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学年通信10号

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学年通信10号
第10号
2011年9月28日
あっという間に前期が終わってしまいました。高校3年生の後期は中間試験が卒業試験とな
り、授業が終了となります(1月からは特別授業です)から、もう3分の2が過ぎたというこ
とになります。
本校は2期制の学校ですので、この間に秋休みがあります。ちょうどセンターまで100日
が過ぎるという期間がこれからの2週間にあたります。さあ、この期間をどうやってすごしま
しょうか。文化祭で息抜きと団結をはかるのもよし、引退していない人はクラブ活動に打ち込
むのもよし。でも、たっぷりと時間があることを考えれば、勉強にもたっぷりと時間が使える
ことはいうまでもないでしょう。
何度も言ってきたことですが、成績
成績 が上がるま でには長い 時間がかか ります。もちろん、成
ります。
果が出ないのに方法を変えないというのは、大きな問題ですが、成果ばかりを求めて焦ること
は得策ではありません。苦しいと
苦しいと いうのは、正し い道を進ん でいる証拠 です。ここを乗り切る
か、 逃げるかが 分かれ目な のです。
今、大事なことは、あと100日、さらに早慶や国公立までは130日もあるわけですから、
その最後の一瞬に、合格行きのエレベータに手がかかっていればよいのです。
合格 行きのエレ ベータに乗 りさえすれ ばよいので す。最 初に乗ろうが 、最後に 乗ろうが 、たど
りつ くところは 一緒なので すから。ぎ りぎりすべ りこめばい いのです。
現役生、特にスタートが遅れた生徒や、クラブばかりに気をとられた生徒は、どうしてもぎ
りぎりになります。私たちの経験では、E判定ばかりだからといって諦める必要はありません。
受験のその当日にC判定の1点上にいけば、合格なのですから。
A判定やB判定が出ている人、もしかしたら志望をあげるべきかもしれません。
C判定が出ている人、あと100日あればもっと余裕が出ます。100%に、絶対に近づけ
ましょう。
D判定の人、あと100日あれば、おそらく大丈夫です。もう一歩あげましょう。
E判定の人、反省は必要です。しかし、諦める必要はありません。これからスタートする人
もたくさんいるのです。
さあ、その意味では、最後の勝負の秋、冬の前に、前半戦のアディショナル・タイム(ロス
タイム)がやってきました。後半で巻き返すのもいいですが、前半のうちに追加点や反撃の1
点をとれれば試合運びが楽になるのは言うまでもありません。しっかりと戦い切りましょう。
まずは、分析と計画をしっかりと行うこと。その際、今までのことをひとつずつ思い出してく
ださい。優先順位を確認すること、でも全ての科目、分野を行うこと、過去問題と合格最低点
をベースに学習すること、生活のルーティンを作ること…
受験は、あなた一人の戦いです。しかし、あなたは一人ではなく、友達や家族や、そして私
たち教員もついていることを忘れないでください。
1
判定 は未来の予 測ではあり ません
模試の判定を「3年の○月でこの偏差値の人は○%受かる」=「今後の伸び率」と考えてい
る人がいますが、これは違います。模試の判定は予測でさえないのです。
模試の判定は、判定に使う偏差が変わる訳ではありませんから、最終的に偏差値○の人が5
0%受かるラインをCとしたに過ぎません。した
した がって、偏差値 55が Cラインで あれば、浪
人生 であろうが 、現役生で あろうが、 全てCなの です。
つまり、模試の判定は、
「今、模試受験があったら、○%受かる」ということに過ぎないので
す。たとえば、Eが20%以下ラインだとして、同じ入試が「今」あったとしたら、この中に
奇跡的に(?)Cをとる人が出ますし、Aの中でもDに落ちる人が少数ながら出ますから、そ
の確率を表示したものなのです。
模試 は未来予測 ではありま せん。現 役生はまだま だ伸びます 。経験上 、DやE の上の方であ
れば 、かなりの 確率で合格 に届きます 。信じてがんばりましょう。
。
模試 の解説をし っかり使う
成績が伸び悩む人の中に、よくいるパターンは問題集や模試を受ける時に、結果、すなわち
得点や偏差値、あるいは、答えがあっているかどうかに終始してしまう人です。それ自体が悪
