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Page 1 京都大学 京都大学学術情報リポジトリ 紅
Title Author(s) Citation Issue Date URL 藤月会論集第2号 京都大学経済学部藤井ゼミナール論文編集委員会 藤月会論集 (1993), 2 1993-02 http://hdl.handle.net/2433/24367 Right Type Textversion Research Paper publisher Kyoto University 藤 月 会 論 集 第2号 京都 大学経済学 部 藤 井 ゼ ミナ ール論文集編 集委員会 目 次 刊 行 の こ とば ダ イ ェ ー グ ル ー プ と イ トー ヨ ー カ堂 グ ル ー プ の 企 業 分 析 銀 行 業 界 と そ の財 務 に 関 す る分 析 1 53 放送業界の経営分薪 105 自動車業界 の分析 127 ゼ ミ生 の回想 148 住所録 170 編集後記 174 刊 行 の こ と ば 今 年 も ゼ ミ 論 文 集 を 刊 行 す る 季 節 を 迎 え ま し た 。1年 が 経 過 す るの は本 当 に速 いものです 。 本 年 度 は 、 わ た し の ゼ ミ ナ ー ル が 「発 足 」 し て2年 ナ ー ル と し て は や っ と1サ 目 の年 で し た。 こ れで ゼ ミ イ ク ル が終 わ る こ とにな り ます 。 ま ず 第 一 に 、 本 年 度 、 ゼ ミ1期 生 を卒 業 生 と して 送 り出 し ま す 。 バ ブ ル経 済 の 崩 壊 に よ っ て 日本 経 済 は 深 刻 な 不 況 を 経 験 し っ っ あ り 、 学 生 の 就 職 戦 線 も 昨 年 は ず い ぶ ん 厳 し い も の が あ り ま し た 。 しか し 、 幸 い に も 、 わ が ゼ ミ の4回 全 員 、 よ き 就 職 の 機 会 に 恵 ま れ ま し た 。 あ と は た だ 、4回 生諸 君 は 生 諸 君 が この 好 運 を無 に す る こ と の な い よ う 祈 る ば か りで す 。 第 二 に 、 共 同 研 究 の 発 表 の 場 と し て 、 奥 村 ゼ ミ(立 命 館 大 学 経 営 学 部)と の研 究 交 流 シ ン ポ ジ ウ ム を 開 催 す る こ とが で き ま し た 。 こ の シ ン ポ ジ ウ ム を っ う じ て 皆 さ ん は 多 く の こ と を 学 ん だ は ず で す 。 し か し 、 そ う し た 成 果 も 、 昨 年 度(ゼ 1年 目)の 下 準 備 が あ っ て の こ と で す 。 今 年 の ゼ ミ 論 文 集 に 収 録 さ れ た2回 ミ 生の 研 究 論 文 は、 来 年 度 の 共 同 研 究 の ため の 下 準 備 とい う こ と にな り ます 。 第 三 に 、3回 生 の 惟 康 典 子 さ ん が 、 公 認 会 計 士 二 次 試 験 に合 格 し ま し た 。惟 康 さ ん は 、 わ が ゼ ミ 出 身 の 公 認 会 計 士(補)第 一 号 と い う こ とに な り ます 。ゼ ミの 指 導 教 官 と し て も 、 た い へ ん 嬉 し く思 い ます 。 し か し、 来 年 度 は 惟 康 さ ん に 続 い て 、 ゼ ミ 生 の な か か ら公 認 会 計 士(補)が さ らに新 た に誕 生 す る は ず で す 。期 待 して い ます 。 第 四 に 、 本 年 度 を も っ て 、3回 生 以 上 の 全 ゼ ミ生 が 日商 簿 記 検 定 合 格 者 とな り ま し た 。 新 ゼ ミ 生 の 皆 さ ん も 、 こ の 「伝 統 」 を 引 継 ぎ 、 新 し い 課 題 に 積 極 的 に 挑 戦 して くだ さ い 。 1993年1月18日(経 藤井 済 学 部 の 研 究 室 に て) 秀樹 1992年 度 共 同 研 究 論 文 ダ イ ェ ー グ ル ー プ と イ トー ヨー カ堂 グル ー プ の企 業 分 析 一1一 木村崇博 久保 幸司 惟康典子 澤江 由紀子 三浦 一郎 山ロ英孝 吉原 秀幸 次 目 は じめ に 第 ユ章 3 4 ダ イ エ ー グ ル ー プ と イ トー ヨ ー カ 堂 グ ル ー プ の 企 業 戦 略 分 析 1巨 大 流 通 グル ー プ各 社 の 近 況 4 II各 社の経営 戦略 4 皿1980年 第2章 代 の 各 社 の経 営 革 新 運 動 ダ イ エ ー と イ トー ヨ ー カ 堂 の 鳥 瞼 分 析 8 16 1 ダ ィェーの分析 16 皿 イ トー ヨ ー カ 堂 の 分 析 20 皿 ダ イ エ ー と イ トー ヨ ー カ 堂 の 比 較 23 第3章 ダ イ エ ー と イ トー ヨ ー カ 堂 の 経 営 指 標 分 析 28 1経 営指 標 分 析概 論 28 II成 長性指標 28 収 益性 指 標 30 IV安 定性 指 標 35 Vま とめ 36 皿 第4章 ダ イ エ ー と イ トー ヨ ー カ 堂 の 資 金 分 析 1比 較貸 借 対 照 表 式 の 資 金 運 用 表 の分 析 1【 内 部 資 金 分 析(回 皿 第5章 転 差 資 金 と 内 部 留 保) 総 合的見地 か ら 38 38 41 44 ダ イ エ ー グ ル ー プ と イ トー ヨ ー カ 堂 グ ル 「 プ の 連 結 分 析 46 1ダ イ エ ー グ ル ー プ と イ トー ヨ ー カ 堂 グ ル ー プ の 概 要 46 II決 算 数 値 に よ る連 単 分 析 46 おわ りに 50 一2一 はじめに 空 前 の 好 景 気 を 支 え た バ ブ ル 経 済 の 崩 壊 に よ っ て 、 地 価 ・株 価 は 急 速 に 下 落 し、 日本 の 産 業 界 は 大 き な打 撃 を 受 け た 。 現 在 に 至 っ て も依 然 と して 景 気 回 復 の 兆 しは見 られ ず 、 多 く の 業 界 で 減 収 ・減 益 が 記 録 さ れ て い る 。 個 人 消 費 者 を 対 象 とす る ス ー パ ー 業 界 も例 に もれ ず 、1992年8月 中 間 期 実 績 で 売 上 高 、 経 常 利 益 共 に ほ ぼ横 ば い に な っ て い る 。 こ の よ う な 状 況 の 中 で 大 手 ス ー パ ー 各 社 は 従 来 の戦 略 の 見 直 しを 迫 ら れ て い る 。 ス ー パ ー業 界 は 我 々 消 費 者 の 生 活 に 密 着 して お り、 景 気 低 迷 に よ る消 費 者 の 実 質 収 入 の 減 少 は 、 ス ー パ ー 業 界 の 売 上 高 の 減 少 に 直 接 に結 び つ く と い う特 性 を も って い る 。 こ の よ う な特 性 に 着 目 しっ つ 、 ダ イ エ ー と イ トー ヨ ー カ 堂(以 下IY)の 大 手2社 を 取 り上 げ て そ れ ぞ れ の 経 営 戦 略 を分 析 し、 ス ー パ ー業 界 の 体 質 を 明 ら か に して い く。 こ こで 上 記2社 を取 り上 げ る の は 、 両 社 が 売 上 高 、 知 名 度etc .に お い て 上 位 を 占 め る も の で あ る と共 に 、 各 々 の経 営 方 針 が 非 常 に対 照 的 な た め で あ る。 具 体 的 に は景 気 低 迷 時 に い か に 消 費 者 の 購 買 意 欲 を 刺 激 し、 売 上 高 を 維 持 ・伸 長 さ せ る か 、 ま た 消 費 不 況 に耐 え 得 る よ うな 収 益 構 造 と財 務 体 質 を い か に構 築 す る か と い う点 に つ い て 検 討 す る 。 そ の た め の 資 料 と してr有 証 券 報 告 書 総 覧 』 の デ ー タ を も と に ダ イ エ ー とIYの 価 経 営 ・財 務 指 標 を 概 括 的 に分 析 し、 更 に 両 社 の 資 金 状 況 に つ い て も考 察 す る。 ま た 両 社 が 企 業 集 団 と して 戦 略 を推 進 して い る こ と か ら、 グ ル ー プ 全 体 の状 況 を 総 括 的 に検 討 して い く た め に 連 結 分 析 を 行 う。 こ の論 文 は 通 常 身 近 に 利 用 し て い る ス ー パ ー に対 す る読 者 の認 識 を 新 た に す る も の で あ る と確 信 し て い る。 一3一 第1章 1巨 ダィエーグループとイ トーヨーカ堂グループの企業戦略分析 大 流 通 グ ル ー プ各 社 の 近 況 流 通 業 界 各 社 は1980年 代 前 半 の 低 成 長 時 代 以 降 、 消 費 者 ニ ー ズ の 多 様 化 ・小 ロ 化 を 受 け て グ ル ー プ 展 開 に よ る総 合 生 活 産 業 を 目指 し1990年 代 に 入 っ て も基 本 的 に はそ の 路 線 を 歩 ん で い るが、 各 グ ル ー プ ご と に様 々 な違 い や 特 色 が 見 られ る。 ダ イ エ ー グ ル ー プ は 流 通 再 編 を 繰 り返 し、 球 団 買 収 や リ ク ル ー ト株 買 収 と い っ た 事 業 拡 大 路 線 を 遽 進 して い る 。 ま た セ ゾ ン グ ル ー プ は 百 貨 店 と ス ー パ ー を 軸 と し な が ら も 、 金 融 や デ ィ ベ ロ ッ パ ー な ど様 々 な 分 野 に 進 出 して い る 。 ジ ャ ス コ を 中 核 と す る イ オ ン グ ル ー プ は 、 相 次 ぐ提 携 で 新 業 態 を 開 発 し小 売 業 の 多 層 的 な 展 開 と 拡 大 を 狙 い 、 ま た 国 際 的 企 業 へ の 飛 躍 を 目指 して い る 。 そ の 一 方 でIYグ ルー プ の よ う に 、 外 食 産 業 に 進 出 した り しな が ら も あ く ま で 小 売 業 に 徹 して 業 界No.1 の 高 収 益 性 を 維 持 し堅 実 経 営 を 押 し進 め る 企 業 も あ る。 ま た 本 業 の 小 売 業 に 限 っ て も 各 企 業 ご と に 違 い が 見 られ る 。 ダ イ エ ー は 店 舗 数 の 更 な る 拡 大 を 目指 し、 ス ケ ー ル メ リ ッ トを 追 求 し て い る 。 セ ゾ ン は パ ル コ や 西 武 っ か しん な ど に 見 ら れ る よ う に 、 お 洒 落 な 都 会 派 感 覚 に あ ふ れ 、 か つ 店 舗 全 体 が1っ の 街 と して 機 能 す る よ うな シ ョ ッ ピ ン グ セ ン タ ー 中心 の 多 店 舗 展 開 を 行 っ て い る 。 一 方 でIYは ア(以 下CVS)業 東 日 本 、 特 に 首 都 圏 を か た め 、 ま た コ ン ビニ エ ン ス ・ス ト 界 で も セ ブ ン ・イ レ ブ ン に よ り優 位 性 を 保 っ て い る。 こ う し て み る と 、 ダ イ エ ー とIYは 売 上 高1位 、2位 を 占 め な が ら も対 照 的 な 企 業 ス タ イ ル を 確 立 し て お り、 そ の 中 身 を 比 較 す る こ と は 非 常 に 興 味 深 い 。 故 に ダ イ エ ー とIYの2社 比 較 を 中 心 と し な が ら、 流 通 業 界 各 社 の 企 業 戦 略 を 見 て み た い と 思 う。 II各 社 の経営 戦略 1出 店方式 ダ イ エ ー 、IYは 創 業 が そ れ ぞ れ1957年 成 長 期 に 入 っ て い た 。 地 価 上 昇 率 が2桁 、1958年 で あ り 、 当 時 日本 は 高 度 経 済 を 記 録 した1956年 か ら1973年 ま で の 「土 地 イ ン フ レ」 時 に あ っ て 、 多 く の 小 売 業 社 は 自社 所 有 の 土 地 と建 物 に よ る 店 舗 展 開 を 進 め て い た 。 これ は、 銀 行 借 入 を行 っ て土 地 を 購 入 し店 舗 を建 設 した の ち 、 地 価 上 昇 に よ り 含 み 益 が 大 き く な っ て 担 保 力 が 増 大 し、 更 に 借 入 を 行 い ま た 土 地 一4一 を 購 入 す る 、 と い う仕 組 み で あ る 。 ダ イ エ ー は こ の 出 店 方 式 を と り 、1973年 のオ イ ル シ ョ ッ ク に よ る 「土 地 イ ン フ レ」 鎮 静 に よ り、 建 物 の み を リ ー ス し て そ こ に テ ナ ン ト と し て 入 る リー ス 出 店 方 式 を 主 と し た が 、 そ れ ま で の 高 度 経 済 成 長 期 に は 自 社 所 有 出 店 を 主 と し た 土 地 本 位 制 経 営 を 行 っ た 。 し か しそ れ と は 対 照 的 に 、 IYは 一 貫 して リ ー ス 出 店 を 進 め て き た 。 現 在 全 店 舗 の う ち 約8割 が リー ス で あ り、 建 物 の 付 属 設 備 や 本 部 ビ ル 、 物 流 セ ン タ ー 、 独 身 寮 な ど も ほ と ん ど が リ ー ス と な っ て い る。 し か し、IYが で は な い 。 創 業 当 時 、IYは 地 価 下 落 を 見 越 して リ ー ス 方 式 に 徹 し て き た わ け 自 己 資 金 が 不 足 し銀 行 借 入 の 担 保 力 も弱 か っ た の で リー ス に 甘 ん じ る し か な か っ た の で あ る 。 故 にIYの れ た 戦 略 と言 え る 。 しか し こ れ に よ っ てIYは リー ス 出店 は結 果 的 に生 ま 地 価 下 落 に よ る借 入 金 の 金 利 負 担 に 苦 し め ら れ る こ と は あ ま り な く、 財 務 の 健 全 性 を 高 め る こ と が で き た 。 ま た 自 己 資 金 不 足 と い う こ と に つ い て も、 社 債 、 外 債 、 国 内 転 換 社 債 と い っ た フ ァ イ ナ ン ス を 実 施 し、 高 株 価 経 営 に よ る 効 率 の よ い 外 部 資 金 の 導 入 を 行 い 、 そ れ を 財 務 力 の 改 善 、 整 備 に投 入 した。 これ は他 社 が 外 部 資 金 を 、 店 舗 用 地 の 購 入 や 店 舗 開 設 と い っ た 設 備 拡 大 投 資 に あ て た の と正 反 対 で あ る 。 こ う し た 戦 略 は 、 有 形 固 定 資 産 合 計 が1986年 べ 、IY769億 でダイエ ー 一1274億 円 、 ジ ャ ス コ1088億 円 、 西 友935億 円に く ら 円 と い う事 実 に 結 果 と して 表 れ た 。 た だ し バ ブ ル 経 済 期 に お い て 各 社 と も 自 社 所 有 に よ る 新 規 大 型 出 店 を 押 し進 め た 結 果 、 現 在 で は 有 形 固 定 資 産 合 計 は あ ま り 差 が な くな っ て き て い る。 2出 店立地 出 店 立 地 に 関 し て は ダ イ エ ー とIYは 同 様 の戦 略 を と って お り、 そ れ に対 して 西 友 が 対 照 的 な 戦 略 を と っ た。 西 友 は 出 店 地 を駅 前 の 一 流 商 業 地 に こだ わ っだ 。 しか しIYは 、 二 流 地 で も道 路 立 地 の 良 い 場 所 に 出 店 し た 。 こ の 二 流 地 出 店 の メ リ ッ ト と し て は 、 一・ 流 商 業 地 に く らべ 地 価 が 安 い た め 売 場 面 積 の 広 い 大 型 店 が 可 能 に な る こ と 、 駐 車 場 ス ペ ー ス が 大 き く と れ モ ー タ リゼ ー シ ョ ン に 対 応 で き る こ と 、 他 社 と の 競 合 が 避 け ら れ る こ と 、 な ど が 挙 げ られ る 。 こ う してIYは 舗 出 店 に よ り 、 二 流 地 を 一 流 商 業 地 に 変 え て い っ た 。 す な わ ちIYの 大型 店 店舗戦 略 は リ ー ス 方 式 を べ 一 ス と し た 「立 地 創 造 型 」 と 言 え る の で あ る 。 ま た ダ イ エ ー は 、 地 域 内 で 最 大 の 面 積 を 持 つ 地 域1番 店 づ く り を 目指 し、 地 価 が 安 く面 積 も取 り や す い 駅 裏 か 、 旧 商 店 街 と駅 の 間 の 空 白 地 帯 を ね ら っ て 出 店 し た 。 ダ イ エ ー やIY は 百 貨 店 法(*1)の 盲 点 を 活 用 し た の で あ る 。 次 に 、 ド ミナ ン ト出 店 す な わ ち 地 域 集 中 出 店 か 、 ナ シ ョナ ル チ ェ ー ン 形 成 か に つ い て 述 べ た い 。IYは 首 都 圏 へ の ド ミナ ン ト出 店 を 行 う こ と に よ り 、 物 流 や 宣 一5一 伝 の 合 理 化 ・効 率 化 を 推 進 し、 ス ケ ー ル メ リ ッ トを 追 求 した 。 現 在 は 東 日本 全 域 に 進 出 して い る が 、 な お 首 都 圏 に 店 舗 の 大 多 数 が あ り、 典 型 的 な ド ミ ナ ン ト出 店 で あ る。 そ れ に 対 し、 ダ イ エ ー は ナ シ ョ ナ ル チ ェ ー ン形 成 を 目 指 した 。 し か し、 各 地 域 に 集 中 的 に 多 くの 店 舗 を 出 店 し て 優 位 性 を 得 る 戦 略 を と っ て お り、 ド ミナ ン ト出 店 を 全 国 各 地 域 で 行 う ナ シ ョ ナ ル チ ェ ー ン網 の 形 成 を 目 指 し て い る と言 え る 。 故 に 当 然 の こ と な が ら、M&Aに 一 徳 ス ー パ ー・ のM&Aに よ る 出 店 も多 く な る 。1964年 の東 京 進 出 も よ る も の で あ り 、 九 州 で は ユ ニ ー ドを 買 収 し て ド ミ ナ ン ト出 店 を 行 っ て い る 。 ま た 最 近 で は 秀 和 の 流 通 再 編 の 処 理 を 引 き 受 け 、 そ れ に よ って 首 都 圏 全 域 に店 舗 を 持 っ 忠 実 屋 を グ ル ー プ傘 下 に 収 め 、 今 まで 手 薄 だ っ た首 都 圏 、 特 に 東 京 圏 で の ド ミ ナ ン ト形 成 に 乗 り 出 し た 。 ダ イ エ ー は な お ス ケ ー ル メ リ ッ トを 目 指 し、 量 的 拡 大 に 湛 進 して い る の で あ る 。 3利 益管理 1980年 代 初 頭 の 「小 売 業 冬 の 時 代 」 に 入 る ま で 、 モ ノ は っ く れ ば 売 れ る と い う 状 況 で あ っ た の で 、 多 くの 小 売 業 社 は 売 上 高 に こだ わ って そ の 伸 び を 重 視 して き た 。 そ ん な 中 でIYはROI(総 資 本 利 益 率=売 上 高 利 益 率 × 総 資 本 回 転 率)を 経 営 指 標 に し、 あ く ま で も 利 益 を 重 視 して き た 。 こ の よ う な 姿 勢 がIYの 収益 性 No.1を 実 現 さ せ て い る の で あ る 。 ま た ダ イ エ ー は 売 上 高 重 視 で あ っ た が 低 成 長 時 代 に 入 っ て 利 益 重 視 を 打 ち 出 し、 上 記 のROIの 交 差 主 義 比 率(=粗 利 益 率 × 商 品 回 転 率 ×100)の 年 代 に 入 っ て も ダ イ エ ー はIYに 他 、 商 品 回転 率 の 向 上 、 更 に は 向 上 を 目指 し た 。 しか し1990 く ら べ て 売 上 高 で 上 回 り な が ら経 常 利 益 に な る と 大 き く 水 を あ け ら れ て お り 、 利 益 体 質 の 強 化 は あ ま り進 ん で な い と言 え る 。 4ダ イ エ ー の プ ラ イ ベ ー ト ・ ブ ラ ン ド商 品 ダ イ エ ー の 経 営 戦 略 の 特 徴 と し て 、 プ ラ イ ベ ー ト ・ ブ ラ ン ド(*2)商 れ る 。1975年 品 が挙 げ ら 以 降 、 資 生 堂 、 カ ネ ボ ウ 、 花 王 、 森 永 な ど と の プ ラ イ ベ ー ト ・ブ ラ ン ド商 品 を 開 発 し た 。 そ の 後 も 「品 質 は ナ シ ョ ナ ル ・ ブ ラ ン ド商 品 と 同 等 で 、 品 質 面 に 影 響 を 及 ぼ さ な い コ ス ト ダ ウ ン を 目 指 す 」 と い う コ ン セ プ トの も と に ノ ー ブ ラ ン ド商 品 、 セ ー ビ ン グ 、 ニ ュ ー セ ー ビ ン グ な ど を 生 み 出 し た が 、1982年 ー ク に縮 小 傾 向 を た ど って い る 5CVS事 を ピ 。 業 の展開 IYは セ ブ ン ・イ レ ブ ン 、 ダ イ エ ー は ロ ー ソ ン と サ ン チ ェ ー ン 、 西 友 は フ ァ ミ リ ー マ ー ト と い うCVSを 展 開 し て い る が 、 中 で も注 目 す べ き は セ ブ ン ・イ レ ブ 一6一 ン で あ る 。 こ れ は1974年 のIYの ウ ス ラ ン ド社 はCVSの コ ン セ プ トを も っ て お り 、 そ れ は ス ー パ ー=売 利 益 率 に 対 し 、CVS=粗 米 国 サ ウ ス ラ ン ド社 と の 提 携 か ら始 ま っ た 。サ 上 高 ×粗 利 益 率 × 売 上 高 と い う も の で あ る 。 っ ま り 、CVSは 売 上 高 は ス ー パ ー に 勝 る こ と は で き な い の で 粗 利 益 率 を 高 くす る こ と に よ っ て 利 潤 を 追 求 す べ き だ 、 と い う も の で あ っ て こ れ を 受 け て ス ー パ ー と 競 合 しな い 商 品 に よ る高 い 粗 利 益 率 の 確 保 が 目 指 さ れ た 。 そ こ で 選 ば れ た の が フ ァ ー ス トフ ー ド で あ り、 粗 利 益 率 は 生 鮮 食 品 や 雑 貨 品 や 加 工 食 品 が25%前 35%弱 後 で あ る の に く らべ 、 と高 水 準 で あ り 、 徹 底 した 商 品 開 発 の も と に 様 々 な フ ァ ー ス トフ ー ドが 戦 略 商 品 と な っ て い る。 セ ブ ン ・イ レ ブ ン は1992年2月29日 全 国 に4687(う ち 自営 店3%)の 現 在 で 東 日本 を 中 心 に 店 舗 を 有 して い るが 、 半 数 以 上 は 首 都 圏 に 集 中 し て お り徹 底 した ド ミナ ン ト形 成 を す る こ と に よ っ て 、 物 流 や 宣 伝 の'合理 化 と ス ケ ー ル メ リ ッ トを 追 求 して き た 。 セ ブ ン ・イ レ ブ ン は こ れ ま で 売 上 高 や 経 常 利 益 ま た 店 舗 数 な ど で 、 ほ ぼ 同 時 期 に ス タ ー ト した ダ イ エ ー 系 ロ ー ソ ンや 西 友 系 フ ァ ミ リ ー マ ー トに 対 し圧 倒 的 優 位 性 を 保 っ て き た が 、 そ の 理 由 と して 他 社 と は 出 発 点 が 違 っ て い た こ と が 挙 げ られ る 。IYは 自社 の 出 店 に 反 対 す る 町 の 小 売 業 社 に 高 い 生 産 性 の ノ ウ ハ ウ を 提 供 して と も に ビ ジ ネ ス を す る 手 段 と し て フ ラ ン チ ャ イ ズ ・チ ェ ー ン(*3)に 着 目 し、 こ の フ ラ ン チ ャ イ ズ ・チ ェ ー ン の シ ス テ ム を 学 ぶ た め にCVSと い う業 態 を 選 ん だ の で あ る 。 こ れ に よ っ て 大 規 模 な 資 本 投 下 を 行 う こ と な く、 無 借 金 の 好 財 務 力 を 維 持 し な が ら多 店 舗 化 を 図 る こ と が で き た に 対 し、 他 社 は 自 己 資 本 に よ るCVSの 。 これ 事 業 化 を 当 初 の 目的 と して お り、 近 年 に な っ て フ ラ ン チ ャ イ ズ ・チ ェ ー ン を 導 入 した も の の 、 店 舗 数 で は セ ブ ン ・イ レ ブ ン に ま だ 差 を っ け られ て い る の で あ る 。 ま た セ ブ ン ・イ レ ブ ン はIY同 か らPOSシ ス テ ム(*4)、EOS(*5)、 グ ラ フ ィ ッ ク ・パ ソ コ ン ・ シ ス テ ム(*6) を 導 入 し、 情 報 設 備 に 力 を 入 れ て き た 。 特 にPOSに 全 店 導 入(当 時 約2500店)を 様 はや く 関 して は1982年 にはや くも 実 現 さ せ た 。 セ ブ ン ・イ レ ブ ンが 行 っ たPOSやE OS・ グ ラ フ ィ ッ ク ・パ ソ コ ン ・ シ ス テ ム 、 窓 ロ 問 屋 制(皿21Y「 照)の 導 入 に よ る 在 庫 ・仕 入 ・物 流 の 合 理 化 は 見 事 成 功 し、IYで1983年 わ れ た 業 務 改 革 の モ デ ル ケ ー ス と な っ た 。 そ し て1990年 に はIYは 業革 」参 か ら行 セ ブ ン ・イ レ ブ ン の 本 家 で あ る サ ウ ス ラ ン ド社 の 買 収 を 決 定 し、 世 界22ヵ 国 に ま た が るCVS チ ェ ー ン の 経 営 に 乗 り 出 し て い る 。 一 方 、 他 社 も セ ブ ン ・イ レ ブ ン追 撃 の 戦 略 を 打 ち 出 して い る 。 ダ イ エ ー は1989年3月1日 付 で ロ ー ソ ン ・ジ ャ パ ン と サ ン チ ェ ー ンの 合 併 を実 現 し 、 ダ イ エ ー コ ン ビ ニ エ ン ス シ ス テ ム ズ(D-cvs)と して再 ス タ ー トを 切 っ た 。 こ れ に よ り店 舗 数 は1992年9月 ン を 合 わ せ て4188(う ち 自 営 店3割)と 一7一 末 現 在 で ロー ソ ン とサ ン チ ェー な っ て お り 、 セ ブ ン ・イ レ ブ ン に 肉 薄 し て い る 。 ま た 、 フ ァ ミ リ ー マ ー ト も1992年2月29日 %)と 現 在 で2090店(う ち 自 営 店5 な っ て お り 、 最 近 で は 西 日 本 に も 多 く 進 出 し て い る 。 こ う し てCVS業 界 の 競 争 は ま す ま す 白 熱 して い る 。 皿1980年 '1小 代 の各社 の経営革新 運動 売 業 冬 の 時代 流 通 業 界 は 第1次 オ イ ル シ ョ ッ ク 以 降 も 高 い 成 長 率 を 示 し、20%∼30%増 上 高 の 伸 び を 維 持 し て き た 。 し か し1980年 代 に 入 る と 、 第2次 の売 オ イ ル シ ョ ッ ク後 の 景 気 の 後 退 、 消 費 者 ニ ー ズ の 多様 化 、 大 店 法 に よ る 出店 規 制 な ど の原 因 に よ り 成 長 に も陰 り が 見 え 始 め て き た 。 こ う し て 「冬 の 時 代 」 へ と 突 入 し、 流 通 業 界 各 社 は 軒 並 み 大 幅 な 減 益 、 赤 字 を 記 録 し た 。 ダ イ エ ー は1983年 決 算 で 単 独 で 売 上 高 が 前 年 を 下 回 り 、 経 常 利 益 も64%減 計 上 し、1984年119億 IYも1983年2月 と な っ た 。 ま た 連 結 決 算 で も65億 円 の 赤 字 を 円 、1985年88億 円 と3期 連 続 の 連 結 赤 字 を記 録 した。 ま た 期 に 初 の 減 益 決 算 と な り 、 経 常 利 益 が 前 期 比 マ イ ナ ス9.3%と な った 。 こ う した 中 で 各 社 と も生 産 性 向 上 と利 益 体 質 の 強 化 を 目指 した 経 営 革 新 運 動 を 展 開 し た 。 な か で もIYは は や く か ら こ う した 経 営 方 針 を 打 ち だ し、1981 年 に 既 に 業 務 改 善 運 動 に 着 手 して い た 。 そ し て1983年 に は 「業 務 改 革 委 員 会 」 を 発 足 さ せ 、本 格 的 な 「業 務 改 革 」 す な わ ち 「業 革 」 を ス タ ー トさ せ た 。 ダ イ エ ー は1983年 か ら 、V字 型 の 業 績 回 復 とVictoryを 象 徴 す る 「V革 」 運 動 に 着 手 し 、 西 友 は 「ア ク シ ョ ン25作 戦 」 、 ジ ャ ス コ は 「営 業 効 率 化 推 進 運 動 」 を ス タ ー トさ せ た 。 以 下 、 各 社 の 改 革 運 動 に 先 鞭 を つ け たIYの 「業 革 」 と 、 肥 大 化 し た グ ル ー プ 全 体 の 構 造 改 善 を 目指 し た ダ イ エ ー の 「V革 」 の 内 容 を 見 た い と 思 う 。 21Y「 業革」 業 革 の 第1ス 1984年2月 が566億 テ ッ プ は 「死 に 筋 商 品 の 売 場 か ら の 排 除 」 で あ る 。 こ れ に よ っ て 期 に は 棚 卸 資 産 が406億 円(同 マ イ ナ ス340億 円(前 円)、 粗 利 益 率22.6%(同 よ う に 、 財 務 状 況 は 好 転 し た 。 こ の 第1ス 上 昇 した 。 業 革 の 第2ス あ る。 す な わ ち 第1ス 期 比 マ イ ナ ス54億 円)、 長短 期借入金 プ ラ ス1.5%) .と い う テ ッ プ に よ り粗 利 益 率 や 商 品 回 転 率 が テ ッ プ は 「死 に 筋 を カ ッ ト し売 上 高 を 拡 大 す る 」 こ と で テ ッ プ で は 売 上 高 拡 大 は 考 え ず 、 と に か く死 に 筋 商 品 の 排 除 を 目指 し た の に 対 し 、 第2ス 目 指 し た の で あ る 。 第1ス テ ッ プ で は 死 に 筋 を カ ッ ト しっ つ も売 上 高 拡 大 を テ ップ で は売 上 高 拡 大 を 考 え て い な か った た め 、 消 費 者 の 求 あ る 商 品 が 店 に な い た め に売 る 機 会 を な く し 儲 け を 失 う、 と い う機 会 損 失 一g一 が 大 き く な っ て し ま っ て い た 。 よ っ て 問 屋 や メ ー カ ー や 客 な ど か ら情 報 を 収 集 し 売 れ 筋 商 品 を 追 求 ・発 見 し て 機 会 損 失 を な ぐ し、 売 上 高 拡 大 を 目指 した 。 ま た 、 売 れ 筋 商 品 で は な く死 に 筋 商 品 の 発 見 を 効 率 的 に 行 う た め にPOSシ 入 し、 商 品 の 単 品 管 理 を 押 し進 め た 。POSシ 品 目 や 価 格 の 情 報 を1品 ス テムを導 ス テ ム は 本 来 、 販 売 され た商 品 の ご とに リア ル タ イ ム で 中央 の コ ン ピュ ー タ ー に伝 送 して 現 金 管 理 や在 庫 管 理 を行 うた め の もの で あ る が、 どん な 商 品 が 売 れ た か が わ か る た め 、 世 間 一 般 に は 売 れ 筋 商 品 の 発 見 の た め の 装 置 と い う よ う に と らえ ら れ て い る。 しか しIYは 、POSシ ス テ ム を も って して も 自社 の 店 に な い 商 品 な らば そ れ が 売 れ 筋 で あ っ て も 発 見 で き る は ず が な く、 結 局 今 世 間 で 何 が 売 れ て い る か を っ き と め る こ と は 不 可 能 だ と い う 考 え か ら、POSシ ス テ ムを あ く まで 自社 の 店 に 置 い て あ る 商 品 の 中 で 売 れ な い もの は 何 か 、 と い う死 に 筋 商 品 発 見 の た め に 導 入 し た の で あ る 。 ま たPOSシ ス テ ム の フル 活 用 の た め に は問 屋 や メ ー カ ー との 関 係 を 見 直 す 必 要 が あ っ た 。 な ぜ な らPOSシ ス テ ム に よ って 店 内 の 商 品 が い っ 入 っ て い っ 売 れ た か と い う動 き が わ か り 、 仕 入 の 小 口 化 や 在 庫 削 減 の た め に も そ う し た 流 れ に 沿 っ た 商 品 の 納 入 が 求 め られ る の だ が 、 問 屋 や メ ー カ ー が 遅 納 ・未 納 す る と、 効 率 的 な 商 品 回 転 が な さ れ な い か ら で あ る 。 特 に ふ る く か ら取 引 して き た 問 屋 や メ ー カ ー の 未 納 率 が 高 い こ と が 多 か っ た 。 よ っ て 、 遅 納 ・未 納 し た 場 合 に ペ ナ ル テ ィ 料 を も ら う、 オ ー ダ ー を 小 ロ 化 す る 、 と い っ た 契 約 改 正 を 実 施 し た 。 こ れ に よ り 未 納 率 は60%か ら2%以 に す る こ と が で き た 。 そ し て 業 革 の 第3ス 制"に テ ッ プ は 「物 流 シ ス テ ム を"窓 よ り 合 理 化 す る 」 こ と で あ る 。 窓 ロ 問 屋 制 と はIYが1地 屋 の 中 か ら窓 ロ と な る 問 屋 を1っ 仕 入 は そ の 窓 ロ 問 屋1店 IYは 下 まで に改 善 さ れ、 また 機 会 損 失 を 最 小 ロ問 屋 域 内 の数 あ る問 選 び 、 他 の 問 屋 は 窓 口 問 屋 に 卸 売 を し 、IYの か ら の み 行 う と い う仕 組 み の こ と で あ る 。 こ れ に よ っ そ ガ ソ リ ン 代 ・人 件 費 な ど を カ ッ ト し、 物 流 コ ス トの 削 減 を 図 っ た 。 し か し こ う した や り 方 で は 窓 口 問 屋 に 選 ば れ な か っ た 問 屋 か ら不 満 が で る 。 そ こ で 、A 地 区 で 窓 口 問 屋 に 選 ば れ な か っ た 問 屋 をB地 区 の 窓 口問 屋 とす る とい った 解 決 策 で、 そ う した 不 満 の 解 消 を 図 った。 こ う し て 見 て く る と業 革 の 中 心 は 、 情 報 や コ ミ ュ ニ ケ ー シ ョ ン へ の 投 資 で あ っ た こ と が わ か る 。 こ の 結 果 、 現 在 のIYの 経営の堅 実性、財務 の健全性 が確立 さ れ た もの と 思 わ れ る。 3ダ イ エ ー 「V革 」 (1)グ ル ー プ マ ネ ジ メ ン ト体 制 の 確 立 ま ず1983年 に 「地 域 事 業 本 部 制 」 が し か れ た 。 こ れ は ダ イ エ ー 本 部 か ら全 国 の 一g一 地 域 ご と に 設 置 さ れ て い た 地 域 事 業 本 部 に 対 し、 エ リア 内 の マ ー ケ ッ トと 店 舗 を 統 括 す る権 限 を委 譲 した もの で あ る。 しか しこ の よ う に本 部 権 限 を 下 部 組 織 に委 譲 した こ と に よ り、 各 事 業単 位 で の 経 営 責 任 を 明確 化 す る必 要 が で て きた 。 そ こ で1984年 に 「事 業 本 部 制=経 BU)体 制 」 が し か れ た 。SBU体 わ ちSBUを 営 戦 略 事 業 単 位(StrategicBusinessUnit:以 制 は、 独 立 採 算 単 位 と して の 各 事 業 本 部 す な 設 置 して そ の も と に 関 係 会 社 を 置 き 、 各SBUご 確 化 し てSBU長 下S と に利 益 責 任 を 明 が 関 係 会 社 を 含 め トー タ ル な 経 営 責 任 を 負 う こ と に よ っ て 、 全 社 的 利 益 管 理 を 追 求 す る も の で あ る。 故 にSBUは 独 立 採 算 的 な 「自 主 的 経 営 」 が 認 め られ る 一 方 で 、 本 部 の 決 定 し た 利 益 計 画 に 従 っ て 利 益 責 任 を や り遂 げ な く て は な ら な く な っ た 。 そ して1985年 に は グ ル ー プ を リ テ イ ル ・サ ー ビ ス ・デ ィ ベ ロ ッパ ー ・フ ァ イ ナ ン ス と い う4っ の セ ク タ ー に 分 け る 「4セ ク タ ー ビ ジ ョ ン」 が 打 ち 出 さ れ た 。 「SBU体 制 」 と 「4セ ク タ ー ビ ジ ョ ン 」 は 現 在 の ダ イ エ ー の 組 織 機 構 を 支 え る 柱 と し て 機 能 し て い る 。 ま た1986年 に は、 グ ル ー プ戦 略 の 策 定 と決 定 を 行 う 「経 営 戦 略 会 議 」 が 設 置 さ れ た 。 そ し て1989年 に は現 在 の 組 織 の 編 成 が ほぼ 出来 上 が っ た。 こ こ で は、 これ ま で ダ イ エ ー本 体 の も と に置 か れ て い た 各SBUが 本 体 か ら切 り離 さ れ 、 グ ル ー プ 担 当 の ス タ ッ フ 部 門 を 持 っ11のSBU と して 再 編 成 さ れ た 。 こ れ ら は リ テ イ ル ・サ ー ビ ス ・デ ィ ベ ロ ッ パ ー ・フ ァ イ ナ ン ス の4っ の 部 門 を カ バ ー して お り 、 ダ イ エ ー 本 体 もGMS事 業 の1っ と して 位 置 づ け られ、 グ ル ー プ経 営 の 体 制 が 整 備 さ れ た 。 (2)リ テ イ ル 部 門 の 業 務 改 善 運 動 (1)で 見 た よ う な 「自主 性 」 拡 大 の 中 で 、 ダ イ エ ー 本 体 を 中 心 と し た リテ イ ル 部 門 に お い て 、 ま ず 店 舗 レベ ル で の 収 益 構 造 の 改 善 運 動 が 展 開 さ れ た 。1983年 ら1985年 に か け て 全 店 舗 で 展 開 さ れ た 「3-4-5作 商 品 在 庫 を3割 、 ロ ス 率 を4割 、 売 価 変 更 率 を5割 か 戦 」 が そ れ で あ る。 こ れ は 削 減 す る とい う もの で 、 在 庫 削 減 を ベ ー ス と し た 商 品 回 転 率 と粗 利 益 率 の 向 上 が 目標 と な り 、 高 い 成 果 を 上 げ た 。 こ れ を 受 け て 、 今 度 は 店 舗 レ ベ ル に と ど ま らず 、 物 流 シ ス テ ム の 整 備 やPO Sシ ス テ ム の 導 入 な ど に よ る リ テ イ ル 部 門 全 体 レベ ル で の 業 務 改 善 運 動 が 展 開 さ れ 、1985年 以 降 様 々 な 政 策 が 実 施 さ れ た が 、 そ の 内 容 は2っ に 要 約 で き る 。1っ は 各 店 で ソ フ トラ イ ン(衣 料 品 、 繊 維 な ど)の 強 化 、 ハ ー ドラ イ ン(オ ー デ ィオ 機 器 な ど の 耐 久 消 費 財)の 圧 縮 効 率 化 が 進 め られ た こ と で あ る。 これ は、 ソ フ ト ラ イ ン は粗 利 益 率 が 確 実 に取 れ、 配 送 費 や ア フ タ ー サ ー ビス 等 の 余 分 な経 費 が か か らな い た め で あ る 。 フ ー ズ ラ イ ン が 主 だ と 粗 利 益 率 が 下 が り 商 圏 も狭 く な っ て し ま うが 、 こ の よ う に ソ フ トラ イ ン を 強 く す る こ と に よ っ て 、 粗 利 益 率 を あ げ て 商 圏 も 広 く して 、 売 上 高 の バ ラ ン ス を と る こ と が で き た 。 も う1っ 一10一 は商 品 の 発 注 か ら 陳 列 ま で の トー タ ル ・コ ス トの 削 減 を 目 指 し た 、 ロ ー コ ス ト ・オ ペ レ ー シ ョ ン ・ シ ス テ ム の 構 築 で あ る 。 そ の 第1段 階 は ダ イ エ ー 自前 の物 流 セ ンタ ーを 核 と した 「セ ン タ ー 物 流 」 で あ る 。 ダ イ エ ー の 全 国 の 物 流 セ ン タ ー や 食 品 セ ン タ ー を 拠 点 と し、 こ こ に 問 屋 か ら の 商 品 を 集 荷 し、 ダ イ エ ー 自 身 の 配 送 手 段 を 使 っ て 各 セ ン タ ー か ら グ ル ー プ の 各 店 舗 に 商 品 を 配 送 す る の で あ る 。 し か し更 に 、 多 品 種 少 量 販 売 に 対 応 で き る よ う 「適 時 ・適 量 」 の 管 理 が 必 要 と な っ て き た 。 こ れ を 受 け て 第2段 階 と し て 、 情 報 シ ス テ ム と結 合 し た 「シ ス テ ム 物 流 」 の 確 立 が 目指 さ れ た 。 販 売 面 で は 、1985年 に 衣 料 品POSシ 月 に は 全 店 ・全 部 門 のPOSシ お り、 遅 れ る こ と4年 ン ラ イ ン 化 さ れ てEOSに ス テ ム の 導 入 が 開 始 さ れ 、1989年3 ス テ ム 導 入 が 完 了 し た 。IYは1985年 に 完 了 して で あ っ た 。 ま'た発 注 面 で は 、 取 引 先 と コ ン ピ ュ ー タ ー で オ よ る コ ン ピ ュ ー タ ー 発 注 が 可 能 と な り 、1988年 に は電 話 に よ る 発 注 は 全 廃 し、 全 商 品 の 「シ ス テ ム 発 注 」 が 宋 了 し た 。 こ の よ う な 情 報 シ ス テ ム の 整 備 が よ り進 む と 、 物 流 セ ン タ ー は ホ ス トコ ン ピ ュ ー タ ー と オ ン ラ イ ン で 直 結 さ れ 、 情 報 シ ス テ ム に よ り管 理 運 営 さ れ るRDC(RegionalDistributionCenter)と な り、 シス テ ム物 流 は完 成 す るわ けで あ る。 そ して 現 在 そ の 実 現 が 急 ピ ッチ で 進 め られ て い る。 (3)人 事 制 度 の 改 革 V革 の 利 益 管 理 に よ り 、 権 限 を 委 譲 さ れ た 店 長 の 利 益 責 任 が 格 段 に 重 く な っ た た め 、 実 際 に 出 た 利 益 を 受 け て の 業 績 評 価 シ ス テ ム が 必 要 と な っ た 。1984年 には 「ス パ ー ク プ ラ ン」 が 設 定 さ れ 、 数 字 に よ る 能 力 の 評 価 ・結 果 重 視 と い う姿 勢 が 明 確 に さ れ た 。 そ し て1990年4月 に は 、 限 定 勤 務 地 制 度 と社 員 区 分(ク 再 編 成 を 柱 と し た 「ス パ ー ク プ ラ ン2」 =全 国) 、 リ ー ジ ョ ナ ル(R=ブ る 範 囲)の3っ ゼ ネ ラ ル(総 合 職)、 が 設 定 さ れ た 。 勤 務 地 を ナ シ ョナ ル(N ロ ッ ク 単 位)、 に わ け 、 社 員 区 分(ク ル ー)の ル ー)を ホ ー ム(H=自 宅 か ら通 勤 で き エ キ ス パ ー ト(事 務 ・販 売 職)、 マ ネ ジ メ ン ト(管 理 職)の3つ に分 け た 。 そ して 各 ク ル ー ご と に 教 育 ・評 価 ・処 遇 の 仕 組 み が 確 立 さ れ た 。 ま た 店 長 に っ い て は 「店 長 資 格 制 度 」 が 設 定 さ れ 、 こ れ に よ り業 績 評 価 を 細 分 化 し て1∼5段 階 の 等 級 に よ る格 差 が 設 け られ 、 内 部 評 価 の 結 果 が 公 表 さ れ る こ と と な っ た 。 (4)関 係 会 社 の 構 造 改 善 と営 業 効 率 の 向 上 ダ イ エ ー は1960年 代 後 半 か ら業 態 の 多 様 化 や 多 角 化 事 業 へ の 進 出 を 始 め 、1980 年 代 に 入 る と グ ル ー プ 経 営 の 展 開 は 急 ピ ッ チ で 進 ん だ 。 し か し1983年 か ら3年 連 続 で 連 結 赤 字 を 計 上 した よ う に、 関係 会 社 の 中 に は採 算 の とれ な い もの が 数 多 く 存 在 して い た 。 よ って グ ル ー プの 健 全 性 回 復 の た め に そ う した 会 社 を 清 算 せ ざ る を 得 ず 、 莫 大 な 額 の 関 係 会 社 整 理 損 を1980年 一11一 代 中 期 に 計 上 す る羽 目 に な った 。 こ れ は一 般 的 に は 高 い損 金 と して マ イ ナ ス に評 価 され が ち で あ る が、 実 際 に は ・ そ れ ま で リ ス ク の と も な う赤 字 部 門 を 子 会 社 ・関 連 会 社 と し て 別 会 社 形 態 で 運 営 し て きた こ とに よ る プ ラ ス の 側 面 も同 等 に 評 価 さ れ な け れ ば な らな い。 ダ イ エ ー は 1970年 代 中 盤 以 降 、 転 換 社 債 や ワ ラ ン ト債 の 発 行 に よ っ て 低 コ ス トの 資 金 を 多 く 獲 得 し た が 、 こ の 資 金 が グ ル ー プ の1980年 代 の 急 速 な 展 開 を 支 え た 。 こ う した 低 利 の 時 価 フ ァ イ ナ ン ス を 利 用 す る に は 本 体 の 株 価 を 高 く維 持 す るYと が重要 で あ るが 、 ダ イ エ ー は リス ク の伴 う赤 字 部 門 を 人 為 的 に別 会 社 に切 り離 す こ と に よ っ て グ ル ー プ 全 体 は と も か く ダ イ エ ー 本 体 の 公 表 利 益 を 確 保 し、 大 幅 な 株 価 の 下 落 を 防 い だ。 す な わ ち ダ イ エ ー は 子 会 社 を 決 算 の 計 算 単 位 と して、 意 識 的 に うま く 利 用 し た の で あ る 。 しか し1980年 代 中 盤 に 多 額 の 未 転 換 残 高 を 抱 え る よ う に な り 本 体 に大 きな 影 響 を 及 ぼす 赤 字 子 会 社 の 再 編 整 理 が 重 要 と な り、 清 算 さ れ る に至 った わ け で あ る。 故 に赤 字 子 会 社 の再 編 整 理 は 、 高 い損 金 とい う よ り もむ しろ、 低 コ ス トの 資 金 獲 得 の ツ ケ が 回 っ て き た と い うべ き な の で あ る 。 こ う し た ツ ケ の 精 算 に あ た っ て は 、 土 地 の 含 み 益 の 実 現 も利 用 さ れ た 。1980年 代 中 盤 、 リー スバ ッ ク 方 式 、 す な わ ち 自 社 所 有 の 不 動 産 を 関 連 リ ー ス 会 社 に 売 却 し多 額 の 含 み 益 を 得 て 債 務 返 済 に あ て て 不 動 産 は そ の の ち も リー ス しっ づ け る、 と い う や り 方 を 利 用 し て 、 店 舗 の 営 業 は 継 続 さ せ な が ら も店 舗 を 売 却 し、 関 係 会 社 整 理 損 に 匹 敵 す る 固 定 資 産 売 却 益 を 計 上 した の で あ る 。 ま た ダ イ エ ー の グ ル ー プ 経 営 に お い て 注 目 す べ き は 、 デ ィ ベ ロ ッパ ー 部 門 で あ る 。 こ の 部 門 は 上 記 の 土 地 の 含 み 益 の 実 現 だ け で な く、 店 舗 物 件 の 開 発 と い う役 割 も果 た し、 グ ル ー プ 全 体 で の 土 地 資 産 の 蓄 積 を 図 っ て い る。 故 に4セ クターの 中 で こ の 部 門 こ そ が 、 ス ー パ ー マ ー ケ ッ トの 生 命 線 を 握 る 経 営 戦 略 上 の 位 置 に あ る に と ど ま らず 、 含 み を 重 視 す る土 地 本 位 制 経 営 と い う経 営 理 念 の 体 現 者 と し て 現 在 の ダ イ エ ー を 象 徴 し て い る の で あ る。 (5)ダ イ エ ー の 現 在 と 将 来 以 上 、V革 の4っ の 柱 を 順 に 見 て き た が 、 そ の 目標 が す べ て 達 成 さ れ た わ け で は な い 。 巨 大 化 し た グ ル ー プ が1っ の 有 機 体 と して現 在 円滑 に機 能 して い る か、 い さ さ か 疑 問 が 残 る 。 ま た 「経 営 戦 略 会 議 」 は 中 内 社 長1人 が 引 っ張 る 経 営 か ら 仕 組 み で 動 く経 営 へ の 転 換 と し て 評 価 さ れ て い る も の の 、 長 男 潤 氏 へ の 皇 位 継 承 の 体 制 づ く り と も 呼 ば れ て お り、 現 在 急 激 な 世 代 交 代 へ の 不 安 、 摩 擦 が 生 じ て い る 。 情 報 シ ス テ ム へ の 投 資 に っ い て もIYに 大 き く遅 れ を と っ て お り 、 利 益 体 質 を 確 立 す るに は ま だ 時 間 が か か りそ うで あ る。 ま た 最 近 で は流 通 再 編 問 題 に絡 ん で 、TOB(*7)に よ り マ ル エ ツ や 忠 実 屋 の 株 を 取 得 し、 首 都 圏 で の 優 位 性 を 得 よ う と い う戦 略 に 出 た が 、 こ れ ら の 株 価 が 大 き く値 下 が り し1992年9月21日 一12一 現 在で 有 価 証 券 含 み 損 が100億4100万 円 に もの ぼ って しま った 。 首 都 圏 戦 略 は遅 々 と し て 進 ま ず 、 前 途 多 難 で あ る。 更 に は リ ク ル ー トの 情 報 力 と 不 動 産 の 含 み を 目 的 に リ ク ル ー ト株 を 買 収 し た が 、 確 た る戦 略 は な く リ ク ル ー トの 良 さ を 維 持 で き る か 疑 問 で あ る。 ダ イ エ ー は当 分 の 問 これ以 上 手 を拡 げ ず 、 本 体 と グ ル ー プ全 体 の 収 益 力 の 向上 に努 め、 財 務 の 健 全 性 を高 め るの に力 を 注 ぐべ きで あ る と思 わ れ る。 (*1)第1次 百 貨 店 法 は1937年 制 定 、1947年 廃 止 。 第2次 百 貨 店 法 は1956年 制 定 。 百 貨 店 の 営 業 活 動 を 調 整 し店 舗 の 新 設 や 増 設 を 許 可 制 と し て 中 小 小 売 業 者 の 保 護 を 狙 い とす る もの で あ っ た が 、1973年 の 大 店 法 制 定 に伴 い 廃 止 さ れ た 。 (*2)メ ー カ ー が っ け る ナ シ ョナ ル ・ブ ラ ン ドに 対 し、 小 売 業 者 や 卸 売 業 者 が っ け る 商 標 。 製 品 を 企 画 ・生 産 す る段 階 か ら小 売 業 者 や 卸 売 業 者 の 意 図 が 盛 り 込 ま れ る。 ス トア ・ブ ラ ン ドと も い う 。 (*3)資 本 と経 営 ノ ウ ハ ウ を 持 っ た 本 部(フ 店(フ ラ ン チ ャ イ ジ ー)を ラ ン チ ャ イ ザ ー)が 主 体 と な り、 加 盟 募 集 して 多 店 舗 化 を 図 る シス テ ム。 本 部 は加 盟 店 に 対 し て 営 業 の 権 利 と ノ ウ ハ ウ を 与 え 、 加 盟 店 は 加 盟 料 な ど を 支 払 う。 (*4)PointofSalesSystem.販 売 時 点 情 報 管 理 シス テ ム。 販 売 され た 商 品 の 品 目 や 価 格 の 情 報 を 単 品 ご と に リ ア ル タ イ ム で 中 央 の コ ン ピ ュ ー タ ー に 伝 送 し現 金 管 理 、 在 庫 管 理 を 行 う。 (*5)ElectronicOrderingSystem.自 動 発 注 シ ス テ ム 。 各 店 舗 と物 流 セ ンタ ー ・ 問 屋 をオ ン ラ イ ンで 結 び、 各 店 舗 に お い て 補 充 の 必 要 な 商 品 を 端 末 で 入 力 す るだ け で、 商 品 の 発 注 業 務 を 行 う こ とが で き る。 (*6)コ ン ピ ュ ー タ ー の デ ー タ を 自 動 的 に 図 表 や グ ラ フ に 表 し処 理 す る シ ス テ ム 。 (*7)Take-overBid.株 式 公 開 買 付 制 度 。 株 式 市 場 で 、 買 い付 け る側 が 買 い付 け価 格 を 提 示 して 買 取 りを 宣 言 し、 不 特 定 多 数 の 株 主 か ら 株 式 を 集 め る 方 法 。 一13一 図 表1-1ダ イ エ ー の 経 営 組 織 図(1992年5月28日 取 締 役 現 在) 会 監査役 ル プ経営政策会鐵 ,レプ経宮政策会議 理 事 長 ク レプ経宮政策会議剖理事長. →耀 宮鑛辮 灘 i ll ディ 如,ル 統括 フ7イナンス 統 括 薗 サー ビス統 括 リテイル統括 . i ⊥ レ ス ト ラ ン 事 業 担 当 一 コ フ ン ア i ト ラ 一 ス サク 1ト ビフ ト フ 1 ス1 ズ 事 ド 事 業 業 担 当 担 当 ■ ⊥ ホ テ ル 事 集 担 当 サ 会 i ビ 長 ス 副 会 長 耶 ⊥ 業 担 A D 社 当 長 一 ⊥ G M S 事 業 担 当 一 S 事 副 社 長 業 担 ・ 一 当 一 } 一 ⊥ S 一 ⊥ D M 事 業 担 当 一 S 事 業 担 当 一 C V S 事 業 担 当 一 ⊥ D ⊥ M 事 業 担 当 一 S 1事 S 業 }ci 当 .一 曜 秘 書 総 室 i 1 i 秘暫室 調査室 広報室 神 戸 本店室 経営 企画 本 部 監萱室 「一-一 一.--一-丁 Il-ll ⊥ 東 北 海 道 筥 菜 本 部 一 ソ刀 ライン 7一ズライン バー「うイン ツーt'xう 仁 本 薩璽 品本部 商 品本部 繭品本 部 繭 品=Y.G{J 西 北 海 道 宮 業 本 部. 一 部 ⊥ 東 北 営 業 本 部 }一 事 部 一 経 本 噌.,.一 理 部 一一 噛-一 総 本 財fin 本 一..一 一-幽 部 躰--一 _L 中 関 東 甲 信 越 宮 業 本 部 } ⊥ 北 関 #' 宮 業 本 部 一 ⊥ 東 関 東 宮 業 本 部 一 - ⊥ 南 関 東 筥 業 本 部 一 (出 所)『 中 部 宮 集 本 部 一 ⊥ 北 大 阪 宮 業 本 部 一 ⊥ 東 大 阪 北 陸 宮 茱 本 部 一 営業企画 木 部 L 梨 近 級 宮 集 本 部 一 一 椎1畦本部 一} 物的流通 本 部 ⊥ L 東 中 四 目 宮 集 本 部 一 有 価 証 券 報 告 書 総 覧 』1992年 一14一 「 lI システム ⊥ 」一 」一 ⊥ 束 西 亟 爾 近 販 阪 兵 畿 祥 持 望 宮 冨 9宮 集 集 業W 本 本 本 本 部 部 邸 部 } 務 部 曹 llII it、 温 企画 ⊥ 人 本 西 中 四 国 営 業 本 部 } 店舗企画 本 部 ⊥ 専 門 大 店 S 業 本 部 一 一 一 近 畿 S M 宮 業 本 部 店舗開 発 本 部 } ト ポ ス s 業 本 部 FC 木 部 一 D マ i ト 宮 業 本 部 一 一 版 、14ペ ー ジ よ り作 成 。 図 表1-2イ 店 店 舗 舗 企 画 . 店 トー ヨ ー カ 堂 の 経 営 組 織 図(1992年2月29日 総 舗 開 管 発 理 財 シ 務 テ 部 ム ' 室 室 室 室 室 室 勤 労 厚 生 部 事 ス . 務 人 人 事 室 開 籍 財 人 発 務 務 事 本 本 本 本 部 部 部 部 北 東 埼 北 海 千 東 神 り 奈 竃 蓋 -葉 北 環 在) 関 茨 関 道 東 玉 城 京 川 ゾ ゾ ゾ ゾ 」 ゾ ゾ 塵 ン 1 ン' i ン i ン 『 ン i 暫 ン 販 売 事 業 部 衣 料 事 業 部 X I ' 1ぐ ,. γ 部 で ヨ 住 居 事 業 部 西 ゾ 置 ン S C テ ナ ン ト 管 理 部 物 R 海 販 売 C 流 外 促 部' 部 1 i 3 i t 進 :Y 部 燕 1 室 真 I 食 品 事 業 部 営 業 本 部 管 理 本 部 業務 推進部 経営開発 部 広 報 「 室 監 査 企 画 室 経齋 藤' 室 秘 書 室 経営政 策室 社 取 長 締 役 國 会 (注 記) SCテ (出 所)『 ナ ン ト管 理 部 … … シ ョ ッ ピ ン グ セ ン ター テ ナ ンF管 理 部 有 価 証 券 報 告 書 総 覧 』1992年 一15一 版 、12ペ ー ジ 。 第2章 1ダ ダイエーとイ トーヨーカ堂の鳥瞼分析1987年 ∼1992年 イエ ー の分 析 1B/Sの B/S合 分析 計 額 は1987年 か ら1992年 で100か 動 資 産 が100か ら141.7で ら143.9の 伸 び とな って い る。 資産 は流 あ る の に 対 し 固 定 資 産 は100か ら145.2と な って お り、資 産 の 伸 び は や や 固 定 資 産 に 重 き を 置 い た も の と見 受 け ら れ る 。 し か し 、 前 年 の1991年 ま で は 流 動 資 産 の 伸 び が100か ら139.4と 固 定 資 産 の100か ら120.1と い う伸 び 率 を 上 回 っ て お り 、 しか も そ の 要 因 は 当座 資 産 合 計 が1990年 か ら1991年 に か け て 、112.9 か ら70.6へ 大 き く下 が っ た に も か か わ らず 、 そ の 他 流 動 資 産 合 計 が1990年 か ら1991年 に か け て112.3か ら362.9へ と爆 発 的 な 伸 び を 示 した と い う こ と で あ り、 か な り ア ン バ ラ ン ス な 構 造 に な っ て い た 。 こ う した こ と か ら 、 こ こ2、3年 の 間 に ダ イエ ー を と り ま く環 境 に さ ま ざ ま な 変 化 が あ っ た の で は な い か と思 わ れ る 。 よ っ て そ の 背 景 を 明 ら か に し な が ら 分 析 し て い き た い と思 う 。 ま ず 当 座 資 産 合 計 の う ち 受 取 勘 定 で あ る 受 取 手 形 と 売 掛 金 を 見 る と 、 受 取 手 形 は 構 成 比 が 小 さ い も の の 大 き く減 少 し て お り・ 売 掛 金 も100か ら6年 間 で110.8とB/S合 計 の 伸 び をか な り下 回 っ て い る 。 よ っ て ① あ ま り売 れ な か っ た 、 ② 回 収 の ス ピー ドが 速 い 、 と い う2っ が 考 え ら れ る がP/Lに お い て 売 上 高 がB/Sと ほ ぼ パ ラ レル な 伸 び を 示 して お り、 ま た 売 掛 金 の ほ と ん どが 関 係 会 社 に 対 す る も の で あ る の で ② が 原 因 と考 え て 良 い だ ろ う 。 こ れ は 貸 倒 引 当金 が 100か ら65.2と 減 少 し て い る こ と か ら も わ か る 。 とな る と 、 現 金 ・預 金 は 順 調 な 伸 び を 示 し て よ さ そ う な も の だ が6年 年 に か け て は117.8か た 有 価 証 券 も6年 ら77.5と な っ て お り特 に1990年 か ら1991 ら60.8と 大 き く下 が り、 金 額 に す る と580億 間 で100か か ら69.4と な り100億 間 で100か 円 も 減 少 した 。 ま ら64.4と な っ て お り1990年 か ら1991年 に か け て は131.4 円 近 く減 少 した 。 ダ イ エ ー は 有 価 証 券 の 評 価 に 原 価 法 を 採 用 し て お り、 バ ブ ル 経 済 崩 壊 の 影 響 は 現 れ な い 。 そ こ で そ の 他 流 動 資 産 合 計 に 目 を転 じ る と 、1990年 か ら1991年 に か け て112.3か ら362.9と 大 き く増 加 し、 中 で も 短 期 貸 付 金 が60億 円 か ら1160億 円 程 に1100億 円 近 く も 一 気 に 増 え た 。 こ れ は 流 通 再 編 で 資 金 繰 り に 困 っ た 秀 和 に 対 し1100億 円 の 短 期 貸 付 金 を 融 資 した た め で あ る 。 即 ち ダ イ エ ー は ・ 1990年 か ら1991年 に か け て 定 期 預 金 か ら600億 円 ほ ど引 き 出 し 、 また 政 府 短 期 証 券 の 一 種 で あ る 外 国 為 替 資 金 証 券(第4498回 約100億 分)の 円 を売 る な ど して残 りは社 債 や 長 期 借 入 金 か ら 調 達 し 、 秀 和 へ の 融 資 額 を 捻 出 した と思 わ れ る 。1992年 に な っ て も 秀 和 へ の 短 期 貸 付 金 は800億 円 も 残 っ て お り 、 そ の 他 流 動 資 産 合 計 の 構 成 比 は15.O% と相 変 わ ら ず 高 い 。 そ して 返 済 され た300億 一16一 円 は 現 金 ・預 金 や 建 物 の 補 充 、 拡 充 に 使 わ れ た の で は な い だ ろ う か 。 ま た 、 棚 卸 資 産 合 計 や 商 品 ・製 品 の 伸 び は100か 程 でP/Lの 売 上 高 の100か ら140.1と ら138 い う 伸 び と ほ ぼ パ ラ レル で あ り在 庫 の 削 減 は あ ま り進 ん で い な い よ う で あ る 。 特 に1991年 か ら1992年 に か け て116程 か ら138ほ ど に 急 に 増 え て お り、 や や 気 に な る と こ ろ だ が 、 売 上 高 の伸 び を 大 き く上 回 っ て い る わ け で は な い の で 不 良 在 庫 と い う わ け で は な い だ ろ う 。 こ れ ら の 背 景 に は新 規 大 型 出 店 が 多 か っ た こ と が 挙 げ ら れ る の で は な い だ ろ う か 。1990年 か ら1991年 に か け て は新 設 が3店 舗 、 譲 り受 け が1店 譲 り受 け が5店 舗 で あ っ た が 、1991年 か ら1992年 に か け て は新 設 が6店 舗 舗 も あ っ た 。 これ に よ っ て 棚 卸 資 産 は 当 然 の こ と な が ら 大 き く 増 加 し た と思 わ れ る 。 貸 倒 引 当 金 に つ い て は1987年 か ら1988年 に か け て 急 に増 え た が1988年 か ら1989年 に か け て は3分 べ る が 、1988年 の1に な り変 動 が 激 し い 。 こ れ は2のP/Lの 分 析 で も述 の 値 は 赤 字 の 関 係 会 社 の 整 理 に あ た っ て特 別 損 失 に 計 上 さ れ た133億 円 も の貸 倒 引 当金 を含 んで いる か らで あ る 。 次 に 固 定 資 産 に つ い て で あ る が 、特 に 注 目す べ き は 償 却 対 象 資 産 合 計(特 と投 資 有 価 証 券 合 計 の 高 い 伸 び で あ る 。 建 物 は100か に 建 物) ら154..3と な っ て い る が 、 こ れ は 大 店 法 規 制 緩 和 と バ プ ル 経 済 巨 大 化 に 伴 っ て 自社 所 有 の 新 規 出店 が 増 加 した た め で あ ろ う。 ま た 有 形 固 定 資 産 の リ ー ス 状 況 を 見 る と 、 建 物 床 面 積 の う ち 自社 所 有 よ りも リ ー ス 分 が 圧 倒 的 に 大 き く 、 し か も そ の 伸 び は100か ら145.6と な って お りその 他 の 設 備 の リー ス 料 も 情 報 が 公 開 さ れ る よ う に な っ た1988年 か ら1992年 に か け て100か 168.9と 非 常 に 高 い 伸 び を 示 し て い る 。 更 に はP/Lの び て お り構 成 比 も1992年 に は4.5%と 賃 借 料 も100か ら171.8と ら 伸 高 い が 、 こ れ に は 建 物 や 設 備 の リー ス 料 が 含 ま れ て い る と考 え て 良 い だ ろ う 。 こ う した こ とか ら 自 社 所 有 出 店 以 上 に 建 物 や 設 備 を リ ー ス す る リー ス 出 店 が か な り増 え て き た と言 え る の で は な いだ ろ う か 。 これ は土地 面 積 や 土 地 簿 価 が6年 間 で ほ と ん ど変 わ っ て い な い こ とか ら も 分 か る 。 