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「自然栽培」実践レポートH27 第5号

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「自然栽培」実践レポートH27 第5号
肥料を使わないお米づくりに挑戦!
「自然栽培」実践レポート
(平成 27 年第5号)
発行:杉野自然栽培研究会(杉野地区地域づくり協議会)
・長浜市北部振興局産業振興課
今回は、日本一高いお米の田んぼの視察についてレポートします!
日本一高いお米とは?
除草作業は?
☆今回視察させていただいたのは、新潟県十日町市
の戸邊秀治氏の田んぼです。テレビ番組や雑誌等
のメディアにも取り上げられています。
☆田んぼの中の除草方法は、
“竹ぼうき除草機”と
。
“人力の水田中耕除草機”と“手”
☆戸邊さんのお米は東京都内で、2800 円/kg 程度
の価格で売られているそうです。
☆戸邊さんのお米づくりの特徴は、不耕起、冬期湛
水、無肥料無農薬の自然農法、トラクターや田植
え機、コンバイン等の機械を使わず人力で栽培さ
れていること、が挙げられます。
☆手取り除草方法は、トロトロの土のため、手で雑
草を土の中へ練りこむ方法で除草。
☆竹ぼうき除草機は、竹ぼうきを分解せず、そのま
まの状態で使う方が良い。
田んぼの様子
☆田んぼは、一年中、水を張りっぱなし。
☆縦から見ても横から見ても、きれいに稲が整列し
ている。これは、予め碁盤の目に線を引いてから
手植えされているため、できること。
☆碁盤の目のように植わっているため、縦にも横に
も除草することができ、株間に雑草が残りにく
い。
☆畦の雑草は、内側1m幅くらいだけ刈り、その外
側はそのまま残してある。
稲刈りは?
☆5年以上無肥料で続けると土が明らかに減って
くるため、稲ワラを肥料(ミネラル)として還元
されている。
☆田の土は“トロトロ”で、入っても足をとられる
ことは少ない感触。
杉野自然栽培研究会あとがき
これまでの取り組みとの共通項も相違点も多々あ
り、どの方法がよいか、迷うところもありました。
でも、美味しいお米を作るため、並大抵ならぬ努力
をされている戸邊さんの姿に感動と敬服の念を覚え
ました。
さて、杉野の米づくりでも真似られるところは一度
チャレンジしてみたいと思います。
より美味しいお米づくりのために!
☆稲刈りは、そのまま水を抜かずに、プラスチック
の小舟を浮かべて、刈り取った稲を小舟に乗せて
収穫している。
☆乾燥はハサ干しで行われている。
実食させていただきました
☆東京の米問屋さんの評価「どれだけ食べても食べ
飽きない味」のとおり、たいへん美味しいご飯で
した。
☆お粥は、玄米から水だけで炊けるため、非常時に
電気や灯油がなくても作れる料理とおっしゃっ
ていました。
お問い合わせ先:長浜市北部振興局産業振興課
電話0749(82)5902
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