...

Les Cretes

by user

on
Category: Documents
10

views

Report

Comments

Transcript

Les Cretes
Azienda Agricola
Les Cretes
Aymavilles , Aosta , Italia
レ・クレーテ
“14年連続3ビッケーリ”イタリア最高峰のシャルドネ“キュヴェ・ボワ”
アオスタを代表するシャルドネ“キュヴェ・ボワ”
最も生産量の少ない州ヴァッレ・ダオスタ。この州のワイン造りの歴史は
レ・クレーテによって新たな高みに到達したと言えるのではないだろうか。
高評価の常連となったシャルドネ・キュヴェ・ボワ(14年連続で3ビッキ
エーリ)はレ・クレーテを代表するワインだが、今やアオスタを代表する
だけでなく、イタリア最高峰の白ワインと称されるまでに成長している。カ
ンティーナはヴァッ
レ・ダオスタの州都ア
オスタ 郊外のアイマ
ヴィーユに位置する。
1700年代中頃にフ
ランスより移住してき
たシャレール一族は
この地で小麦を中心
とす る製粉 農家 とし
て生計をたてていた。
1955年、土着品種
の多様な個性に興味を持ち僅か2ha の畑を購入しワイン造りを始める。
1989年には現在のカンティーナを完成させ、製粉所はアグリツーリズ
モへと変更された。現在では6つの異なる村に25ha の自社畑を持ち、
この地特有の土着品種に加えシャルドネ、ピノ・ノワールなどのフランス
品種まで多様なワインを造っていて、協同組合の多いこの地方では個
人所有のカンティーナとしては最大規模を誇るまでに成長している。
化学薬品全廃、酸化防止剤激減
彼等は一貫して高品質ワインに拘り続けている。当初から密植率は70
00~9000本/ha と極めて高く、降雨量の低さゆえカビや病気に侵さ
商品記号
ワイン
州
Mon Blanc
69T46 Bianco
ビ アン コ・モン ブラ ン
Aosta
れることが少なかったこともあり、防カビ剤などの使用も極端に少ない。
今では、自然農学に基づいた農薬散布や化学肥料の廃止、必要最
低限の酸化防止剤の使用など、より
厳格な規定を作り品質向上に努めて
いる。アイマヴィーユは氷河期に形成
された帯状の氷堆積に囲まれていて
石灰質片岩が砕けた白い土壌と砂
質の混合土壌。表土は石灰質のもろ
い岩に覆われている。標高は600~
1000m。年間を通して冷涼だが雨
が少なく、意外なことに日照量は他の産地と比べても多い為に葡萄は
ゆっくりと熟していくこととなる。
山のピノ・ノワール
『葡萄はゆっくり時間をかけて成熟していく。適度な酸をキープしながら
秋以降、一気に糖度を蓄える。100日以上もかけてゆっくり成熟した
果実はタンニンも酸も糖度も全てが高いレベルに達する。未熟さは皆
無だ』更に成熟期の秋口の葡萄は夜は氷点下、日中はモンブランの
山に反射する太陽熱で30℃近くまで上るという。『昼夜の寒暖差で複
雑味を得るようになるんだよ』白ワインで高名なレ・クレーテだが、近年、
赤ワインの品質が上っている。墨、香辛料のような独特の風味と鋭角
的な酸で敬遠されがちなフミンもジューシーで濃厚な果実はそのまま
に、どこか爽やかさを感じさせる位に後口が軽い。しっかりとフミンを感
じさせるが和食とも合わせられるようなまとまりを持っている。彼等が他
の産地のピノ・ネロと区別する『山のピノ・ノワール』は、よりブルゴーニュ
に近い果実よりも余韻を感じさせる穏やかなワインとなっている。
ヴィンテージ 色
N.V
白
サイズ
750ml
参考上代
メモ
2,800 日本割当600本
在庫
◎
Chardonnay, Müller Thurgau, Pinot Grigioのブレンド。優しくプレスの後速やかにステンレスタンクに移される。18℃に保たれたタンク内で12日間の発酵。シュール・リーにて6ヶ月。この価格帯では信じられないくらいの完
成度。熟成にも耐える。
Arvine Valle d’Aosta
69K86 Petite
プティ・アリヴィヌ・ヴァッレ・ダオスタ
Aosta
2010
白
750ml
3,600
◎
100% Petit Arvine スイスとアオスタではポピュラーな品種。グレープフルーツからパッションフルーツのような甘い香に岩塩の塩味が加わる。決して強いワインではないが余韻は長く続く。
Valle d'Aosta
69N23 Chardonnay
シャルドネ・ヴァッレ・ダオスタ
Aosta
2011
白
750ml
3,200
◎
各地で作られるシャルドネだがアオスタのシャルドネはやはり独自のバランスを保っている。トロピカルな印象や濃厚なナッツ、バターの風味はほとんどなく、カリン、はっさくの活き活きした果実と芯のあるミネラルが特徴。一
見軽やかだが構成はしっかりとしているので食事と共に盛り上がっていくワイン。
"Cuvee Bois" Valle d'Aosta
69N22 Chardonnay
