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自動車の基本構造 )自動車の基本構造
2014/7/2 (1)自動車の基本構造 燃料電池自動車への応用と水素制御論 (反町) 1.自動車のエネルギー源としての燃料電池 1.自動車のエネルギー源としての燃料電池 (1)自動車のエネルギーの )自動車のエネルギーの歴史 のエネルギーの歴史 人力、家畜力、蒸気機関(外燃機関)、内燃機関、電動機 (2)自動車の基本構造と )自動車の基本構造と動力源 自動車の基本(動力装置、操縦制御装置、積載装置、その他)、機能、構造 (3)これからの自動車 これからの自動車 内燃機関 内燃機関自動車 機関自動車 ハイブリッド車(HEV) ハイブリッド車(HEV) ハイブリッド車(PHEV ハイブリッド車(PHEV) PHEV) 電気自動車(EV) 電気自動車(EV) 燃料電池自動車(FCV) 燃料電池自動車(FCV) 【 1 】動力伝達装置 動力発生装置 動力伝達装置 駆動装置 【 2 】操縦制御装置 操縦装置 制動装置 【 3 】積載装置 懸架装置 車体装置 車体装置 【 4 】その他付属装置 灯火装置 補機装置 その他の装置 2.自動車のエネルギー伝達について 2.自動車のエネルギー伝達について 自動車の走行エネルギーと動力伝達装置 内燃機関と電動機の特徴と相違点 3.燃料電池自動車と水素貯蔵合金 3.燃料電池自動車と水素貯蔵合金 燃料電池の特徴、 水素貯蔵装置の性能 水素ガスセンサの種類と原理 高圧ボンベと水素貯蔵合金、 燃料電池車の課題と未来 ①ころがり抵抗 走行抵抗 走行速度 V [km/h] r 2π n w 1000 • 3600 = 60 120 π rn • 1000 i if [-]:終減速比 i= it× if i [-]:総減速比 η [-]:伝達効率 r [m]:動荷重半径 n [min-1]:エンジン回転速度 T [Nm]:エンジントルク エンジン1800min-1 タイヤ450min-1 車速 R r = µ r Mg M [kg]:車両総質量 g [m/s2]:重力の加速度 µr [-]:ころがり抵抗係数 アスファルト 0.015 砂利道 0.13 砂地 0.25 車速 50.9km/h (3)自動車の走行エネルギー (走行抵抗力) = C ρv D 2 2 抗力係数の値 乗用車 0.3~0.5 0.015×1500×9.8≒220N (3)自動車の走行エネルギー (走行抵抗力) ③登坂(勾配)抵抗 ②空気抵抗 a バス 0.5~0.8 (参考:垂直板 1.28) R g = Mg × sin θ ≅ Mg × tan θ = Mg S CD [-]:抗力係数 ρ [kg/m3]:空気密度 v [m/s]:速度(風速) S [m2]:前面投影面積 ρ=1.2 V=50[km/h] S=2 [m2] CD=0.3[-] Ra= 69[N] V=100[km/h] Ra=278[N] 空気抵抗 0.3×1.2/2×(100/3.6)^2×2≒278N 原因 ①形状抵抗 ②表面抵抗 ③凹凸抵抗 ③誘導抵抗 ④冷却装置等による抵抗 h L M [kg]:車両総質量 g [m/s2]:重力の加速度 θ [-]:坂の傾き角度 角度 5 10 15 20 空気抵抗の概算値 [kg/m3] 原因 ①タイヤの変形 ②路面の変形 ③路面の凹凸の抵抗 ④車軸の摩擦抵抗 転がり抵抗係数の値 ころがり抵抗 R ヘッドライト、サイドライト、リバースランプ等々 スピードメータ、燃料計、ミラー、ワイパ等々 カーナビ、カーステレオ、等々 制動力 低速最大駆動力 エンジン150×デフ4×ミッション4/タイヤ0.3=8000N 走行時最大駆動力 エンジン150×デフ4/タイヤ0.3=2000N it [-]:変速比 • サスペンション、 サスペンション、スプリング、ショックアブソーバ フレーム、ボディ、シート、荷台 荷台 フレーム、ボディ、シート、 駆動力 Tw T iη F = = r r V = ステアリングホイール、かじ取り装置 ブレーキ、パーキングブレーキ、回生装置 (3)自動車の走行エネルギー (走行抵抗力) (2) 自動車の駆動力と走行速度 車の駆動力 F [N] 内燃機関、エンジン、電動機 内燃機関、エンジン、電動機 トランスミッション、プロペラシャフト 終減速機(差動装置)、駆動軸、タイヤ 登坂抵抗 sin 0.0872 0.1736 0.2588 0.3420 tan 0.0875 0.1763 0.2679 0.3640 0.2×1500×9.8≒2940N 1 2014/7/2 (3)自動車の走行エネルギー (走行抵抗力) (4)旋回時の自動車に働く力 (コーナリングフォースの発生 (コーナリングフォースの発生) 発生) タイヤの復元力 ∆M [kg]:回転部分相当質量 ④加速抵抗(余裕駆動力) α [m/s2]:自動車の加速度 R i= α = (M (M )× α + ∆M Ri + ∆M ) = F − (R (M r + R a + ∆M + R ) g ) 遠心力 遠心力 加速力 加速度0.15×1500×9.8≒2205N 加速度の概算値 72km/hから108km/hに60秒で加速 α=(30-20)/60=0.16666・・・ (5)自動車の動力源 (5)自動車の動力源(内燃機関) (ガソリンエンジンの作動) ピストン が下がる と負圧に よって混 合気が吸 入される。 圧縮 吸気 圧縮され た混合気 が膨張し、 ピストンを 押し下げる。 ピストンが上 がると排気 ガスが押し 出される。 爆発によるピストンの 上下運動がクランク 機構によって回転運 動に変換される。 膨張(爆発) 排気 (5)自動車の動力源(内燃機関) (6)自動車の動力源(電動機) 2 2014/7/2 (6)自動車の動力源(電動機) (6)自動車の動力源(電動機) (7)自動車の走行性能線図 (7)自動車の走行性能線図 (7)自動車の走行性能線図 (8)自動車の走行エネルギー以外のエネルギー 1.エアコン 暖房(冷却水の循環→ヒーターによる加熱) 冷房(冷房機の運転) 2.制動倍力装置(吸気管負圧→バキュームポンプ駆動他又は電気的補助) 3.パワーステアリング(油圧ポンプ→油圧ポンプ駆動又は電気的補助) 4.電気的その他の機器(従来はエンジンによる発電機の駆動) 灯火系 (ヘッドライト、サイドライト、ブレーキライト、バックライト、室内灯、計器灯) 電動機系 (ワイパー、電動ロック、パワーウィンドウ、自動ドア) 娯楽系 (ラジオ、カーステレオ、カーナビ、ポット、温蔵庫、冷蔵庫) 3