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議事要旨 - 新エネルギー・産業技術総合開発機構
研究評価委員会 「デジタル情報機器相互運用基盤(情報家電) 」(事後評価)分科会議事要旨 日 場 時:平成19年1月18日(木) 所:朝日生命大手町ビル27階 10:00~16:00 大手町サンスカイルームA室 出席者(敬称略、順不同) 〈分科会委員〉 分科会長 阪田 史郎 千葉大学大学院自然科学研究科 知能情報工学専攻 教授 委員 川口 靖 委員 関 祥行 委員 竹内 裕明 NTT コミュニケーションズ株式会社 ネットビジネス事業本部 マーケティング推進部 担当部長 株式会社 フジテレビジョンデジタル技術推進室 役員待遇技 師長 先端起業科学研究所 所長 委員 丹 康雄 北陸先端科学技術大学院大学 情報科学研究科 助教授 委員 野原 佐和子 株式会社 イプシ・マーケティング研究所 代表取締役社長 〈推進者〉 宮崎 卓行 経済産業省 商務情報政策局 情報通信機器課 事務機係長 富田 健介 NEDO 電子・情報技術開発部 部長 田中 千速 NEDO 電子・情報技術開発部 主任研究員 石川 肇 NEDO 電子・情報技術開発部 主査 小森 斉 NEDO 電子・情報技術開発部 主査 〈実施者〉 三嶋 英俊 別府 裕一郎 三菱電機株式会社 先端技術総合研究所 ストレージ機器開発プロジェクト グループ プロジェクトマネージャー 三菱電機株式会社 開発本部 開発業務部 産学官連携推進グループ 担 当部長 三菱電機株式会社 先端技術総合研究所 ストレージ機器開発プロジェクト グループ 映像データベース技術グループ ユニットリーダー 三菱電機株式会社 デジタル放送受信技術部 映像ネットワーク技術グル ープ 専任 三菱電機株式会社 デジタル放送受信技術部 映像ネットワーク技術グル ープ 専任 安川情報システム株式会社 組込ソリューション事業部 開発部 部長 武居 輝好 安川情報システム㈱ 組込ソリューション事業部 主任 藤林 敏宏 株式会社 東芝 デジタルメディアネットワーク社 コアテクノロジーセンター ホームブロードバンドシステム開発部 主務 平原 茂利夫 東芝家電製造株式会社 家電機器開発部 主務 齋藤 正人 森田 知宏 志田 哲郎 佐藤 利光 1 寺本 圭一 高木 正和 一色 正男 寺島 芳樹 株式会社 東芝 研究開発センター 通信プラットフォームラボラトリー 研究 主務 株式会社 東芝 デジタルメディアネットワーク社 技術・品質統括部 技術 企画担当 東芝コンシューママーケティング株式会社 ホームIT事業推進部 担当部長 本田 文雄 株式会社 東芝 研究開発センター 通信プラットフォームラボラトリー 研究 員 株式会社富士通研究所 パーソナルシステム研究センター 主任研究員 坂本 拓也 株式会社富士通研究所 パーソナルシステム研究センター 研究員 藤浪 克美 柘植 数夫 NEC パーソナルプロダクツ株式会社 PC 事業本部 技術開発本部 基盤開 発統括マネージャー NEC パーソナルプロダクツ株式会社 PC 事業本部 技術開発本部 マネー ジャー NEC パーソナルプロダクツ株式会社 PC 事業本部 技術開発本部 志水 裕 株式会社 関電工 事業開発本部 新規事業部 副部長 船田 浩良 株式会社 関電工 事業開発本部 新規事業部 永嶋 成紘 株式会社 関電工 事業開発本部 新規事業部 山田 淳 三菱電機株式会社 主管技師長 藤原 隆平 日本電気株式会社ソリューション開発研究本部 エグゼクティブエキスパート 鈴木 修司 大川内 治 日本電気株式会社ソリューション開発研究本部 ユビキタス基盤開発本部 シニアエキスパート NEC ライティング株式会社 回路技術部 部長 辰巳 尚毅 NEC ライティング株式会社 回路技術部 シニアエキスパート 福田 智之 NEC ライティング株式会社 回路技術部 エキスパート 遠藤 馨 〈企画調整部〉 近藤 和昭 NEDO 技術開発機構 企画調整部 課長代理 〈事務局〉 笹岡 賢二郎 NEDO 技術開発機構 研究評価部部長 高松 秀章 NEDO 技術開発機構 研究評価部主幹 山田 武俊 NEDO 技術開発機構 研究評価部主査 佐々木 敦 NEDO 技術開発機構 研究評価部調整主査 宮崎 智 NEDO 技術開発機構 研究評価部主査 〈一般傍聴者〉 8名 2 議事次第 1.