 分 が あ る の で 、本 当 に た く さ ん
の 方 が 楽 し ん で 、そ の 裏 方 も 楽 し ん で い る ス ポ ー ツ 文 化 み た い な も の が 、も う 少 し
具 体 的 に 見 え る 機 会 に な れ ば と 思 う 。日 本 で は ど ち ら か と い う と ス ポ ー ツ 系 と い う
の は 体 育 会 系 に な り が ち な の で 、せ っ か く の 機 会 だ と 思 う の で 、も う 少 し 工 夫 が 欲
しい。
(川崎スポーツ振興課副課長)
関西マスターズスポーツフェスティバルは、「オープン型」という登録・加盟し
て な く て も 出 場 で き る と い う こ と で 、 2021年 の ワ ー ル ド マ ス タ ー ズ ゲ ー ム ズ が 、 要
するに年齢さえクリアすれば出られるという大会なので、今のご意見のとおり競技
スポーツのほうがまだまだ中心の中で、そういう雰囲気をできるだけ広めていきた
い。また、関西マスターズスポーツフェスティバルについて、まだまだ知られてい
ないのでホームページや記者発表等で広報していきたい。
(5 ) 第 6 回 神 戸 マ ラ ソ ン の 概 要 に つ い て
(玉岡委員)
今年からクオーターマラソンを廃止してキラキラ女子ランナー枠を設けているが、
これで見込まれる女子ランナーの人数はどれぐらいを想定しているか。
(升川スポーツ振興課参事)
昨 年 フ ル マ ラ ソ ン の 女 性 ラ ン ナ ー の 出 走 割 合 は 23.1% で あ り 、 そ れ に 対 し て ク オ
ー タ ー マ ラ ソ ン は 50% 超 え で あ っ た こ と を 踏 ま え 、 女 性 の 方 に フ ル マ ラ ソ ン を 楽 し
ん で い た だ き た い と い う 思 い も 込 め て キ ラ キ ラ 女 子 ラ ン ナ ー 枠 を 500人 設 定 し た 。
(玉岡委員)
そ の 5 0 0 人 を 入 れ て も 3 割 に は な ら な い 。今 年 の 女 性 ラ ン ナ ー の 見 込 み 数 を 知 り た
い。
(升川スポーツ振興課参事)
エ ン ト リ ー し て い た だ か な い と 分 か ら な い が 、 25% 程 度 に な っ て 欲 し い と 思 っ て
いる。その割合でも全国の都市型フルマラソンの大会では最上位の割合だという状
況である。
(長田委員)
私はいつも舞子に応援に行くが、このマラソンランナーの規模がこれ以上なかな
か多くできないとすると、周りの参加者をもっと広げるような取組をして欲しい。
最初のうちは舞子にもっと多く応援する人がいたが、昨年はまだ参加できるスペー
スがあったので、沿道の他、イベント等も是非力を入れて、全体で多くの人が関わ
って楽しめる大会を引き続きお願いしたい。それと熊本地震への対応を検討してい
ると思うが、臨機応変な対応をお願いしたい。
(升川スポーツ振興課参事)
昨年実施したこれからの神戸マラソンのあり方検討委員会でも同様のご提言をい
ただいている。沿道の関係団体のみならず、神戸を訪れて沿道で応援していただく
方に対しても工夫をして楽しんでいただけるように内容を充実したい。
熊本地震との関連については、これまで神戸マラソンはフレンドシップバンクで
- 5 -
参 加 者 の 方 か ら 参 加 料 の う ち 一 律 1 0 0 円 と さ ら に 、チ ャ リ テ ィ ナ ン バ ー カ ー ド 、チ ャ
リ テ ィ グ ッ ズ の 収 益 を チ ャ リ テ ィ さ せ て い た だ い て い る 。寄 付 額 に つ い て は 大 会 後 、
配分委員会で決定していただく。
応募についての被災地枠については、現状東日本大震災関連で特別に枠を設けて
いるが、熊本地震についてはどんな形で応援できるか今後事務局でも検討したい。
(牧村委員)
パンフレットの写真だが、ダイバーシティというのを少し念頭において女性や外
国人等いろんな方が写る象徴的な写真を次回は選んで欲しい。
(升川スポーツ振興課参事)
外国人ランナーの姿が入った写真を配置するなど、事務局でも配慮したつもりだ
が、より明確なものになるよう努めたい。
(玉岡委員)
ファッショニスタとかそういう賞もあったのではないか。ランナールックとかパ
フォーマンスがすごく良かった人など、あればそれも載せて欲しかった。
(升川スポーツ振興課参事)
おしゃれランナー賞という形で、大会の前日、前々日におしゃれランナーブース
