INTERCULTURAL UNDERSTANDING

INTERCULTURAL UNDERSTANDING
Language Training & Homestay Program in Australia
for Doshisha Girls'Junior High School
at St. Leo's Catholic College in Sydney, Australia
from July 27 through August 8, 2014
注 時刻表記は各国の時刻によります)
( ：
年度　中2・中3オーストラリア語学研修
2014
7月27日(日)
待ちに待ったオーストラリア語学研修。関西国際空港でたくさんの見送りを受け、元気に出発しました。香
港で飛行機を乗り継ぎ、シドニーのキングスフォード・スミス国際空港へ向かいました。家族とお別れする時
には、少しさみしそうな表情を見せる場面もあった生徒の皆さんですが、緊張した面持ちにこれからの10日
間、日本から見守っていてくれる家族に良い報告ができるように頑張ろうという決意が感じられました。
7月28日(月)
長いフライトを経て、早朝にシドニーに無事に到着しました。オーストラリアへの入国はとてもスムーズで
した。緊張して入国審査を受けたのに何も聞かれなかった、というのがほとんどでした。バスに乗り込み、シ
ドニー観光へいざ出発！ボンダイビーチでは涼しい風と澄んだ海の美しさに、皆さん感動していました。その
後、ハーバーブリッジやオペラハウス、ダーリングハーバー・ショッピングセンター、ミセスマッコーリーズ
チェアなどの名所を巡りました。終日天気も良く、過ごしやすい気候でした。こちらは、日本の冬ほどは寒く
ありませんが、海辺は風があり少し肌寒く感じました。
観光を楽しんだ後、St. Leo's Catholic Collegeにバスで向かいました。到着後、日本語の先生でもあるKate先
生やスタッフの方々が温かく出迎えてくださいました。そしていよいよホストファミリーとの対面です。生徒
の皆さんは、ホストファミリーと対面する前は、とても緊張していましたが、ホストファミリーが温かく迎え
てくださったので、自然と笑顔があふれていました。
7月29日(火)
今日は朝8時にホストファミリーに送ってもらい、皆さん元気に登校しました。授業前に初めてバディ生
徒と対面し、St. Leo's Catholic Collegeの校内を案内してもらいました。RECESSというmorning teaの時
間（20分）や、お昼休憩、午後の授業などは、そのバディと一緒に過ごすことになります。緊張しながらも
日本のお土産を渡したり、自己紹介をしたりと盛り上がっていました。現地生徒の話す英語がとても速く、聞
き取れないこともあるようですが、皆さん会話を頑張っています。 午前中は２つのグループに分けて英語の授業を受けました。英語を担当してくださるＹａｎｉ先生とＤａｖ
ｉｄ先生は、とても朗らかで優しいので、生徒の皆さんもリラックスして授業を受けていました。最初の授業
はオーストラリアの地名を勉強したり、歌を歌ったり、さまざまな英語の挨拶、職業などを学んでいました。
「皆さんとても真面目でしっかり勉強するね」と、先生方が褒めてくださいました。 英語の特別授業の後は
バディ生徒と一緒に昼食休憩を取り、午後からはバディ生徒の授業に参加しました。現地の理科や数学、社会
などの授業を受け、日本と違いを楽しんでいました。現地生徒は皆ｉＰａｄを持っており、授業中にもｉＰａ
ｄで自由に調べたりしている姿を見て、皆さんとても驚いていました。「現地の授業は、英語が速すぎてわか
らないところもあったけれど、とても楽しかった」と言っていました。とても充実した一日を過ごすことがで
き、皆さん笑顔でホスト宅へと帰っていきました。
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7月30日(水)
学校に登校するのも今日で2日目になりました。今朝も皆さん元気に登校し、昨日ホスト宅であったことを楽
しくお話ししてくれました。今日も昨日と同じスケジュールで、英語の特別授業、RECESS、昼食休憩、バデ
ィの授業と、一日があっという間に過ぎていきました。皆さん一生懸命授業を受けていました。少しずつ緊張
もとれてきたようで、授業中の発言も多くなってきました。中学２年生は、turn left, turn right, over,
under, throughなどを、ぬいぐるみを使ったゲームで覚えるという活動をしていて、大盛りあがりでした。
また絵を書いて体の部位を学んだり、ホームステイで使える英語を学んでいました。中学３年生は、英語のカ
ードを使って、何人かのグループに分かれて一人が質問し、他の人が答えを探すという活動をしたり、英語の
典型的な挨拶や会話の表現などを学んでいました。皆さん英語で授業を受けることに少し慣れてきたようで
