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近藤さんの体験記(PDF) - 中日本ハイウェイ・エンジニアリング名古屋

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近藤さんの体験記(PDF) - 中日本ハイウェイ・エンジニアリング名古屋
インターンシップ体験記
名城大学 理工学部 建設システム工学科 近藤剛
1日目
まず開校式があった。違った学校の人しかいないので緊張はした。中日本エンジ名古屋
の会社概念やセキュリティの説明があった。ここでは3つのことを学んだ。
① 会社の中でも技術職の方が多くいることから、多様面から仕事を一括に行いスムーズ
に仕事が進み情報の一致ができる。
② 経営理念である。技術の発達が進む世の中、その傾向に合ったものを造り、結果を出
さなければならない。その中でも安全第一は土木業界では一番重要視されている。そ
ういった理念を持つことで社員の方はもちろん、お客様に安心・安全に生活できる街
づくりができるのだと感じた。
③ セキュリティである。会社の信頼にもかかわる問題であり、私も社員ではないが社員
と同じ環境で行動しなければならないと改めて感じた。
次に道路管制センター(右図)に見学に行った。ここでは東海3県と隣接する県の一部
を監視しているいわば高速道路の中心である。道路状況や事故といった身近に起きる問題
を迅速に対処・対応しなければならない。そのため休みもなく、仕事している人も黙々と
判断して指示を出していた。こういったことができるには2つのことが挙げられる。
1つ目は警察との連携である。事故が発生したとき
まず警察に連絡がいく。そこから道路会社に連絡し
ていたら時間がかかってしまうことから、管理セン
ターに常時警察の人がいることで対応が交わされ
て万全の体制が整い実行できると感じました
2つ目は情報とプログラムの膨大さです。天候や自
然災害、渋滞のデータを様々な方面から集計し、そ
こから分単位のデータで再度集計し映像化し監視
モニターへと送られる。最近の技術によって処理設備が縮小され
コンパクトになり地震にも対応し、関東の管制センターに不具合
が出れば一宮の管制センターで対応でき2重に処理設備が設置
され高速道路を安全に守られていた。こういったことから渋滞予
測や情報板の優先されるものを掲示できるのだと感じた。
高速道路は耳の不自由な人も利用することから電話機にはバリ
アフリーが用いられていてお客様の目線から設計されているこ
とも感じた。
2日目
今回はニュー・ブリッジと E-MAC に見学へ行った。
1.
ニュー・ブリッジ
ここでは土木系の研修のための施設であった。
「古いものから学ぶ」というコンセプトもあり、多
くの建造物が設置され技術の進化を見ることもで
き、そして点検・検査という重要な仕事の体験もで
きた。打音検査・疲労亀裂探査など現場でしかでき
ないような体験ができ勉強にもなり、現場で働くに
は経験がスキルアップになると思った。
2.
E-MAC
ここでは施設系を中心に造られた研修センター
であり、自分自身が車を運転していると必ず見る設
備を身近に見学できた。土木だけでは高速道路はで
きないと感じた。印象に残ったのは、火災時の消火
体験ができたことです。いつ火災が起こっても不思
議ではないほど車や住宅がある中、わたしがその立
場にいた時の対策としては災害がこれ以上悪化し
ないことが重要だと思い良かった点でもあった。
3日目
今回は道路点検部でお世話になりました。私が一
番気になっていたところであった。道路点検は地味
な仕事ではあるが、結果として何十年という長期に
わたっての維持管理で壊さずに済み、お客様に自信
を持ってご利用できるようなる。私たちは点検の注
意点や書類の書き方を学んだ。これは社会人になら
ないと体験できないことだったので、とてもいい経
験になった。課長さんの話を聞いていると、この部
署の雰囲気はとてもよくて点検という場にはコミ
ュニケーションが多くありそれが大事なものとなり作り出しているのだと感じました。現
在点検する回数が増えたということでさらなる技術の向上や知識を学ばなければならない
と感じた。
4日目
今回は新東名高速道路の豊田・豊川工事の現場見学を行った。建設現場ということで砂
利道もあったが道路橋・トンネルといった大部分は完成されていた。建造物は最新の技術
があり、点検の効率をあげる工夫や土地にあった環境整備などがあり土木の人は様々な方
面から対処や行動しなければならないと感じた。現場の人からこういったことを学んだ。
① 現場にあった石は山によって全く違い、それによって地盤の強さがわかり建造物が変わ
ることもあることを知った。
② 高速道路にある設置物や人工的に生やした草などはすべて決まっていて教科書通り造
らなければならない。
③ 近隣にあるトンネルを比べたら大きさが変化していた。原因が財政によって会社の方針
が変わったことによるものだと聞いたとき驚いた。
④ 盛土をどれだけ正確に積み上げるかが今後の道路の利用年数に影響する。
5日目
最終日ということでグループワークと報告会を行った
1. グループワーク
人間個々の考えによって見方も変わり意見交換ができたのでよかった。
2. 報告会
5日間のインターンシップの体験を報告しました。人前で発表ということで緊張しまし
たが、自分の言いたいことが言えたのでよかったし、社員の方のご意見を頂けたのでよ
かった。
3. 若手社員との意見交換会(右図)
先輩方の入社してからの日常や仕事のやりがいなど、若い方
にしかわからないことが聞けて良かった。入社理由では「実
家から出たかった」、「転勤しても中部圏内に入れる」といっ
た実際の経験からいえることであるのでよかった。
○まとめ
このインターンシップでは、土木という分野がどういった位置づけであるのかを自分自
身の身で感じることができました。
① 点検、品質管理といった長期にわたる仕事で地味ではあるが、これが積み重ねることに
より大きなもとにもなり地図に残せ、自分としては建造物を守るという大きな仕事につ
ながる
② 社会に入ると必ず人とのかかわりが重要になる。技術系のどんな仕事においてもコミュ
ニケーションは一番重要視される。人とのつながりを作ることで情報交換や技術の発展
にもつながる。
③ 仕事は楽しくやるのが一番である。仕事中は真剣であるが、それ以外では笑顔で接する
ような仕事場ができている中日本エンジ名古屋はとてもよかった。
④ ここで経験・学んだことを大学生活にいかしていき、インターンシップでより一層の興
味を持つことができたことから、今後の進路につなげていけたらと考えています。
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