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FCC TSR、ル・マン 24時間耐久ロードレースに初
2016年2月12日 報道関係各位 株式会社エフ・シー・シー ホンダ・ワールド株式会社 (TSR/TECHNICAL SPORTS RACING) 総合力を試す!日本から世界最高峰への挑戦! F.C.C. TSR、ル・マン24時間耐久ロードレースに初参戦! 株式会社エフ・シー・シー (本社:静岡県浜松市 以下 「F.C.C.」 ) は、 約30年弱にわたりパートナーとして活動をサポート するオートバイレースの強豪チームTSR (運営:ホンダ・ワールド株式会社 本社:三重県鈴鹿市) とともに、 レーシングチー ム 「F.C.C. TSR」 として世界最高峰のオートバイの耐久レース 「2016年FIM世界耐久選手権シリーズ第1戦・第39回ル・ マン24時間耐久ロードレース (4月9日∼10日) 」 に初挑戦します。 F.C.C.の本社がある静岡県浜松市は 「バイクのふるさと」 「ものづくりの街」 として、 現在でもSUZUKI、 YAMAHAと2大オー トバイメーカーの本社があり、 Hondaも発祥の地として知られています。 一方でTSRが本拠を構える三重県鈴鹿市も、 国際 的な知名度を持つ鈴鹿サーキットやHondaの鈴鹿製作所などレースともの作りを抜きにしては語れない街です。 その浜松を拠点とするF.C.C.と鈴鹿が本拠のTSRがタッグを組むF.C.C. TSRの活動は、 レースを通じて日本のもの作りの 優秀性をアピールしているに他なりません。 今回、 「F.C.C. TSR」 がル・マン24時間耐久ロードレースに初挑戦するにあたり、 『24時間にわたって走り切るために必要 なのがチームの総合力。 これまで培ってきたF.C.C. TSRの力が、 耐久の世界選手権最高峰ル・マン24時間でどこまで通 用するか試してみたい』 と事前のインタビューで語るのは、 チーム総監督の藤井正和 (ふじいまさかず) 。 同時に、 『ライダーは24時間昼夜を問わず走り続ける。 チームクルーはその間何が起こっても対応できるように万全の態勢 で構える。 その中で自分たちの持っているものをしっかりと出し切れば、 必ずレースの成績もついてくる。 フランスの頂点で日 の丸を挙げたい』 とも語っています。 ル・マン24時間レースにおけるF.C.C. TSRの目標はズバリ 『優勝』 。 それは簡単なことではありません。 しかし挑戦する限り、 目標は最も困難で高いところであるべき。 オートバイ用クラッチの分野で世界シェアNo.1を誇るトップメーカー 「F.C.C.」 とし て、 さらなるNo.1を勝ち取って世界的な存在感を訴求していきたいと考えています。 《2016年FIM世界耐久選手権シリーズ第1戦》 第39回ル・マン24時間耐久ロードレース 参戦体制・開催概要 ●参戦チーム ●チーム総監督 ●参戦車両 ●ライダー ●レース日程 F.C.C. TSR 藤井正和 Honda CBR1000RR (EWC耐久仕様) 渡辺一馬 ワタナベ カズマ (25才 栃木県) Alan Techer アラン テシェ (21才 フランス) Damian Cudlin ダミアン カドリン (33才 オーストラリア) ※他 (リザーブ) ライダーは調整中 4月7日 (木) 公式予選1回目・夜間練習走行 4月8日 (金) 公式予選2回目 4月9日 (土) 15:00 決勝スタート (日本時間22:00) 4月10日 (日) 15:00 決勝フィニッシュ (日本時間22:00) 写真:2015年鈴鹿8時間耐久ロードレース (F.C.C. TSR Honda/HondaCBR1000RR) 写真上 (参考) :2015年ル・マン24時間耐久ロードレース 資料.1/レース・チーム情報 ∼FIM世界耐久選手権 ル・マン24時間耐久ロードレースについて∼ ル・マン24時間と言うと、 毎年6月頃に行なわれる4輪の耐久レースを思い浮かべるでしょう。 1923年に初開催された4輪のル・マ ンに対し、 オートバイロードレースのル・マン24時間耐久レースは1978年から始まりました。 