そ し て 投 資 有 価 証 券 で あ る が 、 そ の 内 訳 を 見 る と投 資 有 価 証 券 も 関 係 会 社 株 式 も か な り 高 い 伸 び を示 し て き た こ と が 分 か る 。1987年 か ら1988年 に か け て の 関 係 会 社 株 式 の 増 加 は 、 オ リ エ ン タル ホ テ ル の 株 取 得 と神 戸 セ ン トラ ル 開 発 の株 買 い増 しが 中 心 で あ る 。1988年 か ら 1989年 に か け て は 日本 ド リー ム 観 光 ぺ の 資 本 参 加(株 取 得90億 円 ほ ど)な ど に よ り投 資 有 価 証 券 が 増 加 し 、 プ ラ ン タ ン銀 座 の 株 取 得 、 十 字 屋 株 買 い 増 し に よ る 投 資 有 価 証 券 か ら関 係 会 社 株 式 へ の 振 り替 え 、 ユ ニ ー ド株 の 買 い増 し等 に よ り関 係 会 社 株 式 が 増 加 し た 。1989年 か ら1990年 に か け て の 関 係 会 社 株 式 の 増 加 は ヒ カ リ屋(草 津 の ス ー パ ー) 、 イ チ ケ ン の 株 取 得 が 主 で あ る 。1990年 か ら1991年 に か け て は 日本 ドリ ー ム 観 光 の 株 買 い増 し50億 円 に よ り投 資 有 価 証 券 が 増 加 し、 ダ イ エ ー フ ァ イ ナ ン ス の 株 買 い 増 し30億 円 に よ り 関 係 会 社 株 式 が 増 加 した 。 そ し て1991年 か ら1992年 に か け て は 投 資 有 価 証 券 が180億 円 ほ ど減 り 、 関 係 会 社 株 式 が570億 円 ほ ど増 加 した が 、 こ れ は 日本 ド リー ム 観 光 や マ ル エ ツ の 株 を 買 い増 しす る こ と に よ っ て 投 資 有 価 証 券 か ら 関 係 会 社 株 一17一 式 に 振 り替 え た り 、 ツ イ ン ドー ム シ テ ィ株 を 取 得 した た め で あ る 。 ま た 重 要 な 後 発 事 象 と して は リ ク ル ー トの950万 か ら ダ イ エ ー はM&Aに 株 全 株 を455億 円 で 取 得 した こ と が 挙 げ ら れ る 。 以 上 よ っ て 規 模 の 経 済 を追 求 し て お り そ の グ ル ー プ 拡 大 はB/S 合 計 の 伸 び を は る か に 上 回 る ス ピ ー ドで 進 め ら れ て き た こ と が 分 か る 。 そ し て 、 そ の 資 金 源 泉 はバ プル 経 済 崩 壊 前 は短 期借 入 金 、社 債 、崩 壊 後 は長期 借 入 金 、 社 債 で あ ろ う 。 ま た 長 期 借 入 金 は100か ら39.0と 大 き く減 っ て い る が こ れ は 関 係 会 社 の 財 務 状 況 が 良 く な っ て ダ イ エ ー 本 体 か ら の 自立 が ほ ぼ 達 成 さ れ た と 見 る べ き だ と 思 わ れ る 。 次 に 貸 方 に つ い て 見 て み た い。 負 債 合 計 が100か 資 本 合 計 は100か ら135.2と な っ て い る が 、1991年 りも 高 い 伸 び を 示 して お り、 こ の1年 した よ う で あ る 。 資 本 金 は こ の6年 ら146.3と な っ て い る の に 対 し、 まで は資 本合 計 の 方 が 負 債合 計 よ でバ ブ ル経 済 崩 壊 の せ いで財 務 体 質 が急 に悪 化 間 で'100か ら239.2とB/S合 計 を は る か に上 回 る 高 い伸 び を 示 して お りエ ク イ テ ィ ・フ ァ イ ナ ン ス が 急 ピ ッ チ で 進 め ら れ た 。 しか し 負 債 は 固 定 負 債 が1991年 か ら1992年 に か け て105.2か ら166.3と 激 増 して お り、固 定 負 債 の 大 き な 伸 び が 、 財 務 体 質 悪 化 の 主 な 原 因 と な っ て い る こ とが 読 み 取 れ る 。 まず 支 払 勘 定 、 特 に 買 掛 金 は100か ら148.2とB/S合 計 よ り高 い 伸 び をTし てい る が 、 こ れ は ほ とん ど 関 係 会 社 に対 す る も の で あ り、 立 場 の 強 さ を 利 用 し て 買 掛 金 の 支 払 い を遅 ら せ る こ と に よ っ て 売 掛 金 の 早 期 回 収 と併 せ て 回 転 差 資 金 を 最 大 限 に 活 用 し よ う と して い る こ と を表 す と思 わ れ る 。 ま た 短 期 借 入 金 は1991年 か ら1992年 に か け て126.2か ら95.5と 大 き く減 っ て お り こ れ は 財 務 体 質 の 改 善 と言 う よ り 、 上 記 の 資 金 源 泉が 固 定 負 債 に 移 った た めで あ ろ う。 次 に 固 定 負 債 で あ る が 社 債 合 計 の 大 き な 伸 び と、 バ ブ ル 経 済 崩 壊 に よ る 長 期 借 入 金 の 増 加 傾 向 が 目に 付 く 。 社 債 合 計 の 中 で も 重 要 な の が 転 換 社 債 そ して ワ ラ ン ト債 で あ る 。 特 に 転 換 社 債 は1987年7月30日 に400億 円発 行 され 、 その 後 株 式 へ の 転 換 が進 め られ た 。 よ っ て 資 本 金 と資 本 準 備 金 が 大 き くな っ て い っ た 。 ま た ワ ラ ン ト債 も1989年 6月29日 に400億 円 発 行 さ れ 、 多 額 の 資 金 を 集 め る こ とが で き た 。 こ れ ら の 資 金 は 主 と して 店 舗 建 築 の た め で あ り、 新 規 大 型 出店 を 可 能 に した 。 ま た グル ー プ 展 開 の 拡 大 に も 運 用 さ れ た の で は な い だ ろ う か 。 高 株 価 に よ る エ ク イ テ ィ ・フ ァ イ ナ ン ス の 実 施 に よ って バ ブル 経 済拡 大 期 に は 長期 借 入金 が 返 済 、圧 縮 化 され 、 財務 体 質 が改 善 され P/Lに お い て も 営 業 外 費 用 が 減 少 し て い っ た 。 し か しバ プ ル 経 済 が 崩 壊 し 、 株 価 が 下 落 し て し ま っ た1991年 か ら1992年 に か け て は 一 般 の 社 債 が600億 円 も 発 行 され 、固 定 負 債 の 伸 び の 原 因 と な っ た 。 ま た 多 額 の 未 転 換 、 ま た は 権 利 未 行 使 残 高 を抱 え て い る 。 さ ら に は 長 期 借 入 金 が1991年 か ら1992年 に か け て75.2か ら113.1と512億 円 も増 加 し、 再 び 増 加 傾 向 に あ り、 支 払 利 息 も1991年 、1992年 と 急 に 増 え て い る 。 こ う した こ と か ら こ れ か ら の 経 営 に お い て 財 務 体 質 が さ ら に 悪 化 して い く 可 能 性 が 高 い の で は な い だ ろ う か 。 最 後 に 自己 資 本 で あ る が 、 資 本 金 、 資 本 準 備 金 は 転 換 社 債 の 株 式 転 換 一18一 に伴 い大き く伸びた。 自己資本 の構成比が資本準備金の構成比に比べ てかな り小 さい ことが気にな るが・ これ は株式 に転換 されたも との転換社債のほ とん どが商法改正の 1982年 よ り前 に発行されたためである。 また利 益準備金も よく伸び ている。 しか しそ の他の剰余金合計や当期未処分利益金 の伸びはB/S合 計の伸び を下回 って いること か ら利益 の蓄積は まだ進んでいな いようである。 2P/Lの 分析 売 上 高 、 売 上 原 価 はB/S合 計 の 伸 び と ほ ぼ パ ラ レル で あ る が 、 売 上 総 利 益 は そ れ を や や 上 回 つ て お り・ 粗 利 益 率 も21.4%か ら22.6%に 上 昇 し て い る 。 しか し販 売 費 ・ 一 般 管 理 費 の 伸 び が 売 上 総 利 益 の 伸 び を上 回 っ て し ま っ て お り、 こ の た め 営 業 利 益 が 圧 迫 さ れ て お り営 業 利 益 率 も2.6%か 革 で 見 ら れ たPOS導 ら2.3%へ と下 が っ て し ま っ て い る 。 よ っ てV 入 や シ ス テ ム 物 流 に よ る物 流 コ ス トの 削 減 は 、 ま だ あ ま り実 を 結 ん で いな い よ う で あ る 。 し か し新 規 出 店 増 加 に よ る 減 価 償 却 費 や 賃 借 料 の 伸 び も 著 し く ・ 販 管 費 の 伸 び も 止 む を 得 な い 、 と 言 え る か も しれ な い 。 売 上 高 はB/S合 計 と パ ラ レル な 伸 び を示 し て き た が 、 そ れ 以 上 に 高 い 伸 び を示 し 、 ダ イ エ ー 本 体 の 収 益 改 善 に寄 与 して き た の が 営 業 外 収 益 で あ る 。6年 た ・ 特 に 受 取 利 息 は100か ら297.6と 間 で100か ら216 .9と い う 伸 び を 示 し す ば ら し い 伸 び 率 で あ っ た 。 これ は 公 、 社 債 の 他 、 短 期 貸 付 金 、 関 係 会 社 短 期 貸 付 金 の 効 率 的 運 用 に よ る も の で あ ろ う 。 し か し、 そ の 伸 び は1991年 に 頂 点 を極 め 、1992年 に は 減 少 して し ま っ て い る 。 また 営 業 外 費 用 は 先 に 述 べ た と お りバ ブ ル 経 済 の 崩 壊 に よ っ て1991年 、1992年 と 大 き く増 加 し た 。 よ っ て 経 常 利 益 は1987年 か ら!991年 ま でB/S合 計 を上 回 る 高 い 伸 び を 示 して き た が1992 年 に は144.9と ほ ぼB/Sと パ ラ レル に な っ て し ま っ た 。 ま た 営 業 外 収 益 か ら営 業 外 費 用 を マ イ ナ ス した 金 融 収 支 は 過 去6年 間 赤 字 で あ り、1992年 に は200億 円 の赤字 と な り6年 間 で 最 悪 とな っ て い る 。 特 別 利 益 の 内 訳 は 固 定 資 産 売 却 益 、 投 資 有 価 証 券 売 却 益 な ど で あ り、 特 別 損 失 の 内 訳 は 関 係 会 社 整 理 損 、 貸 倒 引 当 金 繰 入 な ど で あ る 。 す な わ ち こ の6年 に お い て 、 特 に1987年 か ら1989年 に か け て 関 係 会 社 の 再 編 整 理 が 進 め ら れ た と思 わ れ る 。 ま た こ の 場 合 、 貸 倒 引 当 金 繰 入 は 赤 字 の 関 係 会 社 を 整 理 す る に あ た って債 権 が 回収 され る見 込 み が な いた め に計 上 され る も ので あ り、 当然 金 額 も大 き い 。 こ れ がB/Sに お け る1988年 の 貸 倒 引 当 金 の 大 き さ に 影 響 を与 え て い る 。税 引 前 当期 純 利 益 、 当 期 利 益 、 当期 未 処 分 利 益 金 は ど れ も ほ ぼB/S合 計 額 をや や下 回 る伸 び を 示 して い る 。 よ つ て特 別 損 失 合 計 の 大 き さ が や や 影 響 を 与 え て い る と 言 え な く も な い が 、 赤 字 関 係 会 社 の 再 編 整 理 は着 実 に 進 ん で お り そ れ ほ ど気 に す る 必 要 も な い で あ ろ う。以 上 か ら ダイエ ー は 売上 高 の伸 び が順 調 で営 業 外 収益 の 向上 も評 価 で き るが バ ブ ル 経 済 の 崩 壊 に 伴 つ て 、 い か に営 業 外 費 用 や 販 管 費 を低 く押 さ え て い く か が 課 題 で あ る と言 え る の で は な い だ ろ う か 。 一19一 皿 イ トー ヨー カ 堂 の分 析 1B/Sの 分析 ま ずB/Sの 借 方 か ら み て い く とB/S合 計 の 伸 び は6年 な っ て い る 。 流 動 資 産 合 計 の 伸 び は144.9とB/S合 な っ て い る が1987年 か ら1991年 ま で はB/S合 間 で158.3と 計 の 伸 び よ り小 さ く 計 の 伸 び を 上 回 っ て お り19 92年 に 初 め て 下 回 る よ う に な っ て い る 。 ま た1991年,1992年 は 前 年 よ り金 額 自体 も少 な くな って お り、 これ は そ の 他 流 動 資 産 合 計 の 減 少 の た め で あ る 。 流 動 資 産 合 計 の う ち ま ず 当 座 資 産 合 計 は1989年 に 前 年 よ り倍 増 し て い る 。 こ れ は 短 期 貸 付 金 が334億 円 か ら44億 円 に 減 少 し た こ と に よ っ て 現 金 ・預 金 が 著 し く 増 加 し た か ら で あ ろ う 。 そ れ 以 降 は 小 さ な 幅 で 増 減 し て い る が 、 そ の 中 で も 他 に 目 に つ く も の は 、 構 成 比 は 小 さ い も の の1992年 に受 取 手 形 が 減 少 して い る こ と で あ る 。 こ れ は トー シ ン ・エ ン タ ー プ ラ イ ズ の 受 取 手 形 が1991年 に3億7200万 円 あ っ た の が1992年 は ほ と ん どな くな っ て い るか らで あ る 。 ま た そ の 他 流 動 資 産 合 計 が 大 き な 変 化 を見 せ て い る 。 こ の う ち1991年 の 減 少 は 、 ロ ビ ン ソ ン ・ジ ャ パ ン へ の 関 係 会 社 短 期 貸 付 金 が 約150億 円 な くな っ た た め で あ る 。 そ の 他 の 年 の 変 化 は 短 期 貸 付 金 の う ち 三 井 銀 行1当 時)へ 合 計 を み る とB/S合 のCD現 先 が 増 減 して い る た め で あ る 。次 に固 定 資 産 計 以 上 に 伸 び て い て1992年 に は 構 成 比 は70%に 達 し て い る 。 そ の う ち 有 形 固 定 資 産 合 計 の 伸 び が 大 き く1992年 の 趨 勢 比 は20U を 超 え て い る 。 そ の 中 で 建 物 や 土 地 の 趨 勢 比 が200を の 規 制 緩 和 等 に よ り 、 毎 年2∼4店 超 え て い る 。大 店 法 舗 新 設 し て き た こ と に よ っ て 自社 所 有 の 店 舗 施 設 が 増 え た こ とを うか が わ せ る 。 それ は 建 設 仮 勘 定 の 伸 び を 見 て も 明 ら か で6年 間 で 趨 勢 比 は2000を 超 え る よ う に な っ て い る 。 無 形 固 定 資 産 合 計 を み る と ほ と ん ど変 わ っ て い な い と み て よ い 。 内 訳 は 借 地 権 が ほ ぼ 8割 を 占め て お り 、 特 に 目 に つ く と こ ろ は な い 。 投 資 そ の 他 の 資 産 合 計 は B/S合 計 を や や 下 回 る 伸 び を 示 し て い る が 、 構 成 比 は45.8%と か な り大 き い 。 こ の う ち 長 期 差 入 保 証 金 が 半 分 近 く を 占 め て お り 、 リー ス 出 店 戦 略 を と っ て い る イ トー ヨ ー カ 堂 ら し い 点 と い え る 。 しか し 自 社 所 有 に よ る 新 規 出 店 が 増 え た こ と に よ り長 期 差 入 保 証 金 は あ ま り伸 び て い な い 。 ま た 、 投 資 有 価 証 券 合 計 が1992年 に 大 き く増 え て お り 、 中 で も 関 係 会 社 株 式 が 大 き く増 え て い る が こ れ は セ ブ ン ・イ レ ブ ン と設 立 したIYG・ ン グ ・カ ン パ ニ ー の 株 式 取 得 が 特 に 大 き く365億 一20一 ホ ールデ ィ 円 に も上 り 、 そ の 他 に も ロ ビ ン ソ ン ・ジ ャ パ ン が 新 た に 発 行 し た1万7000株 得 し た た め で あ る 。 ま た1988年 を170億 円で す べ て 取 、1989年 の 関 係 会 社 社 債 は 、 ヨ ー ク ベ ニ マ ル の 転 換 社 債 で そ れ を 株 式 に 転 換 し た た め1990年 か らは 再 び0と な って い る 。 長 期 貸 付 金 を み る と1991年 に 急 激 に 増 加 し て お り 、 こ れ は ロ ビ ン ソ ン ・ジ ャ パ ン へ の242億 円の 貸 付 が 原 因 で あ る 。 同 社 へ の 短 期 貸 付 金 の150 億 円 が 減 少 した か わ り に 長 期 貸 付 金 が 増 加 し た と み る こ と が で き る 。 しか し 、 同 社 へ の 長 期 貸 付 金 が1992年 に162億 円 減 少 して い る が 、 こ の 減 少 分 で 同 社 の 株 式 を 取 得 した も の と 思 わ れ る 。 こ の6年 間 の資 金 運 用 を み る と 1990年 ま で は 流 動 資 産 合 計 、 特 に 現 金 ・預 金 の 増 加 が 目立 つ 。 そ し て1992 年 は 固 定 資 産 合 計 の 伸 び が 大 き く、 そ の 中で も投 資 有 価 証 券 合 計 の増 加 が 目 立 つ 。 総 じて 資 金 に 余 裕 が あ る と思 わ れ る 。 次 に 貸 方 を 見 て み る と 、流 動 負 債 合 計 の 伸 び はB/S合 計 の 伸 び よ り大 き く な っ て い る 。 構 成 比 は 、 そ れ ほ ど大 き く な い が 支 払 手 形 が1988年 少 して い る 。 買 掛 金 の 伸 び がB/Sの に減 伸 び よ り大 き く な っ て い る 。 ま た 、 固 定 負 債 の 方 を 見 る と 年 々 金 額 が 減 少 し て1992年 に は 趨 勢 比58.2と い る 。 そ の 内 訳 を 見 る と 社 債 合 計 が 趨 勢 比20.1、 長 期 借 入 金 と な る と1992 年 に は0と な っ て い る 。 社 債 は す べ て 転 換 社 債 で1986年11月17日 な って に 第2回 国 内 無 担 保 転 換 社 債 を 発 行 した の を最 後 に 発 行 して い な い 。 そ して 、 こ の 6年 で 社 債 金 額 減 少 分 は す べ て 株 式 に 転 換 さ れ て い る が 各 年 の 決 算 月 の 最 高 株 価 の 推 移 を み る と 、1987年2月3930円 4190円 、4400円 か ら4350円 、4530円 、4560円 、 と1991年 に 下 が っ た も の の 上 昇 し て お り 、 高 株 価 の 維 持 が 株 式 転 換 を 可 能 に した と い え る 。 長 期 借 入 金 を み て み る と 、 構 成 比 が 小 さ い た め 有 価 証 券 報 告 書 の 附 属 明 細 表 に 載 っ て い な い の で 、詳 し くは わ か ら な い 。 負 債 合 計 を み て み る と 、B/Sの 伸 び を 下 回 り趨 勢 比 は117.4で る 。 ま た 、 構 成 比 も1987年 に は47.1%だ っ た の が1991年 あ に は34.9%と12.2 下 が っ て い る 。次 に 、資 本 に つ いて み る と資 本 金 、利 益 準 備 金 、 そ の他 の 剰 余 金 合 計 、 当 期 未 処 分 利 益 金 が 趨 勢 比200を こ えて い る 。 また 、資 本 準 備 金 の 増 加 分 は す べ て 転 換 社 債 の 株 式 転 換 の 分 で あ り転 換 社 債 の 減 少 分 が 資 本 金 、資 本 準 備 金 の 増 加 分 とな っ て い る 。利 益 準 備 金 の 増 加 分 は 、前 期 決 算 の利 益 処 分 に よ る積 立 額 と 中間 配 当の 支 払 い に よ る積 立 額 とで な って い る 。 ま た 、 その 他 の 剰 余 金 合 計 は 、任 意 積 立 金 と 当期 未 処 分 利 益 金 か ら な って い る が そ の うち 前 期 の 当期 未 処 分 利 益 金 か らで る任 意 積 立 金 が 増 加 して い る ため 前 期 の利 益 の 増 加 が 、次 の 期 の その 他 の 剰 余 金 合 計 の 増 加 と 一21一 な っ て あ ら わ れ て い る 。 ま た 当 期 未 処 分 利 益 金 も堅 調 に 増 加 し て い る 。 資 本 合 計 はB/S合 計 の 伸 び を 大 き く 上 回 り1992年 の 趨 勢 比 は194。9と て い て 、 構 成 比 は65.1%と なっ な り負 債 よ り 自 己 資 本 の 方 が 多 く安 定 した 経 営 ぶ りが う か が え る 。 資 金 調 達 に つ い て み る と 、 こ の6年 間 社 債 は 発 行 して お ら ず 、 か と い っ て 借 入 金 も増 え る ど こ ろ か 減 少 傾 向 で あ る 。 つ ま り新 た に 調 達 は し て お ら ず 内 部 留 保 資 金 、 回 転 差 資 金 な ど を う ま く運 用 に ま わ し て い る も の と思 わ れ る 。 2P/Lの 分析 売 上高は1992年 の趨勢比 が147.8とB/S合 計 をやや下 回 って い る。売 上原価 ・営業原価 、売上総 利益は売上 高 とパ ラレルで あ るとみ る ことがで きるが営業利益 、経常利益 とな る と1992年 の趨 勢比162.2、186.6とB/S 合計 を上 回るよ うにな ってい る。売上 総利益 か ら販管費 をひいた ものが営 業利益 で あるか らまず販管費 につ いてみ る と販管 費合計 はほ とん ど売 上総 利益 の伸び と同 じで趨勢比 で3ぐ らい違 うだ けであ るが 、売 上総利益 、販 管費 の額の大 き さに比べ営業 利益の額 は小 さいためその3が 意味 を持つ よ うであ る。 しか し、販管費 の内訳 をみ て も特 に 目立 って減少 した項 目もな く全体 的 に費用 の伸 びがやや 少なめ とな って い る。地道な経費 削減が 営業 利益 の伸び と して あ らわれ て きて いるのだろ う。営業 外収益 は受取利息 、 受取配 当金 が主な もので あるが両者 とも伸 びが非 常に大 きい。それ に対 し 営業外費用 は減少 していて受取 利息の増加 に対 し支払 利息は趨勢 比44.5と まった く逆 にな ってい るが 、 これ はB/Sで みた よ うに社債 を発 行せず ま た借入金 も減 少 し資金 調達 を内部 資金で まかな ってい るため であ る。1991 年 に営業外費 用が急 にふ えて いるが これ は1Z?億 円の為 替差損 とB/Sで 見 た よ うにロ ビンソン ・ジャパ ンへ 貸付 を した ことによ り貸倒 引 当金繰入 額 が増加 したため と思 われ る。 しか し、この年 も貸倒 引 当金繰入額 は社外 に流 出す る費用 でな く内部 留保 され て いるので さほ ど気 にか ける必 要 もな いであろ うとお もわれ る 。この営業外 収益の増 加 と費用 の減少 によ り営業 利益 に もま して経 常利益 は伸び を示す ことにな って いる。特別利益 をみ る と1989年 、1990年 、1992年 が大 き くな って いるが 、1989年 は貸倒 引当金 戻 入 と投 資有価証券 売却益\1990年 は車 両及び器具 ・備品 の売 却 に伴 う固定 資産売却 益 、1992年 は土地 の売却 によ る固定資産 売却益 が 、それ ぞれ の理 由 としてあげ られ る。特別損 失の変動 はほ とん どが固定資産廃 棄損 の変 動 一22一 に よ る も の で あ る 。 そ し て 、 当 期 利 益 を み る と 年 々順 調 に の び1992年 勢 比 は211。3と な っ て い て 、 これ がB/Sの の趨 利 益 準 備 金 の 伸 び につ な が っ て いる。 皿 ダ イエ ー と イ トー ヨー カ 堂 の 比 較 ダ イ エ ー と イ トー ヨ ー カ 堂 のB/Sを 計 の 額 を み る と ダ イ エ ー は 約1兆 比 較 して み る 。1992年 のB/S合 円 、 イ ト ー ヨ ー カ 堂 は6600億 は ダ イ エ ー の 方 が 大 き く な っ て い る が 、 こ こ6年 ダ イ エ ー143.9、 イ トー ヨ ー カ 堂158.3と 間 のB/S合 円 と規 模 で 計 の伸び は イ トー ヨ ー カ 堂 の 方 の 伸 び が 大 き く な っ て い る 。 両 社 と も1992年 の 趨 勢 比 で み る とや や 固 定 資 産 に 力 を 入 れ て い る が 、1991年 ま で は 流 動 資 産 に 力 を 入 れ て い る と い う こ と が 一一致 す る 。 しか し 、 そ の 中 身 は と い う と か な り違 い が 表 れ て く る 。 ま ず 、 ダ イ エ ー の 貸 倒 引 当 金 と 関 係 会 社 株 式 の 多 さ 、 そ し て イ トー ヨ ー カ 堂 の 長 期 貸 付 金 の 増 加 に 対 しダ イ エ ー の 減 少 が あ る 。貸 方 を み る とダ イ エ ー の 負債 比 率 の 高 さ と イ トー・ ヨ ー カ 堂 の 自己 資 本 比 率 の 高 さが 見 事 な ま で に対 照 をな し て い る が 、 こ れ は ダ イ エ ー が 資 金 調 達 を 借 入 金 等 の 他 人 資 本 に 依 存 して い る の に 対 し イ ト ー ヨ ー カ 堂 は 自 己 資 本 が 充 実 し て お り借 入 金 は 少 な く な っ て い る た め で あ る 。P/Lを み る と売 上 高 は ダ イ エ ー が 大 き い も の の 営 業 利 益 は イ トー ヨー カ 堂 の 方 が 高 くな って い る 。 これ は 、販 管 費 の 構 成 比 は ほ とん ど同 じな の で 売 上 原 価 の 違 い と思 わ れ る 。 また 、営 業 外 収 支 が イ ト ー ヨ ー カ 堂 が 約150億 円 プ ラ ス な の に 対 し ダ イ エ ー は 約200億 円マ イ ナ ス と な っ て い る た め 経 常 利 益 の 差 は 一 段 と大 き く な り売 上 高 に 対 す る 経 常 利 益 の 構 成 比 は イ トー ヨ ー カ 堂6.7%に B/Sで 対 し ダ イ エ ー1.4%と な って い る 。 み た 借 入 金 の 多 さ が ダ イ エ ー に 影 響 し て い る と思 わ れ る 。 ※ 編 集 上 の 都 合 に よ り 、 第2章 の 財 務 デ ー タ の 掲 載 に つ い て は 、1988年2 月 期 分 も 省 略 さ せ て い た だ き ま し た 。 ま た 、1988年2月 期 か ら 開示 され た 「そ の 他 の 設 備 の リー ス 料 」(図 表2・2 、 図 表2・5に 記 載)に つ い て は 、1989年2月 期 を 趨 勢 比100.ozと 一23一 して 表 示 し ま し た 。 ・ 騨 i繍 懲 纏 網調纏 鎌串 mjml^i [1 調 、 撫量 謂 《 卜{v 刷 」 創c ● ● お ◎ 、 o o ∼ o べ σ辱 ⑦ C ■ 聴 C a'1 凝 o M ■ 暑ε NI 、 網 ● ■ a ■ ぺ .¥ 顎 a e ■ 0. m C L 鷺 顎 駅 網 o ■ C O o ○ ● ○ ■ o o C L 娘 c m 一 .¥ ● ● 訳 o .¥ ゆ ◎◎ ■ ■ m :a C :J C 豊 蕊 & ■ A ■ ● 「 c ■ ■ ● ● 9 聴 潔 駅 》 ● ●iO ● 蕪 り 一1 ㈲¢」酷 ● 壽' ..彰' 『卿典 o碑Ca 、 q 藩 e ■ C m m 4一 ' o 国1 c. rn M § ti ● &弓 壽. 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Q ロ り 「、r d く 雨 ⇒ 、d ロ まに 一 『 i7 i !".: ∼ 乙 1ぐ 潟'類 韻羅1 i ,_ ㌣ i I N 粥1 1麟 翻t1・, 一27一 矯舞 第3章 1経 ダイエーとイトーヨーカ堂の経営指標分析 営指標分析概論 企 業 活 動 を 分 析 す る に あ た つ て 、 企 業 レベ ル で の 資 本 の 蓄 積 の 様 子 を 数 量 的 に 把 握 す る こ とは と ても重 要 な課 題 で あ る。 この章 で は 、企 業 活動 を総 合 的 に把 握 す るた め に 、成 長 性 、 収 益 性 、 安 定 性 の3つ の方 向か ら分 析 して い く こ とにす る。 こ こ で は 、 特 に 以 下 の 指 標 を取 り上 げ て 分 析 し て い く。 ①成長性指標 B/S合 計 と売上高、経常利益の成長率 売場面積 当 り売上高 と従業員1人 当 り売上高 ②収益性指標 安全余裕率 経営資本営業利益率 付加価値指標(労 働生産性) ③安定性指標 固定比率 、固定長期適合率 H成 長性指標 lB/S合 B/Sは 計 と売上 高 、経 常 利 益 の成 長 率 企 業 の財 産 状 況 を示 す も の であ り、そ の 合計 額 の 伸 長 は企 業規 模 の拡 大 の 様 子 を 表 す も の で あ る 。 売 上 高 は 、 期 ご と の 企 業 活 動 を計 る 一 番 基 本 的 な 指 標 で あ り 経常 利 益 は企 業活 動 の成 果 を表 す重 要 な指標 で あ る。 図 表2-1、2-4か 100か ら143.9に らB/S合 、IYが100か 計 の 伸 び は 、1987年 か ら1992年 の6年 ら158.3に 間 で ダ イエ ー が 拡 大 し て お り、 ダ イ エ ー に 比 べ てIYの 方 が 資 本 規 模 が 拡 大 し て い る と言 え る 。 売 上 高 を 比 べ て み る と 、 ダ イ エ ー一が6年 し 、IYは100か 位 のIYが ら147.8へ 間 で100か ら140.1へ 伸 長 して い る の に 対 高 い 水 準 で 推 移 し て い る 。 売 上 高1位 の ダ イ エ ー に 同2 迫 りつ つ あ る こ と を 示 して い る 。 経 常 利 益 は ダ イ エ ー が 対 売 上 高 比 で 、 過 去6年 一28一 間1.4%程 度 の 低 い水 準 で あ る の に 対 し、IYは1987年 に5.3%、 以 上 の よ う に 、 過 去6年 以 後 増 え 続 け1992年 に は6.7%に 間 を 大 局 的 に 見 れ ばIYが 達 して い る 。 ダ イ エ ー を 凌 ぐ成 長 を 維 持 し て き た と言 え る 。 2売 場 面 積 当 り 売 上 高 と従 業 員 一 人 当 り 売 上 高 大規 模 小 売 業 の場 合 、 売場 面積 、従 業 員数 の推 移 が売 上 高 の伸 び に示 され る成 長性 を 分 析 す る 際 に 大 き な 意 味 を 持 つ と言 わ れ る 。 売 場 面 積 の 伸 び 率 を 見 る と ダ イ エ ー がIYを 上 回 つ て い る 。 これ は ダ イ エ ー が 大 型 店 の 新 規 出 店 を積 極 的 に 行 な っ て き た こ と に あ り、 ダ イ エ ー の 膨 張 主 義 が 健 在 で あ る こ と を示 し て い る が 、 そ の 割 に 売 上 高 の 伸 び が 小 さ い の が 気 に 掛 か る 。 対 してIYは 売 場 面 積 当 りの 売 上 高 を 伸 ば す こ と に 力 を入 れ て い る こ とが わ か る 。1987年 に は 同 水 準 で あ つ た 売 場 面 積 当 た りの 売 上 高 は 、 近 年IYが ダ イ エ ー に 差 を付 け は じめ る 展 開 にな って き て いる 。 店 舗 面 積 の 増 加 に 伴 っ て 、 従 業 員 数 も増 加 す る 。 従 業 員 数 も ダ イ エ ー の 方 が 伸 張 し て い る が 、 売 上 高 の 伸 長 率 で 勝 るIYが1人 当 りの 売 上 高 を 伸 ば し 、 ダ イ エ ー と の 差 を縮 め て き て い る。 図 表3-1ダ イ エ ー とIY売 場 面 積 、従 業 員数 に お け る比較 1986 1987 赴 高(百万円) 1,446,211 1,550,314 売場醸(m2) 1,184,070 1,243,856 項 目\年度 1988 1989 1990 1,675,324 1,777,335 1,842,088 127.3 1,294,788 1,353,618 1,401,461 .118.4 86/90 ダイエ ー 885 912 篠顛(人) 14,863 15,574 16,035 従類1人当號 上高(千 円) 98,085 101,870 売上高(百万円) 987,804 売場醸(m2) X12,826 売場醸 当り祉 高(千円) 952 962 108.7 16,189 16,833 113.3 106,003 110,311 115,670 117.9 1,055,006 1,170,269 1,258,190 1,355,139 137.1 947,266 1,002,019 1,022,943 1,052,632 115.3 960 IY $88 911 955 1,000 1,048 篠 顛(人) 12,213 12,364 12,483 12,677 13,643 従類1人 当り売靖(千 円) 80,345 85,853 94,198 100,015 105,376 売場醸 当り祉 高(千 円) (出 所)『 一29一 116.0 111.7 131.2 有 価 証 券 報 告 書 総 覧 』 各 年 版 よ り作 成 。 皿 収益性指標 1安 全余裕率 安 全 余 裕 率 は損 益 構 造 の安 定性 を示 す 指標 で あ る 。売 上高 の減 少 が どの程 度 の水 準 に なれ ば 企 業 が赤 字 に 転化 す るの か を示 す もの で あ る、 この比 率 が 高 けれ ば 高 いほ ど 損 益 構 造 の 安 全 度 合 い も 高 い 。 図 表3-2を 見 る とIYが 他 社 に比 べ て損 益 構造 が安 定 し て い る こ とが 見 て 取 れ 、 ダ イ エ ー は 損 益 構 造 に 余 裕 の な い こ と が 伺 え る 。 しか し、 ど の よ う な 要 因 で こ れ ほ ど の 差 が 生 ま れ る の か 。 以 下 に 分 析 して み る 。 損 益 構 造 を 安 定 さ せ る た め に は 、 変 動 費 と 固 定 費 を抑 え て い く こ とが 必 要 と な る(* 1)。 そ こ で 、 売 上 原 価(変 動 費)と 販 管 費 、 営 業 外 収 益 費 用(固 定 費)に 注 目 し 、2 対 し てIYは73.8%とIYが 高 い 率 を保 持 し て い 社 の損 益構 造 の違 い を 見て み た い。 売 上 原 価 率 は ダ イ エ ー の77.8%に ● る 。 こ の 原 因 は 売 上 高 構 成 の 違 い に 見 られ る 。 図 表3-4か ら 、IYが 粗利 の高 い衣 料 品 に 力 を 入 れ て い る こ と、 利 鞘 の 少 な い 関 係 会 社 へ の 卸 売 の 比 率 が 少 な い こ とが 分 か る だ ろ う。 加 え て ダ イ エ ー は デ ィ ス カ ウ ン トス トア(DS)の ダ イ エ ー のDS、 トポ ス の 粗 利 益 率 はll∼12%と 展 開 を行 な っ て い る。 言 わ れ て お り(*2)、 こ の よ う な 薄 利 多 売 の 売 上 高 構 成 が 原 価 率 を 高 め て い る と言 え る 。 一方 、 両 社 と も 販 管 費 は 業 界 平 均 よ り低 く押 さ え られ て い る が こ れ は 、 効 率 化 政 策 の 表 れ と見 て 取 れ る 。IYは ドミ ナ ン ト出 店 方 式 や 窓 口問 屋 制 を 採 用 し、 ダ イ エ ー も 配 送 セ ン タ ー を 整 備 す る な ど 効 率 化 を進 め て い る 。 ま たIYは 営 業 外 費 用 が 低 い こ とが 見 て 取 れ る 。 営 業 外 費 用 の 主 項 目 は 支 払 利 息 で あ る がIYは 固 定 負 債 が大 変 少 な い。 そ のた め営 業 外 収益 が 同 費 用 を上 回 って いる。 一 方 、 固 定 負 債 を 多 く抱 え る ダ イ エ ー は 営 業 外 費 用 が 高 く 、 経 常 利 益 が 目減 りす る 大 きな 要 因 にな って いる 。 図 表3-2安 社名\年度 全 余 裕 率(単 1986 ダィエ ニ IY (7社 平 均) 位:%) 1987 1988 !989 1990 6.2 6.3 6.6 s.s 6.5 20.6 22.7 24.0 24.6 25.0 11.4 12.2 12.2 12.0 12.0 (出 所)『 有 価 証券 報 告 書総 覧 』 各年版 『企 業 経 営 の 分 析 』 三 菱 総 合 研 究 所 、 各 年 度 版 よ り作 成 。 (7社=ダ イ エ ー 、IY、 西 友 、 ジ ャ ス コ 、 ニ チ イ 、 ユ ニ ー 、 長 崎 屋) 一30一 図 表3-31990年 度P/L=構 成 比 率(抜 粋)(単 位:百 万 円 、%) 7社 平均 IY ダ イエ ー 金額 構成比 金額 構成比 売上高 1,842,088 100.0 1,355,139 100.0 100.0 売上原価 1,433,164 77.8 999,437 73.8 74.8 売上総利益 408,924 22.2 355,702 26.2 25.2 販売費 ・ 365,704 19.9 275,676 20.3 21.8 営業利益 43,220 2.3 80,026 5.9 3.4 営業外収益 22,033 1.2 15,387 1.1 1.3 営業外費用 経常利益 38,592 2.1 6,577 0.5 1.7 26,631 1.4 88,836 6.6 3.0 構成比 一般管理費 (出 所)『 図 表3-41990年 度 品 目\比率 有 価 証 券 報 告 書 総 覧 』1991年 版 よ り作 成 。 売 上 高 構 成 比(単 ダ イエ ー 位:%) 原価率 (75.0) (小 売) 原価率 IY (82.2) 衣料品 27.6 一 37.2 65.4 食料品 39.2 一 40.8 74.6 24.8 『 16.6 69.3 8.4 一 5.4 69.0 (25.0) 『 (17.8) 96.0 家庭用品 レ ジヤー 関連用品 (卸 売) (出 所)『 有 価 証 券 報 告 書 総 覧 』1991年 版 よ り作 成 。 ※ ダ イエ ー は 仕 入 原 価 が 小 売 ・卸 売 に 分 離 さ れ て い な い た め 原 価 率 が 算 出 で き な い。 一31一 2経 営 資 本 営 業 利 益 率(*3) 企 業 の 主 な 営 業 活 動 の 側 面 に 限 っ て 経 営 効 率 を 測 定 す る 。 主 た る 営 業 活 動 に動 員 さ れ た 資 産 を 分 母 とす る た め 、 そ れ に 対 す る 利 益 は 営 業 活 動 の 成 果 を示 す 営 業 利 益 に な る 。 営 業 利 益 に は 資 本 構 成 の 違 い が 反 映 しな い の で 同 種 同 規 模 企 業 の 営 業 効 率 を 比 較 す る際 に こ の比率 は有 効 で あ る。 図 表3-5を 見 る か ぎ り、IYは 業 界 他 社 と比 較 し て 断 然 高 い 水 準 を 維 持 して お り 、 営 業 効 率 の 良 さ を示 し て い る 。 一 方 、 ダ イ エ ー は 比 率 で 見 る か ぎ り業 界 の 中 で も 低 い 水 準 に あ る こ とが 分 か る 。 図 表3-6よ IYの りIYは 売 上 高 営 業 利 益 率5.9%、 経 営 資 本 回 転 率4.1回 とな って お り 優 位 性 は 経 営 資 本 率 の 高 さ は さ る こ とな が ら 、 営 業 利 益 率 の 驚 異 的 な 高 さ に あ る と い え る 。 また ダ イ エ ー の 水 準 の 低 さ は 営 業 利 益 率 に あ り、 経 営 資 本 回 転 率 は 業 界 平 均 を 上 回 っ て い る こ とが 分 か る 。 図表3-5経 比率\年度 営資本営業利益率(単 1986 1987 (7社 平 均) 1988 1989 1990 9.5 9.3 9.5 9.7 9.0 25.1 25.2 25.0 23.0 24.0 11.6 11.7 11.5 10.7 10.8 ダ イエ ー IY 位:%) (出所)『 企業経営の分析』三菱総合研究所、各年度版 よ り作成。 図 表3-6ダ 社 名 ダ イエ ー IY 業界平均 イ エ ー とIY売 比率 上 高 営 業 利 益 率 、 経 営 資 本 営 業 回 転 率(*4) 1986 1987 1988 1989 1990 売1館業利益率 2.6% 2.5% 2.4% 2.3% 2.3% 経営資相 転率 3.7回 3.7回 4.0回 4.2回 3.9回 売嫡 営業利益率 5.1% 5.5% 5.7% 5.6% 5.9% 欝資相畔 4.9回 4.6回 4.4回 4.1回 4.1回 祉 館 芙利益率 3.3% 3.4% 3.4% 3.3% 3.4% 経甑相畔 3.5回 3.4回 3.4回 3.2回 3.2回 (出 所)『 企 業 経 営 の 分 析 』 三 菱 総 合 研 究 所 、 各 年 度 版 よ り作 成 。 一32一 3付 加 価値 指 標 ダ イ エ ー 、IYの 付 加 価 値 指 標 を み て み る と 、 労 働 生 産 性 は ダ イ エ ー 、IYと もに 上 が つて い る。 これ は分母 で あ る従 業 員数 が増 え て いて それ で も労働 生 産 性 が上 が っ て い る と い う 点 で 評 価 で き る 。 しか し 、 ダ イ エ ー は1987、1988年 な が ら 上 回 つ て い た が1989年 か ら は7社 に は7社 平 均 を約100万 は7社 平 均 を わ ず か 平 均 を 下 回 る よ う に な っ た 。 逆 に1・Yは87年 円 上 回 つ て い た の が 、1991年 に は300万 円以上 の差 をつ け、 2000万 円 台 とな つ た 。 薄 利 多 売 の ダ イ エ ー と収 益 性 重 視 のIYの 働 生 産 性=1人 違 いが でて いる 。労 あ た り売 上 高 × 付 加 価 値 率 と も 表 す こ と が で き こ の 両 方 を 上 げ る こ と に よ つ て 労 働 生 産 性 が 上 が る 。 付 加 価 値 率 は5年 て い る が ・IYは7社 平 均 の17∼18%を て い る の に 対 し ダ イ エ ー は7社 エ ー は 従 業 員1人 間 で ダ イ エ ー 、IYと 上 回 り1991年 に は20%近 平 均 を2∼3%下 当 りの 売 上 高 の 伸 び が7社 回 つ て15%前 も同程 度 伸 び くの水 準 に まで達 し 後 で 推 移 して い る ダ イ 平 均 の 伸 び よ り低 く 、IYは 伸 び が大 き い た め そ の 差 は徐 々 に 縮 ま っ て き て い る 。IYの 労 働 生 産 性 の 上 昇 は 従 業 員1人 売 上 高 の 上 昇 に よ る と こ ろ が 大 き い 。 従 業 員1人 当 り 売 上 高=資 率=労 当り 本 集 約 度 ×資 本 回 転 働 装 備 率 × 有 形 固 定 資 産 回 転 率 と表 す こ と も で き る 。 資 本 集 約 度 は 従 業 員1人 当 りの 総 資 本 、 労 働 装 備 率 は 従 業 員1人 当 り の 有 形 固 定 資 産 を表 し て い る が 、IYは 両 方 と も7社 平 均 を 大 き く下 回 っ て い る 。 こ れ はIYの リー ス に よ る店 舗 展 開 が 影 響 して い る 。 総 資 本 が 小 さ くな っ て い る の で 逆 に 資 本 回 転 率 は 高 く な つ て い る 。 ダ イ エ ー は 労 働 装 備 率 は7社 平 均 を 大 き く下 回 っ て い る が 資 本 集 約 度 は7社 平均 を上 回 って い る こ と か ら有 形 固 定 資 産 よ り投 資 に 力 を 入 れ て い る こ と が わ か る 。 資 本 集 約 度 と資 本 回 転 率 は トレ ー ドオ フ の 関 係 に あ る が 、 ダ イ エ ー は 両 方 と も7社 平均 を上 回 つて い る 。 労 働 分 配 率 は 付 加 価 値 の う ち 、 ど れ だ け が 人 件 費 と して 労 働 に 分 配 さ れ た か を 表 す 指 標 で あ る 。 労 働 分 配 率 の 上 昇 は 利 潤 分 配 率(税 引 前 純 利 益 高/粗 利 益 高)を 低下 させ る 最 大 の 原 因 で あ る との 観 点 か ら 管 理 上 も っ と も 重 要 な 指 標 と さ れ 一 般 的 な 管 理 目標 と して40%の ま だ48.6%で 水 準 が 提 起 さ れ て い るが 、 ダ イ エ ー は 改 善 さ れ て き て い る と は い え あ る。 一33一 図 表3-7 ダ イ エ ー とIY 社名 従業殿(人) 付加価値:額(百 万円) 瓶 蛙 性(千 円) 1986 16,189 16,833 IY 12,213 12,364 12,483 12,677 13,643 列 エー 215,380 225,005 242,748 65,656 290,701 IY 185,941 204,333 228,340 43,339 270,109 14,607 14,785 15,359 16,488 17,607 15,124 16,628 18,380 19,343 21,004 14,226 14,752 15,843 16,858 17,799 14.9 14.5 14.5 14.9 15.8 18.8 19.4 19.5 19.3 19.9 17.5 17.3 17.5 18.0 ダィェー 列 エー 106,003 110,311 111,567 80,345 85,853 94,198 100,015 105,376 7社平均 81,472 85,一〇91 90,335 93,702 96,862 列 エー 48,254 49,764 48,482 51,582 54,123 34,135 36,694 39.,819 42,943 45,521 42,027 44,155 47,371 49,207 52,609 列 エー 2.00 2.08 2.16 2.20 2.11 IY 2.50 2.42 2.46 2.42 2.38 7社平均 1.97 1.97 1.97 1.94 1.90 ダィェー 8,583 8,528 8,661 8,689 8,823 IY 6,436 6,790 7,432 8,489 9,744 7社平均 10,097 10,526 11,519 12,514 13,373 ダィェー 11.43 11.95 12.24 12.70 12.64 IY 12.48 12.64 12.68 11.78 10.81 7肝 均 8.07 8.08 7.84 7.49 7.24 列 エー 51.9 51.1 50.0 49.8 48.6 IY 一41 .3 40.3 40.3 40.1 40.5 46.9 47.2 46.7 46.1 46.1 7社平均. 鵜 頒捧(%) 18.4 101,870 IY 有形固定資産回転率(回 〉 , 98,085 列 エー IY 労醸 備率(千 円) 1990 16,035 雅平 均 資相 解(回) 1989 15,574 IY 資線 鍍(千円) 1988 14,863 雅覇 一人当リ売上高(千円) 1987 ダィェー IY 付加鰭 率(%) 付 加 価値 指標 の比較(*5) 7社平均 「 . ' (出所) 『 企 業経 営 の 分析 』 三菱 総 合研 究所 、各 年 度版 よ り作成 。 一34一 IV安 定性指標 1固 定 比 率 、 固 定 長 期 適 合 率(*6) 資 金 の 長 期 凍 結 を要 す る 固 定 資 産 は 返 済 期 限 の な い 自 己 資 本 の 範 囲 内 で 取 得 す る こ と が 望 ま し い(=100%以 下 が 望 まれ る)。 た だ し、 現 実 的 に は 自 己 資 本 の み で 固 定 資 産 を 調 達 で き る企 業 は 少 な く 、 固 定 負 債 と 自 己 資 本 の 合 計 額 以 下 に 固 定 資 産 を 押 さ え る こ とが望 まれ る。 まず ダイ エ ー を見 て み よ う。 ダ イエ ー は固定 比 率 、 固定 長 期 適合 率 と も業 界他 社 と 比 較 して 高 い値 を示 し て い る 。 値 だ け を み れ ば 不 健 全 な 資 産 取 得 が 見 て 取 れ る が 、 こ れ は ダ イ エ ー 独 特 の 店 舗 政 策(店 舗 周 辺 の 土 地 を 購 入 し含 み 益 を 得 る)を 表 して い る と も 言 え る 。 固 定 比 率 は 漸 減 傾 向 に あ る が 、 これ は 固 定 資 産 の 比 率 減 少 に あ る(B/ S:構 成 比64.2%(1987年)⇒60.7%(1991年))。 これ は固 定 資産 の子 会社 へ の 分 離 が 主 な 原 因 と考 え ら れ る 。 長 期 適 合 率 は 、 あ ま り改 善 さ れ て い な い が 、 こ れ は 固 定 負 債 の 伸 び 率 が 固 定 資 産 の 伸 び 率 を 下 回 っ た こ と に あ る(図 表2-1参 次 にIYを 照)。 見 る と 、 固 定 比 率 、 固 定 長 期 適 合 率 と も に 業 界 他 社 と 比 較 して 大 変 低 い 値 を 維 持 し て お り、 資 産 取 得 の 健 全 ぶ りが 伺 え る 。 固 定 資 産 自体 は 高 い 伸 び 率 を 示 し て い る 。 中 で も 有 形 固 定 資 産 の 伸 び は 著 し い(1991年/1987年=167.4%)。 しか し 比 率 と し て は 良 好 な 値 を 維 持 し て い る の は 自 己 資 本 の 伸 び 率 が 高 い こ と に あ る(1991 年/1987年=170.8%)。 自己資本 の増 大 に よ つて資 産 を まか な う と いう理 想形 を実 現 して い る と い え よ う 。 図 表3-8ダ イ エ ー とIY固 比率\年度 1986 定 比 率 、 固 定 長 期 適 合 率(単 1987 1988 位:%) 1989 1990 固定比率 ダイエ ー 297.9 299.8 290.0 268.2 271.5 IY 128.4 116.7 106.0 99.4 102.7 210.7 202.0 197.5 187.2 190.6 124.9 118.5 136.8 130.0 129.0 91.4 88.9 86.0 83.6 88.9 118.0 115.0 112.9 (7社 平 均) 固定長期適合率 ダ イ エ ー一 IY (7社 平 均) (出 所)『 112.7 111.0 有 価 証券 報 告 書 』 各年 版 『企 業 経 営 の 分 析 』 三 菱 総 合 研 究 所 、 各 年 度 版 よ り作 成 。 一35一 Vま とめ 以 上 、 成 長 性 、 収 益 性 、 安 定 性 の3つ て き た 。 図 表3-9を の 指 標 を 柱 に ダ イ エ ー 、IYの2社 見 れ ば 分 か る の だ が 、IYは を比 較 し 業 界 他 社 と比べ 収 益 性 が格 別 に優 れ て い る 。 し か し 、 売 上 高 と売 場 面 積 の 成 長 率 は 格 段 に 優 れ て い る わ け で も な いの で 、 IYが 堅 実 か つ 着 実 な 経 営 を 行 な っ て き た こ とが 伺 え る 。 ま た 、 業 界 平 均 か ら劣 っ た 項 目が 無 い こ とか ら 、IYは 成 長 性 、 収 益 性 、 安 定 性 を 兼 ね 備 え た 優 良 企 業 だ と言 え る だ ろ う。 一 方 、 ダ イエ ー で あ るが 、業 界平均 を上 回 っ て い るの は 売場 面 積 の伸 長 ぐ ら い で あ る 。 ダ イ エ ー は積 極 的 な 店 舗 展 開 を 行 な っ て い る も の の 、 売 上 高 や 経 常 利 益 の 伸 長 で は遅 れ を取 っ て いる 。 ダ イエ ー に とって は、 売上 総 利 益 の確 保 、営 業 外 費 用 の 改 善 な ど収 益 溝 造 を 改 善 し て い く こ と が 今 後 の 課 題 と 言 え る だ ろ う 。 図 表3-9 ダ・ イエーと・ イトー 三一力堂 経営指標分析 総合 的把握 .圖定長;期適合 率 ダイ エ ー ・ ・ … イ トー ヨ ー 力 堂 一36一 一一 業 界 平 均 (*1)安 全 余 裕 率(MS)=(売 損 益 分 岐 点=固 上 高 一 損 益 分 岐 点 売 上 高)/売 定 費/(1-変 動 比 率)一 ② ① に ② を 代 入 し て 、MS=(売 上 高-固 変 動 費=・売 上 原 価 売 費 お よ び 一 般 管 理 費+営 固 定 費=販 上高 一 ① 定 費/(1-変 動 比 率))/売 上高 業 外 収 益 費 用(純 額)と みなす と、 MS=((1一 変 動 比 率)× =経 常 利 益/売 (*2)「 の13.1%を (*3)経 動 比 率)× 売 上 高) 上総 利 益 販 売 革 新 」1990年7月 ダ イ エ ー198店 売 上 高 一 固 定 費)/((1-変 号54ペ ー ジ よ り。 中 、 トポ ス 店 舗 は21店 占 め て い る 。(『 で(構 成 比10.6%)、 有 価 証 券 報 告 書 』1992年 ダ イエ ー本 社 の売上 高 版 よ り) 営資本営業利益率=営 業利益/経 営資本 ×100 =営 業利益/(総 資本 一建設仮勘定 一投資 その他の資産 一繰延資産+貸 倒 引当金) X100 (*4)経 営資本営業利益率は次のように分解 出来 る。 経営資本営業利益率=(営 業利益/売 上高)×(売 (売上高営業利益率)(経 (*5)付 上 高/経 営資本) 営資本 回転率) 加価値額・=人件費+賃 借料+金 融費用+租 税公課+法 人税等+当 期 純利益 +減 価償却費 労働生産性 二付加価値/従 業員数 付加価値率=付 加価値/売 上高 資本集約度=総 資本/従 業員数 資本 回転率=売 上高/総 資本 労働装備率=有 形固定資産/従 業員数 有形固定資産 回転率=売 上高/有 形固定 資産 労働分配 率=人 件費総額/付 加価値 (*6)固 定 比 率:=固 定 資 産/自 固 定 長 期 適 合 率=固 己 資 本 ×100 定 資 産/(自 己 資 本+固 一37一 定 負 債)X100 第4章 1比 ダイエーとイトーヨーカ堂の資金分析 較 貸 借 対 照表 式 の資 金 運用 表 の分 析 図 表:4-11Yの (単 位:百 資 金運 用 表 貸借対照表価額 増減額 1987鞭 L流 動資産 41,117 売上債権 9,829 棚卸資産 その他 皿.流動 負 債 運用 1991鞭 73,333 5,155 5,155 37,039 45,630 8,591 8,591 46,480 73,995 464 27,515 705 241 71,826 9,560 その他 46,934 27,515 241 20,720 20,720 9,230 一330 一330 78,071 31,237 31,237 固定資金受入 21,609 73,236 73,236 282,8961386,489 81,352136,171 建物 4Q,837 66,046 25,209 25.2091 土地 26,509 47,687 21,178 21,178 そ の他 14,006 22,438 無形固定資産 その他 W.固 定 負 債 $,432 198,493 247,394 58,243 社 債(含 ワ ラ ン ト) 62,760 23,626 v.自 己 資 本 一127 48,901 48,901 一39 一39 ,134 一818 ,134 一818 822 4 0 584 584 584 34,029 8,529 8,529 退職給与引当金 ・そ の 他 8,432 一127 2,924 3,051 89,019 長期借入金 調達 107,5001159,127 51,106 有形固定資産 運用 32.2161 32,216 14,984 仕入債務 短期借入金 ID.固 定 資 産 調達 固定資金 134,001 207,237 現金預金 貸倒 引当金 流動資金 万 円) 25,437 220,378 376,356 155,978 流動資金繰入 155,978 21.6091 125,202 125,202 (出所)r有 一38一 価証券報告書総覧』各年版 よ り作成 。 図表4-2ダ イエ ーの資 金 運 用表 (単 位:百 貸借対照表価額 増減額 1987年 度 1991鞭 1.流 動 資 産 現金預金 257,065 358,333 102,273 62,158 一40 ,115 流動資金 運用 調達 一40 38.2051 37,064 一1 棚卸資塵 63,474 10,099 そ の他 65,823 193,209 127,386 127,386 貸倒引当金 12,710 皿.流動 負 債 73,573 7,671 一5 ,0391 一1 固定資金 運用 調達 ,115 売上債権 ,141 万 円) ! ,141 1a,099 一5 ,039 348,910 482,621 仕入債務 84,701 117,487 32,786 32,786 短期借入金 160,515 202,583 42,Q68 42,068 その他 103,694 162,551 58.8571 58,857 固定資金繰入 32,443 133,711 133,711 460,140 552,727 皿。固 定 資 産 有形固定資産 125,627 151,209 建物 56,813 74.9561 18,143 土地 41,767 45,101 3,334 3,334 その他 27,Q92 31,152 4,060 4,060 3,912 一25 一25 67,075 67,075 無形固定資産 3,937 その他 330,531 397,606 W.固 定 負 債 213,819 224,844 社 債(含 ワ ラ ン ト) 10,280 長期借入金 退職給与引当金 45,402 135.2151 101,676 9.4441 その他 58,880 V.自 己 資 本 154,476 18,143 35,122 一33 35,122 一33 ,539 一877 8,567 69,199 一877 10,319 49,119 49,119 203,595 10,319 流動資金受入 32,443 92,587 (出 所)r有 1流 ,539 92,587 価 証 券 報 告 書 総 覧 』 各 年 版 よ り作 成 。 動 資金 の収 支 ダ イ エ ー は 、 運 用 面 で は 、 そ の 他 に含 ま れ る短 期 貸 付 金 及 び 関 係 会 社 短 期 貸 付 金 が208億 円 か ら1497億 円 と、1289億 円 増 え て い る 。 ま た調 達 面 で は そ の 他 に 含 ま れ る コ マ ー シ ャル ペ ー パ ー が1989年 に 発 行 さ れ て 以 来 、 著 し く増 加 して い る 。 調 達 資 金 の 増 加 が 運 用 資 金 の 増 加 を上 回 っ て い る た め に 、 そ の 一39一 余 剰 分324億 円 を 固 定 資 金 に繰 り入 れ て い る 。 こ れ に 対 して 、IYで は この 関 係 が 逆 転 して い る 。 仕 入 債 務 の 増 加 が 売 上 債 権 の 増 加 を大 き く上 回 っ て い る た め に 、 現 金 預 金 が 極 め て 豊 富 で あ る 。 流 動 資 金 の 調=達不 足 分 は 固 定 資 金 の 一 部(216億 2固 円)を 受 け入 れ て 補 っ て い る 。 定 資 金 の収 支 ダ イ エ ー は 、 運 用 面 で は 、 そ の 他 に 含 ま れ る投 資 有 価 証 券 及 び 関係 会 社 株 式 が1143億 円 か ら1700億 円 へ と 、557億 の 増 加(351億 円)と 円 増 加 して い る 。 調 達 面 で は 、 社 債 自 己 資 本 の増 加(491億 資 金 コ ス トの 高 い 長 期 借 入 金 を333億 円)が 、 目立 っ て い る。 ま た 円 減 ら す こ と に よ り財 務 体 質 の 改 善 を 図 って い る こ とが伺 われ る。 IYは 、 運 用 面 で は 建 物 、 土 地 、 そ の 他 の 項 目 の 増 加 が 目立 って い る(そ れ ぞ れ252億 円 、211億 円 、489億 円)。 社 長 期 貸 付 金 で あ る 。 こ れ を み る とIYは その他 の項 目の主 な 内容 は 関係 会 ダ イ エ ー よ り も活 発 な 設 備 投 資 を して い る と言 え る 。 調 達 面 で は 、 転 換 社 債 の転 換 が 進 み 、 資 本 金 が178億 増 加 して い る点 と別 途 積 立 金 が951億 円 円 と著 し く増 加 して い る点 が 、 特 徴 的 で あ る 。 別 途 積 立 金 の 増 加 が 著 し い の は1987年 か ら1991年 に か け て 、 生 じて い る 多 額 の 利 益 の 多 く を別 途 積 立 金 と して 積 み立 て て 、 内 部 留 保 力 を 高 め て い る か らで あ る 。 従 っ て 両 社 の 資 本 金 は ほ ぼ 同 額 だ が 、 自 己 資 本 の 比 率 は ダ イ エ ー が22.3%、IYが63.4%と 3長 対 照 的 な数 値 を示 して い る。 期 の 資 金 調 達 手 段 と金 融 収 支 長 期 的 な 資 金 調 達 手 段 で あ る長 期 借 入 金 と 自 己 資 本 を 分 析 す る と、 ダ イ エ ー が1987年 の段 階 で 自 己 資 本 に近 い 金 額 の 長 期 借 り入 れ を 行 っ て い る の に 対 し て 、IYの 長 期 借 入 金 は 自 己 資 本 の0.4%弱 で あ る 。 この 財 務 構 造 の 相 違 が 両 社 の 金 融 収 支 に あ ら わ れ て い る 。IYは1987年 プ ラ ス の 金 融 収 支 を弾 き 出 し、 そ の 値 は5年 か ら1991年 ま で 一 貫 して 間 で10倍 に な っ て い る。 これ は 長 期 貸 付 金 が 増 加 した こ と に よ る受 取 利 息 の 増 加 に 起 因 す る 。 一 方 ダ イ エ ー の 金 融 収 支 は5年 間 を 通 じて 常 に か な り の マ イ ナ ス で あ り、 長 期 借 入 金 の 返 済 に よ り財 務 体 質 の 改 善 を 図 っ て い る'もの の 、 短 期 借 入 金 と社 債 の 増 加 が 金 融 費 用 を増 加 させ て い る 。 関 係 会 社 の 経 営 状 態 の 向 上 等 に よ り投 資 収 益 は 増 加 して い る の で 、 金 融 収 支 の 改 善 を 目指 して 更 に継 続 し て 投 資 収 益 の 向 上 を 図 る と と もに、金 融 費 用 を 削減 す る ことが望 まれ る。 一40一 図 表4-3ダ イ エ ー の 金 融 収 支 の 推 移(単 1987鞭1988鞭 1989鞭 一13 一14,688-11,552 図 表4-41Yの 24,458133,540 一9 ,947 金 融収 支 の推 移 '1987鞭1988鞭 ,9761-12,475 (単 位:百 1989鞭 万 円) 1990鞭1991鞭 投 資 収 益4,8746,690 7,192 10,080113,767 金 融 費 用3,7003,007 1,sa4 1,82511,833 金 融 収 支 差 額1,1743,683 5,388 8,255111,934 (出 所)r有 II内 14,48221,065 20,778 金 融 費 用21,32317,974 万 円) 1990鞭1991鞭 6,831 投 資 収 益6,6356,422 金 融 収 支差 額 位:百 部 資 金 分 析(回 図 表4-5ダ 価 証 券 報 告 書 総 覧 』 各 年 版 よ り作 成 。 