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浄化槽整備事業統一に係る基本方針等説明会質疑応答集 1 浄化槽の

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浄化槽整備事業統一に係る基本方針等説明会質疑応答集 1 浄化槽の
浄化槽整備事業統一に係る基本方針等説明会質疑応答集
本質疑応答集は、平成27年11月20日から平成27年12月1日まで開催した説明会でい
ただいた質問・意見を基に「浄化槽の譲与についてのQ&A」を作り直しております。
掲載したもののほかにも、さまざまなご意見を頂戴いたしました。
ご不明な点、ご心配な点がございましたら、下水道課管理係又は各支所建設水道課
へお問い合わせください。
お問い合わせ先
上下水道部下水道課
大東支所建設水道課
東山支所建設水道課
川崎支所建設水道課
1
21-2111(内線8581)
72-4084(直通)
47-4536(直通)
43-2116(直通)
浄化槽の譲与に係る個別相談・手続き会について
①
個別相談・手続き会はいつ頃、どの様に行うのか。
浄化槽の設置後、10年を経過した浄化槽使用者の皆さまを対象に、11年目の
1月以降に文書により個別相談・手続き会の開催をお知らせします。
市民センターや支所を会場に、市の担当者がお一人おひとりと手続き内容の確
認と相談を行います。
なお、来訪が難しい方にも手続きいただけるよう、郵送でも手続きできるよう
に準備します。
② 手続きの内容はどういったものになるのか。
浄化槽の譲与を承諾いただくこと、個人管理移行後の保守点検業者・清掃業者
を選択いただくことの2点について、確認を行います。
③ 浄化槽設置後10年を経過していない使用者へは通知があるのか。
浄化槽設置後10年を経過していない使用者の皆さまにつきましては、これまで
どおり市で浄化槽を管理し、毎年、譲与の予定年度をお知らせいたします。
そして、譲与を行う年度には、改めて個別相談・手続き会の正式なご案内をい
たします。
④ 個人管理に移行する場合の浄化槽の管理者は誰になるのか。
基本的には住宅所有者としますが、住宅の使用者となる場合もあります。
⑤ 空き家などで管理する人がいない場合はどうなるのか。
土地、建物などの所有者や納税管理人など、住宅等を管理する方と手続きをす
すめることとなります。個別の事情については、ご相談願います。
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浄化槽整備事業統一に係る基本方針等説明会質疑応答集
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浄化槽の保守点検について
①
保守点検会社はどのように選ぶのか。
保守点検会社の選択に市は介入できませんので、個人で選んでいただきます。
一関保健所に登録している保守点検業者名簿を事前に提供いたしますのでそ
の中から選んでいただくことを考えています。また、選択できかねる方などには、
個人情報提供の承諾をいただき、市内業者へ情報提供を行い、各社より営業に伺
っていただくことも検討しております。
② 悪質業者の被害にあう恐れはないか。
保守点検業者は岩手県への登録が必要であり、登録業者であれば、安心して保
守点検を委託できるものと考えています。
市では、浄化槽法に基づき保守点検業者などに対して助言・指導をしています。
また、法定検査の結果は全件を市でも把握しており、改善が必要な浄化槽につ
いては、浄化槽管理者と保守点検業者などに対して適切な指導を行う体制を整え
ています。
③ 保守点検業者の選定先として、市内に本社がある11社だけで受入体制は大丈夫
か。他の業者は頼めないのか。
岩手県に登録し、営業市町村に一関市を含めている業者であれば、保守点検の
委託ができます。
市内全体の浄化槽の保守点検業務委託先のうち、8割以上が市内業者であり、
市内に本社を有する11社で十分な受入能力はあるものと考えます。
④ 保守点検業者の規模や有資格者の在席数など具体的な情報を教えて欲しい。
保守点検業者と相談をしながら、できるだけ情報提供をしていきたいと考えて
います。
⑤ 個人ではなく、集落や地域でまとまって契約したいと思うが可能か。
保守点検の効率があがるものと思いますので、保守点検業者にとってもメリッ
トのある契約方法と考えます。各地域の会合等の機会にみなさまでご相談いただ
きたいと思います。この要望は保守点検業者に伝えます。
⑥ 市管理のときと同様に、毎月の定額払いとすることは可能か。
保守点検の委託金額や支払い条件については、各会社との契約事項となります
が、市内の保守点検業者からは、支払い方法は出来るだけ使用者の希望に沿いた
いと聞いております。この要望は保守点検業者に伝えます。
⑦ 保守点検・清掃・法定検査を一括して頼める会社はないのか。
