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理学療法士ニュース第164号(PDFダウンロード)
(1) 第164号 2 0 1 5 年5月1 5日発行 発 行:公益社団法人 秋田県理学療法士会 会 長:高橋 仁美 編 集:上村佐知子 印刷:㈲暁印刷 事務局:〒010-0921 秋田市大町1丁目2-40 TEL・FAX 018-867-1804 E-mail akitapt-home@ptakita. org ホームページ http : //www. ptakita. org 「地域包括ケアシステム」における理学療法士への期待 地域包括ケアシステム推進委員会 委員長 願法 廣典 「地域包括ケアシステム」とは、高齢者が要介護状態になっても住み慣れた自宅や地域で自分らしい暮 らしを人生の最後まで続けられるように、「住まい、医療、介護、介護予防、生活支援」のサービスを日 常生活の場で一体的に受けられる体制のことである。団塊の世代が全て75歳以上となる2025年を目指して の構築が求められているため、「医療・介護連携」、「多職種連携」、「自助・互助・共助・公助」等、地域 社会にある全ての力を結集して実現しようとするものである。 高齢者の尊厳の保持と自立した生活の支援を基本理念にスタートした介護保険制度は、制度を財政面で 下支えする40~64歳の人口減と後期高齢者人口増がすぐそこまで来ているなか、地域の実情を把握して いる保険者である市町村や都道府県が地域の自主性や主体性に基づき、地域特性に応じて作り上げるとさ れている。 地域包括ケアシステム構築において、我々理学療法士に期待されていることは「介護予防」と「地域ケ ア会議」への参画である。 地域包括ケアシステムにおける介護予防は、介護予防教室で高齢者に直接的なアプローチから、教室で 高まった心身機能を維持してゆける住民運営の通いの場や社会参加の場の創出など、地域へのアプローチ も行うとされている。また、高齢者への直接的なアプローチから通いの場を運営する世話役の方やNPO などへ、身体障害や関節痛などがあっても参加できる運動法や認知症の方への対応法などを指導すること なども理学慮法士に期待される。 次に期待されることは、地域ケア会議への参加である。地域包括支援センターが開催する地域ケア会議 は、医療・介護の専門職などで構成するとされ、平成27年度より設置が義務化されている。病院や介護施 ◇ も く じ ◇ ◇「地域包括ケアシステム」における 理学療法士への期待 ……………………… 1 ◇地域包括ケア推進リーダーステップアップ 講座に参加して …………………………… 2 ◇第20回秋田県理学療法士学会 学会長賞 受賞者が決定しました …………………… 3 ◇春開講の秋田リハビリテーション学院を 訪問しました ……………………………… ◇2015年度新人教育プログラム 年間予定のお知らせ ……………………… ◇部長だより ………………………………… ◇会長のうごき ……………………………… ◇マイブーム ………………………………… ◇ニュース編集班より ……………………… AKITA PHYSICAL THERAPY ASSOCIATION NEWS 5 7 8 10 11 12 (2) 設に勤務する理学療法士は、関係する職種として参加が可能である。理学療法士が参加することにより、 評価から予後予測、そして、残存能力を最大限に引き出す方法等について検討しやすくなり、個々人の介 護予防ケアマネジメント力の向上につながると期待されている。 地域ケア会議は、個別ケース検討を通して地域支援ネットワークが出来ること、高齢者の自立支援に資 するケアマネジメントの支援が図られること、個別ケースの課題分析から明らかになった地域課題の解決 に道筋が出来ることなど、地域包括ケアシステムを成熟させる重要な会議に位置づけられている。 さらに、平成26年度診療報酬改正において新設された「ADL 維持向上等体制加算」と「地域包括ケア 病棟入院料」の新設は、地域包括ケアシステムス構築の心柱ともいえる医療・介護連携が形になったと考 える。病棟配置されたリハビリテーション専門職には、リハビリテーションの必要な患者の開拓という重 要な一面もあるとの報告もあり、病棟にいるから解る、病棟にいるから出来るなど、リハ専門職の可能性 が限りなく潜在しているものと思われる。 