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操作マニュアル

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操作マニュアル
260 017 416 J 0408
micro-TRI-gloss
micro-gloss
特許申請中
操作マニュアル
BYK - Gardner GmbH
Lausitzer Straße 8
82538 Geretsried
Germany
Tel. 0-800-gardner
(0-800-4273637)
+49- 8171-3493-0
Fax +49- 8171-3493-140
BYK - Gardner USA
9104 Guilford Road
Columbia, MD 21046
USA
Tel. 800-343-7721
301-483-6500
Fax 800-394-8215
301-483-6555
www.bykgardner.com
-2-
EC 適合宣言
我々
BYK - Gardner GmbH
Lausitzer Strasse 8, Geretsried
82538, Germany
EC指令に従った宣言:
89/336/EEC
電磁環境適合性
製品のデザイン タイプ:
micro-TRI-gloss
micro-gloss
はEC規制に準拠して、開発、製造されました。
安全性に関係する追加規制も守られています。
技術的なドキュメンテーションは入手可能です。
-3-
安全に関する絵表示について
本書に記載の警告や注意には、本器の誤った取り扱いによる事故を未然に防止する
ために、以下のようなマークを付けています。
安全に関する警告や注意の文章が記載されていることを示します。
記載の文章をよく読んで、正しく安全にお使いください。
禁止の行為であることを示しています。
絶対に行わないでください。
行為に対する指示を示しています。
必ず指示にしたがって行なってください。
行為に対する指示を示しています。
必ず AC アダプタをコンセントから抜いてください。
禁止の行為であることを示しています。
絶対に分解しないでください。
本書に関するご注意
• 本書の内容の一部または全部を無断で転載することは、禁止されています。
• 本書の内容に関しては、将来予告なしに変更することがあります。
• 本書は内容について万全を期していますが、万一不審な点や誤り、記載もれなどで
お気付きの点がございましたら、ご購入の販売店までご連絡ください。
• 本器を運用した結果については、上記にかかわらず責任を負いかねますので、あ
らかじめご了承ください。
-4-
安全上の警告と注意
本器を使用するときは、必ず以下の事項を守り、正しくお使いください。また、操作マニ
ュアルは、よく読んだ上、いつでも見ることができる場所に大切に保管してください。
取り扱いを誤った場合、使用者が死亡または
重傷を負うことが想定される危害の程度
引火性・可燃性蒸気(ガソリンなど)
本器やACアダプタを分解したり、
のある所で使用しないでください。
改造したりしないでください。
火災の原因となります。
火災や感電の原因となります。
万一、本器やACアダプタが破損し
ACアダプタは必ず当社指定の別
たり、発煙・異臭が生じた場合は、
売付属品のACアダプタ(USAタイ
プ4404)を使用し、ACアダプタは必ず そのまま使用しないでください。火災の
AC100V(50/60Hz)の屋内配線コンセン 原因となります。発煙・異臭が生じた場
トに接続して、ご使用ください。指定以外 合は、ただちにACアダプタをコンセント
のものを用いたり、異なった電圧に接続 から抜いて(電池使用時は電池を取り外
したりすると本器またはACアダプタの破 して)、サービスのご案内に記載のお問
い合わせ窓口にご相談ください。
損や火災・感電の原因となります。
濡れた手でプラグを抜いたり差し
本器を長時間使用しないときは、
込んだりしないでください。火災・感
ACアダプタをコンセントから抜いて
ください。ACアダプタのコンセントへの差 電の原因となります。
し込み部分にほこりや水滴がつき、火災
の原因となります。この場合には、清掃
してご使用ください。
電池は火の中に入れたり、充電(充
本器に液体をこぼしたり、金属類を
電式電池は除く)、ショート、加熱、
落とし込まないでください。火災や
感電の原因となります。そのような場合 分解などしないでください。電池の破裂、
には、ただちにACアダプタをコンセント 液もれにより、火災やけがの原因となり
から抜いて(電池使用時は電池を取り外 ます。
して)、サービスのご案内に記載のお問
い合わせ窓口にご相談ください。
取り扱いを誤った場合、使用者が死亡または
注 意
重傷を負うことが想定される危害の程度
ACアダプタを使用する場合は、本
本器指定以外の電池を使用しない
器の近くにコンセントがあり、かつ
でください。電池を本器に装填する
際は、本器の極性表示(プラス+とマイ ACアダプタのプラグを容易に抜き差しで
きるようにしてください。
ナス-)にしたがって正しく装填してくだ
さい。電池の破損や液漏れにより、火災
やけがの原因になったり、周囲を汚損す
る原因となることがあります。
警 告
-5-
目次
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
EC適合宣言・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 3
安全に関する絵表示について・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 4
安全上の警告と注意・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 5
目次・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 6
システムの概要・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 7
使用上の注意・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 8
チェックと電源・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 9
コントロール要素・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 10
導入・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 12
メイン メニュー概要・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 16
モードとサンプル測定・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 17
統計・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 18
連続・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 23
ベイシック モード・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 24
測定角度選択・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 25
セーブ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 26
光沢差測定と合否判定・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 30
校正と自己診断・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 36
設定・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 42
測定のヒント・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 44
規格・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 46
インターフェイス・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 47
主な仕様・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 48
標準・別売付属品・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 49
エラーと警告メッセージ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 50
仕様等は改良のため予告なく変更する場合があります。
-6-
1
システムの概要
光沢計ファミリーの本器は塗料コーティン
グ、プラスチック、セラミックスおよび金属
表面の光沢レベルを測定するのに使用し
ます。
光は、定義された角度でサンプルの表面
に照射され、反射光の光電子を測定しま
す(反射率計)。
オペレイト ボタンおよびスクロール ホィ
ールはシステムをコントロールするために
使用されます。操作は、ディスプレイ・メッ
セージ(自動診断およびエラーメッセージ)
でサポートされます。ディスプレイ言語とし
てドイツ語、英語、フランス語、スペイン語、
イタリア語、日本語(片仮名表記)を選択で
きます。
試料の一般的な光沢レベルによって、直
接光を異なる角度(測定角度)で表面上に
当てる反射率計です。
本器はDIN 67530、ISO 2813、ASTM D
523、JIS Z 8741およびBS3900 Part D 5
規格に準拠します。
本器は、20⁰、60⁰あるいは85⁰の標準測定
角度を用意しています。全ての3角度を
一体化されたのが3角度光沢計です。測
定角度の選択については、このマニュア
ルに記述された機能は、3角度装置での
み利用可能です。
さらに、ドイツ鉱物資源研究所
(FederalInstitute for Materials Research
andTesting)[BAM]によって試験され、適
切に分類され、DIN 67530の必要条件を
満たしています。
個々の光沢値の測定に加え、999個まで
の一連の測定値を記録、保存し、統計的
に評価することが可能です。
-7-
使用上の注意
2
•
本器は敏感で精密な光学と電子部品から校正されています。強い振動やショックを
与えないでください!
