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テーマ:みなとと観光 −クルーズを通じた経済活性化にむけて−

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テーマ:みなとと観光 −クルーズを通じた経済活性化にむけて−
資料 1
テーマ:みなとと観光 −クルーズを通じた経済活性化にむけて−
1.国際観光
(千人)
<日本人及び外国人旅行者の推移>
17,819
18,000
旅行者数・旅行収支ともに完全なる
「出超」
16,695
日本人海外旅行者
16,216
15,000
訪日外国人旅行者
13,579
11,791
12,000
外航クルーズ客船誘致による収支改善
10,634
9,000
8,427
<サービス収支項目別推移>
その他サービス収支
兆
6,000
輸送収支
旅行収支
▲6
4,232 3,533
3,837
3,000
▲4
2,853
268
353
0
S39
▲2
0
91
92
93
94
95
96
97
98
99
00
出典 : 日本銀行「
国際収支統計」
01
4,757
5,516
39
1,392
915
50
1,583
60
2,155
1
5
H13
13
出典:「観光白書平成13年度版」国土交通省
1
<国際観光客到着数>
<国際観光収入>
1999年 国際観光収入の上位40カ国・地域
1999年 国際観光客到着数の上位40カ国・地域
1
1位
位 フランス
フランス
2
位
スペイン
2位 スペイン
3
位
3位 アメリカ
アメリカ
4位
4位 イタリア
イタリア
5位
5位 中国
中国
74,448
1位 アメリカ
51,712
48,491
36,097
27,047
73,042 2位 スペイン
3位 フランス
4位 イタリア
5位 イギリス
7,210
115位 5位 香港
香港
5,623
20位 韓国
2
0位 韓国
3
2位 韓国
32位 韓国
4,660
35位オーストラリア
オーストリア
4,459
4,438
36位 日本
36位
日本
40位
40位
プエルトリコ
プエルトリコ
3,024
0
20,000
40,000
60,000
出典:「国際観光白書2001年版」JNTO
32,913
31,699
28,357
20,972
台湾
330位 0位 台湾
331位 1位 日本
日本
3,571
3,428
マカオ
440位 0位 マカオ
2,700
80,000
千人
0
20,000
40,000
60,000
80,000
百万米ドル
出典:「国際観光白書2001年版」JNTO
2
2.国内観光
3連休の増加
内航クルーズによる需要吸収
平均泊数 2.5泊(99年) → 3.3泊(01年)
内航クルーズ人泊数の推移
300000
250000
人・泊
人・泊計
平均泊数
3.5
3
2.5
2
1.5
1
0.5
0
200000
150000
100000
50000
0
1999
泊数
乗客計
人・泊計
平均泊数
1999
92900
231500
2.5
2001
81600
270100
3.3
泊
2001
・日本の主要なクルーズ船社に対するアンケート結果に基づく
・人・泊は各クルーズ客数と泊数との積
・端数処理のため、合計が合わないことがある。
出典: 国土交通省 海事局資料より
3
3.我が国のクルーズの現況
(1)クルーズ人口 ・我が国のクルーズ人口は約20万人
・アジアにも大きなマーケット有り
<日本人の外航・内航クルーズ乗客数の推移>
<世界のクルーズ人口(
2000年)>
利用者数(人)
250,000
日本
2%
内航クルーズ
外航クルーズ
オーストラリア
2%
200,000
イタリア
カナダ
3%
3%
ドイツ
3%
150,000
フランス
2%
その他欧州各
1%
日本を除く
アジア 10%
100,000
イギリス
8%
アメリカ
66%
50,000
0
1989
1994
1999
資料:国土交通省ホームページより
資料:ベルリッツ社『クルーズガイド2000』
4
(2)クルーズ企画側のニーズ
寄港地の魅力や港湾施設が重要。
<寄港地として必要と思う点>
<クルーズ旅行を企画・販売する際に重視する点>
0%
20%
40%
60%
80%
100%
0.0%
寄港地の魅力 使用する船舶の新しさ 10.0% 20.0% 30.0% 40.0% 50.0%
46.7%
港湾設備(バース、旅客ターミナルなど)
使用する船舶の大きさ 26.7%
観光地のポテンシャル(観光資源・文化等)
船舶内のエンターテーメント
船内の諸施設
運行する季節 乗客の乗下船にかかるサービス
観光地としてのサービス
6.7%