を設けてEXPOの中で展開している。一人一人の当選者の方にそういうことも逐
一情報提供させていただく。
(清水委員)
東京も大阪も全国のいろんな都市がマラソンブームで規模や面白さを競ったりし
ていく中で、神戸マラソンの特徴や個性が他の大会と違う魅力を持たせ、神戸マラ
ソンのできた経緯はこうだよね、こんな趣旨や面白みがあるよね、昨年と違うもの
というよりは、何を目指しているかということを含めた個性づくりがさらに必要に
なってくる。
(升川スポーツ振興課参事)
神戸マラソンは、まさに「感謝と友情」というテーマで震災の教訓の発信である
と、あり方検討委員会の提言でもこれは継続していくべきだというご意見もいただ
いている。さらにボランティアマインドとホスピタリティマインドというコンセプ
トにチャレンジマインドを加えて、レベルや年代を超えてランナーが自らに挑戦し
て い た だ け る 大 会 に 、安 全 で 安 心 な 大 会 運 営 や ラ ン ナ ー の マ ナ ー が 非 常 に 良 い な ど 、
今後ますます充実した大会、永続できるような大会にしたい。
(6 ) そ の 他
(小澤委員)
熊 本 県 熊 本 地 方 を 震 源 と す る 地 震 に よ る 被 害 状 況 等 に つ い て 、熊 本 県 の 公 立 学 校 2
43 校 の う ち 、 断 水 し て い る と こ ろ は ど の く ら い あ る か 。 全 部 断 水 は し て な い の か 。
(川由総務課長)
非常に申し訳ないが、現段階では私どもとして、断水しているところまでは把握
できていない。
(小澤委員)
断水しているか否かで状況は天国と地獄だ。もし断水があれば、感染症も起きる
- 6 -
と思うし、今後生活習慣病など大変になる。体育館の避難所にビニールシートを敷
いてちゃんと靴を脱いで上がっておられるかどうかで清潔さが全然違う。テレビで
見た限りそうではないように見受けられるが、呼吸器疾患になる恐れが高くなる。
今からでも遅くないのでそのことをぜひアドバイス願いたい。私たちが東日本大震
災の際に最初に石巻中学校に行ったときは避難所では土足だった。これでは大変だ
ということで、急いで掃除し、シートを張って靴を脱いで靴袋を渡して何とか清潔
さを保てた。それでもやはりゴミがすごくて咳き込む方がものすごく多かった。
(川由総務課長)
避難所運営等について、派遣しているEARTH員も全てを掌握できるかどうか
ということもあるが、委員のアドバイスについて連絡はさせていただく。
(清水委員)
学校の施設を活用して地域の方の避難所として機能を発揮するときに、どういう
運営マニュアルやプランが必要になるかということを決めるのは、行政なのか社会
福祉協議会なのか学校それぞれなのか。避難所として学校を使い始めても、いずれ
は撤収して早く学校の機能に戻っていつ子供たちを受け入れていくかということも
あわせてのプランを誰が立てるのか。そもそも学校が避難所として使われることに
対してはこういう段取りになるというマニュアルはあるのか。
(川由総務課長)
震災・学校支援チーム(EARTH)としてのマニュアル整理はさせていただい
ているが、委員がおっしゃったいつ収束するのかという部分はある程度、市町部局
行政のほうで全体の部分で考えられるのではないかと思う。
(新谷教育企画課副課長)
EARTH員からの報告によると、校長先生も含め教職員が避難所の運営に従事
しているところがあり、避難所の長期化も予想される状況である。当然、避難所と
しての運営は市町の防災部局等が担当するはずであるが、市町も手一杯で見回りや
一人二人の常駐しかできないという状況の中で、どうしても教職員が負担する現実
がある。それに対してEARTH員は実際に阪神・淡路大震災の中で避難所運営か
ら学校再開に向けて努力した経験や知識があるので、それをまとめたEARTHハ
ンドブックを提供しながら取組をアドバイスさせていただいている。
その中で、市町と連携しながらどうやって学校再開に向けて進めていくか慎重に
取り組むようにという話をしていると聞いている。
(小澤委員)
EARTHハンドブックは非常に良い冊子で、ホームページに出ているので医師
会の役員全員に早速メールをした。
8
閉
会
以
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上
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