転 差 資 金 と内 部 留 保) イ エ ー の 内 部 資 金 表(単 1988鞭 位:百 1989鞭 1990鞭 万 円) 1991鞭 期首 期末 期首 期末 期首 A.仕 入 債 務 84,701 95,352 95,352 97,812 97,812 113,864 113,864 117,487 B.売 上 債 権 30,029 27,252 27,252 26,278 26,278 27,597 27,597 28,836 C.商 品 63,474 67,697 67,697 67,958 67,958 79.9861 79,986 73,573 D.回 転 差 資 金 一8 403 4Q3 3,576 3,576 期末 期首 期末 1-回 転 差 資 金 ,802 E.当 期 発 生 額 6,281 6,281 15,078 9,205 3,173 2,705 8,797 F.当 期 純 利 益 s,9a9 7,836 8,557 8,947 G.社 外 流 出 額 3,131 3,236 3,350 3,371 H.減 価 償 却 費 8,786 9,379 10,102 10,985 7,795 7,833 8,086 亙.内部 留保 ● (フ ロ ー) 1.引 当 金 繰 入 ユ9,010 J.当 期 発 生 額 31,574 21,774 23,142 24,647 40,779 24,947 25,847 33,444 皿.内 部 資 金 K.当 期 発 生 額 注)D=A-B-C、E二 期 末D-期 首D、J=F-G十H十1、 K=E十J 売 上 債 権 は 売 上 原 価 率 を 乗 じて 利 益 部 分 を 排 除 し た正 味 回 収 額 (出 所)r有 一41一 価 証 券 報 告 書 総 覧 』 各 年 版 よ り作 成 。 図 表4-61Yの 内部 資 金 表 (単 位:百 1988鞭 1989鞭 1990鞭 期末 期首 万 円) 1991鞭 期首 期末 期首 期末 A.仕 入 債 務 51,106 56,343 56,34360,532 60,53266,662 B.売 上 債 権 7,323 7,592 7,5928,848 8,8489,532 37,039 38,541 38,541143,124 43,124142,162 6,744 10,710 10,71018,560 期首 期末 66,662 71,826 L回 転 差 資 金. C.商 品 D.回 転 差 資 金 E.当 期 発 生 額 一2 3,966 9,532 42,162 45,X30 14,968 15,138 8,560114,968 ,150 11.05$ 8,408 170 丑.内 部 留 保 (フ ロ ー) F.当 期 純 利 益 30,808 36,305 39,920 44,102 G.社 外 流 出 額 4,087 4,199 5,016 5,915 H.減 価 償 却 費 9,437 9,615 11,061 12,663 1.引 当 金 繰 入 653 15 414 2,873 J.当 期 発 生 額 36,811 41,736 46,379 53,723 4Q.777 39,586 54,787 53,893 皿.内 部 資 金 K.当 期 発 生 額 注)同 1回 (出所)r有 上 価証券報告書総 覧』各年版 より作成 。 転差 資 金 分 析 財 務 分 析 で は 、 通 常 、 流 動 比 率 が 短 期 の支 払 能 力 の 尺 度 と して使 用 さ れ る が 、 流 動 比 率 は 仕 入 債 務 の 支 払 速 度 と売 上 債 権 の 回収 速 度 が 同 じで あ る こ と を 前 提 と して い る 。 しか し、 現 実 の 企 業 活 動 で は 両 速 度 が 相 違 す る の が 通 常 で あ る 。 両 速 度 の差 か ら生 ず る余 裕 資 金 が 回 転 差 資 金 で あ り 、 そ の金 額 は 期 末 有 高 、 当 期 発 生 額 、 当 期 平 均 有 高 の3通 1)回 りで 考 え る こ と が で き る 。 転 差 資金 の期 末 有高 回 転 差 資 金 の 期 末 有 高 の 考 え方 は 図 表4-7の よ うに表 され 、計 算 式 は次 の 図表4-7 貸借 対 照 表 とお りであ る。"回 転差資金 一仕入債 務期末有高-(売 上債権期末有高 ×原 受取手形 価率+商 品期末有高)"。 仕入債務 は支 +売 掛;: 支払手形 払手形 と買掛金 の合計額、売上債権 は (販 売 勘 定) +買 掛金 受取手形 と売掛金 の合計額 である。 2)回 転差資金 の当期発生額 棚卸商品 (支払勘定) 回転 差 資;: 前期 末有高 と当期末有高 の差額 と して計算 す る。 一42一 3)回 転 差 資金 の 当期 平 均有 高 "回 転 差 資 金 ;仕 入 債 務 当 期 平 均 有 高 ∼(売 上 債 権 当 期 平 均 有 高 ×原 価 率+商 品 当 期 平 均 有 高)"。 各 金 額 の 当 期 平 均 有 高 は 、 前 期 末 有 高 と 当 期 末 有 高 の 平 均 と して 計 算 す る。 こ の と き仕 入 高=売 価 と考 え 、 右 辺 の 各 数 値 を 売 上原 価 で 割 り、365日 日数 が 算 出 され る 。 さ ら に これ に1日 平 均 仕 入 高(売 を か け る と 回転 上 原 価 ÷365 日)を か け る と回 転 差 資 金 は 次 の よ う に も表 現 で き る0"回 金={仕 入 債 務 回 転 日数 一(売 上 債 権 回 転 日数+商 ×1日 平 均 仕 入 高"。 上原 転 差 資, 品 回 転 日数)} つ ま り、 支 払 勘 定 と受 取 勘 定 に は 回 転 日数 の 差 が あ り、 こ の 期 間 の仕 入 高 に 相 当 す る金 額 が 回 転 差 資 金 と な る 。 《回転 差 資 金 の 発 生 状 況 の 分 析 》 1991年 に お け る ス ーパ ー 業 界7 社 の平 均 と ダ イ エ ー 、IYの 図 表4-8仕 一 入 債 務 回 転 日数(単 1981988 回転 日数 を 比 較 し て み る と 、 ダ イ エ ー 198199a1991 ダ イ エ ー 26,327.1 は 業 界 平 均 よ り も売 上 債 権 の 回収 IY 7社平均 が 早 い もの の 、 棚 卸 資 産 の 回 転 日 位:日) 一 26,827,829.5 25.5125.3 24,724,925.3 33.3133.6 32.7132,432.7 一 監 数 が3日 程 短 い 。 ま たIYは 仕入 図 表4-9売 上 債 権 回 転 日数(単 位:日) 198198199a1991 債 務 の 回転 日数 が 平 均 よ り も7.4 1987 日早 い が 、 売 上 債 権 回転 日数 が6 ダ イ エ ー 10.3 8,617,417,117.2 日程 早 く、 棚 卸 資 産 の 回転 日数 も IY 3.53.53.63.7 3.5 7社平均 1日 早 い 。 1987年 か ら1991年 ま で の 回 転 差 1Q.2 図 表4-10商 品 回 転 日数(単 一 に 渡 って 回 転 差 資 金 が 増 加 して い る 、,増加 の 原 因 は 主 と して 位:日) 198198198911990 資 金 の 推 移 を 見 る と、 ダ イ エ ー で は5年 10.29.69.39.6 1991 ダ イ エ ー 20,219,718,819.4 18,617,717,216.7 16.0 7社平均 18,618,317,717.41 17.1 (出 所)三 華 総 合 研 究 所r;企 業 経 営 の 一 売 上 債 権 回 転 日数 を 短 縮 させ な が IY 19.6 一 1 騨 ら仕 入 債 務 回 転 日数 を 延 ば して い った ことに あ る。 売上 債 権 回転 日 分 析 』 各 年 度 版 、r有 数 は 、1987年 か ら1991年 に か け て 書 総 覧 』 各 年 版 よ り作 成 。 3.1日 減 少 し て お り、 仕 入 債 務 回 転 日数 は3.2日 価 証 券報 告 増 加 して い る 。 こ の結 果 ダ イ エ ー の 回 転 差 資 金 は1988年 を境 に マ イ ナ ス か ら プ ラ ス に転 じ 、1991年 に はIYと ほ ぼ 同 額 に な っ て い る 。 商 品 回 転 日数 は1989年 に や や 減 少 して い る も の の 、 お お む ね20日 前 後 と い う業 界 平 均 よ り低 い 水 準 で 推 移 し て お 一43一 り、 在 庫 の 削 減 に も力 を 注 ぐ こ と が 望 ま れ る 。 IYで は 、1989年 に 回 転 差 資 金 の 発 生 額 が減 少 す る も の の 、5年 間全体 の 流 れ と して は2.2倍 程 増 加 して い る 。 こ れ は商 品 回 転 日数 が1987年 か ら 1991年 に か け て2.6日 減 少 し て い る こ と に よ る もの と考 え られ る 。IYは 既 に1987年 の 段 階 で の 売 上 債 権 回転 日数 が3.5日 で あ り、 この 数 値 は 以 後 5年 間 、 ほ ぼ 一 定 して い る 。 こ れ は ダ イ エ ー や業 界 の 平 均 に 比 べ て か な り 短 い 日数 で あ る と言 え る 。 と こ ろ で 、1991年 のIYの は2.7日 回 転 差 日数 は5.6日 、 ダ イ エ ー の 回 転 差 日数 と 開 き が あ る に もか か わ らず 、 回 転 差 資 金 の 発 生 額 が ほ ぼ 同 額 な の は ダ イ エ ー の 売 上 高 がIYよ が 発 生 す る 限 り 、1日 り も大 き い た め で あ る 。 つ ま り回 転 差 資 金 当 た り の 売 上 高 が 増 え れ ば増 え る ほ ど 回転 差 資 金 は 増 加 し、 支 払 条 件 や 在 庫 回転 条 件 に極 端 な変 化 が な い 限 り 、 そ の 回 転 差 資 金 は 、 ほ ぼ固定 的 な余 裕 資金 とな る。 2内 部 留 保分 析 内 部 留 保 と は 、 「配 当 と して 株 主 に分 配 さ れ ず 、 企 業 内 に 留 保 さ れ た 利 益 」 と い う の が 通 説 的 定 義 で あ る が 、 これ は 公 表 利 益 留 保 で あ っ て 、 内 部 留 保 に は こ の ほ か に 制 度 的 留 保 も含 ま れ る 。 現 行 の損 益 計 算 制 度 の も と で は 、 収 益 控 除 の 対 象 項 目 と さ れ な が ら、 現 金 支 出 を伴 わ な い 非 支 出 費 用 項 目 が 存 在 し、 こ れ が 半 永 久 的 に企 業 内 に留 保 さ れ て 活 用 可 能 な 自 己 金 融 源 泉 と な るか らで あ る。 こ う した 制 度 的 留 保 を 構 成 す る の は 減 価 償 却 費 、 固 定 負 債 性 引 当金 繰 入 額 、評 価 性 引当 金繰 入 額 で あ って 、公 表 利益 留 保 に こ れ ら の 金 額 を 加 え た も の が 内 部 留 保 フ ロ ー の 合 計 額 と な る。 雪ダ イ エ ー とIYの 内 部 留 保 を 比 較 す る と 、 金 額 的 に はIYが ダイエーを 大 き く上 回 っ て お り、1991年 に は2倍 以 上 に も な っ て い る 。IYの 借 入金 が 少 な い原 因 の ひ とつ は こ の 留 保 力 の 高 さ に あ る と言 え る 。 ま た 、 ダ イ エ ー とIYで は 内 部 留 保 の 構 成 に 大 き な違 い が 見 られ る 。 ダイ エ ーで は、 制 度 的 留 保 率(制 IYで は25%前 度 的 留 保 ÷ 内 部 留 保 ×100)が 約80%で あ る の に対 して 、 後 に な っ て い る 。 こ れ はIYの 収 益 力 が非 常 に高 い た め で あ り、 ダ イ エ ー は 引 当 金 を 多 く繰 り入 れ る こ と で 留 保 力 を高 め て い る 。 皿 総 合的見地か ら ダ イ エ ー は財 務 体 質 の 改 善 を 図 っ て い る もの の 、 依 然 と して 資 金 の調 達 は 長 期 借 入 金 に大 き く依 存 して い る た め に 、 金 融 収 支 が 大 幅 な赤 字 と な っ て い る。 一44一 一・ 方 、IYは 収 益 性 が 非 常 に 高 く、 利 益 の 積 み 立 て に よ る 内 部 留 保 が 大 き い た め 、 長 期 の 借 り入 れ は 皆 無 に等 し く、 調 達 資 金 の 大 半 を 自 己 資 本 で 賄 っ て い る と言 え る。 回 転 差 資 金 に つ い て は 、1987年 で は ダ イ エ ー とIYで 大 き く差 が 開 い て い る が 、 そ の 後 の 債 権 回 収 条 件 の 改 善 等 に よ り1991年 に は ほ ぼ 同額 に な って い る。 内 部 留 保(フ ロ ー)に つ い て は 、 ダ イ エ ー は 引 当 金 を 多 く繰 り入 れ て 留 保 力 を 高 め て い る も の の 、 当 期 純 利 益 の 発 生 額 が 小 さ い の で 、 内 部 留 保 はIY の半 分 にす ぎな い。 一45一 第5章 1ダ ダイエーグループとイトーヨーカ堂グループの連結分析 イ エ ー グ ル ー プ と イ トー ヨ ー カ 堂 グ ル ー プ の 概 要 イ トー ヨ ー カ 堂 グ ル ー プ は イ トー ヨ ー カ 堂 本 体 を は じめ とす る流 通 業 の 中 の 様 々 な 業 態 の87社(1992年2月29日 現 在)に よ っ て形 成 さ れ る企 業 グ ル ー プ で あ り、 あ くま で 小 売 業 に 徹:した堅 実 経 営 を 行 う こ と で 高 収 益 性 を 維 持 しつ づ けて い る企 業 集 団 で あ る 。 も ち ろ ん 、 そ の グ ル ー プ の 中 に は、 図 表5-1か ら もわ か る よ うに 、 不 動 産 分 野 や サ ー ビ ス 分 野 も含 ま れ て は い るが 、 ど め 企 業 も 「小 売 業 」 を 支 え る た め の も の で あ り 多 角 化 戦 略 は あ くま で 小 売 業 の 範 囲 に と ど め て い る 。 こ こで 注 目 して も ら い た い の は 1991年 に 約510億 円 も の 金 額 で 買 収 した ザ ・サ ウ ス ラ ン ド ・コ ー ポ レー シ ョ ン社 で あ る 。 な ぜ な ら、 サ ウ ス ラ ン ド社 は 、 世 界22ヵ 国 に1万3000店 も の チ ェ ー ン店 を 擁 す る 世 界 最 大 の コ ン ビ ニ エ ン ス ・ス トア 会 社 で あ り、 経 営 不 振 に お ち い っ て は い る が 、 再 建 が 成 功 す れ ば イ トー ヨ ー カ 堂 グ ル ー プ は 世 界 を 代 表 す る 「国 際 小 売 企 業 」 と な る か らで あ る。 ま た 、 こ の 買 収 に よ る影 響 は 大 き く、 次 節 の 連 単 分 析 に お い て は そ れ が 如 実 に あ らわ れ て い る。 これ に 対 しダ イ エ ー グ ル ー プ は、 リ テ イ ル(小 売 り)・ サ ー ビ ス(外 食 産 業 含 む) ・フ ァ イ ナ ン ス ・デ ィ ベ ロ ッパ ー を 母 体 と す る 「4セ ク タ ー ビ ジ ョ ン 」 を 打 ち 出 し、 事 業 の 多 角 化 を 推 進 す る流 通 企 業 集 団 で あ り、 そ の ス ケ ー ル も100社 を 超 え る大 規 模 な も の で あ る。 「4セ ク タ ー ビ ジ ョ ン」 に つ い て 、 そ れ ぞ れ 個 別 に み て み る と、 リテ イ ル 分 野 は 、 グ ル ー プ 売 上 高 の約90%を 占 め 、GMSを は じめ と した 様 々 な 業 種 業 態 を 手 掛 け て い る。 サ ー ビ ス 分 野 は、 経 営 資 源 の 蓄 積 が 乏 し く、 赤 字 を 抱 え て は い る も の の 、 こ れ か らの ダ イ エ ー に 欠 か せ な い 分 野 で あ る 。 フ ァ イ ナ ン ス分 野 はOMCカ ー ドに よ る信 販 事 業 や グ ル ー プ 内 に お け る資 産 の効 率 的 運 営 な ど を 行 って お り、 グ ル ー プ の 多 角 事 業 の 最 大 の柱 と な る 可 能 性 を 秘 め た分 野 で あ る。 デ ィベ ロ ッパ ー 分 野 は、 店 舗 づ く り の ほか に 、 ホ テ ル や レ ジ ャー 施 設 な ど の 建 設 を 行 って い る 。 H決 算数値による連単分析 ま ず は じ め に 、 公 表 利 益 に つ い て 見 て み る と イ トー ヨ ー カ 堂 の経 常 利 益 の 連 単 比 率 は、1986年 か ら1992年 に か け て 常 に200%以 上 、 ま た 、 当 期 純 利 益 に つ い て も150% 前 後 と ダ イ エ ー を 含 む 他 社 を 圧 倒 す る 数 値 を 示 して お り 、 グ ル ー プ 収 益 力 の 高 さ が う 一46一 イ トー ヨ ー カ 堂 グ ル ー プ の 概 要 図 表5-1 スーパー7一 ケツト O㈱ ヨー ク?一 ト O側 ラ イ7 0㈱ サ ン エ_ ★㈱ ヨー クベ ニ ・aル 百 貸 スー'r_ス トア oen九 ○ 励?ル 本廿廿屋賃貸 大 キ 飛 島 商品の鵬 門 レ ス ト ラ ン ス 『パ ー ス トア ●○㈱ デニー ズジtパ ン oe魁7ア ミ ー ルO ヨ ー ク 物 産 ㈲ 社員食盆運営取引 店鏡内出店の貫貸等 ㈱ イトζ ヨー カ堂 店 ○囎 ノ り 一 ア ン o㈱ 才7シ ュ?ン ズ ・ ジrパ ン セ プ ン ・イ レ ブ ン ・ ジr'パ ン ロ セ プ ン ーイ レ プ ン ハ ワ イ .INC. 商品の供袷 店舗内出店の賃貸 等 導 ンスz1ア ●Q㈱ 商 晶 の 供 店 Oas叱 ンソン.ジ桝 ン oe騰 ヨー ク?ツ ザ カヤ サe=エ X10ー0の 供 姶 繧 食 晶 製 造 商品の供給 商 品の仕 入 本 り鱒 社1慨 Oア イ7イ7一 一ズ ㈱o e本 農 水 産 ㈱ Oヨ ー ク 資 果 ㈱ 賃 nx 取よ 貸 引び 西 スカウントストア O㈱ ダ イ クr・ サ 商品の供給 ー ピ ス 不 店舗等賃僧 O㈱-一 オ ンlj一 ス O㈲ ヨ ー ク 讐 儒 動 産 oea滴 和 ビル ヂン グ O日 通シス テム開発㈱ O㈱ ワイ ・アール開発 o働 羊 葺4 SI% 出資 エ リ ア. 投 資 会 社 ラ イ セ ン ス 契 n 19%出 資 .O「 「G・ホrル デ4ング・カン,C二_ 1米 国 デ ラ ウエア州} 約70%出 資 コンピニエンススF7 oザ ・サウスランド・,一≠レーシ,ン (米 国 テ キ サ ス 州} (出 所).『 有 価 証 券 報 告 書 総 覧J1992年 版、 1ペ ー ジ。 ' 図 表5-2ダ イ エ ー グ ル ー プ の概 要 サ ー ビ ス 叶21社 髄 ダイ エ ー レ ジ ャー ランド ㈲ ダ イエ ー 惰 報 シ ステ ム ㈱ 朝 日 トラ ペ ル エ ー ジ ニ ン シー ㈲ オ リエ ン タル ホ テ ル他 ※ 日本 ド リー ム観 光 製 各穫サービス の提 供 II 小売 り 'GMSSMF㈱ 猶 ・ ナ-ン ー ダ 叶STtt イ エ ー tt31社,了 閣EDA1● ε1《USA,●INC. 鱒 ミ ドリ、 悩 トウ ア 他 ※ ㈱ ユ ニ ー ドダ イ エ ー ※魍マルエツ ス 専F「 ※asダイエ印 フ7イ ナ ンス クの レ委 ジ託 ツ ト 業 務. 店 タ乍 麟 ロベ ル ト、顧 ロベ リア 憐 パ シ7イ7ク スポ ー ツ他 tt20tt コンビニエンス ス ト7tt1社 聾ff2社 凶 ダ イエ ーコ 'ンス シン ス ピニ テ ムエ ズ 脚 プ ラ ン タ ン鍛 屋 他 ※騰十寧屋 wミ 店 舗 内 へ出 の店 ルキ ー ウ 呂 イ ※ 制 フ 倉 ル クス 愈.器 錨 議貸 デ ィ ベ へ ロ ツ ノ'ミー 計15社 ㈱ 神戸 セ ン トラ ル開 発 0AIE!HA冒Al:1翼VεS↑ 腿E困 ↑S. 川C. 偶 ダイ エ ー ・ア ゴ ラ 他 ※㈱イチケン (出 所) 『有 価 証 券 報 告 書 総 覧 』1992年 版 、1ペ 一47一 食 叶7社 ◎射ダ イ エ ー フ7一 ス ト フ ー ズサ ー ビ ス ㈱ キ をプ テ ン ク ック ー ジ。 他 か が え る。 別 の 見 方 を す れ ば イ トー ヨ ー カ 堂 は高 収 益 を あ げ る 子 会 社 を 持 っ て い る こ とY4vなり、 超 優 良 企 業 と言 わ れ る セ ブ ン ・イ レブ ン ・ジ ャパ ンが 大 き く貢 献 して い る と考 え られ る 。 こ れ に 対 し、 ダ イ エ ー の 当 期 純 利 益 と経 常 利 益 の 連 単 比 率 を 見 て み る と1986年 に お い て は い ず れ も100%を 割 って お り、 特 に 当 期 純 利 益 に つ い て は18.4% と か な りひ ど い 数 値 で あ りか な り多 くの赤 字 会 社 を か か え て い た こ とが わ か る。 だ が そ の 後 は い ず れ も100%の 大 台 を 回 復 して お り 、 徐 々 に グ ル ー プ 収 益 力 は 向 上 して き た と い え る。 だ が 、 ま だ そ の 水 準 は 低 く、 よ り一 層 の グ ル ー プ 収 益 力 向 上 が 今 後 の 課 題 と い え る。 次 に 棚 卸 資 産 に つ い て み て み る と、 ダ イ エ ー の方 は、 連 結 ・単 独 と も ほ ぼ 対 応 した 動 き を 見 せ て お り、 子 会 社 へ の過 剰 在 庫 の 押 しつ け に よ る 棚 卸 資 産 の 償 却 は な さ そ う で あ る。 イ トー ヨ ー カ堂 に つ い て も同 じ事 が い え る が 、1991年 か ら1992年 に お い て 単 独 は 横 這 い の 動 き を 示 して い る の に 対 し、 連 結 の方 は大 幅 な増 加 を 示 して お り、 双 方 の 動 き に 大 き な 開 き が 見 て とれ る。 こ れ は親 会 社 で あ る イ トー ヨ ー カ 堂 の 子 会 社 へ の 棚 卸 資 産 の 押 し売 り と判 断 す る よ り、 む し ろ1991年 に 買 収 した ザ ・サ ウ ス ラ ン ド ・コ ー ポ レー シ ョ ン社 が 大 量 の 棚 卸 を か か え て い た と判 断 す る 方 が よ い だ ろ う。 最 後 に 、 有 形 固 定 資 産 に つ い て 見 て み る と、 ダ イ エ ー は 連 結 の 動 き が 単 独 に 比 べ 顕 著 な 変 化 を 見 せ て お り、1986年 か ら1992年 に か け て 単 独 の 趨 勢 比 が136.9に が225.5と か な り数 値 に 開 き が み られ る。 こ れ は ダ イ エ ー のM&Aな 対 し連 結 ど に よ る積 極 的 な グ ル ー プ 経 営 の 展 開 に よ る も の と考 え られ 、 ダ イ エ ー は グ ル ー プ 経 営 の 資 本 規 模 の 充 実 に 力 を 入 れ て い る 様 子 で あ る 。 こ れ に 対 し イh一 ヨ ー カ 堂 は連 結 ・単 独 共 に 著 し い 伸 び を 示 して お り、1992年 の 時 点 で 、 連 結 に お い て は ダ イ エ ー を は る か に 上 回 り、 単 独 に お い て も ほ ぼ 並 び つ つ あ る 。 な ぜ 、 これ ほ ど ま で に 連 結 の 有 形 固 定 資 産 の数 値 が 高 い の か 推 測 して み る と イ トー ヨー カ 堂 は 、 店 舗 の リー ス に関 して は、 通 常 、 土 地 の 賃 貸 人 に 対 して 建 物 の 建 築 費 相 当 額 を 差 入 保 証 金 お よ び 敷 金 と して 差 し入 れ 、 そ の 差 入 金 額 を リ ー ス 資 産 と して 計 上 して お り、 そ の リ ー ス 資 産 が 有 形 固 定 資 産 の 約 半 分 を 占 め る ほ ど 莫 大 な も の で あ る か ら と考 え られ る。 次 に 、 そ の推 移 に 注 目 して み る と 1991年 か ら1992年 に か け て 連 結 の 有 形 固 定 資 産 が 急 激 に 増 え て い る。 こ れ も ま た、 前 述 の ザ ・サ ウ ス ラ ン ド ・コ ー ポ レ ー シ ョ ン社 のM&Aに よ る もの で あ る と思 わ れ る。 こ こで 連 単 比 率 に 目 を 移 して み る と、 イ トー ヨ ー カ 堂 は常 に300%を 越 え て お り、 ダ イ エ ー や 他 社 の 数 値 を は る か に 上 回 っ て い る。 特 に 目 を 引 くの が1986年 の396%と19 92年 の450%で あ り、 前 者 は単 独 の 数 値 が 比 較 的 低 い た め で あ り、 後 者 は連 結 の数 値 が 急 激 に 高 くな っ た た め で あ る 。 一48一 ■ m ○ ■ ● ○ ■ c ○ ○ M o r. c C v a C Q CJ 一 CJ rn c 6 ¢ M c C C v CJ m の ト マ ti c O ● ○ o o お c ti ■ ○ O c r 9、 一1 駅 CJ の の o Q ■ ■ .¥ c ■ rn m N ● a ○ .: φ c m ド ニ 祠 m m (piM M σ》 如 C ■ a C: C 拳 一 9・ o⊃ c C ■ の マc◎ の ., 一爵 .¥ .¥ rn C 帽 灘 お ti 一 m ぐ M O o: m M 露 C c N 灘 rn ぐ ゆ N .¥ c c M'm rn .. 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業 外 収 支 の マ イ ナ ス を い か に 減 少 さ せ て い く か 等 の 財 務 体 質 の 強 化 が 挙 げ ら れ 、IYは 、 今 の良 好 な 利 益 体 質 を い か に 維 持 して い くか が 挙 げ ら れ る 。 第3章 の 「経 営 指 標 分 析 」 で は 、 ダ イ エ ー 、IY両 社 を成 長 性 、 収 益 性 及 び 安 定 性 の 側 面 か ら比 較 した が 、 全 て の 指 標 に お い てIYが 上 回 っ て い る こ と が わ か っ た 。 特 に 、IYは ダ イエーを 収 益 性 に お い て優 れ て お り、 売 上 高 を 重 視 す る ダ イ エ ー に 大 き く水 を あ け て い る 点 が 特 徴 的 で あ る 。 第4章 の 「資 金 分 析 」 で は 、 有 価 証 券 報 告 書 の 決 算 数 値 か ら 両 社 の 全 般 的 な 財 務 状 況 と 資 金 の 効 率 性 を 検 討 して い る 。 ダ イ エ ー は 、IYに 比 べて 資 金 調 達 に お け る借 入 金 依 存 度 が 高 い た め 、 金 融 収 支 は 大 幅 な 赤 字 と な っ て い る 。 ま た 、 資 金 の 効 率 性 も 悪 く、 内 部 留 保 力 も低 い の で 一 層 の 改 善 が 望 ま れ る。 第5章 の 「連 結 分 析 」 で は 、 以 下 の よ う な こ と が 判 明 した 。 即 ち 、 ダ イ エ ー グ ル ー プ は 、 事 業 の 多 角 化 を 推 進 し そ の ス ケ ー ル も大 規 模 な も の で あ る の に 対 し 、IYグ ル ー プ は あ くま で小 売 業 に徹 した 堅 実 経 営 を 行 って お り 、 そ れ が か な り決 算 数 値 に あ ら わ れ て い る。 この よ うに 、 両 社 共 に様 々 な課 題 を抱 え て い る が 、 そ れ に対 す る解 決 策 は 明 ら か で な く、 今 後 の 対 応 を 見 守 っ て い き た い 。 一50一 (参 考 文 献) ① 田 井 修 司 ・久 保 建 夫 ・奥 村 陽 一 『ダ イ エ ー ・コ ー プ こ う べ 』 大 月 書 店 、 1991年 。 ② 小 倉 正 男 『イ トー ヨ ー カ 堂 グ ル ー プ の 秘 密 』 こ う 書 房 、1986年 ③ 日 本 経 済 新 聞 社 編rベ 。 ー シ ッ ク 流 通 入 門 』 日 本 経 済 新 聞 社 、1990年 ④ 『有 価 証 券 報 告 書 総 覧 』(ダ 。 イ エ ー 、 イ トー ヨ ー カ 堂 、 単 独 ・連 結)各 年版 。 ・ ⑤ 日 経 流 通 新 聞 編 『流 通 経 済 の 手 引 き』 日 本 経 済 新 聞 社 ⑥ 『企 業 経 営 の 分 析 』 三 菱 総 合 研 究 所 、 各 年 度 版 。 ⑦ 野 村 秀 和 編 著 『企 業 分 析 』 青 木 書 店 、1990年 一51一 。 、各 年版。 1992年 度 共 同 研 究 論 文 銀 行 業 界 とそ の 財 務 に 関 す る分 析 寺澤真一 中田剛史 岩 田和昭 北村幸子 島田 外 山晋吾 一53一 隆 岡田 明広 次 目 は じめ に 55 第1章 56 第2章 戦後 日本 の金融 システム と自由化 の波 1金 融の制度的枠組み II押 し寄せ る自由化の波 皿 自由化 の与 える影響 lV信 用秩序 の維持 につ いて V今 後の課題 これか らの銀行経営 1経 営環境 の変化 と戦略的経営 ∬ 金利 自由化へ の対応 皿 銀行 の経営管理 IV銀 行経営 の課題 第3章 銀 行 の会 計 制 度 とデ ィス クロ ー ジ ャー 56 57 58 60 60 62 62 62 63 65 66 1銀 行 経 理 基 準 の変 遷 66 II各 行 の デ ィ ス ク ロ ー ジ ャ ー の 実 践 状 況 と共 通 す る 問 題 点 68 皿 第4章 銀 行 の デ ィス ク ロ ー ジ ャ ー を め ぐ る 今 後 の 課 題 72 新金融取 引 1先 69 物 ・オ プ シ ョ ン取 引 に つ い て 72 π コ マ ー シ ャ ル ・ペ ー パ ー 76 皿 結び 78 第5章 79 リ ス ク管 理 に つ い て 1リ ス ク管 理 の概 論 79 Ir自 己 資 本 比率 規 制 83 87 財務分析 三 和銀 行 87 92 第一勧業 銀行 三 菱銀行 都 銀主要3行 総覧 96 101 102 おわ りに 一54一 はじめに ど の 国 に お い て も銀 行 は そ の 国 の 経 済 の 土 台 に な っ て お り、 「経 済 の 心 臓 」 に な っ て い る と い っ て も過 言 で は な い で あ ろ う。 つ ま り銀 行 業 界 の 破 綻=金 融 シ ス テ ム の 崩 壊 は 、 預 金 者 側 か らみ た 信 用 不 安 を も た ら す の み な らず 、 そ の 国 の経 済 の 破 綻 一 国 内 経 済 シ ス テ ム の 崩 壊 を も意 味 す る と言 え 、 さ ら に そ れ が 現 在 の 我 が 国 の よ うな 経 済 大 国 で あ れ ば そ の 影 響 は 外 国 為 替 市 場 を 通 じ て 世 界 中 の 国 々 に 連 鎖 的 に波 及 し、 世 界 的 規 模 の 金 融 不 安 や 恐 慌=世 界経 済 シ ス テ ムの 崩 壊 を も た ら す こ と は 間 違 い な い で あ ろ う。 幸 か 不 幸 か 我 が 国 の 金 融 機 関 は 戦 後 「一 行 た り と も つ ぶ さ な い 」 と い う大 蔵 省 ・日本 銀 行 主 導 型 の 護 送 船 団 方 式 に よ っ て 保 護 ・規 制 を 受 け て き た 。 しか し な が ら今 日 で は我 が 国 に お い て も国 の 内 外 か らの 要 請 に よ る金 融 自 由 化 の 波 に さ ら さ れ る に あ た り、 国 際 決 済 銀 行(BIS)に よ る 自己資本 比 率 規 制 や 金 融 の証 券 化 な ど さ ま ざ ま な 変 化 や 危 機 の 壁 に 直 面 して い る 。 そ う し た 中 で バ ブ ル 経 済 が 崩 壊 し、 多 くの 銀 行 が 苦 境 に あ え ぎ な が ら も財 務 の 改 善 及 び 経 営 の 合 理 化 に力 を 注 い で い る が 、 つ い に は 東 洋 信 用 金 庫 の 如 く事 実 上 倒 産 す る 金 融 機 関 も出 始 め て い る 。1、2年 第 一 不 動 産 、 秀 和)の 前 に はAIDS企 業(麻 布 建 物 、 イ トマ ン、 存 在 が 世 間 を 騒 が せ た が 、 現 在 で はH20銀 行 、 阪 和 銀 行 、 大 阪 銀 行)の 行(兵 庫銀 存 在 が 話 題 と な り、 そ れ ら の 銀 行 の 持 っ 不 良 債 権 の 焦 げ 付 き も深 刻 化 して い る。 そ して 経 済 界 の一 部 に は 「な ぜ 政 府 は 銀 行 業 界 だ け に 手 厚 い 救 い の 手 を 差 し伸 べ る の か 」 あ る い は 「バ ブ ル経 済 期 に ノ ンバ ン ク を通 じて 過 剰 な ま で の 融 資 を行 い 、 そ の結 果 と して 経 営 内 容 が 悪 化 し た の は 銀 行 の 自業 自得 だ 」 と い う批 判 の 声 が あ る も の の 、1993年1月 には銀 行 業 界 の 要 請 もあ っ て 政 府 の 肝 煎 で 不 良 資 産 の 買 い取 り機 関 が 設 置 さ れ た 。 この よ う な 背 景 ・要 因 が 我 々 を して 銀 行 業 界 の 分 析 へ と駆 り立 て た の で あ り 、 さ ら に銀 行 業 界 を 分 析 す る こ と は 単 な る 企 業 分 析 と い う フ レ ー ム ワ ー ク を 越 え て ・ 一 国 経 済 、 そ れ が 我 が 国 の 場 合 で あ れ ば 世 界 経 済 を 分 析 す る う え で も非 常 に 意 義 の あ る こ と だ と確 信 す る 。 一55一 第1章 1金 戦後日本の金融システムと自由化の波 融の制度的枠組み 昭 和2年 の 金 融 恐 慌 に よ り 、金 融 シ ス テ ム の動 揺 が 社 会 全 体 に与 え る影 響 の 大 き さ を知 った 政 府 は 、銀 行 を 特 別 扱 い す る よ う に な り 、安 定 性 を 自己 責 任 原 則 や 自 由 競 争 よ り重 視 す る よ う に な った 。そ う した歴 史 的 背 景 を 経 て 出来 上 が った の が 、護 送 船 団 方 式(*1)や 独 禁 法 の 適 用 除 外 な ど に 代 表 され る 戦 後 の 日本 の 金 融 制 度 で あ る 。 そ の 大 き な 特 徴 と して は 、(1)各 種 の業 務 分 野 規 制 に よ る 分 業 体 制 、 (2)預 金 等 の 金 利 に対 す る規 制 、の 二 点 が 挙 げ られ る 。 (1)の 分 業 体 制 とは い わ ゆ る 垣 根(フ ァイ ア ・ウ ォー ル)で 、金 融 機 関 の 業 態 別 棲 み 分 け の こ とで あ る 。 こ れ に は三 っ の 区 別 が あ る 。す なわ ち 、① 長 期 ・短 期 金 融 の 分 離 、② 銀 行 ・信 託 の 分 離 、③ 銀 行 ・証 券 の 分 離 、で あ る 。 ① の 長 期 ・短 期 金 融 の 分 離 は 、 まず1952年 に長 期 信 用 銀 行 法 が 制 定 され 、長 期 貸 し付 け の 資 金 調 達 手 段 で あ る金 融 債 の 発 行 は 、あ らた に設 立 さ れ た 長 期 信 用 銀 行(*2)に の み 認 め られ た 。 これ は主 と して 戦 後 の 経 済 復 興 の た め に 、産 業 に対 す る 長 期 資 金 の安 定 供 給 の 確 保 を 目的 と して 導 入 さ れ た もの で あ る 。 ② の 銀 行 ・信 託 の 分離 に 関 して は 、戦 前 に は 信 託 業 は 公 共 的 ・非 営 利 的 性 格 が 強 く銀 行 業 務 と は 相 い れ な い と考 え られ 、分 離 さ れ た 。戦 後 は 、わ が 国 の 信 託 業 務 の 持 つ 長 期 金 融 機 能 に着 目 、長 期 資 金 の 安 定 供 給 の 確 保 を 目 的 とす る ① の 長 短 金 融 分 離 の 一 環 と して 、大 蔵 省 の指 導 の 下 で 推 進 さ れ た 。現 在 、実 質 的 に 長 期 の 預 金 に等 しい 貸 付 信 託 お よ び 金 銭 信 託 の 取 扱 い は 信 託 銀 行 に の み 認 め られ て い る 。 ③ の 銀 行 ・証 券 の 分 離 につ い て で あ る が 、 わ が 国 で は証 券 取 引 法 第65条 で 、銀 行 ・信 託 な ど の 金 融 機 関 が 証 券 業 務 を 行 う こ とを 禁 止 して い る 。 この 証 券 取 引 法 第65条 は 、 ア メ リカ にお け る グ ラ ス ・ス テ ィー ガ ル 法(*3)の 考 え方 を戦 後 、1948 年 の 証 券 取 引 法 全 面 改 正 の 際 に 導 入 した もの で 、金 融 機 関 に よ る経 済 全 般 へ の 過 度 の 支 配 を 排 除 す る 、銀 行 が 危 険 性 の 高 い 業 務 を 営 む こ とを 禁 止 す る こ とで 経 営 の 健 全 性 を 維 持 、預 金 者 の 保 護 を図 る 、銀 行 ・証 券 の 兼 業 に よ る利 益 相 反 の 発 生 を 防 止 す る 、 こ と を 目的 とす る 。証 券 取 引 法 第65条 の 制 定 に関 して 当 時 のGHQ は 、、 証 券 の 引 き 受 け は 本 来 危 険 を 伴 い 、銀 行 や 信 託 会 社 の 信 託 的 性 質 に は 向 か な い 、 と 説 明 して い る 。 (2)の 金 利 規 制 は 、歴 史 的 に は数 々 の 金 融 恐 慌 へ の 反 省 か ら生 まれ た 。当 初 の 目 的 は 、金 融 機 関 が 資 金 調 達 の た め に過 度 の金 利 競 争 を 行 って 経 営 が 悪 化 す る の を 防 止 す る こ とで あ っ た 。戦 後 は これ に加 え て 高 度 経 済 成 長 達 成 の た め の 低 金 利 政 策 の 推 進 に 役 立 った 。 日本 で は長 ら く間 接 金 融 方 式 が 主 で あ り人 々が 銀 行 を通 じ 一56一 て金融市場に参加 していたため 、低金利融資によって高度成長の達成を遂げるた め には金利の規制が政策的に有効であったのである 。 以上のような垣根規制 と金利規制は、戦後の金融 ・証券市場の発展が立ち遅れ ていた状況の中で 、相互に補完 し合 うことによって金融機関の経営を支え 、高度 成長の推進力にな ったといえる。すなわち、垣根規制はそれぞれの金融機関が活 動す る場を保証 して金利規制の効果を支え、金利規制は金融機関に利ザヤ を保証 す ることによ り、他市場への参入のインセ ンテ ィブを抑制 して垣根規制をバ ック ア ップ した。これ ら二つの規制はワンセ ッ トとなって戦後の金融機関の経営の安 定化 に貢献 してきたといえる。 H押 し寄せる金融 自由化の波 1975年 頃 よ りそ れ まで の 金 融 に変 化 が 起 こ り始 め た 。火 付 け 役 とな った の は 、 財 政 赤 字 の 拡 大 に よ る国 債 の 大 量 発 行 で あ る 。そ れ まで は 国 債 の 引 き受 け は銀 行 に と って そ れ ほ ど 負 担 に は な ら なか つた が 、 国債 の 大 量 発 行 に 至 り 、低 金 利 で の 国 債 の 引 き受 け は 、引 き受 け る銀 行 の 経 営 を圧 迫 した 。そ こで 大 蔵 省 は1977年 に 市 中転 売 を容 認 、国 債 の種 類 、発 行 方 式 の 多 様 化 な ど の対 策 を 講 じた 。 こ れ は 、 そ れ まで あ ま り発 達 して い な か っ た 公 開 金 融 市 場 、す な わ ち 金 融 機 関 だ け で な く 個 人 や 企 業 も 自 由 に取 引 に参 加 で きる 金 融 市 場 の 発 達 を促 進 す る原 動 力 と な っ た 。 ま た1980年 に は 中期 国 債 フ ァ ン ドが 創 設 され 、銀 行 は 預 金 吸 収 の 面 で も伸 び 悩み 、 銀 行 の 一 般 投 資 家 との 証 券 取 引 を禁 止 した 銀 行 ・証 券 の 垣 根 規 制 が 、 国債 発 行 量 の増大 につれ て銀 行の経 営 を圧迫す る こ とにな った 。 ま た 、 この よ う な 公 開 金 融 市 場 で は 、 自 由金 利 で 取 引 が 行 わ れ て お り 、 こ う し た 市 場 の 発 達 は 、規 制 金 利 下 に あ る 預 金 市 場 に大 き な イ ンパ ク トを 与 え た 。そ し て 企 業 や 家 計 の 金 利 選 好 の 高 ま りに よ り 、間 接 金 融 の ウ エ イ トを低 下 させ る こ と にな った 。 1980年 代 の 預 金 銀 行 の 著 しい シ ェア 低 下 は これ ら銀 行 の 危 機 感 を 強 め させ 、 そ の 結 果 、預 金 者 の た め だ け で な く 、銀 行 自 らの 経 営 基 盤 を 守 る た め に も 、預 金 金 利 の 自 由 化 を進 め な け れ ば な ら な くな った 。 ま た 、円 の 国 際 化 、 国 際 的 な 認 識 の 高 ま り によ り 、規 制 の 緩 和 を 求 め る海 外 か ら の 動 きが 一 段 と強 ま って きた 。海 外 、特 に ア メ リ カか らの 圧 力 もあ り 、 日本 は 徐 々 に 自 由化 、 自己 責 任 重 視 へ 動 き始 め た 。ア メ リ カ の 要 求 に よ り 、1984年 の 「日米 円 ・ドル 委 員 会 」(*4)に お い て 、大 口 預 金 金 利 の 自 由化 、外 貨 の 円 転 換 規 制 の 撤 廃 、外 銀 の 信 託 業 務 進 出 、等 が 合 意 さ れ た 。 こ う した流 れ は 今 後 と も 続 く と考 え られ る 。 い ず れ にせ よ 、世 界 経 済 の 中 で これ ほ ど の ウ エ イ トを 占め る よ う に な っ た 日本 一57一 が 、海 外 か らの 国 内市 場 へ の 参 入 に対 し高 い 障 壁 を 設 け た ま ま に して お くの は 、 世 界 経 済 全 体 の 発 展 に対 し大 き な 障 害 と な る 。金 融 の 自 由化 は 、経 済 大 国 の 日本 に と っ て は避 け て 通 れ な い 道 で あ り 、そ れ へ の 日本 側 の 対 応 が 問 題 とな っ て く る 。 そ う した 中 で 、最 近 は 制 度 的 枠 組 み の 見 直 しが 叫 ば れ 、垣 根 規 制 撤 廃 に つ い て は1988年 の 金 融 制 度 調 査 会 で 、各 業 務 の 相 互 参 入 の 方 向 で 本 格 的 に審 議 が 開 始 さ れ 、1989年5月 末 に取 り ま とめ られ た 中 間 報 告 に よ れ ば 、今 後 は 、銀 行 ・証 券 が 特 例 法 に基 づ き投 資 銀 行 子 会 社 を設 立 し 、幅 広 い 業 務 を 行 う特 例 方 式 、銀 行 ・証 券 が そ れ ぞ れ 他 業 務 を 行 う子 会 社 を 設 立 し 、業 務 乗 り入 れ をす る 業 態 別 子 会 社 方 式 、の 二 点 を 軸 に 論 議 が 展 開 され る こ と に な る で あ ろ う と考 え られ て い る 。 金 利 の 規 制 に 関 して も 、CD(*5)の 導 入 、MMC(*6)の 導 入 に よ り 、..和 の 方 向へ 向 か っ て い る 。 金 融 機 関 側 も 、長 短 金 利 の 逆 転 現 象 が 起 きて い る と きは 調 達 コ ス トの 圧 迫 が 起 こ り 、 ま た金 利 の 自 由 化 が 進 め ば利 ザ ヤ の 保 証 が な くな る 。 こ う して 金 融 機 関 は 必 然 的 に 自 ら垣 根 を越 え よ う とす る よ う に な る で あ ろ う と思 わ れ る 。 皿 自由化の与える影響 で は 、金 融 シ ス テ ム を 全 体 的 な 観 点 か ら と ら え た と き 、そ の 与 え る プ ラ ス の 効 果 は ど の よ うな も の が あ る だ ろ うか 。 まず 挙 げ られ る の が エ コ ノ ミー ズ ・オ ブ ・ス コ ー プ とい う現 象 で 、効 率 性 が 増 す 、 と い う こ とが 考 え られ る 。 これ は 、い くつ か の 生 産 物 を別 々 に生 産 す る よ り も一 緒 に生 産 す る 方 が コス トが 下 が る 、 と い う結 合 生 産 の 利 点 を 説 明 し た も の で ある 。 例 え ば 銀 行 に お い て 、貸 出 を 行 う際 に は必 ず 借 り手 の 審 査 が 行 わ れ る 。銀 行 が 、 あ る い は 信 託 銀 行 が 、長 短 金 融 商 品 の両 方 を 用 意 す る よ う に な れ ば 、情 報 が よ り 有 効 に 活 用 され 、貸 出 の コ ス トは 低 下 す る は ず で あ る 。 ま た 、証 券 も銀 行 も豊 富 な 金 融 の 情 報 と店 舗 網 が あ る 。 も し双 方 が 銀 行 業 務 と証 券 業 務 の 両 方 を 行 う よ う に な れ ば 、そ の 金 融 の 情 報 と店 舗 網 が フ ル に活 用 で き 、 コ ス トは 低 下 す る 。 つ ま り 、既 存 の店 舗 や 人 員 、情 報 を様 々 の業 務 に活 用 で き 、単 位 当 た りの コ ス トの 低 下 を図 る こ とが で き る わ け で あ り 、ま た い ろ い ろ な 取 引 を組 み 合 わ せ る こ と に よ って 危 険 を 分 散 させ る こ とが で き 、収 益 は安 定 して くる 。例 え ば 、銀 行 と証 券 を 両 方 の 業 務 を 行 っ て い る と 、 引 き締 め期 に は 証 券 業 務 側 の キ ャ ピ タル ロ ス を 、銀 行 業 務 側 の貸 出 金 利 の 上 昇 が 補 完 し 、緩 和 期 に は優 良貸 出先 が 減 っ て も 、キ ャ ピ タル ゲ イ ンが 出 て く る 。 これ こそ が エ コ ノ ミー ズ ・オ ブ ・ス コ ー プ で あ る 。金 融 の 自由 化 は 、効 率 性 の 面 で は 明 らか に プ ラ ス で あ る とい え る 。 二 番 目 と して 、金 利 自 由 化 は 非 金 利 競 争 経 費 の 削 減 とい うメ リ ッ トも あ る 。金 一58一 利 規 制 の 時 代 は 、景 品 や 預 金 集 め の 外 交 員 、高 い 地 代 の 駅 前 立 地 な ど金 利 以 外 の と こ ろ で 競 争 す る が 、金 利 競 争 の 時 代 に な る と金 利 サ ー ビ ス で 勝 負 で き る の で 、 非 金利 競争 にかけ ていた経 費 を圧縮 で きる 。 三 番 目 にス プ レ ッ ド ・バ ンキ ン グ(spreadbanking)が 普 及 して くる こ とが 挙 げ られ る 。 こ れ は 資 金 調 達 コ ス トに一 定 の 利 ザ ヤ を 乗 せ て 貸 し出す も の で 、調 達 資 金 の 金 利 が 貸 出 金 利 を 上 回 る 、 とい う一 時 的 な逆 ザ ヤ 現 象 に陥 る よ う な 状 況 は 『 回避 され る の で 、収 益 は 安 定 す る(た だ しそ の リス ク に関 して はIVの 信 用 秩 序 を 参 照)。 金 融 の 自 由化 に関 して 一 番 懸 念 さ れ る の が 安 定 性 の 問 題 で あ る が 、 「自 由 化 、 国 際 化 に よ っ て リ ス クが 拡 散 す る と 、経 営 は 不 安 定 に な る 」 とは 必 ず し も い え な い 。金 融 の 自 由 化 、国 際 化 は 必 然 的 に金 融 機 関 の リス ク の 管 理 の 範 囲 を増 や す こ と は事 実 で あ る が 、 リス ク分 散 の 効 果 を 上 手 に使 え ば 経 営 が 安 定 す る こ と も期 待 で き る 。 した が って 自由 化 は プ ラ ス ・マ イ ナ ス 両 方 の 面 に作 用 す る と考 え られ る 。 ポ ー トフ ォ リオ 理 論 に よ れ ば 、 リス ク の 大 小 は 、そ の 経 営 者 側 の リス ク に 関 す る 無 差 別 曲 線 の 形 状 に依 存 す る の で(図 表1-1参 照)、 結 局 の と こ ろ 個 々 の 銀 行 の 経 営 姿 勢 の 問 題 で あ る とい え よ う 。 図 表1-1 購騰 リ9一 ン 灘 繕 ε鯵 蘇 ポ 重 r 篇難難 盗 7 叢ε写部 礎 慧嚢縫 高 く 選 が 一 に で 本 as警 誓 さ あ 伴ra峯 Q リ スク 。効 と ス ク 管 理 髪 磐 しこ ほ(の の 確 ク 機 の を う 綻 は ・ 率 回 会 確 結 に_ 0リ が 避 曲 率 ぶ"自 点 ス 低 的 線 は 直 資 己 自己資本比 率(逆 目盛) 木 淑 夫 編r日 は 増' す・ 墨雛 襲 難ξ號 )し 1κ (出所)鈴 る 率' 性 本 の 金 融 と銀 行 』(東 洋 経 済 新 報 社 、1989年)110ペ 一59一 ージ。 IV信 用秩 序 の維持 につい て しか しそ の よ う な 努 力 にお い て も 、 これ ま で 護 送 船 団 方 式 の 下 で 保 護 さ れ て き た い くつ か の非 効 率 的 な 銀 行 が 淘 汰 さ れ る恐 れ も あ る 。そ の と き に 、健 全 な金 融 機 関 を 含 め て金 融 シ ス テ ム 全 体 へ の 動 揺 と な ら な い よ う に 、い くつ か の セ イ フ テ ィ ・ネ ッ トの形 成 の 必 要 が あ る 。 大 前 提 とな る の が 自己 責 任 原 則 の 徹 底 で あ る 。そ う して 自助 努 力 の 精 神 を 喚 起 した う え で 次 の よ う な 方 策 が と られ よ う 。 まず バ ラ ン ス ・シ ー ト規 制 で あ る 。 自己 資 本 規 制 、大 口 融 資 規 制 な ど の バ ラ ン ス ・シ ー ト規 制 は 、 リス ク分 散 な ど を 通 じて 銀 行 の 健 全 経 営 を 促 進 す る 。 そ う し た 意 味 に お い て は 、今 回 のBIS(BankforInternationalSettlements:国 決 済 銀 行)に よ る 自己 資 本 比 率 規 制(以 下rBIS規 制 」 と呼 ぶ)は 際 、差 し当 た り は邦 銀 に逆 風 とな った も の の 、銀 行 の 体 質 改 善 を 促 し 、適 正 化 を図 る 良 い モ テ ィベ ー シ ョ ン と な っ た とい え よ う 。そ れ ま で は 規 制 の対 象 に で き な か っ た オ フ バ ラ ンス 項 目に つ い て も網 を か け て い る と こ ろ が 、 こ のBIS規 (第5章 制 の特徴 で あ る 参 照)。 た だ し 、バ ラ ン ス ・シ ー ト規 制 と い う も の は 、画 一 的 な基 準 と な ら ざ る を 得 な い が 適 正 な 水 準 の 判 定 が 難 しい 、基 準 内 で 銀 行 が ハ イ リス クの 貸 出 に運 用 す る こ と を防 げ な い 、な どの 問 題 点 も残 る 。 なお 、 この バ ラ ンス ・シー ト規 制 は 決 して 自 由化 に逆 行 す る も の で は な い 。ル ー ル が は つ き り して い て こそ 、 自由 に競 争 が で き る わ け な の で 、 この 種 の 規 制 は 自 由化 時 代 に は む し ろ強 ま って くる と思 わ れ る 。経 済 全 体 に と って は 、信 用 シ ス テ ム の 秩 序 の 維 持 が 何 よ り大 切 で あ る か ら 、信 用 取 引 参 加 者 に あ る 程 度 の 枠 組 み を は め る こ とは 必 要 で あ る とい え よ う 。 そ れ で も銀 行 が 破 綻 した 場 合 に備 え 、そ の 影 響 を 金 融 シ ス テ ム 全 体 に波 及 させ な い た め の 事 後 的 措 置 と して 預 金 保 険 制 度 の 活 用 が 必 要 で あ る 。 した が つて 一 層 の 預 金 保 険 機 構 の 充 実 が 望 ま れ る 。 しか し 、預 金 保 険 機 構 へ の 過 度 の 依 存 は モ ラ ル ハ ザ ー ドの 問 題 が 残 る の も事 実 で あ る 。 V今 後の課題 今後 の金融の自由化に向けて改善 、充実すべ き点がいくつか挙げられる 。 まず 、利益相反 に対処す るためのルールの確立が必要である 。利益相反は 、取 引が当事者外 に及ぼす悪影響 、すなわち公害 と同 じよ うな一種 の外部不経済であ る と考えられ 、公害発生企業が必ず しも競争で淘汰 されるとは限 らないよ うに、 利益相反 も市場競争で排除されるとはいえない 。 一60一 した が って 、垣 根 撤 廃 の 一 方 で 、事 業 部 門 との 取 引 及 び 人 事 関係 な どの 公 開 、 利 益 相 反 の 可 能 性 が 高 い 部 門 間 の情 報 公 開 と取 引 制 限 、な ど の ル ー ル の 設 定 の 必 要がある。 ま た 、モ ラ ル ハ ザ ー ドの 防 止 策 と して は 、銀 行 、預 金 者 双 方 に わ け て 対 策 を講 じなけ れば な らない 。 銀 行 が 支 払 う預 金 保 険 料 は 経 営 の リス ク に か か わ らず 一 定 な の で 、銀 行 は ハ イ リス ク で も 、ハ イ リタ ー ン の 投 資 を 選 ぶ 方 が 有 利 だ と い う構 造 を生 み 出 して し ま う 。 し た が って 、金 融 機 関 が 十 分 な リス ク管 理 に取 り組 ま ざ る を得 な い よ う に 、 そ の 利 用 コ ス トを リス クの 度 合 い に応 じた も の に改 め る こ とが 必 要 で あ る 。 こ れ に よ り 、金 融 機 関 側 のモ ラル ハ ザ ー ドを あ る程 度 は 防 止 す る こ とが 期 待 で き る 。 金 融 機 関 の 債 権 者 の モ ラル ハ ザ ー ド 、す な わ ち 監 視 の 甘 さ 、 に対 して は 、現 在 は 一 律1,000万 円 ま で 支 払 わ れ る こ と に な っ て い る預 金 保 険 機 構iの規 定 を改 め 、大 口 預 金 者 、機 関 投 資 家 、金 融 機 関 な ど の 金 融 の 専 門 家 に 対 して は救 済 の 対 象 外 と し 、監 視 の 責 任 を 求 め る こ とが 必 要 と い え る 。 (*1)一 番 船 足 の 遅 い 船 の 速 度 に合 わ せ る こ と 。最 も競 争 力 の 弱 い 金 融 機 関 を 基 準 に して 規 制 す る と い う戦 後 の 銀 行 行 政 の 理 念 。 (*2)日 本 興 業 銀 行 、 日本 長 期 信 用 銀 行 、 日本 債 権 信 用 銀 行 の3行 (*3)1933年 。 に制 定 され た 米 国 の 銀 行 法 。 (*4)1983年11月 、当 時 の レー ガ ン大 統 領 の 訪 日時 に お け る 日米 蔵 相 共 同 声 明 を受 け 発 足 。6回 の 会 合 の 後 、1989年11月 の 日米 金 融 協 議 へ 発 展 的 に解 消 した 。 (*5)NegotiableCertificateofDepositの 略 で 、NCDと もい う 。 も と も と は ア メ リカ か ら 導 入 され た 商 品 で 、譲 渡 性 預 金 と訳 す 。第 三 者 に譲 渡 す る こ とが 可 能 な 自 由金 利 預 金 。 日本 の 金 利 の 自 由化 の 先 駆 け とな つた 。 (*6)MoneyMarketCertifiacateの 1991年4月 略 。金 利 が市 場 金 利 に 連 動 す る タ イ プ の定 期 預 金 。 現 在 の 最 低 預 入 額 は50万 円 。 一61一 第2章 これからの銀行経営 1経 営環境の変化 と戦略的経営 今 日 の 銀 行 は 、か つ て 経 験 した こ と の な い 急 激 な 経 営 環 境 の 変 化 に 直 面 して い る 。第 一 に 、金 融 の 自由 化 、国 際 化 の 進 展 が 挙 げ られ る 。第 二 に 、実 体 経 済 面 、 金 融 面 の 諸 変 化 が 挙 げ られ る が 、 ・これ は 近 年 に な って 、企 業 部 門 の 資 金 需 要 が 縮 小 す る一 方 、公 共 部 門 の 資 金 不 足 が 拡 大 した こ と に よ る 。そ の た め 、国 債 な ど 証 券 形 態 の 金 融 取 引 が 増 え 、銀 行 を介 さ な い 資 金 の 流 れ が 増 え て い る 。 ま た 、企 業 の 資 金 需 要 縮 小 に 伴 い 、銀 行 の 預 貸 金 利 ザ ヤ も縮 小 して い る 。第 三 に 、1982年4 月 の新 銀 行 法 施 行 に よ る 過 保 護 行 政 か ら 自主 性 尊 重 へ の 、銀 行 行 政 の 転 換 が 挙 げ られ る 。 この た め 、銀 行 は 以 前 に も増 して 一 層 の 自己 責 任 を求 め られ る よ う に な った 。 こ う い った 経 営 環 境 の変 化 を 踏 ま え た う え で 、銀 行 経 営 の あ り方 は 変 わ って ゆ か ざ る を え な い 。従 来 の よ う な 反 復 的 、受 動 的 な 経 営 で は こ の 変 化 に は つ い て い け な い 。明 確 な 経 営 理 念 の 確 立 と 、計 画 的 な 経 営 が 必 要 とな って くる 。経 営 の 基 本 方 針 や 経 営 計 画 を 明示 す る こ とが 、今 後 避 け て 通 れ な い課 題 と な る だ ろ う 。 11金 利 自由化へ の対応 1預 金 金 利 自 由化 の 進 展 と影 響 わ が 国 の金 利 規 制 は 預 金 金 利 の 上 限 規 制 を 中心 と して 行 わ れ て き た 。 そ の 預 金 金 利 も 徐 々 に 自 由化 が 進 み 、一 層 の 小 口化 や なお 残 つて い る 諸 制 限 の 緩 和 が 今 後 の課 題 と な る と は い え 、現 在 そ の 最 終 段 階 に入 つて い る こ とは 間 違 い な い 。 こ こで は 、預 金 金 利 自 由化 が 銀 行 経 営 に及 ぼ す 影 響 を 整 理 して み た い 。 (1)預 貸 金 利 ザ ヤ の 縮 小 規 制 預 金 金 利 は市 場 金 利 を 下 回 る 水 準 に設 定 さ れ て い る た め 、金 利 の 上 限 規 制 を 外 す と 、預 金 金 利 が 市 場 金 利 の 水 準 まで 上 昇 す る こ とが 予 想 さ れ 、 こ れ は 当 然 銀 行 の 資 金 コ ス トの上 昇 を 招 く 。そ の た め 、貸 出 金 利 を も 引 き 上 げ る か 、 他 の 部 分 で コ ス ト削 減 を は か ら ない か ぎ り 、預 貸 金 利 ザ ヤ は 縮 小 す る こ と に な る。 (2)金 利 変 動 リス クの 増 大 自 由化 に 伴 い 、預 金 金 利 は 従 来 よ り も大 幅 に動 く と思 わ れ る 。そ の た め 、銀 行 の 資 金 調 達 と運 用 の ア ンマ ッチ が あ る と 、金 利 の 変 動 によ って 、利 ザ ヤ の 縮 小 や 、場 合 に よ っ て は 逆 ザ ヤ ま で 生 じか ね な い 。 一62一 (3)預 金 吸 収 力 の 増 大 以 上 二 つ の マ イ ナ ス面 が あ る 一 方 、預 金 金 利 の 市 場 金 利 水 準 へ の 上 昇 に よ っ て 、 自 由金 利 金 融 商 品 に 流 れ て い た 資 金 を 、銀 行 預 金 に 取 り戻 せ る とい うプ ラ ス面 もある 。 2預 金 金 利 自 由化 へ の:対応 預 金 金 利 自 由化 に よ って 資 金 調 達 力 が 強 化 され る とい うプ ラ ス 面 が あ る 一 方 、 逆 に 調 達 コ ス トの 上 昇 に よ って 収 益 が 圧 迫 され る と い うマ イ ナ ス 面 もあ る 。 まず 、 こ の 調 達 コ ス トの 上 昇 に ど う対 応 す る か が 重 要 な 課 題 と な ろ う 。 この 調 達 コス トの 上 昇 は 、事 務 処 理 の 合 理 化 だ け で は 吸 収 し きれ な い も の が あ り 、 した が って 、貸 出金 利 に 転 嫁 す る 必 要 が あ る 。第 一 に 、貸 出 構 成 の 変 更 が あ る 。す な わ ち 、住 宅 ロ ー ン な ど の 、よ り高 利 回 りの 貸 出 の 比 率 を 高 め て い くこ と で あ る 。第 二 に 、貸 出金 利 の 設 定 方 式 の 見 直 しや 多 様 化 が 考 え られ る 。従 来 、貸 出 金 利 は 公 定 歩 合 に連 動 す る プ ラ イ ム ・レー トを基 準 と して き た が 、 この 方 式 は 、 預 金 金 利 も公 定 歩 合 に連 動 して い る 限 り にお い て 、妥 当 な も の で あ った 。 しか し 、 現 在 は 金 利 自由 化 に よ つて 、預 金 金 利 は 公 定 歩 合 で は な く市 場 金 利 に左 右 さ れ る た め 、従 来 の 方 式 で は預 貸 金 利 ザ ヤ の 確 保 が 困 難 に な って き た 。そ こ で 、市 場 金 利 に一 定 の マ ー ジ ン を上 乗 せ す る ス プ レ ッ ド貸 出 方 式 や 、資 金 調 達 コ ス トに 連 動 す る新 プ ラ イ ム ・レー ト方 式 の 導 入 な ど が 図 られ て き た の で あ る 。 ま た 、従 来 の 規 制 金 利 の も とで は 、預 金 量 の増 加 イ コ ー ル 収 益 の 増 加 で あ っ た が 、 自 由化 時 代 に は そ の 考 え は あ て は ま ら な い 。 こ れ か らの 銀 行 は 単 に預 金 量 の 大 小 を 競 うの で は な く 、収 益 に重 点 を お い た 経 営 を指 向 しな くて は な らな い で あ ろう。 皿 銀行の経営管理 1銀 行 経 営 の リス ク 次 に 銀 行 経 営 の リス ク に つ い て 検 討 して み た い 。一 般 に銀 行 経 営 の リス ク と し て 以 下 の 四 つ が 挙 げ られ る 。 (1)信 用 リス ク 銀 行 の 資 産 内 容 悪 化 の こ とで 、高 利 回 りの貸 出 を 求 め る あ ま り 、借 り手 の 審 査 を 怠 った りす る と 、信 用 リス クの 増 大 につ な が る 。 また 、今 日で は 国 際 化 に 伴 つて 、カ ン ト リー ・リス ク問 題 な ど新 しい 信 用 リス クが 増 え て い る 。 (2)金 利 リス ク 預 金 金 利 上 昇 に よ つて利 ザ ヤ 縮 小 の お そ れ が あ る こ とや 、市 場 金 利 の 変 動 に 伴 って 、急 激 な 利 ザ ヤ の悪 化 を 招 きか ね な い こ と で あ る 。 