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レジ業務にRFタグを活用し、会計所要時間1/10を実現
UHF帯RFタグ対応 固定式リーダ 導入事例 16 株式会社オンワードホールディングス 様 【採用機種】 RFIDテーブルスキャナTM 特定小電力モデルで 免許登録不要 8段階での 出力調整可能 薄型・コンパクト レジ業務にRFタグを活用し、会計所要時間1/10を実現! 導入会社様のご紹介 1947年の設立以来、“人々の生活に潤いと彩りを与えるおしゃれの世 界”を事業領域に定め、新しい価値やライフスタイルを創造し、人々の豊 かな生活づくりを支えている株式会社オンワードホールディングス(以下 オンワードHD)。グループ企業は国内外約70社からなり、連結売上高は 約2,600億円を誇る日本ファッション業界のリーディングカンパニーです。 そんなオンワードHDが近年力を入れているのがグローバル戦略です。 新たなブランドの展開による売場拠点の拡大や、ネットビジネスへの参 入を積極的に推進し、事業の拡大を図っています。その一環として、2012 年12月にシンガポールのレディスシューズおよびアクセサリーの小売業 大手Charles & Keith Group(チャールズ&キースグループ)との提携を 発表し、日本1号店として原宿店をオープンしました。2013年4月6日のこ とです。 Charles & Keith 原宿本店 「RFIDテーブルスキャナTM」導入の背景 店舗バックヤード。外装箱にRFタグが貼付されている 近年、アパレル業界ではバーコードからRFタグによる個品管理 への移行が進んでいます。検品や棚卸の際、これまではバーコー ドを1つ1つ読み取る必要がありましたが、RFタグの導入により複 数のタグを一括して読み取ることができるようになり、作業効率を 約1/10に削減することが可能です。RFタグ導入のメリットは、入出 荷検品や棚卸、店間移動などの物流業務の効率化に見出される ことが多いですが、レジ業務の効率化も大いに期待できます。オン ワードHDでも、RFタグによる個品管理への変更を検討する中で、 RFタグをフル活用するために物流業務だけでなくレジ業務にも リーダを導入したいと考えていました。そこで、まずはオープンの 準備が進んでいたCharles & Keith原宿本店にてレジ業務でのRF タグ活用検討を進めることにしました。 UHF帯RFタグ対応固定式リーダ 導入事例 株式会社オンワードホールディングス 様 「RFIDテーブルスキャナTM」選定の理由 検討を進める中で目に留まったのが「RFIDテーブルスキャナTM」でした。RFIDテーブル スキャナTMは店舗のPOSレジに接続して使用することを想定して開発したもので、個品の RFタグを一括で読み取ることができます。そのため、レジ台に設置しておくことで商品情 報の読み取りと包装を同時に行うことができ、1枚1枚タグのバーコードを読み取った後に 包装を行っていたこれまでに比べ、お客様の待ち時間削減などレジ業務を効率化させる ことが可能です。 株式会社オンワード樫山 業務推進室 SCM推進部 部長 加茂直紀氏は次のように語り ます。「これまで市場にあったRFタグリーダは物流分野での使用が主で、電波出力が大 きいため、“サイズが大きすぎてレジ台への設置が困難”“隣のレジ台の商品も読んでし まう”“使用にあたって免許が必要”など多くの課題がありました。しかし、RFIDテーブル スキャナTMは薄型コンパクトな形状でレジ台の下にも設置しやすく、出力が8段階で調節 でき、免許登録も不要なので手軽に導入できる点が魅力でした。また、原宿店オープン まで3週間しかない中で、デンソーウェーブが迅速に対応してくれたことも助かりました」 株式会社オンワード樫山 業務推進室 SCM推進部 部長 加茂 直紀 様 「RFIDテーブルスキャナTM」導入の効果 Charles & Keith原宿本店のオープンから2日間の来店者は約3000人に上り、当初の計画の2倍以上となる 1000点近くのアイテムを売り上げました。予想を上回る多くのお客様に対応するためには、会計所要時間の短 縮が大きな鍵となりますが、RFIDテーブルスキャナTMの導入が効果を発揮しました。導入後の効果と今後につ いて、加茂氏は次のように語ります。 「レジ台に商品を置くだけでレジ入力が完了するので、複数アイテム購入の方への対応時間を約1/10に抑制 できました。結果、お客様のレジ待ち時間の削減に繋がり、多くのお客様にスムーズにお買い物いただくことが できました。また、RFタグの場合は商品梱包後でも読み取りができるので、会計前のお客様でも梱包だけ先に 済ませて最後にレジで読み取りを行えば、長時間お客様をお待たせすること がありません。これらはバーコード管理では実現できないことなので、改めて RFIDのメリットを強く感じました。今後Charles & Keithは3年後までに国内約 40店舗の出展を予定しているので、引き続きRFIDテーブルスキャナTMを導入 し顧客満足度向上に努めるとともに、他のブランド 店舗でもRFタグの導入を検討中です。」 成熟した市場の中で、グローバルな企業競争の下 「ブランド軸経営」を推進し、進化を続けるオンワード HD。デンソーウェーブのRFID製品がその進化を支 えています。 レジ台下にRFIDテーブルスキャ ナTMを設置し、レジ台上に商品 を乗せただけでタグを読み取る 仕組み。 Charles & Keithでの RFタグ運用 タグ運用の流れ の流れ KeithでのRF ①海外より商品入荷 ②日本用タグの貼付作業 (RFタグもここで取付) ③各店舗へ出荷 (RFタグ読み取り) 【RFタグ導入のメリット】 ●離れたところから一括読み可能 ⇒1点1点タグを取り出す必要が無く、 作業効率アップ ●タグが隠れていても読み取り可能 ⇒箱に入っているままでも読み取りでき、 作業効率アップ ⑤会計処理(RFタグ読み取り)・売上集計 ④入荷(RFタグ読み取り)・陳列