いことではないのですが、学習すべきは「正しい答え」ではなく、
「正しい答えを導く手段、方
法、そのために必要な知識」です。
答えだけを解説で読むのでなく、たとえば、全訳、要約などをしっかり見る必要があります。
単語、文法など、周辺についている知識をしっかり身につける必要がありますし、模試の解説
には、周辺の知識もまとめてあります。
こうしたことをつぶしていくことが第一歩です。英語であれば、訳せなかったところの原因
を探り、対策を立てることが重要です。それが単語ならば、覚える。文法であれば、確認する。
そうでない解釈であればその訓練をする。時間であれば、時間内で解く練習をする。模試を受
け、復習をしていくだけでも学習はかなり効率的にすすんでいくはずです。
原因 にあった対 策を立てる
最近、多いのが「時間が足りない」という悩みです。これ自体は当然出てくる悩みなのです
が、「どうすればいいでしょう?」と続けられると不安になります。
答えは 「時間内に 解くよ うにする」 しかないか らです 。
「どうすれば?」と聞く生徒の多くは、
「大丈夫だよ、まだ時間内に解けなくても。今は時間
を気にしないでやりなさい」という答えを待っている気がしてならないのです。
しかし、あと100日で必ず時間内に解ききらなければいけません。そうしなければ受から
ないのです。どうすればよいか?それは普段から時間を意識する以外ありませんし、端的にい
えば、一定の時間内に全てを終える訓練をするしかありません。
模試は、言うまでもなく、一定時間で終了します。その時、終わらない理由は次のようなも
のでしょう。
① 解 き 方 に 無 理 が あ る 。国 語 で 言 え ば 、 本 文 を2 回 読 み 直 さ な い と 解け な い な ど 。 1 回 で す
む読み方、解き方にしないと、時間内におさまらない。
② 基 本 的 な 知 識 に 欠 落 があ る 。 合 格 圏 に 行 け る生 徒 が 時 間 を か け ず にで き る 問 題 を 考 え な け
ればできず、したがって、時間内に終わらない。
③ 全 体 を 見 渡 す 力 が な い。 過 去 問 題 を 時 間 内 で解 く 訓 練 が 不 足 し 、 した が っ て 時 間 配 分 が つ
かめていない。慎重になる=時間をオーバーする、という図式になる
2
以上のようなことを考えてみると、いずれにしても、日頃の学習で時間を意識したり、緊張感
を持って問題を解いたりすることができるかにかかっていることがわかります。
したがって、模試を利用
模試を利用 しながら、時間配分の 練習をする ことがとて も重要です。しっかり
も重要です。
と模試を受け続けることにとても意味があるのです。
時間だけで な く 、 本 番 に 近 い 状 況 の 中 で 、 出 た 問 題 点 に あ う 対 策 を し っ か り 立 て ま し ょ う 。
今後 の模試予定
今後の模試予定を簡単に記します。適宜変更もありますし、追加などもありますので、参考
にしてください。
10月4日5日 予定 駿台全国模試 校内実施希望者 追加で申込みたい場合は早川まで
10月23日 河合全統記述模試 会場実施 全員受験(経費徴収済み)
10月30日 河合マーク模試 会場実施 全員受験(経費徴収済み)
※上記、河合模試は、会場実施ですが、全員受験となります。マーク模試はICプレーヤーを
使う形で実施します。
11月3日 代ゼミ全国総合模試 申込み受付中!まもなく締め切ります。
10月下旬~11月上旬 河合東大即応オープン 希望者 会場受験
10月下旬~11月上旬 駿台国立大各種プレ模試 希望者 校内実施
10月下旬~11月上旬 代ゼミ国立大各種プレ模試 希望者 会場実施
申込み受付中!まもなく締め切ります。
11月12日13日 駿台東大実戦 希望者 会場実施
11月13日 代ゼミ早大プレ 希望者 会場実施
11月17日 河合センター試験プレ 希望者 会場実施
11月23日 代ゼミ センタープレ 希望者 会場実施
11月26日27日 代ゼミ東大プレ 希望者 会場実施(校内実施検討中)
12月4日 代ゼミ全国総合模試
12月11日 代ゼミ国立記述模試 希望者 会場実施
12月15日16日 駿台センタープレ 希望者 校内実施
12月31日 代ゼミ慶大プレ 希望者 会場実施
※1月11日12日 センター試験ファイナルトレーニング 希望者校内実施