一63一 (3)外国為替 リスク 銀行の持つ外貨資産や外貨負債が 、為替相場の変動によって大 きな影響 を受 け 、場合 によっては利益 をうむ こともあるが 、多大の損失を招 く危険 もはらん でいることを内容 とする 。 (4)流動性 リスク 各種の金融市場の発達に伴 って、資金調達が 、短期の大口市場資金や 国際金 融市場 に依存するな ど、不安定な資金への依存が増えていることをいう。金融 情勢の急激な変化が生 じた場合 、資金調達が困難 になる危険性がある。 2銀 行経 営の鉄 則 戦 前 か ら 、銀 行 経 営 の 鉄 則 と さ れ て き た も の に 、安 全 性 、流 動 性 、収 益 性 の 三 原 則 が あ る 。金 融 自 由化 、国 際 化 が 進 む 今 日で も こ の 原 則 は 変 わ ら な い 。 安 全 性 の 原 則 と は 、運 用 資 産 の 内 容 を 安 全 確 実 な も の に して お く こ とで 、信 用 リス ク に 対 応 す る 。 次 に 、流 動 性 の 原 則 とは 、資 産 と負 債 の 満 期 の 対 応 関係 に注 意 し 、流 動 的 な準 備 資 産 を 持 って お く こ とで 、支 払 準 備 が 不 足 しな い よ う にす る こ とで 、流 動 性 リ ス ク に対 応 す る 。 収 益 性 の 原 則 は 、利 益 の 確 保 、増 加 を 図 る こ とで あ る 。国 民 の 信 用 を 得 る た め に も 、常 に安 定 的 な 利 益 を あ げ る こ とが 望 ま れ る 。 3ALM 近 年 の 銀 行 の 経 営 管 理 の 手 法 と してALM(Asset&LiabilityManagement: 資 産 負 債 総 合 管 理)が 脚 光 を あ び て い る 。ALMと は 、資 産 負 債 の 構 成 を総 合 的 に 管 理 す る こ と に よ り 、最 小 の リス ク の 下 で 収 益 の 極 大 化 を図 る管 理 手 法 で あ る 。 これ は 、1970年 代 の 米 国 にお い て 、金 融 自 由化 に よ っ て市 場 性 資 金 の 調 達 ウ ェイ トが 増 大 して きた こ と を 受 け て 登 場 し た 。つ ま り金 利 の変 動 の 収 益 へ の影 響 を ど う避 け る の か 、 ま た 市 場 性 資 金 は調 達 期 間 が 短 い も の が 多 い が 、そ の 調 達 面 で の 不 安 定 性 を ど う管 理 す る の か が 主 眼 と な って い た 。 ALMを 実 践 して い く際 に は 、以 下 の 三 つ を 柱 とす る 。 (1)リ ス ク分 析 手 法 意 思 決 定 の前 提 と して 正 確 に リス ク 把 握 ・予 測 を 行 う こ とが 必 要 とな る 。金 利 感 応 度 分 析 や ギ ャ ップ 法 等 が 代 表 的 手 法 と して 挙 げ られ る 。 (2)ALM体 制 機 動 的 な 意 思 決 定 を 行 う た め 経 営 あ る い は 実 務 の 各 レベ ル で 方 針 決 定 を 行 う 場 を 設 定 す る こ とが 必 要 で あ る 。 一64一 (3)運 営 管 理 現 場 レベ ル を コ ン トロ ー ル す る た め に責 任 権 限 と整 合 的 な 数 値 目標 が 必 要 と なる 。 4資 産の健全性 あ まりにも当面の収益 を追求 しす ぎると、不 良債権を抱えるなど信用 リス クの 増大を招 きかねない。そ こで 、貸出案件審査の体制 を強化するなど、資産の健全 性維持 の重要性 を再認識する必要があろう。 5自 己 資 本 比 率 規 制(BIS規 BIS規 制)の 実 施 制 の も と で は 、資 産 の 増 加 と 自己 資 本 の 増 加 とのバ ラ ンス を 保 ち な が ら 収 益 の 拡 大 を は か らね ば な らな い 。そ の た め 自己 資 本 の 充 実 や 、ROA(ReturnonAsset:総 IV銀 資 産 収 益 率)の 向上 、資 産 内 容 の 健 全 化 が 必 要 とな る 。 行経営の課題 金 融 の 自 由化 が 進 む 中 で 、個 々の 銀 行 同 士 の競 争 が 激 化 して い く こ と は 疑 い な い 。ま た 、そ の 競 争 は あ く ま で 自己 責 任 の 原 則 の 下 に行 わ れ る こ と に な る 。 した が っ て 、個 々 の 銀 行 の 経 営 の あ り方 が 今 まで 以 上 に 問 わ れ る こ と に な る で あ ろ う 。 ま た 、金 融 自 由 化 や 国 際 化 に さ ら にBIS規 制 が 加 わ り 、収 益 が 重 視 さ れ る時 代 とな ろ う 。 これ まで は 預 金 量 が 収 益 に 直 結 して い た た め 、質 よ り も量 が 重 視 さ れ て き た 。 しか し 、 こ れ か らはALMやROAを 中 心 と して リ ス クや 収 益 を 重 視 す る こ とになろ う。 最 後 に 、 自 由化 に よ って 業 務 分野 の 規 制 が 崩 れ る と銀 行 業 務 の範 囲が 拡 大 さ れ. る 。そ の た め 、業 務 が 多 様 化 して い く中 で 、各 行 が 独 自の 方 向 づ け をす る 必 要 が で て くる だ ろ う 。す な わ ち 、 明確 な 経 営 戦 略 の も とで 個 性 的 な 銀 行 経 営 を 行 って い く こ とが 望 ま れ 、 また 、そ うで な け れ ば 競 争 に 勝 っ こ とは で き な い で あ ろ う 。 一65一 第3章 銀行の会計制度とディスクロージャー 銀 行 の デ ィ ス ク ロ ー ジ ャ ー を め ぐ る 問 題 は 以 前 か ら多 くの 議 論 が あ った が 、 近 年 の 一 連 の金 融 不祥 事 を受 けて 、1992年1月 、 金 融 制 度 調 査 会 は 、 そ れ に 対 す る反 省 と今 後 の銀 行 の 経 営 刷 新 に 向 けて 、 銀 行 の デ ィ ス ク ロ ー ジ ャ ー を 一 層 推 進 す べ き こ と を 勧 告 した 。 と りわ け 、 現 在 、1992年9月 末 の 時 点 で 大 蔵 省 筋 に よ る と都 銀 ・長 信 銀 ・信 託21行 で12兆 円 と言 わ れ る 巨 額 の 不 良 債 権 や 、 株 価 の 暴 落 に よ る株 式 の 評 価 損 な ど を め ぐ って 、 銀 行 経 営 の 一層 の 透 明 性 が 強 く求 め られ て お り、 銀 行 の デ ィ ス ク ロ ー ジ ャ ー は 、 こ れ か らの 銀 行 経 営 を 考 え る 上 で 重 要 な 問 題 の1つ で あ る。 本章 で は、 ここ 数 年 の 銀 行 経 理 基 準 の 変 遷 を 概 略 的 に述 べ た あ と、 そ れ を各 行 が ど の よ う に 実 践 して きて い る か 、 そ の な か で 銀 行 の デ ィ ス ク ロ ー ジ ャ ー に つ い て ど の よ うな 問 題 が 浮 き彫 り に な っ て きて い る か 、 そ して 今 後 ど の よ う な こ とが 課 題 と な って くる か を 述 べ て い き た い。 1銀 行経理基準の変遷 11989年7月 の銀行法施行規則改定 一般 の投資家 、銀行サー ビスの利 用者が銀行 の経営内容を把握 しよ うとす る場合、 利用で きる もの と して は、証取法第24条 に基づいて各銀行が決算期 ごとに作成 して い る有価証券報告書 と、銀行法第21条 に基づ いて公開す ることが義務づ け られている デ ィスクロージャー誌があるが、 この うち、銀行 の有価証券報告書 の内容が1989年 度 か ら大幅 に改め られた。 これは次の2っ によるところが大 きい。すなわち、 ひ とつ は、 銀行法施行規 則の改定 によ り、新銀行経理基準が導入 され、銀行 の損益計算書、貸借 対照表 の様式が変更 された ことで ある。 これによ り、銀行 の損益計算書 は、経常収支 と経常費用が 「資金収支」 「 役務取 引等収支 」 「その他業務収支 」 「 その他経常収 支」の4つ に区分 され ることになった(本 章末掲載 の図表3-1参 照)。 いまひとっ は、大蔵省証券局 と全 国銀行協会連合会 との協議 によ り、有価証券報告 書の 「 営業 の状況 」におけ る開示項 目が大幅に増加 された ことであ る。 これ によ り、 業務別収支 の国内 ・国際業務部門別の情報や有価証券含み益 などが新 たに開示 される ことにな った(図 表3-2参 照)。 こうした銀行経理基準改定の背景 と して次の3っ の点が指摘 されて いる。 第1に 、 内外の 自由化の流 れのなかで、金利 ス ワップ取 引、先物 およびオプ シ ョン 一66一 取引などのオ フバ ランス取引の拡大や、 内外市場 での資金および為替の裁定取引の活 発化などに したがい、従来の経理基準 での経理 処理 や、預金、貸 出金等 の伝統的な業 務 をベ ース とした損益計算書 の様式で は銀行決算の内容が分か りに くくな って きた こ とが あげ られ る。 第2に 、銀行業務 における証券業務の拡大を反映 して、利回 り指向の強 い株式の売 買損益 および主 と して株式の売買損益か らなる特定金銭信託の運用益の位 置づ けを明 確化 し、銀行 の期 間の収益力 を分か りやす く表示す る必要性が高 ま った ことが あげら れる。 第3に 、 国際統一 基準 の自己資本比率規制(BIS規 制)の 導入 に対応 して 自己資 本 を充実すべ く銀行 の時価 ファイナンスが相次 ぐなかで、 内外 の投資家 に対す る決算 開示 の明瞭性 を高め ることが急務 とな った ことが あげ られる。 こうした理 由か ら、銀行の経理基準が大幅 に改定 されたわ けだが、具体 的な もの と して、従来 の注記利益(営 業利益)と い う項 目が業務純 益 とかえ られ たことが ある。 この背景 には、商品有価証券の損益(デ ィー リング損益)が 注記利益 に含 まれ るのに 対 して、投 資有価証券 の損益 は除外 され るため、デ ィー リングの損失 を商品有価証券 の損失 に振 り替 えるなどの操作や、特定金銭信託 の収益 もこれ までは預 け金利息 と し て注記利益 に含 め られ るため、投 資勘定の含 み益 を特金 の収益 に移転計上 す るなどの 操作が、問題 点 として指摘 されて きた。 2そ の後の開示項 目の量的 ・質的発展 その後、有価証券報告書 の開示項 目の発展ぶ りは顕著 だった。た とえば、1990年 度 決算 では、業務粗利益 の内訳が国内 ・国際業務部 門別 に、①資金運用収支、②役務取 引等収支、⑧その他業務収支 の3区 分 に分 けて開示 されたのをは じめ、 国内業務部 門 にっいて は資金運 用収支の説 明資料 と して預金、貸 出金 の平銭、利息、利 回 りも開示 されている。従来 は末銭ベースで しか計数 を把握 す ることがで きなか っただけに、平 銭計数の開示 は大 きな前進であ ると言え る。 さ らに、有価証券 の含み損益 にっ いては、大 蔵省証券局が1990年12月25日 に 「市場 性 ある有価証券および先物 ・オプ ション取 引等の時価情報 の開示 につ いて」通達を出 し、時価 を算定で きるもの について は1990年 度決算 か ら情報を開示す ることとな った。 具体的 には、国内 ・海外で上場 されて いる株式、投資信託、 ワラン トについて、簿価、 時価 とその差額 の開示が義務づ けられ た。また、1990年 度決算か ら国内業務部 門の平 均残高、1991年 度決算 か ら国際業務部門の平均残高を開示す ることになった。 その他、先物 ・オ プション取引につ いては、 さきの通達 に基づ き、1990年 度決算か ら、先物取 引につ いては上場 されている証券先物取引、金融先物取 引について、未決 一67一 済 の 契 約 金 額 、 時 価 と そ の 差 額 が 、 オ プ シ ョ ン取 引 に つ い て は各 上 場 取 引 にか か わ る 貸 借 対 照 表 計 上 額 、 時 価 と そ の差 額 が 表 示 さ れ る よ う に な っ た 。 全 体 と して 、1991年 度 ま で に新 た に 開 示 さ れ る 項 目 は20に わ た り、 細 か い デ ー タ で 見 る と300程 度 の 情 報 が 新 た に 開 示 さ れ る こ と に な っ た の で あ る。 皿 各行 のデ ィス クロージャーの実践状況 と共通 す る問題点 有価証券報告書 は省令等 で記載事項を詳細 に定 め られてい るが、それに対 し、銀行 法第21条 によ り作成 され る資料 は必要最小限の統-一開示基準 が定 め られて いるだ けで、 具体的な開示の方法,内 容そ して タイ ミングなどは銀行 の自主 的判断に委 ね られてい る。 このため後者 の資料 には、各行のデ ィスクロー ジャー政策が鮮明に反映 され るの である。 その第21条 に基づ くディス クロージャーを各行 ごとに比較 してみ ると、三菱銀行 レ ポー トが他 に比べて先駆的なデ ィスクロー ジャーを行 ってい ることに気 づ く。デ ィス クロー ジャーの時期 の早 さ ・適格 さ、量 的質的充実、有価証券報告書に比べて様 々な 点での充実 ぶ り(経 常利益を グラフ ・表を用いて視 覚的な理解 を容易 に して いる点、 業務純益を開示 して いる点 説,etc)な 有価証券報告書で は開示 されていない、丁寧 な用語解 どがあげ られ る(図 表3-3参 照)。 ・ しか し、それで も日本の銀行全体 に共通 するデ ィス クロージャーに関 して、企業そ の他 の利害 関係者か ら見た場合の問題点がい くっか浮 き彫 りになる。それをま とめ る と次 のよ うな点が あげられ る。 第1に 、デ ィスクロー ジャーのタイ ミングのず さん さである。有価証券報告書の提 出のタイ ミングは各行 とも同時であるが、銀行法第21条 に基づ く資料の公表 のタイ ミ ングはまちまちで ある。法律 によ って提 出期 限が規制 されて いる場合 は他行 と足並み をそろえて提出す るが、規制がなけれ ば利 用者 の便宜 を考慮せずにマイペースで提 出 す る銀行がまだまだ多い。 第2に 、有価証券報告書 にお ける開示の量 と質の向上 は1989年 度 よ り顕著 にな って お り、銀行 業務 の多様化 ・国際化に対応 した内容 に改正 されて きているが、まだ不十 分 な点 と して与信 リス ク情報が あげ られ る。た とえば、1990年3月 末 日におけ る三菱 銀行 の総資産に 占める貸出金 の安全確保 は、銀行経営上重大 な課題 であるが、三菱銀 行 レポー トで も有価証券報告書で も、三菱銀行 の与信 リス クが どの程度で、 どのよ う な与信 リス ク管理 を行 って いるのかを知 る ことはで きないので ある。 一68一 皿 銀 行 の デ ィ ス クLI一 ジ ャ ー を め ぐ る今 後 の課 題 本章 の冒頭 にも述べたよ うに、 日本 の銀行 は これまでディスクロー ジャーをめ ぐっ て様 々な問題点 ・遅 れを抱えて いたが、現在、 巨額 の不良資産や株価 の評価損 などの 問題 に直面 して、企業 その他の利害関係者か らますます透明性 ある銀行経営が求め ら れて いる。世界的 にも、金融の 自由化 ・国際化 の流 れのなかで、資産規模か ら経営 の 健全性、財務基盤の強固 さ、そ して効率性 による評価 へ と世界 の銀行の評価が シフ ト して いる。 その傾向の具現化 された ものの1つ がBIS基 準である。 日本 の銀行 に とって は、一般の投資家や利用者 との良好 な関係を結 んで、財務基盤 の強化 など新 た な銀行体質 の強化 とともに、銀行 としての社会的役 割を健全 に発揮す るために も、今 後 は、企業のIR活 動(*1)の 一環 としての積極的 なデ ィスクロー ジャーを展 開 してい くことが求め られ ると思われ る。 (*1)IR(InvestorRelations)活 動 会 社 に 関 わ る い か な る情 報 を、 い か な る タ イ ミ ン グ で 、 い か な る チ ャ ン ネ ル を 通 して 投 資 家 等 の 外 部 者 に 発 信 す るか を 、 企 業 の 独 自 の 判 断 で 決 定 し、 そ れ を 実 行 す る活 動 。 ア ニ ュ ア ル ・ リポ ー ト等 の 作 成 ・デ ィ ス ク ロ ー ジ ャ ー・ の他 に、機 関投 資 家 と の ミ ー テ ィ ン グ、 金 融 専 門 メ デ ィ ア との 対 応 等 々 、 様 々 な もの が あ る。 (伊 藤 邦 雄 「デ ィ ス ク ロ ー ジ ャ ー とIR」 _69_ 『 企 業 会 計 』1992年1月Vol.44参 照) 図 表3-1 〈旧様 式〉 損 益計 算書 の改正 内容 〈新 様式 〉 経常利益 貸出金利息 有価証券利息配当金 その他受入利息 コールローン利息 買入手形利息 その他の受入利息 その他経常利益 受入手数料 外国為替売買益 商品有価証券売買益 有価証券売却益 有価証券償還益 その他の経常収益 経常費用 預金利息 その他支払利息 譲渡性預金利息 コールマネー利息 受渡手形利息 借用金利息 転換社債利息 その他の支払利息 営業経費 その他経常費用 支払手数料 外国為替売買損 商品有価証券売買損 貸倒引当金繰入額 貸出金償却 有価証券売却損 有価証券償還損 有価証券償却 その他の経常費用 経常利益 (注)経 常収益 よ り有 価証券 売 却益 お よび有価 証券償 還益 を控 除 した ものか ら、経常 費 用よ り 有 価証券 売却 損、有価 証券 償還 損 およ び有 価証 券償却 を控 除 し た もの を差 し引い た金 額 は、O OO百 万 円で あ る。 → → .一 ・→ ●・・。。.・ → ・一 一 一●.一 一一 》 経常利 益 資金 運用利 益 貸 出金利 息 有 価証券 利息配 当金 コー ルロー ン利 息 賀 入手形 利息 預 け金利 息 金 利 ス ワップ受 入利 息 その他 の受入利 息 役務 取引等 収益 受 入為替 手数料 その他 の役務収益 そ の他の役 務収益 外 国為替 売買益 商 品有価 証券売 買益 国債等債 券売却益 国債等債 券償還益 その他 の業務収益 その他経常 収益 株 式等 売却益 金銭 の信託 運用益 その他 の経常収 益 経常 費用 資金 調達費 用 預 金利 息 譲 渡性預 金利息 コー ルマネー利 息 受 渡手形利 息 借 用金利 息 転 換社債 利息 金 利 ス ワップ支 払利 息 その他 の支払利 息 役務 取引等 費用 支 払為替 手数料 その他 の役務 費用 そ の他業 務費用 外 国為 替売買損 商 品有 価証券 売買損 国債等 債券売却 損 国債等 債券償還 損 国債等 債券償却 その 他の業務収 益 営 業経 費 その他経 常費 用 貸 倒 引当金繰入 額 貸 出金 償却 株式等 売却損 株 式等 償却 金銭 の信託運 用損 事業税 その 他の経常 費用 経常 利益 … ※ ゴ シ ック体 の項 目 は、新 区分 (新 設) (新設) (新設) (新設) (新 設) (新 設) (新 設) (新 設) (新 設) (新設) (新設) (新設) (新設) (新設) (新設) (新設) (新設) (新設) 一(注 記の利益 は削 除) (出 所)桂 三郎 「〈解 説 〉改 定 さ れ た 銀 行 の 経 理 基 準 」 『 金 融 財 政 事 情 』1989年7月31日 一70一 、46ペ ー ジ。 1989年度 決算の主 な新規 開示項 目 図 表3-2 ① 国内 ・国 際業務部 門別粗利益 ② 国内部門 の資金運 用収支 の説明 資料 資金運 用収支、 役務取 引等収 支、 その他業務収支 の3区 分 に分 け、 これを国 内 ・国際業務 部 門別 に開示 。 ・資 金 運 用 ・調 達 の平 均 残 高 、 利 息 、 利 回 りの 開 示 。 ・資 金 運 用損 益 の 増 減 を 残 高 、 利 率 で 分 析 。 ③役務取 引の状 況 国 内'・国 際 部 門 別 に、 どの 業 務 か ら生 じた手 数 料 か を 開 示 。 ④有価証券 の含 み益 商 品 有 価 証 券 ・有 価 証 券 別 に 、 簿価 、 時 価 、 含 み 益 を 開 示 。 ⑤利益率 総 資産利益率(経 常利益 、 当期 利益)、 資本利 益率(経 常利 益 、当期利益)を 開示 。 ⑥ 自己資本比率 関連 計数 BIS基 ⑦ 預 金 ・貸 出金 の デ ータ 国 内 ・国 際 別 の 残 高 、 国 内店 、 海 外 店 別 に1店 舗 当 た りお よ び 従 業 員1人 当 た りの デ ー タ を 開 示 。 ⑧ 貸倒 引当金 の内訳 一般 貸倒 引当金、債 権償却 特別勘定 、特定海外 債権 引当勘定 に 「 準 の 自己資本比率 を構成 す る項 目の開示。 分 けて 開示 。 (出 所)伊 藤邦雄 「 銀 行 デ ィ ス ク ロー ジ ャー の 実 践 状 況 と今 後 の課 題1 伊 藤 邦 雄 他 篇 『現 代 の 企 業 決 算 』 中 央 経 済 社 、1991年 、33ペ ー ジ。 図 表3-3 三菱 銀行 レポー トのみ 開示 されて いる項 目 最近 の業績 の推 移 主要勘 定 の推 移 そ の他 業務利益 の内訳 臨 時損 益 の内訳 預金者 別預金残 高 の推 移 主 な金利 の推 移 個人 向 けロー ン残高 の推移 国内店舗 ・海外拠 点数 の推移 採 用人員 の状況 米 国基準連 結貸借対照 表 米国基準 連結損益 計算書 米 国基準EPS等 米国基準 のF/S作 成基準 およ び重 要 な会 計方針 地 域別 セグメ ン ト情 報 米国基準 主要財務 デ ータ 日米会 計基準 の相 違 (出 所)同 上 書 、46ペ ー ジ。 一7ユ ー 第4章 1先 新金融取引 物 ・オ プ シ ョ ン 取 引 に つ い て 1先 物 取 引 の仕 組 み 銀 行 の 新 金 融 取 引 に 先 物 ・オ プ シ ョ ン 取 引 が あ る 。 先 物 取 引 と は商 品 の あ る特 定 され た数 量 に つ い て 、 将 来 の 一 定 時 期 に 取 引 所 に お い て決 め た 価 格 で売 買 す る こ と を現 在 時 点 で契 約 す る 取 引 で あ る 。 先物 取 引 の 利 用 形 態 に は 主 に 、 ヘ ッ ジ(保 ラ ー ジ)・ 険 つ な ぎ)・ ス プ レ ッ ド(格 差 取 引)の ス ペ キ ュ レ ー シ ョ ン(投 機)・ 裁 定(ア ビ ト 四 つ が あ る。 ま ず 、 ヘ ッ ジ に つ い て 説 明 す る 。 例 え ば 現 在 の 債 券 価 格 が100円 だ と す る 。 価 格 が 下 落 し そ う な 場 合 、 こ の 債 券 を 保 有 す る 投 資 家 は 先 物 を 売 り建 て る 。 予 想 ど お り 価 格 が 下 が れ ば 現 物 債 は 損 を 負 う が 、 売 り建 て て い た 先 物 を 同 時 に 買 い 戻 せ ば 、 現 物 債 の 値 下 が り分 を 取 り戻 せ る 。100円 で 売 つ て 、98円 で 買 う と す れ ば2円 のサ ヤ が とれ る 。 次 に ス ペ キ ュ レー シ ョ ンに つ い て説 明 す る 。 先物 取 引 をす る に は一 定 の 証 拠 金 を 積 む こ と が 必 要 だ が 、 こ の 証 拠 金 は 長 期 国 債 で 額 面 の3%、 超 長 期 国 債 で4.5%で 良 い 。 つ ま り 、 長 期 債 の 場 合 だ と現 物 債 に 投 資 す る よ り約33倍 の 取 引 が 可 能 な の で あ る 。 銀 行 や 証 券 会 社 は値 ザ ヤ 稼 ぎ の 手 段 と して 、 先 物 の短 期 的 な 売 買 を活 発 に 行 な つ て い る。 先 物 は元 手 の数 倍 の取 引 が で き る うえ 、 現 物 市 場 と比 べ て 流 動 性 も 高 い の で 、 サ ヤ 取 り の 場 と し て 適 し て い る と 考 え ら れ る 。 ア ビ トラ ー ジ と は 割 安 な 現 物 を買 う と同 時 に割 高 な 先 物 を売 る と い っ た金 利 の 裁 定 取 引 で あ る 。 債 券 市 場 で は 現 物 と先 物 の 価 格 差 が 大 き く離 れ た と き に 裁 定 取 引 が 可 能 で あ る 。 ス プ レ ッ ドは 月 間 の価 格 差 を利 用 す る裁 定 取 引 で あ る 。 2オ プ シ ョン取 引 の 仕 組 み オ プ シ ョ ン 取 引 と は 定 義 的 に 言 う と 「あ る 特 定 の 金 融 商 品 に つ い て 、 あ ら か じ め 約 定 し た 価 格 で 『買 う 権 利 』 ま た は 『売 る 権 利 』 を 売 買 す る も の だ が 、 そ の 権 利 は 将 来 の 特 定 した 日 まで に行 使 し得 る契 約 」 とい う こ と で あ る 。 こ の買 う権 利 を コ ー ル ・オ プ シ ョ ン 、 売 る 権 利 を プ ッ ト ・オ プ シ ョ ン と い う 。 簡 単 に 取 引 の 事 例 を 示 し てみ る。 ア メ リ カ 入 が 日本 円 の 現 物 オ プ シ ョ ン 取 引 を す る ケ ー ス を考 え る 。 当 日 の 相 場 が 132.94円/ド ル で あ っ た とす る 。 今 、 権 利 行 使 価 格 が128.21円/ド プ シ ョ ン を 買 い 、 プ レ ミ ア ム を0.33セ ン ト支 払 っ た(権 ル の コ ー ル ・オ 利 行 使 価 格 とは 先 の定 義 の な か の 「あ ら か じ め 約 定 した 価 格 」 、 プ レ ミ ァ ム と は オ プ シ ョ ン の 価 格 す な わ ち 購 一72一 入 料 の こ と を い う)。 も し 禦 約 期 間 内 に125.00円/ド ル ま で 円 高 が 進 み 、権 利 を行 使 す る と 、 プ レ ミ ア ム を考 慮 し て も 利 益 が 得 ら れ る こ と に な る 。 こ の 時 オ プ シ ョ ン の 売 手 に は契 約 履 行 の義 務 が あ り、 現 物 市 場 の 価 格 が 上 が れ ば上 が る ほ ど買 い手 の 利 益 は 膨 れ て ゆ き 、 売 手 の 損 失 は 大 き く な る 。 逆 に 、135.13円/ド ル まで 価 格 が 下 が っ た と き は 、 権 利 を 行 使 す る と損 が 出 て し ま う の で 何 も 行 動 を 起 こ さ ず そ の ま ま 権 利 を 放 棄 す れ ば よ い 。 そ う す る と損 失 は プ レ ミ ア ム の み に 止 め る こ と が で き る 。 こ の点 が オ プ シ ョ ン の保 険機 能 に あ た る と ころ と い え よ う 。売 手 はプ レ ミア ム を そ の ま ま取 得 す る 。 3先 物 ・オ プ シ ョ ン の 発 達 金 融 先 物 等 の登 場 は金 融 自 由化 と りわ け金 利 の 自 由化 に よ る と こ ろが 大 き い。 金 利 自由化 に よ っ て さ ま ざ まな リス ク が 高 ま っ て きた わ け だ が 、 高 度 成 長 期 に は金 融 機 関 を 中心 とす る企 業 グル ー プ に お いて 拡 散 さ れ て あ い ま いに され て き た 。 しか し 現 在 に お い て オ ー プ ン 市 場 の 発 達 か ら 、 自 己 責 任 に お い て リス ク を 負 担 す る 投 資 家 が 増 加 し て い き 、 今 ま で の リ ス ク 分 散 機 能 は 働 か な く な っ た 。 よ っ て 、 「自 己 責 任 型 」 と も い うべ き リス ク負 担 の 前 提 に た っ て、 よ り効 率 的 な リス ク負 担 配 分 機 構 が 期 待 され 、 リス ク を 自己 責 任 に お い て転 嫁 す る こ とが で き る金 融 先 物 等 が 発 達 して い った の で あ る。 4日 本 の 金 融 先 物 ・オ プ シ ョ ン市 場 日本 の 金 融 先 物 、 株 価 指 数 先 物 は 巨 大 な 市 場 とな り つ つ あ る 。 日本 に は こ れ ら を 受 け 入 れ る 土 壌 が あ る と い う こ と で は あ る が 、 蓋 を 開 け て み る と 証 券 会 社 の 自己 売 買 が 高 く、 ま だ機 関 投 資 家 が 先 物 を本 格 的 に 使 う とい う段 階 に い た っ て い な い と い う こ とで あ る 。 そ の 理 由 に 、 リス ク を積 極 的 に とる ロ ー カ ル ズ と い う よ う な 人 が い な い こ とが あ げ られ 、 当面 そ の役 割 は証 券 会社 が 担 わ ざ る を え な いの が現 状 で あ ろ う。 5先 物 ・オ プ シ ョ ン 取 引 の 会 計 処 理 金 融 先 物 ・オ プ シ ョ ン の 有 用 性 が 活 か さ れ る か ど う か は 会 計 制 度 の 問 題 も あ る 。 先 物 ・オ プ シ ョ ン 取 引 は 、 将 来 の 権 利 ・義 務 を 対 象 と し た 取 引 で あ り、 契 約 の 交 わ され た 段 階 で は双 方 と も未 履 行 の た め 、 会 計 上 の 取 引 と して は認 識 され な い 。 先物 取 引 に お いて は委 託 証 拠 金 、 オ プ シ ョン取 引 に お い て は プ レ ミ ア ム 料 だ け を 契約 時 に支払 うという仕組 みで あるた め、当該取 引の総 額が資産 お よび 負債 と して貸借 対 照 表 に計 上 されな い。す なわち、 その取 引 における リスクが財務諸表 には十分 に表 示 され な いの である。 わが 国にお ける金 融先物取 引 に関す る会計指針 としては、 日本公認 会計 士協会 に -73一 よ っ て1985年10月 に 公 表 さ れ た 「債 券 先 物 取 引 の 会 計 処 理 」 が あ る 。 こ れ に よ れ ば 先 物 取 引 損 益 の 認 識 基 準 と し て 、 ヘ ッ ジ 目 的 ・投 機 目 的 と い っ た 取 引 の 目 的 の 如 何 を問 わ ず 、一 律 に決 済 基 準 を採 用 し て い る 。 『 これ は わ が 国 に お いて は、 収 益 の 認 識 が 一般 に実 現 主 義 に基 づ い て行 な わ れ る た め と され る 。 決 済 基 準 に よれ ば決 済 時 点 ま で は 先 物 取 引 に か か わ る 損 益 は 認 識 さ れ な い こ と に な る(設 設例1決 1月20日6月 例1、2)。 済基 準 による処理 限 月 物 の 債 券 先 物10億 円 を 単 価g8円 で 買 い,委 託 証 拠 金3千 万 円を 支払 っ た。 3月31日 決 算 日 現 在96円 に な った 。 4月30日 先 物 を 単 価99円 で 売 却 決 済 した 。 仕 訳(単 位:千 円) 1/20先 物 取 引 差 入 証 拠 金30,000現 3/31仕 訳 な 4/30現 金10,000先 現 先物 獺 益 一1・酬 所)田 フ バ 設例2決 ・(96-98)__1_100△2千 ン ス 取 引 万円 の 会 計 』(同 文 舘 、1991年)156ペ ー ジ 。 済基 準 による処理 保 有 国 債10億 円(単 価100円)の 円 で 売 り,委 3月31日 ラ 益10,000 万 円 在 の 含 み 損 益 一1・鮒 『オ 利 物 取 引 差 入 証 拠 金30,000 ・(99-98)×1100-1千 中 建 二 2月10日 物 金30,000先 決 算 日(3/31)現 (出 金30,000 し 託 証 拠 金3千 値 下 が り を ヘ ッ ジす る た め に,先 物10億 円 を102 万Fjを 支 払 っ た 。 決 算 「1。国 債 の 現 物 の 時 価 は98円 で 先 物 の 時 価 は100円 で あ っ た(保 有 国債 の 評 価 は 低 価 法)。 4月20日 仕 訳(単 国 債 を 単 価97円 で 売 却 し,同 位:千 時 に 先 物 を 単 価99円 で 買 戻 し決 済 した 。 円) 2/10先 物 取 引 差 入 証 拠 金30,000現 3/31有 価 証 券 評 価 損20,000有 4/20現 ・ 金30,000 金970,000有 価 証 券20,000 価 証 券980,000 物 利 益30,000 イ1価 証 券'Jl;よ11払ユ10,000 現 金30,000先 現 金30,000先 物 取 引 差 入 証 拠 金30,000 現 物 の損 益 決 算 決 済f3(4/20)△1千 (出 所)同 日(3/31)△2千 先 物の 損益 ノノi`Jo△2千 万 円'3千 計 万11」 万 円2千 万円 上 書 、 同 ペ ー ジ。 オプ シ ョン取 引の会計処理 につ いては未 だほ とん ど整備 され てお らず、1988年4 月18日 付 けで、 日本公認 会計 士協会 会計制度委 員会研究報 告第4号1通 ー74一 貨 オプ シ ョ ン 取 引 の 企 業 側 に お け る 会 計 処 理 と 表 示1が 公 表 さ れ て い る 程 度 で あ る(設 例3)。 これ に よ る と、 オ プ シ ョ ン取 引 の ヘ ッ ジ対 象 と な っ た 外 貨 建 取 引 お よび 外 貨 建 金 銭 債 権 債 務 の 換 算 は 通 常 の 会 計 処 理 を適 用 す る こ と と し 、支 払 つ た オ プ シ ョン料 は独 立 した 資 産 と して 計 上 す る こ と が要 求 され て い る。 資 産 と して 計 上 さ れ る オ プ シ ョ ン料 に つ い て は 、 本 源 的 価 値 相 当 額 と 時 間 的 価 値 相 当 額 と に 区 分 計 算 し 、 前 者 に つ い ては 権 利 料 と して 、後 者 に つ いて は前 払 費 用 と して 、 そ れ ぞ れ 資 産 計 上 す る こ と と して い る 。 設 例3研 3/1ド 究 報 告 第4号 による会計処理 ル建売掛金100万 ドル(決 済 日5,月31日)のヘ ッジを行 うため,同 額の ドルの プッ ト・オプションを購入 した。 ドル建売掛金の取得時 レー トは1ド ル=140円 で あ り,通貨 オプシ ョンの内容は次のとお りである(便 宜上,実 行期限 と行使期 日の 区別 を省略)。 行使価格1ド ル・=138円,外貨金額1,000,000ドル,実 行期限5月31日,オ プショ ン料4,000,000円,締 結 日の直物 レー ト1ドル=137円 3/31決 算fl,直 物 レー トは1ド ル=134円 5/31オ プションの実行と売掛金の決済,直 物 レー トは1ド ル=131円 (i)区 分計 算法 の 場合 3/1前 払 費 用3,000,000預 金9,000,000 為 替 予 約 選 択 権1,000,000 (オ プ シ ョン 料 は 本 源 的 価 値{(138-137)×1,000,000=・1,000,000}と (3,000,000)に 3/31為 替 差 時間 的価 値 区 分 さ れ る 。) 損'6,000,000売 掛 金6,000,000 (決 算 日 レ ー トで 換 算 替 え す る。) 為 替 予 約 選 択 権3,000,000為 替 差 益3,000,000 (本 源 的 価 値 の 増 加 分 を 計 上 す る。(138-134)×1,000,000=4,000,000) 為 替 差 損1,000>000前 払 費 用1,000,000 (時lllj的価 値 を 期 間 配 分 す る 。3,000,0Qo×1/3=1,000,000便 5/31預 宜 上 月 割 計 算) 金138,000,000売 掛 金134,000,000 為 替 予 約 選 択 権4,000,000 為 替 差}損2,000,000前 払 費 川2,000,000 (2)一 括 法 の場 合 3/1前 払 費 用 4,000,000 預 3/31為 替 差 損 s,ooo,ooa 売 損 1,333,000 前 払 為 5/31預 替 差 金 売 138,000,000 為 為 替 差 損 (出 所)前 掲 書 、!83ペ ージ。 一75一 金 s,ooo,000 費 用 1,333,000 金 134,000,000 替 差 益 掛 4,000,000 前 払 2,667,000 4,000,000 掛 金 費 用 2,667,000 6問 題点 先 物 取 引 は 、 投 資 家 の リ ス ク ・ヘ ッ ジ の 手 段 と し て 活 発 に 利 用 さ れ 始 め た 。 し か しそ の一 方 で 、 価 格 変 動 の危 険 を 引 き 受 け 、 あ わ よ くば儲 け よ う とす る投 資 家 も 盛 ん に先 物 取 引 を扱 う よ う に な った 。先 物 取 引 は わ ず か の証 拠 金 を積 む だ け で多 額 の 取 引 が で き る た め 、 資 産 の少 な い投 資 家 で も投 機 の 場 と して利 用 で き る。 した が っ て 、 リ ス ク を 軽 視 し た 投 機 が 行 な わ れ る こ と も あ る 。1987年9月 ー カ ー の タテ ホ 化 学 工 業 が 、兵 庫 県 の 化 学 メ 、 債 券 先 物 取 引 を 中 心 と す る 資 産 運 用 で 、200億 円 近 い 損 失 を 出 し た こ と が 明 る み に 出 た 。 一 年 間 の 売 り上 げ が60億 円 程 度 の メ ー カ ー に は 巨 額 な 損 失 で あ る 。 し か し、1987年3月 末 の 財 務 諸 表 に は 差 入 保 証 金44億5,000万 円 が計 上 され て い る だ け で あ つ た 。 先 物 取 引 は利 益 も 大 き い代 わ りに見 込 み が 外 れ た とき の 損 失 も また 大 き いの で あ る 。 IIコ マ ー シ ヤ ル ・ペ ー パ ー ワ ラ ン ト債 に よ る 資 金 調 達 の 他 に 、 短 期 で あ り 、 市 場 か ら 直 接 に 調 達 を 行 な う 直 接 金 融 方 式 の コ マ ー シ ャ ル ・ペ ー パ ー(CP)が 挙 げ られ る 。CPは 一種 の 無担 保 約 束 手 形 で あ るが そ の 性 質 の た め 、 発 行 適 格 基 準 を取 得 す る な ど、発 行 に 際 して厳 し い 条 件 の ク リ ア が 必 要 で あ り 、 発 行 会 社 は 約500社 余 り し か 認 め ら れ て い な か っ た 。 しか し、 導 入 後 の た び か さ な る緩 和 措 置 に よ っ て 、 そ の 発 行 額 は飛 躍 的 に増 大 し て い っ た(図 表4-1)。 図 表4-1CPの ∫1・ 月 蜥 額 (億円)証 取徽 券(%)銀 発行額 関 発 行 会1上数 蜥 レー ト 馴 行(%)レ プ ライム ー ト 198?1110,935 51.3 48.7 29 3.750-4.277 3.375 198831:i,940 38.1 G1.9 31 3.689一 3.375 G21,7GG 33.2 GG.8 924,49S 21.3 '1'1 .5 78.7 3.813-4.230 3.375 3・1 4.440-5.27G :3.375 77.5 44 4.0・19-4.719 3.a75 19.3 80.? 35 4.38G-5.OU:3 G43,15? 27.4 Tl.G 43 5.045-5.592 a.875 943,433 3G.? G3.3 3a 5.ZGJ-S.833 a.875 1250,420 19.J 'la .4 80.1 44 6.428-7.105 J.7J 7c.c ci 7.034。7.894 7.125 I'LaG,035 ヨ989:341,760 1990356,335 (出 所)日 ・4.189 4.25 本 銀 行 調 査 統 計 局 『経 済 統 計 月 報 』(1991年2月)89ペ 一76一 ー ジ。 金 融 機 関 のCP発 行 に お い て は 証 券 会 社 の み が 認 め ら れ て い る が 、 ダ イ レ ク ト発 行 禁 止 や 量 的 規 制 と い っ た条 件 付 で あ る 。 ま た 信 販 会 社 や リー ス 業 等 の い わ ゆ る ノ ン バ ン ク に 対 し て はCP発 行 は禁 止 され て い る 。 銀 行 の 借 入 に大 き く依 存 せ ざ る を え な い こ の業 種 に 属 す る企 業 の 資 金 調 達 の多 様 化 を促 進 す る意 味 に お い て も 、 是 非 こ れ を 前 向 き に 検 討 す べ き で あ ろ う 。 ま たCPに 業 倫 理 の 問 題 が あ る 。 こ れ は 、CPが つ い て 取 り上 げ る べ き こ と に 、 企 突 発 的 に 必 要 とす る 資 金 の 調 達 手 段 と して は 手 ご ろ で あ り 、 銀 行 よ り も 借 入 率 が 低 い と い う 利 点 か ら 、CP発 行 に よ る 資 金 を利 率 の 高 い 自 由 金 利 商 品 に 預 け る 等 、 本 来 の 営 業 活 動 と は 異 な る 目的 で 運 用 し て い る と い う も の で 、CPの 趣 旨 か ら 外 れ る も の で あ る 。 今 ま で 順 調 に 発 展 し て き たCP で は あ る が 、 銀 行 のBIS規 制 とバ ブ ル 崩 壊 の 影 響 を 受 け て 最 近 は 発 行 が 難 し く な っ て お り 、 今 後 ど の よ う に 推 移 し て い く か 注 目す べ き と こ ろ で あ る 。 図 表4-2銀 行 のCP買 い入れ残高 百 位 円 soa 427 1!f 芦 goo 0 700 701 2!S :es 210 26t211 200 i goo toy 躍0!112/1Z3`S`789童0置111/i 量989軍'90年 (出 所)同 上 書 、89ペ ー ジ。 _77 ノ 皿 結び 先 物 ・オ プ シ ョ ン やCPを 柱 と す る 様 々 な 新 金 融 商 品 は 外 部 か ら資 金 を 調 達 し 、 運 用 を す る こ と に よ つ て 利 ザ ヤ を 稼 い で い る 銀 行 に と っ て 切 り離 す こ と の で き な い 重 要 な も の で あ る 。 現 在 、BIS基 準 達 成 が 難 航 して い る 銀行 は 、 これ ら の金 融 商 品 は リ ス ク ウ エ イ トが 高 い の で 安 易 に 利 用 す る こ と は で き な く な っ て き て い る 。 特 に 先 物 ・オ プ シ ョ ン は 、 そ の リ ス ク 転 嫁 機 能 等 に よ っ て 、 銀 行 の 直 面 す る リ ス ク が 今 ま で の も の とは全 く異 な っ た 性 質 を も つ て き て い る の で 、新 た な リス ク管 理 が 重 大 に な る 。 ま た 、 先 物 ・オ プ シ ョ ン 取 引 が オ フ バ ラ ン ス で あ る と い う 点 で 、 現 在 の デ ィ ス ク ロ ー ジ ャ ー 制 度 の 不 備 か ら 、 銀 行 業 界 を一 層 不 透 明 な も の に し て い る 。 し か し、 長期 的 に見 れ ば新 金 融 商 品 の発 展 は 、金 融 自 由化 の流 れ の 中 に あ る金 融 業 界 の み な らず 、 経 済 全 体 に とっ て も欠 く こ と の で き な い も の で あ り、 そ の ニ ー ズ に応 え る こ と は、 経 済 界 に お い て 重 要 な役 割 を 占め る 銀 行 の義 務 で も あ る と い え る 。 バ ブル 崩 壊 後 の 困難 な 状 況 で あ る今 こ そ 、 適 切 か つ速 や か な解 決 策 を打 ち 出 し、経 済 全 体 の さ らな る 発展 を も りた て て い か な けれ ば な らな い で あ ろ う 。 一 ク8一 第5章 リスク管理について 銀 行 経 営 に お い て は リス ク の 管 理 が 非 常 に重 要 な 役 割 を果 た し て い る 。 信 用 リス ク、 流 動 性 リス ク 、 金 利 リス ク な ど か ぞ え あ げ る と か な り の数 に の ぼ る0ま た 、BIS規 制 に か か わ る リス ク の 管 理 も必 要 と な っ て く る 。 昨今 の金 融 シス テ ム の 国際化 に伴 い各 国 の 金 融機 関 が共 通 の基 準 に基 づ い て 、 国 際 決 済 を 進 め て 行 こ う と す る動 き が 具 体 化 し た 。 つ ま り、BIS規 制 の 成 立 で あ る 。 自 己 資 本 の 充 実 に よ り、 安 定 し た 銀 行 経 営 を 目指 す と い う の が 表 面 上 の 理 由 で あ る が 、 ど うや ら邦 銀 の オ ー バ ー プ レゼ ンス を 防 止 し よ う と い うの が そ の本 質 ら し い 。 しか し、 国 際 的 に取 り決 め られ 、 か っ 日本 も 同 意 した 以 上 、 邦 銀 各 行 は期 限 ま で に 自 己 資 本 の 充 実 を 果 た さ ね ば な ら な い の だ が 、 非 常 に苦 慮 し て い る の が 現 実 で あ る 。 そ の 点 を 考 え る と、 邦 銀 各 行 に と っ てBIS規 制 は 一 つ の リス ク と言 っ て もい い の で は な い だ ろ うか 。 そ こで 本 章 に お い て は 、 紙 幅 の 関 係 上 す べ て の リス ク に つ い そ 検 討 し、 そ の 管 理 手 法 を 述 べ る余 裕 は な い た め 、1に お い て 、 リス ク 管 理 の 基 本 原 則 を取 り上 げ た 後 、 数 あ る リス ク の 中 で も銀 行 の 本 来 的 な リス ク で あ り、 銀 行 の倒 産 原 因 の 大 部 分 を 占 め る信 用 リス ク に つ い て 検 討 し、 そ の 具 体 的 な 管 理 手 法 を 紹 介 した い 。 そ して 、IIで はBIS規 制 とは いか な る もので あ り、 具 体 的 に は 邦 銀 各 行 が い か な る対 策 を と っ て い け ば よ い の か を 考 え て みた い。 1リ ス ク管 理 の 概 論 1リ ス ク管 理 の 基 本 原 則 金 融 機 関 は 当 局 の 厳 しい 規 制 を受 け て い た 時 代 に も信 用 リス ク と事 務 リ ス ク の 正 確 な 把 握 と適 切 な 管 理 が 求 め ら れ て い た の で 、 こ の二 つ の リス ク に対 す る管 理 の ノ ウハ ウ は か な り蓄 積 さ れ て い る 。 しか し、 今 日で は 業 務 形 態 の 変 化 や 規 制 の 大 幅 な緩 和 に伴 い 、 伝 統 的 な リス ク の 認 識 が 怪 し く な っ 一79一 て き て い る 。 ベ ンチ ャ ー企 業 や 不 動 産 会 社 へ の 過 剰 な ま で の 融 資 は バ ブ ル 経 済 の 崩 壊 に よ って か な り の 焦 げ 付 き を 生 み 出 し、 つ い に は東 洋 信 用 金 庫 の 解 体 の ご と く、 事 実 上 戦 後 初 の 金 融 機 関 の 倒 産 と い う事 態 ま で もが 起 こ っ て い る 。 こ う した 中 で 金 融 の 自 由 化 ・国 際 化 は 流 動 性 リス ク や 為 替 リス ク な ど さ ま ざ ま な リス ク を顕 在 化 させ て い る 。 こ う し た リス ク を 正 確 に認 識 す る こ と こ そ が リス ク 管 理 の 第 一 歩 と言 え る 。 リス ク を正 確 に 認 識 す れ ば 、 次 に リス ク管 理 体 制 を 確 立 しな け れ ば な ら な い 。 人 材 の 育 成 と組 織 の 充 実 は リス ク管 理 体 制 の 最 重 点 項 目で あ ろ う 。 ま ず 、 規 制 時 代 と は 異 な り、 金 利 が 常 に変 動 す る こ と を 認 識 させ 、 金 利 マ イ ン ドの 旺 盛 な 人 材 を養 成 す る 必 要 が あ る 。 ま た 、 コ ン ピ ュ ー タ ・シ ス テ ム に よ る 管 理 と相 互 チ ェ ッ ク機 能 を確 立 す る こ と に よ っ て 組 織 的 に リス ク を 管 理 して い か な け れ ば な ら な い 。 こ う した リス ク管 理 体 制 が 整 え ば 、 実 際 に リス ク管 理 を 行 って い く こ と に な る の だ が 、 そ の手 法 は 大 き く分 け て 、 リス ク の 分 散 、 リス ク の ヘ ッ ジ、 リ ス ク テ イ ク の 制 限 、 リス ク の 圧 縮 、 と い う四 っ の 手 法 が あ る 。 ま ず 、 リス ク の 分 散 に つ い て 述 べ て い く。 特 定 企 業 ・特 定 業 種 へ の 貸 出 集 中 や 特 定 有 価 証 券 へ の 集 中 運 用 は 経 営 の 健 全 性 を 損 な うお そ れ が あ る た め 、 しか る べ き基 準 に よ っ て 抑 制 さ れ な け れ ば な ら な い 。 ま た 、 特 定 の 情 報 の み を 鵜 呑 み に す る の で は な く、 情 報 の 多 元 化 を 図 る の も広 義 の リス ク 分 散 と言 え る。 い ず れ にせ よ 、"特 定"に 依 存 しな い こ と が 肝 要 で あ る 。 リス ク の ヘ ッ ジ に つ い て は 、 典 型 的 な 手 法 は 信 用 リス ク 回 避 の た め の 担 保 保 証 の 確 保 で あ ろ う。 こ こで は 金 利 リス ク の ヘ ッ ジ に つ い て 見 て み る 。 短 期 の 付 利 方 法 と し て は 、 調 達 金 利 に 一 定 の 利 ザ ヤ を上 乗 せ し て貸 し出 す ス プ レ ッ ド方 式 が 普 及 して お り、 調 達 方 法 の 大 部 分 を 占 め る短 期 調 達 に 長 期 固 定 金 利 運 用 を 組 み 合 わ せ る の は リス ク が 大 き い の で 、 短 期 調 達 資 金 に は長期 変 動 金 利 運 用 を組 み合 わせ るの が有 効 で あ る。 また、 イ ンターバ ン ク市 場 で の 円 一 円 金 利 ス ワ ッ プ も厚 み を 増 し て い る 。 価 格 変 動 リス ク に つ い て は 金 融 先 物 取 引 や 証 券 オ プ シ ョ ン取 引 が リス ク ・ヘ ッ ジ手 段 と な ろ う。 次 に 、 リス ク テ イ ク の 制 限 で は 、 損 失 を 被 った 場 合 で も、 そ れ が 一 定 の 一80一 範 囲 内 に収 ま る よ う に ㍉ 各 企 業 ・各 業 種 別 に 上 限 枠 を設 定 し、 損 失 の 増 大 を 抑 制 す る必 要 が あ る 。 損 失 が 一 定 の 割 合 に 達 す る と 自動 的 に損 切 り し て 引 き 上 げ る ロ ス カ ッ トル ー ル の 導 入 が 有 効 で あ る 。 最 後 に リス ク の 圧 縮 に つ い て 述 べ て お く と 、 リス ク 資 産 自体 を 処 分 す る こ と に よ っ て リス ク の 圧 縮 を 図 る 場 合 も あ る 。 例 え ば住 宅 ロ ー ン債 権 の 流 動 化 が 挙 げ られ る だ ろ う。 2信 用 リス ク の 性 格 と そ の管 理 手 法 信 用 リス ク と は 、 信 用 供 与 が 約 定 通 り返 済 さ れ な く な る リス ク を指 し、 金 融 機 関 が 誕 生 した と き か ら存 在 す る本 来 的 な リス ク で あ る 。 信 用 リス ク の 場 合 、 そ の 性 格 上 リス ク管 理 の ノ ウ ハ ウ は か な り蓄 積 さ れ て い る の だ が 、 近 年 の 自 由 化 ・国 際 化 の 波 の 中 で さ ら に 高 度 な 管 理 手 法 が 求 め ら れ て い る の が現 状 で あ る。 で は 、 銀 行 は信 用 リス ク に対 して い か に 対 処 し、 そ れ を 管 理 して 行 け ば よ い の だ ろ うか 。 国 内 与 信 リス ク と海 外 与 信 リス ク の 二 つ に分 け て 検 討 し てみ る。 ま ず 、 国 内 与 信 リス ク に 対 して は 、 情 報 収 集 に よ っ て 取 引 先 の 事 業 計 画 や 資 金 使 途 の 厳 格 な事 前 審 査 を行 い 、 取 引 開 始 後 は 定 期 的 に取 引 先 の 財 務 内 容 や 資 金 使 途 等 の調 査 を 行 い 、 中 間 管 理 を 徹 底 さ せ る必 要 が あ る。 しか し、 これ らの 二 っ の ポ イ ン トを 押 さ え る こ と に よ っ て 貸 し倒 れ が 完 全 に 回 避 で き る とは 限 らな い。債 権 保 全 を 図 るた め に事前 審査 段 階で の担 保 の実 査 、 与 信 実 行 後 の 定 期 的 な担 保 評 価 の 洗 い 直 し を 徹 底 しな けれ ば な ら な い 。 ま た 、 融 資 規 律 の 厳 守 や 金 融 取 引 の 多 様 化 ・複 雑 化 に伴 う コ ン ピ ュ ー タ ・ シ ス テ ム ・サ ポ ー ト体 制 の 確 立 も重 要 な ポ イ ン トで あ る 。 海 外 与 信 リス ク に 対 して は 、 国 内 与 信 リス ク の 場 合 と 同 じ五 っ の ポ イ ン トの 他 に カ ン ト リー ・ リス ク へ の 対 処 が 追 加 さ れ る。 与 信 先 が 海 外 の 場 合 、 そ の 国 の 外 貨 事 情 や 政 治 経 済 状 況 の 影 響 に よ っ て 、 元 利 の 支 払 い が 滞 る可 能 性 が あ る 。 こ の カ ン ト リー ・ リス ク に対 処 す る た め に は 、 海 外 に 審 査 グ ル ー プ を 常 駐 さ せ た り 、 現 地 採 用 ス タ ッ フ の 増 員 を 行 って 、 独 自 の 情 報 収 一81一 集体 制 を整 え な けれ ば な らな い。 そ の他 、 国際金 融 情 報 セ ンター の活 用等 に よ っ て 、 国 別 格 付 け の 整 備 と そ の 定 期 的 な見 直 し 図 る の も有 効 で あ る 。 ま た 、 債 務 累 積 国 向 け 債 権 は 貸 し倒 れ の 危 険 度 が 極 め て 高 い の で 、 特 定 海 外 債 権 引 当 金 の 十 分 な積 み 立 て が 必 要 で あ る 。 一82一 π 自己資本比率規制 1自 己資 本比 率 規 剃 金融 機 関 の 自由化 ・グa一 バ ル 化 が急 速に進 展 した こ と をきっ か けに して、BIS ば国際 業 務 を広 く営 む銀 行 の健 全 性 と安 定性 の強化 、 銀行 間 の 国際 的 な競争 条 件 の平 等化 を図 る こと を 目指 して 国際 統 一基 準 を設 けたnこ の基 準 は Y自 己資 本 を充実 し、 . 資産 規 模 の一 定以 上 の 自己資 本 を有す る こ とを求 めた金 融 行政 上 の規 制 で あ り、わ が 国で は海 外 営 業 拠点 を有 す る金 融機 関 が この 基準 に沿 って r`L年度 末 まで に8%以 上 の比 率 を達 成す る こ と を求 め られ て い る(図 表1)。 図表1自 己資 本比 率 に係 る国際 的続 一化 フ レー ム ワー ク 項 目 資 基 本 的 項 .目 ・ 本 勘 定 補 完 的 項 目 か らの 算 入 額 計(A〕 有 価 証 券 含 み 益 の45%相 当額 貸倒 引当金(債 権償却 特別 勘定 を除 く) そ の 他 別 に 定 め る も の 補 完 的 項 目 基 本 的 項 目 へ の 算 入 額 計 う ち 自 己 資 本 へ の 算 入 額(B) 控 除 項 目 自 己 資 本 銀行相互 間 の資本調達手 段 の(C}j 意 図的な持 ち合 い相 当額 ,(A)+.(Bン 資 産(オ リス クア セ ッ ト ー(C)(D ン ・ バ ラ ン ス)項 オ フ ・バ ラ ン ス 取 引 項 目 目 計(E) 自己資本比 率(国 際統 一基準)書 (出所)伊 藤邦男 ×1・・ 男 ・醍 醐 「銀 行 デ ィス ク ロ ー ジ ャー の 実 践 状 況 と今 後 の 課 題 」 聰 ・田 中 建 二 編r現 代 の 企 業 決 算 』(中 40ペ ー ジ 。 一83一 伊藤 邦 央 経 済 社 、1991年) で は、 なぜ 自 己資 本比 率 が重 規され て い るの か と いえ ば、 自己資 本 には、(1>金 利 k ク ・流動 性 リ スクな ど諸 リス クの顕現 化 に対 す るバ ッ フ ァー で あ る こと、 〈/}支 1ス 払 能力 に対す る繕用 力 の 向上 を薦 る こと、(3>預 金 者 を保 護す る こ と、 紛 営業 に必 要 な固定 資 産等 の取 得 資金 とな る こと、15)無 コ ス ト資 金 と して収 益 力強化 に貢 献す る こと、 な ど といっ た役翻 があ る か らで あ る. 自 己資 本 は基本 的項:目と補完 的 項 目に分 かれ 、基本 的項:目は資 本勘 定 、連 結子 会 社 の少 数 株主 持分 に、補 完 的項 目は再評 価 準 備金 、貸 働引 当金 、負 債性 資本 調達手 段 、 期 限 付劣 後 ・債 等 にそ れぞ れ分 かれ る。資 本 勘定 は、連 結貸 借 対照 表 上の資本 金 、資 本 準備金 利 益準 備 金 、 その他 の剃 余 金 、非 累積 配 当型 優 先株 式 の合 謝額 か ら、 自 己株 式 お よび 子会 社 が保有 す る親 会 袖 株式 を控 除 した額 の こ とで あ る。 また、 再評 価準 備 金 の主 た る項 目は有価 証 券 の含 み益 の45巽 相 当額 で あ り、貸 倒 引 当金 は一般 貸倒 引 当 金 、特 定海 外債 権 引当勘 定お よび これ らに準ず る会社 の貸 劉引当金 を指 し、負 債性 資 本 調達 手 段 と して は累積 配 当型 優 先株 、永 久 劣後 債 等 が あげ られ る 。 2我 が国金融 機 関 の対 応 自 己資 本比 率8%以 上 を達 成す るた め にはト 比率 の分子 とな る 自己資本 自体 を増資 または 内部留 保 の充実 等 を通 じて高 め る か、 あ るい は、分 母 とな る資産 の伸 び そ のも の を挿髄 して資 産 の リス ク ウ__ト を低 下 させ る か、 の どち らか を選 択 しな けれ ばな らない で あ ろ う。 自己資 本 の 充実 方 法 には 、(1>新 株 、転 換 社債 、新 株 引受 権付 社債 の発行 のほ か 、 〈2>優 先 株 式 の発 行 、(3>劣 後 債 の発 行 な ど があげ られ、特 に(3>は 、BIS規 制対 策 と して1990年 に 国内 での劣 後 ロー ンの取 り入 れ、海外 現地 法 人に よる劣後 保 証債 の発 行 等 が解 禁 され たも ので 、1992年 には劣 後転 換 社債 の発行 が解禁 され る。 また 、資 産 管理 で はROAの 引 き上 げ が重 視 され る 。そ れは 、 自 己資 本比 率 を図表 2の よ うに式 変形 を行 った とき、分 母 で あ るROEを 引 き下 げ る ことに よって も 自己 資本 比 率 をあげ る こ とは可能 だ が、増資 を行 って 自 己資 本 の強化 を図 ろ う とす る とき に投 資 の 目安 とな るROEを 以下 の よ うなROAを 引 き下 げ た ので は 、蔚心 の増 資 が困難 にな る.従 っ て 、 引 き上 げ る方 策 を考 えな けれ ば な らな い。 まず 、新 短 期プ ライ ム レー トを導 入 して 自 己の平 均的 な資 金調達 利 …回 りをベー スに 各 行 が独 自に利 ザ ヤ を決 定 し、金 利 設定 を高 め に して 、利 ザヤ を確 実 に か せ ぐ ことが 一84一 有効 で あ ろ う。次 に、入 員 の大 幅 削減 、CD化 、ATM化 を行 って 経費 の節減 を図 る と とも に、 そL)IJを プル に活 用す るに足 る業 容規 模 の拡大 が必要 で あ る。 そ して、 収 益 管理 法 を精 緻 化 して アセ ッ トの リス ク を即 座 に算 出 しうるシ ステ ム を備 え、現 場 の取 引 に利 用す る こ とが求 め られ る.さ らにS資 産 の伸 び を抑 剃す る こと を考 えて 各行 は 貸 出 の挿 制 を行 っ て い るが、 これ はバ ブ ル崩 壊後 の景 気回復 とい う側 面 か ら見れ ば 望 ま しい とば言 えな い 。最 後 にS短 期で 資金 調 達 を行 い相 対 的 に高金 利 の長 期 貫出 を推 進 す る ことに よっ て採算 重 視 の資産 配 分 を行 う こと が考 え られ る が1こ れ もバ ブル 崩 壊 によ り高金 利 の貸 出 が難 しく、 金:利の 自由化 によ り資金 調 達 コス トカえ 上昇 した ため に それ ほ ど 有効 な手 段 とは言 え ない 。 図表2 自 己資 本 自 自 己資 本 己資 本 比率==== 総 資産 収益 収益 総 資産 総資 産ROA 収益 収益 3今 ROE 自 己資本 後 の課 題 都 市銀 行 と長 期 信用 銀 行合 計14行 は、 そ ろって1992年9月 末 でBISの 自己資 本 比 率 規 制 を達 成 した。 これ は、 株価 低迷 で 増資 が スzッ プす る中で 期 限付 劣後 債 を中心 とす る劣 後 債 の取 り入 れ が行 われ 、 円相 場 の上 昇 に よ り海 外資産 の リス クが減少 した た めで あ る。 しか し、 目先 の 自 己資 本比 率8%達 成 で 一億 つ いて い るよ うで は、長 期 的 には問 題 が残 る.た しかに、一一 時 的 には 自己資本 比 率 が8^iaを 上 回 った か も しれ な い 爪 それ も劣後 債 と株 式 の含 み益 に頼 る とこ ろが大 きい 。 その ため、 劣後 債 につ いて は、生 保 な どの機関 投資 家 の 引 き受 け を取 り付 け るの に金 利 が 一般 のも の よ りも高 く設定 され て お り、収 益 の圧 迫要 因 となっ て い る。 また 、邦銀 は欧 米 の金融機 関 とは異 な り、 自 己資 本 に占め る株 式含 み 益 の比 重 が高 い ため株 価 の相 場 に 自己資本 比率 が左右 され る な ど問題 が多 い 。 さ らに、 自 己資 本比 率 の 引 き上 げも考 え られ 、実際 の と ころ米で はFD工C王A( 米連 邦預 金 保 険公 社改 革 法案)が 自 己資 本 比 率 を10%以 上 をr良5tT-J、8%以 適1、8%未 比 率 が2%以 満を 「 資 本不 足 」 、6%未 上を ギ 満を 「 大幅 な不足1、 基 本的 資 本 ・総 資産 下を 罫 危 機 的 な不足 」 とrhV段階 に分 けてr国 内で の業 務展 開 の規 制 に差 一85一 をつ ける とい う新基 準 があ る。 これ が、 今年 度末 にも米 金 融 当局 によっ て適用 され よ うとLて お り、BrlSで も これ をベー ス に した移 行 措置 が考 え られ、8%ぎ 邦銀 に とっ て は厳 しい状 祝 に変 化 は な い。 さ らに、BエSは りぎ りの 信 用 リス クのみ凌 考 慮す る現在 の 自 己資本 比 率 に次 いで 、為 替、金 利 な どの市場 リス ク を加 味 した新 た な規制 を導 入す る方 向で各 国 との'調整 に入 って い る。 これ らの問 題 を考 慮 して 、邦 銀 が今 まで の よ うに グ ロー バル な金 融取 引 を展 開 し続 け るた め には、 まず 市場 変 動で 健 全性 が揺 ら く現 在 の状 況 か ら脱却 す る必要 が あ り、 さ らに、 オー バー ロー ンに象徴 され る量的 貸 出政 策 を改 め 、質 的貸 出政 策 に転 換 して 少 しで も ア セ ッ トの リス ク を低 下させ るタ うに努 めな けれ ば な らな い。 そ して、最 も 優 先 さ崩.なけれ ば な らな いの は、資 本 金 の増加 を図 る ことで 自 己資 本 を安定 させ る こ とで あ ろ う。 