Comments
Description
Transcript
(2015年度)市場別訪日プロモーション方針
平成27年度(2015年度)市場別訪日プロモーション方針(概要) 市場 全体 別紙1 平成26年実績 (万人) 平成27年度プロモーション方針(概要) 1341 観光立国推進閣僚会議において決定された「観光立国実現に向けたアクション・プログラム2014」(平成26年6月)に従って、戦略的なプロモー ションを行う。具体的には、桜のシーズンに加え、紅葉や雪など新たな訪日シーズンの創出・定着化を図ることにより、訪日時期を分散化すると ともに、東京周辺やゴールデンルートに次ぐ需要を創出するべく、地方の魅力発信を強化し、訪日外国人の地方への誘客を図る。また、2000万 人時代を見据え、中国内陸部・沿岸部や、新たな市場(フィリピン、ベトナム、インド、ロシア、イタリア、スペイン)にもプロモーションを拡大すると ともに、ビザ緩和や新規就航など訪日促進の好機と連動したプロモーションを強化する。 【主要ターゲット層】 ①20~30歳代若者層(個人旅行)、②家族層(個人旅行)、③40~60歳代余裕層(個人旅行) 韓国 276 地方空港との直行便が多い市場特性を活かし、韓国人に人気がある日本各地のコンテンツ(温泉、オルレ等)の発信に重点的に取り組む。特 に、距離的にも近接し、需要も高い九州については、各地に就航するLCCを活用したプロモーションを展開するとともに、滞在型の観光魅力の 発信を行う。また、中国や四国地方の認知度も高め、特に西日本全体の需要を喚起する。 【主要ターゲット層】 ①30~40歳代家族層(団体旅行、初訪日層)、②20~30歳代女性(個人旅行、リピーター層)、③旅行・口コミサイト利用層、④教育旅行 中国 241 中国内陸部・沿岸部において、ショッピングやカジュアルクルーズの魅力を発信し、初訪日層の獲得を図る。また、中国三大都市圏(北京・上 海・広東)の個人旅行者やリピーターに向けては、2014年度に引き続き、プロモーションの重点地域として九州を設定し、九州が定番の訪問地 域となるよう、継続的なプロモーションを行う。 【主要ターゲット層】 ①20~30歳代若者層(個人旅行)、②40歳代家族層(団体旅行)、③教育旅行 台湾 283 訪日需要が最も旺盛(海外旅行者の4人に1人は日本を訪問)で、リピーター率も高い市場。地方空港への直行便やチャーター便が多い市場特 性を活かしつつ、台湾人観光客が比較的少ない東北・中国・四国地方の魅力を重点的に発信し地方への誘客を図る。また、訪日需要の高い春 ~初夏や秋のシーズンに加え、台湾からの訪日需要が比較的少ない冬のシーズンをターゲットに設定し、冬の需要を喚起するため、東北地方 を中心としたスノーリゾート等のプロモーションを行う。 【主要ターゲット層】 ①30~40歳代女性(個人旅行、リピーター層)、②20歳代男女(初訪日層)、③ウェディングツーリズム層 香港 93 リピーター率が最も高い(訪日香港人の5人に4人はリピーター)が、地方への直行便は他の東アジア市場に比べて未だ少ないことから、地方へ のさらなる誘客が期待できる市場。このため、重点的にプロモーションを行う地域として、昇龍道と四国を設定し、これらの地域における様々な 周遊ルートを積極的に発信する。また、2011年より個人客向けに展開している「Rail & Driveキャンペーン」を引き続き継続するとともに、台湾へ の需要が増加しているウェディングツーリズムについても新たにターゲット層に加え、訪日シェアの拡大に着手する。 