地域包括ケアシステムの構築は、地域づくりであるといわれる。高齢者が安心して暮らせる地域づくり のために、秋田県理学療法士会の全会員が介護予防推進リーダー、地域包括ケア推進リーダーとなり、地 域包括ケア推進に積極的に参画することが強く期待される。 地域包括ケア推進リーダーステップアップ講座に参加して 秋田県立脳血管研究センター 木元 裕介 3月28日に開催された地域包括ケア推進リーダーステップアップ講座に参加して、まず驚いたことは、 参加する市民の多さでした。私の左隣、前後が一般市民の方でした。願法先生による「いきいき体操」や 現場で活躍している理学療法士による「運動機能測定」の人気の高さは当然のことながら、一般市民の介 護予防に対する意識の高さを感じました。 さて、国立長寿医療研究センター牧迫飛雄馬先生の講演は、大変にわかりやすく、興味深いものでした。 「虚弱」状態、という不可逆的な印象のある表現から、「Frailty:フレイル」という用語に代わったこと。 フレイルは、身体的問題、認知的問題、社会的問題によって構成され、いずれかに問題があると健常から フレイルの状態になり、要介護、死亡のリスクが高まった状態となること。フレイルは我々の介入により 健常状態に回復する可能性があること、などを学びました。特に、外出の頻度の低下、社会的役割の減少、 一日の会話数の低下などの社会的問題がフレイルを引き起こす、ということが印象的でした。日常から、 対象者の身体的概念だけでフレイルを捉えることなく、社会参加を含めた、より広い概念で捉えなければ いけないなと感じました。 また、認知症高齢者の増加は日本における大きな社会問題となっています。有酸素運動に知的課題を組 み込んだ体操により、認知症予防が期待されることを、研究データと実技から学術的かつ実際的な興味を 持って学ぶことができました。 秋田県理学療法士会ニュース №164 (2015. 5. 15) (3) 第20回秋田県理学療法士学会 学会長賞 受賞者が決定しました! ~ 第1回目の学会長賞は皆方伸先生に決定!~ その栄えある第1回目の学会長賞は4月6日の学会準備委員会にて話し合われ、厳密な審査の結果、 「健常者における非利き手での運動スキル学習に伴う脳領域間 functional connectivity の変化について」を 発表された皆方伸先生(秋田県脳血管研究センター)に決定いたしました! 受賞者の 皆方 伸 氏 のコメント この度は、学会長賞に選んでいただき、誠にありがとうございます。この研究は、多くの方々 の協力のもとに進めることができたものです。自分としては、それが評価されたことが大変嬉し いです。今後も脳研センター全体で研究を進め、日々の診療場面で役立てられるような有益な情 報を発信できるよう努力していきたいと思います。 第20回秋田県理学療法士学会 学会長 山内 康子 氏 のコメント 会員の学会への参加率向上と記念学会という事も有り、今回初めて学会賞を設置致しました。 皆方先生の演題は、情緒領域にもPTが関与することを示唆し、PTの可能性が広がった内容で した。また、先生のプレゼンテーション能力も高く学会賞にふさわしい出来栄えでした。他の先 生方の演題も甲乙つけがたい内容で、多数ご応募頂きありがとうございました。 秋田県理学療法士学会も去る2015年3月7日㈯に、記念すべき20回大会を迎えることができまし た。これも諸先輩方が脈々と秋田県理学療法士会の礎を築き続けてくださった証と思います。そして、 学会長賞の設置にあたっては学会長の山内康子先生を初め、事務局の皆様には大変ご苦労をおかけし ましたが、皆様のご協力の元、無事に設置することができました。 学会長賞の表彰は2015年度の総会時に実施する予定となっておりますので記念すべき第1回目の表 彰式に皆様ふるってご参加いただければ幸いです。 学会準備委員長 成 田 AKITA PHYSICAL THERAPY ASSOCIATION NEWS 研 (4) ◎ 秋田県理学療法士学会の開催変遷 これまで様々なテーマの元、学会が実施されました。学会長並びに学会事務局へご協力いただきました 先生方、本当にありがとうございました。 これから学会長をお引き受けくださる先生方はぜひご参考になさってください! 