一86一 三和銀行 (貸 借 対 照 表) 1988年 か ら1992年 の5年 間 は 、 大 き な 金 利 変 動 や 金 融 自由 化 の進 展 、 バ ブ ル 経 済 と そ の崩 壊 な ど、 銀 行 に と っ て環 境 が め ま ぐ る し く変 化 した期 間 で あ った 。 三 和 銀 行 の 貸 借 対 照 表 の合 計 額 を 見 る 限 りで は、 そ の 影 響 を 大 き く受 け た わ け で は な い よ うだ が あ る 程 度 は 反 映 して い る と い え よ う 。 ま ず 、 資 産 の 部 で は 、 コー ル ロ ー ン の減 少 が 著 し いの が わ か る。 そ れ に対 して 負 債 の 部 の コ ー ル マ ネ ー の 方 は5年 間 で 約2倍 に 増 え て い る 。 こ れ は都 銀 の 資 金 不 足 、 地 銀 の 資 金 余 剰 とい う現 象 を 反 映 して い る とい え る 。 損 益 計 算 書 に お いて も 、 当然 コ ー ル ロ ー ン利 息 の減 少 と コ ール マ ネ ー利 息 図 表6-2コ ール マ ネ ー 利 回 り の増 加 が見 られ る わ け で あ る が 、 コ ー ル マ ネ ー の 増 加 が 著 し か っ た1992年 度 1989年 1990年 1991年 1992年 4.02% 5.73% 7.76% 5.77% に コ ー ル マ ネ ー 利 息 が 少 し減 少 し て い る の は、 コ ー ル マ ネ ー の利 回 りが 下 が っ た た め で あ り、 公 定 歩 合 引 き 下 げ の 影 響 を受 け て い る の が わ か る 。 コ ー ル レー トは ほ ぼ 公 定 歩 合 に合 わせ て 変 動 す るた め 、 コ ール マ ネ ー は金 利 自 由化 が 進 ん で い る 定 期 性 預 金 よ り も 調 達 コ ス トが 低 く 、 資 金 調 達 手 段 と し て 、 そ の 額 を 増 や そ う と して い る の で はな い だ ろ うか 。 次 に 、 貸 出金 を見 る と、 そ の伸 び は順 調 で あ る と い え る 。 中小 企 業 や 個 人 向 け貸 し 出 し に も 力 を 注 い で い る こ と の あ ら わ れ で あ ろ う 。1990年 か ら1991年 に か け て の 金 融 引 き 締 め 政 策 に よ り金 利 が 上 昇 し た た め 、 貸 出 金 利 回 り も 上 昇 し(図 3)、 表6- 図 表6-3貸 出金 利 回 り 損 益 計 算 書 の貸 出 金 利 息 も そ こ で 大 き く 伸 び て い る 。 と こ ろ が 、1991 1989年 1990年 1991年 1992年 4.97% 5.96% 8.07% 7.51% 年 か ら1992年 に か け て は 、 金 利 低 下 に よ り貸 出 金 利 回 り が 低 下 し て い る に も か か わ ら ず 、 貸 出 金 利 息 は さ ほ ど減 少 して いな い 。 これ は 、 金 利 の低 下 分 を 貸 出 量 の 増 加 に よ り補 っ た も の と 思 わ れ る 。 _g7 預 金 を 見 る と 、 譲 渡 性 預 金 や コ ー ル マ ネ ー の 増 加 に お さ れ た た め か 、1992年 の 部 合 計 の 趨 勢 比137.88に 比 べ て125.78と の負債 伸 び が 小 さ い 。 しか し、 預 金 の 内 訳 に注 目 す る と、 定 期 預 金 は 負 債 の 部 合 計 よ り も大 き な 伸 び を 見 せ て いる の が わ か る。 特 に 、 1990年 度 に 大 き な 増 加 が 見 ら れ る が 、 こ の 原 因 は 市 場 金 利 連 動 型 定 期 預 金 と 自 由 金 利 定 期 預 金 の 増 加 に あ る(図 1989年6.月 MMCの 表6-4)。 の小 口 創設、10月 図表6-4定 期 預金 の 内訳 (単位 百万 円) の大 口定期 預金最低 預 入金額 の引 き下 げ 期日齪 趨 預金 暢 金利連鯉 預金 暢鋪翻型 の結果 であ ろう。な お図表6-4の 定期預金 市場 金利 連動型 定期 預金 が小 口MMCに 自蛉 利定期預金 1989年 2,337,912 1990年 1,823,934 !,310,076 5,3!2,697 あた るもので ある。損益 210,292 1,323,429 10,045,582 i 計算書 の預金利 息 を みても1990年 度 に大 き く増 え て お り 、 金 利 の 高 い 定 期 預 金 に よ っ て 資 金 調 達 を 行 な う よ う に な っ て き た た め で あ る こ とが わ か る 。 資 本 金 と資 本 準 備 金 を 見 る と 、1989年 度 か ら2年 の 間 に大 き く増 加 し、 そ の後 は あ ま り増 加 し て い な い 。 こ の 増 資 は ほ と ん ど が 転 換 社 債 の 転 換 に よ る も の で あ り 、 バ ブ ル と そ の崩 壊 が こ こで は っ き りあ らわ れ て い る。 (損 益 計 算 書) 1989年 か ら は 減 益 の 傾 向 が 見 ら れ る 。 ま た 、 経 常 費 用 の 伸 び が 経 常 収 益 の 伸 び を 上 回 った の は 、 金 利 低 下 に よ り貸 出金 利 息 が 伸 び な い一 方 で 、 自由 金 利 の定 期 預 金 の増 加 に よ り預 金 利 息 が 増 加 し た こ と が 主 な 原 因 で あ ろ う 。 資 金 運 用 収 益 で は 有 価 証 券 利 息 配 当金 が 年 々減 少 し て き て い る 。 これ は 、 高 利 回 り の 国 債 等 が 次 々 に 償 還 さ れ 、 現 在 手 も と に あ る 有 価 証 券 は 低 利 回 り の も の に な り、 全 体 と し て の 利 回 リが 下 が っ た た め で あ る と 思 わ れ る(図 次 に 、 株 式 等 売 却 益 に つ い て 見 る 。!989年 表5-5)。 度 ま で は 「株 式 等 売 却 益 」 と い う 項 目が な か っ た た め 、 詳 し い 金 額 は 不 明 で あ る が 、1990年 度 か ら後 を 見 る と 、 「そ の 他 経 常 収 益 」 の ほ と ん ど を 株 式 等 売 却 益 が 占 め て い る の で 、 そ れ 以 前 も 同 様 で あ る と考 え て gg 良 い で あ ろ う 。 そ う す る と 、1991年 図表6-5有 度 価証 券利 回 り か ら1992年 度 に か け て 売 却 益 が 減 少 し て い る の が わ か る。 バ ブ ル 崩 壊 に よ る 1989年 1990年 1991年 1992年 5.21% 4.27% 3.55% 3.54% 株 価 下 落 の影 響 が あ らわ れ て い る た め と思 わ れ る 。 ま た 、 そ の 他 の 経 常 費 用 が1992年 度 に大 き く増 加 し て い る が 、 株 式 の 含 み 損 の に よ る も の が ほ とん ど で 、 こ こ に も バ ブル 崩 壊 が あ らわ れ て い る。 (ま とめ) 金融業界 にお ける大 きな環境 変化 の影 響 は損益 計算書 によ くあ らわれ ている といえ る。貸借対 照表 にも部分的 に見 る と影 響 を受 けて いるのがわか るが、総額 には ほ とん ど影響 はな く、三和 銀行 のス トックの大 きさが うかが える。 (東洋信用金 庫の救済合 併 について) 大阪 の料 亭経営者 が、株 式投 資資金 を銀行 や ノ ンバ ンクか ら借 り入れ るため に東洋 信金 の支店 長 と共謀 して東洋信 金 の預 金証書 を偽造 し、それ を担保 に差 し入 れ ていた 事件が 、1991年8月13日 に発覚 した。 これ が引き金 とな り東洋信 金 は2520億 円 の債務 をかか え、経営危機 に陥 った。三和銀 行 は役 員派遣な どの面 で東 洋信金 を支 援 してき た こ とか ら、 当初大蔵 省 ・日銀か ら丸 ごと吸 収合 併 を求め られ て いたが 、三和銀行 は それ に応 じず、分割整 理 という案 でよ うや く了解 した 。1992年4月28日 に決 定 され た 分割整理 の枠組 みは次 の とお りで ある。 ① 店舗 の うち25店 舗 と従 業員、取 引先 を大 阪府下 の信 金 に分割 譲渡す る。 ② 残 り5店 舗 に縮 小 した東洋信金 を三和銀 行が吸収合 併す る。 ③預金保 険機構 は三和銀 行に約200億 円 を贈与 す る。 ④架 空預 金 を担保 に した 日本興 業銀行 と富 士銀行 は70%、 ノンバ ンクは45%の 債 権 を放 棄す る(合 わせ て1220億 円の放棄 とな る)。 ⑤ 日本 興業銀行 と全 国信 用金庫連合 会が10年 間 にわた って三和 銀行 に低 金利融資 を 行 う(こ れ に よ り三和 銀行 は 日本興業 銀行か ら合 計約500億 円、全国信 用金庫 連 合 会か ら約100億 円の利益 を供与 され る といわれ ている)。 三和銀行 が負担 す るこ とにな るのは、東洋信 金の資産処 分 を しても不 足する800億 円 である。な お。今 回の財務 諸表 には まだ その数値 はあ らわれ な い。 かな りの債務 を負 担す る ことにな るた め、今 後少な か らず影響 を受 けるの ではな いか と思 われ る。 _gg ( 寸 ■ 匪 R 阻 1 ー 貴0 繍 鐙 rn ⊂口 1 - 一 ti 寸 麗 媚 - rn 『烈 N Nti N Nlσ, 'cY';O 鵬 ー co 一 N ti ■ N 一lo GDice? m;ci co 圃 い 寸 『 oo m 一 ー ■ 茸0 翻 鞭 一, 1 1 ー ■ 1 冒 ■ 1 - rn 寸 『 mm ζD "甑 ◎つ1賢 世1鯉 ■ 野 鴎 ■ 一 . 一 N m N 一- 「■ 「-- w eo 1寸 鴎 ■ u9 ● m 旧 騨- 一噌 ■ 冒 一 0 0 一 tii ti 「 一 「 一 一 " - 雛 媚 1 - 圏 匹 圏 1 勝 い " 旧 8 - m 0 ti ー 茸0 翻 髄 r一 ti l l .一 「 一 ● mN ● ● o.一o rn 圃 嶋 一 寸 oo 一 0 一 一 m 欄 量 o h m 0 騒 命 一 0 rn 幽 " o m N 寸 幽 " 軌 m rn rn oo ti rn 畠 → 酬 " h __y__ rn ▼ A い 寸 o oo 軌 " 麟 ti 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に 行 っ て 大 幅 に 伸 ば した こ との あ ら わ れ で あ る。 損 益 計 算 書 の 貸 出 金 利 息 も、1991年 ま で は か な り大 き な 伸 び を 示 して い る。 これ は ち ょ う ど金 融 引 き締 め 政 策 に よ り金 利 が 大 き く上 昇 した 時 期 で あ る(図 表6-1「 貸 出 金 利 回 り の 推 移 」 参 照)。 しか し、 金 利 が 低 下 した1991年 か ら1992年 に か けて 貸 出金 利 息 は わ ず か な 減 少 に と ど ま って お り、 こ こ で も、 貸 出 金 が 確 実 に増 加 して い る こ とが よ くあ ら わ れ て い る。 図 表6-1貸 出金 利 回 りの推 移 次 に、負債 および資本の部 に移 る。預金 は、常に負債全体の約7割 を 占めて いるが、 1989年 1990年 1991年 1992年 4.73% 5.62% 7.58% 7.36% そ うしたなか この5年 間で は普通預金 と定 期預金 が伸 びて いるのが分か る。 これ は、 ここ数年 間の、MMCの 最低預入金額の引 き下 げをは じめとす る金融商品の 自由化、 預金金利 の 自由化 に伴 って、定期預金が増 加 した も の と考 え られ る。 ま た 、 譲 渡 性 預 金 や コ ー ル マ ネ ー で の 積 極 的 な 資 金 調 達 も な さ れ て い る こ と が 分 か る(譲 渡 性 預 金 …100→170.68、 167.96)o 一92一 コ ー ル マ ネ ー …100→ 資 本 に つ い て は 、 資 本 金 ・資 本 準 備 金 と も、 そ れ ぞ れ 、100→221.88、100→365.04 へ と大 幅 な増 加 を 示 して い る 。 特 に 、 い ず れ も1988年 か ら1990年 に か け て の 伸 び が 著 しい 。 これ は言 う ま で も な く、 バ ブ ル 成 長 期 に お け る大 幅 な 増 資 と そ の 後 の バ ブ ル 崩 壊 後 の 停 滞 を 表 し た もの で あ り、 バ ブ ル 期 に は か な りの 規 模 で 転 換 社 債 の転 換 が お こ な わ れ た と い う こ とが こ こ に あ らわ れ て い る。 皿 損益計算書 について 経 常 収 益 は 、1988年 以 来 こ の5年 間 全 体 で は3割 強 増 加 して い る が 、 こ こ数 年 は 減 少 して い る 。 これ は 、 何 よ り も、1990年 以 降 の 株 価 急 落 に よ る株 式 等 売 却 益 の 大 幅 減 が 大 き い 。 ま た 、 コ ー ル ロ ー ン利 息 が1992年3月 期 で 大 幅 に減 少 した こ と、 預 け金 利 息 が 同 じ く この 時 期 に 大 幅 に減 少 した こ と もあ げ ら れ る。 そ の 一 方 で 、 銀 行 の主 た る 営 業 活 動 の 成 果 と して あ らわ れ て く る貸 出 金 利 息 や 、 役 務 取 引 等 収 益 は伸 び て い る。 他 方 、 経 常 費 用 は、1991年 ま で は 増 加 傾 向 に あ っ た が 、1992年3月 期 の時 点 で や や 減 少 した 。1991年 ま で 増 加 を た ど った の は 、 公 定 歩 合 の 引 き上 げ 、 預 金 金 利 の 自 由 化 に 伴 い、 資 金 調 達 費 用 が 全 般 的 に 大 幅 な 伸 び を 示 した こ との あ らわ れ で あ る 。 著 しい 伸 び を 示 して い る の が 、 コ ー ル マ ネ ー利 息 、 借 用 金 利 息 で あ るが 、 資 金 調 達 費 用 の な か で8割 前 後 を 占 め る に 至 っ た 預 金 利 息 は 、 大 き な 収 益 圧 迫 要 因 とな っ て い る 。 以 上 の 経 常 収 益 と経 常 費 用 と の 差 額 で あ る 経 常 利 益 は 、 経 常 費 用 の 伸 び が 経 常 収 益 の 伸 び を 上 回 って い る た め 、 低 下 して い る。 しか も、 年 々 低 下 して お り、 この5年 間 で100か ら37.50と な って い る 。 そ の他 、 注 目す べ き特 徴 と して 、 特 別 利 益 ・特 別 損 失 が 極 端 に増 加 して い る こ と (特 別 利 益 …100→2719.3、 特 別 損 失 …106→402.43)、 当期 純利 益 や 当期 未 処 分 利益 金 が 滅 少 傾 向 に あ る こ とが 指 摘 さ れ る。 特 別 利 益 が こ れ ほ ど な伸 び を 示 した の は 、 経 常 利 益 の 落 ち 込 み を補 う た め に不 動 産 を 処 分 す る こ と に よ って 益 出 しを 図 っ た こ と に よ るので は ないか と思 わ れ る。 一93一 ( ■ 0 卸0 繍 鞭 ・ 一 一 一 一 一 皿i試 ◎つ鰹 iNi - .一-一 鳴 N 駆 媚 rn ti ■ 1 9 ー - 1 一一 一一'一 一 ti ti 寸 N 00 ti rn in rn 温0 撫 , l 1I 鯉 ー 1 -一 1 一, N - o o oo 一 一 〇 一 N rn m o , 寸 旧 oo 鴫 00 " 1 ー 騒 媚 1 - 脳 ハ rn ⊂n 0 1 N N ◎o N ◎o" ゆ帆 軌 病 m m co い rn 温 ¥ー0 「 愈 尋 m 0 畑 弱 鞭 1 - rn 0 rn o m m ・ 0 N ■ 0 0 1 0 o D m ti , , OD o 輔 囎 N N 量 N 輔 ● rn rn N m ● oo 曽 膠 一 一1 oト ー σ ⊃1 7-曹r oo m ti m 一 00 , 柄 N 綴 媚 8 ti eo ti ti 隔 " 儀 鴎 ◎o rn o N ◎o ◎o マ お 昌6 冨 一 蛍 ¥ー0 愈 鞭 トー ti m m 1 ・一 ● ⊂n N , 寸 oo 一 N 巳 唖 , rn m N , m N rn 00 o eo 即 ゆ ● 一 rn」 0 0 N 一 , 9 rn 一- 0 0 ● ㌍ oo o m 一 凝 媚 " m m o ti 0 m 寸 鴎 " 鳴 " N c陰 " c阻 o o oo o gl● ー 蝦渓 繍 0 O ● O 0 ・ 0 0 0 O , 0 0 LΩ-σ moo 0 ● 0 0 0 ● 0 0 ● 0 0 0 O osecipll 璽 __J 」一一J__ 匹 N N 0 ● 寸 マ oo rn , 一 一 N ti 9 ⊃ 一 ◎o N 邸粧 0 rn 寸 , m N 9 ._J 91 1 1 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と 、 現 金 預 け金 の 趨 勢 比 は100か ら92.95と な り、6200 億 円 ほ ど減 少 して い る 。 こ れ は バ ブ ル 経 済 期 に公 定 歩 合 が 低 か っ た こ とか ら 日 銀 へ の 預 け金 が 減 少 した の に 加 え 、 企 業 や 個 人 へ の 貸 し出 しが 積 極 的 に 行 わ れ て 、 手 元 現 金 が 減 少 した た め と考 え ら れ る 。 コ ー ル ロ ー ン の趨 勢 比 は100か ら55.91と ほ ぼ 半 減 して い る が 、 コ ー ル レ ー ト が プ ラ イ ム レー トと 同 じか 又 は わ ず か に高 い だ け で あ る の で 、 利 ザ ヤ が 稼 げ ず 減 少 に つ な が っ た もの と思 わ れ る。 有 価 証 券 の 趨 勢 比 は100か ら151。15と 大 き な伸 び を 示 し、 特 に バ ブ ル 経 済 を 反 映 して 、1989年3月 か ら1990年3月 に か け て 構 成 比 で0-75、 金 額 に して 約1 兆5000億 円 も増 加 し て い る 。 な か で も株 価 急 騰 に伴 う株 式 の 増 加 は 、 趨 勢 比 で 100か ら219.21へ 、 構 成 比 も1.5ポ イ ン ト上 昇 し 、 約1兆1500億 て い る 。 一 方 、 こ こ2年 円 と大 幅 に 伸 び ほ ど の 株 価 低 迷 に よ り簿 価 と 時 価 が 大 き くか け は な れ て い る た め 、 実 質 上 の 資 産 価 値 は も っ と低 く、BIS規 制 を に らむ と 、 株 式 含 み 益 の 減 少 や リス ク ウ ェ ー トの 増 加 な ど あ ま り効 果 は期 待 で き な い と思 わ れ る 。 貸 出 金 も順 調 な 伸 び を 示 して お り、 大 企 業 の み な らず 中 小 企 業 や 個 人 へ の 貸 し 出 しが 積 極 的 に 行 わ れ て 、 質 よ り も量 で 利 ザ ヤ を稼 ぐ と い う、 我 が 国 の 銀 行 の 特 徴 を 表 して い る。 預 貸 率 も75.67か ら79.78と そ れ ほ ど変 化 して お ら ず 、 預 金 が 主 た る源 泉 に な って い る と思 わ れ 、 健 全 な 経 営 が な さ れ て い る と考 え ら れ る。 次 に 負 債 の 部 に 移 る。 預 金 全 体 と して み る と貸 借 対 照 表 合 計 と ほ ぼ パ ラ レル な 伸 び を 示 して お り、 順 調 な伸 び を示 して い る と い え る 。 普 通 預 金 、 通 知 預 金 の 伸 び が さ え な い の に 対 して 、 当 座 預 金 、 定 期 預 金 は堅 調 な 伸 び を示 して お り、 バ ブル 経 済 に伴 う企 業 間取 引 の 増 加 が 当 座 預 金 を 増 加 さ せ 、 預 金 金 利 の 自 由 化 、 金 融 商 品 の 小 口化 に 伴 っ て 、 定 期 預 金 が 増 加 した も の と考 え ら れ る 。 一96一 コ ー ル マ ネ ー は プ ラ イ ム レ ー トで 借 り入 れ や 手 形 決 済 が で き る た め 、 預 金 よ り支 払 利 息 が 低 くお さ え られ 、 資 金 調 達 源 泉 と して 積 極 的 に活 用 され た 。 そ の 結 果 、 趨 勢 比 が100か ら154.28と 大 き く伸 び 、1300億 円 の 増 加 と な っ て い る 。 最 後 に 資 本 の 部 で あ る が 、 全 体 と して 趨 勢 比 が100か ら178.95へ と大 幅 に伸 び 、7600億 円 の 増 加 を 見 て い る 。 こ れ は主 に 、 転 換 社 債 の 転 換 に よ って 新 株 発 行 が な され た こ と 、 未 処 分 利 益 の 大 半 が任 意 積 立 金 の 中 の 別 途 積 立 金 と して 社 内 に留 保 さ れ た こ と が 要 因 と な っ て い る 。 こ れ はBIS規 率8%以 制 によ る自己 資本 比 上 を達 成 しな け れ ば な ら な い と い う点 を 考 慮 して 行 わ れ た もの と考 え られ る。 (2)損 益 計算 書 に つ いて 損 益 計 算 書 合 計 の 伸 び は 、 貸 借 対 照 表 合 計 の 場 合 と 同 じ く こ の5年 銀 上 位5行 間 で 、都 と ほ ぼ 同 じ よ う な推 移 を 示 して い る 。 経 常 収 益 か ら見 る と 、1988年3月 で は主 た る営 業 活 動 の 成 果 と して の 貸 出 金 利 息 の 経 常 収 益 に対 す る 比 率(構 成 比)が50.48で あ る が 、1992年3月 で は64.04 へ と増 加 し て い る 。 さ ら に 、 株 式 の 値 上 が りに よ っ て 得 られ る株 式 等 売 却 益 の 構 成 比 は1989年3月 の8.08を ピー ク と して 年 々 減 少 し、1992年3月 に は2.32に な っ て い る 。 これ ら の こ と を考 え 合 わ せ る と 、 銀 行 本 来 の 業 務 体 質 に戻 っ た か の よ う に も見 え る 。 しか し、 ノ ンバ ン ク を通 じて の 不 動 産 投 資 、 株 式 投 資 や ノ ンバ ン ク へ の 直 接 融 資 が 行 わ れ て い る点 を考 慮 す る と、 一 概 に健 全 化 した と は いえ な い で あ ろ う。 経 常 費 用 で は公 定 歩 合 の 引 き上 げ 、 預 金 金 利 の 自 由 化 に 伴 い 、 金 利 の 上 昇 ・ 高 止 ま りが 見 られ た た め 、 資 金 調 達 費 用 、 特 に預 金 利 息 が 対 経 常 費 用 構 成 比 で 76.44か ら84.36へ と上 昇 し、 収 益 の 圧 迫 要 因 と な っ て い る 。 以 上 の経 常 収 益 と経 常 費 用 と の 差 額 で あ る経 常 利 益 は 、 経 常 費 用 の 伸 び が 経 常 収 益 の伸 び を 上 回 っ て い る た め 、 年 々 低 下 す る傾 向 が あ る 。 こ れ を 再 び増 加 さ せ る に は 営 業 費 用 や 特 別 損 失 な ど を 出 来 る 限 り減 らす よ う な経 営 努 力 を して 行 く こ とが 必 要 で あ る が 、 これ は 預 金 利 息 が 他 行 と の 兼 ね 合 い が あ る た め そ れ ほ ど減 少 で き ず 、 そ の 結 果 預 金 利 息 を 主 た る源 泉 とす る経 常 収 益 の 大 幅 向 上 が 97 望 めな い か らで あ る。 ま た 、 バ ブ ル 経 済 崩 壊 の 影 響 を 見 る た め に 特 別 利 益 と特 別 損 失 に注 目 し た い 。 1992年3月 の 特 別 利 益 と特 別 損 失 の 趨 勢 比 は 、 そ れ ぞ れ と139.02と30.28に なっ て い る が 、 こ れ は経 常 利 益 の 趨 勢 比 が47.45に 落 ち込 ん で い る点 も考 慮 して考 え る と 、 経 常 利 益 の 落 ち 込 み を補 う た め に 不 動 産 を 処 分 す る こ と に よ っ て 益 出 しを 図 り 、 そ の 結 果 特 別 利 益 が 上 昇 し た もの と思 わ れ る 。 一98一 ., 1【 Ω 圏 ■ l 蟹0 愈 鞭 R 阻 l - i ー 需 一1 世1遡 Ni甲 『8 一冒 一 loo I - 8 , 1 'm i .冒 1-→ 「 鼎 rn rn ▼-11 一1 ol。 ㊨i&1;葺 駐 1^ : IGD I 一1冒 cc o NiO 一 寸 一 一 ca 一- 一 一 旧 0 oo 駐 oo ▼-II ̄ 1 0 寸1寸lo ◎o 脳 o巳 一1「 寺 い1" い I 聖" 5寸 , ■ , ■ 5 1 1 - ■ 1ぱ つ rn 。卜 ・ N 耀 ド o 寸 m __y rn rn 一11 iN l・ -c嘲 1一 1 000 璽 moo q● 05P叫 1-呵! 1 1 ゆ 一 rnti 晒-" い 1軌 : ■ 1 Ic団 1『 1 lo◎ 「7-藍 1一 「. o ●1- 0100 c噂loつ OXO7 脳 旧 "lh 1寸 1" 卜 閾1◎o 卜胃lo 斜 'o 1一 皿 蟹 ¥ー0 co 慣 廿 。。聾._J lo , :1◎o l卜 ■ 1◎oい 了 廿 ・ 駄 ・ ' 」 '皿 「 r r 霞 』陰-寸 Olc噂 寸 寸 oo N Oloつ N 一 一 一 o トー ■聯_ m o 0 N 一 ● N 冒 一 ti い o rn m h m 0 m N ・1・ F■ 藍1一 1 ● 寸500 00 寸IQ◎ ・1● r, olc噌: : N 寸1◎ 一1 in 0 い 0 O 〇 ワ ー1 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る。 以 上 の 点 か ら、 ま ず 、 い わ ゆ る大 手 の 銀 行 で あ る こ の3行 が イ ン タ ー バ ン ク市 場 に お い て は 主 と して 借 り手 で あ る事 が わ か る 。 裏 を 返 せ ば 中 小 銀 行 は イ ン タ ー バ ン ク市 場 に お い て 貸 手 で あ り、 大 銀 行 が そ れ を 引 き受 け て 貸 出 ・運 用 に 向 け て い る と い うわ け で 、 結 果 と して 大 銀 行 に い っ そ う力 が 集 中 しつ つ あ る と言 え る 。 こ れ ら上 位 行 が リテ ー ル 部 門 重 視 の 戦 略 を採 っ た 結 果 、 中小 銀 行 が 苦 し い状 況 へ 追 い込 ま れ つ つ あ る現 在 の 金 融 界 の 状 況 を 、 こ の 数 値 は 側 面 か ら映 し出 し て い る と言 え よ う。 ま た各 行 と も 、 負 債 の70%を 占 め る預 金 が 全 体 的 に 横 ば い な い し減 少 を示 す な か で 、 預 金 内 に お け る定 期 預 金 の 構 成 比 は 三 和 で35%、 第 一 勧 業 銀 行 で47%、 三 菱 銀 行 で50%前 で 推 移 して お り、 比 較 的 健 闘 して い る状 況 で あ る と言 え る 。 こ れ はMMCな 後 どの商 品 が人 気 を得 た た め で あ る と考 え られ る 。 小 口MMCは'89に 最 低 預 入 金 額 が300万 円 で 登 場 し、 '90年4月 に は100万 円 、'91年4月 に は50万 円 と徐 々 に 最 低 預 入 金 額 が 小 口化 さ れ 、 人 々 の人気 を得 た もので あ る。 経 常 利 益 に 関 して は 、'90∼'92の3年 勧 銀 に い た っ て は な ん と37.50で6割 で 趨 勢 比 が 三 和 で78.43へ 、 三 菱 で47.45へ 、 第 一 減 と 目 を 覆 うば か り で あ る 。'91か ら'92に か け て3 行 と も貸 出 金 利 息 が 伸 び 悩 ん で 微 減 し て い る に も か か わ らず 、 金 利 の 自 由 化 に よ っ て 預 金 利 息 が 上 昇 し た こ と が 、 経 常 利 益 の 減 少 を もた ら した 主 た る要 因 で あ る と考 え られ る 。 「そ の 他 経 常 利 益 」 の 大 部 分 を し め る株 式 売 却 益 の 減 少 は 、 三 菱 や 第 一 勧 銀 で と く に 大 き い 。 バ ブ ル 崩 壊 に よ る 株 価 の 低 下 が そ の 原 因 で あ ろ う。 資 本 と資 本 準 備 金 の 大 き な増 加 は 二 つ の 側 面 か ら捕 らえ ら れ る 。 一 つ は バ ブ ル 期 に お い て 発 行 され た転 換 社 債 の転 換 が 相 次 い だ こ と 、 も う一 つ はBIS規 制 を 念 頭 に置 い た 未 処 分 利 益 の 内 部 留 保 に よ る もの 、 と考 え られ る 。 ま た 、 各 行 と も負 債 項 目 に お け る借 用 金 の 増 加 、 費 用 項 目 に お け る借 用 金 利 息 の 増 大 が 著 しい 。 こ れ は 、 負 債 項 目 は 一 定 の 比 率 ま で 自 己 資 本 へ の 組 み 入 れ が 可 能 な た め 、BIS 規 制 に よ る8%基 行 のBIS規 準 を 念 頭 に置 い た さ き ほ ど の も の と 同 様 の 行 動 と考 え られ 、 こ こ に も各 制 へ の 対 応 を 読 み 取 る事 が で き る 。 こ う した 当 面 の ハ ー ドル で あ るBIS規 制 の8%基 準 を 乗 り越 え る た め大 量 の 劣 後 債 を 発 行 し た こ と は 、 今 後 の各 銀 行 の経 営 を 圧 迫 して い く要 因 に な る と思 わ れ る 。 一101一 お籾 に 本 論 文 で は 、 この数 年 で大 き く変 化 して い る 銀 行 の経 営環 境 に焦 点 を あ て 、 そ れ に 関 わ る 数 々 の 問 題 点 や 今 後 の 課 題 に つ い て 検 討 した 。 第1章 で は 、 ま ず 従 来 の 金 融 制 度 の 枠 組 み と歴 史 的 背 景 、 そ こ か ら 自 由 化 の 動 き に 至 つ た 経 緯 に つ い て 述 べ 、 金 融 自 由 化 が 銀 行 経 営 と経 済 全 体 に 与 え る 影 響 を 検 討 した 。 第2章 で は 、 第1章 を受 け て 、 銀 行 と して は 自 由化 に どの よ う に対 応 して い る の か 、 そ して 、 今 後 ど の よ う に 対 応 し て い くべ き な の か に つ い て 論 じ た 。 第3章 で は 、 バ ブ ル 経 済 の 崩 壊 に 伴 う・ 一 連 の 金 融 不 祥 事 に よ つ て一 層 鋭 く問 わ れ て き て い る銀 行 の デ ィス ク ロ ー ジ ャー の現 状 と今 後 の あ り方 につ い て論 じた 。 内外 の 金 融 自 由化 の流 れ の 中 で 、 デ ィス ク ロ ー ジャ ー 制 度 自身 が こ こ数 年 大 き く変 化 し て き て い る が 、 い ま企 業 を初 め とす る利 害 関 係 者 か ら銀 行 デ ィス ク ロ ー ジ ャ ー は何 が 問 わ れ て い る の か 、 ま た銀 行 自身 の 戦 略 か ら して み た ら ど うす べ き な の か と い う 観 点 で 考 察 した 。 第4章 で は 、 新 金 融 取 引 の う ち 特 に 日本 に お い て そ の 地 盤 が で き つ つ あ る 先 物 ・ オ プ シ ョ ン取 引 とCPを と りあ げ 、 そ の し くみ と機 能 に つ いて 論 じた 。 さ ら に そ れ らの 取 引 に伴 う リス ク と、会 計 処 理 そ の 他 の 問 題 点 に つ いて 考 察 し、 リス ク管 理 の 重 要 性 につ い て論 じた 。 第5章 で は 、前 章 ま で の論 点 を受 け て 、 リス ク管 理 に つ いて 論 じた 。 特 に 、銀 行 経 営 で 最 も 重 要 な 信 用 リ ス ク の 問 題 とBIS規 制 に つ いて は 、 銀 行 の 今 後 の リス ク 管 理 を 考 え て い く上 で そ の 前 提 に な る も の と 思 わ れ る の で 、 詳 細 に 取 り上 げ た 。 以 上 、 各 章 で様 々の 問題 や 銀 行 経 営 の今 後 の 課 題 に つ いて 論 じて き た が 、 具 体 的 な 内 容 につ い て立 ち 入 っ た研 究 が まだ 可 能 で あ る とい え る 。 また 、銀 行 業 界 とは こ う し て 研 究 を 進 め て い る う ち に も 次 々 と新 し い 問 題 や 事 件 が 発 生 し 、 新 し い 制 度 が 定 め られ た り して い る業 界 で あ るの で 、 今 後 も 研 究 の対 象 とす る の に 十 分 魅 力 の あ る 分 野 で あ る と いえ よ う 。 一102一 (参 考 文 献) 鈴 木 淑 夫 編 『日本 の 金 融 と銀 行 』 東 洋 経:済新 聞 社 、1989年 徳 田 博 美 編 『自 己 資 本 比;率規 制 と 銀 行 経 営 戦 略 の 転 換 』 金 融 財 政 事 情 研 究 会 、1989年 土 師 清 次 郎 編 『図 解 ・最 新 金 融 取 引 辞 典 』 銀 行 研 修 社 、1989年 桂 三 郎 「改 訂 さ れ た 銀 行 の 経 理 基 準 」 『金 融 財 政 事 情 』 金 融 財 政 事 情 研 究 会 、1989年 田 中 建 二 「新 銀 行 経 理 基 準 の 実 践 状 況 と今 後 の 課 題 」 『現 代 の 企 業 決 算 』 中 央 経 済 社 1991年 伊 藤 邦 雄 「銀 行 デ ィ ス ク ロ ー ジ ャ ー の 実 践 状 況 と 今 後 の 課 題 」 『現 代 の 企 業 決 算 』 中 央 経 済 社 、1991年 伊 藤 邦 雄 「デ ィ ス ク ロ ー ジ ャ ー とIR」 『企 業 会 計 』 第44巻 第1号 、1992年1月 「株 式 先 物 調 査 団 報 告 書 一 株 式 先 物 市 場 に つ い て 」 財 団 法 人 資 本 市 場 研 究 会 、1986年 田 中 建 二rオ フ バ ラ ン ス 取 引 の 会 計 』 同 文 舘 、1991年 一103一 1992年 度共 同研究論文 放送業界 の経営分析 岡田 健 、友 次 健、 浜野 展 幸 、渡 辺 忠 行 1 1 は じめ に 105 皿 鳥瞳分析 106 皿 資金分析 112 IV 118 v 安全性分析 生産性分析 VI 内部留保分析 122 w おわ りに 125 120 こま じ め`こ 近 年 のTV放 送 を 中心 とす る放送 業 界 は、衛 星 放送 の開 始 、 「受信 機 会 の平 等 一情 報 格差 の解 消 」 を掲 げ る郵 政 省 の置 局 化政 策 に よ る ローカ ル局 の開 設、 ま た、一 部 地 域 で既 に利用 され て い るCATVな ど、多 局化 の一 途 を た ど って い る。 その一 一方 で民放 キ ー局 に よ る ロー カ ル局 へ の支配 が 強 ま り、「中央 志 向 、地 方 軽視 」 の実態 を生 み 出 して い る。 ま た、公 共放 送 た るNHKの 営 利化 に も問題 が 残 る。今 日、我 々 は、 テ レ ビ ・ラ ジオ によ っ て 多 くの情 報 を リアル タイ ムで 入手 で き る。 この よ うに、 放送 業 界 は、 我 々の 日常 生 活 に深 く結 び付 いて い る。 その一 方 で 、広 告 資 本 か らの収 入 増 加 を求 めて 、 各放 送 局 が高 い視 聴率 の獲 得 に力 を 注 ぐあ ま り、行 き過 ぎた 報 道 が度 々問 題 とな って い る。 この よ うな現在 の放 送業 界 につ いて 分 析 を加 え るべ く、 キ ー局 分析 の典 型 例 と して 日本 テ レ ビ、在 阪 準 キ ー局 分 析 の素 材 と して 朝 日放 送 、 そ して 、 これ ら民 放 と公共 放 送 を比 較 す る 目的 でNHKを 務 諸表 分 析 を行 って み た い。 一105一 取 り上 げ、各 事業 体 の財 II鳥 1日 鰍 分 析 本 テ レ ビ の分 析 B/S合 B/S合 計 の 伸 び は5年 間 で163.43と な っ て い る 。 流 動 資 産 の 伸 び は181.63と 計 の 伸 び を 上 回 っ て い る 。 流 動 資 産 の う ち 当 座 資 産 に つ い て 見 て み る と、 受 取 手 形 ・売 掛 金 が 順 調 な 伸 び を 示 し て い る が 、 こ れ は 営 業 収 益 の 伸 び に も 見 ら れ る よ うに 本 業 で あ る放 送 業 が 着 実 に成 長 して い る こ と に よ る もの と見 られ る。 有 価 証 券 と コ マ ー シ ャ ル ペ ー パ ー は 構 成 比 も 大 き く増 減 が 激 し い の だ が 、 こ れ は 財 テ ク に 励 ん で い る こ と を 反 映 し て い る と思 わ れ る 。 番 組 勘 定 も順 調 に 伸 び て お り、 番 組 制 作 に 力 を 入 れ て い る こ と が う か が え る 。 固 定 資 産 を 見 る と138.20とB /S合 計 の 伸 び よ り小 さ く な っ て い る が 、 こ れ は 放 送 設 備 へ の 投 資 が 少 な い こ と を 示 し て い る の で は な く、 高 収 益 を あ げ て い る た め 、 利 益 留 保 の か な り の 部 分 は 設 備 拡 張 の た め に投 下 さ れ る こ とな く、余 裕 資 金 と して現 金 預 金 や 有 価 証 券 、 投 資 有 価 証 券 や 長 期 預 金 な ど で 運 用 さ れ て い る こ と を示 して い る の で はな い だ ろ う か 。 有 形 固 定 資 産 に お い て は 機 械 設 備 が 順 調 に 伸 び て お り、 ニ ュ ー メ デ ィ ア 放 送 に 対 応 す べ く設 備 投 資 が 盛 ん で あ る こ と が 分 か る 。 土 地 は1988年 か ら1989年 け て2倍 にか 弱 に増 え て い る が 、 これ はバ ブ ル期 にお け る財 テ ク の た め と考 え られ る。 投 資 そ の 他 の 資 産 は 全 然 伸 び て い な い の だ が 、 こ れ は 投 資 を 長 期 預 金 か ら短 期 的 な もの に 変 更 して い っ た結 果 で あ ろ う 。 負 債 の 部 を 見 て み る と 、 完 全 な 無 借 金 経 営 で あ り、 内 部 留 保 で あ る 退 職 給 与 引 当 金 が か な りの 割 合 を 占 め て い る 。 未 払 費 用 の 構 成 比 が 高 い が 、 こ れ は 番 組 制 作 費 の 未 払 い で あ り、 放 送 業 の 成 長 が う か が え る 。 転 換 社 債 も 徐 々 に 減 少 し て お り、 財 政 状 態 は きわ め て 良 好 で あ る 。 資 本 の 部 を 見 て み る と 、 資 本 金 ・資 本 剰 余 金 は 転 換 社 債 の 株 式 転 換 に よ り 大 き く伸 び て お り、 任 意 積 立 金 や 当 期 未 処 分 利 益 金 の 額 も大 き く、 利 益 の 蓄 積 が 進 ん で い る。 P/Lで は 、 営 業 収 益 は150.77とB/S合 計 を 下 回 っ て い る が 、 営 業 利 益 ・経 常 利 益 は 大 幅 に 上 回 つ て い る 。 営 業 外 収 支 は 収 益 が 費 用 よ り大 幅 に 多 く、 財 務 面 で の 収 益 性 も極 め て 高 い。 2朝 日放 送 の 分 析 B/S合 計 の 伸 び は139.01で あ る が 、1990年 び て い な い 。 流 動 資 産 の 伸 び は142.77とB/S合 一106一 か ら1991年 に か け て は ほ とん ど伸 計 の 伸 び と ほ ぼ 同 じで あ る 。 流 動 資 産 の う ち 当 座 資 産 に つ い て 見 て み る と 、 受 取 手 形 ・売 掛 金 が 構 成 比 が 大 き く 伸 び も順 調 で あ る。 これ に は本 業 の放 送 業 の成 長 が 現 れ て い る。 有 価 証 券 の 構 成 比 は 毎 年 高 い 水 準 を 推 移 し て お り 、 余 裕 資 金 と し て 利 益 が 投 下 さ れ て い る 。1991 年 に お い て は 、 番 組 勘 定 と 同 じで あ る 半 製 品 ・仕 掛 品 の 低 下 が 気 に か か る 。 キ ー 局 へ の 依 存 が 高 ま り、 自社 馴 作 力 が 弱 ま っ て い る の で は な い だ ろ う か 。 有 形 固 定 資 産 で は 、1991年 に 機 械 ・装 置 の 額 が 急 に 大 き く な っ た が 、 や は り新 し い 放 送 に 対 応 し て の こ と だ ろ う 。 土 地 は1989年 、1990年 と伸 び て い る が 、 バ ブ ル 期 に お け る土 地 投 資 と見 て良 い。 投 資 そ の 他 の 資 産 だ が 、 投 資 有 価 証 券 の う ち 関係 会 社 株 式 が 多 い こ と か ら 、 関 係 会 社 へ の 資 本 投 下 が 相 対 的 に 大 き く、 余 裕 資 金 の レ ベ ル が 低 い こ とが 分 か る 。 負 債 の 部 を 見 て み る と、 完 全 な無 借 金 経 営 で 、 賞 与 引 当 金 や 退 職 給 与 引 当 金 が か な りの 割 合 を 占 め 、 内 部 留 保 が 進 ん で い る 。 資 本 の 部 を見 て み る と、 増 資 は全 く して お らず 資 本 蓄 積 は 内 部 留 保 に 依 拠 して 形 成 さ れ て き た と い え る。 P/Lで は 営 業 収 益 の 伸 び が148.59とB/S合 計 の 伸 び を 上 回 っ て お り、 営 業 利 益 や 経 常 利 益 も大 幅 に 上 回 っ て い る 。 営 業 外 収 益 も 高 く、 優 れ た 財 務 体 質 を し て い る。 3NHKの B/S合 分析 計 の 伸 び は133.54で あ る が 、 特 に1991年 の 伸 び が い ち じ る し い 。 こ れ は1990年 の 受 信 料 値 上 げ に よ る も の で あ る と 思 わ れ る 。 流 動 資 産 を 見 て み る と 、 現 金 預 金 が1989年 ら 有 価 証 券(す と1990年 に伸 び て い る が 、 これ は 有 価 証 券 が 減 って い る こ とか べ て 国 債 や 地 方 債)が 償 還 さ れ た こ と に よ る と考 え られ る。 前払 費 用 の増 減 が 激 しい の は次 の 年 度 の 番 組 の 制 作 費 と関 連 して の こ とで あ る。 有 形 固 定 資 産 は ほ とん ど動 き が み られ な い の だ が 、 放 送 衛 星 の減 少 が 激 しい の は、 衛 星 の 打 ち上 げ 失 敗 や 故 障 な どが原 因 で あ ろ う。 そ の た め 放 送 衛 星 建 設 仮 勘 定 の伸 び が か な り大 き い 。 出 資 そ の 他 の 資 産 で は 長 期 預 金 の 伸 び が め だ っ 。 長 期 保 有 有 価 証 券 が1988年 に 激 減 して い る の は 現 金 預 金 や 有 価 証 券 に 振 り替 え ら れ た た め と 考 え ら れ る 。 長 期 前 払 費 用 が 構 成 比 は 小 さ い が1990年 と1991年 に 増 え て い る の は オ リン ピ ック 放 送 権 料 の ため で あ る 。 負 債 の 部 を 見 て み る と 、 借 入 金 が 増 え て お り財 務 体 質 の 悪 化 が 気 に か か る 。 ま た 放 送 債 券 も依 然 と し て 額 が 大 き く 、 償 還 す る の が 大 変 で あ る 。 資 本 の 部 で あ る が 、NHKは 特 殊 法 入 で あ り も ち ろ ん株 は発 行 して いな い。 資 一107一 本 金 の ほ とん ど は 利 益 か ら資 本 支 出充 当 に 固定 資 産 化 さ れ た 組 み入 れ 資 本 金 の 累 積 で あ る 。 そ の た め 資 本 金 の 伸 び は 低 い 。 当 期 事 業 収 支 差 金 は1989年 、1990年 赤 字 で1991年 P/Lで と に は繰 越 欠 損 金 が 発 生 して い る。 は 、 経 常 事 業 収 支 差 金 が1988、1989、1990年 当 期 事 業 収 支 差 金 が1989、1990年 で赤字 、経常収支 差金 と で 赤 字 を 出 して い る 。 ま た借 入 金 の増 大 に よ っ て 支 払 利 息 が 増 え 、 経 常 事 業 外 収 支 差 金 が1990、1991年 で 赤 字 とな っ て い る。 受 信 料 値 上 げ に よ って 収 入 が上 が っ たの で あ る か ら、 費 用 を削 減 し借 入 金 の 返 済 に 力 を入 れ る こ と が必 要 で あ ろ う と思 わ れ る 。 4ま とめ 1991年 の3社 のB/S合 600億 、NHKが 計 の 額 を 見 る と 日 本 テ レ ビ は 約1,700億 約4,600億 、 朝 日放 送 は 約 と規 模 は 圧 倒 的 に 大 き い 。 ま た 、 民 放 キ ー 局 で あ る 日 本 テ レ ビ と 民 放 準 キ ー 局 で あ る 朝 日放 送 と の 差 も め だ つ 。 し か し 、B/S合 伸 び は 日 本 テ レ ビ163.43、 朝 日 放 送139.01、NHK133.54と く な っ て い る 。 経 営 状 態 を 見 て も 民 放2局 民 放2局 計の の 方 が大 き が 無 借 金 経 営 で あ る の に 対 し て 、NH Kで は 借 入 金 が 増 え て い る 。 当 期 事 業 収 支 差 金 で もNHKは1988、1989年 に赤 字 を 出 し1990年 に 受 信 料 を 値 上 げ し て い る 。 斉 藤 毎 日放 送 社 長 は 新 聞 で 赤 字 の 原 因 と し て 、 「哲 学 な き 巨 大 化 、 特 に 衛 星 二 波 、 ハ イ ビ ジ ョ ン を 始 め た の が 大 き い 。 そ の 結 果 、 映 画 や ス ポ ー ツ の 放 送 権 獲 得 の 動 き が 荒 っ ぽ く な っ た り、 財 源 不 足 を 補 う た め の 商 業 化 を 進 め た りして い る 。民 放 と公 共 放 送 の 共 存 体 制 を維 持 す る に は、 受 信 料 の 値 上 げ は や む を得 な い が 、 そ れ を肥 大 化 に 使 わ れ て は た ま ら な い」 (r朝 日 新 聞 』1990年3月24日 付 夕 刊)と 一108一 指 摘 して い る。 日本 テ レ ビの構成 比 及 び趨 勢 比 貸惜対照表 1資産の部) 流動資産 現金預金 受取手形 売掛金 有価証券 自己株式 貯蔵品 番組勘定 前払費用 1(187/3 金額INi成 比 趨勢 比 a.tea 3.70100.00 13.523 iz.sotoo.oo 12.335 12.25100.00 24.043 22.76100.00 93 0.09100.00 328 0.31100.00 3.947 3.74100.00 "181 0.17100.00 コ マ-シ ャ ルベ ー パ ーz.oos 1.90100.00 368 0.35100.00 その他の流動資産 -185 -o.isioo.00 貸倒引当金 A計 顯1團 懇 窪倉3土 8.77 0.25 5.19 0.io O.87 9.13 z.os 26.38 tos.a3 107.34 i7a.si 163.37 103.63 zoo.is 205.x1 148.56 16.6659.65L18.20 3910.2398.99 9.8295.69193.60 1680.10166.3a 1.5800.92110.26 16.5439.58219.a6 2.0961.21122.07 AT.27629.39155.69 isa so lo 57 296 o.io O.04 0.of O.03 0.n 100.00 85.71 66.67 78.95 99.00 1680.10100.00 4.9253.54100.49 5.297 3.69108.08 5.832 801'0.58100.00 801 0.56100.00 745 6940.5096.39 646 0.4589.72 sas 160.01200.00 5 0.0062.50 3 1.064 0.7487.93 771 1.1670.8496.15 aoso.zssa.of A49 0.31103.46 457 20.52119.77329.07 2.493 1.7239.66 x.075 30.00100.00 aia 0.22ioass.7 507 3970.36100.00 4070.29102.52 aaa 0.34121.91 675 -i .izo-i.osioo.00 -937-0 -928 -0.6582.86 -703 .6753.66 13.59012.8710D.00 28.00820.16206.09 10.608 7.3878.06 iz.z>〉 44.25641.90100.0064.31746.29145.3352.38436.45118.3757.61933.69130.1961.16235.43!38.20 105.622100.00100.00138.949100.00131.55143.729100.00.(36.08171.030100.00161.93172.622.100.00163.3 3。41 119.00 117.98 89.72 37.50 63.72 105.30 x9.31 169DO.O I7D.03 62.77 89.85 91.345 14.09913.35100.00 3950.3710p.00 5.D77d.81100.00 taio.totoo.oa 1.4331.36100.00 7.5387.14100.00 1.119L.63100.00 30.36528.75100.00 13.2869.5644.23 3750.2794.99 5.ID23.67100.49 910.0790.10 1.4271.0399.58 9.7237.00128.99 6.0074.32349.45 36.01425.92118.60 15.141 168'0.16100.00 700.07toO.00 150.01100.00 450.04100.00 2990.28100.00 1680.12100.00 690.0591.93 130.0186.67 470.03104.44 2940.2198.33 順 債の部) 流動 負償 支:払手形 ・ 未払金 未払法人税等 未払事業税等 未払費用 前受金 預 り金 返品調整引当金 設鯛関係支払 手形 支払消費税 58.10100.00 365 6.980 95 且.499 is.ios 1.298 41.486 168 so ii 48 289 10.53 0.25 a.86 0.07 1.04 i1.21 0.so 28.86 0.12 0.04 0.of O.03 0.2a a.J72 24.643 L8.004 a1.735 193 720 6.880 1.239 15.159 891 -529 107.39 iis.ata 92.41 137.48 94.06 104.61 213.66 且5.006 424 8.880 165 i.aas 豊5.618 75.5童 3.531 136.fi2 45.1正1 100.00 85.71 73.33 106.67 ss.ss 4.90!4.64100.00 8010.76100.00 720a.58100.00 80.01100.00 1.2101.15100.00 4340.attoo.00 6.2365.9010D.00 a.597a.35置00.00 x.621'一3.33100.52 6820.65100.00 x.883 65T 3.516 516 is.sos zis 441 d5 1.246 1.x561.05213.ag 1.9761.87100.00 a.7853.Jd2x2.16 3520.33100.00 7640.55217.05 L6.77015.88100.00 艮7響999正2.95韮07『33 1580.15100.00 1720.121D8.86 4200.40100.00 azso.aiioi.is 60.OL100.00 410.03683.33 1.7301.6d100.00 2.0371.47117.75 3.aO o.as 2.45 0.as ts.sa O.15 0.31 0.03 Q.87 覧06.22 一!8 100.0011.649 100.3221.927 .63713.41 ' 14.41 10.53 za.as o.ii o.az 4.02 0.Tz 8.86 0.52 -0 .31 0.55 D.38 0.00 0.45 0.27 1.80 0.30 0.39 -o .41 7.14 6.364. 3.72 96.33 1.2x9 0、73 7.681 a.as tas.ss 置.iat O.G6 U6.93 21.953 iz.as 136.71 272 105.00 s2s O.37 750.00 41 D.02 72.02 童322藍651皇6.63 22.74521.53100.0022.81716.42 2.6重 177.94 2.019 1.A5d 266942527塾000032.3042325且21023皇 固定負債 転換社債 退職給与引当金 役員退職慰労 引当金等 Ai 3.08107.55 11.87126.13 tosstu.ot 13.1178.36 0.09132.26 0.35155.18 4.95180.21 0.76607.18 18.341311.90 0,48!86.41 -0 .36282.16 63.55148.85 1991/:3 金額 樽成比 趨勢比 fi6.31 74.63153.71121.62 難 畢霧驕認 ヨ 1990/3 金額 構成比 趨勢比 趨勢比 108.54 182.23 139.19 173.58 ?07.53 219.51 174.31 684.53 754.55 242.12 285.95 184.81 借地権 電気通信施設利用権 中継施設利用櫓 その他の無形固定資産 投 資有価証券 関係会社株式 長期貸付金 従業貝長期貸付金 関係会社長期貸付金 差入保証金 長期預金 長期前払費用 その他の投資 貸倒引当金 役資盈Ω鯉の資産 合計 A計 1989/3 金額 構成比 趨勢比 4.431 17.056 15.652 is.sao 123 509 7.113 i.oss 26.356 686 -522 61.366 固 有形固定資産 建物 構築物 機械殴備 車両運搬具 器具備品 土地 建綬仮勘定 19A8/3 金額 構成比 x.2303.0-0102.67 15.16910.92112.17 14.58210.49112.73 30.79322.16128.07 360.0338.71 3930.28119.82 a.aiss.isiii.as aiso.aozso.sa 4.9983.24223.89 szao.asiaz.tz -430-0.31232.43 az.7s3 8.1062.502.313 15.2696.dO21.725 -8.083 22.74521.53100.0041.45429.83182.2633.576 23.36147.6232.122 49.44046.81100.0073.75853.08149.1964.70845.02130.8874.91543.80151.5366.99438.81135.51 o.is 1.18 0.85 25.02 138.aa t83.1a 388.71 aai.si 130.91 172.15 taa.81 683.33 116.T1 100.00 160.31 a.d36 23.179 21.Si7 ×4.705 2工9 A29 7.611 互.031 s.zip 1.335 -525 111.a59 2.57107.67 13.781io.SJ iz.64168.67 25.90185.3a O.13235_x8 0.48252.74 d.41192.83 1.60569.61 3.60309.6 0.77362.77 -0 .31283.78 64.571R1.63 1280.07284.a4 2960.1799.00 6.2343.6L乳27.20 2.4x61.42305.37 9280.54128.89 0fO.0363T.00 7570.4463.39 2.0321.1832.68 6690.3922300.0 1.1620.67292.10 -703-0 .4162.77 13.5897.8799.99 6.0300.49101.t7 9GOO.561a1.20 4.7802.77:!al.90 /990.as226.99 23.01313.33137.23 3380.20213.92 7260.42172.86 a70.03183.33 '1 .6601.54153.76 ssao.aoaT.s2 438962542且6d44 1.35 12.70 a.73 18.78 12.91 95.52 ioo.00 141.23 1.538 .20.702 857 23.097 0.898.25 it.sssi.oz O.5010.60 13.38101.55 io.is 9.81 0.90 29.O s.oa 56.20 0 245.97 izsta 260.64 17.167 121.67 1.677 ias.az 57.609 220.18 11.359 171.08 105.627 93172.6221 10.32251.3 9.94266.65 0.97132.15 33.37156.89 6.582A3.91 61.19188.0! の 資本金 資本準簾金 利益準備金 任意積立金 当期未処分利益金 ㎜ 算● 7.0856.71100.00 6.4386.10100.00 1.2691.20100.00 36.73034.77100.00 4.6574.41100900 56.18153.19100.00 1987/3 金額 構成 比 趨勢比 営 業 収 益130.021 営 業 費 用125.781 放 送 費 ・そ の 他 事 藁 費95.423 販 売 費 ・一 般 管 理 鷺30.357 14,240 A 営業外費用 1 特別利 特別損失 ioo.ootoo.oo 96.74且00.00 73.39100.00 23.35100.00 326量0000 4.9273.79100.00 1770.14100.00 8,9906.911DO.00 且.550監 ●19100.00 7.4425.72100.00 d.020x.09(00.00 3.4222.63.100.00 r.百百∼ 「.1=26コ00=石 中 間配 当額3620.28ioa.00 中間 配 当に 伴 う #q益 準 嚇 金 績 立 金36n.03置00.00 当期 丞処 塗型 益 金.一A.657.._製 塾_塑,旦 12.760 12.113 1.428 43. .715 9:003 79.021 1988/3 金額 構成 比 趨勢比 1as.545100.00112.71 135.61692.54107.82 101.86669.51106.75 33.75023.03111.18 109287as257.T4 3.3232.2767.d4 8080.55x56.50 且3.4429-17ias-52 zo.ooioo.oa .畿 置1 法天税 び 9.2666.67'130.78 8.6206.20L33.89 1.3410.97105.67 39.22228.23106.78 6.7384.85144.69 65.14046.88115.95 1989/3 金額 樽成比 3fi F.13R o.ozSao.00 a.soIaa.G9 180.10 188.15 112.53 iis.02 193.32 iao.ss 趨勢比 17.427 16.780 1.544 50.107 10.254 96.114 1990/3 金額 構成比 too.00 t2s.sa 星83.807.!00.00 151.983 32.31 且20.83 iss.tozsi.a5 115.795 70.38 121.35 (27.28969.25 36.監87 u.ss 119.20 xO.81322.20 295.97 15.7048.55 一 12.sas 広7す7一-五T.63 -{i 70 6-77一 一-3:司 匡謎「『-一-1..吾{「 3310.20 187.013820.21 15.0149.13 tsp.ntie.Taoio.zz 二 『"『.';9'一'.-一.二一 濁 蕊 .『r而`可 1.0060.6964.90434 12.4368.49167.11L4.580 6.915a.76193.51 5.4613.73159.59 .「 茸'to 百'一 一r.石7百' e:3ヅ= 362D.25 ioo.oa 町 8.88 8.d3 0.99 30.41 6.26 54.98 .a 164.532 1991/3 金額 構成比 趨勢比 jai.37 196.039 133.65 星78.RRG 且33.39 璽35.013 13a.a4 x3.372 370.38 17.153 ioo.oa 71.25 68.A7 22.38 8.15 趨勢比 150.77 呈42.22 1al.Jg ua.sz 704.6a 7σ=5酉 「一--一『3:7Af,一 『 冒■ 一-1:93-i6:Ka『 』 215.A22290.12L29.3A 209.0!20.70910,56230.36 Σ言i言 『 0.2628.00夏.7020.93!09.81 &9A 0.0454.51 8.86195.9219.65110.69264.06 ts.sst 10.13266.88 6◎775a.62且68.53 (0.6405.7926J.G8 9.685 a.sazao.sz 7.8055.33228.08 9.011A.9063.33 10.ITfi 5.19297.37 LG3fi-1:lC.彊9,召2= 隔 『:32-103.G7-τ.蕊 「 、11房'一`1百を=でi一 3930.27108.56 aton.zzus.zs aaon.zzizi.s; 330.03 9・0036-is 置08.3341n.02113,47440.02 191.3210.2545.SR220.1811.3595.79 『一 噌一 百磁 躍雰綴 蛋 謬正 り 一 「 桝 宣は 一109一 令 額r百 万凹 、rM6C 12.2? ?43.91 .比, 趨 謝-ヒ 夏%.} 朝 日放送 の構 成 比及 び趨 勢比 貸僧対照衰 `資産の部} 流動資産 現金預金 受取手形 売掛金 有価証券 半襲晶 ・仕掛品 原材料 ・貯蔵品 未収入金 ・未収収益 短期貸付金 その他流動資産 貸倒引 当金 1987/3 金額 構成比 趨勢比 3.74310.21100.00 4.42212.06100.00 3.4409.38100.00 5.20914.20100.00 1.2073.29100.00 320.09iw.00 510.14100.00 40.01100.00 1340.34100.00 -198-0.54100.00 18.04449.20100.00 有形固定資産 建物 ・構婆物 槻械 ・装量 船舶 。輌 ・運搬具 その他償却対象資産 土塊 ・その他 建殿仮勘定 ..蕊 形固蜜湾奪餓 issa/s 金額 檎成比 趨勢比 4.97012.69112.99 3.8299.T8111.31 7.79118.87141.89 9052夢3174匿98 320.08100.00 940.24184.31 80.02200.00 3160.81215.82 -204-0 198/3 金韻.