開会(分科会成立の確認、挨拶、資料の確認) 2.分科会の公開について 3.評価の実施方法および評価報告書の構成について 4.プロジェクトの全体概要 4.1 事業の位置づけ・必要性および研究開発マネジメント 4.2 研究開発成果および実用化・事業化の見通しについて 5.プロジェクトの詳細説明(説明・デモ・質疑応答) 5.1 情報家電 ① AV系情報家電ホームネットワークの研究開発 ② ECHONET準拠家電・住設機器汎用ホームコントローラシステムの開発 ③ デジタル情報機器相互接続層ミドルウェアの開発 ④ ホームネットワークを活用したコンテンツ交換の開発 ⑤ ホームネットワークのセキュリティ技術開発 5.2 ① アプリケーション開発と実証 ECHONET及びZigBeeセンサを用いた生活支援サービスアプリケ ーションの開発と実証 ② LED照明によるデジタル情報機器相互運用技術の研究開発 6.全体を通しての質疑 7.総合評価・まとめ(講評) 8.今後の予定 9.閉会 議題1.開会(分科会成立の確認、挨拶、資料の確認) 事務局より本分科会設置についての説明があり、予めNEDO技術開発機構理 事長より指名された阪田分科会長が紹介された。阪田分科会長の挨拶の後、分科 会委員、プロジェクトの推進・実施部門、評価事務局の出席者が紹介された。事 務局から配布資料の確認が行われた。 議題2.分科会の公開について 事務局より、資料2-2に基づき、研究評価委員会関係の公開について説明が 行われた。本分科会については、資料2-1の提案通り、すべて公開で行うこと が了承された。 議題3.評価の実施方法および評価報告書の構成について 3 事務局より、資料3-1~資料4に基づき、評価の実施方法と評価報告書の構 成に係わる提案について説明が行われた。事務局からの提案内容を基本に評価を 進めることが了承された。 議題4.プロジェクトの全体概要 推進者より、資料5-2に基づき、事業の位置づけ・必要性およびマネジメン トと研究開発成果および実用化・事業化の見通しについて説明が行われ、引き続 き質疑が行われた。 主な質疑内容は以下の通りである。 【主な質疑内容】 ・ 72件の論文を発表云々という説明を受けて、一般的にこの種類のプロジェク トでは、これで充分とされるのかと言う質問があり、気分的に充分だとの回答 があった。 議題5.プロジェクトの詳細説明 実施者より、情報家電に係わる5テーマおよびアプリケーション開発と実証に 係わる2テーマについて、資料6-1、資料6-2に基づいた説明およびデモが 行われ、それを踏まえて質疑が行われた。(アプリケーション開発と実証に係わ るテーマ2のみはデモが実施されなかった。) (1)情報家電 1.AV系情報家電ホームネットワークの研究開発 主な質疑内容は以下の通りである。 【主な質疑内容】 ・ デバイスの小型化についての考え方と2009年におけるコスト目標について の質問があり、大きさについてはB5、ノートパソコン程度にすることを狙い たい。コストについては、6,000円から9,000円を考えているとの回 答があった。 ・ 本件テーマは、かつてIEEEなどで取り上げられ、取りやめられたものだが、 それをあえてテーマ化することの意味が問われ、ネットワークの進化のために 必要だと思うとの回答があった。 ・ QOS(Quality of Service)技術について、他の規格との関連などを問われ、 これはプロトコルと言うよりも、ネット間のクロック同期技術である等の回答 があった。これらを含め、IEEEなどへ持ち込むことなどは開発し、その反 4 応を見た上でのことであるとの補足が行われた。 ・ 家庭内で複数の機器、複数のコントローラーを扱うシステムが、5,000円か ら9,000円のコストで出来るのかと言う質問に対して、アプリケーションに 応じてミドルウェアを整理していくこと必要があり、先のコストは現状レベル での話しであるとの回答があった。 ・ 家庭内でのLANセットアップに時間がかかることなどを例に挙げて、プラグ アンドプレイを進める考え方についての質問があった。それに対して、プラグ アンドプレイは、メーカの立場ではなく、ユーザの立場で考える必要がある。 例えば、プラグエンドサービスといった考え方が大切だと考えている旨の回答 があった。通常は1時間以上かかるセキュリティの設定をたった2つのアクシ ョンで済むようにしたセキュリティの自動設定を例示して、このような例は 多々ある。