年 度 回 テ ー マ 学 会 長 1995年 第1回 なし 確 認 中 1996年 第2回 〃 中野 博明 氏 1997年 第3回 〃 確 認 中 1998年 第4回 介護保険と理学療法士の役割 伊藤 清明 氏 1999年 第5回 小児療育における理学療法 佐藤 フヨ 氏 1999年 第6回 秋田県における腰痛に対する理学療法の現状 佐藤 峰善 氏 2000年 第7回 理学療法のアイデンティティー 願法 廣典 氏 2001 年 第8回 健康増進と理学療法 和田 竜平 氏 2002年 第9回 2003年 第10回 2004年 - 2005年 第11回 2006年 第12回 脳卒中理学療法の今後の展開 高見 彰淑 氏 2007年 第13回 住環境とリハビリテーション 三船 衛 氏 2008年 第14回 理学療法臨床教育の展望 進藤 伸一 氏 2009年 第15回 地域連携-切れ目のない理学療法の提供のために- 大場みゆき 氏 2010年 第16回 心疾患リハビリテーションの今後 倉田 昌一 氏 2011年 第17回 理学療法士の研修を考える 斎藤 功 氏 2012年 第18回 コミュニケーションスキル 須藤恵理子 氏 2013年 第19回 専門基礎知識の面白さを再認識しよう 佐竹 將宏 氏 2014年 第20回 地域に根ざしたリハビリテーションの実現を目指して -理学療法士の課題と展望- 物理療法のエビデンスを再考する -その効果の検証と展望はいかに- 佐々木雅人 氏 第22回 東北理学療法士学会開催のため未開催 介護予防とその展望 -高齢者に対応したアプローチの必要性- 地域包括ケアシステムについて -10年後を見据えて、これから準備できることは何か- 秋田県理学療法士会ニュース №164 工藤 俊輔 氏 (2015. 5. 15) - 小松しのぶ 氏 山内 康子 氏 (5) 春開校の秋田リハビリテーション学院を訪問しました! 去る4月16日、秋田市茨島にある学校法人コア学園秋田リハビリテーション学院を訪問しました。秋田 県内に初めての理学療法士養成専門学校が開講したのは、つい先日のことです。 まず、茨島交差点の隣という便利な立地条件にもかかわらず、その閑静な佇まいに驚きました。校舎は、 美しい緑のラインが入った建物です(写真1)。まるで、某リハビリテーション機器メーカーの「○○ト」 社製品のようで親近感が持てます。 校舎の中に入ると、太陽がさんさんと降り注ぐ学生ラウンジがお出迎えしてくれます(写真2)。また、 最新機器を備えた理学療法室(写真3)や、真新しい香りのする実習室群は圧巻です。 副学院長兼学科長の籾山日出樹先生にお話を伺いました。籾山先生は、開設準備室から準備をされてき ました。これまでの苦労がようやく実っての開校ですので、この4月から学生が学内にいるのを見ると、 自然と目頭が熱くなったり、頬が緩んだりするのだとか…(本当にご苦労様でした)。 入学生の定員は 40人で、すべて県内出身者で、受験者は 87名(延べ人数)と約 2. 2倍だったそうです。 授業はペーパーレスでモバイル端末を持つことが必須なのだとか。授業も I T 化ですね。 写真1.緑のラインが美しい校舎外観 写真2.太陽が降り注ぐ学生ラウンジ AKITA PHYSICAL THERAPY ASSOCIATION NEWS (6) 写真3.最新機器を備えた理学療法室 写真4.学生の皆さん(一番右が佐藤伸治さん) 前期と後期の中間にミッドセメスターブレイクなる1週間の自己学習期間が設けられていて、知識技術 の定着を目的にカリキュラムが組まれているようです。また、臨床実習指導者の電子図書館の利用など、 多くの県士会員にも活用してもらえるよう準備をしているとのことです。 学生さんにインタビューさせていただきました(写真4)。 「お名前と出身地を教えてください。」⇒「大仙市出身の佐藤伸治です」。 「どうやって P T を知ったのですか?」⇒「高校時代に部活動でケガをしたときに P T を知りました」 「どんな P T になりたいですか?」⇒「もちろん担当していただいた P T の先生のようになりたいと思 います」(泣かせますね~、彼を担当した先生、見ていますか?) 「佐藤さん、ありがとうございました。頑張ってください。これからも応援します!」 