•
測定口を持って本器を保持しないでください。この測定口にゴミなどの物を入れな
いようにしてください。
•
長期間、直射日光に本器を露出しないでください。高温、ほこりの多い環境に放置
しないでください。本器の保護のため、本器に付属するケースをご使用ください。
•
長期間、高い相対湿度にさらすことは避け、結露を生じさせないようにしてくださ
い。
•
湿気、化学薬品および腐食する蒸気を本器に与えないでください。
•
ホルダおよび本器ハウジングは多くの溶剤に対して耐溶剤性ですが、全化学薬品
に対する保証はできません。クリーニングは柔軟で湿った布を使用してください。過
度の汚れおよびほこりについては、エタノールあるいは洗浄用アルコールを使用し
てください。アセトンは絶対に使用しないでください!
•
長期間本器を使用しない場合、本器内で、バッテリーからの液漏れ(その結果損害
を引き起こす)を防ぐためにバッテリーを取り除いてください。
•
本器に内蔵のバックアップ用電池(Type:CD2020 3V)は、自分で交換しないでくださ
い。 バックアップ用電池の交換は、ご購入の販売店にご依頼ください。
•
外部から強い静電気を受けると、表示が消える場合があります。この時は電源が
自動OFFになるのを待ち、再度電源をONしてください。
-8-
3
チェックと電源
本器を稼動させる前に、操作マニュアル
とセクション2の安全指示を読んでください。
本器の梱包を解き、全ての構成物が含ま
れていることを確かめてください。
電源
稼動させるためには本器にバッテリーを
入れなければなりません。本装置は単3
型(R6)1.5Vのアルカリ電池1本で稼動し
ます。
アルカリ電池だけを使用してください!
充電式電池も使用できます。正当な商品
では、各バッテリーの寿命は約10,000回
の測定に十分です。バッテリー電圧が稼
動中に最低条件電圧以下に落ちると、"
デンアツ テイカ"というメッセージがディ
スプレイに現われます。
バッテリーの交換
バッテリーを入れたり、交換したりする場
合にはバッテリー・コンパートメントを開き
ます。
最も容易な方法はカバーをコインで左方
向へ1/8回転します。本装置を後ろに回
転させ、古い電池およびバッテリー・コン
パートメント・カバーが手へ滑り落ちるよう
にします。
(+)極を先にしてバッテリー・コンパートメ
ントへ新しい電池を挿入し、バッテリー・コ
ンパートメント・カバーで再びフタをします。
カバーを右方向へ1/8回転して、ロックし
ます。
デンアツ テイカ
本器を常に稼動準備するために、予備の
バッテリーを持っていてください。
電池交換
-9-
コントロール要素
本器と保護ホルダ
1 スクロール ホィール:電源オンとメニュー選択に回転させて使用します
2 ユーザーガイダンスと測定値の表示
3 緑色シグナルランプ:測定稼動中; 赤色:エラー
4 オペレイト ボタン(測定ボタン):測定稼動
5 保護ホルダ
6 校正標準板
7 測定位置マーク
8 PCへのインターフェイス コネクション:ACアダプタ使用時、電源供給されます
- 10 -
4
4
コントロール要素
基礎的なシステムは、測定装置と保護ホ
ルダから構成されています。
保護ホルダは校正のために使用され、
また本器を格納します。
校正はボタンを押すことにより、ホルダ
内部で自動的に実行します。この目的の
ために必要な光沢標準板は、ホルダの
中にあり、校正が常に同じポイントで実
行される仕組みになっています。
オペレイト ボタンを押すと測定を始める
か、あるいは表示される機能を実行しま
す。さらに、オペレイト ボタンで様々なメ
ニューからモードまで戻ることができます。
システム・オペレーションは、自動診断テ
スト、コメントおよびエラー メッセージに
支援されます。測定値およびコメントは
ディスプレイに現われます。
装置がホルダ内部で電源オンされる場
合、自己テスト(自動診断)を実行します。
本器を使用しない場合は、保護ホルダに
格納してください。この方法で、常に、測
定光学が、汚れやほこりから保護され、
校正標準板は何時でも利用可能です。
オペレイト ボタンおよびスクロール ホィ
ールはシステムをコントロールするため
に使用されます。スクロール ホィールを
押すことにより本器の電源をオンにして、
メニューを表示させます。メニュー内のセ
ッティングはすべてスクロール ホィール
を回し、押すことにより設定されます。
- 11 -
5
導入
電源投入と測定
本器の電源投入のために、スクロール
ホィールを押してください。
日付および最終校正の情報がディスプレ
イに現われます。装置がそのホルダ中で
電源投入された場合、自動診断テストが
実行されます(校正に関するセクションを
参照)。
ジョウタイ チェック
本器は電源投入前の最終測定モードに
選択されます。
20°OK
60°OK
85°OK
A
B
C
M20º60º
STANDARD 1
20°
60°
オペレイト ボタンを押すことにより、測定
を始めます。
Value
56.5
82.9
D
スクリーンに関する測定結果のディスプレ
イは次の要素へ分類されます:
SAMPLE 001
A: 光沢差測定がつけられる場合、選択さ
れている基準光沢の名称がここに表示さ
れます。
n= 02/03

56.3
82.4
OK/NG
NG
OK
B: セーブが選択される場合、選択されて
いるメモリ領域が左上で現われます。
C: サンプル名称(ブロック名称)
D: 統計あるいは連続測定がオンの場合、
測定された測定あるいは選択された数を
表示します。
12
5
導入
測定値は、ディスプレイ部の下部に現わ
れます。 数値のサイズは、統計あるいは
光沢差測定が作動し、測定角度数により
ます。 測定モードによって、ヘッダー・ラ
インは測定値のために現われます。
ナビゲーション
コントロール機能はすべてスクロール ホ
ィールによってコントロールされます。スク
ロール ホィールを押すと、メニューがディ
スプレイに現われます。 スクロール ホィ
ールを回し、希望する機能にカーソルを
移動させて、スクロール ホィールを押す
ことにより、選択するか、作動させることを
可能とします。
メニューに表示されるかは、どの機能がメ
イン メニューにどう設定されるかに依存
します。メイン メニューは「中央」位置で、
常に速く到達することができます。
次の手順はナビゲーションをより容易に
するために、メニュー内で適用されます:
メイン メニュー
モード
カクド
セーブ
コウタクサ
コウセイ
セットアップ