模試について
・模試を受けること自体が大事な練習です。
(何も見ず、時間内で解ききる)しっかり受けまし
ょう。
・とはいえ、たくさんの模試がありますので、自分の受験大学やレベルをもとにしっかりと作
戦を立てましょう。
たとえば…
文系私大型であれば…代ゼミ早大プレ、慶大プレあたりを軸に、センター利用入試を考えてい
るかどうかで、マーク模試をどのくらい入れるか検討する。余裕があれば、総合模試も。
東大志望者であれば…駿台、河合の東大実践、東大オープンを軸に、マーク模試を入れつつ、
総合模試やプレ模試を適宜入れる
国立志望者であれば…マーク模試と記述模試や総合模試を軸に考える。私大プレを入れるかは
自分の実力と模試予定をにらみながら。
・模試を受けたら、①何も見ずに解き直す②参考書を見て解き直す③解説を見て解き直す、の
3段階を必ず踏みましょう。これをしっかりやれれば、実力は確実につくはずです。
3
センター試験
10 月3日 終 始業式
センター試験願書提出→担任へ
・コピーをとり保管すること。要項は受験が終わるまで捨てないこと。
・この日に提出した生徒は、担任が簡単なチェックを行います。
・記入の仕方についてはよく読み、ミスの訂正の仕方なども要項にしたがって行うこと。
10 月11日 後期始業日
センター試験願書締め切り→担任へ
12日にとりまとめ作業を行いますので、この日以降の出願はできません。
指定校推薦
10月3日 指定校推薦校内選考発表→終始業式終了後連絡
・この後、出願に向けた作業に入ります。
10月11日~13日 二次募集
・まだ、空いている枠について、二次募集を行います。
・空いているからといって、大学から決められた基準が変わることはありません。
公募推薦
AO、公募に関わらず、学校長の推薦が必要な生徒については、学校での審議が必要です。
いくら時間がなくても、この作業を飛ばすことができません。本来、すでに申し出てもらうは
ずのものですので、時間に余裕があるうちに、申し出てください。
芝浦推薦
10 月 3日
芝浦推薦の希望調査配布、説明会→11日回収
・これが内部推薦の出願第一歩となります。内部推薦に出願するかどうかは、原則としてこの
時までに決定してください。
・10月3日の説明会に希望する生徒は必ず参加してください。
10 月15日
芝浦推薦保護者会
・一次選考に出願する保護者は必ずご出席ください。都合がつかない場合は担任にご相談くだ
さい。なお、必ず出願前に学校にお運びいただき、説明を聞いていただくことになります。
・今回、内部推薦に出願しない生徒の保護者については出席いただきません。今回の出願につ
いての説明です。今後、出願する状況が起きたときには、そのときに説明を受けていただきま
す。
今後 の予定
9月30日 準備日 10月1日、2日 文化祭
※自主登校ですが、参加する生徒は決められた時間通りの登校となります。
10月3日 文化祭片付け日 8:45 終始業式 12:30
※文化祭参加者は8:45登校
※それ以外の者は12:30登校
センター願書提出、芝浦内部推薦説明会、指定校推薦発表
10月4日、5日 駿台模試 時間割は別途連絡
10月11日 後期開始 センター願書締め切り、推薦調査締め切り
4
未知の世界を切り開き、社会に貢献する、自立した「人財」へ
目標とする人間像
「気づき」のある人間
「聞く姿勢」を持つ人間
「学び続ける」人間
身につけるべき力
目標から「逆算」する力
やるべきことを「具現化」する力
他者を「理解」し、「理解される」力
5
夢実現のための十則
夢を持て。ない夢はかなわぬ。目標なく一生懸命やることに酔うな。
やることを与えられるな。自分のために創り出し、形にして期限を決めよ。
他人と関われ。他人を理解しようとしろ。他人に理解される努力をしろ。
挨拶をせよ。人に気付き、人に気付いてもらえる。
毎日他人に奉仕しろ。心がきれいなら他人も応援してくれる。
話を聞く姿勢を作れ。聞く人には教えたくなる。助けたくなる。
書け。何度でも書き直せ。書かないことは考えていないこと。
自分と戦え。自分は見ている。人と戦うな。気にするな。自分が変われ。
大事なことは最初にやれ。優先順位を考えろ。タイミングを逃すな。
成功を繰返し、失敗を繰返さぬよう分析しろ。原因を五回さかのぼれ。
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