少子高齢化の激しい秋田県ですが、秋田県のよい高校生たちが、我々と同じ道を目指してくれることは 実に誇らしいことだと思います。籾山先生曰く、 「県内 P T の仕事ぶりが評価されているということ」、な のだそうです。近い将来、秋田県ブランドの P T が増えたときに、後輩たちに恥じない P T でありたいと 強く思う取材班でした。 籾山先生、佐藤さん本当にありがとうございました。 秋田県理学療法士会ニュース №164 (2015. 5. 15) (7) 2015年度新人教育プログラム年間予定のお知らせ 2015年度の予定は上記の通りです。北部ブロックは第2回・第3回ともに DVD 講義の形式で行います。 中央・南部はテーマを入れ替え講師招聘のもと開催します。詳細については、開催の1ヶ月前を目安に案 内を送付致します。 また、今年度より e-ラーニングが1~3年目の会員の方も受けられるようになります。 詳細は上記の通りです。e-ラーニングの申込は理学療法士協会 H P 内のマイページから行って下さい。 1~3年目会員用の e-ラーニングでは A「必須初期研修」が受けられません。また、1~3年目の会員 と4年目以降の会員では申込開始時期が異なります。併せてご注意ください。 新プロ全般に関するお問い合わせ先:新人教育プログラム統括班 山崎 貞一郎 社会医療法人明和会 中通総合病院 理学療法室 TEL 018-833-1122(内線 2421・2423) e-mail nakasou-pt@meiwakai. or. jp AKITA PHYSICAL THERAPY ASSOCIATION NEWS (8) ●学会準備委員会 委員会担当 第20回 秋田県理学療法士学会 学会長賞は皆方伸 先生(秋田県脳血管研究センター)に決定いたしま ●地域包括ケアシステム推進委員会 畠山和利(秋田大学医学部付属病院)実行委員長 した。詳細につきましては本ニュース記事をご参照 ください。 の元、平成27年3月28日㈯にビューホテル 飛翔 第21回 秋田県理学療法士学会(今年度学会)の の間で開催しました「市民公開講座」には187名(会 学会長は佐藤峰吉氏(秋田大学医学部附属病院)、 員118名、一般63名、関連職種6名)が参加されま 学会準備委員長は畠山和利(同病院)に決定しまし した。11月16日 ㈰ に開催しました「地域包括ケア た。20回大会に引き続き会員の皆様のご協力をお願 推進リーダー導入研修会」には71名の方が参加され い申し上げます。 ました。会員も一般の方も、予想を超えて多くの参 加をいただき、盛会裏に終えることができました。 ●表彰者選考委員会 身体計測にも多数の参加をいただき、高齢者の健康 昭和大学医学・医療振興財団から照会ありました への関心のたかさが感じられました。畠山実行委員 『昭和大学医学・医療振興財団の第2回「昭和上條 長のもと、短時間で手際よく準備し、テレビやラジ 医療賞」候補者の推薦』について検討しました。 オ等のマスコミへのタイミング良い広報活動や、 会場の地理的条件なども効果したと思われました。 ③日本理学療法士協会会員証をお持ちの方 北部ブロック活動部 は、当日必ずご持参下さい。 ④新人教育プログラム修了者は内部障害系 専門理学療法士および認定理学療法士 1.北部ブロック活動部研修会開催のご案内 日 時:平成27年7月25日㈯ 午前9時30分~午後 (呼吸)のポイント取得、未修了者は「C- 3 内部障害の理学療法」の単位取得の対 5時00分(受付は午前9時~) 会 場:十和田市民センター 2階 研修室(鹿角市 象になります。 十和田毛馬内字城ノ下 7-5) 上記1のお申込・お問合せ先: 講 師:市立秋田総合病院 リハビリテーション科 技師長 大湯リハビリ温泉病院 専門および認定理学療法士 高橋仁美氏 リハビリ室 大田健太郎 テーマ:「呼吸不全の病態と呼吸理学療法」 TEL 0186-37-3511 受講料:本会会員 1, 500円 会員以外 3, 000円 FAX 0186-37-3483 日本理学療法士協会非会員 10, 000円 E-mail [email protected] 定 員:50人(先着順) 備 考:①日本理学療法士協会より一部助成を受け て、理学療法士講習会(基本編 理論) として開催いたします。 ②7月18日までにメールまたは FAX で事 2.