今後の課題と考えている旨の補足もあった。 ・ スピードについて、使う立場にたつと速度が遅く、厳しいのではないか。その 対処方法についてはどう考えているかとの質問があった。この質問に対して、 帯域変動について、情報系フローターでビットレートを自らコントロールする こと、ネットワークをマルチパス化することなどが考えられるが、商品化する 際には、先ず前者の方法で考えたいとの回答があった。 ・ AVコンテンツをプレイヤー上に直接もってきて使用していることが確認され た。その上で、コンテンツ検索の考え方についての質問があり、プロトコルは 様々な方法があるが、うまく行うにはJAVAスクリプトでのやりとりが一番 良いと考えている旨の説明があった。さらにQOS制御も様々な方法があるが、 ごくプリミティブな方法を使っているとの説明が加えられた。 2.ECHONET準拠家電・住設機器汎用ホームコントローラーシステムの開発 3.デジタル情報機器相互接続層ミドルウェアの開発 主な質疑内容は以下の通りである。 ・ デモでの映像作成方法についての質問があり、本来はリモコンでコントローラ ーに戻して、操作した側で見られるようにすべきだが、動作を示すと言う目的 で1394の上で行ったとの説明があった。さらにAV向けの情報家電も取り 組んでいるので、融合していく考えである。公開されているECHONETで の対応も考えていく旨の説明が加えられた。 ・ 家庭内で使われている時に、何かあったときの原因究明機能について基本的に はインフラオペレーション機能が必要だが、運用上どのようなことを考えてい るのかという質問があった。これに対して、中間的にミドルウェアを提供する 立場で考えると、メーカに依存することになるが、機器に機能を追加すると言 5 うことである。例えば、オプション機能としてロギング機能のようなものを付 加するなどである。さらにコントローラ製品化に際しては、用心した機能を付 加していく考えであるとの説明があった。さらにマルチベンダ環境での問題解 決については、ECHONETでの相互接続検証などを厳しいレベルで考えて いく必要があるとの説明が加えられた。 ・ ロギング機能は機器単体に対するものである。例えば、コネクタが外れている 等のネットワーク層まで踏み込まなければ分らないことが多い。コントローラ から見る必要があるのではとのコメントがあった。 ・ コントローラの使われ方の組み合わせについての考え方の質問があり、ECH ONETには規程はなく、基本的には先勝ちだとの回答があった。さらに調整 して複雑化させるよりも、家庭内のことであり、先勝ちでよいと割り切ること もできるとの説明が加えられた。 ・ コントローラが様々な環境に対応できるのかとの質問があり、ウィンドウX、 リナックスなど、様々なものに対応できており、十分耐えられるとの回答があ った。 ・ リモートアクセス方式についての質問があり、特殊なプロトコルを意識するこ となくメッセージを送ることができるように、制御コマンドの簡単化を考えて いるが、標準化することまでは考えていないとの回答があった。 ・ 開発支援ツールの開発の効果についての質問があり、社内でも使っている。使 用してみて開発時間を半減できるなどの効果がでており、効果はあると感じて いるとの回答があった。 ・ 白物家電とAVをつなぐことが本当に必要なのかとの質問があった。これに対 して、インフラレベルでつなぐことができると言うのが今回のテーマの中心で ある。それを魅力的なものにするアプリケーションを考えるのは今後の課題と 考えているとの回答があった。白物家電と従来は連携していなかったものとの 連携を考えていくのがこれからの方向だとも思っているとの説明もあった。ど うしてそれが必要なのかと言う問いかけに対しては、例えば、来客時に、イン ターフォンが鳴る時に、TVを見ていて見落とすことの無いようにするなどの 例が紹介された。 ・ Zig beeとECHONETの関係についての質問があり、大きくは違わな いが、Zig beeの方が省電力型である。基本的には目的よってうまく使い 分けるとの回答があった。 ・ UpNp1394ゲートウェイについて、三菱の開発したものとの違いを問わ れ、映像をストレッジすることまで含めたものが三菱の開発したもので、共通 の部分は共同で仕様を決めているとの回答があった。