機能右側の黒い三角形は、この機能の
選択がサブメニューへ導くことを示しま
す。
右側上のチェックマークは、選択された機
能が作動されたことを示します。
- 13 -
✓
←
*
5
導入
←
ディスプレイ コラム 1
サイショウチ
レンジ
ヒョウジュン ヘンサ
コウタクサ
OK/NG
ヒョウジ オフ
ヒョウジ ジカン
ビョウ:
25
↑
キャンセル  [operate]
←
↑
✓
1レベルずつディスプレイを戻すために、
右上の矢印を使用することができます。
矢印の上下指示は、他の見えないメニュ
ー オプションがあることを示します。これ
らのメニュー オプションを表示させるた
めには、単に矢印が指示している方向へ
スクロール ホィールを回してください。
オペレイト ボタンの使用により、メニュー
から測定ディスプレイまで速く、戻ることが
できます。ある場合には、このボタンがさ
らに別の機能を持っていて、それはディス
プレイに表示されます(例えば“カクニン→
operate)。
名称/番号の変更
いくつかの機能については、日付か名称
の入力か変更することができます。上方
を示す矢印は、変更できる位置をマーク
します。 文字を変更するには、スクロー
ル ホィールを回してください。スクロール
ホィールを押すと、矢印は次の文字にジ
ャンプします。最後の文字か番号を設定
した後、スクロール ホィールを押すことに
より入力された文字列等を確認してくださ
い。
- 14 -
5
導入
名称を入力する場合、矢印は第1の文字
にジャンプします。これは、不注意な正し
くないエントリーも修正を可能にします。
オペレイト ボタンでこれらのメニューの
中で、いつでも名前を確認することがで
きます。
メイショウ ニュウリョク
SAMPLE 002
↑
カクニン  [operate]
- 15 -
メイン メニュー概要
モード
サンプル モード
トウケイ
レンゾク
ベイシック モード
アドバンス モード
6
統計処理無しの測定
統計処理付種々の測定
連続測定(測定間隔調整可)
ベイシック モード:統計/セーブ/光沢差無し
全メニューと機能が稼動
カクド
測定角度選択 (3測定角度装置でのみ利用可能)
セーブ
セーブ
メモリ センタク
メモリ メイショウ
メモリ サクジョ
メモリ ディスプレイ
サンプル測定用セーブ機能:
セーブのオン/オフ
リストからのメモリ選択
50 個までのメモリ領域を作成
メモリの削除、(初期設定メモリ領域(M60º...)は削除不可)
メモリ内容の呼び出し(スクロール ホィール使用)
コウタクサ
コウタクサ
キジュンチ
キジュンチ
キジュンチ
キジュンチ
キジュンチ
光沢差モードの設定:
光沢差測定のオン/オフ
基準値の測定 (ターゲット値)
リストからの選択(セーブしてある場合)
50 個までの基準値セーブ
個別基準値削除
合否判定の許容差変更
ソクテイ
センタク
テイギ
サクジョ
ヘンコウ
コウセイ
校正、校正値変更、GU-% スケール
*セット アップ
言語、日時、電源停止時間、ビープ音
下記の機能は同時に使用することができます:
• "セーブ" +:
サンプル モード、トウケイ、レンゾク
• "コウタクサ" +:
サンプル モード、トウケイ
- 16 -
7
モードとサンプル測定
モード・メニュー中の異なるタイプの測定
レコードおよび評価の中から選択すること
ができます。作動されるモードはチェック
マークによって識別されます。
単角度測定はサンプル モードにおける
統計評価なしで実行することができます。
結果は保存し、基準光沢値と比較するこ
とができます。
セーブがオンの場合、名称はすべて測定
の後に示唆されます。 この名称を直接
確認するか、あるいは変更することがで
きます。
モード
サンプル モード
トウケイ
レンゾク
ベイシック モード
←
✓
メイン メニュー
►セーブ
►コウタクサ
メイショウ ニュウリョク
SAMPLE 002
↑
カクニン  [operate]
最終測定値を削除したい場合、スクロー
ル ホィールを押して、適切なメニュー項
目を選択します。
- 17 -
サンプル モード
メイン メニュー
ソクテイチ サクジョ
←
*►
►
8
統計
統計モードにおいて、各サンプルで複数
の測定を行うことができます。これらの測
定値は統計的に評価され表示されます。
メイン メニュー
►モード
►トウケイ
結果は保存し、基準光沢値と比較できま
す。これらの機 能は以前に作動 されま
す。
M20º60º
メイン メニュー
►セーブ
►コウタクサ
n= 02/03
value
20° 54.7
60° 81.6

54.1
82.1
stdev
0.3
0.2
メイショウ ニュウリョク
SAMPLE 002
↑
セーブはオンの場合、名称はサンプル(ブ
ロック)すべての測定の後に示唆されます。
この名称を直接確認するか、あるいはそ
れを変更することができます。
カクニン  [operate]
- 18 -
8
統計
統計機能がオンの場合、スクロール ホィ
ールを押した後、追加の機能は状態によ
り利用可能となります。
←
トウケイ
メイン メニュー
ヘイキン-カイスウ
ディスプレイ
ブロック シュウリョウ
ブロック サクジョ
測定番号 ►
一つのサンプル、またはブロック当たり
2-99の中から、このオプションで測定回
数を設定することができます。
*►
►
►
►
►
ヘイキンチ ソクテイ
カイスウ
n=03
↑
キャンセル  [operate]
ディスプレイには、「n=」の後のスラッシュ
の後に、この値を見つけることができます。
測定(測定実行毎に、1 だけ増加)した回
数は、スラッシュの前に現われます。
n= 02/03
20°
60°
- 19 -
value
54.7
81.6

54.1
82.1
stdev
0.3
0.2
8
統計
トウケイ ディスプレイ
コラム1:
コラム2:
コラム3:
←
value ►
 ►
stdev ►
ディスプレイ
統計測定ディスプレイでは、3項目に次の
データを自由に配置することができます。
測定値:
測定された最終値
ディスプレイ コラム 1
ソクテイチ
ヘイキンチ
サイダイチ
サイショウチ
レンジ
ヒョウジュン ヘンサ
←
↓
平均値:
サンプル(ブロック)の平均
最大値:
サンプルの最大測定値
最小値:
サンプルの最小測定値
ディスプレイ コラム 1
サイショウチ
レンジ
ヒョウジュン ヘンサ
コウタクサ
OK/NG
ヒョウジ オフ
←
↑
レンジ:
最大および最小値間の差
✓
- 20 -
8
統計
標準偏差:
サンプルの標準偏差値
S=
光沢差*:
サンプルと基準値との差
OK/NG*:
サンプル値が指定された範囲以内にある
場合、OKが表示され、それ以外の場合、
NGとなります。
表示 オフ:
選択されたコラムの表示を停止します。
*これらの機能を使用するためには、基準
値を測定、作成、選択されなければなりま
せん。 また、限界値は定義しなければな
りません。
- 21 -
1 n
(X i − X )2
∑
n − 1 i =1
8
統計
トウケイ
►ブロック シュウリョウ
►ブロック サクジョ
►ソクテイチ サクジョ
メイショウ ニュウリョク
SAMPLE 002
↑
ブロック終了 ►
測定の要求された回数nを測定する前に、
この機能はブロックを終了します。大きな
サンプルの場合、nに大きな測定回数を
選んだ場合には有用です。
セーブはオンの場合、ディスプレイはサン
プルのブロック名を入力するように表示さ
れます。
カクニン  [operate]
ブロック サクジョ
ブロック削除 ►
現ブロックの削除です。
SAMPLE 002
カクニン  [mode]
キャンセル  [operate]
サイシュウチ サクジョ
測定値削除 ►
最終測定値の削除をします。
カクニン  [mode]
キャンセル  [operate]
- 22 -
9
連続
調整可能な測定間隔で99回測定まで、
実行する機能です。大きなサンプルを測
定する場合、表面の均一性を評価したい
場合、大変有用です。
この機能を選択すると、間隔を定義する
時間を入力するように最初に求められま
す。最長可能測定間隔は9秒です。
0秒の設定は最短間隔測定(1角度当たり
約0.5秒)を示します。
メイン メニュー
►モード
►レンゾク
ソクテイ カンカク
ビョウ:
9
↑
キャンセル  [operate]
連続測定を開始するためには、オペレイ
ト ボタン(ディスプレイでも表示します)を
押してください。連続モードを終了したい
場合は、スクロール ホィールを押してく
ださい。
ツヅケル
スタート: operate
ストップ: operate
ケイゾク: operate オス
測定を始めるために、オペレイト ボタン
を押します。本器は、設定された間隔で
99回までの測定を実行します。測定値は
各測定の後にディスプレイに表示されま
す。オペレイト ボタンを押し(しばらく押し
続けます)、連続測定を中断することがで
きます。測定の回数、平均値、最小およ
び最大値は、ディスプレイに現われます。
連続測定を継続するためにはオペレイト
ボタンを押してください。連続モードを終
了するためには、スクロール ホィールを
押してください。
- 23 -

20° 48.9
60° 79.5
min
46.3
75.1
n= 25/99
max
50.4
81.5
ベイシック モード
メイン メニュー
►モード
►レンゾク
10
この選択オプションは基礎的なモードで
要点のみに制限されています。これは、こ
のモードでは操作手順を単純化します。
20°
31.4
60°
63.7
メイン メニュー
アドバンス モード
カクド
コウセイ
セットアップ
測定角度を選択し、校正を実行すること
ができます。さらに、セット・アップ・メニュ
ー項目中の機能はすべて利用可能です。
一連の測定を中断し、素早く測定のシリ
ーズを残さずに、途中で他のいくつかの
測定を実行する場合、ベイシック モード
は有用です。
←
►
►
►
*►
一旦これらの他の測定が完了していれば、
このメニューから測定のシリーズを中断し
た点へ戻る事ができます。
メイン メニュー
►アドバンス モード
- 24 -
11
測定角度選択
測定角度選択は3角度測定装置で可能で
す。1、2角度あるいは3角度すべての角
度すべて選択することができます。
現在の設定角度コンビネーションは測定
角度メニュー中にチェックマークで示され
ます。
メイン メニュー
►カクド
←
カクド
20⁰
60⁰
✓
85⁰
20⁰60⁰
60⁰85⁰
20⁰60⁰85⁰
スクロール ホィールで希望のコンビネー
ションを選択し、スクロール ホィールを押
して確認します。
セーブはオンの場合、測定角度を切り替
えると自動的にメモリの適切なエリアへプ
ログラムを変更します。
カクド
20⁰
- 25 -
60⁰
85⁰
12
セーブ
999個までの測定値を格納することがで
きます。測定値を保存するためには、測
定前に保存機能を作動させるか、メモリ
中の格納エリアを選択するか、作らなけ
ればなりません。固定のメモリ領域は、各
測定角度あるいはコンビネーション(例:
M60°)のために作成されます。
これらのメモリ領域は削除することができ
ません。合計50個のメモリ領域を作成す
ることができます。
メイン メニュー
►セーブ
セーブ
セーブ
メモリ センタク
メモリ メイショウ
メモリ サクジョ
メモリ ディスプレイ
←
✓
セーブ機能は、サンプル モード、統計お
よび連続測定のために使用することがで
きます。 メモリのレイアウトは測定角度で
はなくメモリ領域の内で測定モードおよび
基準値を変更するようなことです。
セーブ►
セーブ機能はオンオフいずれにしてもか
まいません。チェックマークは機能が作動
しているかを示します。
M20⁰60⁰
SAMPLE 001
20°
57.6
60°
72.4
セーブ機能を自動的にオンする場合、現
在の測定角度であらかじめ定められたメ
モリ中のエリアを選択します(例
M20°60°)。
- 26 -
12
セーブ
メモリ選択 ►
メモリの利用可能なエリアは、すべてあら
かじめ定められた部分から始まって、この
メニューにリストされます。
各エリアのためにメモリの中で保存された
測定数は右側に示されます。
メモリ センタク
M60⁰
M85⁰
M20⁰60⁰
M60⁰85⁰
M20⁰60⁰85⁰
MEMORY 001
スクロール ホィールで適切なメモリ領域
を選択し、スクロール ホィールを押すこと
により選択を作動させてください。
これは自動的にセーブをオンにし、必要
ならば(選択されたメモリ領域が以前にセ
ットされた測定角度と異なっている場合)、
測定角度を切り替えます。
メモリ名称 ►
この機能を備えたメモリ領域をセット アッ
プすることができます。この機能を作動さ
せる前に、必要な測定角度を選択します。
その後、メモリ領域の名称を入力します。
オペレイト ボタンで指示された名称を確
認するか、あるいはスクロール ホィール
で交換することができます。確認後、保存
