たがわ商人 - 福岡県中小企業団体中央会

組合支援ウォッチ
たがわ商人（あきんど）塾
∼地域の振興と自店の発展に向けて∼
たがわ商人塾開催中
田川市中心商店街（伊田商店街・後藤寺商店街）
の組合員と地域の商工業者を受講者として、昨年
９月に
『たがわ商人
（あきんど）
塾』
が発足しました。
田川地域の振興と自社・自店の発展を考える
連続講座です。
社の経営基盤を強化すること。田川の地で商売
を続けていく商人は、生き残っていくことがまず
もって地域への貢献である。また、自社が強くあ
らねば地域への貢献もできない」
。このことを共
通認識として、
「地域を考える」ことと「経営に役
立つ実務」を両輪で学んでいくことになりました。
経緯と方針
もともとは伊田・後藤寺商店街の商店主から、
商店街の枠を超えて勉強会を立ち上げたいとい
う声が上がったことが発端でした。
第１回目
『たがわ商人塾』の初回は、商店街が夏祭りの
最中である８月３日に開催されました。
テーマ：わたしが地域でやらなくてはなら
ないこと
講 師：地域ルネッサンス篠田事務所
代表 篠田昌人氏
伊田商店街
まずは地域活性化の事例をざっと眺めた後、田
川市産業の現状と特徴を統計資料から探る方法を
学びます。次に企業として何ができるか、地域活
性化をビジネスとして描くことの検討に入ります。
最後に地域活性化のポイントについて、
「つた
わる」
「つづける」
「つながる」の３つの「ツ」がポ
イントであることを指摘。受講者には自社の商売
と地域活性化がどう関連するのかを考える機会
となりました。
後藤寺商店街
立ち上げに先立って、どのようなメンバーでど
のような内容にするかを有志で協議しました。
「こ
の地で商売を続けるのであるから地域のことを
考えなければならない」
「いや、自社が存続してこ
そ地域のことに考えが及ぶ」
。意見は分かれまし
たが、両方とももっともです。
その結果、
「地域の振興を念頭に置きつつ、自
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NEWS FUKUOKA 2013.2
第２回目
第２回目は９月11日に開催。
この回は「
『個店・自社の課題、悩み』と『あり
たい姿』
」
「田川の商人として、今後どういう勉強
をしていきたいか？」について、受講者でディス
カッションを行いました。
第３回目
しばらく空いて11月20日に第３回目を実施しま
した。
テーマ：お客様を買う気にする
『殺し文句』の作り方！
講 師：アイ・リマインド株式会社
代表取締役 是永伸一郎氏
タビュー」で買い手から買った理由を聞きだし、
売れる販売戦略に生かすノウハウを提供してい
らっしゃいます。
この日は「殺し文句の作り方」という経営セミ
ナーには似つかわしくないテーマでした。
「買う
気にするとは？」
「殺し文句とは？」からスタート。
焼肉店、テーラー、コピー機営業、リフォーム会
社の事例が示されたところで、買うか買わないか
の決め手になるのは何か、はっきりと分かってき
ました。
「殺し文句の作り方」の方法は、
①お客様の声を集めて、自社が選ばれた理由から
作り出す
②これまでの経験を振り返り、３段論法２段活
用で仮説を立てる
ですが、
残念ながらこの日はここまでで時間切れ。
第４回目
お屠蘇気分が抜けない１月11日、第４回目を実
施。講師は引き続き是永氏です。
テーマ：理念とミッションを携えた
戦略的営業トーク
前回からまたしばらく空いてしまったので、最
初に前回の振り返りから行います。受講者の皆さ
ん、
「前回何やったっけ？」という雰囲気でしたが、
「殺し文句」という言葉に導かれて、徐々に記憶が
戻ってきました。中には、あれから自社の強みを検
討したという優等生もいらっしゃいましたが。
考えれば考えるほど「自社の強みが無い！」と
いう不安に駆られがちですが、
「殺し文句は必ず
見つかる」という講師の言葉を励みに、今から戦
略的営業トークを絞り出す作業に入ります。
さてこれから、というところで、またもや時間
切れ。時間切れの理由は、この後、懇親会が予定
されていたからでした…。
お問い合わせ先
●福岡県中小企業団体中央会 筑豊支所
TEL：0948-22-1159
●田川市産業振興部商工観光課商工振興係
TEL：0947-44-2000
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組合支援
ウォッチ
講師の是永氏は、
「買い手が買った理由は、売
り手がいくら考えても出てこない。答えは現場の
お客様に聞かなければ分からない」という持論
を持ち、これまでに培った戦略的な「お客様イン
ワークは次回に持ち越しです。