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イ チ ゴ (露地) (黒ボク土) 〔土壌肥料〕 本作目は、栄養生長と生殖生長
イ チ ゴ (露 地 ) (黒 ボク土 ) 〔土 壌 肥 料 〕 本 作 目 は 、栄 養 生 長 と 生 殖 生 長 が 完 全 転 換 す る 型 で あ る 。育 苗 期 は 栄 養 生 長 を 促 進 さ せ る た め 、あ る 程 度 の 窒 素 を 必 要 と す る 。定 植 後 は 生 殖 生 長 が 中 心 と な る た め 、残 存 窒 素 が 多 く な ら な い よ う に 管 理 し 、品 質 の 高 い 果 実 生 産 を す る 必 要 が あ る 。根 系 は 比 較 的 浅 く 乾 燥 や 多 肥 の 影 響 を 受 け や す い 。こ の た め 、有 機 物 に 富 ん だ 壌 土 な ど 、物 理 性 の 良 い 土 壌 が 生 育 に 適 し て い る 。堆 肥 な ど の す き 込 み は 顕 著 な 効 果 を 示 す 。ま た 、土 壌 の 水 分はやや多めが適し、適正な草勢管理を心がける。 〔 病 害 虫 ・雑 草 防 除 〕 土 壌 病 害 対 策 と し て 連 作 を 避 け 、排 水 を 良 好 に 保 つ 。苗 は 健 全 な 親 株 か ら 採 取 し 、育 苗期の病害虫発生には十分注意する。 区 分 持続性の高い農業生産方式の内容 使用の目安 有 機 質 資 材 施 用 技 術 ○ 土 壌 診 断 に 基 づ い た 低 成 分 含 量 堆 肥( 稲 わ ら 堆 肥 及 び 落 葉 堆 肥 等 で 、 窒 素 、 カ リ 含 量 が 1% 以 下 の 完 熟 したもの)の施用を基本とする。 ○肥料成分含量の高い畜産系堆肥の施用に当たって は成分量を十分考慮し施用する ○緑肥作物を利用する。 堆肥 2∼ 3t/10a 化 学 肥 料 低 減 技 術 ○ 肥 効 調 節 型 肥 料 と 速 効 性 肥 料 と を 組 み 合 わ せ 、養 分 吸収特性に対応した施肥成分の供給を行う。 ○基肥は有機質肥料の施肥を行う。 成分量で施肥基準 以下 有機質肥料併用の 場合には化学肥料 低 減 率 20∼ 50%減 化 学 農 薬 低 減 技 術 ○雨よけ栽培をおこなう。 (対象:炭疽病) ○微生物農薬を利用する。 (対象:灰色かび病、うどんこ病、炭疽病) ○ 対 抗 植 物( ク ロ タ ラ リ ア 、ギ ニ ア グ ラ ス 等 )を 利 用 する。 (対象:ネグサレセンチュウ) ○マルチ(光反射、シキワラなど)を利用する。 (対象:アブラムシ類、雑草、灰色かび病など) 慣行使用回数の 20% 減 そ の 他 の 留 意 事 項 ○堆肥中の成分含量を考慮して堆肥投入量を調節するか、基肥量を加減す る。 ○基肥家畜糞たい肥の多施用は、亜硝酸ガス障害の原因となるので注意す る。 ○育苗後半の養分供給が過剰にならないように、肥効調節型肥料や葉面散 布を行い、むやみな追肥は避ける。 ○多施用による濃度障害が問題とならないよう施肥管理に注意する。 ○溶脱防止を目的としたきめ細かな灌水、施肥法をとる必要がある。 ○盛り土などが行われている圃場では、その客入土壌の改良を行う。 イ チ ゴ (施 設 ) (黒 ボク土 ) 〔土 壌 肥 料 〕 本 作 目 は 、栄 養 生 長 と 生 殖 生 長 が 完 全 転 換 す る 型 で あ る 。育 苗 期 は 栄 養 生 長 を 促 進 さ せ る た め 、あ る 程 度 の 窒 素 を 必 要 と す る 。