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議事要旨 - 新エネルギー・産業技術総合開発機構

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議事要旨 - 新エネルギー・産業技術総合開発機構
研究評価委員会
「タンパク質相互作用解析ナノバイオチッププロジェクト」
(事後評価)分科会議事要旨
日時: 平成19年1月11日(木) 13:00~16:50
場所: 世界貿易センタービル 3階 WTCコンファレンスセンター Room A
出席者(敬称略、順不同)
〈分科会委員〉
分科会長
馬場
嘉信
分科会長代理
堺
委員
委員
委員
青山
高原
民谷
聖子
義之
栄一
委員
宮本
力
隆一
名古屋大学 大学院工学研究科教授・産業技術総合研究所
センター 教授・副センター長
国立がんセンター 研究所細胞増殖因子研究部 部長
サイエンスライター 早稲田大学 大学院 非常勤講師
ファルマフロンティア㈱ 代表取締役
北陸先端科学技術大学院大学 マテリアルサイエンス研究科
㈲バイオデバイステクノロジー 社長
㈱ビー・エム・エル 執行役員・先端技術開発本部長
〈推進者〉
荒田
竹下
古川
平井
芙美子
満
善規
良彦
経済産業省 製造産業局 生物化学産業課 課長補佐
NEDO 技術開発機構 バイオテクノロジー・医療技術開発部
NEDO 技術開発機構 バイオテクノロジー・医療技術開発部
NEDO 技術開発機構 バイオテクノロジー・医療技術開発部
〈実施者〉
児玉
浜窪
宮野
大泉
服部
松倉
松田
原
渡邊
古志
坂本
相良
龍彦
隆雄
健次郎
巌雄
幸男
竹雄
一之
修
毅
朋之
最恵子
三奈
東京大学 先端科学技術研究センター 教授
東京大学 先端科学技術研究センター 教授
東京大学 先端科学技術研究センター 教授
中外製薬株式会社 創薬企画推進部 課長
興和株式会社 東京創薬第二研究所 所長
あすか製薬株式会社 研究開発本部 製品開発推進室 室長
株式会社ペルセウスプロテオミクス 代表取締役社長
明治製菓株式会社 薬品開発本部 研究開発企画部 部長
JSR 株式会社 新事業開発部 参事
財団法人 バイオインダストリー協会 担当部長
財団法人 バイオインダストリー協会
株式会社ペルセウスプロテオミクス 事業開発部長
〈NEDO 企画調整部〉
原
健史
NEDO 技術開発機構
企画調整部
課長代理
NEDO 技術開発機構
NEDO 技術開発機構
NEDO 技術開発機構
NEDO 技術開発機構
研究評価部
研究評価部
研究評価部
研究評価部
主幹
主査
主査
主任
〈事務局〉
高松
山田
宮崎
若林
秀章
武俊
智
節子
〈一般傍聴者〉 4名
-1-
統括研究員
主査
主査
健康工学研究
教授、
議事次第
《公開の部》
1.開会(分科会成立の確認、挨拶、資料の確認)
2.分科会の公開について
3.評価の実施方法および評価報告書の構成について
4.プロジェクトの全体概要
4.1 事業の位置づけ・必要性
4.2 研究開発マネジメント、研究開発成果、および実用化・事業化の見通しについて
《非公開の部》
5.プロジェクトの詳細説明
5.1 タンパク質解析のためのバイオ素子(抗体、ウイルス)の開発
5.2 多種類の微量のタンパク質を検出する抗体チップの開発
5.3
多種類の生理活性物質と多種類の膜タンパク質の相互作用を解析するウイルスチ
ップの開発
6.全体を通しての質疑
《公開の部》
7.総合評価・まとめ(講評)
8.今後の予定
9.閉会
議事要旨
議題1.開会、分科会の設置、資料の確認
事務局より、資料 1-1、1-2 に基づき、本分科会設置についての説明があり、予めNEDO技
術開発機構理事長より指名された馬場分科会長が紹介された。分科会長の挨拶の後、分科会委
員、プロジェクトの推進・実施部門、評価事務局の出席者が紹介された。事務局から配布資料
の確認が行われた。
議題2.分科会の公開について
事務局より、資料 2-2 に基づき、研究評価委員会関係の公開について説明が行われた。本分
科会については、資料 2-1 の提案通り、議事次第「4.2 研究開発のマネジメント、研究開
発成果、および実用化・事業化の見通しについて」までは公開、議事次第「5.プロジェクト
の詳細説明」から議事次第「6. 全体を通しての質疑」までは非公開、議事次第「7. 総合
評価・まとめ(講評)」以降を公開とすることが了承された。
-2-
議題3.評価の実施方法と評価報告書の構成について
事務局より、資料3に基づき、評価の実施方法に係わる提案について説明が行なわれ、事務
局からの提案内容を基本に評価を進めることが了承された。
さらに、事務局より、資料4に基づき、評価報告書の構成について説明が行なわれた。
議題4.プロジェクトの全体概要と質疑応答
