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途 上 - 信州大学
途 上 №24の1 平成24年4月6日 信州大学教育学部附属長野小学校学校だより 連絡先 TEL 251-3350 FAX 251-3353 ご入学おめでとうございます 澄んだ瞳の1年生82名が附属長野小に入学しました。子どもたちの,そして保護者の皆様の期待 に応えられるよう全力を尽くしてまいります。 『飛龍天に在り』(前期始業式 副校長講話より) 新しい春がやってきました。全校500名。信州大学教育学部附属長野小学校平成24年度が今日 から始まります。先ほど3人のお友達の発表がありました。それぞれにがんばりたいこと,乗り越え たいこと,楽しみにしていること,そんな気持ちがあふれていました。今,話をじっと聞いている皆 さんも,先ほど紹介した担任の先生や専科の先生方といっしょに一年をどう過ごそうか,思いを巡ら していることでしょう。 今朝,登校して,気づいた人もいると思いますが,この春休みの間に,校舎の中にいろいろな絵や 書が飾られました。どれもこの校舎に移転する前に,西長野の古い校舎に飾られていたもので,ここ にお勤めされた先生や卒業生の作品です。その中の一つ,ランチルーム入口の壁に掲額された大きな 書があります。揮毫・書いた人は信州大学の塚田政策先生です。 この書は「飛龍天に在り」と読みます。「龍が居る場所を得て,今天にいる。まさに最高の時,思 い切ってやりなさい。」そんな意味です。そう思いながら,その書をじっと見ていると,何だかやる 気がわいてきます。 (信州大学教育学部名誉教授 塚田政策先生 揮毫) 裏面へ さて,先日のことです。校舎移転の頃,この附属長野小学校で1年生から3年生まで担任した M さ んという子から手紙が届きました。M さんはこの春大学を卒業して,いよいよ4月から社会人となり ました。その手紙の一部を紹介します。 (前略)学生になって,いろいろな友達と話す中で,小学校時代の思い出が随分と違うことに改めて 気づかされました。友達の多くは,授業のことを余り覚えていないと言います。でも,私は不思議な ことに様々な場面を今も鮮明に覚えています。附属長野小学校で学んだことは何か,それを言葉にす ることは難しいのですが,経験した一つ一つの事柄は,決してセンチメンタルな思い出としてでなく, 私の今の考え方や生き方に少なからず影響していると思えてなりません。 例えば,「本気で人や物事に向き合い,自分事として考える姿勢」 例えば,「答えのないものを問い続けること,そしてそれを味わうこと」 例えば,「自然や周りの人に生かされている」という思い どれも,附属長野小学校の6年間で学んだことのように思います。 私は,4月から社会人として一歩を踏み出します。社会人として生きていくことはそう簡単なこと ではないと覚悟しています。自分の力は些細なものかもしれませんが,附属長野小学校で学んだこと を胸に生きていきたいと思います。・・・(後略) M さんの手紙を読んで,私もあの頃のことを思い浮かべながら,改めて目の前にある一つ一つのこ とに本気で向き合っていきたい。そう思いました。 「飛龍天に在り」 新しい教室,新しい仲間,そして先生と今日から始めましょう。 新しい先生方の紹介 よろしくお願いします 竹内 良之 教諭(岡谷市立岡谷小学校より) 4年1組担任 下郷 貴広 教諭(下諏訪町立下諏訪南小学校より) 5年1組担任 宮島 1年2組担任 原 新 教諭(飯田市立上郷小学校より) 由佳 教諭(天龍村立天龍中学校より) 音楽科専科 鈴木亜希子 教諭(長野市立大豆島小学校より) 研修教員 体育科専科 中山みどり 教諭(長野市立城東小学校より) 研修教員 外国語活動担当 白倉 美里 講師(信州大学教育学部大学院修了) 音楽科専科 森山 真帆 講師(附属長野中学校より) 学習支援 濱島 健太 講師(上越教育大学卒業) 学習支援 クリストファー・クランシー ALT 中山 隆三 主査(信州大学工学部より) 事務 山﨑 瑞紀 給食調理員