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「めだかの楽校」(矢掛町中川公民館) [PDFファイル/115KB]

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「めだかの楽校」(矢掛町中川公民館) [PDFファイル/115KB]
「若者が主役!地域まるごと活性化事業」
「めだかの楽校」
めだかの楽校実行委員会
(矢掛町中川公民館)
1
取組の目的
中川地区では、少子・高齢化が加速している。これからの地域社会の担い手が
今後ますます不足することが予想される。しかし、公民館を中心とした地域の人
々による生涯学習、地域づくり、安心安全に関する意識は強い。そこで、公民館
を拠点に、中高生を活動の主体においた事業を実施し、地域の活動に進んで関わ
ることができる人材の育成を図る。さらに、土日や長期休業中に児童の学習支援
等を実施することにより児童の学力向上を図るとともに、事業全体を通して、児
童の場所づくりを目指す。
2
取組の内容
地域を盛り上げるために公民館を中心に活動
している中学生ボランティアグループ(TEG
O隊)が本事業の主体として活躍した。「若者
が主役地域まるごと活性化事業」に応募するに
あたり、どのような内容にするのかTEGO隊
メンバーが企画し、
「学習支援」と「体験学習」
の2つを事業を柱にすることを決定した。
(学習支援)
夏期休業中は17日間、冬期休業中は7日間
の学習支援を行い、多くの児童が参加した。中
高生ボランティアも積極的に参加し、充実した
(たのしい自然観察の様子)
学習支援を行うことができた。また、児童、保
護者からの要望により、地元の講師を招いての絵画教室を計画し、多くの児童生
徒の参加があった。
(体験学習)
体験学習として、「たのしい自然観察」「ことばの力」「農と食の体験教室」の
3つを企画した。
「たのしい自然観察」では、講師を招き、地元に流れる小田川に児童が入り、
どのような生き物がいるのかを観察した。地元の自然の豊かさを実感してもらう
ことができた。
「ことばの力」では、方言のすばらしさに気づき、ふるさとを愛する心情をも
ってもらおうと、どんな岡山弁があるか参加児童に調査してもらい、みんなで調
べた方言を一冊の本にまとめた。
「農と食の体験教室」で実施した内容は、『サツマイモ植えと収穫体験』『たん
ぼ体験』『いちじくジャムつくり』『干し柿つくり』『恵方巻つくり』等、普段で
きない体験の場を提供した。
3
事業実施による効果と課題
中高生が様々な活動に積極的に取り組み、リーダーシップを発揮することで、
企画運営能力が高まった。さらに、これまで公民館に来なかった児童が公民館に
足を運ぶようになり、公民館が子どもたちの居場所づくりとしての役割を果たす
ことができるようになった。また、体験学習において、地域の方の積極的なボラ
ンティアがあり、今後継続して活動する素地ができた。
体験学習については、中高生自身も体験したことのないことを取り上げたため、
小学生への支援活動にまわることができず、見守りになってしまったことがあっ
た。もっと子どもの目線にたった企画内容を検討したり、中高生への事前の打ち
合わせ等を十分に行うなどの配慮が必要であった。
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