第2回新人教育プログラム研修会(北部ブロッ ク)開催のご案内 期 日:平成27年8月1日㈯ 会 場:北秋田市民病院 中会議室 (北秋田市下杉上清水沢 16-29) 前の参加申込をお願いします。事前申込 の無い場合は、ご来場しても受講できな 内 容:12:50~ 受付 い場合もございます。 秋田県理学療法士会ニュース №164 13:20~14:20 <理学療法の基礎 B-4> (2015. 5. 15) (9) すが、専門・認定理学療法士を受験また 「症例報告・発表の仕方」 は更新するための参加ポイントは付与さ 14:30~15:30 <理学療法の専門性 D-2> れません。 「生涯学習と理学療法の専門領域」 15:40~16:40 <理学療法の臨床 C-5> ④日本理学療法士協会ホームページのマイ ページより、新人教育プログラムの各テ 「地域リハビリテーション」 キストをダウンロードできます。 16:50~17:50 <必須初期研修 A-3> 「リスクマネジメント」 上記2のお申込み・お問合せ先: 受講料:1講義 300円 介護老人保健施設 山盛苑 備 考:①7月24日までに、メールまたは FAX で リハビリテーション係 鈴木克昌 事前の参加申込をお願いします。 ②全テーマ、DVD での講義になります。 TEL 018-838-3700 ③日本理学療法士協会会員証をお持ちの方 FAX 018-838-3330 は、当日必ずご持参下さい。 E-mail [email protected] ③新人教育プログラム修了者も受講できま すが、専門・認定理学療法士を受験また 中央ブロック活動部 は更新するためのポイントには認定され ません。 ●新プロ班 第1回新人教育プログラム研修会開催について お問合せ先:山崎 貞一郎 期 日:平成27年5月16日㈯ 社会医療法人明和会 中通総合病院 会 場:秋田大学保健学科 第1講義室 理学療法室 内 容:12:50~ 受付 〒010-0012 秋田市南通みその町3-15 13:20~13:30 オリエンテーション TEL 018-833-1122(内線2421・2423) 13:30~14:30 <必須研修 A-2> e-mail [email protected] 「協会組織と生涯学習システム」 高橋 仁美 氏(市立秋田総合病院) 14:40~15:40 <必須研修 A-1> 「理学療法と倫理」 菅原 慶勇 氏(市立秋田総合病院) 15:50~16:50 <必須研修 A-5> 「理学療法における関連法規」 須藤 恵理子 氏(秋田県立リハビリ テーション・精神医療センター) 17:00~18:00<理学療法の基礎 B-1> 「一次救命処置と基本処置」 堀井 郁夫 氏 ●研修班 2015 年度中央ブロック研修会 1.日 時:平成27年6月20日㈯ 14:00~17:00 2.テーマ:「画像診断と高次脳機能障害~半側空間 無視に着目して」 3.講 師:畿央大学大学院健康科学研究科 教授 森岡 周 氏 4.会 場:秋田大学医学部保健学科 総6講 5.対 象:秋田県理学療法士会会員、 医療従事者、他 6.参加費:3, 000円(非会員 5, 000円) 受講料:1講義 300円 備 考:①事前の申し込みは不要です。 現在、注目を集めているニューロリハビリテーション ②公益社団法人日本理学療法士協会会員証 の中でも、特に高次脳機能障害について、最近の研 をお持ちの方は、受付にて使用しますの 究などを踏まえてわかりやすく解説頂きます。講師 で、必ず持参して下さい。 はニューロリハビリテーションの第一人者である森 ③新人教育プログラム修了者も受講できま 岡周氏です。会員外であっても興味のある方がいら AKITA PHYSICAL THERAPY ASSOCIATION NEWS (10) したら、是非お声がけください。なお会員は、参加の 〒010-8543 秋田県秋田市広面字蓮沼44番地の2 際に会員証をご持参ください。準備の都合上、メー TEL 018-884-6372 ルで6月5日㈮まで参加の申し込みをお願いします。 