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岐阜都市計画高度利用地区の変更 理由書 1 岐阜駅東地区の現況と
岐阜都市計画高度利用地区の変更 理由書 1 岐阜駅東地区の現況と都市計画の決定の経緯 岐阜駅東地区(A=約 1.7ha 以下、「本地区」という。)は、岐阜駅北口駅前広場の東に 位置し、本市の枢要な交通結節点である JR 岐阜駅、名鉄岐阜駅及び岐阜駅北口駅前広場バ ス乗降場に囲まれ、土地利用上、立地条件に大変優れた地区である。 本地区を含めた一帯の区域においては、平成 14 年度から岐阜駅北口土地区画整理事業に より都市計画道路などの整備が進められ、平成 21 年 9 月には岐阜駅北口駅前広場が完成す るなど、都市基盤整備並びに交通結節点機能の強化が図られているところである。 JR 岐阜駅周辺各所では、大岐阜ビル、岐阜シティ・タワー43 及び岐阜スカイウイング 37 の市街地再開発事業により、老朽化した建築物の更新が進められるなど、計画的に土地の高 度利用と都市機能の更新が図られ、本市の緊急課題である中心市街地の活性化と賑わいの再 生が着実に進められている。 本地区の土地利用に関する都市計画については、岐阜駅北口土地区画整理事業の進捗によ り、都市基盤が整えられることなどから、高度で多様な都市機能の一層の集約を図るため、 平成 21 年 3 月に用途地域における容積率の最高限度を 500%から 600%に引き上げ、併せて 都市の安全性を確保するために、準防火地域から防火地域への見直しを行った。同時に、本 地区の北側街区(A=約 0.9ha)においては、同街区内で施行される第一種市街地再開発事業 の都市計画決定に併せて、計画的な土地の高度利用と都市機能の集積を図るため、高度利用 地区の都市計画決定を行ったところである。 2 都市計画変更の必要性 平成 21 年 3 月の本地区の土地利用に関する都市計画の見直し後、本地区の北側街区にお いては、学校法人の校舎、共同住宅などが建設され、さらに市街地再開発事業による複合ビ ルの建設が予定されるなど、高度利用地区にふさわしい土地利用が図られている。 一方、今回、高度利用地区の区域を拡大する本地区の南側街区(A=約 0.8ha)においては、 土地区画整理事業により、宅地の統合と再配置がなされているものの、現在は、低未利用地 (青空駐車場)となっている。 そうしたことから、本地区の南側街区において、平成 25 年度末に完成した都市計画道路 などの都市基盤整備に併せて、北側街区と一体的に高度利用地区の区域を拡大することで、 地区全体の土地の合理的かつ健全な高度利用と都市機能の集積を図り、本市の玄関口である JR 岐阜駅に隣接する本地区にふさわしい土地利用を推進し、更なる中心市街地の活性化と 賑わいの創出を目指すものである。 3 高度利用地区の都市計画を変更する主な内容 岐阜駅東地区の区域を、現行の北側街区(A=約 0.9ha)に南側街区(A=約 0.8ha)を含め た、区域面積約 1.7ha に拡大し、南側街区について以下の内容を定める。 項目 数値 備考 建築物の容積率の最高限度※ 80/10 以下 敷地面積 1,000 ㎡未満にあっては 7/10 以下 建築物の容積率の最低限度 20/10 以上 建築物の建ぺい率の最高限度 7/10 以下 耐火建築物にあっては、9/10 以下 建築物の建築面積の最低限度 100 ㎡以上 壁面の位置の制限 2m 計画図表示位置による ※建築物の容積率の最高限度については、岐阜市市街地高度利用地区等指定基準(平成 15 年 5 月施行)に基づく割増容積率の適用条件の規定により、各建築物の建築計画に 応じて定めるものである。