は自動的にオンになります。
- 27 -
メモリ メイショウ
MEMORY 001
↑
カクニン  [operate]
←
0↑
0
5
0
0
4
セーブ
メモリ サクジョ
M60⁰
M85⁰
M20⁰60⁰
M60⁰85⁰
M20⁰60⁰85⁰
MEMORY 001
←
0↑
0
5
0
0
4
12
メモリ削除 ►
このメニューは、各々に格納された値の
個数で作成されたメモリ領域をすべてリス
トします。
スクロール ホィールを使用して削除した
いメモリ領域にマークを移動させ、スクロ
ール ホィールを押してください。
メモリ領域内の個々の内容を削除したい
かあるいはメモリー領域全体を削除した
いかを決定するメニューが現われます。
サクジョ
►メモリ データ
►メモリ ブロック
あらかじめ定義されたメモリ領域について
削除できるのは、測定値だけです。
メモリ ディスプレイ ►
メモリ サクジョ
M60⁰
M85⁰
M20⁰60⁰
M60⁰85⁰
M20⁰60⁰85⁰
MEMORY 001
←
12↑
18
5
20
15
35
インターフェイス経由でPCに保存された
データを転送することができます。測定値
もディスプレイでいつでも表示することが
できます。
「メモリ ディスプレイ」機能は、作成され
たメモリ領域がすべてリストされるメニュ
ーを開きます。スクロール ホィールで希
望のメモリ領域を選択してください。
- 28 -
12
セーブ
1番目の測定値がディスプレイに現われ
ます。サンプル名は強調表示されます。
M20⁰60⁰
SAMPLE 005
20°
45.1
60°
72.3
スクロール ホィールを押すと、次のサン
プルに対応する値にディスプレイを切り替
えます。
M20⁰60⁰
20°
47.2
項目(例えば平均値、最小、最大)でどの
値が表示されるかは、統計モードで選ば
れた状態のディスプレイに左右されます。
60°
76.1
- 29 -
SAMPLE 008
光沢差測定と合否判定
13
保存された基準光沢値とサンプルの測定
値を比較することができます。 さらに、試
料が許容差範囲内(OK)か範囲外(NG)か
も表示することができます。
キジュンチ
コウタクサ
キジュンチ
キジュンチ
キジュンチ
キジュンチ
キジュンチ
←
ソクテイ
センタク
テイギ
サクジョ
ヘンコウ
✓
50個までの基準光沢値を保存することが
できます。それらはメモリの別個のエリア
に格納されます。各測定角度については
定義できます:
- 光沢差の基準光沢値
- 合否判定用上限/下限値
基準光沢値も、同等に上限/下限値も設
定できます(基準光沢値作成あるいは変
更を参照)。
光沢差
光沢差測定をオンにするかオフにするか
はこのメニュー オプションを使用します。
チェックマークは、機能が作動しているこ
とを示します。
光沢差がオンの場合、使用された最終基
準光沢値は自動的に選択されます。
- 30 -
13
光沢差測定と合否判定
基準光沢値の測定 ►
後で基準値として使用される基準光沢値
をこの機能を使用して測定することができ
ます。
メイン メニュー
►コウタクサ
►キジュンチ ソクテイ
統計モードをオンで、基準光沢値上で多
数の測定を実行することを推奨します。
「基準値測定」を作動します。オペレイト
ボタンで測定を開始します。最後の測定
後、基準光沢値名称を入力可能なところ
で、ウィンドウは現われます。
既に使用されている名称を不注意に選択
すれば、この結果のメッセージがディスプ
レイに現われ、マーカー矢印が名称の1
番目の位置へジャンプします。
測定された値は、基準のための基準光沢
値として保存されます。 同時に、光沢差
測定がオンになり、基準光沢値が作動し
ます。許容差を追加する場合、「基準値変
更」機能を使用します。
- 31 -
キジュンチ ソクテイ
n=01/03
20°
6.3
60°
36.2
85°
66.1
ツヅケル  [operate]
キジュンチ メイショウ:
STANDARD 1
↑
カクニン  [operate]
光沢差測定と合否判定
メイン メニュー
►コウタクサ
►キジュンチ センタク
キジュンチ
Val.
20° 45.0
60° 80.0
85° 0.0
STANDARD 1
Min
Max
40.0
80.0
0.0
50.0
90.0
2000
13
基準値の選択 ►
既存の基準値を選択するには、マークを
移動して基準値を選択し、スクロール ホ
ィールを押してください。
1番目の基準値がディスプレイに現われ
ます。基準光沢値、最小および最大値が
表示されます。定義されていない値につ
いては、0.0または2000が表示されます。
基準値の名称は右上にリバース表示され
ます。
スクロール ホィールを回すと、次の基準
値が表示されます。
キジュンチ センタク
STANDARD 2
ディスプレイで希望の基準値を選択した
場合、スクロール ホィールを押し作動さ
せてください。
選択されたデータの基準値はディスプレ
イに現われます。
さらに、光沢差測定がオンにでき、選択さ
れた基準値が作動されます。
- 32 -
13
光沢差測定と合否判定
基準値の定義 ►
基準値も、スクロール ホィールで許容差
や目標値を入力して保存することができ
ます。「基準値定義」にマークを移動し、
機能を作動します。
メイン メニュー
►コウタクサ
►キジュンチ テイギ
キジュンチノ メイショウ
ディスプレイは、新しい基準値の名称を割
り当てして現われます。既に使用された
名称を不注意に選択すれば、この結果の
メッセージがディスプレイに現われ、マー
カー矢印が名称の1番目の位置へジャン
プします。名称はオペレイト ボタンを押し
て確認してください。
次のステップで、基準値の目標と限度を
定義することができます。
STANDARD 1
↑
カクニン  [operate]
←
キジュンチ テイギ
20⁰
60⁰
85⁰
キジュンチ テイギ
キジュンチ
カゲン
ジョウゲン
基準値の定義
3角度測定装置では、測定角度を選択す
るメニューが最初に現われます。
その後、メニューは目標値、最小および
最大値の選択に現われます。
希望する数値を選択し、スクロール ホィ
ールを押してください。
- 33 -
←
光沢差測定と合否判定
今、対応する値を調節することができま
す。
キジュンチ テイギ
STANDARD 5
キジュンチ
最後の数値が作動した後、ディスプレイ
は以前のメニューにジャンプします。
20⁰
0000.0
↑
キャンセル  [operate]
キジュンチ ヘンコウ
STANDARD
