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海抜ゼロメートル地帯防衛計画チーム
チーム水・日本 海抜ゼロメートル地帯防衛計画チーム The federation of defense by water disaster in the Zero Meters Cities チーム水・日本 海抜ゼロメートル地帯防衛計画チーム 行 動 主 体 ○江戸川区、中央大学山田研究室、コンサルタント等の産官学で構成 行動内容・目的 ○洪水・高潮等の水の脅威にさらされているゼロメートル都市の危機的状況の打破 ○気候変動に対する適応策の検討及び適応策の着実な実現に向けた行動 活 動 状 況 ○「第1回 海抜ゼロメートル世界都市サミット」の開催(2008年、江戸川区) ○「第5回 世界水フォーラム・水のエキスポ」での広報活動(2009年) 今後の活動予定 ○海抜ゼロメートル地帯リスクコミュニケーションの構築/マネジメント事業の展開 ○「第2回 海抜ゼロメートル世界都市サミット」(2010年、オランダ北ホラント州) 新潟豪雨(新潟県中之島町)平成16年7月 新潟豪雨の写真 円山川の破堤(台風23号)平成16年10月 円山川下流域では、 浸水面積4 ,083ha、浸水家屋11,874戸 浸水面積4,083ha、浸水家屋11,874戸 に達する甚大な被害が発生した。 首都圏における集中豪雨による被害(平成17年9月) 時間100mmの集中豪雨による被害 集中豪雨の多発傾向への変化 ハリケーン カトリーナ (2005 ニューオリンズ) ハリケーン カトリーナ (2005 ニューオリンズ) ゼロメートル都市:江戸川区 航空写真 ・面積:49.09km2(東西8km、南北13㎞) ・人口:約65万人 江戸川区における過去の水害 年月 風水害名(浸水原因) 浸水戸数 3,654戸 被災者数 13,500人 東京都浸水戸数 死者45人 178,057戸 M43.8 長雨(利根川決壊) T6.10 台風(高潮) 流失 3,425棟 破損 S13.9 台風(高潮) 23,000戸 S22.9 カスリーン台風(利根川決壊) 30,506戸 132,991人 死者1人 125,208戸 死者6人 S24.8 キティ台風(高潮) 12,545戸 62,324人 死者18人 137,878戸 S33.7 台風第11号(内水氾濫) 6,599戸 28,312人 死者3人 S33.9 狩野川台風(内水氾濫) 41,783世帯 185,046人 S36.10 台風第24号(内水氾濫) 23,844世帯 94,496人 死者1人 S41.6 台風第4号(内水氾濫) 4,064世帯 10,200人 死者2人 102,895戸 S46.8-9 台風第23,25号(内水氾濫) 1,973世帯 345人 S56.10 台風第24号(内水氾濫) 10,289世帯 31,383人 死者240人 死者509人 180,338戸 1,000人以上 死者7人 108,570戸 36,429戸 死者36人 464,030戸 死者2人 94,797戸 10,467戸 42,021棟 (江戸川区史、東京市史等より) カスリーン台風(昭和22年9月) キティ台風(昭和24年) キティ台風浸水区域図 67 地下水の汲み上げによる地盤沈下の進行 東京都第五建設事務所(東京都葛飾区新小岩1丁目)に現在も保存さ れている抜け上がった井戸。昭和13年に設置された井戸で,そのとき の地面が一番上の白線位置である。 足立区千住新町 江戸川区中葛西 墨田区立花 江東区亀戸 江東区南砂 東京東部低地の地盤高 東京東部低地の地盤高 ゼロメートル都市・江戸川区の現状 江戸川 2 新中川 中 川 2 旧江戸川 荒 川 2 江戸川区洪水ハザードマップ The Summit of World Zero Meters Cities 海抜ゼロメートル世界都市サミット 2008年12月15日(月)~17日(水) タワーホール船堀(江戸川区) 海外参加都市 オランダ・北ホラント州 南ホラント州 イタリア・ベネチ ア 台湾・台北 タイ・バンコク アメリカ・ ニューオリンズ 国内参加都市 愛知県弥富市 兵庫県尼崎市 東京都江戸川区 千葉県浦安市 開 会 挨 拶 多田正見(江戸川区長) 開 会 宣 言 来 賓 挨 拶 足立敏之氏(国土交通省河川局河川計画課長) 基 調 講 演 Ⅰ 沖 大幹氏 (東京大学生産技術研究所教授) 基 調 講 演 Ⅱ ウィリアム マキューソン氏 (前アメリカ土木学会会長) スピーチセッション 池内 幸司氏 (内閣府参事官:地震・火山対策担当) スピーチセッション 多田 正見 (江戸川区長) スピーチセッション リンスケ クライシンガ氏(北ホラント州副知事) スピーチセッション