さらに共通の部分は、U pNp-AVで、デバイスの部分の公開の仕方が少し違っている。独自のデバ 6 イスとして規定したのが安川の開発したものであるとの説明が加えられた。 4.ホームネットワークを活用したコンテンツ交換の開発 5.ホ-ムネットワークのセキュリティ技術の開発 主な質疑内容は以下の通りである。 ・ VPNpゲートウェイの箱の小型化の可能性についての質問があり、一部の機 能をPCに乗せることは出来る。その限りで可能だとの回答があった。セキュ リティのレベルは、家庭での必要性は別として、先ずは実装してみたとの説明 が加えられた。 ・ セキュリティのテーマは重要だと言うことを踏まえて、標準の問題、市場性な どについての質問があり、標準については未だ考えていないとの回答があった。 市場は大きいと考えているが、パートナーが必要で、例えば大手家電機器メー カ、システムプロバイダーなどと一緒に進めることが必要だとの説明が加えら れた。 ・ 双方向認証についての質問があり、特別のものではないとの回答があった。 (2)アプリケーション開発と実証 1.ECHONET及びJigBeeセンサを用いた生活支援サービスアプリケー ションの開発と実証 2.LED照明によるデジタル情報機器相互運用技術の研究開発 主な質疑内容は以下の通りである。 ・ 1のテーマについて、何を制御するのか、或いはパターン化ができるのかとの 質問があった。標準出荷時には、家庭で負荷の大きいエアコンなどを優先第一 に考えているが、次を何にするかは様々なバージョンがあると思っている。デ ータを蓄積して、ニーズに対応して自動的に判断する仕組みを開発することが 必要だとの説明が加えられた。 ・ 同じく1のテーマについて、情報をTVに出すのは良い。それを含めてどのよ うなことを考えているのかとの質問があり、今は出来ることを行ってみたとい う段階であり、考えることはまだ様々あるとの回答があった。 ・ テーマ2について、プロジェクトとして行ったことはどの部分なのかとの質問 があり、組み合わせの部分で、あるセンサ情報で何かを示し、照明器具をコン トロールすることをまとめたとの回答があった。 ・ テーマ2について、今回のものは、少し照明にかたより過ぎている。もう少し 7 違った利用の仕方を考えて欲しいとのコメントがあり、アプリケーションに取 り組んで見ないと分らない面があるとの回答があった。 ・ テーマ1について、その進め方と言う意味で、一気にアプリケーションまで考 えすぎではないかとのコメントがあり、研究開発を地道に行うべきと言うのは、 そのとおりだが、ビジネスを行いながらと言う側面があること、可視光通信の 議論の場が無いと言う状況があるとの説明があった。 ・ テーマ1のアプリケーションは、住宅の中ではECHONETをベースとして 考えていることが確認された。 ・ テーマ2について、光で通信したいと言うニーズに対して、場合によっては携 帯電話を使って問題を解決する方法がある。そのユニットの最低コストについ ての質問があった。これに対して、スポット的な商品イメージで考えると、現 在のスポットライトに若干加えた程度であろうとの回答があり、本来システム となるとそのニーズにもよるとの説明が加えられた。また、携帯電話にアタッ チメントをつける程度で十分に実用化できそうだが、応用が問題である。デバ イスコストについては、赤外と光はほぼ同じであるとの説明が加えられた。 ・ テーマ2について、無線との比較での位置検出の精度とその実現性について質 問があった。精度はカメラの分解能で決まり、近くのものなら数mm以内の精 度が期待できるとの回答があった。無線はアンテナが問題になるが、光はすで に3万画素のホトダイオードの行列があるので、画素一つ一つに焦点を当てれ ば可能であり、実現性は高いとの説明もあった。また誤差は数cm程度であり、 実際に6mでの位置検出の事例での誤差は5cmだったとの説明が加えられた。 ・ また、テーマ2について、家庭内への導入を考えた時に想定しているセンサデ バイスの数についての質問があり、全部で100個くらいを考えているとの回 答があった。さらにZig beeがすべてではなく、様々なものの混在となる ことを考えて、統一的にセンサをコントロールすることになるとの説明が加え られた。 議題6.全体を通しての質疑 各委員より、全体を通しての質問、意見などが出された。 