FAX 018-884-6354 E-mail [email protected] 申し込み,お問合せ先 秋田大学医学部附属病院リハビリテーション部 渡邉 基起 会長のうごき 3月 3月1日㈰ 4月 第4回秋田県がんリハ研修会で講 4月6日㈪ 義 3月6日㈮ 3月7日㈯ 式出席・祝辞 秋田市医師会立秋田看護学校卒業 4月11日㈯ 2015呼吸ケアセミナーで講義 を祝う会に出席 4月12日㈰ リハビリテーション専門職協議会 秋田県理学療法士学会に出席・挨 拶 3月9日㈰ 4月13日㈪ 問い合わせ 4月17日㈮~19日㈰ 日本理学療法士協会教育制度委員 第55回日本呼吸器学会学術集会及 会第4回会議に出席 び第12回呼吸ケアカンファレンス 秋田県高齢者対策協議会高齢者介 出席・講演 護部会出席 3月21日㈯ 委託事業(平成27年度介護人材確 保対策事業)の件で長寿社会課に 秋田呼吸リハビリテーショ ン懇話会で講義 3月18日㈬ 主催 合同士会長会議出席 本道医学振興会評議員会に出席 3月14日㈯, 15日㈰ 3月16日㈪ 平成27年度学校法人コア学園入学 4月20日㈪ 第7回呼吸ケア嚥下ケア学会で講 演 平成26年度 秋田大学卒業式出席 3月25日㈬ 2015呼吸ケアセミナーの打ち合せ 3月27日㈮, 28日㈯ ァーマの担当課長と懇談 4月22日㈬ 3月22日㈰ 在宅医療ICT推進に関して帝人フ 第7回秋田県理学療法士会三役会 議・理事会開催 4月27日㈪ 第90回日本結核病学会総 会出席・発表 秋田県理学療法士会ニュース №164 秋田県社会福祉協議会来院、秋田 県福祉保健人材センターと介護人 材確保対策事業について懇談 (2015. 5. 15) (11) マイブーム 秋田大学大学院 医学系研究科 保健学専攻 理学療法学講座 上村 佐知子 秋田大学の上村です。県士会の皆様には、本学 秋田大学の卒業祝賀会での和装 の学生の指導など日頃より大変お世話になってお ります。この場を借りて、厚く御礼申し上げます。 略できる物を買う、作る(つけ帯など)。②につ さて、県士会員も長い私ですが、「マイブーム」 いては、きつく締めない着付けと袂や裾が邪魔に は初めてです。今回、うれしはずかしの原稿です ならない工夫(割烹着とモンペ)が必要です。③ が、皆様どうぞよろしくお願いいたします。決し については、化学繊維や綿の洗える素材の着物が てニュース編集班の権力を行使したわけではあり 好適です。 ませんので誤解のないようお願いいたします。 さて、こうした地道な研究により、私の週末で 私のマイブームは、和装と和裁です。私は「サ は着物が欠かせないものとなりました。数分で着 ザエさん」のお母さんである「フネ」さんに憧れ 用し、車を運転し、スーパーに買い物にも行きま ています。幸い、嫁ぎ先が寺であるため、家族は す(このときは仰々しくないようにかなり気を遣 和装に違和感を持たないようです。とはいえ、普 います)。割烹着とモンペは、今やマストアイテ 段着として着物を着ている人は今やはほとんど見 ムです。これさえあれば、風呂洗いもへっちゃら かけません。着物は、①着付けに時間がかかる、 ですし、息子が小さいときには、キャッチボール ②動きにくい、③気軽に洗えない、④保管場所が の相手もしました(息子の友達は、戦時中の人み 要る、という理由で機能的ではないためだと思い たいだと笑いますが…)。 ます。しかし、こんな時代であるからこそ、着物 趣味が高じて、10年ぐらい前から(ミシンでで が着たい、という衝動に駆られ、長年研究を重ね はありますが)、着物やつけ帯、作務衣などを製 てまいりました。 作するようになりました。夫の仕事着である着物 着物を普段着にするということは、①速く着る はかなり作りました。夏物の単衣は化学繊維です ことができる、②動きやすい、③洗濯ができる、 ので、洗濯ネットに入れて丸洗いしますが、冬物 という条件をクリアしなくてはなりません。①に の袷(布が2枚重ねになっている絹物)は、壊し ついては、何度も着て慣れる、襦袢や帯結びを省 て洗って、また仕立てています。反物から仕立て るときは、生地についている糊を落とす 「湯のし」という工程が必要なのですが、 浴槽の中で反物をざぶざぶ洗っている私 を見て、さすがに家族も「物好き」だと 呆れております。こんな私の趣味にご賛 同くださる方がいらしたら、ぜひお知ら せください。お友達になりたいです。 さて、次のマイブームは、文学的で多 趣味、当講座の顔でもある工藤俊輔先生 です。工藤先生、よろしくお願いいたし ます。 