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NPO法人向け融資 25年度上半期実績が件数・金額

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NPO法人向け融資 25年度上半期実績が件数・金額
ニュースリリース
平 成 25 年 11 月 1 日
株式会社日本政策金融公庫
NPO法人向け融資 25 年度上半期実績が件数・金額ともに過去最高
∼今年度下半期には、主要都市でNPO法人向けソーシャルビジネスセミナーを初開催∼
日本政策金融公庫(略称:日本公庫)国民生活事業の平成 25 年度上半期のNPO法人向け
融資実績は、354 件(前年同期比 114.9%)、26 億円(前年同期比 107.5%)となり、件数・金額とも
に、前年同期を上回りました(図 1)。半期の融資実績としては、件数・金額ともに過去最高となり
ました。
増加傾向の背景としては、各地の中間支援組織(注 1)に対する融資制度などの情報提供や、
内閣府が開催する「共助社会づくり懇談会(注 2)」のワーキング・グループへの参加などにより、
ソーシャルビジネス(注 3)の担い手であるNPO法人への融資主体として、日本公庫の認知度が
向上していることなどが考えられます。
業種別に見ると、介護事業や社会福祉分野の割合が高く、全体の約 7 割(71.8%)を占めてい
ます(図 2)。中でも、通所・短期入所介護施設への融資が約 4 分の 1 と最も多く、同事業への融
資は、60 件(前年同期比 117.6%)、約 6 億円(前年同期比 124.9%)と、NPO法人全体への融資実
績の伸びを上回る結果となっています(図 3)。
平成 10 年の特定非営利活動法人促進法の施行から、平成 25 年 12 月で 15 年が経過します
が、日本公庫は、NPO法人の飛躍を資金面から後押しし続けてきました。今年度下半期は、N
PO法人を会計や資金調達などの面から支援するために、主要都市(注 4)で、日本公庫として
初めて、NPO法人向けソーシャルビジネスセミナーの開催を予定しています。
今後も、日本公庫は国の施策に基づく政策金融機関として、地域や社会の課題を解決し、安
定的かつ継続的な雇用を創出するNPO法人を積極的に支援していきます。
図1:融資実績(25 年度上半期)
(百万円)
金額
(件)
件数
2,800
2,600
400
(114.9)
354
(118.0)
308
2,400
2,200
参考1:融資実績の推移(22∼24 年度)
(142.7)
2,487
(百万円)
300
250
2,000
200
24年度
(上半期)
(注)(
)は前年比(%)
25年度
(上半期)
(120.3)
640
(140.5)
2,735
700
500
400
(139.2)
3,808
(130.2)
4,959
300
200
100
0
0
22年度
(注)(
(件)
600
(123.1)
384
3,000
1,000
2,000
件数
(138.5)
532
5,000
350
4,000
(107.5)
2,674
金額
6,000
)は前年比(%)
23年度
24年度
参考2:NPO法人認証数の推移(累計)
図2:融資時の業種別構成比
(25 年度上半期・件数ベース)
(法人数)
50,000
(106.5)
45,140
45,000
40,000
(108.2)
37,192
(106.8)
39,732
(105.3)
47,548
48,110
(106.5)
42,386
教育・
学習支援業
9.9%
その他
7.9%
サービス業
(他に分類されないもの)
10.5%
35,000
介護事業・
社会福祉
71.8%
30,000
20年度
21年度
22年度
23年度
24年度
25年8月末
資料:内閣府NPOホームページ
(注)(
)は前年比(%)
図3:通所・短期入所介護事業の融資実績
(25 年度上半期)
(百万円)
700
600
金額
件数
(117.6)
60
51
500
60
40
300
469
(124.9)
586
30
件数
60
44
(単位:%)
構成比
23.6
17.3
43
16.9
26
19
17
14
31
10.2
7.5
6.7
5.5
12.2
20
100
10
0
0
24年度
(上半期)
(注)(
70
50
400
200
(件)
主な業種
通所・短期入所介護施設
訪問介護事業
他に分類されない社会保険・
社会福祉・介護事業
保育所・その他の児童福祉事業
知的障害者福祉事業
身体障害者福祉事業
精神障害者福祉事業
その他
25年度
(上半期)
)は前年比(%)
(注 1)市民、NPO、企業、行政等の間に立って様々な活動を支援する組織であり、市民等の主体で
設立された、NPO等へのコンサルテーションや情報提供等の支援や資源の仲介、政策提言等
を行う組織(内閣府:新しい公共支援事業の実施に関するガイドラインより)
。
(注 2)地域の活性化を図るとともに、全ての人々がその能力を社会で発揮できるよう下支えを進める
共助社会をつくっていくためには、特定非営利活動法人等による地域の絆を活かした共助の活
動が重要となってくる。このような活動の推進に必要な政策課題の分析と支援策の検討を行う
場として、平成 25 年 4 月から開催されている(内閣府ホームページより)。
(注 3)ソーシャルビジネスとは、子育て支援、医療・福祉・介護等の問題や環境問題など、社会や地
域を取り巻く課題を解決するために、ビジネスの手法を活用して継続的に事業活動を進めるも
の(経済産業省ホームページより)。
(注 4)さいたま市、東京都、横浜市、名古屋市、大阪市、広島市、福岡市の 7 都市。
○ NPO法人への融資事例
■ 通所介護施設の事例
企業名
特定非営利活動法人 いやし処ほのぼの
代表者
山本 あさ子
業種
通 所 ・お 泊 りデイ サービ ス施 設
創業年月
平成 16 年 10 月
所在地
静岡県掛川市
○平成 16 年に設立されたNPO法人。平成 23 年より現在地で通所介護施設を運営している。
○ハーモニカ、手芸、フラワーアレンジメントなど豊富なプログラムを用いて、集団リハビリを実施している。
○毎週日曜日には、介護保険適用外の自主事業として、自立支援事業を実施しており、利用者の要望に
主な事業
内容等
応じた野外活動を取り入れている。
○今年度は、利用者のニーズが高かった短期宿泊(ショートステイ)が可能な施設を新設し、公庫は不動
産購入や内装工事のための設備資金を融資した。
■
保育所の事例
企業名
代表者
特定非営利活動法人 ひまわりステーション
松本 美恵子
業種
保育所、学童クラブ
創業年月
昭和 51 年 1 月
所在地
熊本県人吉市
○平成 19 年にNPO法人となった保育所。
○以下を保育の柱として挙げている。
・絵本の読み聞かせ(0∼5 歳児)
・自然環境の中で自由に遊び、土・水・光との共生
○平成 7 年からは、小学校 1∼6 年生までの児童を対象に学童保育も行っており、親子登山、田植え、キャ
ンプ、カヌーを体験させるなど、自然との触れ合いを大切にしている。
○公庫は、倉庫設置のための設備資金や人件費等の支払いのための運転資金を融資した。
主な事業
内容等
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