【主な質疑内容】 ・ 情報家電のテーマ5について、コアとなっている情報HUBの製品形態につい ての質問があり、その機能だけでは商売にはならないので、ホームゲートウェ イなどの一部として機能を加えて販売したいとの回答があった。さらに現在の ままであれば、リナックスが動作するもので稼動するとの説明が加えられた。 ・ ホームネットワークで開発したセキュリティ技術に関して、PCネットでの考 8 え方についての質問があった。これに対して、PCの世界では、既にそれに相 当する機能が組み込まれている。ただし、その機能のON/OFFはユーザー が行うことになっている。OFFのままだと使えないとの説明もあった。情報 家電といえどもPCと同じような攻撃があると考えて、今回のテーマ選定を行 ったこと、今購入しても、5年後にもバージョンアップができる、そしてセキ ュリティも確保されることを販売の切り口としたとの説明が加えられた。 ・ 全体的な質問として、NEDOのプロジェクトで長期にわたるものについて、 現在の技術変化のスピードを踏まえた時、適宜変化に対応できるように修正す る必要があるのではないかとの質問があった。これに対して、年二回のプロジ ェクト内容のヒヤリングを行い、世の中の動きなども踏まえて、進め方なども 変更も含めて検討している。その上で、必要な変更などを行っている。マネジ メントの問題として十分に対応できるとの回答があった。 ・ 技術を良く知る人が考える範囲での実用化になっているのではないか、技術を 知らない人のニーズをどう組み上げていくかが重要だと思うとのコメントが出 された。 議題7.総合評価・まとめ(講評) 各委員より総合的な評価意見がだされた。 【主な講評】 ・ 研究開発部門が事業化まですべて考えるのでなく、ワーキング部門との連携や、 もっとユーザーニーズを吸い上げることを考えて進めてはどうか。 ・ ただ一つのシステムだけで考えていると、折角のよいものが消えてしまうので はないかと心配する。個別に切り出して使えるような形にも期待したい。 ・ マーケット的な視点がもう少し必要と思う。想定している使い場所が一体どこ なのかが少し疑問に思うし、日本市場とは別にグローバルに見るとどうかなど、 知的所有権も含めて検討したらどうか。 ・ 全体ネットワークは異なるものである。無理に融合することはないのではない か。そして、それはセキュリティ抜きには考えられない。 ・ 家電の変化は速い。アプリケーションレベルでも相互接続性は重要である。数 社で取り組む。事業化に近い研究開発を行うといったことが実現するとよい。 ・ 技術シーズに頼りがちなので、ニーズからのフィードバックが必要である。あ るいは変化に対する見直しも必要である。グローバル仕様への対応もあり、1 社だけで標準化を行うなどはもともと無理である。日本だけでなく、何社かの 連携による提案の仕組みなども考える必要がある。 9 議題8.今後の予定 事務局から資料7に基づき、委員への依頼事項、今後の予定について説明がな された。 議題9.閉会 配布資料 資料 1-1 研究評価委員会分科会の設置について 資料 1-2 NEDO技術委員・技術委員会等規程 資料 2-1 研究評価委員会分科会の公開について(案) 資料 2-2 研究評価委員会関係の公開について 資料 2-3 技術評価における秘密情報の守秘について 資料 2-4 評価分科会における非公開資料の取り扱いについて 資料 3-1 NEDOにおける研究評価について 資料 3-2 技術評価実施規程 資料 3-3 評価項目・評価基準 資料 3-4 評点法の実施について(案) 資料 3-5 評価コメント及び評点票(案) 資料 4 評価報告書の構成について(案) 資料 5-1 事業原簿(公開) 資料 5-2 プロジェクトの概要説明資料(公開) 資料 6-1 個別テーマ詳細説明資料(公開) ① ② ③ ④ ⑤ 資料 6-2 AV系情報家電ホームネットワークの研究開発 ECHONET 準拠家電・住設機器汎用ホームコントローラシステムの開発 デジタル情報機器相互接続層ミドルウェアの開発 ホームネットワークを活用したコンテンツ交換の開発 ホームネットワークのセキュリティ技術開発 個別テーマ詳細説明資料(公開) ⑥ ECHONET 及び ZigBee センサを用いた生活支援サービスアプリケーショ ンの開発と実証 ⑦ 資料 7 LED 照明によるデジタル情報機器相互運用技術の研究開発 今後の予定 10