槽 成比 .52103.03 21.11253.90117.00 6.442且7.57董00.00 6.18115.7895.95 6.23914.4696.85 3.3119.03LOO.00 2.8737.3486.77 3.3917.86102.42 280.08100.00 2390.65100.00 4.14311.30100.00 200.0571.43 2240.5793.72 2740.64114.64 4,143塾0.58星00.00 5.71813.25138.02 120903亘zoo.00 13.44134.3291.90 監990/3 金額 構成比 4.3478.53116.14 6.75713.32152.80 6.68413.11151.15 5.31910.49154.62 5.25410.31152.73 8.74617.25167.90 7.94615.59152.54 且.3552。67皇12.26 趨勢比 1.1762.3197.a3 340.07(06.25 410.08128.13 L580.31309.80 2090.4L409.80 ?0.01175.00 80.022DO.00 1.5553.071160.45 -237-0 .47119.70 28.29355.79156.80 1890.37141.OA -93-0 .18×6.97 25.76150.531x2.77 且100.2且nOOO.0 皇79683543且2686 15.66236.30110.58 星991/3 金額 構成比 趨勢比 4.5999.07122.87 6.27312.3791.38 3.4246.76103.53 270.0596.43 2530.50105.86 T.89715.53190.61 280.06100.00 to.ooioo.oa 14.164鵠.62且00.00 趨勢比 4.0039.28106.95 5.33612.37120.67 d.45910.34129.62 7.7271T.91148.34 1.2562.91104.06 330.08103.13 770.18150.98 90.02225.00 1410.33105.22 -210-4 .90106.06 22.83152.92126.53 3.8433.81102.67 6.67513.09103.62 4.3928.62132.65 370.07132.1-0 4110.81171.97 7.87715.45190.13 2630.5223900.0 19.6653R.57134.84 無形固定資崖 ・ 嶺 畢離 甕製 . 投資有価匠券 {うち子会社株式) 畏期貸付金 その他投資 貸倒引当金 煮の 巌1命吐 750.20100.00 3.4078.70102.13 2り2866.23100の00 2.2865.83100.00 7452.03100.00 4b81.33100.00 -178-0 の 資本金 資本準備金 利益準繍金 その他資本剰余金 任意積立金 当期未処分利 益金 損益齢 算書 営業収益 営業費用 放送費 ・その他事案費 販禿 費 ・一般管理 費 1 嘗禦外費用 1 II猛 「 特別損失 書1 「 剛1 任意 積立金目的取崩額 中間配 当額 当!壁i藍 毅頒!腱 竃-一. 710.1694.67 3.466 2.286 roe spa -272 728且.8697.72. .49100.00 4.39111.97100.00 5921.51121.31 -186-0 .47104.49 4.580 4乙54童1其L59io3.42 690.1492.00 T20.L496.OD 8.03103.903.6137.12!08.303.7917。44113.64 5.90LOO.002.2864.5L100:002.2864.48100.00 1.6195.034230.8356.7E7971.56106.98 且.571se.93712且.40且45.901.4022.75287.30 -0 .63152.81-363-0.72203.93-509-1.00285.96 44:§ 睾・.104.三so.....⊆ ち;}§ §.9._A.65噸 4708109.0322.42244.21120.3525.21849.47135.36 ・_」99.86.9.●.,8d81_●._io_54_.12J_A2. A.63050.80LOO.00 8.05646.LO96.9220.313 36,674100.00100齢0039158ioo.00盈06・804314410000i17.64507且5too.00tea.2950.979100冒00且39.Ol 順 債の鮒 流動負償 支払手形tg7 設篇関係支払手形zaa 買掛金eLη7 短期 ・一年内艮期借入金 一 未払金367 未払費用134 前憂金 止32 従繋員預 り金i27 法人税等充当金761 賞与引当金 ・未払賞与2.005 その他短 期引当金a7 その他流動負債249 e!1-5.980 畏期借入金 退職給与引当金 その他固定 負債 740.1998.61 3.3369.10100.00 0.5J100.00 0.67100.00 4.58韮00.00 1250.87164.97 3220.74163.45 且6」LO.a165.98 2000.39101.52 ×670.85150.d1 1.9715.03114.79 3771.92aOO.al ].2T36.a5190.62 1.00!00.00 460互.且7且25.3J 0.aiinn.oa 1540,39且 isaO.35ua.is 1940.38且44.78 a.sstoo.00 2900.59174.24 2360.55178-79 a571.06124.52 2560.50193.94 0.35100.00 1290.33101.51 1250.2998.47 星4.sa 2330.d6118.27 9181.81376.2 2.1196.29158.01 a.1208.08239.95 1.3232.61360.A9 9391.84255.86 1790.35133.58' 22匪0.as167。a2 2.oa100.00 1.3923.55tA2.92 2.0024.61263.01 3.2246.36423.65 1.3L62.58172.93 5.47塞00.00 2.0435.22101.90 2.1374.95106.58 2.3454.62116.96 2.387a.68監 0.13100.00 2730・70田0・85 3110.72661.70 0.68100.DO 3740.95150.20 8912.07359.04 16.31LOO.00 7.51219.18125.62 9.59222.21160.40 9.66226.35100.00 9.87425冒21且02.19 1490.41100.00 1350.3490.60 9.81126.75100.00 !0.00925.55102.02 15.79143.06100.0017.52144.73110.96 1.8004.91100.00 150.04100.00 4501.23100.00 950.26100.00 17.27747.11100.00 1.2463.40100.00 zo.asaas.asioo.oo 1987/3 金額 構成 比 趨勢比 47.872100.00'100.00 46.8L397.79100.00 28.36959.26!00.00 18.44438.53!00.00 1.0592.21100.00 5931.24100.0 320.07100.00 1.6203.36100.00 410.09100.00 410.osIW.00 1.6203.38100.00 1.0452.t8100.0 5151.20100.00 1.65100. U70.24100.00 _1.246_260100.00 且9.05 2250.44x78.72 5381.06216.06 12.83025.30214.55 9.91622.98102.63 1260.2984.56 且0.04223281㎎.35 且里155218818654 10.52520.75108.93 1200.2480.54 10.64521.0010A.50 9●802量9-23101凸45 t130.2275.84 9.91519.45101.06 9.63445.51..124.3423.47546.29148.6621.07041.33133.43 i.aoo1.60ioo.oo 1.8003.55100.00 1・8004.17100.00 150.04100.00 150.03100.00 450乳.韮5100.00 1.9605.00157.30 21.64755.21103.66 49.27494.94!05.26 29.06055.99102.44 20.21438.95109.60 z.szas.to2aa.is 6t81.19104.22 440.08137.50 3.2026.17197.65 IOO.0224.99 2160.42526.03 Z.ssss.n144.94 .9303.T2184.69 1.0662.05185.39 zson.asBoa.oa 1170.23100.00 1.7603.7A151.30 r躍 一-一,轟 一;鷹.'一LL訂 4500.bb100.00 950.19100.00 95D.19100.00 ta.32i.az.astos.oa 20.12739.69116.50 23.82746.74137.91 2.8236.田226.57 4.7539.39361.46 3.1227.30298.12 23.51054.49112.SA 趨勢 比 1SO.03!00.00 4500.89100.00 950.22100.00 17.32744.24102.29 璽.8003.53且00.00 150.03100.00 4501.04100.00 950.24100.00 1988/3 金 額Mti成 比 51.902ioo.ooioa.az 5000.991063.D3 5971.18239.76 27240紛90量30.44 1989/3 金額 柳成比 趨勢比 51.730!00.00120.59 53.Ob391.95113.39 31,11053.89且09.66 21.973311.06119.13 a6478.054銘g81 661.33129.17 320.06100.00 a.38t9.32332.iG 206-0.36502.4 5.175b.96319.44 3.0(05.21288.04 2.1653.75376.52 1170.20100.00 2.A23J.A9?26.57 覧 29.90958.67143.22 1990/3 金額 檎成比 趨勢比 68.073100.00142.20 60.07588.25128.33 34.96651.41123.25 25.07936.84135.97 T.99811.75755.210 9351.37157.67 1310.19AO9.3a E.dO212.93543.33 A.dO212.93543.33 '禰 .〒『Tl禰.群 a.os2s.szgot.zz 奪i稲 1991/3 金額 構成比 趨勢比 71,ユ35100.00148.59 65.50532.09199.33 38.x9854.12135.70 27.00737.971d6.d3 5.6307.9153(.63 1.0971.5dl8A.99 1040.15325.00 6.6237.31xO8.83 t50.02 as.ss 韮50.02 96.59 6.62d9.31 xO8.89 『7薔 冒『 『 『瀟 3.019a.2a 「 禰溺 禰 !星70.32100.001茎7 蕎 525.04 z.皇5幽 珂1「06 n.tsioo.oo x.753___6.78__381.J6.__3.722'聯 し一 一 -5,23-'78.72 r… 評 準 確 正 り 順f立 はS:AII`百 一110一 万 円 、 「 牌庭覧1・ ヒ.'握 勢 トヒ{%) NHKの 貸倦対照衰 構 成 比 及 び趨勢 比 1資産の部) 流動資産 現金及び預金 受信料未破 金 欠損引当金 有価証券 貯蔵品 前払費用 未収金 その他の流動資産 Ai 固定資産 有形固定資産 建物 構築物 磯械及び装置 放送衛星 車両及び運搬具 器員 土地 放送衛墨建設 仮勘定 その他の建設仮勘定 ・蠣 離 合翫 正987/3 金額 構成比 趨勢比 塞5.5384.99正00.00 11.x303.31100.00 一10 曾007-2。89100.00 40.64411.76100.00 390.01100.00 4.3191.25100.00 3.1870.32100.00 i.oaao.30ioo.oo 66.19419.i5100.00 1988/3 金額 構成比 ao.soi 11.889 -10 .540 22.277 41 4.950 2.735 1.558 73.511 71.25619.90110.46 28.9258.08!00.67 83.75023.39106.4D 10.8633.0363.09 1.0290.2982.39 3720.tO92.54 22.3036.23101.T8 7.1152.15160.37 2.0510.5732.29 73.25720.54113.57 28.5288.0099.28 87.16324.44110.74 6.8551.9239.82 1.3390.38107.21 3980.ll99.00 22.9866.44104.90 11.4993.22239.D1 3.1410.8849.44 75.567 28.991 85.032 3.065 .1.796 442 23.122 17.499 7.709 ao20.12100.00 21.9136.34100.00 4.8111.39100.00 6.3531.84100.00 臥 ・・5圭ユ 漁qq・ 1990/3 金額 構成比 20.0445.62129.00 11.1943.1499.94 -10 .(55-2.84101.aB 39.2427.6084.25 dlO.01105.13 3.6151.0183.70 2,7210.7635.38 8680.2483.14 62.57017.5494.53 sa.sosis.ssiao.oa 28.7338.31100.00 78.71122.77100.00 17.2174.98100.00 i.zaso.asioo.oa … ・燃 1989/3 金額 構成比 趨勢比 趨勢比 15.219a.2597.95 11.0383.0896.57 -10 .013-2.80!00.06 x9.25013.75121.17 380.of97.44 8.5572.39198.12 2.7890.T987.51 9900.2894.83 77.86821.75117.64 ・灘 緻 ・・63.74101.95235,164一 鰍 ・105,03.・・熱 1991%3 金額 構成比 趨勢比 10.71261.30 s.iaioa.02 -2 .T8(05.33 5.8854.81 0齢0玉105.13 i.soiia.si O.T285.82 0.ai149.23 19.39111.05 煕 19.93117.15 7.60100.20 22.43LO8.03 0.8117,80 0.4T143.80 0.12109.95 s.ioios.sa 4.62363.73 2.03121.3a ・・鯉 .冠 老固 震 資 彦 削 土_-_8.202_.2.3?..100.00_'14,094_3.94..171,84_.13,.∫ 凱._3.6!.」59.61_一12,132__3.20..茎 出 資そ の 他 の 資 産 長期預金 a.oooi.isioo.oa 8.0002.23200.00 8.5682.40214.20 6.568 za.zio7.Ooioo.oa 7.9AO2.2232.80 13.1003.6754.11 且T、150 長期俣有有 価証券 i.soso.a3too.oa 1.7790.50118.13 2.0770.58137.92 2.864 出資 長期前払費用 2aO.01100.00 250.OI104.17 210.0187.50 a.352 17.7449.9659.66 23.7666.6679.91 30.934 _境資{藍Q餌の資齢 計 29.7xO6.60100.00 A8 261.83775.7410D.00260.10272.6499.34272.02176.26103.89286.08975.47109.26326.A9770.81124.35 趨勢比 33.9937.29215.23 16.3793.5513.30 -13.562-2 .94135.53 53.55811.60131.71 390.01100.00 8.1661.77189.07 17.2113.73x40.04 2.8160.61269.73 118.05025.57178.3a 75.20L16.29116.58 28.5356.1899.31 97.50221.12123.87 1A.4153.1283.73 2.2010.48176.22 4230.09105.22 23.3485.061D6.55 10.4982.27218.21 13.1662.85207.2a 一・ヱ鰍 ・・265.289…5L畢 蝋 垂1、9?,_∴ 』zzz_.∼ 正.73!64.20 11.6002.51290.00 a.5270.84 29.8976.48123.49 0-761go.17 阻 ・ 、d3一.i3s.sz. 3.1820.692ユ1ワ29 1.1518133.33 a.7071.2423779.11 s.istoa.m 50.38610.92169.x2 特定資産 放送債券償運積立資産 17.4275.04100.0019.8175.53113.7121.8446.13125.3519.4865.14111.3116.7544.22.96.14 Oo 17.4275.04100.0019.8175.53113.7121.8446.13125.3519,4865.14111.8116.7544.2296.14 繰延資産 830.02100.00 放送信券発行躍 970.031:6.87 szo.osito.sa tssn.ostoo.oa isao.oa31'.aA 放送債券発行差金 1750.0592.59 Ao 2720.07(00.00 2720.08100.00 2460.0790.44 3J5.730100.00100.00358.059100.00103.57356.681100.00(03.17379.086100.00103.17a61.TO1!00:00133.5a 資A母 【負債 の 郎} r.Uq動 負個 :tOOO.08100.00置3-2012.36aaoa.33 垣期 借 入 金 ・IE以内 に 返済 すろ 艮期 借 入金 ・一鑑以 内 に 償 運 す る a.aspI.30100。00 放送 侑券 .k払 金 ・ 受 信科 前 受 金 そ の他 の 流 動 負 債 A…ILS/1ESIH vo 4,7641.33且06.17 63.96618.50100.00 3.4300.90113.95 8.8312.J7115.71 49.41013.80!04.22 i.Rion.ssss.is 67.85118.95106.07 i.G502.1a25x:15' 10.1502.8512.91 11.04714.3L107.67 1.4500.al101.97 75.25021.10117.64 48.00013.89100.00 30.5078.82100.00 15.600d.51(00.00 50.57014.13105.35 so.zsia.asss.io 15.940a_45102.18 X6.92013.1597.75 27,3807.6889.75 16.6004.65106.41 5.0681.asIOO.00 35.96826.90101.98 a.UlUO.R7田0.oa 7.GJ71.Yl100.00 47.ata13.7lioa.00 乳,4220.41100.OU 圃定負側 放送償券 長期借入金 退臓手 当引当金 その他の圃定負償 A8 J.9531.33110.39 94.10727.22100.DO96.74127.02102.80 9.9792.63222.!012.3852.81289.33 ア.3毛o 19.5ユ9 55.379 1.869 35.x86 x5.080 a3.03T 呈8.650 5.068 111.835 2.07250.J7 5.15255.5A td.77(18.07 0.a91S1.a3 25.191d9.28 6.3101.38_11,69 :8.0686,0S367,53 75.25016.30158..2 7.2371.oixO8.93 13.11131.00223.i3 IL.8993.92 u.35ia1.07 4.92119.50 1.34100.00 29.50t18.8a aa.i103.6893.1 x5.5679.371x9.37 19.950x.32127.33 110.22123.37117.13 負]1選 盒L___158.07345.72100.oo164.59245.97104.1217L21848.oo!08.32207.32154.6913L16253.33854.87h60.27 … 了獅 「『 … 資本 承継資本 固定資産充当資本 積立金 纈越剰余金{欠 損金) 当期事業収支差金 A一 ㎜ 経常事案収入 受信料 交付金収入 .岡 次収入 経常事業支出 團朧 萎 契約収納費 受僧対策費 広報費 調査研究費 給与 退職手当 ・厚生費 一般管理費 減価償却鷺 未 収受 信 料 欠損 償 却 経常事業外支出 経盆越 雷 「畷 葦金 蕎『 当期剰余金 特別収入 特別支出 当塑 丁資禾支田禿 皇恕 玄葦金 当. 噛契収支剰余金 16、.163997、1:0572}器:器 、7。1器 is.ssza.aaioo_oa 5.8051.68100.00 187.65754.28100.00 345.930100.00100. 12.5453.5075.168.041 5.8101.62100.09-8.005 193.46754.03103.10185.463 1987/3 構成 比 ・金 額 、1:器}器 、85.163264,1:0594}0012:0a28185.163zsa、1:0587}oo.ooiz.zs1、1635.264、1:盟ioo112:器 2.25J8.17 一2 .24-137.90 52.0098.83 00.03.57356.681100.00103. 趨勢比 346.067,100.00100.00 34L.552 98.69100.00 0.46!00.00 1.578 2.937 0.85100.00 340.734 ea.asioo.00 31.561 26.A6!00.00 0.69100.00 2.94 35.766 10.33100.00 1.186 0.34100.00 1.509 0.asioo.00 3.168 1.09100.00 116.037 33.53100.00 31.810 9.77100.00 2.73100.00 3.434 35.262 10.19100.00 2.89100.00 冒to.007 5.333 i.saioo.oo .6042.19100.0 5.2031.50100.00 7.7342.23100.00 1988/3 金額 構成 比 趨勢比 951,507100.00101.57 346.488 98.5? 1.456 a.az 92.27 1、01 121.31 3.563 352。84里 95.556 101.45 100.38 103.55 27:18 104.36 0.84 122.93 10.39 1D2.13 L187 0.34 100.08 i.ass 0.a2 3.959 1.12 2.943 36.527 119.260 33.93 34.940 97.6且 105.07 豊02.78 9.94 103.34 9.485 2.70 100.54 57.498 io.67 106.34 10.013 -1 .334 2.85 -0 .38 100:06 -25 .01 .82 「一 1989/3 金額 携成比 趨勢比 356.521 351.379 1.466 3.676 367.044 106.045 sots 37.547 i.i7z 1.504 3.987 121.TI1 35.123 3.045 36.739 10.155 -10 .523 100.00103.02 38.56102.88 0.atsz.so LD3125.16 1D2.95107.72 29.741!5.82 0.85125.98 10.53104.98 0.3398.62 0.4299.67 1.12105.81 34.islO4.89 皇0.豊3!06.84 2.5495.88 10.3010d.19 z_ssioi.as 一2 .95-197.32 36 -13 .698 111.765 379.086 一13 .662-2.96-81.85 o.oia.zz 一3 .62-235.97 36.598i.93630.46 45.3191.58 208.36345.13111.03 .00109.6b461.7 1990/3 金額 構 成比 趨勢比 379.750100.00109.73 372.x35 98.07109.04 t.sss 0.52124.71 5.347 1.41182.06 105.81117.33 401.832 !29.276 34.04141.19 3.178 0.84(32.75 ao.20t 10.59112.xO ].315 O.35110.88 1.777 0.47117.76 9.502 1.L8119.8 123.387 32.65106.85 33.919 10.511f8.07 9.451 2.49100.1A 77.GA6 9.92106.87 (0.5JO 2.77105.33 -zz .oaz -5 .Al-4]4.06 00.00 1991/3 金額 構成比 趨勢比 988.966100.00191.15 479.23298.11140.31 1.7390.36110.20 7,4951.53255.19 442.41090.57129.84 157.86532.32172.42 3.7200.76155.39 a1.7228.ad116.65 1.1180.23119.56 2.0690.42137.11 5.3561.10142.la 127.67226.13110.03 x2.5728.71125.92 10.6142.17112.51 35.807.3dIOLGd 13.562?.ア8135.53 96.0569.93A63.60 〒 罵'「瘡:ガーh7酉 『1.63 5.1141.3598.295.1391.3438.9611.1862.95213.99 3800.114.91-8.558-2.40-110.65-27.012-7.11-349.26 o ioa.:55" (5.0783.09289.79 78.9287.97507.3 一匠 礪 ザ.7 3.0910b.{而- 7.Tsa t.2so x.209 5.805 2.23 0.37 Q.93 1.67 ;.snsi.czioo.oa ioo.oa 100.00 100.00 ioo.00 380 8.218 7$8 5.810 0.114.91-8.558 i.nA85.78L300 0.2324.56747 LG510n.OS-x.ou5 5.8101.fiS100.09-8.005-2.25-13T.90 一111一 一2 .40-110.65 0.36101.56 0.2123.28 一? .25-137.90 23.RdlJ.RR30R.?G 17.ssn d.236 -IS .figR ニ a.fQ1371.os asaO.2077.3J t.iztaz.oa -3 .fil…235.97 ー 一 s,azon.ssios.as 3fi.578i.agfi30.16 一!J 一21 ,〔18i1{.09置00.00 .5匿i.1..量0:卍70.56 『Nf[K年 二 鑑 』19Ri∼ai年 畦辰よ り 1酎 立は 金蔀r百 万 円 、 蠕 疲1・ ヒ.瑠 勢 比 「%[ ■lI資 金 分 析 資 金 運 屠表 は、 資産 の 増加+負 債 ・ 資 本 の減 少 一資産 の減少+負 債 ・資本 の増 加 とい う複式 簿 記 の原 理 に もとつ いた関 係 を利 用 し、資金 の 調達 と運 用 の2っ の観点 か ら貸借 対 照 表 を分 析 す る もの で あ る。 こ こで は 日本 テ レ ビ、朝 日放送 、NHKの1987年3月 期 か ら1991年3月 期 まで の4期 分 の 資金 運 用 表 を もとに、各社 の資 金 の動 き につ いて 考察 して み る。 1日 本 テ レビ 1987年3月 →1988年3月 の大 きな特 徴 は 、流 入 した 資金 を すべ て 資産 の増加 に利 用 した点 で あ る。 そ の内 容 をみ る と、有 価証 券 、コマ ー シャルペ ーパ ー 等 の流 動 資産 、土 地 、長 期 預金 等 の固定 資産 と もに増 加 して い る。一 方 で 、負 債 の転換 社 債 を大 幅 に増 加 させ 、資 金 を調 達 して い る。1988年3月 →1989年3 月 にな る と、有価 証 券 、長 期 預 金 等 の 資産 項 目が 大幅 に減 少 す る一方 で、 負 債 は前 期 に比 べ て10分 の1程 度 の微 増 で あ る。 これ ら資 産 の減 少 した分 、コ マー シ ャル ペ ーパ ーは大 幅 に増 え、建 物 、機 械 設備 、土 地 な どが 増加 し、設備 投 資が 進 ん で い る模 様 で あ る。前 期 に増 大 した転 換 社債 は、これ以 後 毎期 減 少 して い くこと にな る。1989年3月 →1990年3月 に な る と、 資産 で は、コマ ー シ ャル ペ ーパ ーが大 幅 に減 る一 方 で、有 価証 券 が 大幅 に増加 して い る。ま た 機 械設 備 も増 え 、順 調 に設 備 投 資 を行 って い る。他 方 、負 債 は再 び大 幅 に増 加 して い る。特 に、未払 金 や 未 払税 な どが大 き い。固 定 資産 圧 縮未 決 算 特別 勘定 も大 きい。1990年3月 →1991年3月 にな ると、資産 で は 、コマ ー シ ャル ペ ー・ パ ーが 引 き続 き減少 す る一 方 で 、売掛 金 、有価 証 券 が大 き く増 加 して い る。 負債 で は、前 期 増加 項 目の か な りが減 少 して い る。 な お、固定 資産 圧縮 未 決 算 特別 勘 定 が 重 ねて 出 て くるが 、 これ は固定 負 債 か ら流 動負 債 へ一 部 振 り 替 え られ たた めで あ る。 全 体 と して は、有 価 証 券 、コマ ー シ ャル ペ ーパ ーの 増減 が 激 し く、 財 テ クの跡 が見 られ る。一 方 で売 掛 金 は毎 期 増加 し続 け、設 備 投 資 もコ ンス タ ン トに行 わ れて お り、本 業 の方 は順調 で あ る。 負 債 で は、 借 入 金 が な く、「無 借 金経 営 」の状 態 で あ る。更 に、資本 項 目はす べ て増 加 し 続 け、内部 留 保 もか な り充 実 させ て い る様子 で あ る。 以 上 か ら、極 め て優 れ た財務 体 質 を保 持 して い る と言 え る。 2朝 日放 送 一112一 1987年3月 →1988年3月 の期 間 に、資産 で は、建物 ・構 築 物 、機 械 ・ 装置等の固 定 資産 が 減 少す る一 方で 、有 価証 券 が大 幅 に増加 した。負債 で は、支 払 手形 、 買掛 金 、法 人税 等 充 当金 な ど と と もに、引 当金 項 目が 増 加 して い るが 、 減少 はわず か で あ る。1988年3月 →1989年3月 に な る と、資産 は ほ とん ど減 少 せ ず 、 売掛 金 を は じめ流 動 資産 が 増 加 して い る。固 定 資産 も増 え、その 資産 を 設備 関係 支 払 手 形等 の負 債 に よ って調 達 した と考 え られ る。な お、負債 は ほ とん ど減 って い ない。1989年3月 →1990年3月 には、資 産 で は、長 期貸 付 金が 減 った 程度 で受 取 手形 、有 価証 券 を は じめ、流動 資産 が大 幅 に増 え た。 固定 資産 も 土地 ・そ の他 が増 大 して い る。 一方 、負債 は、設 備関 係 支 払手 形 、買 掛 金 が増 え続 け、法 人税 等 充 当金 並 び に引 当金項 目が 増 加 して い る。 他 に、前 期 の増 加分 の半 分 程 の その他 の流 動 資産 が 減少 して い る。1990年3月 →1991年3月 で は、資産 の うち、現 金 ・ 預 金 、有 価証 券 等 、流 動 資 産が 大 き く減 少 す る一 方 、建 物・ 構 築 物 、機 械 ・装 置 な ど固 定 資産 が増 え、流 動 資産 か ら固定 資産 へ の シフ トが見 られ る。 ま た、負債 も今 まで とは異 な り、増加 に比 べ減 少 の方 が 大 き くな った。更 に、過 去3期 間 増 加 して いた 資本 も当期 未 処 分利 益 金が 減 少 し、 や や 、経 営 状 況が 悪 化 した と思 わ れ る。総 じて 、毎期 、設 備 投 資 は順調 に行 わ れ て い るよ うで あ る。一 方 で 、買掛 金 が 毎期 増 加 して お り、東 京 キ ー局 に対 す る、在 阪 準 キ ー局 の相 対 的 地 位 の低 下 の表 れ で は なか ろ うか。その こ とは 、 日本 テ レ ビとの 資金 運用 総 額 自体 の規 模 の違 いか らも言 え るで あろ う。 3NHK 1987年3月 →1988年3月 に お いて 、資産 で は、放 送衛 星 、長 期保 有 有価 証 券 が 大 き く減 少 す る一 方 で、有 価 証 券 が大 幅 に増 え た。これ は長期 保 有有 価 証 券 の うち償 還 期 限 の近 づ い た もの を 、有 価証 券 へ と振 り替 え た と思 わ れ る。ま ・ た、建 物 、機 械及 び装 置 、放 送 衛 星建 設 仮勘 定 が 増 え 、設 備 投 資が 盛 ん で あ る。 他 方 、負 債 は ほ とん どが増 加 して い る。1988年3月 →1989年3月 で は、資産 の有 価 証券 が大 幅 に減 少 して い る。また 、放 送 衛星 建 設 仮勘 定 の増 加 か ら、着 々 と衛 星放 送 事 業 を展 開 しつつ あ る こ とが 読 み取 れ る。 そ の他 に も固定 資産 は増 加 し、設 備 投 資 は盛 ん で あ る0一 方 、負債 で は、-・ 年 以 内 に償 還 す る放 送 債 券 、そ の他 の 固定 資産 を 中心 に大幅 に増 加 して い る。長 期 借入 金 はか な り 減 少 して い る。資本 は、増 加 額 を 減 少額 が 上 回 り、業 績 が悪 化 しつ つ あ る。19 89年3月 →1990年3月 に な る と、資産 の有 価 証券 が 引 き続 き減 少 して い る。 そ の分 、現 金及 び預金 が 増 加 し、それ は 、有 価 証券 を 売却 したか 、 あ る いは、償 一113一 還 され た か に よ る増 加 で は な いだ ろ うか 。ま た、放送 債 券 償還 積 立 資産 が 減 少 して お り、その分 で放送 債 券 を償 還 した と思 わ れ る。 更 に、長 期借 入 金 が 大 幅 に増 え、固定 資産 の取 得 に用 い た と思 われ る。 な お、資本 は減少 す るの みで業 績 は更 に悪 化 した模 様 で あ る。1990年3月 →1991年3月 に は、前 期 とは 逆 に現 金 及 び預 金 が 減少 し、有 価証 券 が大 幅 に増加 した。放送 衛星 を は じめ 、 設 備投 資 に は熱 心 で あ る。負 債 で は、受 信料 前 受 金が 大 幅 に増 加 した。 これ は、受 信 料 値 上 げ に よ る と ころが大 きい。 一 方 で、短 期 借入 金 が大 幅 に増 え、 資 金調 達 に苦労 して い るよ うで あ る。他 方 、その他 の固 定 負債 はか な り減少 して い る。資 本 で は、1991年3月 決算 で繰 越 欠 損 金 を 出 した もの の 、増 加 額 が 減 少額 を上 回 り、や や 、持 ち直 した様 子 で あ る。全体 的 に、NHKは 衛 星 放送 事 業 を展 開 して お り、盛 ん に設 備投 資 を行 って い る。その た めの 資金 を 調達 す るの に、か な り負 債 に頼 って い る よ うで あ る。 その た めか 、こ こ2年 で 当 期事 業 収 支 差金 での赤 字 や、 繰越 欠 損金 を だ す な ど経営 状 況 は余 り良 くな い。 4ま とめ 以 上 か ら、3社 を 比較 す る と、 まず、日本 テ レビと朝 日放 送 との問 にあ る 東京 キ ー局 と在 阪 準 キ ー局 との違 いは 、 その まま資 金力 の違 い とな って表 れ たて い る。 しか しなが ら、規 模 の 違 い は あ るにせ よ、民 放2社 ず健 全 な経営 状 況 に あ る と言 え る。他 方 、NHKは 資金 負担 の ツ ケが 出 て き た格 好 と な った。 一114一 と もまず ま 、衛 星 放 送事 業 の 多額 の 日本 テ レビ i 資 金 運 用 表1987年3月 一一1988年3月(単 日本 テ レ ビ 位 百 万 円) 1 の (1)資 産の減少 自己株式 建物 構築物 車両運搬具 審具備品 電気通信施設利用権 中継施 設利用権 長期貸付金 関係会社長期貸付金 差入保証金 (II)資 金の運用 (1)資 藍の増加 現金預金 受 取手形 売掛金 有 価証券 貯藏品 番組勘定 前払費用 コマーシャルペ ーパー その他の流動 資産 機械設備 土地 建設仮勘 定 その他の無形固定 資産 投資有価証券 従業員長期貸付金 長期預金 長期前払費用 その他の投資 日本 テ レ ビ 57 813 20 10 6 s 2 zs 43 26 1.009 (皿)資 金の運用 (1)資 産の増加 現金預金 受取手形 売掛 金 有価証券 自己株式 貯蔵 品 前払 費用 その他の流動資産 構 築物 機械設備 、 車両運搬具 建設仮勘定 その他の無形固定資産 投資有価証券 関係 会社株式 長期 前払費用 長期預金 差入保証金 その他の投資 29 774 2.809 412 1.229 19 5 35 307 18.637 72 sz 24.380 (3)資 本の増加 資本金 資本準備金 利益準備金 その他の準備金 (1)任意積立金 (2)当期未処分利益金 110 1.646 2.181 2,182 72 (II)資 金の運 用 (1)資 産の増加 現金預金 受取手形 売掛金 自己株式 貯蔵品 番組勘定 コマー シャルペーパー その他の流動 資産 建物 機械設備 車両運搬具 岩具備品 土地 その他の無形固定資産 投資有価証券 長期前払費用 差入保証金 その他の投資 2,492 2,081 9.008 ㎜ 1.64T 4.741 65 ass 23T 4.498 155 25 2.185 4.288 z 24 8 14.285 3 齎 10 資金 運 用 表1989年3月 1のw. (1)資 産 の減少 番組勘定 コマ ーシャルベーパー 建物 器 具備品 土地 中継施設利 用権 従業員長期貸付金 関係会社長期貸付金 (2)負 債の増加 支払手形 未払金 未払法人税等 未払事業税等 未払費用 前受金 預 り金 返品調 整引 当金 設備 関係支払手形 転換社債 退職給与 引当金 貸倒引当金 資金 運 用 表1988年3月 の (1)資 産の減少 有価証券 構築物 建設仮勘定 電気通信施設利用権 中継施設利用権 長期貸付金 従業員長期貸付金 長期預金 233 11.197 135 19 488 1 2 293 12.363 一一1990年3月 (単位 百万 円) (2)負 債の増加 支払手形 未払金 未払法人税等 未払事業税等 未払消 費税 未払費用 前受金 預 り金 設備関係支払 手形 役員退職慰労引当金 齪職 繊算㈱ 碇 (3)資 本の増加 資本金 資本準備金 利益準備金 その他の剰余金 (1)任意積立金 (2)当期未処分利益金 41 7.587 2.352 22.899 70 211 140 205 59 i,soo 70 2.233 9 535 149 193 sot 8 191 39.449 (2)負 債 の減少 返品調整引当金 貸倒引当金 転換社債 退職給与引当金 11.954 io 4.709 4 z 48 103 18.048 34.889 201 1,887 1.070 116 2.698 sai 21,858 163 1,855 1.878 9 72 6.383 i 372 311 d] ?7 39.755 日本 テ レ ビ 資 金運 用 表1990年3月 のK入 産 の 減少 現金預金 36 受取手形 869 zoa 前払費用 コマ ー シ ャル ベ ー パ ー 8.941 構築物 33 建設仮勘定 1.043 sa 電気通信施設利用権 中継施設利用権 10 1.013 長期預金 差入保証金 475 13.109 →1989年3月(単 位 百 万 円) (2)負 債の増加 支払手形 未払費用 前受金 預 り金 返品調整引当金 貸倒引当金 262 i.610 44 is 9 83 2.019 (3)資 本の増加 資本金 資本準備金 利益準備金 その他の剰余金 (i)任意積立金 (2)当期未処分利益金 (2)負 債の減少 未払金 未払法人税等 未払事業税等 設備関係手形 転換社債 退 鞍給与引当金 →1991年3月 3.498 3.493 87 4.493 2.265 13.832 740 799 1.269 248 791 6.988 890 10,985 禰 (単位 百万円) 1 (1)資 1.481 592 4.165 615 2.454 2.344 56 189 773 778 7.305 19.747 4.667 9.667 116 (2)負 債の増加 未払費用 前受金 預 り金 返品調整引当金 設備関係支払手形 固 醗 1.060 ss 101 s 641 3.846 79 5.798 繊則捌齪 役員退職慰労引当金 (3)資 本の増加 資本金 資本準備金 利益準備金 その他 の剰余金 (1)任意積立金 (2)当期未処分利益金 387 387 133 7.502 1.105 9.514 禰 6,392 1.252 17.099 4 (II)資 金の運用 (1)資 産の増加 売掛金 有価証券 自己株式 貯蔵品 番組勘定 その他の流動資産 建物 機械設備' 車両運搬具 器具備品 土地 その他 の無形固定資産 投 資有価証券 関係会社株式 長期貸付金 従業員長期貸付金 長期前払費用 その他 の投資 4 218 9.336 202 9.760 4.109 (2)負 3.814 2.970 zs 109 731 449 1.660 494 3 95 925 71 402 1.501 282 48 162 487 14.679 債 の 減少 支払手形 未払金 未払法人税等 未払事業税等 未払消費税 貸倒引当金 転換社債 退職給与引当金 一 335 286 2.901 332 776 4 775 i.023 7,305 '一2 13.737 .416 有価証券報告書 より作成。 一115一 朝日放送 資金運用表 (1)資 金の流入 (1)資産 の減少 半製品 ・ 仕 掛品 建物 ・ 構築物 機械・ 装置 船舶・ 車両 ・ 運搬具 その他有形固定資産 建設仮勘定 無形固定 資産 長期貸付金 1987年3月 →1988年3月(単 位 朝 日放送 資金運用表 (1)資 金の流入 (1)資産の減少 短期貸付金 船舶・車両。運搬具 その他償却対象資産 無形固定 資産 長期貸付金 302 261 438 8 15 i 1 17 1,043 (2)負債 の増加 支払手形 買掛 金 未払金 未払費用 前受金 従業員預 り金 法人税等充当金 賞与引当金 ・ 未払賞与 その他短期引当金 その他流動負債 退職給与引 当金 貸倒引当金 roo 548 389 2.182 43 4 182 71 (II)資 金の運用 (1)資産の増加 現金。 預金 受取手形 売掛金 有伍証券 半製品 。 仕掛品 貯蔵品 短期貸付金 建物・構築物 機械・ 装置 船舶・ 車 両・ 運搬具 その他債却対象資産 土地 ・その他 建設仮勘定 投資有価証券 その他投資 109 3.627 2 1 zi 2 285 311 (2)負債の増加 設備関係支払手形 買掛金 未払金 未払費用 前受金 法人税等充 当金 賞与 引当金 その他短期引当金 退職給与引当金 貸倒引当金 596 1.421 860 1.019 99 1 87 1.414 (2)負債の減少 支払手形 従業員預 り金 その他流動負債 その他固定負債 位 3 zo 215 (2)負債 の増加 設備関係支払手形 買掛金 前受金 法人税等充当金 賞与引当金・ 未払賞与 その他短期貸付 金 その他 流動負債 退職給与 引当金 貸倒 引当金 (3)資本の増加 任意積立金 当期未処分利益金 83 19 位 17 175 98 2 631 38 226 125 212 19 1.891 9i 3.720 1989年3月 →1990年3月(単 1988年3月 一・1989年3月(単 百万 円) 朝 日放 送 41 zo 1.222 208 189 sos 27 4.293 (II)資 金の運用 (1)資産 の増加 貯蔵品 未収入 金・ 未収収益 短期貸付金 建物 ・ 構築物 機械 ・ 装置 船舶・車両・運搬具 その他償却対象資産 建設仮勘定 無形固定資産 投資有価証券 長期貸付金 その他投 資 1.800 1,930 3.730 $.339 122 125 297 s 550 8.570 160 366 630 336 351 1 92 2.332 3 3 7 4 9 20 4.231 1 58 518 8 50 1.575 12 59 86 4.211 252 73 65 800 179 1.366 20 2.755 7 51 ・1 402 964 io 158 153 一一1991年3月(単 379 百 万 円) 33 59 847 42 2 983 (3)資本の増加 任意積立金 (2)負債 の減少 未払金 未払費用 前受金 法人税等充当金 その他短期引当金 その他流動負債 退職給与引当金 その他固定負債 3 178 位 (2)負債 の増加 支払手 形 設備関係支払手形 買掛金 賞与引当金・未払賞与 貸倒引当金 3.700 3.700 7.438 389 15 35 1.908 275 59 723 7 3.406 (3)資本の減少 当期未処分利益金 sso 34 37 2.179 98 147 会社年鑑よ り作成したため合計額は一致 しない。 一116一 sio 99 38 520 42 1.000 863 1.863 (2)負債の減少 支払手 形 未払金 未払費用 従業 員預 り金 その他固定負債 2991 34 8.020 206 729 s 4.910 資 金運 用 表1990年3月 (1)資 金の流入 (1)資産の減少 現金・預金 受取手形 売掛金 有価証券 半製晶 ・ 仕掛品 その他流動資産 土地・その他 55] 560 866 百 万 円) 金 の流 入 (1)資産 の減少 未収金・未収収益 その他流動資産 無形固定 資産 長期貸付金 128 254 93 zo 50 714 769 3.648 (2)負債の減少 設備関係支払手形 その他固定負債 (3)資本 の増加 任意積立金 当期未処 分利益金 (皿)資 金の運用 (1)資産 の増加 現金・ 預金 受取手形 売掛金 有伍証券 半製品 ・ 仕掛品 貯蔵品 未収入金 ・ 未収収益 その他流動資産 建物・構築物 機械 ・ 装置 土地・その他 建設仮勘定 投資有価証券 その他投 資 朝 日放送 資金運用表 (1)資 (3)資本の増加 任意積立金 当期未処分利益金 (皿)資 金の運用 (1)資産 の増加 現金・ 預金 受取手形 売掛金 有伍証券 未収金。未収収益 短期貸付金 その他流動資産 投資有価証券 その他投資 百 万 円) 1.031 1.031 7.428 NHK資 金運用表 (1)資 金の流入 (1)資 産の減少 現金及び預金 受信料未収金 貯蔵品 未収金 その他の流動資産 放送衛星 車両及 び運搬具 器具 その他の建設仮勘定 長期保有有価証券 放送債券発行差金 1987年3月 一1988年3月(単 319 398 1 398 59 6.354 220 30 4.302 is,270 14 位 (2)負 債の増加 癩 に 邸%長 期借入金 棚 に鰯妬放送債券 未払金 受信料前受金 放送債券 退職手当引当金 277 920 1.200 2.000 2.570 340 6.807 (3)資 本の増加 固定資産充当資本 当期事業収支差金 9.952 5 9.95i 45.124 28.360 (江)資 金の運用 (1)資 産の増加 有価証券 前払費用 建物 構築物 機械及 び装置 土地 放送衛星建設仮勘定 無形固定資産 長期預金 出資 長期前払費用 放送債券償還積立資産 放送債券発行費 NHK資 金運用表 (1)資 金の流入 (1)資 産の減 少 有価証券 機械及 び装置 放送衛星 無形固定資産 長期預金 放送債券償還積立資産 放送債券発行費 放送債券発行差金 (II)資 金の運用 (1)資 産の増加 現金及 び預金 受信料未収金 前払費 用 未収金 その他 の流動資産 建物 構築物 車両及び運搬具 署具 土地 放送衛星建設仮 勘定 その他の建設仮 勘定 長期保有有伍証券 出資 長期前払費用 &606 4.238 6.750 192 5.039 390 2.904 5.892 4.000 273 1 NHK資 金運用表 (1)資 金 の流入 (1)資 産 の減少 有価 証券 前払 費用 未収 金 その他の流動資産 構築物 放送衛星 無形固定資産 長期前払費用 放送債券発行費 放送債券発行差金 百万 円) (2)負 債の減少 その他の流動 負債 長期借入金 (II)資 金の運用 (1)資 産の増加 現金及び預 金 受信料未収金 貯蔵 品 建物 機械及 び装置 車両及 び運搬具 器具 土地 放送衛星建設仮勘定 その他の建設仮勘定 長期預金 長期保有有価証券 出資 放送債券償還積立資産 12 276 288 (3)資 本の減少 繰越剰余金(欠損金) 4.147 4.147 45.124 2.390 14 40.689 1989年3月 一・1990年3月(単 11.965 2.131 3.790 959 z,000 2.358 92 159 23.449 20.557 310 1.335 19 690 2.310 265 457 44 136 s.000 4.568 4.050 787 位 NHK資 金運 用表 (1)資 金の流入 (1)資 産の減少 現金及 び預金 貯蔵品 建物 構築物 岩具 放送衛星建設仮勘定 無形固定資産 放送債券債還積立資産 百 万 円) (2)負 債の増加 短 期借 入 金300 煽 題 済%長 期 借 入 金5,026 棚 に樹 る 放 送 債 券190 未 払金9,369 受 信料 前 受 金4,932 そ の 他 の 流動 負 債419 長 期借 入 金15.657 退 職手 当 引 当金2,050 37.943 61.392 (2)負 債 の減少 放送債券 i5.ooa 4.942 ss 122 399 4.008 1.003 9 5 21 25.580 4.825 14 3 2.001 3.413 310 26 683 3.784 i.oso 568 5,160 298 位 (2)負 債の増加 噸鯖 に 翻妬長期借入金 輝珈仁鰯妬放送債券 未払金 受信料前受金 その他の流動負債 退職手当引当金 その他の固定負債 (3)資 本の増加 固定資産充当資本 百 万 円) 189 4.220 1.313 1.637 40 sso 5.068 13.127 10.315 10.315 49.022 (2)負 債の減少 放送債券 長期借入金 3.650 2.851 6.501 (3)資 本の減少 繰越剰余金(欠損金) 当期事業収支差金 4,504 13.815 18.319 49.022 2.027 24.202 1990年3月 →1991年3月(単 位 (2)負 債の増加 7.158 短期借入金 2 4納 に 鮪する長期借入 金 366 未払金 256 受信料前受金 19 その他の流動負債 7,001 長期借入金 910 退職手当引当金 2.732 18.444 (3)資 本 の増加 当期事業収支差金 百 万 円) 12.901 3.006 8.549 19.271 5.368 2,530 1.300 52.925 50.296 50.296 121.665 (II)資 金の運用 (1)資 産の増加 受信料未収金 有価証券 前払費用 未収 金 その他の流動 資産 機械及び装置 放送 衛星 車両 及び運搬具 土地 その他 の建設仮勘定 長期預 金 長期保有有価証券 出資 長期前 払費用 五,840 1.840 (3)資 本の減少 繰越剰余金(欠損金) 当期事業収支差金 1988年3月 →1989年3月(単 8.005 5.693 13.698 61.392 4.331 45.859 1.468 31.281 3.216 14.476 1.258 12.470 11.350 (2)負 債の減少 輝以障醒 す る放送債券 放送債券 その他の固定負債 6.908 (3)資 本の減少 繰越剰余金(欠損金) 405 226 5.457 5.032 12.797 318 1.355 101.059 NHK年 一117一 1,970 370 5.068 鑑 よ り作 成 。 13.698 13.698 121.665 ■V安 定 空生 分 析 流 動比 率 とは流動 負 債 の支 払 能 力 の度 合 い を示 した比 率 で あ り、古 くは2 00%以 上 が理 想 と され た。各社 を比較 して み る と、日本 テ レ ビと朝 日放送 が 異 常 な ほ ど高 い値 を示 して い る点 が 注 目され る。1987年度 の全産 業 平均(大 企 業)が118.0%で あ る点 か ら考 えて も極 めて優 れて い る。 その 内容 を み て み る と、日本 テ レ ビは有 価 証 券 、 コマ ー シ ャル ペ ーパ ー にやや 変動 が あ り・ 財 テ クの跡 が 見 られ るが、流 動 資産 は総 じて適 正 で あ る。流動 負 債 に関 して も問題 は な い と思 わ れ る。 ま た、朝 日放送 に お いて も流 動 資産 、流動 負 債 と もに問題 は な い と思 わ れ る。 一 方 、NHKは1988年3月 決 算 の後 、100%を 割 り込 ん で い る。 そ こで 内容 につ いて調 べ る と、流 動 資産 の うち、受 信料 未 収 金 を ほ とん ど回 収 で きて お らず 、 流動 資産 を縮 小 せ ざ るを 得 な い状 況 で あ る。ま た、流 動 負 債 の うち半 分 以 上 を受 信 料 前受 金 が 占めて い る。 これ は必 ず しも支払 い義 務 を伴 う負債 で はな い ことを考 え る と、NHKの 支 払能 力 は比 率 ほ ど悪 い とは言 い切 れ な いの で は なか ろ うか 。な お、受 信料 前 受 金 と は 、視 聴 者 が1年 分 を前 以 て払 う金 で あ り、よ く問題 にされ る受信 料 未収 金 及 び欠 損 引 当金 と比 べ、か な り金 額 が大 きい。 つ ま りNHKで 対 して 、極 め て ま じめ に支 払 う層 と、そ うで ない層 の2つ は、受 信料 に の層 が視 聴 者 に存 在 して い る こ とが うかが え る。 次 に、流動 資産 の うち、速 や か に現金 化 し得 る資産 で あ る当 座 資産 を分 子 と した比 率 で あ る当座 比 率 にっ いて み てみ る。日本 テ レ ビ、朝 日放 送 は流動 比率 同 様 に高 い値 を示 して い る。一 方 、NHKは 悪 化 し続 けて い る。100%以 上 が理 想 とされ 、1987年 度 の全 産 業平 均(大 企業)が82.1%で あ る ことか ら 考 えて も、NHKは この辺 で歯 止 めを か け たい と ころで あ ろ う。 ま た、流 動 比 率 と比 べ て3社 と もか な り近 い値 を示 して い るの は、 放 送事 業 の 特徴 と して棚卸 資産 が 少 な い ことか ら当然 といえ る。 固定 比率 とは、 自己資本 で どれ だ け固 定 資産 を 賄 え るか を知 る もの で あ り、100%以 下 が 望 ま しい とさ れ るが 、現 実 的 に は 自己 資本 だ け で固定 資産 を調 達 す る こと は困難 で あ る。 そ こで、固定 資産 に投 下 、:運 用 す る資 金調 達 源 泉 は、自己資 本 と固 定負 債 との合計 額 以 下 に押 さえ るのが望 ま しい。そ こ で考 え られ たの が 固定 長期 適 合 率 で あ る。民 放2社 は、固 定比 率 、固定 長 期 適 合 率 と もに全 く危 な げな い値 を示 し、固定 資産 の 内容 も特 に変 化 は な く、 無 理 の な い設 備 投 資 を行 って い る様子 で あ る。-・ 方 、NHKは 一118一 固定 比率 が 理 想 値 とは掛 け離 れ て い る もの の、 固定 長 期適 合 率 は ほ ぼ100%前 に近 い値 を 示 して い る。NHKは 後 と、理 想 近 年 、衛 星 放送 事 業 を展 開 して お り、この 事 業 に関 して 、放 送 衛 星 にか な り投 資 して い る こ とが 少 なか らず 比率 に影 響 した もの と思 わ れ る。 自己資本 比 率 は、一 般 に50%以 較 す ると、NHKが 上 あ る ことが望 ま しい とされ る。3社 を 比 ここ2∼3年45%台 を 示 して い るが 、1987年度 全産 業 平 均( 大 企業)が25.0%出 あ る こ とか ら考 えて 億ぼ良 好 な値 といえ る。そ れ ぞ れ に つ いて 自己資 本 の 内容 を調 べ て み る と、日本 テ レ ビ、朝 日放 送 と もに法定 準 備 金、剰 余 金が 膨 大 で あ る。 また、貸 借対 照 表上 で は負債 と して計 上 され て い る退 職 給与 引 当金 な ど、比 率 には表 れ な い 自己 資本 源 泉 もあ り、この比 率 の値 以上 に 自己 資本 が 充実 して い る様 子が うか が え る。一 方、耳:HKが ここ 2年 、自己 資本 比率 を下 げ た原 因 と して、 当期 事 業 収支 差 金 で赤 字 が生 じ、 繰 越 欠損 金 を 出 した ことに よ る、目己 資本 自体 の減 少 と、短 期 借入 金 な どに よ る負 債 の増 加 とい う両 側面 が考 え られ る。しか しなが ら、負 債 の 中 に も民 放2社 同様 、退 職 手 当 引当 金 な どの利益 留 保 と して 自己 資本 に組 み入 れ ら れ るべ き勘 定科 目が あ る こと も見逃 せ な い。 安全性指標 ①流動比率(%) 1987 1988 1989 1990 1991 1992 日本 テ レ ビ 229.89 231.03 293.Al 265.02 253.92 276.90 朝 日放送 30t.74 28t.OA 一一- 238.02 230.94 一冒-圃 一一 仰 NHK 103.48 114.76 83.15 り一 曽-ド 皿 220.52 }一 - 一 76.99 82.49 一 一 ② 当座 此=f;(%) 1987 1988 212.49 日本 テ レ ビ ー一 噛 ・P 朝 日放送 214.55 「 一 一 1989 1990 1991 264.87 阿 243.51 230.48 一-曹--一 281.17 265.72 87.83 95.02 zze.AJ 72.14 isss 一 isas 98.73」'一 ss.zs 198.14 一P 一 ', NHK 雫 65.85 217.7.2 『F幽 60.79 1992 250.55 } 一 ③固定比率(%) }一 一-一 冒 一 「一 11本 テレビ 一一-一,一 幽一 ー 一 朝 日放送 NHK ig87 7R.77 9■"一.. isso 59.95 ¶ 鱒 一 -一 -P冒 一噂 1991 - 57.90 issz 一57.81 一 丁 } 89.21 83.41 86.90 82.31 84.32 139.53 134.49 ins.。67 166.56 156.89 1990 1991 1992 49.51 48.82 63.2 一 一 ④固定長期適合率(%) 1987 1988 1989 日本一一 テ レビ 56.07 60.34 46.52 一44.93 朝 圓放送 60.70 57.04 60.54 59.董8 NHK 92.93 89.63 96.66 ioo.gs issa 1989 一 一,伊 io2.61 一一 ⑤自己資本比率(%) 1987 1990 朝日放送 56.20 53.19 46.88 一『54.98 一-} 一 }}一 一 丁 56.99 55.27 54.53 53.71 NHK 54.28 日本 テ レビ ,一1-{-『 1991 1992 si.is 65.51 } 54.03 52.00 45.31 58.67 45.13 一 一 日本テ レビは有価証券 報告書 より 朝日放送は会社年鑑 より、NH KはNHK年 鑑 より、 それ ぞれ作成。 一119一 V生 産 生生:分 析 生産 性 は一 般 に投 入量 に対 す る産 出量 の割 合 で 測定 され る。 この投 入 量 と産 出量 は具 体 的 に は様 々 な内 容が 考 え られ るが 、産 出量 と して 付加 価 値 分析 が 分 析 の軸 に な る こ とか ら、生 産 性分 析 は付加 価 値 分析 と して具 体 化 され る こ とに な り、 こ こで もそれ に沿 った分 析 を行 う。 まず 従 業員 数 につ いて み る。こ こで の従 業 員数 とは、正 職 員 で あ って アル バ イ トな どは含 まれ ない 。全社 と も、企 業 規模 のわ りに はか な り少 な い従 業 員 数 で あ る。 これ は放送 事 業 が 製造 業 その他 と異 な る特 殊 な事 業 形態 に あ る こ とに起 因 す ると思 わ れ る。続 い て3社 よ り圧 倒 的 に多 い。こ こに全 国 を1社 を比 較 す る と、NHKが で カバ ーす るNHKと 民放2社 、ネ ッ トワ ー ク によ って 全 国 をつ な ぐ民 放 との違 いが浮 き彫 りに な って い る。また 、日本 テ レビが 年 々従 業 員数 を 増 加 させ て い るの に対 して 、朝 日放 送 、NHKで は減 少 し続 け て い る。これ は、日本 テ レ ビが キ ー局 と して規 模 を 拡大 して い るの に対 して、朝 日放 送 の在 阪準 キ ー局 と して の地 位 の低 下 の 表 れか 、あ るい は 朝 日放 送 、NHKと もに合 理 化 を進 め た結 果 の表 れ か、で あ ろ う。 次 に一 人 当 た り営業 収 益 を み ると、従 業 員 数 の差 が 、その ま ま表 れ た様子 で あ る。その 中で も、日本 テ レ ビの高 い値 が 目 につ く。な お 、3社 と もに こ こ 5年 間 は確 実 に増 大 され て い る。 労 働生 産 性 は、付 加 価値/従 業 員数 で表 され る。大 企業 の トヨタが2,366、 ダ イエ ーが1,760(い ず れ も単 位 は万 円、1990年度)と 比 べ る と、 民 放2社 はか な り生 産 性 が高 い と思 わ れ る。また、2社 と もほぼ確 実 に増 大 し続 けて い る。 そ の要 因 を考 え て み ると、 日本 テ レ ビは従 業 員数 が 増加 し続 けて い る こ と か ら、付 加 価 値 自体 が そ れ を上 回 って大 き くな って い る と考 え られ る 。一 方 、 朝 日放 送 で は従業 員 数 の減 少 が 影響 して い る と思 わ れ る。NHKは 、1990年 3月 期 まで は1,200万 円前 後 で 均衡 して い たが 、1991年3月 期 に急 激 に上 昇 し た。従 業 員 数 の減 少 と付 加 価値 の増 加 の両 方 が原 因 と して考 え られ る。 人 件 費 に関 して は、民 放2社 がNHKに 比 べ て大 き い。 日本 テ レビ、朝 日 放 送 と もに、 主要 企 業 の平 均 給 与 ラ ンキ ング(1989年)の3位 業 で あ り、当然 、人 件 費 も大 きいは ず で あ る。NHKは まで に入 る企 民 放2社 に比 べ て少 ないが 、従 業員 数 が 多 い ので 人件 費 その もの は莫大 で あ る。 な お、3社 と も 年 々増 大 す る傾 向 にあ る。 労 働 分配 率 とは 、人 件 費 総額/付 加価 値 で 表 さ れ、付 加価 値 を労 働 に対 す 一120一 る分 配 の側 面 か らみ る指 標 で あ る。これ を更 に分解 す ると、労 働 分配 率 一一 人 当 た り人 件費x(1/労 働 生 産性)と な る。 