平成27年度(2015年度)市場別訪日プロモーション方針(概要) 市場 タイ 平成26年実績 (万人) 66 平成27年度プロモーション方針(概要) 【主要ターゲット層】 ①首都圏在住の富裕層(個人旅行、リピーター層)、②首都圏在住の中間所得層(団体旅行、リピーター層)、③地方在住の富裕層・中間所得層(団体旅行) 【新規】 ビザ免除を背景に個人旅行者を中心に訪日数が大きく増加していることにあわせ、タイ語でのWEB上の情報発信を強化する。また、北海道のみならず、東北や 北陸・信越なども含めた冬のプロモーションを強化する。 【主要ターゲット層】 ①20~30歳代独身女性を中心とする若者層(個人旅行)、②30~40歳代富裕家族層(団体旅行)、③教育旅行 シンガポール 23 高所得者が多く、訪日リピーターが増加している市場であることから、平成26年度(2014年度)に引き続き「女子旅(20代~30代女性の個人旅行)」をコンセプトと した若年層向けプロモーションを強化する。また、最大のハイシーズンである11月中旬~12月末と第2のハイシーズンである5月下旬~6月末をターゲットに、直 行便が就航している中部や福岡を起点とした地方へのプロモーションも強化していく。 【主要ターゲット層】 ①中華系家族層(団体旅行)・若年層(個人旅行)、②ムスリム層、③教育旅行 マレーシア インドネシア 25 16 最大のハイシーズンである11月末~12月末と第2のハイシーズンである3月~4月をターゲットに、旅行需要が旺盛な中華系を中心としたプロモーションを展開 する。また、人口の約6割を占めるムスリム層向けに、食事や礼拝環境などの情報を積極的に発信し、ムスリム旅行者が安心して観光できる国であることをPR する。 【主要ターゲット層】 ①首都圏在住の富裕層・余裕家族層(団体旅行、リピーター層)、②大都市在住の20~30歳代若者層(個人旅行中心、初訪日層)、③地方都市在住の富裕層・ 余裕家族層(団体旅行中心、初訪日層) 人口の約9割がムスリムであるが、訪日旅行者の大半は中華系を中心とした非ムスリム層が占める市場。最大のハイシーズンである12月と第2のハイシーズン である6月~7月をターゲットに、ゴールデンルートに加えて同国内で認知度が比較的高い北海道や中部など、地方の魅力を訴求するとともに、2014年12月から のビザ免除(IC旅券所有者の事前登録制)を契機としたプロモーションを展開する。また、ムスリム向けには食事や礼拝環境などの発信を継続する。 【主要ターゲット層】 ①富裕層・中間所得層、②20歳代若者層 ベトナム 12 訪日のピークである4月、10月に加え、ベトナムで最大の旅行シーズンである2月にも訪日需要を創出すべくプロモーションを行う。また、ハノイ・ホーチミンに加 え、2014年7月から直行便が新規就航したダナンにおけるプロモーションも強化するとともに、2014年11月からの実質ビザ免除(観光目的・指定旅行会社経由) 等を契機としたプロモーションを展開する。 【主要ターゲット層】 ①首都圏・セブ在住の富裕家族層、20歳代若者層 フィリピン インド 18 9 2014年度はLCCをはじめ、新規就航・増便などの好要因が続いた市場であり、首都圏(マニラ)のほか、関空・中部などからの直行便が新規就航したセブにお けるプロモーションも強化する。最大のハイシーズンである4月と第2のハイシーズンである12月をターゲットに、2014年11月からの実質ビザ免除(観光目的・指 定旅行会社経由)等を契機としたプロモーションを展開する。 【主要ターゲット層】 ①大都市圏在住の富裕家族層 海外旅行がまだ一般的ではない市場であることから、大都市園在住の富裕家族層にターゲットを絞ってプロモーションを行う。4月~6月の学校休暇や、9月~ 11月の新年祭の時期をターゲットに、プロモーションを行う。 