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レッキスホースパーク/信楽トレーニングセンター

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レッキスホースパーク/信楽トレーニングセンター
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(株)レッキスホースパーク/信楽トレーニングセンター
事業主体
所在地
開発面積
事業区域
関連法令
株式会社レッキスホースパーク
滋賀県甲賀市信楽町神山6番1
約 27.8ha
約 39.8ha
(開発区域の上流約 12.0ha は現況緑地としての保存が開発許可条件)
都市計画法 森林法、砂防法、環境影響評価条例、滋賀県土地利用に関する指導要綱、
滋賀県自然環境保全条例、道路法等
治水対策
調整池1基 (洪水調節容量約 6.9 万m3、貯水容量約 1.4 万m3、合計約 8.3 万m3)
土工量
総土工量約 100 万m3
計画設計期間 2005 年 4 月∼2008 年 11 月
県道改良工事 2008 年 7 月∼2008 年 11 月
造成工事
2008 年 12 月∼2010 年 2 月
■競走馬の育成施設の建設
本施設は、緑豊かで自然環境に恵まれた甲賀市信楽地区に、「競走馬の育成施設」として計画・建設された。
施設概要としては、延長約 900m、高底差約 40mの坂路コースおよび一周約 900mの周回トラックコースを有し、管理
馬数 310 頭、国内トップレベルのトレーニングが可能な施設である。競走馬の走路は全てポリトラック舗装敷設コース
で、この舗装材は馬および騎乗者の事故や怪我が少ない安全性の高い舗装材として、JRA 競馬場やトレーニングセンタ
ーにおける使用率が最も高く、現時点で最高の舗装材との評価を得ている舗装材である。
北海道で生まれ育った2歳の子馬をこの施設で預かり、坂路等にてトレーニングを毎日繰り返して、競走馬として訓
練・調教し、十分な筋力・体力を付けた馬を、競馬に出走させることができる。また本施設は栗東トレーニングセンタ
ーに近接しており、従前の再調整のために北海道の牧場へ空輸する場合と比べると、移動による競争馬への負担を大幅
に軽減でき、競走馬にとっては非常に有効で利用価値の高い施設となる。
■豊かな自然に配慮し、景観にも優れた造成設計
周辺の自然環境に配慮して、外周に十分な緩衝緑地帯を設け、景観的に県道から施設内容が見えないように配慮した。
また、伐採材を法面のマルチング材として再利用するなど、環境に十分配慮した造成設計を行った。
■土量バランスを考慮した造成計画
建設コストおよび周辺地域への環境負荷を考慮して、場内土量バランスを図る計画とした。また地形上、計画地への進
入路が1方向しか取れないために、工事車両の出入りや施工計画(チップ置場、仮設排水等)が難しく、緻密な施工要
領の検討・策定が必要とされた。
■調整池
調整池は本来、開発区域流末に先行的に整備して、その後本格的な造成工事を行うのが一般的である。本計画地には流
末に適地がなく、造成工事を先行して周回トラックの内側に調整池を築造するという計画のため、造成工事中は別途仮
設調整池、仮設沈砂池等を築造し、洪水抑制、濁水の場外流出抑制に配慮した。
さらに調整池の LWL 以下に底樋・斜樋を設置して約 1.4 万m3 貯水し、散水用水および非常時における農業用水として
利用できるようにした。
■接道条件としての県道整備(道路法第 24 条による整備)
開発許可申請の接道条件として、有効幅員 9m以上の公道への接道が必要となる。開発区域までの現県道の未改良区間
(現道幅員約 4m区間)が約 400m残っていたため、この区間について、本開発事業で有効幅員 9m道路への拡幅改良
工事を実施し、開発行為申請受付前までに移管した。(滋賀県における、開発許可制度の許可要件)
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