定 植 後 は 生 殖 生 長 が 中 心 と な る た め 、残 存 窒 素 が 多 く な ら な い よ う に 管 理 し 、品 質 の 高 い 果 実 生 産 を す る 必 要 が あ る 。根 系 は 比 較 的 浅 く 乾 燥 や 多 肥 の 影 響 を 受 け や す い 。こ の た め 、有 機 物 に 富 ん だ 壌 土 な ど 、物 理 性 の 良 い 土 壌 が 生 育 に 適 し て い る 。堆 肥 な ど の す き 込 み は 顕 著 な 効 果 を 示 す 。ま た 、土 壌 の 水 分はやや多めが適し、適正な草勢管理を心がける。灌水により成分の流出に注意する。 〔 病 害 虫 ・雑 草 防 除 〕 育 苗 期 か ら 病 害 虫 防 除 は 的 確 に 行 い 、定 植 時 に 罹 病 株 、害 虫 寄 生 株 を 施 設 内 に 持 ち 込 ま な い よ う に す る 。施 設 内 の 湿 度 が 高 く な り す ぎ る と 病 気 が 多 発 す る の で 適 正 に 維 持 管 理する。夏から晩秋にかけては施設開口部に防虫ネットを張るなど害虫の侵入を防ぐ。 1 月 以 降 ハ ダ ニ が 発 生 し や す く な る が 、開 花 期 に は 受 粉 昆 虫( ミ ツ バ チ )を 導 入 す る た め、生物農薬を導入するなどし、化学農薬の使用を削減する。 区 分 持続性の高い農業生産方式の内容 使用の目安 有 機 質 資 材 施 用 技 術 ○ 土 壌 診 断 に 基 づ い た 低 成 分 含 量 堆 肥( 稲 わ ら 堆 肥 及 び 落 葉 堆 肥 等 で 、 窒 素 、 カ リ 含 量 が 1% 以 下 の 完 熟 したもの)の施用を基本とする。 ○肥料成分含量の高い畜産系堆肥の施用に当たって は成分量を十分考慮し施用する ○緑肥作物を利用する。 堆肥 2∼ 3t/10a 化 学 肥 料 低 減 技 術 ○ 肥 効 調 節 型 肥 料 と 速 効 性 肥 料 と を 組 み 合 わ せ 、養 分 吸収特性に対応した施肥成分の供給を行う。 ○基肥は有機質肥料の施肥を行う。 成分量で施肥基準 以下 有機質肥料併用の 場合には化学肥料 低 減 率 20∼ 50%減 化 学 農 薬 低 減 技 術 ○開口部やサイドを防虫ネットで被覆する。 (対象:ヨトウムシ類、アザミウマ類など) ○微生物農薬を利用する。 (対象:灰色かび病、うどんこ病、炭疽病) ○天敵農薬を利用する。 (対象:ハダニ類、アブラムシ類など) ○ 対 抗 植 物( ク ロ タ ラ リ ア 、ギ ニ ア グ ラ ス 等 )を 利 用 する。 (対象:ネグサレセンチュウ) ○マルチ(光反射、シキワラ等)を利用する。 (対象:アブラムシ類、雑草、灰色かび病など) ○夏季に太陽熱土壌消毒を行う。 (対象:土壌病害虫、雑草など) 慣行使用回数の 20% 減 そ の 他 の 留 意 事 項 ○堆肥中の成分含量を考慮して堆肥投入量を調節するか、基肥量を加減す る。 ○基肥家畜糞たい肥の多施用は、亜硝酸ガス障害の原因となるので注意す る。 ○育苗後半の養分供給が過剰にならないように、肥効調節型肥料や葉面散 布を行い、むやみな追肥は避ける。 ○多施用による濃度障害が問題とならないよう施肥管理に注意する。 ○溶脱防止を目的としたきめ細かな灌水、施肥法をとる必要がある。 ○盛り土などが行われている圃場では、その客入土壌の改良を行う。 ○塩類が集積した場合には、緑肥などの栽培により、脱塩を図る。集積の 程度の軽い場合には緑肥として土壌にすき込むが、激しい場合には圃場 外に緑肥を搬出する。