平成27年度(2015年度)市場別訪日プロモーション方針(概要) 市場 平成26年実績 (万人) 平成27年度プロモーション方針(概要) 【主要ターゲット層】 ①30~40歳代家族層、②ウィンタースポーツ層、③50~60歳代余裕層、④教育旅行 豪州 30 個人旅行中心の市場であるため、WEBを中心としたプロモーションを展開する。また、ウィンタースポーツ層に対しては、北海道、長野・新潟、東北など様々な スノーリゾート等の魅力を訴求する。 【主要ターゲット層】 ①中間所得層、②高所得層、③アフィニティ層、④教育旅行層、⑤ウィンタースポーツ層【新規】 米国 89 競合するアジア諸国との差別化を図るため、ウィンタースポーツ層を新たなターゲット層に加えるとともに、アフィニティ層(大学同窓会、美術館・博物館会員組 織などの親睦団体の団体旅行)や、教育旅行層など、ターゲット層の属性やニーズに応じたきめ細かいプロモーションを行う。 【主要ターゲット層】 ①英語圏(トロント・バンクーバー)在住の中間所得層、②英語圏在住の高所得層、③フランス語圏(モントリオール)在住の高所得層 カナダ 18 2015年5月2日からのバンクーバー=関空便の再開(週5便)に合わせたプロモーションを展開する。また、英語圏(トロント・バンクーバー)に加え、訪日旅行商 品の取り扱いが少ないフランス語圏(モントリオール)におけるプロモーションを強化し、訪日旅行商品の造成支援に積極的に取り組む。 【主要ターゲット層】 ①30~40歳代高学歴層、②50~60歳代余裕層、③ウィンタースポーツ層 英国 22 直行便が限られている(2015年2月から直行便が週37便→週30便に減便)ことから、経由便を活用したプロモーション等を強化する。また、欧州の中ではスキー 人口が多いという市場特性に鑑み、ウィンタースポーツ層に向けたプロモーションも引き続き展開する。 【主要ターゲット層】 ①30~40歳代高学歴層、②50~60歳代余裕層、③20歳代ポップカルチャー愛好層 フランス ドイツ 18 14 新規訪日旅行者獲得のために、値ごろ感のある航空運賃・旅行商品PRを行い、人気の高い桜や紅葉の時期を中心に訪日需要を喚起する。パリだけでなく、リ ヨンなどの地方都市の旅行博出展やメディアへの露出を通じて、フランス地方部からの訪日客の取り込みを図る。また、クールジャパン分野における情報発信 を強化する。 【主要ターゲット層】 ①30~40歳代高学歴層、②50~60歳代余裕層 主要都市で展開される全ての旅行博に出展するとともに、各主要都市の旅行代理店を対象とした教育セミナーを実施するなど、人気の高い桜や紅葉の時期を 中心に訪日需要の底上げを図る。 平成27年度(2015年度)市場別訪日プロモーション方針(概要) 市場 ロシア 平成26年実績 (万人) 6 平成27年度プロモーション方針(概要) 【主要ターゲット層】 ①中央ロシア(モスクワ、サンクトペテルブルク)在住の20~40歳代、②極東ロシア(ウラジオストク、ハバロフスク)在住の20~40歳代 旅行先としての日本の認知度がまだ低い市場であることから、旅行代理店向けの事業を強化する。また、距離的に近い極東ロシアについては、新たにCMを放 送するなど、プロモーションを強化する。 【主要ターゲット層】 ①30~40歳代高学歴層 イタリア 8 2015年より本格的に訪日プロモーションに取り組むこととし、欧州で人気の高い桜や紅葉の魅力を中心としたプロモーションを展開する。また、2015年ミラノ国際 博覧会の機会を通じ、旅行先としての日本の認知度向上を図る。 【主要ターゲット層】 ①30~40歳代高学歴層 スペイン 6 2015年より本格的に訪日プロモーションに取り組むこととし、欧州で人気の高い桜や紅葉の時期を中心としたプロモーションを展開する。また、WEBを通じた情 報発信や旅行代理店教育など、基礎的な情報提供を行う。