す。現地の先生からは「1，2年前に英語を勉強し始めてこの英語力はレベルが高い！」とお褒めの言葉をい
ただきました。
7月31日（木）
シドニーに到着して４日目を迎えました。毎日快晴でお天気にも恵まれ、快適です。今日は最高気温が24度
まであがり、湿度もないので、日本の初夏のような気候でした。今日は、シドニー大学を訪問するため、英語
の授業を１つ受けてすぐ学校を出発しました。今日はバディと一緒に過ごす時間が取れないので、皆さん「さ
みしい～！」と言っていました。
シドニー大学は観光バスで学校から45分くらいのところにある、オーストラリア最古の大学です。大変優秀
で人気のある大学で、学生数も6万人と大きく、日本を初め海外からの学生も多く留学にきているそうです。
大学構内は知的な雰囲気であふれていました。シドニー大学のスタッフの方に、大学構内のチャペルや中庭、
博物館などを案内してもらい、大学の歴史、建築、学生数など様々なことを教えていただきました。大学内の
博物館では、皆さん興味を持って見学していました。また、「Graffiti Tunnel」と呼ばれるトンネルがあり、
誰でも自由に落書きしてもいいとあって、皆さん自分の名前や好きな芸能人の名前、かわいい絵などを自由に
書いて楽しみました。シドニー大学には芸術を専攻している学生さんもいるので、芸術的な絵もたくさん描か
れていました。構内を見学した後は、青空のもと芝生やベンチなどで自由に昼食をとりました。昼食後は、学
校に戻り、ホスト宅へと帰っていきました。
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8月1日(金)
生徒の皆さんが学校に登校する姿にも余裕を感じるようになってきました。今日は午前中の英語の特別授業
の後、午後からは、ホストマザーに作ってもらったランチを持ってHornsbyにあるショッピングモールへ行き
ました。学校から徒歩20分ほどで行くことのできる大きなショッピングモールで、デパートやスーパーマー
ケット、フードコートなどたくさんのお店や映画館も入っている複合施設です。Kate先生がショッピングモ
ールについて英語でクイズを作ってくださり、勉強もしながらショッピングを楽しみました。フードコートで
は、日本では見たことのないようなカラフルなお寿司があったり、飲茶やベトナム料理など様々な国のお店が
あったりと、見ているだけでも興味深かったです。また、オーストラリアの雑貨店で、皆さんお揃いの文房具
やお土産を買ったりしていました。日本の文房具とは色合いやデザインも異なっていて、生徒の皆さんはとて
も気にいったようです。皆さん、思い思いに楽しそうに過ごしていました。
8月2日(土)、8月3日(日)
週末は、それぞれのホストファミリーと過ごしました。 8月4日(月) 今日は、午前10時まで英語の特別授業を受けた後、Arden Anglican School（現地の私立小学校）を訪問
し、交流の時間を持ちました。Arden Anglican Schoolは、キリスト教主義の私立の共学の学校で、一学年
50人ほどの小さな学校です。ブッシュダンス（オーストラリアのフォークダンス）を教えてもらって、小学5
年生の生徒さんたちと一緒に踊りました。手をつないだり、腕を組んだりする動作があり、現地生徒も本校生
徒も最初は少し照れた様子でしたが、笑顔あふれる良い時間となりました。お昼に中庭でピザをいただいた
後、一緒にバスケットボールをしたり、鬼ごっこをしたり、写真を撮ったりして、昼休憩を楽しみました。
午後からは、Ardenの生徒や先生方の前で、本校代表の生徒が英語でスピーチをした後、「同志社花の歌」
や「Let It Go」の歌を披露しました。スピーチは、何も見ずにしっかりと伝わる素晴らしいものでした。ま
た合唱も、一生懸命練習した成果が出ていてとても上手でした。皆さんの澄んだ歌声が会場の体育館の中に響
きわたってとてもきれいでした。「Let It Go」は、世界的にヒットした映画「アナと雪の女王」の主題歌
で、現地生徒さんも皆さん知っていて、日本語バージョンを興味深そうに聞いていました。
その後、本校生徒が準備してきた日本の遊びを教える時間でした。8つのグループに分けて「けん玉」、「二
人羽織」、「お手玉」、「書道」、「竹とんぼ」、「コマ」、「折り紙」、「羽根つき」を現地生徒に教えて
一緒に楽しみました。想像以上の盛り上がりでした。現地生徒が意外と「羽根つき」が上手だったのと、「二
人羽織」で大爆笑していた姿がとても印象に残っています。楽しい時間はあっという間に過ぎてしまい、お別
れの時間がやってきました。最後にお互い用意したプレゼントを交換しました。こちらからのプレゼントにと
ても喜んでくれて、うれしかったです。このような現地の小学校と交流する機会があり、とても学ぶことの多
い一日でした。生徒の皆さんからも、「とても楽しかった」、「現地生徒も楽しんでくれてよかった」、「か