STANDARD
STANDARD
STANDARD
STANDARD
STANDARD
13
この方法で、必要あれば基準値の目標値
および限度値を入力することができます。
←
1
2
3
4
7
5↓
入力完了後、光沢差測定は新しい基準
値で行われます。
基準値変更 ►
保存された基準値の目標値および限度
値の変更には、この機能を使用します。さ
らに、限度値を(例えば測定した基準値の
ために)定義することもできます。スクロー
ル ホィールを使用して、変更する基準値
にマークを移動させて、スクロール ホィ
ールを押します。
基準値はすべて、次のメニューに交代で
現れます。スクロール ホィールで希望す
る基準値を選択し、押します。
次のステップで、前に記述したように、目
標と限度値を定義することができます。
- 34 -
13
光沢差測定と合否判定
基準値削除 ►
スクロール ホィールを使用し、光沢差メ
ニューの基準値削除メニューにマークを
移動させ、スクロール ホィールを押しま
す。
基準値削除メニューが現われます。保存
された基準値はすべて、このメニューに現
れます。
さらに多くの基準値がある場合もディスプ
レイに示すことができ、ディスプレイの右
上の矢印は表示以外に基準値を示しま
す。
メイン メニュー
►コウタクサ
►キジュンチ サクジョ
キジュンチ サクジョ
STANDARD
STANDARD
STANDARD
STANDARD
STANDARD
STANDARD
スクロール ホィールを使用して希望する
基準値にマークを移動させ、スクロール
ホィールを押してください。
削除される基準値は、ディスプレイに再び
表示されます。確認は、スクロール ホィ
ールを押してください。
その後、本器は以前のメニューに戻りま
す。
- 35 -
←
1
2
3
4
7
5↓
キジュンチ サクジョ
STANDARD 5
カクニン  [mode]
キャンセル  [operate]
校正と自己診断
14
校正
コウセイ
コウセイ
スケール
コウセイチ ヘンコウ
コウセイノ ジョウタイ
←
►
►
►
►
校正にはガラス製標準板が取り付けられ
たホルダを使用します。いつも、ホルダに
本器を格納してください。 これは測定光
学部を保護し、標準板が常に備わってい
ることを確実にします。
このタイプの光沢計が複数ある場合、そ
れぞれの場合で光沢計に付属しているホ
ルダを使用しなければなりません(シリア
ル番号を参照)。
標準板がクリーンで、割れ目がないことを
確認してください。
ホルダに光沢計を置く場合、しっかりと固
定されることを確かめてください。
自己診断
ホルダ内で光沢計がオンされる場合、常
に最初に自己診断テストを実行します。
このテスト中に、測定信号のどんな変化
も保存されている校正データに対してテス
トされます。 長期間校正不要で、新しい
校正が要求されるのは週に一度です。著
しい天候(主に温度)の変化がある場合、
校正は必要です。ホルダ内で自己診断テ
ストを規則的に実行することを推奨します
(毎日)。
- 36 -
14
校正と自己診断
一般的な自動診断は約2秒間続きます。
“コウセイバンノ クリーニング” または
“ホルダノ チェック” と表示されます。ク
リーニングの詳細はページ39を参照して
ください。
メッセージは、自動診断が成功裡に完成
したと通知するディスプレイに現われま
す。
ある場合には、システムが、校正を再び
実行することを提案します。 この理由は、
しばしば周囲の状態にある場合がありま
す。
しかし、校正板上の少量のほこりはクリー
ニングで取り去っても、起こる場合もあり
ます。
この問題は、乾燥した光学用のクリー二
ング布でクリー二ングすることで、一般に
緩和することができます。
校正 ►
周囲の条件が変わった場合、再度装置
の校正をするべきです。
これは温度と相対湿度の変化(例えば内
部/外部)や位置変化が含まれます。
暖かい所から寒い所に移動した場合、結
露する危険があります。
このため、環境状態に変化あった場合、
ある程度校正や測定などの使用を休止し
てください。
- 37 -
ジョウタイ チェック
20⁰
60⁰
85⁰
OK
OK
OK
校正と自己診断
校正メニュー オプションには、ここに示さ
れたパスを使用することができます。
校正を始めるためには、スクロール ホィ
ールを押してください。
校正プロセスは、3角度すべてが自動的
に実行されます。 校正標準板の保存さ
れた校正値が、ディスプレイに現われま
す。 その後、本器は測定モードへ変わり
ます。
メイン メニュー
►コウセイ
►コウセイ
コウセイ
20⁰
60⁰
85⁰
93.3
95.7
99.4
コウセイノ ジョウタイ
20⁰
60⁰
85⁰
←
エラー02
95.7
99.4
サイシュウ コウセイビ
14
03/02/26
状態 ►
このメニューは、本器の校正ステータスに
ついての情報を提供します。
保存された校正値がホルダのものと一致
するか、ここでチェックすることができま
す。
そのディスプレイは、さらに最後の自動診
断か校正の結果エラー メッセージが生
成されたかどうか示します。
これが起こった場合、さらに詳しい情報は
セクション21(エラーと警告メッセージ)を
ご覧ください。
- 38 -
14
校正と自己診断
スケール ►
グロス ユニット(GU)と反射率間で交互
に切り替えるメニュー オプションを使用
できます(実際的な測定に関する提案セク
ションを参照)。
希望の項目にマークを移動させ、スクロ
ール ホィールを押してください。
チェックマークは、選択されている単位を
示します。
スケール単位を切り替えた場合、本器の
校正は必要ありません。
スケール
グロス タンイ GU
ハンシャリツ %n
←
校正値の変更 ►
ホルダ内の校正標準板の光沢値は、測
定する装置内に保存されます。
自動校正中に、このデータはホルダ内の
標準値に割り当てられます。
もし、使用中の標準板が破損されたり、引
っ掻かれた場合、新しい校正基準板に交
換し、データを登録することが必要です。
正確な校正を保証するために、メーカー
からのオリジナル校正標準板だけが使用
されるべきです。
校正値の変更メニュー オプションに達す
るために、ここに示されたパスを使用する
ことができます。
- 39 -
メイン メニュー
►コウセイ
►コウセイチ ヘンコウ
✓
校正と自己診断
コウセイチ
20⁰ アタイ ヘンコウ
60⁰ アタイ ヘンコウ
85⁰ アタイ ヘンコウ
チュウイ
←
►
►
►
チュウイ!