保守点検と清掃を併せて契約している会社はありますが、法定検査費用を含め
た一括契約をしているとは聞いていません。
なお、清掃業者の選択や清掃、汲み取りの日程調整などについても、相談があ
れば保守点検業者にて調整、対応していただけることを確認しています。
また、法定検査については、岩手県で唯一の検査機関である浄化槽検査センタ
ーが実施しますが、浄化槽検査センターへの検査料の支払いを保守点検委託料に
含めてお支払いただくことも可能と聞いています。
詳しくは、各保守点検業者にご確認ください。
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浄化槽整備事業統一に係る基本方針等説明会質疑応答集
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浄化槽の年間の維持管理費について
①
個人管理となった場合に、負担金額は増えるのか。
個人管理の場合の維持管理費用は、個々の保守点検契約金額や汚泥処理費用が
違い、一律ではありませんが、現在の浄化槽使用料と同程度の負担で管理されて
います。
特に汚泥処理費用は、浄化槽汚泥の発生量により変わります。浄化槽汚泥の発
生量は使用する家庭の家族数や雑排水の流し方(油や食品残さ、洗剤・シャンプー
の使い方)で変わりますので、それに伴い、汚泥処理費用も変わります。
・ 市設置型の年間使用料
4,471円/月×12カ月=53,652円/年
・ 個人管理の年間管理費用 47,000~75,000円/年 (概算)
※ 現在の使用料は将来的に増額改定される可能性があります。
※ 個人管理の年間管理費用については、個人設置型実施地域の契約状況など
からの推定による概算となります。
② 保守点検料の標準的な額を市で示す考えはないか。
市で標準価格などを示すことで、独占禁止法上問題となりますので、金額をお
示しすることはできませんのでご理解願います。
③ 保守点検料の目安はあるのか。
保守点検料は、回数や会社からご自宅までの距離などの条件により、一律では
ありませんので、個別に確認をお願いいたします。
④ 浄化槽の機種などの条件により保守点検の価格は違うのか。
市内の保守点検業者からは、家庭用の浄化槽の場合は機種による料金の違いは
無いと聞いております。
⑤ 現在設置されている浄化槽の管理状況は確認できるのか。
保守点検の結果は、実施の都度、報告書の写しを使用者の方へも配布していま
す。また、支所建設水道課にも保管していますので、確認されたい方はお問い合
わせください。
⑥ 浄化槽の譲与を受ける場合、固定資産税などに影響はあるのか。
浄化槽の譲与にともなう固定資産税額への影響はありません。
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浄化槽整備事業統一に係る基本方針等説明会質疑応答集
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個人設置型の補助制度について
①
個人設置型で浄化槽を設置する場合の補助金額はどの程度か。
国で示している標準工事費の6割を定額補助することとしています。
住宅用の浄化槽の人槽別の標準工事費と補助金額は次のとおりです。実際の工
事費用は個別の契約ですので、機種や設置場所によって違いがありますが、契約
金額に関わらず補助金は定額としています。
人槽
標準工事費
補助金額
5人槽
880,000円
529,000円
7人槽
1,103,000円
662,000円
10人槽
1,470,000円
897,000円
※ 標準工事費は国の補助基準額から算定しています。
② 個人設置型の補助の対象はどこまでか。
浄化槽本体の設置工事費用となります。住宅から浄化槽までと浄化槽から側溝
などの放流先までの管や桝の設置工事費は補助対象となりません。なお、事業対
象の考え方は市設置型の場合も同様です。
③ 耐用年数が来る前に浄化槽の入れ替えをする場合は補助の対象となるのか。
耐用年数の到達を条件としていませんので、住宅の建替えに伴う入れ替えの場
合や浄化槽の増設なども含めて、浄化槽の設置は補助の対象となります。
5
①
浄化槽の修繕について
個人管理となり浄化槽が故障した場合の修理費は全額個人負担となるのか。
基本的には、個人管理の浄化槽の修理費用は個人負担となっています。
また、修理に対する支援制度等を検討しています。
なお、大規模な災害が発生した際には、修繕補助が実施された例はあります。
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浄化槽整備事業統一に係る基本方針等説明会質疑応答集
6
公共下水道と浄化槽との負担の公平について
①
公共下水道利用者と市設置型の費用負担の違いはどうなっていますか。
市設置型浄化槽の現在の使用料を算定するにあたっては、公共下水道と均衡を