今年で39回目の開催を数える、 世界最 大級 (世界述べ視聴者数:約850万人) 、 そしてフランスではボルドール24時間と並ぶ伝統的な耐久レースとして根付いています。 2輪のレースは 「ブガッティ・サーキット」 と呼ばれる全長4,185mの競技用常設クローズドコースが使用されます。 ル・マン24時間耐久ロードレースの期間中、 1週間にわたりライダースピリッツとモーター・スポーツへの情熱がサーキットや市街地を 覆い尽くします。 ホンダ、 ヤマハ、 カワサキ、 スズキの日本の4メーカー、 BMW、 Ducati、 Aprilliaの世界の一流メーカーが、 24時間先に ある栄光と賞賛を求めてレースに参加しているのです。 ∼FIM世界耐久選手権シリーズについて∼ FIM世界耐久選手権シリーズとは、 FIM (国際モーターサイクリズム連盟・本部フランス) が統括するモーターサイクルロードレースに よる耐久レースの世界選手権大会シリーズ。主なレースとしてはル・マン24時間(フランス)、 ボルドール24時間(フランス)、 オッ シャースレーベン8時間 (ドイツ) などがあり、 日本最大級のオートバイの耐久レース 「鈴鹿8時間耐久ロードレース」 も現在はシリーズ の1戦として組み込まれています。 市販車をFIM規則に則って耐久仕様に改造したバイクで、 定められた時間内に最も多く周回を重ねたチームが優勝というルールです。 ライダーは一人で走り続けるのではなく、 複数人が1台のマシンで交代しながら走ります。 ルマンの場合は、 3人登録ライダー+リザーブ ライダーを含めて4人のライダー、 チームは監督、 チーフメカニック、 チーフエンジニア、 メカニック、 サポートヘルパーなど約15人∼20人 ほどで構成されます。 世界耐久選手権は、 2017年以降にアジア方面へのシリーズ開催の拡大を目指しているとも言われています。 ∼F.C.C. TSRのレース活動について∼ F.C.C. TSRは、1980年代後半から鈴鹿サーキットでのレースに数多く参戦、1990年代には世界グランプリ (WGP・現MotoGP ロードレース世界選手権) にもレギュラー参戦し、 12年間で通算12勝を挙げています。 それと並行して、 日本最大級のオートバイによ る耐久レース 「鈴鹿8時間耐久ロードレース」 には26年連続で参戦、 2006年に初優勝を遂げ、 2011年、 2012年と計3回総合優 勝し、 チャンピオントロフィを獲得しました。 優勝を除く総合3位までの表彰台には、 2015年の2位をはじめ通算4度となります。 国内最高峰選手権の全日本ロードレース選手権シリーズには、 1998年から全戦参戦を続け、 こちらも2004年に初めてのシリーズ チャンピオン (ST600クラス) を獲得した後、 2008年 (GP125クラス) 、 2009年 (ST600クラス) 、 2010年 (JSB1000・GP-MONO クラス) 、 2011年 (JSB1000・J-GP3クラス) と7回の全日本シリーズチャンピオンの獲得と通算49勝を挙げています。 2010年からはTSRとして再び世界へと挑戦し、 MotoGP世界選手権Moto2クラス、 Moto3クラスやスペイン選手権 (現FIMレプソ ルインターナショナル選手権) にも現地チームとのコラボレーションで参戦を続け、 2015年にはFIMレプソルインターナショナル選手 権Moto2クラスで2度表彰台に上り、 スペインの地で日の丸を掲げています。 なお、 F.C.C. TSRの今季のレース活動は、 ル・マン24時間耐久以外に、 昨年と同様に全日本ロードレース選手権シリーズ全戦 (全7 大会8レース) JSB1000クラス (ライダー渡辺一馬・マシンHondaCBR1000RR) と世界耐久選手権シリーズ第3戦鈴鹿8時間耐久 ロードレース (ライダー未定) への参戦も予定しています。 