コウセイガ ヘンコウ サレマス
14
ある場合、選択メニューが角度選択のた
めに現われるかもしれません。スクロー
ル ホィールで希望する角度を選択し、押
して選択してください。
警告メッセージが現われます。 オペレイ
ト ボタンを押すことにより、このプロセス
を取り消すことができます。
スクロール ホィールを押せば、校正値を
変更する過程を継続します。
次のディスプレイでは、新しい校正値を入
力することができます。
カクニン  [mode]
キャンセル  [operate]
コウセイチ ヘンコウ
20⁰
092.0
↑
新しい値を入力した後、この作業をオペレ
イト ボタンでキャンセルさせることができ
ます。
キャンセル  [operate]
コウセイチ ヘンコウ
20⁰
092.0
カクニン  [mode]
キャンセル  [operate]
スクロール ホィールを押すことにより、新
しい値を確認すれば、値が受理されま
す。
必要な値をすべて変更した後、通常のよ
うに再度測定装置の校正を行います。
- 40 -
14
校正と自己診断
校正標準板
正確な校正を保証するために、メーカー
からのオリジナル校正標準板だけをご使
用ください。
これらの校正は一次標準板に対して測定
されます。それらの表面は触れられたり、
引っ掻かれたりしてはいけません。
しかし、環境上の影響により、それらが優
しく扱われても、標準の値は時間と共に
変わることがあります。
このため、等間隔(年に1度を推奨)でメー
カーによる校正基準板を試験・校正する
べきです。
基準板のクリーニング
測定の正確さは汚い標準板あるいは破
損された標準板の使用により著しく害され
ます。
標準板の表面は大変敏感のため、クリー
ニングは十分注意して試みます。
標準板をクリーニングするためには、新し
い糸くずなしの布、ほこりがでないレンズ
用ティッシューあるいは本器に同梱してい
るような光学布を使用してください。
清潔にし、表面を破損する大きな粒子が
ない布を確かめ、僅かに圧力を加えてく
ださい。
チェック用基準板
試験設備の管理のために個別の試験標
準板の常用を勧めます。この照合の頻度
は、使用法(例えば、毎月)の条件に依存
します。 光沢基準板は、測定装置が正
確に位置するアルミニウム・ガイドに組み
込まれています。例えば、ベイシック モ
ードで通常の測定を実行します。表示さ
れた測定値は、標準板上に印刷された値
に反して1ユニット以上になってはいけま
せん。 その場合、汚れおよびほこりがホ
ルダの光沢標準板または高光沢標準板
上にあるかどうかチェックするべきです。
クリーニングおよび再校正が改良を示さ
ない場合は、販売先にご連絡ください。
アセトンは絶対に使用しないでください!
削除することが困難な汚れについては、
液体に漬けられた光学用布を使用してく
ださい。次に、乾燥した光学用布で表面を
拭いてください。
標準板が完全な状態でなければ、正確な
校正はできません。
標準板の状態が外観または測定のエラ
ーのために疑わしく見える場合、販売先
にご連絡ください。
- 41 -
15
設定
メイン メニュー
►セットアップ
ヒ/ジカン
03/02/26
↑
10:08:54am
カクニン  [operate]
設定メニューの中で一般的な設定を作る
ことができます(例えば言語、表示時間)。
日/時間 ►
本器は時計が内蔵されています。これは、
測定の日付および時間をPCへのデータ
転送に利用されます。バッテリーが交換さ
れる場合でも、失われません。時間設定
を変更したい場合、日/時間にマークを移
動させ、確定させるためにスクロール ホ
ィールを押します。
日付および時間をセットするためのディス
プレイが現われます。
日付フォーマット:YY/MM/DD
時間フォーマット:HH/MM/SS(am/pm)
ブザー ✓
ブザー音をつけるか切るかは、このメニュ
ー オプションを使用します。
ブザーにマークを移動させ、スクロール
ホィールを押します。ブザーがつけられる
場合、チェックマークがラインの終わりに
現われます。
- 42 -
15
設定
表示時間 ►
電力消費を防ぐために、本器は、ある時
間後に自動的に切れます。表示時間でこ
の時間を決定することができます。
ヒョウジ
ビョウ:
ジカン
25
↑
キャンセル  [operate]
言語 ►
ディスプレイ言語を選択するためにこのメ
ニューを使用します。
希望言語にスクロール ホィールで反転
表示マークを移動させ、スクロール ホィ
ールを押します。
情報 ►
次の情報を見るのに、このメニュー オプ
ションを使用します:
• 製品カタログ番号
• シリアル番号
• ファームウェア バージョン番号
• 最終校正日
• 最終校正証明日
←
ゲンゴ
Deutsch
English
Franςais
Italiano
Espaňol
ニホン
✓
インフォメーション
←
カタログ No.
4430
シリアル No.
1000218
バージョン No.
V 10.2
サイシュウ コウセイビ 03/02/26
サイシュウ ショウメイビ 03/01/07
- 43 -
測定のヒント
規格に準拠し、反射率計の値は、100ユ
ニットと等しく定義された屈折率(一般に
1.567)の黒ガラス標準板と関係がありま
す。
反射率計は、照明するメカニズムの入射
角によって区別されます。角度は20⁰、60⁰
および85⁰で規格の中で設定されます。
16
塗料およびニス、プラスチックおよび同様
な材料
様々な角度の適用はそれらのフィールド
によって以下のように識別されます:
中光沢表面は60⁰の入射角で測定され、
10から70の光沢ユニット(GU)までの範
囲以内です。
60⁰で70ユニット(GU)以上の測定値のよ
うな高反射する表面は、20⁰で測定される
べきです。
他方、10ユニット(GU)未満(60⁰)のマット
表面は85⁰で測定されるべきです。
- 44 -
16
測定のヒント
酸化アルミニウムおよび他の金属表面
注意
本光沢計は、非常に高い反射率とサンプ
ルとを比較するための拡張測定機能を装
備しています。
正確な測定は平面でのみ可能です。
金属でない表面の反射率は入射角につ
れて増加します。金属の反射する特性は、
必ずしもこの方法で作用するとは限りま
せん。二重反射のために、光は、一部は
コーティングでの反射と一部は金属真下
でも反射されます。 そのような表面の反
射する特性についての完全な理解につい
ては、すべての角度で測定することが推
奨されます。
黒ガラス標準板(グロス ユニット)への基
準に加えて、照射された光量に反射率計
の値を関連づけて、かつ%(反射率)として
表すのが金属では一般的です。スケール
メニューの中で選択することができます。
試料の汚い部分、引っ掻かれた部分ある
いは、曲げられた部分上の測定は、光沢
測定によるそのような欠陥の程度を定義
する場合以外は意味がありません。
光沢計は原理上測定面が平面であること
が必要です。また、塗装方向や金属板の
圧延方向などで測定値が異なる場合が
あります。測定値だけでなく測定方向など
も記録し、数回異なる測定場所を測り、平
均値を算出して記録するなどの配慮が必
要です。
検査する間に数回測定されるに違いない
試料(例:耐候性試料)は、測定が繰り返さ
れる間に同じ位置を測定するように印を
付けます。
メイン メニュー
►コウセイ
►スケール
- 45 -
規格
DIN 67 530
17
The reflectometer as an aid in evaluating gloss on level paint and
plastic surfaces
(Reflektometer als Hilfsmittel zur Glanzbeurteilung an ebenen
Anstrich - und Kunststoffoberflächen).