つ ま り、従 業 員一 人 当 た りの人 件費 が 上 昇 して も、労働 生 産 性 の 向上 が そ れを 上 回れ ば 、労 働 分配 率 は低 く 抑 え られ る。一 般 的 な管 理 目標 と して は40%の 水準 が 提 起 され て い る。以 上 の点 か ら3社 を比 較 す る と、 日本 テ レ ビは最 も低 く、更 に、毎 年 低下 し続 け て い るが40%に は及 ぼ な い。朝 日放 送 も40%に る。 これ らに対 して 、NHKは1990年3月 は及 ば な いが 、減 少傾 向 に あ 期 まで上 昇 し続 け たが 、1991年3月 期 に大 幅 に低 下 し、や や、改 善 され た よ うで あ る。 日本 テ レ ビ 従業 員 数(人) 一人当た蟷 業鱗(万 円) 1987.3 1988.3 1989.3 1,209 1,248 1,283 10,753 11,739 12,822 1990.3 1,290 14,287 1991.3 1,306 15,011 労働生産性(朋) 2,089 2,604 2,782 3,330 3,565 一人当たり人傾(万 1,402 1,399 1,476 1,634 1,760 67.1 53.7 53.0 49.1 49.1 円) 労働 分 配 率(%) 有価証券報告書 よ り作成。 朝 日放送 1987.3 1988.3 1989.3 1990.3 1991.3 従業員数(人) 839 839 828 819 800 JASた 嬉 業鰹(珊) 5,706 313 5fi1 977 704 労働生産性(珊) 1,909 2,116 2,490 3,094 2,940 一人当灼 人件費(万 円) 1,513 1,544 1,659 1,782 1,879曝 労 働 分 配率(%) 78.1 72.9 fi6.5 57.6 63.9 会社 年 鑑 よ り作 成 。 NHK igs73 1988.3 1989.3 1990.3 1991.3 従 業 員 数(人) 15,910 15,670 15,324 14,982 i4,s54 一人当たり躾 鰹(万 円) 労 働生 産 性(万 円) 訊 当たり人艘(万 円) 労働 分 配 率(%) 2,175 2,243 2,327 2,535 3,333 1,197 1,215 i,20i i,ins 1,721 984 i,030 1,094 1,162 81.0 85.8 91.3 67.5 942 7si NHK年 一121一 鑑 よ り作 成 。 VI内 部 留 保 分 析 企 業 は利 益 の獲 得 とと もに、 そ の利 益 の留 保 に努 め よ うとす る。利 益 は公 表 され るが 、 これ には配 当 を伴 う部 分 もあ るので 、 企業(特 業)は に大 企 、利 益 に配 当 を附 属 させ な い た めの 「利 益操 作 」 をす る。 す なわ ち、本 来 、利 益 で あ るはず の もの ま で費 用 と して計 算 す る会 計 処理 を 行 うの で あ る。 これ を考 慮 にいれ て 、 内部 留保 分 析 を行 う。 な お、利 益 の 費 用化 は、減 価 償却 費 、 退職 給与 引 当金 、貸 倒 引 当金 が 挙 げ られ るが 、 これ らす べ てが 利益 で はな く、真 に費 用 と して 必要 な場 合 もあ る こ とは 、 留 意 して お か な けれ ば な らな い。朝 日放 送 につ い て は、 資料 の関係 で 計 算 が不 能 で あ った 。 1内 部 留保 の フ ロー とス トック 内部 留 保 フ ローは 、期 間合 計 額 と して 発生 し、損 益 計算 項 目 に も とつ いて測 定 され る。 フ ロー と して 発生 した内部 留 保 は、1頂次 ス トックと し て 企業 内 に蓄積 され て ゆ く。 その金 額 は貸借 対 照表 項 目に もとつ いて 測 定 され る。 表L4日 本 テ レ ビ に おけ る内 部 留 保 フ ロ ーの 推 移 1987年 摘要/決嫌年 ①当期純利益 ②配当金等の社外流 出額 ①公表利益留保 ①公表利益留保率 ⑤滅価償却費 ⑥退職給与引当金繰入額 ⑦貸倒引当金繰入額 ⑧制度 的fli保 ⑨制度 的 留 保 率 ⑱内 部 留保 フn一 1988句 三 表2-1NHKに (単 位:百 万 円 、 か っこ 内%) 、1】 】989{i…isso,i三1991'町 5.A6117.80519.011110.176 81.4 92811.23511.40611.3fi8 2.6081A..53316.57017.605 8,808 (34.4)(A7.1)(59.1)(50.7) (59.8) 3.2figI3.142 3,497 3.91814.3Fi1 1.52311,708 713 3,t3]工,230 185zap 331 333137.9 4,9775,097 4,541 7.3ft215.910 (65.6)1(52.9) (10.9) (99.3)1(90.2) 7,585 9,63011,1iIl4,98714,718 (100.0) (100.0)(i脆0)(100.0)(100.0) 3,422 ②公 表 利 益 留 保 率(8.7)(8.2) 「「「「「 一 1987勺 …1988勾 三19894E ④1:表禾り3芝 留 保 等ζ ⑤減 価 償 却 累 計額 2fi.]57127.950 ③公 表 利 益 留 保 ⑥退 職 給'}弓 ド務金 -T.冒一- -.一-一 國一」 29,330 ?.2.745122.R1717.1.9'17 ⑦貸倒 引 当 金 1.305i1.3G7 ⑧制 度 的 留 保 50.207152.1a4 ⑨窃1∬ 喪:ii勺 留 保}郭 (54.i)(52.4)(ns.3) 92.364109.4361106,354 ⑳内 部 留 保 ス-トッ ク 3G.598 (一23.6) (33.A) 37,686 35,sno 23,486 23.'12'1 10,540 13.562 71,812 73,124 (123.6) (66.6) 一一L一一r』_-」_ 58.11A (too.o) 57,998 (100.0) 109.T12 (100.0) 公 表 利 益 劉 保 二当 期 班 業収 支 差 金 貸倒引当金繰入額・ ・ 未収 受 信 料 欠 損 引 当 金 1.269/1.34111.428 A1.3881A5.X61152.718 4`L.657147.302154.146 (45.9) (A7.6) (50.7) ②剰 余 金 1991年 一13 ,fi98 科 目が 特 殊 な た め 、以 下 の よ う な金 額 集 計 を 行 うた。 (出所)N[IK年 本 テ レ ビに お け る内i;tiit保ス ト ックの 推 移 ①不lj益1岬;{lid金 1990年 一8.005 36,739 19,109 10,]55 66,0U3 U13.8) rte:、「聖 血 算年 笛4τD↓y (注)「決 」につ いて は 、表1-1を 参照 の こ と。 (出所)f有 価証 券 報 告欝 総 覧.1によ り,i'.算した 。 一-一.r 35.262137.A98 15,80817,6?6 ]0,00710,013 61,077165,187 (91.3)1(91.8) ss.ss2 70,997 (100.0) (100.0) ⑧内 部 留 保 フ ロ ー に 記 載 の 年)を さす 。 一,-}一 1989年 (一13.8) ③減価償却費 ④退職給与引当金繰 人額 ⑤貸倒引当金繰入額 ⑥制度的利益留保 ⑦制度的利益留保率 、「テ藍t'k'sSFIL∼+'1瞥 ↓, (ri:)「 決 算 年 」と は 、決算 の お こな わ れ た 年(す なわ ち『有 価 証 券報 告辮 総 覧 』の 表 紙 摘 要/決 算{・ ド (単 位;百 万 円 、 か っ こ内%) r】 1988年 ①公 表利 益 留 保5,8055、810 r泳 表1-2日 お け る内 部 留 保 フ ロ ー の推 移 摘 要ノ決算年1987年 … (JoO.0)(且00.G)(100 1,451 52,708 .O) 鑑 表2『2NHKI・ .(脱 位:百 万 円 、 か っ こ内0) 1990年1991年 おけ 納 1,544 i,s77 60.362 sa.ssa 6i.XO6 70.645 (52.7) (55.3) 31.862 34.355 22.503 21.559 i,233 1,2.29 55.598157.143 (47.3)(44.7) 117.5041127.788 (100.0)Uoo.0) 摘要/決算年 ①公表利益留保 ②公表利益 留保率 ③減価償却累計額 ④退職給与引当金 ⑤貸倒引当金 ⑥制 度 的 留 保 … … 繍 保 ス ト・ クの 推 移(単 位 ・ 百 万1・9 、か 。 こ 内%) 丁旧 1987年 22,498 (6.8) 19887= -π 雫『 一 一 一r_- 1989年 18,355 (5.`L) 280,599 306.3A7 15,600 15,940 10,007 10,013 1990年 3fi 43,662 (o.o) (一1.9) 331,485 336,242 1G.GOO 18,650 10,155 10,540 9-「一- pos.20s 332,300 358.2AO .一 1991年 22,936 (5.5) 360,54.1 19,950 13,562 「}「.-'」r-■.-.r一.--., 365,432 399,053 ⑦制度的留保率 宝83.2) (]00.0) ⑧内 部 留 保 ス トッ ク (103.9) 328,704 350,655 358,276 351,770 416,989 (100.0) (100.0) (100.0) (100.0) (100.0) (94.8) (注)「決 算 年 」に つ い て は、表1-1を 参 照 の こ と 。 科 目が 特 殊 な た め 、 以 下 の よ うな 金額 稟計 を お こな った 。 (Y.1:)「 決 算箪 」`三 つ い て は 表1一・1を参照 の こ と,, 公 表 利 益留 保 に積 立金1当 期 事 業収 支 差 金 貸 倒 引当 金=未 収 受 信 料 欠 損引 当金 (出所)『有価 証 券 報 告 諜総 覧.1によ り;:1二 算 したる (iii所)NIIK年 一122一 鑑 (99.5) 日本 テ レ ビに お いて は、 円高 不 況 脱 出後 の好 景 気 に うま く乗 り、 着実 に内蔀 留保 フ ローを確 保 して い る。 しか も、 「当期純 利 益 」 の伸 びを背 景 に、 驚異 的 と もい え る伸 びを み せ て い る(1987年:約76億 円→1991年 :約147億 円)。 そ して 、 この 内部 留 保 フ ローを もとに 、 内部 留 保 ス トッ ク も順調 な伸 びを示 して い る(1987年:約929億 円→1991年:約1278億 円)。 「制 度 的留 保 率 」が 徐 々 に低 下 して い るが、 これ は利 益 の費 用化 を 抑 え、"益 だ し"に 走 った とみ る よ り もむ しろ 、 合法 的 な会計 処 理 で は圧 縮 で きな い ほ どの利 益増 加 が あ った、 と考 え た ほ うが 妥 当 で あろ う。 一 方 、NHKで あ るが 、 まず 注 目す べ きは公 表 利益 留 保 で あ る 。NH Kは 受 信料 で 収入 の ほ とん どを まか な って い るた め 、 受 信料 値 上 げ以 外 に は、収 入 の 大幅 増 加 はな い。 そ の影 響 が大 き くでて い る といえ よ う 。 す なわ ち、1987年 ∼1990年 まで は受 信料 が 据 え置 か れ て い るた め 、 収入 の大 幅 な増加 が な く、 しか も支 出の 増加 が あ って 、 内部 留 保 フ ローの公 表利 益 留保 が 急 激 な低 下 を示 し、1989年 には マ イナ ス に まで転 落 して い る。1991年 は受 信料 値 上 げが あ り、一一気 に約366億 円 の公表 利 益 留保 を 確 保 して い る(ち なみ に、 受 信料 値 上 げ によ る増 収 額 は約1068億 円) 。 また、制 度 的留 保 率 が高 す ぎ るの も、 日本 テ レ ビの それ と比 較 す れ ば顕 著 で あ る。 留保 力 の 基盤 がNHKは もろい とい え よ う。摘 要 を細 か くみ ると、減 価償 却 にっ い て は問題 な い(日 本 テ レビの累計 償 却率 は40%後 半 ∼50%前 半 、NHKの そ れ は60%前 後 で 推移)。 退 職 給 与 引 当金 と繰 入額 との差 が あ ま りな い と ころを み る と、 か な りの部 分 が取 り崩 されて い ると考 え られ る。 つ ま り、 「利益 の費 用化 」 よ り も、 真 に費 用 と して 必 要 な部 分 で あ る。NHKの 規 模 が 大 き いあ ま りの不 利 な点 といえ る。 内部 留保 フ ロー の数 値 よ り も、実 態 は留保 力 が弱 い とい え よ う。 ち なみ に、貸 倒 引 当金 につ い て は、毎 期 、 全額 取 り崩 され て い るので 、 フ ロー とス トックはつ ね に一 致 して い る。 2フ ロー金 額 とス トック増 加 額 の不 一 致 内部留 保 フ ローが 内 部留 保 ス トック にすべ て 流 れ ると 、 ス トックの増 加 額 は っね に フ ローの金 額 と一致 す る。 しか し実 際 は、減 価 償 却 の廃 棄 、 退 職給 与 の支 払 い、 貸 し倒 れ の発 生 で 、 内部 留保 ス トックの取 り崩 しが 行 わ れ る。 そ うす る と当然 、両 者 で 不一 致 が表 れ るの で あ る。 一123一 表1-3日 本 テ レ ビの 内 部 留 保 に み るフ ロー 金額 と ス トッ ク増 加 額 の 不 一 致 (単位:百 万FII) 牽23NllKの 摘要/決算年 ①内 部 留 保 フ ロー ②内 部 留 保 ス トッタ増 加 額 ③不 …致 額 ④有tf多 塾 占1定資 産 灘llll鯉ll (注)「決 箕 年 」に つ い て は 表1-1を 参 照 の こ と。 内 部 留 保 に み る フ ロ ー 金 額 と ス ト ッ ク 増 加 額 の 不 …'致(鱒 .摘 要/決 算 年1987句1198811三-fす89fI… ①内 部 留 保 フ ロ ー66.雨 を-."75 ,99757,99858.1t4109.722 ②内 部 留 保 ス ト.)・(一 ク 増 加 額12.09821,9517.621 ⑤」 ・致 額54,78449 ,04650,37764,62044.503 ④ti1E多ll「rl㌶ 三3r『ミ22=1 (出 所)『NnK年 はサ .R95 (注)「 決 算 年 」に つ い て は 喪1・.1を 参 照 の 位:百 万 円) 嘩 -f亟}6τ1…-一1991勾 .331琶i胚 . 。瞥264 う モ ?,4:3.07.:312fi5.2R!) 鑑 』に よ り 訓'鴛〔し たo (出所)『有 価 証 券 報 告 書 総 覧」に よ り計 算 した 。 日本 テ レ ビで み る と、 不一 致 額 が約30億 円 ∼約40億 円の水 準 で推 移 し、 有 形固 定 資産 も順調 に増 加 して い るの で、 ス クラ ップ ・ア ン ド ・ビル ド が 確実 に行 わ れ続 けて い る といえ る。好 調 な業 績 を 反映 して い るとい え よ う。NHKは 不 一致 額 は確 か に 巨額 だが 、 そ れが 有形 固 定 資産 の増加 にっ な が って い な い。有 形 固定 資産 が 多 け れば多 い ほ どよ い とは いえ な いが 、 こ こで の不 一 致 額 は前述 した よ うに、 退職 給 与 や貸 し倒 れが 実 際 に発 生 して い るた め お こった部 分が 多 い。 つ ま り、 内部留 保 フ ローが 発 生 して も、 それ が堅 実 にス トックさ れて いな いの で あ る。 3キ 表1-4 ャ ッ シ ュ ・フ ロ ー 分 析 日 本 テ レ ビ1。 お け る キ ャ 。 シ ュ.フ 1987年 摘 要!決 算 年 当 期純 利 益 3.A22 対 前年 増 加 率 (6.8) 。_の 1988年 推 移(単 1989年 .j 。805 5,961 (59.G) (A2.9) 減 価 償却 費 3,269 3,192 3,497 キ ャ ッシ ュ 。フ ロー- 6,691 8,603 11,302 (一2.7) (28.6) (31.4) 7.585 9.X30 (一1.3) (27.0) 対 前 年増 加 率 内部 留保 フ ロ ー『 対 前年 増 加1率 11,111 U5.4) 位,百 万f9、 か 。 こly%)表2-4NIIKに 1990年 1991年 9,011 10,176 (tJ.J) (12.9) 3,918 12,929 (14.4) 19,987 (39.9) 4,351 14,527 U'1.9) IA.7i8 臼.8) の対 前 年 増 加 率 5.RO5 5.810 8,005 (一63.9) (0.1) (一237.H) ・百 万Fl・ か ・ こ 内%) 1990年 199U'f= 13.(i98 36.59R 35.8qO 72.4;8 (zoz.0) ③滅 砺 償 邦 貧.…"』- 35.'1f,2 1)1,498 36,739 37.686 ④キ ヤ ッ シュ ・フ ロ ー 41.Ofi7 A3.308 ?.R.734 7.3.988 ⑤対 前 年 増 加Y? ⑥内 部 留 保 フ ロ ー ⑦対 前 年 増 加 率 (一?.0.9) (5.1) 66.882 70.9517 (一12.A) (rl:)「 決 算 年」にっ いて は 表lIを (it)「決算 年 」につ い て は 表1-1を 参照 の こ と。 対 前年 増 加 率 葛(当年 一前年)モ前TxtOUと お け る キ ・ ・ シ ュ0フo一 一のtit移(鞭 1987{ド 1988年 1989年 摘要!決算年 ①当 期純 利 益 (fi.7.) 参 照 の こ と。 (33.7) して 計 算 した 。 (出所)『NllK年 58.t14 (一18.3) 対 前圷 増 加等{・(当4j:一jjijij:)}前 年x】00と してiし (出 所)『有 価 証 券 報 告 書 総 覧』に よ り計 算 した 。 (一16.5) 57.99R (0.2) た。 鑑.1によ り計 算 した 。 まず 、 日本 テ レビめキ ャ ッシユ ・フ ローの推 移 を みて み よ う。 当期 純 利益 の1頂調 な伸 び を背 景 に して 、好 調 を 維持 して い る。NHKに は、 当期純 利 益 の増 減 を 緩和 して い る。 一124一 三 つ いて }1器 VHお わ 以 上 の5つ り`こ の分析 を通 じて、 日本 テ レ ビの強 固 な 財務 体 質 が浮 きぼ り に され た。 それ と比 較 す る と、 朝 日放 送 は準 キ ー局 と して の 限界 が み う け られ る。NHKは 民 放 放送 よ り も経 営 体 質 は よ くな い。 業界 事 情 と し て は 、景 気変 動 の影 響 を あ ま り うけな い業 界 といえ るが、 一方 で は、民 放 だ けで な くNHKさ 1993年2月3日 付 え も 「や らせ 問題 」 が 噴 出 した(『 産 業経 済 新 聞』 夕 刊)。 視 聴率 追 求 が 過度 に な った結 果 とい え るが、 社 会へ の影 響 力 を考 え た うえ で は、倫 理 性 の 問題 も残 さ れて い る。"表 現 の 自 由"と の兼 合 いが 難 しい と こ ろで あ る。 衛星 放 送、 都 市型CATVな が2000年 には、5兆 どの登 場 に よ り、 テ レ ビ放 送 の市 場 規模 円強 にな る とい う試 算 が最 近 出 され た。(『 済新 聞 』1993年11月18日 付 夕 刊)つ 日本経 ま り市 場規 模 は、 これ か らさ らに 拡大 す る余地 が 残 され て い るわ けで あ る。 それ につ れ て、 新 規参 入 によ る競争 激 化が 予 想 され る。 今後 の放 送業 界 の行方 に注 目 した い。 参 考 文 献 野 村 秀 和編r企 業分析』 野 村 秀和r日 本 テ レ ビ,朝 rNHK年 鑑 』(1987年 r会 社 年 鑑 』(1987年 青 木 書 店1991年 日放 送 』 大 月書 店1991年 ∼1992年) ∼1992年) 日本 テ レ ビr有 価 証 券報 告 書 総 覧 』(1987年 一125一 ∼1992年) 1992年 度共 同研究論 文 自動 車 業 界 の分 析 長瀬 貴雄 永 田健 一 森重 淳 次 目 は じめに 1章 鳥 職分析 2章 資 金運用 表 の分析 3章 生 産性 の分析 4章 内部留保 の分 析 おわ りに 参 考文献&経 営 デー タ によ じ め 山 田康裕 127 128 135 140 141 145 146 ∼こ 現 在 の 日本 の 自動 車 業 界 に は 、 そ の 広 範 な 関 連 産 業 を も含 め る と 、 日本 の 全 労 働 人 口の 10%以 上 に 当 た る650万 人 も の 人 が 就 業 して い る 。 日本 経 済 へ の 影 響 は 極 め て 大 き く、 日本 の 産 業 の基 幹 と な っ て い る と言 え よ う。 ま た産 業 経 済 論 に お い て は 、 自動 車 産 業 の 自 立 が そ の 国 の経 済 の成 熟 度 を 示 して い る と言 わ れ る。 私 達 は 、 この よ う に一 国 の 経 済 のバ ロ メ ー タ ー と して 位 置 づ け られ る 自動 車 業 界 に つ い て 、 そ の 現 状 、 そ して 今 後 の 在 り方 を 研 究 して み た い と考 え た 。 そ の た め の 対 象 と して 日 本 の3大 メ ー カ ー で あ る トヨタ 自動 車 、 日産 自動 車 、 本 田技 研 工 業 を 取 り上 げ 、 そ の分 析 手 法 と して 、 主 にr有 価 証 券 報 告 書 総 覧 』 に 基 づ く財 務 分 析 を 行 う こ と に した 。 構 成 は 大 き く4つ に分 か れ て い る 。 まず 、1章 で は 鳥 職 分 析 を 行 い、3社 の財 務 諸 表 の 大 まか な 流 れ を 把 握 しよ う と した 。 次 に2章 で は 資 金 運 用 表 の 分 析 を 試 み た 。 これ に よ り、 財 務 諸 表 の 細 部 の 動 きを 考 察 す る こ とが 狙 い で あ る。3章 で は 視 点 を 変 え 、 各 社 の 生 産 性 の 分 析 を 行 った 。 これ は 、 各 社 の 生 産 力 を 付 加 価 値 と して 考 え 、 そ れ を 労 働 者 一 人 当 た り で 割 った 額 で 比 較 す る もの で あ る。 最 後 の4章 で は3社 の 内部 留 保 を 見 て み た 。 こ れ に よ り、 各 社 の資 金 力 の 比 較 が で きた と思 わ れ る。 私 達 は 、 以 上 の4つ 動 車 業 界 の総 合 的 な 財 務 分 析 を 行 お う と考 え た の で あ る。 一127一 の 分 析 を 基 に して 、 自 ■ 章 鳥 瞼 分 析82年 一92年 トヨ タ 、 日産 、 本 田 の 各 社 の 全 体 的 な 構 造 や 時 系 列 上 の 変 化 を 把 握 す る た め に 、百 分 率 分 析 法 と趨 勢 分 析 法 とを 行 う。 百 分 率 分 析 法 とは 、 あ る全 体 を 示 す 数 値 、 例 え ば 貸 借 対 照 表 の 合 計 額 を100と して 各 項 目の 合 計 額 対 比 を 求 め る もの で あ る。 ま た 趨 勢 分 析 法 と は 、 一 定 期 間 の実 数 の 時 系 列 上 の 変 化 を 各 デ ー タ項 目 ご と に観 察 す る 手 法 で あ る 。 こ こで は 、 まず3社 そ れ ぞ れ に お い て 貸 借 対 照 表 と損 益 計 算 書 に お け る構 成 比 、 趨 勢 比 の 特 徴 を 見 て い き、 最 後 に3社 の 比 較 を 行 い た い と考 え る 。 1.ト ヨ タ 自動 車 の 分 析 ①B/Sの B/Sの 分析 合 計 額 は82年 か ら91年 で100.0か ら284.4の 伸 び と な って い る。 資 産 の 部 で は現 金 預 金 、 売 掛 金 、 商 品 ・製 品 、 長 期 貸 付 金 の 割 合 が 著 し く大 き くな っ て い る 。 そ の 中 で も、 売 掛 金 は100.0か ら5944。2と 驚 異 的 な伸 び を 示 して い る 。 この 一 方 、 受 取 手 形 は100.0か ら1.0へ と激 減 して い る 。 これ は販 売 方 針 の 変 更 に よ る もの と思 わ れ る 。 ま た 、 流 動 資 産 と 固定 資 産 の 比 率 を 見 る と、82年 に は51.2対48.8で あ ったの に 対 して 、90年 ま で は流 動 資 産 の 方 が 少 し勝 る と い う 同 じよ う な傾 向 で 推 移 して き た が 、91年 に は43.9対56」 と 固定 資 産 の 方 が 大 き く な って い る。 こ れ は バ ブル 崩 壊 の 影 響 が 出始 め 、 バ ブ ル 経 済 期 の 旺 盛 な設 備 投 資 が 重 くの しか か って き た もの と考 え ら れ る。 次 に負 債 の 部 を 見 る。 ま ず は 、 支 払 手 形 の 割 合 が 小 さ くな って い る の に気 付 く。 そ の 一 方 で 固 定 負 債 の そ の 他 が 目を 見 張 る よ うな 伸 び を 示 して い るが 、 これ は主 に長 期 前 受 収 益 で あ る 。 基 準 と な った82年 の 額 が 相 対 的 に か な り小 さ か った た め に 、 この よ うな 伸 び に な っ た もの で あ るか ら大 した 問題 で は は な か ろ う。流 動 負 債 と 固 定 負 債 の 比 率 を 見 て み る と 、流 動 負 債 は減 少 傾 向 、 固 定 負 債 は 逆 に 増 加 傾 向 に あ る 。 特 に 、 固定 負 債 の 増 加 は 新 株 引 受 権 付 社 債 や 転 換 社 債 が 加 わ っ た た め と考 え られ る 。 最 後 に資 本 の部 を 見 る。B/S合 計 の約 半 分 を そ の 他 の剰 余 金 が 占 め て い る。 こ れ は 内部 留 保 ス トッ クの 主 要 項 目で あ り、 この 資 本 蓄 積 の 規 模 の 大 き さ に は 驚 か さ れ る。 更 に 、 資 本 の 部 の 各 項 目 は 、概 ね 順 調 な伸 び を示 して お り、 トヨ タ は驚 異 的 な 巨大 企 業 と言 わ ざ るを 得 な い 。 ②P/Lの 分析 売 上 高 と売 上 原 価 の 推 移 を 見 る と 、 売 上 高 以 上 に 売 上 原 価 が 伸 び た た め 、 売 上 総 利 益 が91年 に前 年 の 額 を 下 回 って い る。 更 に 、 販 売 費 ・管 理 費 は か な り大 き な伸 び を 示 して い る 。 しか し他 の企 業 と 比 べ て そ れ で もか な り低 め に押 さ え られ て い る た め 、 相 対 的 に 営 業 利 益 の 割 合 は 大 き い 。 営 業 外 収 益 、 営 業 外 費 用 は と もに 大 き な 伸 び を 示 して い る が 、 営 業 外 費 用 の方 が 特 に著 しい 。 これ は 、 社 債 発 行 費 、 社 債 利 息 、 有 価 証 券 評 価 損 、 寄 付 金 な ど、 ま ち ま ち の 理 由 に よ る もの だ と考 え られ る 。 な お82年 の特 別 損 失 は 、 豊 田工 業 大 学 運 営 拠 出 金 に よ る もの で あ る。 2.日 産 自動 車 の分 析 ①B/Sの B/S合 分析 計 額 は82年 か ら92年 で100.0か ら176.1の 伸 び を 示 して い る。資 産 は 固 定 資 産 の 伸 び(181.3)が 流 動 資 産 の 伸 び(170.1)を 上 回 って お り、 これ は この10年 間 で 設 備 投 資 が 盛 ん に行 わ れ た こ と を 示 す の で は な い か 。'これ は 固 定 資 産 の 中 で 建 設 仮 勘 定 の 占 め る割 合 が こ こ2年 で お よ そ2倍 と な って い る こ とか ら も明 らか で あ る。 こ の 流 動 資 産 の 中 で 当 座 資 産 と棚 卸 資 産 の 関 係 を 見 て み る と 、 当 座 資 産 の方 は192 .9と 大 きな 伸 び を 示 す 一 方 で 、 棚 卸 資 産 は93.4と 減 少 して い る 。 これ は 在 庫 管 理 が 合 理 化 され 、 バ ブ ル が 弾 け、 売 れ な く な って も、 販 売 会 社 の ほ うに在 庫 を 押 し付 けて い る こ と に よ る もの と思 わ れ る。 と こ ろ で 、 こ の10年 間 の大 き な特 徴 と して 、 当 座 資 産 に お け る受 取 手 形 の 激 減 と売 掛 金 の 激 増 が 挙 げ られ る。 この 原 因 は は っ き り と は しな い が 、 販 売 方 法 の 変 更 に よ る もの と思 わ れ る 。 一128一 次 に負 債 の方 を 見 て み る 。 まず 始 め に 気 付 くこ とは 、:負債 合 計 の伸 び が177.0で あ る の に対 して 、 固 定 負 債 が336.8と2倍 近 い 伸 び を 示 して い る こ と で あ る 。 そ の 中 で も社 債 、 長 期 借 り入 れ 金 の 増 加 は 異 常 で あ る。 こ れ は借 金 を して 設 備 投 資 を 行 うが 、 そ れ に見 合 うだ け の売 上 高 を 達 成 で き て い な い こ と表 して い るの で は な い か 。 つ ま り 経 営 が 悪 化 して い る の で あ る。 この 固定 負 債 の 増 加 は資 産 に対 す る 負 債 の 割 合 を87 年 以 来 、一 貫 して 上 昇 させ て い る。そ の一 方 で 流 動 負 債 の 伸 び は負 債 合 計 の 伸 び を 大 幅 に下 回 っ て い る 。 そ して こ の 中 で 特 徴 的 な こ と は 、 支 払 手 形 の 激 減 と買 掛 金 の 激 増 で あ る 。 こ れ も当 座 資 産 内 で の受 取 手 形 と売 掛 金 の 関係 と類 似 して お り 、 手 形 の 割 合 を 小 さ く して い る 。 いず れ に して も、 負 債 面 を 見 る限 り 日産 の 財 務 体 質 は 悪 化 して い る。 最 後 に 自 己 資 本 を見 て み る。資 本 金 、 資 本 準 備 金 は転 換 社 債 の株 式 へ の 転 換 に伴 い 、 そ の 伸 び は 資 本 合 計 の 伸 び を 大 き く上 回 っ て い る 。 利 益 準 備 金 も 同様 で あ る。 しか し、 そ の 他 剰 余 金 の 伸 び は 資 本 合 計 の 伸 び を 下 回 って お り利 益 の 蓄 積 は進 ん で は い な い よ うで あ る 。 と こ ろで 、 こ の そ の他 剰 余 金 の 割 合 を トヨ タ と比 較 して み れ ば 、 いか に ト ヨ タ の財 務 体 質 が 強 固 で あ るか が 明 らか に な る。91年 の 比 較 で 、 日産 の そ の 他 剰 余 金 の 額 が9,801億 円 、 構 成 比 は28.2に 対 し、 トヨ タ は額 で32,734億 円 、構 成 比 で53.8 と な って い る 。 日産 は トヨ タを ラ イバ ル 視 して い るが この 一 点 か らの み で も、 トヨ タ の圧 倒 的 優 位 は 明 らか で あ る。 ②P/Lの 分析 まず 、 売 上 高 と売 上 原 価 の 関係 を 考 察 して み る 。 こ の10年 間 の構 成 比 か ら も分 か る と う り、 売 上 原 価 が81.5か ら87.2へ とか な り上 昇 して い る 。 売 上 原 価 が 上 昇 して も 販 売 費 ・管 理 費 を 下 げ れ ば 営 業 利 益 を 確 保 で き る の で あ るが 、 こ の販 売 費 ・管 理 費 の 割 合 は あ ま り改 善 さ れ て は い な い 。 そ の た め 営 業 利 益 が 減 少 し、 そ の 減 少 幅 を 営 業 外 収 益 が カ バ ー で き て い な い た め 経 常 利 益 も大 幅 に減 少 して い る 。 日産 は 営 業 成 績 の 悪 化 に 対 し、 生 産 性 の上 昇 、 っ ま り売 上 原 価 を 下 げ る こ と を 目標 に して は い るが 、 そ れ と 同 時 に 、 販 売 費 ・管 理 費 の 大 幅 な 改 善 が 望 まれ よ う。 ラ イバ ル 会 社 の トヨ タ は販 売 費 ・管 理 費 が8.2(91年)で あ る の に 対 して 、12.8と い う の は 高 す ぎ る 。 い ず れ に し て も、 日産 は 急 激 に業 績 を 悪 化 して お り、93年 の決算 では経 常利益 が初 めて赤字 と な る言 わ れ て い る 。 バ ブ ル経 済 の 絶 頂 期 に拡 大 路 線 を 採 り、 大 幅 な設 備 投 資 を 行 っ た が 、 そ の 直 後 に 訪 れ た 不 況 の た め こ こ まで 経 営 状 態 が 落 ち 込 ん だ の で は な い か 。 現 在 の 自動 車 業 界 全 般 の業 績 悪 化 を 考 え る な らば 、 日産 の 回復 に は まだ ま だ 時 間 が か か る もの と思 わ れ る 。 3.本 田技 研 工 業 の 分 析 ①B/Sの B/Sの 分析 合 計 額 は82年 か ら92年 部 で は 、 受 取 手 形 が 他 の2社 で100.0か ら185.3の 伸 び と な って い る 。 資 産 の と 同様 に激 減 して い るの が 目 に付 く。 ま た 、 有 価 証 券 の 上 下 の 激 しさ が 目立 って い る。 これ に は2つ の 理 由 が 考 え られ る。 ま ず 第1に 、89 年 ま で 買 い 集 め て き た 有 価 証 券 を バ ブ ル の 波 に 乗 って 売 り飛 ば した と い う もの だ 。 第 2は ・ 外 部 企 業 の 株 式 を 順 調 に 買 い 足 して い き・20%を 超 え た た め に 関係 会 社 株 式 に振 り替 え た と い う もの で あ る 。 この 上 下 の 動 きを 見 る と 、 や は り第2の 理 由 の ほ う が 強 い の で は な か ろ うか と思 わ れ る。 流 動 資 産 と 固定 資 産 の 比 率 を 見 て み る と、82 年 に は50.8対49.2と ほ ぼ 半 分 ず つ で あ った の に 対 し、82年 に は38.2対61.8と 固定資 産 の 方 が ず っ と 多 くな って い る 。 これ は 関 係 会 社 株 式 を 年 々 増 や して き た た め と考 え られ る。 次 に負 債 の 部 を 見 る と、 ま ず 、 支 払 手 形 が 他 の2社 同様 に 激 減 して い る。 そ れ に対 応 して 買 掛 金 は 激 増 して い る 。 こ れ は87年 か ら89年 くらいにか けて、支払 手形勘 定 か ら買 掛 金 勘 定 へ の 振 替 が 行 わ れ た か ら と思 わ れ る。 ま た 、 一 年 以 内 長 期 借 入 金(短 期 借 入 金 を 含 む)の 上 下 が 目立 っ て い る 。 そ れ に 加 え て 、 社 債 の増 加 額 も大 き い 。 こ れ は 借 入 金 と い う負 債 で 資 金 調 達 を 何 とか や り繰 りを して い る と い う財 務 基 盤 の 弱 さ 一129一 の現 れ で あ る と 考 え られ る 。 最 後 に 資 本 の部 を 考 察 す る。 ど の 項 目 も ほ ぼ 順 調 な 伸 び を 示 して お り、 比 較 的 安 定 して い る と言 え よ う。 た だ 、 そ の 中 で も任 意 積 立 金 が や や抜 きん 出て い る の が 目立 つ 。 ②P/Lの 分析 売 上 高 と売 上 原 価 の 推 移 を 見 て み る と、 売 上 高 以 上 に売 上 原 価 が 伸 び た た め に 、 売 上 総 利 益 を 圧 迫 して い る 。 更 に 、 販 売 費 ・一 般 管 理 費 の 伸 び も激 しい た め91年 以 降、 前 年 比 を 下 回 って い る 。 バ ブ ル崩 壊 以 前 に販 売 費 ・一 般 管 理 費 が 減 益 の 要 因 と な って い る こ と に は 問 題 が あ る 。 ま た 、 特 別 損 失 が 毎 年 計 上 さ れ 、 更 に そ の 額 も82年 から 92年 4.93社 に か け て2倍 の比較 前 後 まで 伸 び て い る の も 問題 で あ る。 82年 の3社 の 売 上 高 を 見 る と 、 日産 は トヨ タ に近 い数 字 で 、 本 田 は お よ そ そ の 半 分 で あ った 。 更 に 、 売 上 原 価 は トヨ タ よ り 日産 の 方 が 低 く、 売 上 総 利 益 を 見 る と 日産 、 ト ヨ タ、 本 田 の順 で あ っ た 。 しか し、 販 売 ・管 理 費 が 日産 は 高 く、 構 成 比 で トヨ タ 、 日産 、 本 田 が そ れ ぞ れ4.6、15.3、18.8と 営 業 利 益 を 圧 迫 す る要 因 と な って い た 。そ の 後 、 トヨ タ は順 調 に売 上 高 を 伸 ば し、 売 上 高 の趨 勢 比 は 売 上 原 価 の そ れ を 上 回 って い る。 と こ ろ が 、日産 、 本 田 で は 売 上 原 価 の 方 が 売 上 高 の 趨 勢 比 の伸 び率 を 上 回 って お り、販 売 ・管 理 費 は本 田で 少 し改 善 さ れ た の み で あ る。これ に よ って 、 トヨタ の 傑 出ぶ りが 決 定 的 に な っ た ので ある。 こ う して 、 トヨ タ は無 借 金 経 営 で 資 本 の 蓄 積 に勤 しみ 、 日産 は トヨ タ に追 いつ くべ く 借 金 で 無 理 な 設 備 投 資 を 行 い 、結 果 と して 自 らの首 を 絞 め る羽 目 と な り、 本 田 は借 金 の 借 入 、 返 済 を 繰 り返 し、 可 もな く不 可 もな くと い う特 徴 を 持 っ こ と に な っ た 。 しか し、 3社 と も売 上 原 価 は概 ね 上 昇 し続 け 営 業 利 益 を 圧 迫 して い る。 特 に80年 代後半 におい て 著 しい 。 これ は 、 バ ブル 経 済 下 で の 高 級 車 ブ ー ム に よ っ て顧 客 満 足 志 向 が 過 剰 に な っ た た め と思 わ れ る。 そ して 、最 近 の バ ブ ル 経 済 崩 壊 の 影 響 に よ り、3社 と も減 益 を 余 儀 さ れ 、 中 で も 日産 は 目を 覆 うば か りで あ る。 今 後3社 に と って コ ス ト削 減 な ど に よ る リ ス トラが 急 務 とな る は ず だ 。 一130一 曾 O> O雲 》 O、 O O2 蝦 廿 催 ●Do博oσgo的 ◎0L6のFOoうoの ¢ のoの 碍 曜 乏 ,一〇 〇 〇 創 噌 尉o噌OANr◎ 曜 つo・ 噂 の ・ ゐ の ●DA」h・09のo噂 ぜ δ ゼ6ゼ 。ovic.=ri・ ゴ》 ・6ぜdδ6の ごd666、6のdrジ 蕊 爵 寮 § 鴨 雲 離 … 鵠 鮨&9嵩 雲OtO.ntCVgOfAMォt")<NVf NコN OfN●DOINM」 」nの 一hOOOr呼Nb噂OOr噂Lの"。 一」 ゐo㊤ う AOtiNO・6δ66ぐ ドdド6・66。oaoac.ピdド6δ のdd の 減 ドdづ6・riaoeoofso・ANMNtD.一 り 一PN.ffL4つ ∼N・-・ 一NNN嘱NNξ ぐ 転 塒 遷 ぐ ぐ 一 〇 一 〇Noo 〇i<NOaptD、 つ 一 ・一 ・ ハNHで,一N 一 aaρ 一笥 一 一^a二N一 NNL轟 ●o◎9のHNO■ ^NMM^NMOOtD.ピ 7●Nτ つ ぐ ぐ 《コ ぐぐ ぐ ぐ δ ド66 ぐ く1 o◎曜NOのNO◎ の 一 〇 〇60自 6ぜ66dめ6づ6dσi6め oのoo∼rうo◎O噂Noo ,一 〇 噌 一N● 一h隔撃一り-Nr7N ti ①oの 一 の ∼rすh・OOO」 δ 婦 め 曙∫6κ め6 N一 一 ぐ ◎ の 「 呼oΩ 00一 」 の ぐ ◎ のN① ご O co M N 播 霧 獲 塁 墾 噌 」oMrずeつ ド σ;ド66、riajc.i 的NCつ 夢噂F7一 騨・ e 1A つr曹 QOOO-.MN・e・ ピ u自h■ 」 層 嚇cう めo◎ON -NeつcつNい 」∼ ◎◎rP・ 鯨HooooN⑩ tDaON.ff、6西rFσ;6ご6rジ6 い書N騨 陶ar-一 のe、 噌PNF 06h・o「 曽 ◎θ嘗 』o◎ 噂鴫一 〇 ①N・ 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の 運 用 を 考 察 す る。 これ を 表 に した のが 、 資 金 運 用 表 で あ る。 私 達 は 、 トヨ タ の3期 間 、 日産 と本 田 の そ れ ぞ れ4期 9年 ∼90年 、'3.90年 ∼91年 、4.91年 これ を 各 期 間 ご と に 分 け て 分 析 して み る 。 1.88年 ∼89年'(表2-1a,b,c参 ま ず 、88年 か ら89年 間(1.88年 ∼92年)に ∼89年 、2.8 渡 る資 金 運 用 表 を 作 成 した 。 照) に か け て で あ るが 、 こ の期 間 は バ ブ ル 経 済 の 絶 頂 期 に あ た る 。 資 金 の 流 入 の 資 産 の 減 少 勘 定 を 見 る と 、 各 社 と も受 取 手 形 と製 品 を 減 ら して い る 。 これ は 営 業 が 好 調 で 自動 車 が よ く売 れ た こ とを 示 して い よ う。 次 に 負 債 の 増 加 勘 定 を見 る と 、 トヨ タ の新 株 引 受 付 社 債 が 気 に な る。 これ は ワ ラ ン ト債 と言 わ れ る もの で 、 株 価 が 上 が る と い う保 証 が あ れ ば 容 易 に 資 金 調 達 が 可 能 と な る も の で あ り、 い わ ゆ る 「財 テ ク」 を 意 味 して い る 。 バ ブ ル 経 済 を 如 実 に 反 映 させ た 勘 定 項 目で あ ろ う。 次 に 引 当 金 勘 定 を 見 る と、 トヨ タ は 全 て の 勘 定 で そ の 額 を 伸 ば して お り内 部 留 保 の 手 堅 さ を 示 して い る。 そ の一 方 で 日産 と本 田 は 引 当 金 勘 定 を 増 や した り減 ら した りす る操 作 を 行 って い る の で 、 安 定 した 内 部 留 保 は で き て い な い 。 今 度 は 資 金 の運 用 面 を 見 る。 資 産 の 増 加 勘 定 で は 、 3社 と も に売 掛 金 を 大 幅 に 伸 ば して い る。 や は り 自動 車 売 上 高 が 好 調 で あ っ た の だ ろ う。 ま た3社 と もに 、 一 時 所 有 で あ る有 価 証 券 も増 や して い る。 これ は 手 元 の 資 金 繰 りが 楽 に な り、 そ の 余 裕 分 を 「財 テ ク 」 に投 入 した と見 る こ とが で き よ う。 負 債 の 減 少 勘 定 で は 、 本 田の 支 払 手 形 の 大 幅 な減 少 が 目 に付 く。 トヨ タ が 資 金 の 運 用 面 で は 資 産 の 増 加 に 大 半 の 資 金 を 振 り分 け て い る の に 対 して 、 本 田 は こ の 支 払 手 形 勘 定 の 減 少 の た め 、 トヨ タ と正 反 対 の 運 用 を 行 って い る 。 こ れ は本 田 の資 本 構 成 の 改 善 に貢 献 して い る もの と考 え られ る 。 2.89年 ∼90年(表2-2a,b,c参 照) 資 金 の 流 入 面 で 、 ま ず 資 産 の 減 少 勘 定 を 見 るな らば 、 ま ず トヨ タ と本 田が 有 価 証 券 の 額 を減 ら して い る こ と が 分 か る。 特 に本 田の 減 少 額 が 顕 著 で あ る。 ま た トヨタ は前 期 か らに 引 き続 い て で は あ るが 、 長 期 定 期 預 金 を 減 少 さ せ て い る。 この 勘 定 は トヨ タ の み に 見 られ る もの で あ り 、 これ も トヨタ 銀 行 と呼 ば れ る豊 富 な 資 金 力 を 利 用 した 「財 テ ク」 の 一 種 で あ ろ う。 負 債 の 増 加 で は 、 あ ま り 目立 つ こ と は な いが 、 相 変 わ らず トヨタ は 全 て の 引 当金 勘 定 を 増 や して お り 内部 留 保 の 充 実 に余 念 が な い。 資 金 の運 用 面 で は 、売 掛 金 を 前 期 と 同様 、 各 社 と もに 伸 ば し、 ま た 現 金 及 び 預 金 も増 え て い る。 そ れ に加 え て 、 機 械 装 置 の 増 加 が 顕 著 で あ る。 これ は バ ブ ル経 済 期 の 容 易 な資 金 調 達 を 利 用 して 、 設 備 投 資 を 行 い 始 め た こ とを 示 して い よ う。 こ の積 極 性 は 次 期 に よ り現 れ て く る。 次 に:負債 の減 少 を 見 る と、 や は り本 田が 前 期 同様 、 資 金 の半 分 近 くを 費 や して 、 負 債 の 額 を 減 ら 'し て い る 。 日産 も 同 じ よ うに 負 債 を 大 幅 に減 ら して は い るが 、 大 半 は 短 期 借 入 金 の 減 少 の み で 、 他 は 、 引 当 金 勘 定 の 取 り崩 し と い う 内部 留 保 の操 作 が 大 き い 。 トヨ タ は ほ とん ど 負 債 の 減 少 は 無 く、 資 産 の 増 加 に大 半 の 資 金 が 向 け られ て い る。 3.90年 ∼91年(表2-3a,b,c参 照) こ の 時 期 に な る と各 社 の 資 金 運 用 表 の 様 子 は大 き く様 変 わ りす る。 こ れ は 、 この 時 期 に バ ブル 経 済 が 弾 け て し ま っ た こ と に 原 因 が あ る。 資 金 の 流 入 面 の 資 産 の 減 少 勘 定 で は 、 各 社 と も に現 金 及 び 預 金 、 売 掛 金 を 大 幅 に減 少 さ せ て い る。 これ ま で は増 加 傾 向 に あ っ た の が 、 一 挙 に減 少 に転 落 して しま った 。 ま た本 田 は有 価 証 券 も前 期 同様 に 多額 の 減 少 を 示 して い る。 負 債 の 増 加 で は特 に 日産 の長 期 借 入 金 の 額 が 気 に な る。 今 期 の 増 加 額 の 中 で は 一 番 で あ り、 こ こで 獲 得 した 資 金 を 設 備 投 資 に 回 した もの と思 わ れ る。 しか し、 一135一 バ ブ ル 経 済 が 弾 け 、 景 気 が 停 滞 し始 め た に もか か わ らず 、 トヨ タ は 全 て の 引 当 金 勘 定 を 増 や して 着 実 に 内部 留 保 を 進 め て い る こ と は忘 れ て は な る ま い 。 資 金 の運 用 面 で も、 注 目す べ き特 徴 が2つ あ る。 第1は 棚 卸 資 産 の 増 加 で あ る 。 そ の 中 で も製 品 の伸 び が 大 き い 。 前 期 ま で の 好 況 時 に 計 画 した大 量 生 産 に見 合 うだ け の販 売 が で き な くな っ た の で あ ろ う。 第2は 土 地 、 機 械 装 置 、 建 設 仮 勘 定 な ど の 設 備 投 資 関 連 の 勘 定 額 が 軒 並 み 増 加 し て い る こ と で あ る。 これ は前 期 ま で の 好 況 時 が 引 き 続 く と予 想 した 各 社 が 、 設 備 の 増 強 に よ り新 た に 売 上 高 の 拡 大 を ね ら っ た もの と思 わ れ る。 この 設 備 投 資 と は 、 い っ た ん 実 施 さ れ れ ば 、 最 後 ま で 貫 徹 しな け れ ば な らな い も の で あ り、 不 景 気 が や っ て 来 た か ら と い って も、 す ぐに は対 応 で きな い と い う こ と を 明 らか に して い る。 自動 車 業 界 は業 界 全 体 と して 景 気 の 予 測 を 誤 り、 設 備 投 資 の 時 期 を 読 み 間 違 った もの と思 わ れ る。 そ して 、 初 め て 資 本 の 減 少 勘 定 が この 資 金 運 用 表 に現 れ 、 各 社 と も に 当期 未 処 分 利 益 金 を 減 少 さ せ て い る 。 こ の 期 間 が 前 期 ま で の 好 調 時 か らの タ ー ニ ング ポ イ ン トで あ る と 同 時 に 、 こ れ か ら先 に 続 く不 況 の 時 代 の 幕 開 けで も あ る と言 え よ う。 4.91年 ∼92年(表2-4a,b参 照) こ こで は 、 ま だ トヨ タが 集 計 で き な か っ た の で 、 日産 と本 田 の2社 の み を 分 析 して あ る 。 資 金 の 流 入 面 で は そ の 全 体 額 が 今 ま で で最 も少 な くな っ て い る 。 そ して 、 そ の 資 金 は他 人 資 本 の 負 債 の増 加 か ら得 た もの が 多 い 。 日産 で は社 債 と 長 期 借 入 金 、 本 田 で は 一 年 内 償 還 予 定 の 社 債 の 占 め る割 合 が 高 い 。 この 他 人 資 本 か らの 資 金 を ど こに 振 り分 け て い るか が 問 題 で あ ろ う。 日産 で は こ の 資 金 を 資 産 の 増 加 、 特 に 設 備 投 資 関連 に っ ぎ込 ん で い る 。 つ ま り売 上 が 期 待 ど う り に伸 び な い た め 自 己資 本 を 拡 大 す る こ と が で き ず 、 他 人 資 本 か ら借 金 を しな が らバ ブ ル 時 代 に 計 画 した設 備 投 資 を 行 わ な くて は な ら な い わ け だ 。 こ こ に 日産 の 苦 しさ が現 れ て い る の で は な い か と思 わ れ る 。 そ の 一 方 で 、 本 田 は獲 得 した 資 金 の半 分 以 上 を 負 債 の減 少 に 回 して い る 。 そ の 意 味 か ら も 自動 車:業界 全 体 が 不 況 に 陥 っ た と言 い つ つ も、 ま だ本 田 の ほ うが 日産 よ りは そ の深 刻 度 が 少 な か ろ う と考 え られ る 。 以 上 が89年 か ら92年 に 渡 る資 金 運 用 表 の 分 析 で あ る 。 そ の 大 き な 流 れ と して は 、 バ ブ ル 時 代 ま で の好 況 時 と 、 そ れ 以 後 の バ ブ ル が 弾 け た 後 の 不 況 時 と に分 け る こ とが で き る と思 わ れ る。 そ して 、 自動 車 業 界 全 体 が 不 況 に 陥 っ て い る の は事 実 で は あ る が 、 そ の 深 刻 度 は 各 社 そ れ ぞ れ に大 き く異 な る と い う こ と だ 。 トヨ タ は 内 部 留 保 を 確 実 に進 め て い る こ とか ら も分 か る と う りか な り余 裕 が あ り、 本 田 も ま だ 若 干 は 余 裕 が あ ろ う。 そ の 一 方 で 、 日産 は 時期 を 誤 っ た大 規 模 な 設 備 投 資 の 悪 影 響 が ス ト レー トに財 務 の 悪 化 に 現 れ て い る と 思わ れ る。 一136一 表2-1d トヨタ自動 嘩の資 金運用表(88∼89) 〔1〕資金 の流入 (1)資産 の減少 受 取手形 商品-製 品 仕掛品 譲受月賦 手形 ・債権 構築物 従業 員長 期貸付 金 長期定期 預金 その他の 固定資 産 (;fi位:百 万 円} 表2-2a i 586.068 4,852 414 51,186 398 5,804 88,879 85 737,686 {2)負債 の増加 買掛 金 未 払金 未 払費用 製 品保証 引 当金 預 り金 従業員 預 り金 賞与引 当金 前受収益 新株引 受権付 社債 転換社 債 退職給 与引 当金 長期前 受収益 貸倒引 当金 98,579 36,474 1,278 2,622 1,084 9,262 i,iso 5,010 192,448 214,432 8,996 14,614 3.293 トヨタ自動 車の資金 運用表(89∼90) 〔工〕資 金の流入 (1)資産の減少 受 取手形 有 価証券 譲受 月賦手形 ・債権 車 両運搬具 関 係会社社債 長 期定期預金 2,398 95,481 122,280 1,255 15,251 23,791 260,456 595,252 {3}資本の 増加 資本金 資本 準備金 利益準 備金 別途積 立金 当期 未処分 利益金 (3}資本の増 加 資本金 資本準備 金 利益準備 金 海外投資 等損失準 備金 固定資産 圧縮積立 金 別 途積立 金 当期未処 分利益金 423,559 736,308 30.426 1,437 473 25,843 8,901 15,464 31,180 i,so2 9,852 zo,z7s 1,147 52,375 37,655 42.923 7,082 57,134 支払手形 未払事業税等 未払法人税等 未払物品税 その他の流動負債 18,593 1t,559 56,437 100,907 434 181.930 〔3)資本の減 少 海 外投資 等損失 準備金 特 別債却 準備金 固定資産 圧縮積 立金 98 83 14 195 1,691,704 7,503,579 トヨ タ自動 卓の資 金運用表(90∼91》 〔1〕 資金の流 入 (t)資産の減 少 現金及び 預金 売掛金 譲受 月賦手形 ・債権 短期貸 付金 関係会社長期貸付金 長期定期預 金 494,了42 28,937 76,100 5,883 60,997 110,137 776,796 〔皿 〕資金 の運用 (1)資産 の増加 現 金及び預金 売掛 金 商 品 ・製品 原 材料 仕 掛品 貯 蔵品 短 期貸付金 その他の流動資 産 建物 構築 物 機械 装置 工具 器具備品 土地 建設 仮勘定 投 資有価証券 関 係会社株式 長 期貸付金 従業 員長期貸 付金 関係 会社長期貸 付金 その 他の固定資 産 268,162 88,147 1,606 2,359 16,626 tis 77,498 4,124 19,500 462 39,344 6,542 18,021 aa,sai 73,109 99,645 44,429 365 Boa,sss 13.341 913,549 {2)負債の減少 転換社債 長期前受 収益 (3}資本の減 少 特別償却 準備金 (単 ず 立:百 「万 円} (2}負債の増加 .未払金 製品保証 引 当金 預 り金 賞与引 当金 前受 収益 退 職給与引 当金 その他の 固定負債 貸倒引 当金 〔3)資 本の増 加 資本金 資本準 備金 利益準 備金 海外投 資等損 失準備金 固定 資産圧縮 積立金 別途積 立金 7,785 重5,425 4,237 3.142 saz 11,047 8,007 1,竃75 51,460 9,189 9.1$2 14,036 558 1,302 280,000 314,267 1,142.523 〔II〕資 金の運用 (1)資産の増加 受 取手形 有 価証券 商 品 ・製品 原材科 仕掛品 貯蔵品 前渡金 その他の流 動資産 建物 構築物 機械装置 車両運搬具工具器具 備品 土地 建設仮勘 定' 投資有価 証券 関係会社 株式 関係会社 社債 関係会 社出資金 長期貸付 金 従業員長 期貸付 金 その他 の固定 資産 (2)負債の減少 t,893 支 払手形 34,6351 買掛金 31,028 未 払事業 税等 4.454 未払法人 税等 8,232 未払費用 424 従業員預 り金 2,437 その他 の流動 負債 22,119 転換社 債 73,895 長期前受 収益 t.368 103,525 (3)資本の減 少 1,804 特別償 却準備 金 16,488 当期未 処分利 益金 40,611 39,841 191,240 221,995 2,804 370 85,054 1.063 6,160 456 21,375 37,018 137,753 2,550 2.844 78 18,371 Z.764 223,209 zsi 27,577 27,838 1,142,523 (出所)r有 asp,ass 一137一 374 67,695 64,264 31,296 144,588 19,071 14,955 8,263 12,562 711 sa 19,749 855 59,465 59,395 13,500 zso 462 238,000 52,440 423,542 1,028,445 (2}負債 の減少 現金及び預金 売掛金 有価証券 原材科 貯蔵品 短期貸付金 その他の流動資産 建物 機械装置 車両運搬具 工具器具備品 土地 建設仮勘定 投資有価証券 関係会社株式 関係会社社債 長期貸付金 関係会社長期貸付金 ic2一 一3a 〔2)負債の増 加 支払手 形 買掛金 未払金 未払事業 税等 未払法人 税等 未払費用 製品保 証引 当金 預 り金 従業員 預 り金 賞与引 当金 その他 の流動負債 退職給与 引当金 貸倒引 当金 円) 544,447 52,780 52,733 2,699 iso,oaa 70,554 358.76 1,691.70 〔豆〕資 金の運用 {11資産の増加 (単 位:fi万 価 証券軽告書総 覧』よ り作 成P 109,602 5.011 114,613 283 283 1,028,445 表2-1b日 産自動車の資金 運用表(88∼89) 臼 〕資金 の流 入 )資 産の減少 (2)負 債 の増加 現金及び預金 1,750 買掛金 受取手形 177,708 短期借入金 15,213 未払金 臨 麟 67,987 57,077 7,779 10.455 521 1,003 4,194 95U io,000 51>T64 4 20,513 232,247 未払費用 前受金 預り金 従業員預り金 設備関係支払手形 社債 長期借入金 長期預り金 貸倒引当金 17 その他の流動資産 17,913 6,418 828 9,531 商標権 1 施設利用権 its 長期貸付金 4,789 従業員に対する貸付金 1,565 235,851 灘 i 魏 表2-2b日 産 自動 車の資 金運用 表(89∼90) 〔1〕資金 の流 入 (単位:百 万 円) (1)資 産の減少 受取手形 曲 関係会社短期貸付金 その他の資産 鱗 繍 糊 施設利用権 関係会社出資金 長期貸付金 従業員に対する長期貸付金 28>960 2.13] 47,387 26.795 271 11 7 92 7,663 75.108 1,256 189.681 .538 E …… (3)資 本 の増 加 資本金 資本準備金 利溢準備金 66,401 66>439 3.191 7,282 19.854 163,167 631>265 髄 当期未処分利益金 盤 有価証券 'L1-WOO 騰 醗 鞭 鱗 挽 撚 舗 ・金 工具器具備品 髄 投資有価証券 関係会社株式 関係会社社債 関係会社長期貸付金 繍 その他 支払手形 一年以内返済予定長期借入金 未払物品税 未払法人税等 前受収益 製品保証引当金 贈 退職給与引当金 2,7銘 710 24>037 85 8,854 1,785 2,172 58.600 3,042 7,137 79.210 3.716 164.516 631,264 7 1,283 75,815 4,889 17,810 2,920 1,988 466,748 表2-3b日 産 自禦庫 の資金運用表(90∼91) 〔1〕資金の流入 (D資 産の減少 現金及び預金 磁 有価証券 灘 関係会社短期貸付金 榊 商標権 施設利月権 関係会社社債 長期貸付金 191,545 21,509 7,338 397 41>788 7 1 51 1>219 21U 従業員 に対す る長期 貸付金1,247 関係会社長期貸付金 45>104 310>416 (単位:百 万円) (2)負 債の増加 購 短期借入金 一年以内償還予定の社債 未払金 醗 預り金 灘 製品保証引当金 設備関係支払手形 撒 長期借入金 長期納税引当金 長期預り金 貸倒引当金 3,925 27,394 35,000 sors 3.843 1,323 637 114 320 18,265 64,433 2,566 617 1.294 165.779 422,996 1灘 一 (2)負 債 の減 少 234,417 69,688 10,483 2,929 587 5,868 9,184 630 未払金39,927 未払費用38,737 未払法人税等38,943 預 り金1,632 従業員預 り金5.470 前受収益4,355 製品保証引当金1,033 設備関係支払手形1,015 勘 睡191,590 ま 藁翼騒 亀白 匪 蒐弓陰聖 旨 歪 董1,117 長期前受収益10,438 長期預 り金222 1(3)資 資本金 【 本の増加 資金の運用 )資 産の増加 (単位:百 万円) (2)負 債の増加 82.979 購 一年以内返済 予定長期借入金5 〔n〕資金の運用 (1).資産の増加 現金及び預金 磁 有価証券 搬 原材料 moo o 前渡金 渤 灘 欄 工具器具備品 挽 齪 投資有価証券 関係会社株式 関係会社祉債 関係会社長期貸付金 纈 その他 1岳 意積立金1当 期未処分利益金 73.574 1 686.251 (2)負 債の減少 支払手形 短期借入金 未払物品税 轍 tUt 長期借入金 退嚇給与引当金 貸倒引当金 43,026 116・9P61 欄1 :劉 2・SCU 731 2・24ii 灘 〔皿〕資金の運用 (1)資 産の増加 受取手形 鄭 麟 o moo 撫 その他の資産 勘 轍 欄 鱒 工具器具備品 挽 獣 麟 投資有価証券 関係会社株式 ョ'ift, その他 1,029 i,02s 3,758 49,474 55,290 531,485 (2)負 債 の減 少 1,416 支払手形 一年以内償還予定長期借入金 39,016 4,397 未払費用 27,396 未払法人税等 2,199 従業員預 り金 5,169 7,452 退職給与引当金 30,223 4,104 l 65,185 l(3)資 本の減 少 轍 一 1,425 6,1肝 18.290 当期未処分利益金 2>524 3,430 7玉,903 10>559 531>485 64,820 150 1,262 6・e5511a7681 2991 8i・5901 8921 20・5235・14014 ,0071 368,731} 購 臨 撒 灘 騰 縄 - is,oi7 『.- 〔皿〕資 金の運用 (1>資 産の増加 7 有価証券 麟 織 襯 鋤 働 欄 磯 鋤 熱 商標権 施設利用権 投資有価証券 関係会社株式 関係会社社債 関係会社長期貸付金 鱒 その他1 4&5.551 (2)負 債 の減少 20,517 41,240 15,586 2.Q53 9,436 33,814 33>323 3.564 64.522 263 ii,asi 4,055 $i 30i 784 46.051 i,ss5 ii,sss 3.584 28,915 338.156 支払手形 短期借入金 未払金 未払費用 未払法人税等 轍 預り金 従業員預り金 前受収益 製品保証引当金 設備関係支払手形 轍 退麟給与引当金 長期前受収益 貸倒引当金 (出所)『 有価証券報告 書総 覧』よ り作成6 一138一 l6,843 zo,s50 2,228 40,0舗 5・OOSl 164,821 5.273 25s 449,023 65,084 i,sss 表2-4b日 産 自動車 の資 金運用表(91∼92) (単位:百 万円) 〔1〕資金の流入 (1)資 産の減少 i(2)負 債 の増加 現金及び預金 12,762 6,177 一年 以内返済予定長期借入金 35,032 受取手形 6,871 一年以内償還予定の社債 3CllO 4,146 46,367 23,173 1認.ova 前渡金 11 長期借入金 99,386 関係会社短期貸付金 66,567 長期納税引当金 2>289 その他 の資 産 2s,22s 長期預り金 1,541 工具器具備品 3,198 318,815 11 (3)資 本 の増加 162 資本金 169 長期貸付金 224 資本準備金 169 従業員に対する貸付金 1,328 3,758 147,679 騰 9,729 当期未処分利益金 一5,192 『 ョn 7>332 9>174 21,442 24,545 1>402 2,054 11,750 159.063 317,520 686,251 3・017i2a脚1 (3)資 本 の増加 資本金 資本準備金 利益準備金 11>666 11>669 3.749 19,599 26.891 131 60,996 8,908 11>723 14,393 i721 1,342 1Q1 746 2,465 1,766 389 1,005 4,501 37,165 147,352 485>558 表2-1c本 田技研工業 の資金 運用表(88∼89) 〔1〕 資 金の 流 入 {艮}資産 の 減 少 現金及び碩金 受 取 手形 製品 短期貨付金 関係会祉短期貨付金 その 他 の液 動 賀産 工 員 ド 器 貝、 備 品 特許権 商標権 そ の 他 の無 形 固 定 資 産 出.