その他
6.7%
交通結節点での利便性 その他 13.3%
出典:日本旅客船協会:クルージングに関するアンケート調査、13年1月
(3)我が国の港へのクルーズ船の寄港実績(2001年)
順位 港湾名
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
博多港
東京港
神戸港
那覇港
横浜港
宮之浦港
鹿児島港
大阪港
長崎港
石垣港
寄港回数
132
112
81
61
53
38
36
31
31
22
旅客船専用バースの
有無
○
○
○
×
○
博多
×
×
長崎
○
鹿児島
○
宮之浦
×
出典: 国土交通省港湾局調べ
神戸
大阪
東京
横浜
那覇
石垣
5
4.クルーズ旅行の価格
日本船社は高めの設定だが、アジアにおける価格帯は1万円/泊・人前後より設定されている。
船舶
船 社
拠点港
船名
日数
一泊当り料金
(万円/人)
航 路
G/T
定員
Superstar Virgo
74,500
2,800
シンガポー シンガポール∼ラソカウイ∼プーケット∼シンガ
ル
ポール
4
1.5∼6.5
Superstar Leo
75,338
2,800
香 港
香港∼三亜(海南島)∼ハロン(ベトナム)
∼香港
4
1.2∼5.0
Superstar Capricorn
28,078
1,150
バンコ
ク
バンコク∼コソ島(カンボジア)∼チャソ島(タイ)
∼サムイ島∼バンコク
4
1.2∼3.8
Superstar Ar
i
e
s
37,012
1,006
基 隆
喜隆∼那覇∼基隆
4
1.8∼4.3
郵船クルーズ
飛鳥
28,856
618
横浜港
日本一周
15
3.7∼16.2
商船三井
客船
にっぽん丸
21,903
600
東京港
日本一周
10
3.7∼16.2
郵船クルーズ
飛鳥
28,856
618
横浜港
南西・アジア
12
3.4∼16.8
商船三井
客船
日本クルーズ
客船
にっぽん丸
21,903
600
東京港
南西・アジア
13
3.4∼16.8
ぱしふぃっくびいな
す
26,518
720
清水港
南西・アジア
10
3.4∼16.8
STAR
CRUISES
出典:船社ホームページ 6
5.クルーズ船の経済効果について(横浜港の事例)
2万9千GT級の大型客船の寄港による経済効果は右の通り(港湾使用料、給油・船用
品、乗客消費額、見学客消費額、間接効果など)。
(百万円)
300
2億7,850万円
2億3,772万円
250
200
150
100
50
0
外航(29,000GT級)
港湾使用料
荷役・輸送費
見学客消費額(大桟橋)
コンテナ(6,600TEU級)
給油・船用品等
乗客消費額
間接効果
出典:横浜市調べ
7
6.クルーズ振興に資する港湾整備の意義
政 内外の人々にとって魅力ある日本を構築し、観光産業を活性化する。その際、場所と
場所を結ぶ「輸送」の発想から、「経験し、楽しむ」産業へと変わる必要がある(経済財
策 政運営と構造改革に関する基本方針H14.6)
国際観光の振興は有力な外貨獲得手段
国内観光の振興による地域経済の活性化
と国民の心のゆとりの創造
港湾施策(input)
適地において公共財としての
魅力的な旅客専用ターミナル
(交流拠点)の整備
○港湾施策推進上の課題
クルーズの振興
効果(output)
・新産業の創出として地域の活性化
・観光分野の国際競争力強化
・地域住民の交流機会の増大によ る地域振興
・整備上の課題
- 選択的整備のための適地の評価
- 魅力あるターミナルの計画・設計手法
- 公共性に対する理論武装
・運営上の課題
- 背後観光地との連携
- 情報発信方法
- 企画側の意向を踏まえたポートセールス
- 貨客共用化の際の利用方法
8
7.我が国と海外のクルーズ港の比較
<日本の事例>
石垣港
・既存のフェリーバースを利用。
・人流と物流との混在が課題。
・入港にはタグボートの補助が義務付け。
那覇港
横浜港
・既存のコンテナバースを利用。
・人流と物流との混在が課題。
・定期貨物船とのバースの利用調整が必要。
・クルーズ需要に対応して平成 14年 6月にオープン。
・CI
Q施設も併設。
・オープンスペースではイベントの開催も可能。
<海外の事例>
ベニス港
マイアミ港
・ベニス港概要(1998) ・マイアミ港概要(2000)
(クルーズ客数) 約33万人 (寄港隻数) 227隻 (係留施設) 2バース、岸壁延長763m、水深ー9m (旅客ターミナル) 床面積9,000 m2、計画利用者数 8,000人/日
旅客数 約336万人 係留施設 岸壁延長3,019m、水深−7.6m∼ー11m 9
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