お掃除も運転もへっちゃら AKITA PHYSICAL THERAPY ASSOCIATION NEWS (12) ニュース編集班より 次回ニュースの原稿締め切りは6月 22 日 (月) です。載せたいニュース、写真などありましたら、 ニュース編集班までお寄せください。次号から編集班班長が加賀屋勇気氏に交替しますので、送付先 には、ご注意ください。 「マイブーム」を依頼された、秋田大学大学院医学系研究科保健学専攻理学療法学講座の工藤俊輔 先生も、この期日までに原稿と最高のスマイルを送付してくださるようお願いいたします。(1,000~ 1,500字程度) 送 付 先: [email protected] 問い合わせ先:秋田県立脳血管研究センター 機能訓練部 加賀屋勇気 TEL 018-833-0115 FAX 018-833-2104 E-mail: [email protected] ็ಿ͈ඊͤ࡞ ₽₽₽₽₽₽₽₽₽₽₽₽₽₽₽₽₽₽₽ ₽₽₽₽₽₽₽₽₽₽₽₽₽₽₽₽₽₽₽ ɖɖɖɖɖɖɖɖɖɖɖɖɖɖɖɖɖɖɖɖɖɖɖɖɖɖɖɖɖ ɖɖɖɖɖɖɖɖɖɖɖɖɖɖɖɖɖɖɖɖɖɖɖɖɖɖɖɖɖ 秋田県理学療法士会ニュース №164 (2015. 5. 15) (13) AKITA PHYSICAL THERAPY ASSOCIATION NEWS (4) 平成27年度 第●回拡大理事会議事録要約 1.開催場所 秋田大学医学部保健学科 1.開催日時 平成26年12月10日㈬ 18:00~20:50 1.出 席 者 本人出席 12名(髙橋(仁)、菅原(慶)、小松、畠山、渡部、鈴木、田安、草 別、 須藤、若狭、籾山、大場) 監 事 2名(伊藤(清)、倉田) 班 長 10名(伊藤(雄)、越後谷、木元、佐竹、ジョーンズ、高橋(貞)、 花田、皆方、山崎、渡邉) 委 員 長 4名(願法、成田、小田嶋、渡部) 相 談 役 2名(工藤、菅原(巳)) 選挙管理委員長 金野 3.介護認定審査会委員の推薦の件について(提 【審議事項】 1.平成27年度事業計画案について(提案理事: 案理事:菅原) 菅原理事より、説明がなされた。秋田市介護 菅原理事) 各出席者より、資料に沿って昨年度とほぼ同 様の内容であることが説明され、審議された。 認定審査会委員として推薦されたのは以下のと おりである。 その中で小児支援班の事業計画について、菅原 山平 斉氏(秋田赤十字病院) 理事より、小児理学療法ネットワークの構築及 大場みゆき氏(中通総合病院) び連携の強化と小児理学療法PR用ポスターの 佐藤 峰善氏(秋田大学医学部附属病院) 作成の違いについて説明が求められ、木元班長 山浅 勉氏(秋田厚生医療センター) より、前者は専門職種に対して、後者は他職種 山内 康子氏(中通リハビリテーション病院) や一般の方を対象にしたものであると説明がな された。また、地域包括ケアシステム推進委員 会の事業計画について菅原理事より、公開事業 4.公益法人等が新たに委託事業を実施する場合 の法手続きについて(提案理事:菅原) 班の事業と介護予防における公開事業は別事業 菅原理事より、資料に沿って県医務薬事課と なのかとの質問があり、願法委員長より、別事 の協議の結果が説明された。その後審議がなさ 業として開催していく旨が述べられた。審議の れ、当会が公益社団法人に認定される際に作成 結果、平成27年度事業計画案は全会一致で承認 した「公1」の事業内容に新たな委託事業の内 された。 容が合致しているとのことから、変更申請はし ないとのことで承認された。 2.平成27年度予算案について(提案理事:須藤) 須藤理事より会議費を計上している班と計上 していない班があることが指摘され、現状の予 5.県の助成事業(新たな財政支援事業かかる平 成26年度事業)について(大場、畠山) 算と事業内容を照らし合わせると、計上しない 大場理事ならびに願法地域包括ケアシステム 方向で統一されないかとの意見が出された。平 推進委員長より、平成26年度県の助成事業につ 成27年度予算案は、県からの委託事業が決定さ いて資料に沿って説明がされた。審議の結果、 れた場合、変更することがありうることを条件 本件は承認され、次回理事会まで詳細を検討し として、全会一致で承認された。 報告することとした。 秋田県理学療法士会ニュース №164 (2015. 5. 15)