マルセラ ラグッチ氏(南ホラント州知事代理) スピーチセッション 松崎 秀樹氏(浦安市長) スピーチセッション チャンチャイ ビトュンパンヤキ氏(バンコク都知事代理) スピーチセッション ジョヴァンニ チェッコーニ氏(ベネチア市長代理) スピーチセッション ミシェル ヤミオルコフスキー氏(ベネチア市技術アドバイザー) スピーチセッション ラリーロス氏(ニューオリンズ市長代理) スピーチセッション ウィー ホー リー氏(台北市長代理) サミット会議 サミット会議 サミット共同宣言 The Summit of World Zero Meter Cities Joint Declaration December 17,2008 Faced with the realities of climate change and rising sea levels caused by global warming, and the resulting higher tides and increased flooding, we convened the Summit of World Zero Meter Cities to discuss these issues and search for appropriate policy adaptations. As residents of sea-level cities, provinces and concerned citizens, we are issuing this joint declaration in order to focus global attention on this crisis. ● ● ● Through serious examination of our individual lifestyles, we will reduce greenhouse gases and prepare for global warming To make our cities safe from natural disasters we will learn from our ancestors and the history of flood control and work together as sea-level cities to address these issues and implement policy adaptations. In order to make our cities safe for future children the world‘s sea level cities will cooperate to counter the “threat of higher water levels” with sustained action. Participating cities, provinces and concerned citizens in the Summit of World Zero Meter Cities represented by Edogawa City Mayor Masami Tada 海抜ゼロメートル世界都市サミット 共同宣言 地球温暖化による気候変動や海面上昇が現実となるなか、洪水や高潮の危 機に直面している世界各地のゼロメートル都市及びその関係者が「海抜ゼロメート ル世界都市サミット」に結集し、適応策を議論・模索した。 ゼロメートル都市に暮らす我々は、この危機的状況を全世界にアピールするた め、共同で宣言する。 ● 私たち一人ひとりが生活様式を見直すことにより、温室効果ガスの削減 を図るとともに、地球温暖化の影響への対策を講じる。 ● 災害に強い安全な都市とするため、先人の労苦と治水の歴史を教訓に、 ゼロメートル都市相互が危機を共有し、その適応策を実現する。 ● 未来を担う子供たちに安全な都市を引き継ぐため、全世界のゼロメートル 都市が連携し、「水の脅威」に立ち向かう活動を継続していく。 2008年12月17日 海抜ゼロメートル世界都市サミット 参加都市および関係者 代 表 江戸川区長 多 田 正 見 第5回世界水フォーラム・水のエキスポ 5th World Water Forum World Water EXPO ISTANBUL 2009 オランダ北ホラント州の ワークショップに参加 「日本パピリオン」出展ブース スーパー堤防の紹介 2th The Summit of World Zero Meters Cities August 18 to 22 , 2010 At North-Holland , The Netherlands 【第2回】海抜ゼロメートル世界都市サミット 2010年8月18日~22日 オランダ 北ホラント州で開催 総務省ユビキタスタウン構想推進事業 (地域ICT利活用推進交付金) ICTの集中的な利活用によって、安心・安全な街づくり (「ユビキタスタウン」)等を実現するため、交付金制度を 創設し、地方公共団体等のICTの導入に係る取組を総 合的に支援。 ●対象事業 ICTの導入に係る一連の取組に要する経費 ①基盤整備:サーバ、ネットワーク機器、情報通信端末、伝送路設備、工事費 ②ICT関連システムの構築・改修 ③人材研修・育成 ●対象者 都道府県、特別区、市町村(広域連合、一部事務組合を含む。)及びこれらを含む連携 主体並びに第3セクター ●補助額 1事業につき、4つの交付枠(1億円、5,000万円、3,000万円、1,500万円)のうち、希 望するいずれか1つの枠から、事業規模・内容に応じて交付する。 海抜ゼロメートル地帯リスクコミュニケーション/マネジメント事業 実施団体名 運営主体(予定) 利活用 分野 主なシステム機器等 東京都 江戸川区 東京都江戸川区及び チーム水・日本 「海抜ゼロメートル地帯 防衛計画チーム」 防災 ・内水氾濫リアルタイム予測予報システム及びハーウェア ・被災状況等情報送受システム及びハードウェア ・避難誘導支援システム及びハードウェア 事業概要 期待される効果 複合水害に係る情報や知識を地域住民と共有 ①リアルタイム氾濫計算結果を様々なメディア及び携帯電話を通じて 発信することで、地域住民へ複合水害の発生予測情報を提供でき、 するリスクコミュニケーションの構築と、複合水 自然災害に対する危機意識を向上させることで、人的被害の抑制 害発生前後のリスクマネジメントをより効果的・ が期待できる。 効率的に実施するためにICT技術を利用し、リ アルタイム氾濫シミュレーションシステムの構築、 ②GPS機能付携帯電話等を用い、被災状況等を送受信することで、 および様々なメディア、携帯電話等を用いた情 区内の被災状況を的確に把握することが可能となり、人命救助活 報伝達及び収集、避難誘導等を行う仕組みを 動や応急復旧活動の迅速化が期待できる。 構築する。 ③ GPS機能付携帯電話等を用い、自分の位置を中心にとした氾濫 予測情報を通知するだけでなく、周辺にある避難場所や避難場所 への経路など、安全に避難できる情報を提供することで、地域住 民の人的被害の抑制が期待できる。また平常時には区からの防災 情報提供が可能であるため、日常の防災意識の向上が期待でき る。 事業イメージ 適切 切な な観 観測 測 適 定点カメラ 定点カメラ 雨量計 雨量計 水位計 水位計 気象レーダー 気象レーダー 台風・大雨・ゲリラ 台風・大雨・ゲリラ 豪雨等が発 豪雨等が発 生!! 生!! 様々な実際の状況を 様々な実際の状況を 集約・キャリブレーション 集約・キャリブレーション 内水氾濫リアルタイム解析システム 内水氾濫リアルタイム解析システム 内水浸水解析システム 内水浸水解析システム リアルタイムシミュ リアルタイムシミュ レーション! レーション! 氾濫計算モデル 氾濫計算モデル (精密な地形条件・下水道施設等をモデル化) (精密な地形条件・下水道施設等をモデル化) 地 江戸川区の詳細な地形モデル作成 江戸川区の詳細な地形モデル作成 管網データ処理(データ統合及び調整) 管網データ処理(データ統合及び調整) 江戸川区道路台帳区間図形データ 江戸川区道路台帳区間図形データ 東京都下水道局開発の下水道台帳情報システム 東京都下水道局開発の下水道台帳情報システム 地盤高データ(LP) 地盤高データ(LP) 数 数 時 時 間 間 後 後 の の 氾 氾 濫 濫 予 予 測 測 結 結 果 果 携 事業イメージ 地域防災力の向上のためにICT技術を利用した リスクコミュニケーションの構築 析システム 析システム ュ 数 数 時 時 間 間 後 後 の の 氾 氾 濫 濫 予 予 測 測 結 結 果 果 内水氾濫リアルタイ 内水氾濫リアルタイ ム予測予報システム ム予測予報システム 携帯電話・TV・インターネット等からの情報提供による防災意識の向上 災害関連情報 災害関連情報 提供・配信システム 提供・配信システム 被災状況の情報投稿による迅速な支援体制の構築 避難誘導支援システム 避難誘導支援システム デル作成 デル作成 ータ データ GPS携帯を用いたピンポイント氾濫 予測情報の提供と円滑な避難誘導 Thank you for your kind attention チーム水・日本 海抜ゼロメートル地帯防衛計画チーム The federation of defense by water disaster in the Zero Meters Cities