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給食だより第2号(平成28年7月)(PDF:540KB)
第 2 号 平 成 28 年 7 月 青梅市立学校給食センター 「世界の主食」と「季節の野菜」について紹介していく今年度の「給食だより」。 2回目は「とうもろこし」と「夏野菜」についてです。 とうもろこしは大切な穀物 とうもろこしは米、小麦と並ぶ世界三大穀物です。 とうもろこしは乾燥したやせた土地でもよく育ちます。また他の作物が育たないところでも栽培で きます。 雨が少ない乾燥した赤道近くの国々では、とうもろこしは重要な作物です。 とうもろこしを主食としてよく食べる国 インド メキシコ 赤道 ↓ 西アフリカの国々 トウモロコシの食べ方 とれたてをそのまま食べてもおいしいとうもろこし。 粒にして乾燥させると長く保存できます。 しかし、乾燥させると皮が固くなり、煮炊きをしてもあま りおいしくありません。そこで粉にして、練って焼いたり 揚げたり工夫して食べています。 とうもろこしの粉、卵、ヨー グルトなどで発酵させた、 インド流ガーリックピザの こと。 チーズクルチャ 8月には、ブラジルのリオジャネイロでオリンピック が開催されます。 ブラジルはじめ各国の選手は、主食からパワーを とって最高の力を出してほしいですね。 とうもろこしの つぶ ポップコーン ポップコーンは、皮が固 くてはじけやすいとうも ろこしで、作ります。 とうもろこしの こな コーンスターチ とうもろこしからとったで んぷん。ケーキや料理 に使います。 トルティーヤ アトレ 練って平たく延ばして鉄板で焼きます。具をのせて包む「タコ ス」は、日本でもおなじみです。甘く作ってデザートにもします。 とうもろこしの生産量ベスト3は・・・ 1位 アメリカ 2位 中国 3位 ブラジル ブラジル ぺルー アメリカは家畜 の肥料や、外国 へ輸出したりし ています メキシコで寒い朝に飲まれるアトレ。ミルクとコーンスター チで作る、とろみのついた飲み物。 とうもろこしを輸入している国は・・・ 1位 EU 2位 日本 3位 メキシコ 日本では6割以上 が家畜のえさに、 2割がコーンス ターチになります 【農林水産省 2016年1月の資料より】 主食として大切なとうもろこし ですが、世界中のとうもろこし のうち、6割以上が家畜用の飼 料として使われています。 また、ガソリンの代わりになる エタノールの原料としても使わ れるようになりました。 夏が旬の食べ物クイズ(答えは裏面) この漢字読めるかな。 ①西瓜(夏のくだものはこれでしょう!) ④鮎(川魚の代表で夏の風物詩) ②葡萄(お酒にもなります) ③鰻(夏バテ予防に大モテ) ⑤玉蜀黍(朝どりは甘くておいしい) 夏野菜は色が濃いものが多く、強い紫外線に負け ないように野菜も色を濃くして身を守ります。濃 い色素は私たちの健康にも有用なものです。 とうもろこし トマト 日本に入った初期は九州や四国の山間部 や富士山のふもとで作っていた。 日本では甘みの強い品種が好まれる。 日中、葉で作られた糖分が夜の間に実に 送り込まれ、朝日に当たると糖がでんぷ んにかわってしまう。このため、農家は 朝の4時から収穫を始める。 日本には生で食べるとおいしい品種が たくさんある。 世界では加工用のトマトがたくさん作 られ、トマトピューレやジュース、ケ チャップなどにしている。 赤い色素は「リコピン」で 数々の効用あり。 なす きゅうり 1年中買えるが、やはりおいしいのは露 地栽培の夏のもの。96%が水分で栄養を とるというより歯ざわりや味覚を楽しむ 食欲増進のための夏野菜。 サラダ、漬け物、ピクルス、 きゅうりもみがおいしい! 火を使わず食べられるので 重宝する。 かぼちゃ えだまめ 1年中買えるなすは、やはり夏野菜の代 表。栽培しやすいので、家庭菜園で人 気がある。 油との相性がいいので、炒め物や天ぷ らに向いている。皮をむいてだしで煮 てもおいしい! また、漬け物にも利用する。 大豆のさやが緑色のうちに収穫して若 い実を食べる。 乾燥させた大豆は古代から利用してい るが、野菜としてえだまめを食べるよ うになったのは300年ほど前から。 たびたび枝つきのままゆでたので「え だまめ」と呼ばれるようになった。 日本の気候に適したかぼちゃ。夏の野菜 ですが、丸ごとのままおくと保存性がよ く冬までとっておける。色の濃い野菜が 少ない冬に栄養補給の意味もあり「冬至 のかぼちゃ」の食文化が生まれた。 オレンジ色のもとはカロテンで 体内でビタミンAに変わる。 ゴーヤ オクラ みょうが 切り口が☆型のオクラ。 切り口が☆型のオクラ ビタミン類やミネラル分が多く、夏バテ 予防になると言われている。 オクラのぬめりはペクチンなどの食物繊 維で整腸作用がある。日本では鹿児島県 や高知県など温かい地方で作られている。 北海道から沖縄まで自生している多年草 で花穂を食べる。 「食べると物忘れをする」という迷信が あるが、独特のさわやかな香りは集中力 を高める効果あり。 麺類や冷奴の薬味として利用。 「みどりのカーテン」でおなじみの ゴーヤ。 ビタミンCがきわめて多く、ミネラル 分も豊富。苦み成分の「モモルデシ ン」は食欲増進、胃腸の粘膜の保護な ど、暑い夏にもってこいの野菜。 7月の 献立より ドライカレーは、インド料理を原型として、 日本で独特の発展をしたカレーのバリエーションの ひとつです。 多めに作っていろいろ アレンジしましょう。 ○●作り方○● ○●材料○●(6人分) ・豚ひき肉 … 400g ・にんじん … 中1本 ・たまねぎ … 大1個 ・ピーマン … 2個 ・大豆水煮 … 1/2袋 ・にんにく … 1かけ ・しょうが … 少々 ・サラダ油 … 大さじ1 ・カレールー … 4かけ ・ケチャップ … 大さじ1 ・水 ・・・100cc ①野菜をみじん切りにする。 ②フライパンにサラダ油をひき、にんにく、しょうが、 ひき肉を炒める。ひき肉がほぐれ、色が変わったら 野菜入れ炒める。 ③火が通ったら水を加え、一度火を止める。 ④カレールーを入れてつぶしながら混ぜる。 ⑤弱火にして、全体が混ざったらケチャップを加えて 味をなじませる。 青梅産 とうもろこしは、収穫 したてが一番甘い。 朝どりとうもろこしが、 給食センターに 到着しました。 地元の「とうもろこし」を出しています。市内小・中 学生11,000人分のとうもろこしを栽培・収穫するのは 大変ですが、生産者の方々の協力で教室に届けることが できています。 「青梅産とうもろこし」の使用については、学校訪問 や校内放送で伝えています。 学校給食の食材購入費は、保護者が納める給食費でまかなわれています。 給食費の口座引き落としに、支障がないようご協力ください。 クイズの答え ①すいか ②ぶどう ③うなぎ ④あゆ ⑤とうもろこし