っこいい子がいた」など、前向きな言葉をたくさん聞くことができました。
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2015/9/4
REPORT -
語学研修 オーストラリア語学研修（中学）| 同志社女子中学校・高等学校
8月5日(火)
早いもので、学校で過ごすのも今日が最後となりました。バディと会うのも今日が最後になるということ
で、生徒の皆さんは手紙を書いたり、プレゼントを用意したりして、思い思いに感謝の気持ちを伝えていまし
た。英語の特別授業やバディとの昼食、バディとの授業というオーストラリアでの学校生活に皆さん慣れてき
て、こちらから何も指示しなくても、自分たちで判断し、行動できるようになりました。この一週間、英語が
通じなくて苦しいこともあったかもしれませんが、本当によく頑張りました。
今日は放課後、17時半ごろからフェアウェルパーティを開催しました。日本から持ってきたお米を炊いて、
おにぎりを作って、ホストファミリーやバディにふるまいました。いろんな味のおにぎりを作りましたが、ど
れも大人気であっという間に全部なくなりました。お味噌汁も好評で、行列ができるほどでした。その他、バ
ーベキューのソーセージやお肉、サラダなどが用意され、皆さん好きなものを選んで、ホストファミリーやバ
ディと一緒に話しながら食べていました。フェアウェルパーティでは、「同志社花の歌」、「Let It Go」を
披露しました。ホストファミリーやバディ、現地の先生も皆さんの美しい歌声に聞き入っていました。一生懸
命歌う姿に感動させられました。その後、中３の有志がリコーダーを使って、「さくら」、「赤とんぼ」など
の日本の歌を披露してくれました。日本らしい音楽の響きで、素晴らしかったです。
パフォーマンスが終わった後は、いよいよオーストラリア語学研修の修了書の授与です。一人ずつ名前を呼
ばれ、バディやホストファミリー、現地生徒から手渡されました。10日間よく頑張って、このプログラムを
終えました。この修了書を見るたびに、この10日間を思い出すことと思います。最後に、代表生徒2名が感謝
の気持ちを込めてスピーチを行いました。「Australia is my second hometown. Host family is my
second family. Thank you very much.」と声を揃えて言っていたのがとても印象に残っています。スピー
チの後、参加者全員で写真を撮り、フェアウェルパーティはお開きとなりました。皆さんだけでなく、ホスト
ファミリーも涙を浮かべながらの時間となりました。まだお別れは明日なのに、思いが込み上げてきて涙する
姿がみられました。
8月6日(水) いよいよ楽しかったオーストラリア語学研修も今日が最後の日となりました。滞在中、お天気にも恵まれ、
一度も雨が降らず、冬とは思えない穏やかな快晴の毎日でした。今朝、学校まで送ってくれたホストファミリ
ーとお別れをし、観光バスに乗って世界遺産であるブルーマウンテンへと向かいました。到着後、目の前に広
がる絶景に感動を覚えました。トロッコやロープウェイに乗り、3人の顔のように見える有名な岩「three
sisters」や滝など、素晴らしい景色を見ることができました。オーストラリアの雄大な自然にふれることが
できて、語学研修のよい締めくくりとなりました。その後、昼食をとり、シドニー市内へと向かいました。ホ
テルにチェックインした後、行動範囲を指定して、自由行動の時間をとりました。スーパーマーケットやお土
産物店で、買い物をする姿が多くみられました。自由行動の後、皆で円卓を囲んで、一緒に中華料理を食べま
した。
この研修中、生徒の皆さんは、様々なことを体験し、感じ、学んできました。「英語」という言語だけでは
なく、日本とは違う国に住む人々の暮らしや考え方、文化にも触れることができ、有意義な研修となりまし
た。この10日間を振り返ると、楽しいことばかりではなかったかもしれません。思うように言葉や気持ちが
通じなくて、悩んだこと、苦しかったことの方が多い人もいるでしょう。しかし、この経験は、人生の中で大
きな糧になることと確信します。研修を通して、ホストファミリーやバディ、先生方、同輩、後輩、先輩など
様々な人との出会いがありました。人との出会いは人生を豊かにしてくれます。この研修で出会った人との縁
を大切にし、今後も過ごしていけると素晴らしいと思います。
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2015/9/4
REPORT -
語学研修 オーストラリア語学研修（中学）| 同志社女子中学校・高等学校
8月8日(木)
シドニーのキングスフォード・スミス空港を出発し、香港で飛行機を乗り継ぎ、無事に関西国際空港に到
着しました。
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