シャルドネ・キュヴェ・ボワ・ヴァッレ・ダオスタ
Aosta
2009
白
750ml
7,800 3Bicchiere/Gambero R
"Cuvee Bois" Valle d'Aosta≪1500ml≫
69K87 Chardonnay
シャルドネ・キュヴェ・ボワ・ヴァッレ・ダオスタ
Aosta
2009
白
1500ml
19,000 3Bicchiere/Gambero R
最新価格表にてご確認ください
〇
〇
伝統的ブルゴーニュの製法。完璧に熟す9月の最終週に収穫。バリック発酵、バリック熟成。プラムや南国フルーツのようなどっしりとした果実。圧倒的な複雑味。
Valle d’Aosta
69T45 Torette
トレッテ・ヴァッレ・ダオスタ
Aosta
2011
赤
750ml
2,800 この地方の伝統的ワイン
〇
70% Petit Rouge 30% Mayolet, Tinturier, Cornalin, Fumin アオスタの最も典型的なワイン。スグリ、クランベリーのような可愛らしい果実でクリスピーで爽やかな余韻。
Noir Valle d'Aosta
69N24 Pinot
ピノノワール・ヴァッレ・ダオスタ
Aosta
2011
赤
750ml
3,600
◎
〇
〇
〇
山のピノ・ノワールは繊細さが特徴との考えからステンレスタンクのみで発酵・熟成。いちごのような風味に東洋的なスパイスの印象。
di Chardonnay
69K88 Grappa
グラッパ・ディ・シャルドネ
Aosta
N.V
蒸留
500ml
3,700 レヴィ(アオスタ)蒸留
di Moscato
69K89 Grappa
グラッパ・ディ・モスカート
Aosta
N.V
蒸留
500ml
3,700 レヴィ(アオスタ)蒸留
di Fumin
69K90 Grappa
グラッパ・ディ・フミン
Aosta
N.V
蒸留
500ml
3,700 レヴィ(アオスタ)蒸留
フランスより移住してきたシャレール家
サヴォワ王国(仏)出身で1800年代に
ここアイマヴィーユに移住してきた。
当初から葡萄栽培も行っていたが、
小麦の栽培、製粉をメインにクルミのオイルの生産、
りんごの栽培、シードルの生産などを行っていた。
彼等は先祖の仕事をリスペクトし、
いまだに当時の手造りの石臼や発酵桶などを保存している。
(左)くるみオイル用石臼
この地域ではオリーヴは育たないのでくるみからオイルを
造っていたと言う。
(上)当時シードルやワインのコルクを打栓に使っていた機械
ついこの間まで現役で使われていたそう。
現在6代目で2人の姉妹が運営、勿論お父さんも現役。
1775年に造られたというセラーには彼等の
全てのヴィンテージのワインが少しずつ置かれていた。
協同組合文化のアオスタにおいて、
これほど長く高品質ワインに特化して生産を続けているのは
彼等しかいない。
今では個人所有のカンティーナとしては
アオスタ細大の規模となっている。
岩盤が細かく砕かれ地中に多く存在
非常に冷涼なこの地域だがアルプスから1本の谷になっていて
レ・クレーテの畑が位置する辺りは少し広まっている。
これによって山に日照を遮られること無くなく、葡萄は完熟する。
また、もう1つ重要なのが砕けた岩盤。
日中の日照で石が熱を蓄え、夜間、熱を放射。
極度の冷え込みを抑えてくれる。
家族で栽培から醸造、販売までを手掛ける。
16年連続トレ・ビッケーリ
モンブランから吹き抜ける冷たい風。
この風の通り道の谷の真中の小高い丘の上に
16年連続でトレ・ビッケーリを獲得するなど
素晴らしい結果を残しているキュヴェ・ボワの
畑がある。
日照を遮られるものが全く無い理想的な環境。
頂上部分には昔、ローマ軍が通る時の
見張りをする為の小さな家が今も残されている。
この畑は15人の栽培家がばらばらに所有
していたがシャレール家が10年以上をかけて
買取り、今では全ての区画を手に入れた。
この完璧な環境からイタリアを代表する
白ワインが造られる。
ブルゴーニュで学んだ
1990年にブルゴーニュに渡り、
選定作業を見て回っていると、自分達と同じ
剪定の仕方をしている区画を発見。
ガニャール・ド・ラグランジュであった。
意気投合し、彼等の助言を元に
キュヴェ・ボワは誕生することとなった。
時間のかかるワインだが、樽の要素が
ワインに馴染みこんだ時、最高の味わいに
昇華する。
キュヴェ・ボワの秘密
『この樽はフランス製だが、森を訪ね、樹を指定し、乾燥期間も指定している』
『樽はワインを駄目にする事もあれば良くすることもできる』
樽とワインが馴染むことが難しいし重要なこと。これをブルゴーニュで学んだという。
バトナージュも重要。
『冬は1週間に1回』
『熱くなってくると酵母の死骸が割れてくるので色々な要素が出やすくなる』
『ワインから酵母に一度出て行ってしまった要素をもう一度戻す為に7,8月は1日に1回激しくバトナージュする』
(下)マロラクティック発行中の濁ったキュヴェ・ボワ。葡萄ジュースのような芳香。
Fly UP