ISO 2813
Paints and varnishes - Measurement of specular gloss of
nonmetallic paint films at 20°, 60° and 85°
(Peintures et vernis - Mesurage de la réflexion spéculaire de
feuils de peinture non métallisée à 20°, 60° et 85°).
ASTM D 523
Standard Test Method for Specular Gloss
ASTM D 2457 Standard Test Method for Specular Gloss of Plastic Film
BS 3900
British Standard Methods of Test for Paints (Part D5) Gloss
(Specular Reflection Value)
JIS Z 8741
Method of Measurement for Specular Glossiness
ISO 7668
Anodized aluminium and aluminium alloys - Measurement of
specular reflectance and specular gloss at angles of 20°, 60° and
85°.
(Aluminium et alliages d’aluminium anodisés - Mesurage des
caractéristiques de réflectance et de brillant spéculaires à angle
fixe de 20°, 45°, 60° ou 85°).
BS 6161
(Part 12)
British Standard Methods of Test for Anodic oxidation coatings
on aluminum and its alloys.
Measurement of specular reflectance and specular gloss at
angles of 20°, 45°, 60° and 85°.
- 46 -
18
インターフェイス
測定装置は、PCとの直接コミュニケーション
をするシリアルインターフェイスを装備してい
ます。
測定データはメモリから、あるいは直接各測
定後に転送することができます。
データ転送ソフトウェアGM-S20はこの目的
のために同梱されています。 転送されたデ
ータは、テストレポート内で直ちに表示されま
す。
同梱のPCケーブルでPCへ接続することができます。 測定装置およびPCの9-ピンサ
ブDプラグにコネクター(正確な極性であるように設計)を差し込んでください。
さらに、USBアダプタを利用できます。
別売付属品のACアダプタ(Type: N2UFSW3 3V, 1A)を使用した場合は、インターフ
ェイス コネクションを介してACアダプタから電源が供給されます。
ACアダプタと電池を併用した場合、電池が優先されます。ACアダプタを使用するとき
は、電池を取り外してください。
- 47 -
19
テクニカルデータ
測定角度(測定面積)
20⁰(10 x 10mm)
カラー感度
CIE 光源 C 下の CIE 視感度関数 ŷ(2⁰)へのスペクトル調整
メモリ容量
999測定データ+日時(50メモリー部)
インターフェイス
RS232C
評価ソフトウェア
easy-link 同梱
電源
60⁰(9 x 15mm)
単三型 1.5Vアルカリ電池または AC アダプター
約 10,000 回測定可能(電池の場合)
サイズ/重量
48 x 155 x 73 mm/400g
保存温度範囲
-10℃ ~ +60℃
使用温度範囲
+15℃ ~ +40℃
湿度
85%以下結露なし
測定レンジ
85⁰(5 x 38mm)
0-2000グロスユニット(GU)20⁰
0-1000グロスユニット(GU)60⁰
0-160グロスユニット (GU)85⁰
精度
レンジ
再現性
器差
0-99.9GU
0.2GU
0.5GU
100-2000GU
0.2%
0.5%
- 48 -
21
製品一覧
製品名
カタログ番号
DIN, ISO, ASTM準拠の反射率計(光沢計)
micro-gloss 20°
4420
micro-gloss 60°
4460
micro-gloss 85°
4485
micro-TRI-gloss
4430
製品構成:
測定装置、校正基準板内蔵保護ホルダー、トレーサブル証明書、
easy-link ソフトウェア、PCケーブル、操作マニュアル、電池、
キャリングケース
チェック用基準板
Test standard 20°
Test standard 60°
Test standard 85°
Test standard TRI
Test standard mirror
4422
4462
4487
4434
4433
アクセサリーとスペアパーツ
ACアダプター、ヨーロッパ タイプ プラグ
ACアダプター、USA タイプ プラグ
USB アダプター
easy-link ソフトウェア
PCケーブル
4403
4404
4401
4545
4400
- 49 -
エラーと警告メッセージ
21
メモリフル
PCにメモリの内容を転送し、メモリの内容を削除してくださ
い。
基準値メモリフル
最大50個の基準値を保存することができます。古い基準値
の削除することは必要かもしれません。
さらに、自己診断の支援を提供するための校正/ステータス メニューに下記のメッセー
ジを意味するエラー番号が表示されます:
キョヨウサ ガイ
エラー 01
一般に、気候の状態あるいは天候状態の大きな変化でのみ
生じます。偏差は、校正によって成功裡に補われました。
また、正確な測定はまだ可能です。しかし、正常な気候環境
の状態で再び作動した場合、直ちに、再度装置の校正をす
べきです。 気候の変化を問題の原因と見なすことができな
い場合、標準板が清潔かどうかチェックすべきです。
メンテガ
ヒツヨウデス
自動診断は、再校正によって改善することができない測定信
号偏差を検出しました。
エラー 02
一般に、標準板か光学上に大量の汚れあるいはほこりがあ
る場合、生じます。 標準板を先ず、クリーニングしてください。
年1回の証明書の更新の一部として、顧客サービス部によっ
て、例えば単に光学系をクリーニングされます。
エラー 03
電子回路あるいは誤操作中での不良です。最初に標準板が
清潔か、装置がホルダへ適切に設置されているかどうかチェ
ックしてください。
エラー 04
ランプか電子回路の不良です。
エラー 05
電子回路の不良です。
校正に関するセクション中のクリーニングに関する標準板についての指示を参照してく
ださい。
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21
エラーと警告メッセージ
測定値の変動
試料上の同じポイントを測定しましたか?
No. 偏差が試料自体上にどれくらいあ
るかをチェックしてください。
Yes. 利用可能な場合、チェック標準板
での校正テストすることは助けになりま
す。
校正が不正確:
再度校正し、必要ならば標準板をクリ
ーニングして下さい。(セクション15)
校正が正確:
テスト表面は完全に平面で、また、測定
装置と試料によい接触がありますか?
No: この場合、大きな偏差となります。
Yes: 装置不良
販売店に問い合わせてください。
どんな修理でも、あなた自身で行なうことを試みないでください!
不調が測定装置に生じる場合、顧客サービス部は喜んでできるだけ迅速に対処しま
す。
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260 017 416 J 0408
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