図るよう検討し、決定しており、公共下水道、浄化槽で汚水処理費用の負担に大
きな差がないよう配慮しております。
※ 公共下水道利用の4人家族の水道使用量を27㎥/月とした時に、同程度の金
額となるよう設定しています。
② 浄化槽整備時に受益者分担金を納めているが、浄化槽の譲与に伴い返還はされ
ないのか。
受益者分担金は浄化槽整備費用の一部負担として納付いただいていますので、
返還いたしません。
③ 公共下水道も含め、受益者分担金は一回限りと説明を受けている。浄化槽を入
れ替える場合に、またお金がかかるのは納得できない。
浄化槽の再設置(更新)の場合は、市設置・個人設置いずれの方法でも個人負担
が発生します。
公共下水道の受益者分担金は1回限りとなっていますが、処理場や汚水管など
下水道施設の再整備(修繕・更新)費用は、毎月の使用料に含むことを基本として
おり、使用者の皆さまで将来にわたり広く負担していただくこととなります。
7
浄化槽の譲与に未同意の場合の扱いについて
①
譲与に同意しない場合はどうなりますか。
同意しない方にはそれぞれ理由があると思います。譲与について、何が課題な
のかを聴き取り、課題を解決しながらご理解いただけるよう戸別訪問などにより
説明を行っていきます。
なお、譲与するまでの間は市で継続して管理することとなります。
8
浄化槽事業の政策転換について
①
合併前の浄化槽事業導入当時の説明と違い、納得できない。
合併により、浄化槽事業制度の統一が必要になりましたが、広い一関市の各地
で柔軟にバランスよく取り組むことのできる最善の方法として、個人設置型を選
択したものです。
なお、旧市町村においても汚水処理事業の推進のため、地域の特性や実情に合
わせて、創意と工夫をこらし、それぞれが浄化槽事業に取り組んでまいりました。
それが大きく転換されることから、みなさまの理解をいただきながら制度の統一
を進めてまいります。
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浄化槽整備事業統一に係る基本方針等説明会質疑応答集
②
将来的な使用料や財政見通しなど具体的な説明が不足しており、納得できない。
現在の使用料収入では、管理費用の全部を確保できていないことから、使用料
収入を上回る部分の費用は市が負担しています。
次の条件による試算では、市の財政負担をゼロにするためには、使用料月額を
現行の4,471円から2,398円増額して、6,869円としなければなりません。
試算条件: 平成22年度浄化槽事業特別会計決算を基に、市設置型浄化槽1基
を設置し、30年間管理する費用を算出し、全額を30年間の使用料収
入で賄う。
また、市の財政見通しも、少子高齢化の進展や国からの交付税も段階的に引き
下げられる現状で、非常に厳しくなることが予想されます。
平成17年の市町村合併以降、10年間、検討と協議をしてきた結果として、浄化
槽整備手法を個人設置型へ統一することとし、本年9月に条例を改正したところ
ですのでご理解とご協力をお願いいたします。
③ 浄化槽を個人管理へ移行することは市の責任放棄、政策の後退ではないのか。
市として、市内全域で汚水処理事業を推進していく考えに変わりはありません。
市が浄化槽事業を推進する方法が直接設置・管理する方法(市設置型)から個人
の設置費用へ補助を行う方法(個人設置型)に変わりますが、これまでと同様に浄
化槽法に基づく助言や指導を通して、市として浄化槽と関わっていきますことか
ら政策の後退とは考えていませんので、ご理解をお願いいたします。
④ 市設置型事業を導入するということで、市へ浄化槽を寄附したが、今回、再び
個人管理にもどるが、将来的にまた方針転換することはないか。
合併後の一関市の浄化槽制度を統一するため、寄附いただいた皆さまに再度、
ご協力をお願いすることとなりました。皆さまのご理解をいただきながらすすめ
てまいります。また、再度の方針転換は考えていません。
9
その他
①
現在使用中の浄化槽の工事施工時に不良部分があった場合はどうなるのか。
浄化槽の施工は市発注工事として実施し、完了検査を行い、その後に浄化槽検
査センターで実施する浄化槽法第7条に基づく水質検査を受検し、適正に稼働し
ていることを確認しています。また、譲与に当たり最終点検においても適正稼働
を確認いたします。ご心配な点がありましたら個別にご相談ください。
② 上水道の未普及地域でも浄化槽を設置できるのか。
上水道や井戸水などの給水形態に関わらず、浄化槽は設置できます。
③ 公共下水道事業や農業集落排水事業などの集合処理区域を拡大する計画はな
いか。
市設置型を実施している地域は、集合処理区域と浄化槽による個別処理区域を
明確に区分けして事業をすすめてきました。今後、集合処理区域を拡大する計画
はありません。
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