【F.C.C. TSR2016参戦レース日程】 ●世界耐久選手権シリーズ 4月8日 (金) ∼10日 (日) 第1戦 ル・マン24時間耐久ロードレース 7月29日 (金) ∼31日 (日)第3戦 鈴鹿8時間耐久ロードレース 写真:2015年全日本ロードレース選手権シリーズ最終戦鈴鹿 (F.C.C. TSR Honda/渡辺一馬) ◎本件に関するお問い合わせ◎ TSR/TECHNICAL SPORTS RACING PR担当:中島 ●全日本ロードレース選手権シリーズ 4月24日 第2戦鈴鹿 (200km耐久) 5月29日 第3戦ツインリンクもてぎ 6月12日 第4戦オートポリス 6月26日 第5戦スポーツランドSUGO (120miles耐久) 9月11日 第7戦オートポリス 9月25日 第8戦岡山国際 11月6日 第9戦MFJ-GP鈴鹿 (2レース制) TEL:090-3387-3777 E-mail:[email protected] 資料.2/ライダー情報 渡辺一馬(ワタナベ カズマ) 1990年5月6日生 25才 栃木県出身 168 cm/60 kg 【主な戦歴】 2015 全日本選手権JSBランキング14位 2014 全日本選手権J-GP2ランキング4位 2013 全日本選手権ST600チャンピオン 2012 全日本選手権ST600ランキング6位 鈴鹿8時間耐久ロードレース 予選12位/決勝13位 鈴鹿8時間耐久ロードレース 予選12位/決勝35位 鈴鹿8時間耐久ロードレース 予選9位/決勝7位 鈴鹿8時間耐久ロードレース 予選9位/決勝7位 子供の頃から憧れていたチームでレースができる機会を頂けて、 そのシーズン開幕が近付いて いることが今はとても楽しみです。 少なからずプレッシャーを感じてはいますが、 ライダーとしてその ような環境を頂けたことはありがたいことなので、 このプレッシャーを力に変えて、 最善の結果が 残せるよう努力していきます。 オフシーズンのトレーニングも順調で、 今までにない手応えを感じています。 チームの名前に恥じ ない走りをお見せできるように頑張ります。 また、 今年はルマン24時間という自分自身にとっても 初めての挑戦があります。 ここでもチームと共に良い結果を残せるようライダーとしての仕事をき ちんとやりたいと思います。 応援よろしくお願いします! Alan Techer(アラン テシェ) 1994年9月8日生 21才 フランス出身 165cm/59kg 【主な戦歴】 2015 3rd on European championship 2012-2013 World Championship Moto3 with a tsr bike 2011 3rd on Red bull rookies cup MotoGPでも走っていたTSRファミリーとルマンに参加できることになって、 本当にとても興奮して いる。 地元だし、 このコースは良く知っていてともて好きなコースだから、 鈴鹿の鈴鹿8耐で優勝経 験があるチームで走るのは初めてだから、 今からレースがとても楽しみだ。 Damian Cudlin(ダミアン カドリン) 1982年10月19日生 33才 オーストラリア出身 178cm/72kg 【主な戦歴】 2015 MotoGP 2x Grand Prix races- IODA Aprilia 2014 2nd World Endurance Championship 鈴鹿8時間耐久ロードレース 決勝8位 2013 3rd IDM Superbike Championship MotoGP 5x Grand Prix races- PBM Aprilia 2012 2nd World Endurance Championship F.C.C. TSRでルマンを走れるなんで、 とても素晴らしいことだ。 鈴鹿8耐では何度も戦っているけ ど、 F.C.C. TSRには、 長い間リスペクトを抱いてきたからね。 Hondaのマシンは信じられないくらい素晴らしく、 ブリヂストンタイヤもとても良い。 ご存知のとおり、 ルマンは24時間もの間、激しいバトルが展開されて、 ライダーやメカニック、 チームにはもちろん、 マシンにとっても恐ろしくタフなレースだ。 しかし、 このチームで走るからには自信があるし、 今からレースが待ち遠しいよ。