実施者より、資料 5-3 に基づき、プロジェクトの概要について説明が行われ、引き続き質疑
が行われた。
主な質疑内容は以下の通りである。
【主な質疑内容】
・ 知的財産の取り扱いについての質問があり、基本的には財団法人バイオインダストリー
協会(JBA)の指導のもとで、各企業間には仕切りを作り、研究スペースの切り分け
を行なったと回答があった。
・ 個々の成果を個別企業が事業化するのは分かる。全体の流れの扱いについて説明して欲
しいとの発言があり、JBAの指揮下にペルセウスプロテオミックスとの交渉により可
能であると説明された。
・ 良い抗体をつくるための本質的な核心について質問があり、良い抗原を免疫することと
免疫関与を回避する技術にあるとの回答があった。
・ 標的探査についての質問に対して、タンパク自体での探査は行なわず、アフィニティの
高い抗体を作ってタンパクの解析を行い、複合体の解析を進める状況にあるとの回答が
なされた。
・ 発見された表面抗原について治療への関与が質問され、効果のある抗体は機能的な治療
抗体として重要と考えていると回答があった。
・ スクリーニングに使うウイルスチップについてビーズに固定する理由が質問され、ウイ
ルスそのものを使用する場合には膜タンパクの発現が少なく、ビーズに固定することで
球状となり、表面積を稼げることから十分な量のウイルスなり発現タンパクをつけられ
るとの回答があった。
・ トランスレーション研究と言うマネジメントについて質問があり、リニアモデルではな
くサイクル型が有用で、医療機関も参画して抗原つくりに 9 回のサイクルが必要だった
との回答があった。
《非公開の部》
議題5.プロジェクトの詳細説明と質疑応答
実施者より、資料5-2、5-3に基づき、プロジェクトの詳細について説明が行われ、引
き続き質疑が行われた。
-3-
【主な質疑内容】
非公開のため、内容は省略。
議題6.全体を通しての質疑
分科会委員および実施者により、全体を通しての質疑応答がなされた。
【主な質疑内容】
非公開のため、内容は省略。
《公開の部》
議題7.総合評価・まとめ(講評)
各委員より総合的な評価意見が出された。
【主な講評】
・ 基礎から診断、創薬、診断チップと盛り沢山な内容をてがけ、抗体医薬の開発と診断に
ついては実用化の一歩を踏み出したとの印象を受けることは評価できる。チップシステ
ムに関しては、企業の今後の取り組みに期待する。
・ 成功事例も出ており、論文の内容も研究成果もレベルが高く、先生方のリーダーシップ
の賜物と高く評価する。
・ プロジェクトリーダーの全体思想による成果として美しく思う。研究は部分的には多岐
に亘っており、それらの繋がりとこの思想の展開についてよく整理して考えてみたい。
・ ゲノム関連の話題を聞く機会が多いなかで、タンパク質を作り選別する、相互作用をみ
るなど様々な高度技術が開発されていることに感銘を受けた。これらの研究から自動化
機械を実現して病院や研究施設で使用される日が早からんことを望む。
・ 基礎的な面でも技術的な面でも前向きで高度な研究を行っていることに感動した。現段
階では臨床に向けて踏み出したばかりだが、治療的診断薬がどのようなグループの患者
にメリットとなるか早く知りたい。
・ 立派な成果を挙げた素晴らしいプロジェクトと言える。フォーカス21になってやりや
すくなったと言われ、中間評価の委員を務めた甲斐があった。実際に創薬につなげる道
筋を初めて明確に示したプロジェクトとなり、TRについても、示唆に富む仕事を先駆
的にやられたことが素晴らしい。今後は、この成果を後継プロジェクトにつなげてより
良い成果に結びつけて欲しい。第一期から数えて7年間、児玉教授のリーダーシップと
他の先生方および企業の尽力に感激した。
議題8.今後の予定
事務局から、資料7に基づき、委員への依頼事項、今後の予定について説明がなされた。
議題9.閉会
-4-
配付資料
資料 1-1
研究評価委員会分科会の設置について
資料 1-2
NEDO技術委員・技術委員会等規程
資料 2-1
研究評価委員会分科会の公開について(案)
資料 2-2
研究評価委員会関係の公開について
資料 2-3
技術評価における秘密情報の守秘について
資料 2-4
評価分科会における非公開資料の取り扱いについて
資料 3-1
NEDOにおける研究評価について
資料 3-2
技術評価実施規程
資料 3-3
評価項目・評価基準
資料 3-4
評点法の実施について(案)
資料 3-5
評価コメント及び評点票(案)
資料 4
評価報告書の構成について(案)
資料 5-1
事業原簿(公開)
資料 5-2
事業原簿(非公開)
資料 5-3
プロジェクトの概要説明資料(公開)
資料 6
個別テーマ詳細説明資料(非公開)
資料 7
今後の予定
以上
-5-
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