資金 長期err金 従 業 樋長 期 貨付 金 関 係会#t期 績付金 祉債.発行 差 金 (2)負 債 の 増 加 貿携金 一 年 内 償 還 予定 社 偵 21.622 3,395 7,608 41 14,.555 197 ?27 si 監 27 i 19 1R9 万1・D 95,46蓋 21,15fi 末払金 未払物品税 末払疲用 前受収益 賞与引当金 従 業 疑 預 り金 そ の他 の流 動 負債 社債 長糊 前 受 収 益 un納 税 引 当 金 その 他 の 周 定 負債 24,71E 370 1'1,413 3.353 且.aaa 2,953 1,740 43.305 9,795 41 3,847 蓋,911 22fi,754 2.1 60.3'LA 臼i〕 資 金 の逢藍踊1 11)資 崩 の 増 加 売 掛金 有価証 券 「1己株 式 販売川部品 原 材料 仕掛品 貯蔵品 前濃品 前払費川 未収入金 建物 構築物 機披、袋震 嘱 両運 纈 貝 L地 建 設 仮勘 定 借地奮 紀 機 資 行価A正券 関係会社株式 長 期 前 払Rm 敷金 その他の投資 、 (単{立:百 23.129 15,218 311 702 Ai ・1.2A且 an 755 5,233 2.7置8 14,746 A21 `3)h本 の 増 加 資 ㌻金 資本準備金 利益準備金 任意襖立金 当期 末 処 分利 益 金 表2-2c本 田技研工業 の資金 運用表(89∼90) 〔1資 金の 流 入 (t1資 産 の減 少 ai価 証 券 rl己 株式 彊品 仕掛 品 前渡金 前 払t!川 短 閉 貨付 金. 翅 設 仮勘 定 特許書 鍵 商標権 出資 金 従 業 貝彊 期 資 付 盆 関 係会 社 長 期 輿 付 金 その 他の 擾 資 社 債発 行 差 金 5,582 ?」22 L且28 17.526 23,BA3 55,2x1 '『33]'7325 (2}負 債 の 滅 少 支 払 手形IA3,18G 一 年内 返 済1'定 長期lt#人金439 一 年内 期 限 到 来 転 換 社 債2fi8 未払 法 人 税 等7,919 来aム略1業響 兇等 前 受 金72 預 り金1.592 製 占凸保 言 正弓1当金2,4a4 韻 備 関 係 支 払 手 形7.440 転 換 社 債7,894 艮 期 備 入 金668 5℃倒 引"f金808 聲2,996 且,5a5 _214,275 "コ31湾 奮 1,3f2 9,170 5,709 皿3 2。217 11,352 1.898 4,007 zsa II7,050 Un資 金 のi処川 {ll資 雇 の 増 加 現金及び預金 受掛 売 取 手形 金 販売用部晶 原材料 貯蔵品 閉 係 余 社 燈 期 黛 付金 塞収 入 金 そ の 他 の 流 動 資座 3i物 構築物 機 臓.装 隅 噂疋両 運 搬 貝 'r貝 、 器 具 、備 品 .t:地 価地櫓 そ の 他 の無 形 同 定 資 産 投 資 有 緬羅圧券 閲 係 会 祉 株式 髭 期1智付金 長期滞留債権 .}蓬則1繭払R用 敷金 42」55 stz s,6?3 3川 5餌 A,RAI 7 Lo54 es 聖 i IRg i,fi7n 5,rss it f,:4,4RR 5.71?. 207 31,8・ 魯k 〔単 位:百 {2)負 債 の 増 加 買掛金 一 年内 期 限 到 .裏転 換 社 摘 37,733 29.sin afa qaa I,SR1 44fl 2,197 3J3 ;,R7.7 1,fifi3 1,354 J3.118 i.R7F ass 茉払 法 人 税 等 乗払 事業 税 等 宋払 親 用 前受金 預り金 前受収益 賞 与引 当金 従 業員預り金 艮期備入金 長 期 スrノツプ 債 務 展期 納 税 引 当金 その 他 の 固i負 側 123.575 {3}資 本 の 増 加 貰本金 資本準備金 利益準備金 仔意積立金 1且,930 12,933 L3藷o 一蔓A853 」}互 』 垂壁 鵬 τ120 {2)負 債 の 減 少 支払予形 一 年 内 .返済f}定 長 期欝 入 金 一 年 内 償 還 予定 祉 債 1,zze 492 2R,43R オ 栄 こ払 金 払物品税 製 品 保 証 引 当金 設 備 閲 係 支払 手 形 その他の流動負債 #tffl 転換社債 r期 前 受 収 益 僻 倒 弓1当金 421 7,0!IA 531 3Rfi l,584 a,znz R,5Rl I,lfl5 za.nr,r 万1竃D 1馬,901 23,197 7fi7 1.941 A 6,150 i7,IRfi 3,2RA l&145 II7,7d1 219 〔3)資本 の消i少 三 讐期 末 処 分利 益 金 1.5dO 7,7日 4A4 49d 353 7豆712τ 魯・17 J,329 2i,rkn is fi,222 8,13n a、392 i:is,RRR 表2-3c本 {2}負 偵 の 噌 加 買掛金 37r, 一・年 内 返 済fi定 15,97.9 ii,nz2 sso 1,191 fi,197 zra 目 従 業 卜灘艮 朔 貨1寸金 関 係 会 社 長期 貸 付.金 艮期滞留債権 その他の投資 社 債 発 行 電金 a 1,047 39 iii 3a3 fl 雪2,6m a.nas 2,137 653 目3 19 9,334 REis zn,rzs 〔幻 負債 の 減 少 支払手形 一`r内 償 遡 戸定 社 債 .・-・ 年 内期 限 到 来転 換#t偵 3,515 fisft 1.02勇 5,fi1!1 11,293 ,8?6 130,505 柵 ム金 前受金 孤り金 前受収益 設備閏係支払手形 従 業 貝 頭 り金 その他の流動負債 転換社債 艮 期 前 受収 益 7.200 万 円) 家 払 法 人 税 等2,890 叡 書ム匿 藝{墾 税 等636 未 書'、 黄lll6,n97 製 品 保 証 引 当 金9,507 賞.与 弓i蝿与金2.nn2 #1.fPfsn,nsn 長 翼四`圭 董入 金22r」552 長 期 納 税 引 当 金1.86? そ σ,雪 晦 の 岡 珪{負f責5,R27 貨 倒 引 当 金aos {3)資 本 の 増 加 資.掌金 資本準備金 利益準備金 任意檀立金 金 σ)運 ハ1 産 の 増 力li 受 取 手形 rl己 採 式 pp 販売川部品 原材桝 仕掛品 貯蔵品 前渡金 短期剛 ・ 「金 関 係 会 社 短醐 輿 付金 そ の 他 の流 動 貰 産 建物 構 築物 取両運搬貝 工 貝、 詔 貝、 備 品 is二 地 借地権 商標権 実 川 新窯 権 そ の他 の 無 形 固 定 資 産 般 資 イ'i価 誼 券 関 係 会社 豚 式 艮1"1荊払tt川 敷 金 長 期 備 入 金28 r 60,lo3 〔11}資 {1}資 (巣 位:百 田技研工業 の資 金運用表(90∼91) 〔1〕 資 金 の 流 入 (け 資 産0)減 少 現金及び頭金 売掛金 {i価 証 券 前 払 薮 踊1 未収入金 機械、装遡 趣許 設権 仮勘定. 笥 (1)資 奉 の 減 少 当wi鞍 処 分利 益 金 4,fG5 4,150 1,357 .3ヱ..峯旦a 47,762 7.d,;37D aas i 且?。5・墨⊆} 'L .FgJ 2.ggo 3?2 Rfia (単 位:百 12}`、伯の 増 加 一・年内 幟 還T定 社 傭 …ff内 期 隈 到 来 転 換 社 債 万凹} 77,518 1星3 1.395 361 9.524 1.d59 _」,11璽 92.138 来仏 法 人 税 等 前受 金 製 品 保 読 引 ・1煽s 賞 阯t')いll金 艮期 借 人金 I,d)fi 13 R,czn 7.,1)21 157 5n zi〕.1〕3重 {幻資 本の 増 加 資 奉金 資 本準 備 金 利益単備金 任慰積立金 5.359 70 70 1.361 .31,4ヱ 旦 32,979詫 -1百5;轄 5 89 109 1,542 2.9竃1 112 r, 29 J,BOO 29,950 1,5A2 afin d,AA3 227 561 sn.saa 1,373 董?5 ..._3,2R9 η,go2 ,5,.AヱR 245β7Ω 2 22 19 〔Il,資 金 σ♪三 里澗1 (1}資 膠41σ)曇 曽加1 現金及び預金 売掛金 有価証券 販売用備品 建物 申悶揮搬貝 星:員、 閣 難 、 備 品 」二地 特.Tfly 借地権 商捌 潔 投 資 有 価証 券 関 係 会rrrx式 長聞貨け金 関係余祉員期貨付金 敷金 〔2,負`臼 σ)波 少 支 払.r形394 胃 樹 金'ig,4n 』 ・'年内 返 済 子 定fQI<tlfti入 3,0dl 25.537 ・ 雪.921 Fi.9Z9 179 5G5 璽.1.59? rz 492 i 5-657 置9.5Hl i 6B ..一婁,!2璽 預 り 金55 前 受 収 益isi 設 備 関 係 支1L,T形539 そ の 他 の 流 動 負 債322 社 偵 転 換 祉 債255 童 ミ芝期 前 受4冥 益3。217 長"月 納 ξ 兇 弓1当 金3,783 そ の 他 の 岡 定 負 債4,617 貨 倒 引}露i金 (3}資 奉 の 減 少 "SIUI未処分 利 益金 重 金26 ,582 未 払 金A。810 未1ム 嚇 業 税 「 穿749 オこaノ ㌔費,腎5,329 1,515 H5,2fiG rote lO,20・ '1 .,i19 田技研工業 の資金運 用表(91∼92) 70,57,9 __5,97R 1 表2-4c本 lIJ資 金 の機 入 〔11礎縦 の 派少 受取 研 多 ri己 牒式. 製品 鴎{鱈料 lt掛 品 興'i'蔵 品 前濃 金 荊 払 銀川 短 期 貨 付金 閲 太係 会 社 庭1期貸 付 金 収 入金 その 他 の 流 動 資 席 /fit築 物 機賊 、 装 盃 建設仮勘窟 守 川噺 案 その 他 の 無 形 固 定 資 産 従業員長期貨付金 P1111iCl留偵 権 艮期前払顎川 その 他 の 投 優 塗量:`霞 発fraw金 :1,jl! 且S.S6fi ._2,126 9G,252 置曜,13置 -1砺1431 耳 Ifil.・190 (出所)r有 一139一 衝証辮 疑 告 書総覧 』より作成 ・ 3章 生 産 性 の 分 析 表3-1ト ヨ タ 自動 車 に お け る 生 産 性 の 分 析 1987/6 1989/6 1990/6 1991/6 従 業 員 人 数(人) 一 人 当 た り の 売 上 高(柵) 64,797 67,814 70,841 71,927 93,557 107,444 115,276 119,066 労 働 生 産 性(千円) 一 人 当 た り の 人 件 費(稲) 22,422 25,158 6,738 23,666 7,159 21,240 7,464 26.8 30.3 35.1 1987/3 56,138 1989/3 1990/3 54,144 1991/3 52,068 61,087 13,529 68,759 16,003 74,021 13,221 74,358 13,220 5,778 6,380 7,084 7,360 12,826 7,375 42.7 39.9 53.6 55.7 57.5 田技 研 工 業 に お け る 生 産 性 の 分 析 1987/3 1989/3 年/月 6,294 28.1 労 働 分 配 率(%) 表3-2日 1992/3 産 自動 車 に お け る生 産 性 の 分 析 年/月 従 業 員 人 数(人) 一 人 当 た り の 売 上 高(千円) 労 働 生 産 性(千円) 一 人 当 た り の 人 件 費(千円) 労 働 分 配 率(%) 表3-3本 56,148 1992/3 56,269 75,895 1990/3 1991/3 1992/3 従 業 員 人 数(人) 一 人 当 た り の 売 上 高(千円) 29,461 29,869 30,674 31,479 79,245 88,276 89,617 88,956 31,591 92,148 労 働 生 産 性(千円) 一 人 当 た り の 人 件 費(千円) 14,575 15,543 6,514 13,324 13,562 13,177 6,916 42.0 51.9 7,221 53.2 7,497 56.9 年/月 6,117 42.0 労 働 分 配 率(%) (注)ト ヨ タ 自動 車 の1992年 で きな か っ た 。 の 分 析 は ま だr有 価 証 券 報 告 書 』が 発 行 され て な い の で 分 析 (出 所)東 洋 経 済 新 報 社r財 務 カ ル テ 』1992年 版 よ り作 成 。 但 し、付 加 価 値 は 加 算 式 で 計 算 して い る。 付 加 価 値=人 件 費+賃 借 料+差 「労 働 生 産 性 」 と は 付 加 価 値/従 定 性 は 際 立 って い る。 他 の2社 税 公 課+支 払 特 許 料+減 価 償 却 実 施 額+営 業利 益 業 員 人 数 で 示 さ れ る が 、 この 数 値 を 見 て も トヨ タ の 安 と比 較 して お お よ そ8千 円 く らい も の 開 きが あ る。 そ の 反 面 、 日産 は従 業 員 人 数 で は 本 田 を 大 き く上 回 って い る に もか か わ らず 、 そ の 労 働 生 産 性 は 低 い 。 つ ま り規 模 の 経 済 を 追 求 しき れ て い な い と思 わ れ る 。 こ の面 で の 効 率 性 を 高 め る こ とが 必 要 で は な か ろ う か 。 ま た 「一 人 当 た り の 人 件 費 」 で 見 る と 、 日産 自動 車 が 他 社 の2 社 と比 韓 して ・ 急 激 に そ の 額 を伸 ば して い る 。 これ は 「販 売 ・管 理 費 」 と い う間 接 費 の 増 大 を 生 む こ と につ な が る の で あ るか ら、 この 点 も警 戒 す べ きだ ろ う。 そ して 、 これ は 「労 働 分 配 率 」=人 件 費 総 額/付 加 価 値 の 数 値 に も表 れ て お り 、 特 に 日産 は55%を 超 えて い る こ と か ら もそ の経 営 状 況 は悪 化 して い る と見 るの が 妥 当 で あ ろ う。 そ して 、 日産 の 経 営 状 況 を 好 転 さ せ て い くに は 、 生 産 性 と い う直 接 費 の 面 の み な らず 、 人 件 費 を 含 め た 間接 費 に も注 意 して い くべ きで は な か ろ うか 。 ま た 「労 働 分 配 率 」 が 低 い と い う こ と は そ の分 、 企 業 に と って の 人 件 費 が 相 対 的 に少 な い こ とを 意 味 す るの で あ る か ら、 そ の 意 味 で も トヨ タ は 自己 の 内部 留 保 の 蓄 積 を 優 位 に進 め る こ と が で き る と思 わ れ る。 一140一 4章 内 部 留 表4-1aト ヨタ自動車の内部留保 フローの推移 摘要/決算年 保 の 1984年 分 析 (単位:百 万円,か っこ内%) 1985年 1986年 19871年 1988年 1989年 1990年 1991年 ①当期純利益 ②配当金等の社外流出額 251,567 A4,356 308,309 41,443 255,185 49,791 200,208 49,787 z38,00s 49,866 305,863 53,351 364,843 58,494 329,618 64,715 ③公表利益留保(①-②) ④公表利益留保率(③ ÷⑩ 》 211,211 (50.0) 264,866 (54.8) 205,394 (43.9) 150,421 (35.8) 188,1AO {40.4) 252,512 (A7.5) 302,309 (47.9) 264,903 (A2.6) ⑥退職給与引当金繰入額 ⑦貸倒引当金繰入額 169,360 17,850 23,792 174,373 21,264 19,433 204,507 19,059 18,510 230,947 20,467 18,010 236,637 21,183 19,984 238,8G9 17,287 23,217 276,827 28,442 24,132 310,961 21,0sa 25,301 ⑧ 制度的留保(⑤+⑥+⑦) ⑨制度的留保率(⑧ ÷⑩) zサooz (50.0) 215,010 (45.2) 242,136 (54.1) 269,424 (64.2) 277,804 (59.6) 279,433 (52.5) 329,401 (52.1) 357,352 (57.A) ⑩ 内部留保フロー(③+⑧) A22,213 tooo) 475,93G (goo.0} 447,530 (100.0) A19,8A5 tgoo.o) 465,944 (100.0) 531,945 (100.0) 631,110 (100.0) 622,255 (100.0) 1986年 1987年 1988年 1989年 '⑤減価債却費 幽 , 表4-2aト ヨ タ自動 車の 内 部留 保ス トッ クの推 移 摘要/決算年 '1984年 1985年 (単位:百 万円,か っこ内%) 1990年 1991年 ①利益準備金 ②剰余金 31,145 t,670,468 31,737 1,934,442 33,324 2,136,916 33,32A 2,289,998 33,3G2 2,478,177 36,061 2,728,536 49,561 3,019,435 G3,597 3,273,458 ③公表利益留保(①+②) ④公表利益留保率(③ ÷⑩ 》 1,701,613 (54.5) 1,966,179 (56.2) 2,170,240 (56.6) 2,323,322 (55.7) 2,511,539 (55.5) 2,764,597 (56.1) 3,068,996 (56.4) 3,337;055 (56.5) ⑤減価償却累計額 ⑥退職給与引当金 ⑦貸倒引当金 1,2A9,118 147,925 1,34G,092 164,053 23,713 1,466,948 1,63A,357 1,779,764 179,091 19,226 195,771 18,666 211,982 22,315 1,917,47G 224,918 25,608 2,104,584 240,727 26,463 2,288,006 251,774 27,638 ⑧制度的留保(⑤+⑥+⑦) ⑨制度的留保率(⑧ ÷⑩) 1,421,491 (45.5) 1,533,858 (43.8) 1,665,265 (43.4) 1,848,794 (44.3) 2,014,061 (A4.5) 2,164,062 (A3.9) 2,371,774 (43.6) 2,567,418 (43.5) ⑩内部留保ス トック(③+⑧) 3,123,10A (100.0} 3,500,037 (100.0) 3,835,505 (100.0} 4,172,116 (100.0) 4,525,600 (goo.Ol 4,928,659 (100.0) 5,440,770 (100.0) 5,904,473 (100.0) 表4-3aト 24,448 ヨタ 自動 革 の フロー 金額 とス トック増加 額 の不 一致 摘要/決算年 ① 内部留保フv一 ② 内部留保ス トック増加額 ③不」致 額(① 一② 》 ④有形固定資産 表4-4aト 1984年 A22,213 346,821 1985年 A75,936 376,933 1986年 A47,530 335,468 (単位:百 万円 》 1987年 1988年 A19,845 336,611 AGS,944 353,484 1989年 1990年 531,9A5 403,059 99,003 112,062 83,234 112,460 128,886 115,599 158,552 768,293 929,393 982,119 962,966 1,0A2,091 1,165,586 1,443,118 1984年 1985年 (単位:百 万円,か っこ内%) 1986年 251,567 (24.9) 308,309 (22.s) ③減価償却費 174,373 482,682 (14.7) 204,507 騰 繍 車フロ価 ③) 169,360 426,927 (12.3) ⑥内部留保 フロー ⑦対前年増加率 422,213 (2.6) 415,936 (12.7) 255,185 (一11.2) 1987年 200,208 (一21.5) 1988年 238,006 (18.9) 1989年 2 1990年 305,863 (28.5) 360,803 (18.0) 1991年 329,618 (一8.7) 230,947 236,637 459,692 431,155 474,643 (一A.8) (一6.2) (10,1》 238,869 5AA,732 (14.8) 276,827 G37,630 (17.1) 310,961 6AO,579 (0.5) 447,530 419,845 (一6.2) 465,944 (11.4) 531,945 (14.2) 631,710 (t8.8) 622,255 (一6.0) 「決算 年」とは、決算のおこなわれた年(す なわち 『有価証券報告書』の表紙に記載の年)を さす. なお、 トヨタ自動車の決算 日は各年6月30日 である. 《出所 》 G22,255 463,703 75,392 ①当期純利益 ②対前年増加率 (注)1 1991年 722,819 ヨ タ 自 動 単 の キ ャ ッ シ ュ ・フ ロ ー の 推 移 摘要/決算年 G31,710 516,111 対前年増加率=(当 年一前年)÷ 前年×100と して計算 した。 r有価証券報告書』により計算 した. 一141一 (一1.5) 表4-1b日 (単 位:百 産 自動車にお ける内部留保 フローの推移 概要/決算年 ①当期純利益 ②配当金等の社外流出額 ③公表利益 留保(① 一②) ④ 公表利益 留保率(③ ÷⑩) ⑤減価償却費 ⑥退職給与引当金繰入額. ⑦貸倒引当金繰入額 ⑧制度的留保(⑤+⑥+⑦) ⑨制渡 的留保率(⑧ ÷⑩) ⑩内部 留保 フロー(③+⑧) 万円、か ・ うこ内%) 1987年 1988年 1989年 1990年 1991年 1992年 46>606 31,032 38,584 31,827 6,757 63,606 85,377 78,159 54,191 34,583 29,023 35,406 49,971 35,505 42,654 35,415 18,776 (4.6) 99,133 6,069 017.6) 87,846 5,400 C28.8) 94,409 7,138 (22.1) 112,699 6,182 23,090 141,295 35,040 140,242 42,178 135,424 21,856 123,403 31,076 149,957 (11.2) 142,102 s,sss 492 C90.ll 156,869 (100.0) (95.4) 146,999 0100.0) (82.4) 164,447 (100.0) (71.2) 173,374 (100.0) (77.9) isz,sii (100.0) 1990年 1991年 15,574 <9.9) 113,462 4,743 149,280 (88.8) 238,886 cioo.o> 冒 -一- 表4-2b日 ①利益準備金 蹴 ③公表利益留保(①+②) ④公表i利益留保率(③ ÷⑩) ⑤減価償却累計額 ⑧退職給与 引当金 ⑦貸V!1引当金 ⑧知渡 的留保(⑤+⑥+⑦) ⑨制渡的留保 率(⑧ ÷⑩) ⑩内部留保 ス トック(③+⑧) 表4-3b日 一 (単位:百 万円、か っこ内%) 産 自動車 におけ る内部留保ス トックの推移 概要/決算年 '1989年 1987年 1988年 28,819 860,862 889,681 039.3) 1,234,150 84,202 29,527 867,566 897,093 32>718 894,702 927,420 36,467 941,191 977,658 40,225 980,107 1,020,332 1,039,011 (37.9) 1,306,644 81>085 (37.8) 1,346,389 T7,369 (39.2) 1,382,446 75,141 54,158 1,372,510 81,091 1,468,820 101,604 1,525,362 61,568 1,519,155 (39.7) 1,417,515 sz,ss2 72,617 (39.3) 1>509,511 25,697 71,612 1,552,994 1,606,820 (60.7) 2,262,191 C62.1) 2,365,913 (62.2) 2,452,782 (60.8) 2,496,813 0100.0) (100.0) 0100.0) 0100.0) ① 内部留 保フ ロー ② 内部留 保ス トック額増加額 ③不-致 額(① 一②) ④有形固定資産 表4-4b日 2,573,326 一.-一 (100.0) 一 「 一..一}一 (60.7) 一-一}一 (100.0) 一・}.一 1989年 1990年 1991年 1992年 156,869 146,999 164,447 173,374 192,611 81,876 T4,993 596,124 103,722 43,277 561,692 86,869 77,578 573,082 44,031 129,343 633,035 76,513 iis,oss 823>250 168,056 72,505 (単 位;百 95,551 937,661 万 円 、か っ こ内%) 1987年 1988年 1989年 1990年 1991年 1992年 ①当期純利益 ②対前年増加率 46,606 38,584 63,606 85,377 78,159 54,191 (一28.0) C64.6) 87,846 151,452 C34.2) 94,409 i7s,7ss (一30.7) 113,462 160,648 C-17.2) 99,133 137,717 C-8.5) ③減価償却費 ④キ ャッシュ ・フロー(①+③) 1旦2,699 142,102 190,858 196,293 ⑤対前年増加率 C-19.0) C-14.3) ⑥内部留保フロー ⑦対前年増加率 156,869 146,999 (10.0) 164,447 (18.1) 173,374 192,611 011.9) (5.4) (11.1) (一6.3) (6.2) (注)1)「 決算年 」とは、決算のお こなわれた年(す なわちr有 価証券報告書総覧 雪の表紙 に記載 の年)を さす。 なお、 日産自動車の決算期 は各年3月31日 であ る。. 2)対 前年増加率三(当 年 一前年)÷ 前年 ×100と (出所)r有 価証券報告書 惚覧』 により計算 した。 して計算 した。 一142一 一-一' (単位:百 万 円) 1988年 (一18.B) 一」-一-幽 一 2,645,831 1987年 産 自動 車 に お け るキ ャ ッ シ ュ ・フ ロ ー の推 移 概要/決算年 43,983 995,028 (60.3) 産 自動車の 内部留保 にみるフ ロー金額 とス トック増加額 の不 門致 概要/決算年 1992年 (2.8) 168,056 (一12.7) 衷4-lc本 r一} (単{立:i'i/il'J、 カ、 っ こ内%} 川技研 工業 にお ける内部留保 フローの推移 概要/決 鼻年 1A89f{= 1988年 1990年 19s2sr 1991年 '一一一"L-99-9一,,{ 47,273 ①当期純利益 ②配 当金笠の社外流 出額..,._. ③公 爽利益留保(① 一②) ④公表 到益留曜 茎.⑬土⑩___. 35,183 80,703 一, 39,558 _{29、 80,7G1 9f,,989 ●畠・ 93,058 .二 超 一.`ヱq21. 112,915 uon.o) 132,filfi tinn.0) 1989年 ①利益宰備5f ②剰余金 ③公表利益留保(①+②) ④公薮 ⑤瀕価償却累計額 利益留保圭趣 ⑩)___ ⑥退職給与引当金 ⑦鼠囲 図 魚 32G,5113 一_ .」ga_oL. 117,103 (且00.0} 万Fl、 カ・っ こ1λ」%) 1ggo年 19'llsド 1992年 17,102 18,959 19,820 455,564 ..・1Qfi2?11. 423,813 ..d38'2is一15(i,fi77 .」 弧 至L 585,070 一.」4q』L fi54,500 181,121 __542.3Z_ X11,088 311.!'i87 垂し8Z. 461,235 .一 --- "9幽 ⑧制 度的留保(⑤+⑥ ・ 卜⑦} ⑨ 劃度凶留偲墨 ⑬ 毛⑩L,一 ⑩内 部留保 ス トック(③+⑧) 、 鉱. 一} 15,772 3fi8,352 肱{;・1霊 _」 2,5fi2 98,375 130,f90 (100.0) (単{立3而 川技研工業 におけ るiλ1部 留保ス トックの推 移 1988fr 一 一 agr, 97,875 ・ ass,38.1 一」3A、 」L_ 719,F19 一一 ,}- ...14,賦. ass,2ss ___13,223. 5&1,311 .」o?s. 一」58,21, 81f,853 一..li買,7Z AO8,X135 二58.5} し020,961 (100.0) (100.01 in,srn 。.iz,aae. ors,986 GS17,la8 729,878 一 」 昼Ω』_ 1,205,2f3 (59,4L 1,123,srs (IQO.0) (to〔}畳o) (100.0) (単位:百 万円) 川技研工 業の内部留保 にみ るフ ロー.額 とス トック金額 の 不一一致 概要/決 算年 い,09 18,728 」16.0_ 95,813 」25.1_ 7」一 η,559 iii,941 cioo.n> 昼L 一 ρ1盤.4)... 13,838 ・,■ 噛,■ 響ρ 騨 一 32,821 A3,n5e -. 一.姻 、1L. 32,6G6 ac,6G7 __13,GR6. .__13,86. 一 一 58 概 要/決 卿q三 表4-3c本 ii,sas ,1鐙』L 71,559 _」30y3Z_. ⑧制邸 的留保(⑤ 昏⑥ 昏 ⑦) ⑨ 制度的 留1鯉 血 ⑩L_一.... ⑩内 部留保 フロー(③F⑧ レ 喪4-2c本 __t2,5aa. .一,隻2、qgq. ⑤減価償却費 ⑥退職給与引当金繰入額 ⑦蹴倒引¥喩糧入額 63,229 63,93Q 1998午 1989年 サsth` 1990年 1992s( 噂L一 ① 内部留 保フロー ② 内部留保 ス トック増 加噸.._. ③ 丘=致 額 工①二②)___一_ ④ 有形固定 資産 一 表4-4r本 lI5,9・as __91,5A2, __-9,38y__ ..___21,3G3 arr,,srs 422,789 130.figfi ..inz,1(12. 2'ヱ、9鍵 一 536,155 117,103 81,800 __.35,'iO3 527,110 _一_一r-P.8り 田妓研 工業にお けるキャ・ ソシ ュ ・フri-o>推 概要/決鄭年 132,616 __112,52G. _202090 508,137 且12,915 ..96,顕. 1989年 1988年 (単`立:ri万F1、 移 194Uf1` 且OAlSII カ・ っ こ1勺%) Ii)97.;r 噂F一,・-一 ① 当辮 純利益 ③ ②減 対煎ff勲 価1悩 噴睦峯..、 ④ キヤ ツシコ.・フロー(①+③) ⑤圏 煎隻塑伽 墾__一_____ (酬1部 留保 フロー ⑦対 前年増加 率 53,Ω30 47,273 _(11,8). 80.7113 127,978 」1鎚L. .{1`,1}. 7L559 且25,489 115,9鎚 (13.fi1 53,22a S.1.3). 93,058 IaF,28?. 一 上1.鉦, ll2.915 一 」1_fi_GZ_ (一2.F) cサ.a) 132,filfi tr,,fiG7 (一13:5)_ 96,989 143,656 _但 』L i30,696 臼 。・1} 32,5ff, (=30.2)一 一一一一 95,813 128,379 」 二in_FZ_ iサ,103 c-in.4) 一 『 一 「決質「 年 」とは 、決弾の おこなわれ た隼(す なオ)ち『有価証 券報 吉書総覧 』σ)表紙 に記載 0メの を さす 。なお 乍田 技研 工某0)決 算qくは 各年3月:31日 である 。 2)退 職給 与引 当金繰 入額 、同 繰入顧は 、公表されて いないので 、これを除い た 。 :3)対 前年増加1率=(当 年一前年)÷ 前 年xJ〔 〕0と して訓'尊した 。 {出所)『 有価証 券鞭{!寺 禽総覧 』によ り計 弾した. (を沿1) 一143一 こ こで は 、 トヨ タ 自動 車 、 日産 自動 車 、 本 田技 研 工 業 の3社 の 内部 留 保 を 見 て行 く訳 だ が 、 そ の 前 に 、 ま ず 内部 留 保 とは 何 か を 定 義 しな けれ ば な らな い。 内部 留 保 と は税 引 後 利 益 一 配 当 金 とす る と い う定 義 が 通 説 で あ る。 しか し・ 現 在 日本 の 会 計 制 度 で は 「保 守 主 義 の 原 則 」 に よ って 非 支 出 費 用 の 過 大 計 上 が 認 め られ 、本 来 の 費 用 と は 別 に利 益 で あ る は ず の もの ま で が 費 用 と して 計 算 され 、 企 業 内 に留 保 さ れ て い る。 非 支 出 費 用 は 収 益 控 除 の 対 象 項 目 と さ れ な が ら も、 実 際 の 支 出 と は な らず 半 永 久 的 に企 業 内 に蓄 積 さ れ 、 流 用 可 能 な資 金 と して 更 な る資 本 蓄 積 に 動 員 さ れ る。 こ う した 現 状 か ら、 公 表 利 益 の 留 保 部 分(こ れ を 「公 表 利 益 留 保 」 と呼 ぶ)の 分 析 の み な らず 、 減 価 償 却 費 や 引 当 金 繰 入 額 等 の 損 益 制 度 に よ っ て 企 業 内 に蓄 積 され る非 支 出 費 用 (こ れ を 「制 度 的 留 保 」 と 呼 ぶ)に 内部 留 保 と は 、 公 表 利 益 留 保+制 ま で 分 析 の 枠 を広 げ る こ と に す る 。 従 って こ こで 扱 う 度 的留保 の ことで ある。 内 部 留 保 に は 期 間 合 計 額 と して 発 生 す る 内 部 留 保 フ ロ ー と 内部 留 保 フ ロ ーが 順 次 、 企 業 内 に蓄 積 さ れ た 内部 留 保 ス トッ ク と が あ る 。 そ れ ぞ れ の 計 算 式 を 示 せ ば 以 下 の と う りに な る。 内 部 留 保 フ ロ ー=(当 期 純 利 益 一社 外 流 出 額) +減 価 償 却 費+退 職 給 与 引 当 金 繰 入 額+貸 ※社 外 流 出 額=配 当 金+役 員(監 査 人)賞 与 金+中 倒 引当金繰 入額 間配 当額 内 部 留 保 ス ト ッ ク=利 益 準 備 金+そ の 他 の 剰 余 金 +減 価 償 却 累 計 額+退 職 給 与 引 当 金+貸 倒 引当金 分 析 の 順 序 と して 、1.内 部 留 保 の フ ロ ー と ス トッ ク の 推 移 、 次 に 、2.フ ロー金額 と ス ト ッ ク増 加 額 の 不 一 致 、最 後 に 、3.キ ャ ッ シ ュ ・フ ロ ー の 推 移 を 見 て み る。 そ れ に基 づ い て トヨ タ 、 日産 、 本 田 の 各 社 を 比 較 、 検 討 す る こ と に す る 。 1.内 部 留 保 の フ ロ ー とス トッ ク の 推 移 上 記 の 計 算 式 か ら各 社 の 内部 留 保 の フ ロ ー'とス トッ クを 計 算 した も の が 、 表4-1と 表4-2で あ る 。 内 部 留 保 フ ロ ー に 関 して 特 に 目立 つ の 点 は 、 トヨ タ の 他 を は るか に 凌 ぐ フ ロ ー金 額 と 日産 の91年 か ら92年 に か け て の 数 値 の推 移 の異 常 さ で あ る。 トヨ タ の 内 部 留 保 フ ロ ー の 額 は 日産 、 本 田 の 合 計 額 を は る か に上 回 り、 そ の伸 び も5年 前 の1. 4倍 と、 日産 の1.1倍 92年 や 本 田 の1.0倍 と は 比 較 に な らな い ほ ど の差 で あ る。 日産 の の数 値 は異 常 な 変 化 を して い る 。 特 に 貸 倒 引 当 金 は 激 減 して い るの だ が 、 この 理 由 は バ ブ ル 崩 壊 の 不 況 に よ る利 益 減 や 、 これ ま で の 過 度 な 設 備 投 資 の た あ 膨 れ 上 が っ た 減 価 償 却 費 に よ る利 益 の 圧 迫 を 、 穴 埋 め す る た め に 弱 含 み 決 算 を 行 った か らで あ る と言 え る。 こ こ に最 近 の 日産 の苦 境 が よ く現 れ て い る と思 わ れ る。 制 度 的 留 保 を み る と、 ト ヨタ につ い て は 毎 年 そ の 額 を 順 調 に 伸 ば して お り、 本 田 に つ い て も92年 の不振 に もか か わ らず 、 制 度 的 留 保 の 額 は 増 加 させ て い る。 内 部 留 保 フ ロ ー に 占 め る制 度 的 留 保 の 割 合 は 、 トヨ タ が5割 な い し6割 、 本 田 が ほ ぼ 7割 程 度 と い う傾 向 が 見 られ る が 、 日産 は か な り波 が あ り、 景 気 の 変 動 が 内 部 留 保 に ス ト レー トに影 響 を 与 え て い る よ う に思 わ れ る。 しか し、 いず れ に して も 日産 の制 度 的 留 保 率 は常 に トヨ タ の そ れ よ り も高 い値 を 示 して い る。 この よ う に トヨ タ の 制 度 的 留 保 率 は 、3社 の 中 で も最 も低 く な って い るが 、 これ は 制 度 的 留 保 率 の 低 さ が 企 業 の留 保 力 の 弱 さ を 示 す の で は な く、 む しろ通 常 の 会 計 処 理 で は 圧 縮 しき れ な い ほ ど の 実 質 利 益 を上 げ て い る こ と を 示 して い るか らで あ ろ う 。92年 に業 績 を 悪 化 さ せ た 日産 、 本 田の 制 度 的 留 保 率 が 逆 に増 加 して い る 点 か ら も、 トヨ タ の 制 度 的 留 保 率 の低 さ は ト ヨタ の 飛 び抜 け た力 を 示 して い る と言 え る 。 次 に 内部 留 保 ス トッ クで は 、 トヨ タ の そ の 額 は91年 に約6兆 円 に も達 し、 日産 の2 倍 強 、 本 田 の4倍 強 に もの ぼ り、 日産 と 本 田両 者 の 合 計 額 を も は るか に 凌 ぎ 、 こ こ か ら も他 の2社 と掛 け 離 れ た トヨタ の 強 大 な 力 を 見 る こ とが で き る 。 だ が 、 日産 、 本 田 も順 調 に 内 部 留 保 ス ト ッ ク額 を 伸 ば して お り、 決 して 劣 って い る と は 言 え ま い 。 一144一 トヨ タ の 内 部 留 保 ス ト ッ クの 大 半 は そ の 源 が 剰 余 金 で あ るの に対 して 、 日産 、 本 田 は 大 半 が 減 価 償 却 累 計 額 で あ る。 トヨ タ と 日産 、 本 田 との 差 は こ の膨 大 な 剰 余 金 な の で あ る 。 内部 留 保 ス トッ ク に お け る公 表 利 益 留 保 率 と制 度 的 留 保 率 は 、 こ の こ とを 反 映 して トヨ タで は ほ ぼ6:4、 日産 、 本 田で は逆 に4:6に な って い る。 トヨ タ の 制 度 的 留 保 率 は 、 ス トッ ク面 で も3社 中 で 最 も低 く トヨ タの 圧 縮 し きれ な い ほ ど の 利 益 の 巨大 さを 物 語 っ て い る と言 え る。 2.フ ロ ー金 額 と ス ト ッ ク増 加 額 の 不 一 致 表4-3で は 内部 留 保 の フ ロ ー 金 額 と ス ト ッ ク増 加 額 との 差 を 検 討 して い る 。 内 部 留 保 ス ト ック で は 、 そ の主 要 項 目で あ る減 価 償 却 累 計 額 が 償 却 資 産 の 廃 却 に際 して 取 り 崩 され る こ と も あ り、 フ ロ ー金 額 と ス トッ ク増 加 額 と の差 は ほ とん ど 一 致 しな い 。 こ の 差 は ス ク ラ ッ プ ・ア ン ド ・ビ ル ドが 激 しい 時 に大 き くな る傾 向 が あ る。 3社 と も に 、年 々 不 一 致 額 が 概 ね 大 き くな って い く傾 向 に あ る。 この5年 間 に トヨ タ 、 日産 は共 に有 形 固定 資 産 の 額 で約1.6倍 の 伸 び を 見 せ て お り、 ま た 本 田 につ い て も約 1.3倍 と他 の2社 よ り も低 い と は言 え 順 調 な 伸 び を 示 して い る 。 この こ とか ら も、 フ ロ ー金 額 と ス トッ ク増 加 額 の 差 が 活 発 な 設 備 投 資 を 反 映 さ せ て い る と言 え よ う。 3.キ ャ ッ シ ュ ・フ ロ ー の 推 移 最 後 に キ ャ ッ シ ュ ・フ ロ ー の 推 移 を 見 る こ と に す る 。 キ ャ ッ シ ュ ・フ ロ ー は償 却 前 利 益 と も呼 ば れ 、 当 期 純 利 益 に 減 価 償 却 費 を 加 え た もの で あ る。 キ ャ ッ シ ュ ・フ ロ ー の 分 析 を す る こ とで 、 減 価 償 却 費 に よ る利 益 操 作 の影 響 を 取 り除 き 、企 業 の 留 保 力 と資 金 収 支 の 実 態 を 明 らか に す る こ と が 可 能 と な る 表4-4に3社 の キ ャ ッ シ ュ ・フ ロ ー の 推 移 を 示 して あ る 。 各 社 と もキ ャ ッ シ ュ ・フ ロ ー の 額 は 、 ほ ぼ 内 部 留 保 フ ロ ー の 額 と 同 じで 、 こ の2つ は対 前 年 比 増 加 率 の 推 移 に お い て 概 ね 連 動 して い る 。 ま た 、 こ こ2∼3年 の 自動 車 業 界 全 体 の不 振 に伴 い 、 各 社 と も キ ャ ッ シ ュ ・フ ロ ーを 減 少 さ せ て は い る もの の 、 減 価 償 却 費 が 景 気 の 影 響 を 和 らげ 景 気 動 向 を 直 接 反 映 しな い た め 、 そ の 減 少 額 は 当 期 純 利 益 の 減 少 に 比 べ 、 緩 や か な推 移 を 示 して い る。 お わ りbこ ト ヨタ 、 日産 、 本 田。3社 と も に 日本 経 済 を 支 え て い る、 日本 を 代 表 す る大 企 業 だ 。 バ ブ ル 経 済 期 に は 作 れ ば 売 れ る と い う状 態 が 続 い たが 、 バ ブル 経 済 の 崩 壊 に伴 って 、 各 社 の 財 務 状 態 に は著 しい ば らつ きが 出 て き た 。 そ こで 財 務 分 析 を 通 じて 、 各 社 の 置 か れ た 状 態 を分 析 して い こ うと い うの が 、 今 回 の私 達 の 試 み で あ った 。 まず 鳥 瞳 分 析 を 見 て み る と、 売 上 総 利 益 で は 、82年 に は トヨ タ よ り も 日産 の 方 が 上 回 っ て い た と い う こ と に は 、 驚 き の念 を 禁 じ得 な い 。 しか し、 短 期 ・長 期 借 入 金 、 設 備 投 資 に 関 す る項 目 、 内 部 留 保 に 関 す る項 目 な どを 見 る こ と に よ って 、3社 が 現 在 の 状 態 に な る べ く して な っ た こ とが よ く分 か る 。 即 ち 、 トヨ タ は借 入 金 は 一 切 無 く、 資 本 がB/S合 計の 約6割 を 占 め 内 部 留 保 を 確 実 に進 め て い る 。 一 方 、 日産 は 販 売 費 ・管 理 費 の 高 さ と い う構 造 的 問題 は あ ま り改 善 せ ず 、 バ ブル 期 に は トヨ タ に 追 い つ くべ く、 借 入 金 を 設 備 投 資 に 向 け て 事 業 の 拡 大 を 図 って きた 。 ま た 、 本 田 は 借 入 金 の 借 入 れ と返 済 を 繰 り返 して い る 。 こ れ ら の こ と は 、2章 の 資 金 運 用 表 や 、4章 の 内 部 留 保 の分 析 を 見 る こ と に よ っ て 、 更 に 明 らか と な る。 資 金 運 用 表 の 分 析 で は 、 景 気 の 動 向 は 販 売 が 先 行 し、 棚 卸 資 産 に は 同 時 に 影 響 し、 固定 資 産 に は遅 れ て 影 響 す る こ とが よ く分 か る 。 バ ブ ル 形 成 期 に は 、 現 金 及 び預 金 や 売 り掛 け 金 が 増 え 始 め 、 バ ブル 絶 頂 期 に は 、 作 れ ば 売 れ る と言 わ れ た ほ どで あ っ た 。 これ を 過 ぎ た 頃 か ら、 製 品 、 原 材 料 、 仕 掛 品 な どの 棚 卸 資 産 の 増 加 が 目立 っ て い る 。 そ して 、 バ ブル の 崩 壊 に伴 って 設 備 投 資 、 減 価 償 却 費 が 重 荷 と な っ て き た の で あ る。 そ の 間 、 日産 や 本 田 に お い て 借 入 金 の 出入 りが 激 しい こ と は見 逃 せ な い 。 生 産 性 の 分 析 で は 、 トヨ タ の規 模 の経 済 を 生 か した 安 定 性 が 際立 って い る 。 ま た 相 対 的 一145一 ・ に 、 日産 よ り も本 田 の ほ うが 生 産 性 の 指 標 は よ く、 日産 が 規 模 の 大 き さ を うま く利 用 しき れ て い な い こ と も分 か っ た 。 そ して 、 内 部 留 保 の 分 析 で は トヨ タ の 独 壇 場 と い った 感 じが あ る。 ど の 面 か ら見 て も ト ヨタ はす ぼ 抜 け て お り、 トヨ タ銀 行 と呼 ば れ るの に も納 得 で き る 。 ま た 、 制 度 的 留 保 率 を 見 る と トヨ タ は3社 中 で 常 に 最 下 位 で あ り、 通 常 の会 計 処 理 で は 十 分 に 圧 縮 し きれ な い ほ ど の 利 益 を 出 して い る トヨ タの 巨大 さ に は 改 め て 驚 か さ れ る。 こ の よ う に 、 ど の分 析 に お いて も トヨ タ賛 美 に終 始 した よ う な 感 じ もす る が 、 昨今 の バ ブル 崩 壊 後 の 不 況 に よ っ て 、 日産 、 本 田 は 言 う に及 ば ず トヨ タ ま で もが 少 な か らぬ影 響 を 受 けて い る。 しか し この 影 響 の 受 け具 合 は 、 各 社 の これ まで の財 務 体 質 に応 じて ば らつ き が あ る 。 中で も、 日産 は危 機 的 な 状 態 で あ る。 ま た 、 自動 車 業 界 は バ ブル の 時 代 に需 要 の先 食 い を して き た こ と も確 か で あ る 。 この 不 況 を 乗 り切 る た め に も、 各 社 で 長 期 的 な 視 野 に立 った リス トラ が 必 要 で あ ろ う。 部 品 の 共 有 化 、車 型 の 削 減 、 各 社 間 で の 事 業 提 携 、 値 引 販 売 の 自粛 な ど 、 改 善 策 が 毎 日の よ う に新 聞 紙 上 を に ぎ わ して い る 。 各 社 の 今 後 の 運 命 は 現 状 を い か に乗 り切 れ るか に か か って い る と言 え るだ ろ う。 以 上 の こ と が 、 私 達 が 自動 車 業 界 の分 析 を通 じて 学 ん だ 事 柄 で あ る。 「は じめ に 」 か ら も分 か る よ うに 、 崇 高 な 目的 を も って 始 め た わ け で あ る が 、 ど の 程 度 達 成 で き た か 疑 問 な 点 も多 い 。 今 回 の研 究 で の 不 十 分 な点 は 来 年 度 の論 文 研 究 の 課 題 と な ろ う。 具 体 的 に は連 結 決算 の分析 を進 あてみ ることな どだ。 最 後 に こ の論 文 が こ う して 出来 上 が っ た の は 偏 に 、 私 達 を 暖 か く御 指 導 下 さ っ た 藤 井 秀 樹 先 生 の お か げ で あ る。 こ こ に感 謝 の 意 を 表 して お き た い 。 本 当 に あ りが と う ご ざ い ま し た。 参 考 文 献&経 営 デ ー タ 鵜 澤 利 高 ・小 松 哲 也rよ くわ か る 自動 車 業 界 』(日 本 実 業 出版 社,1992年) JICC出 版 編 著r日 本 車 の 悩 み 』(JICC出 版,1992年) 下 川 浩 一r世 界 自 動 車 産 業 の 興 亡 』(講 談 社 現 代 新 書,1992年) 白澤 昭 雄r自 動 車 業 界 』(教 育 社,1990年) 日本 経 済 新 聞 社 編r財 務 諸 表 の見 方 』(日 本 経 済 新 聞社,1988年) 日本 経 済 新 聞 社 編6ホ 野 村 秀 和 編r企 ンダ 神 話 は 崩 壊 した か 』(日 業 分 析 』(青 野 村 秀和 編r企 業 会 計 』(青 木 書 店,1992年) 丸 山 恵 也 ・藤 井 光 男 『日本 の ビ ッ グ ビ ジ ネ ス 森 田松 太 郎r経 営 分 析 入 門 』(日 価 証 券 報 告 書 総:覧』(1982年 本 田技 研 工 業 編r有 トヨ タ/日 産 』(大 本 経 済 新 聞 社,1990年) 東 洋 経 済 新 報 社 『財 務 カ ル テ 』(1993年) トヨタ 自動 車 編r有 価 証 券 報 告 書 総:覧』(1982年 日産 自動 車 編r有 本 経 済 新 聞 社,1991年) 木 書 店,1990年) 価 証 券 報 告 書 総 覧 』(1982年 一146一 ∼1991年) ∼1992年) ∼1992年) 月 書 店,1991年) 一年をふりかえって 久保幸司 今 年 は 新 歓 コ ン パ に 始 ま つ た 。 自分 た ち が よ く わ か ら な い 基 準 で 選 ん だ2回 際 は ど ん な 奴 ら だ ろ う と 思 っ て い た 。 コ ン パ に な る と2回 つ た 。 こ う して 一 一年 が 始 ま り 、 プ レ ゼ ミ で は3、4回 生 だ け ど実 生 のパ ワー に 圧 倒 され る ほ どだ 生 が 先 生 と な っ て2回 生 を教 え る と い う こ とに な り ど うな る こ とか と思 っ た が 、 や っ ぱ り う ま く教 え る こ とが 出来 な か つた 。 実 は 自 分 に も は っ き り理 解 で き て い な か っ た し … 。 まあ そ れ は よ し と し てゼ ミが 本 格 的 に 始 ま っ て い く と 、 今 年 は 四 回 生 に な つ て 「就 職 ど う し よ う 」 と か い う 話 が よ く で て く る よ う に な つ た 。 そ う い う 話 を し て い る と先 生 が い ろ い ろ 言 つ て く れ た り し て た め に な っ た り した 。 結 局 前 期 の う ち は就 職 の ほ う に 必 死 だ つた 。 そ う い う 中 に き た 立 命 か らの イ ン タ ー ゼ ミの 話 。 そ 、 そ ん な 。 う ま くや っ て い け る のだ ろ うか 。 は っ き り い つ てす ご く不 安 だ つ た 。 そ し て前 期 が終 わ つた 。 夏 休 み の最 後 に は夏 合 宿 が あ つた 。石 川 県 の 九 十 九湾 の "き ん プ ラ"で あ つ た の だ が ま さ に 自然 と親 し み な が ら と い う 感 じ だ つ た 。 パ ッ トゴ ル フ を し た り 麻 雀 を し た り で 楽 しか つ た 。 肝 腎 の 勉 強 は と い う と 他 の 発 表 の と き に は 眠 っ た り あ ま り聞 いて な か つ た 気 が す る 。 後 期 に 入 る と ゼ ミ 以 外 に も 週 一 回 集 ま つ た り して11月 の シ ンポ に 向 け頑 張 つ た 。 本番 で は な ん と か う ま く や れ た ん じ ゃ な い か と思 つ て い る 。 僕 自 身 は 結 構 他 人 ま か せ に な つ て し ま っ た こ と が 多 く 申 し訳 な く思 っ て い る 。 ま た 今 年 こ そ は 、 と 思 っ て い た 簿 記 一 級 は や は り今 年 も と れ ず じ ま い だ つ た 。 2年 間 藤 井 先 生 や ゼ ミ 生 の お 世 話 に な り た ぶ ん 今 年 で 卒 業 だ と 思 う が 学 生 生 活 の な か で ゼ ミ とい う 自分 の居 場 所 が 出来 て よ か つた 。来 年 か ら も新 し い場 所 で頑 張 ろ う と思 う 。 一148一 こ の こ の1年 ■年 を 振 は 何 と 言 っ て も ハ ー ド な1年 り返 っ て で した 。 自分 の班 の 研 究 テ ー マ で あ っ た 「流 通 」 は 、 非 常 に 身 近 な テ ー マ で と っ つ き や す か っ た の で す が 、 ダ イ エ ー 、 イ トー ヨ ー カ 堂 を 中 心 と す る流 通 業 界 の 全 容 ・実 体 を 把 握 す る に 当 た っ て 、 企 業 戦 略 、 鳥 か ん 分 析 、 経 営 指 標 分 析 、 資 金 分 析 、連 結 分 析 と 多 岐 に わ た る 分 析 を 要 し 、 そ れ ら に か な りの 時 間 を 費 や し て き ま し た 。 完 成 度 と して は 、 去 年 の M&Aに つ い て の 研 究 論 文 を 遥 か に 上 回 る も の だ と 感 じて お り 、 自 分 な りに 満 足 して い ま す 。 今 年 の 研 究 成 果 は 、 立 命 館 大 学 と の シ ン ポ ジ ウ ム に て 発 表 す る と い う事 だ っ た の で 、 ヘ タ な も の は つ くれ な い と皆 、 必 死 に 取 り組 み ま し た 。 シ ンポ ジ ウ ム は 初 め て の 試 み だ っ た の で す が 、 ア カ デ ミ ック な刺 激 をお 互 い に 受 け 各 自の テ ー マ 研 究 の 大 き な モ テ ィベ ー シ ョ ン と な り 、 ま た 友 好 を 深 め る 事 が 出 来 た と い う 点 に お い て 大 成 功 だ っ た と思 うの で 、 こ れ か ら も伝 統 と な る よ う に 是 非 と も続 け て 欲 し い と 思 い ま す 。 こ の ゼ ミで 学 ん で き た2年 間 は 、私 に と っ て は レ ジ メ 作 り に 追 わ れ る 日 々 が 続 き 、 し ん ど い と感 じ る 時 が 多 か っ た の で す が 、 そ の 分,卒 業?す る 立 場 に な っ て あ ら た め て 振 り返 っ て み る と 良 い 思 い で ば か りで 藤 井 先 生 と ゼ ミ の 皆 さ ん に は 感 謝 し て い ま す 。 こ れ か ら は こ の ゼ ミで の 経 験 を 糧 に し て 頑 張 っ て 行 き た い と 思 い ま す 。 4回 一149一 木村 崇博 この1年を振り返って 寺澤真一 「 進 路 選 択 」 と い う難 問 を 抱 え て 迎 え た この1年 。 当 時 の 自分 は 何 を し た い の か も は っ き り定 ま らず 、 ひ た す ら精 神 的 に動 揺 して い る だ け だ っ た 。4回 生 に な った に も か か わ らず 勉 強 が 全 く手 に っ か ず 、 ゼ ミの 時 間 の う ち 半 分 以 上 心 身 を ボ ロ ボ ロ に しな が ら眠 り に 耽 って い た こ と も あ った ほ ど だ 。 そ ん な 自分 が 半 ば 捨 て 身 の 気 分 で 民 間 企 業 へ の 就 職 活 動 を 始 め て 現 場 で 働 く人 の ナ マ の 実 感 を 多 く聞 く な か で 、 そ れ ま で 自分 が 持 って い た 「 企 業 社 会 」 と い う もの の 暗 い イ メ ー ジが 打 ち 破 られ 、 「は た ら く」 と い う こ と に 大 き な 希 望 を 見 い 出 す よ うに な る(み ん な っ らい な か で も結 構 生 き が い を 見 い 出 そ う と色 々 な 努 力 を して い る も の だ)。r今 の 日本 、 大 変 だ け れ ど 面 白 い1」 そ う い う手 ご た え を 感 じた 。 そ う こ う して い る うち に、 ン ポ ジ ウ ム を や る 」 と い う こ と に 決 ま っ た 。 た しか6月 「 今年 は立 命 の ゼ ミと シ の 終 わ り頃 だ っ た と 記 憶 して い る 。 こ の 頃 か ら少 し心 を 入 れ 換 え 、 銀 行 班 に 所 属 す る こ と に な っ て 、 「 学生 生 活 の 最 後 、 専 門 の 勉 強 を し っか り頑 張 ろ う」 と い う気 持 ち に 徐 々 に な っ て い く。 就 職 活 動 の 話 が 長 く な りま し た が 、 自分 に と って この1年 に ドン底 の 状 態 か ら 出 発 して(そ う な 気 が す る …)、 う言 え ば4月 の ゼ ミ活 動 は 、 こ の よ う の 新 歓 コ ンパ を い き な り ブ ッチ し た よ そ の 後 ドラ マ チ ッ ク な就 職 活 動 を 経 て(も ち ろ ん 、 上 に書 い た こ と は ほ ん の ご く表 層 、 も っ と色 々 な こ とが あ つ た)、 論 文 作 成 の 始 ま る 夏 合 宿 の こ ろ か らよ う や く本 格 化 した も の で した 。 専 門 学 問 と しか 考 え て い な か っ た3回 生 の 時 ま で と違 って 、 社 会 人 と な る に 当 た っ て い ま の 日本 経 済 の 重 要 問 題 に つ い て 自分 な り に 検 討 して い く力 を っ け た い と い う思 い で 、 論 文 作 成 に取 り組 む よ う に な りま した 。 そ の 後11月 末 の 立 命 の ゼ ミ との シ ン ポ ジ ウ ム ま で の3カ 月 間 は 、 苦 しか っ た け れ ど も忘 れ られ な い 、 非 常 に い い 思 い 出 に な りま した 。 自分 自身 実 に い ろ ん な苦 労 を し ま した が 、 昨 年 度 以 上 に今 年 は 「 頑 張 って 自分 た ち が 書 い た の だ 」 と い う実 感 の 持 て る もの に な り ま した 。 ち ょ う ど バ ブ ル が は じけ て 銀 行 の 不 良 経 営 の 問 題 が 大 き く問 わ れ て い る時 期 だ け に 、 非 常 に や りが い が あ り、 専 門 で あ る会 計 の 勉 強 に も な り ま した 。 ま た シ ン ポ ジ ウ ム に よ って 、 自分 た ち の勉 強 の 到 達 点 が リア ル に 分 か りま した 。 対 象 を は っ き り と定 め て ど う い う角 度 か ら ア プ ロ ー チ す る の か を 明 瞭 に し よ う と努 力 した が そ れ で も視 野 が 狭 か っ た 、 な る ほ ど そ う い う側 面 を 見 落 と して い た な あ 、 な ど と い う実 感 を 持 ち ま した 。 そ れ と も う1っ 、 論 文 執 筆 や シ ン ポ ジ ウ ム を 通 じて 、 他 の み ん な が(特 に流 通 班 が)研 究 対 象 に 対 して 非 常 に 執 着 を も って 取 り組 ん で い る 姿 に も大 い に 感 心 さ せ られ ま した 。"ア ッ トホ ー ム"な 藤 井 ゼ ミで も … … お っ と、 で は な くて 「な らで は 」 で す ね 。 2年 間 曲 が り な り に もや って き ま した が 、 最 後 の 論 文 作 成 ・シ ン ポ ジ ウ ム を通 じて 、 藤 井 ゼ ミで 本 当 に 良 か っ た と 実 感 し ま した 。 自 分 な り に 勉 強 で き た し、 時 間 に ル ー ズ だ とか 寝 る だ とか い ろ い ろ 至 らな い 自 分 を 排 除 し な い で そ っ と して お い て くれ た み ん な と と も に取 り組 め た と い う充 実 感 が 残 り ま し た 。 こ れ か ら社 会 へ 出 て ち り ぢ り に な って も、 ま た 会 え る仲 間 で あ り た い と心 か ら思 い ま すa 一150一 一年を振 り返って 中田 剛史 ま た 、 あ っ と い う ま に 一 年 が た っ て し ま っ た 。 と 、 こ う い う こ と を 繰 り返 し て い る う ち に 、 入 学 以 来 も う4年 が す ぎ て しま った 。は や い もの だ 。 そ れ に して も 、 も し この 藤 井 ゼ ミ に入 つて い な か っ た ら、 ど れ ほ ど勉 強 しな い 学 生 で お わ っ て い た こ と だ ろ う か 。 大 学 で4年 間 を す ご した 今 、 「ち ょ っ と ぐ ら い 勉 強 し た の か 」 と い う 問 い に 、 も し 「ほ ん の ち ょ っ と だ け な ら 」 と 答 え る こ と が 許 さ れ る と す る な ら 、 そ れ は ま ぎ れ も な く藤 井 ゼ ミの お か げ で あ る 。 と は い え 、 こ の 勉 強 嫌 い の 筆 者 が 、 勉 強 家 揃 い の 藤 井 ゼ ミ の 中 で 貢 献 で き よ う は ず は な く 、 こ の2年 間他 の ゼ ミ生 の 足 を 引 っ張 る こ と に 終 始 し た 気 が し て な ら な い 。 こ ん な こ と を い っ て は 何 人 か の 人 か ら は お 叱 り を 受 け そ う だ が 、 ど う も他 の 顔 を 見 渡 し て み て も 、 我 々 の 学 年 は 問 題 児 の 多 い 学 年 だ っ た よ う で あ る 。 そ れ は 、卒 業 に 苦 し む 姿 か ら も 想 像 で き よ う 。(本 当 に 、何 人 が 卒 業 で きる の だ ろ う。 ち な み に筆 者 が 卒 業 で き る 可 能 性 は 阪 神 が10連 覇 で き る 可 能 性 よ り低 い 、 っ ま りゼ ロ と い っ て さ しつ か え な い 程 度 で あ る 。)そ れ に ひ き か え 、 現 在 の8回 生 に は優 秀 な人 材 が 揃 って い た よ う で あ る 。 こ う し て 立 派 な 論 文 集 が 出 せ た の も3回 き い こ と は 言 う ま で も な い だ ろ う 。 来 年 は 現4回 生 の活 躍 に よ る と こ ろ が 大 生 とい うお 荷 物 が き え るわ け だ か ら 、一 層 充 実 したゼ ミが 展 開 され る で あ ろ う こ とは想 像 に難 くな い 。「 年 後 に は 、 今 年 な ど比 べ も の にな らな い よ うな素 晴 ら しい研 究 の成 果 を のせ た 論 文 集 が 発 行 され る こ と を期 待 した い 。 と い う わ け で 、 藤 井 ゼ ミ で の 日 々 を 振 り返 っ て み ま す と 、 本 当 に 迷 惑 の か け っ ぱ な し だ っ た な あ 、 と深 く 反 省 す る 次 第 で あ り ま す 。 そ ん な 筆 者 を 暖 か く見 守 っ て 下 さ っ た藤 井 先 生 に は感 謝 の 言 葉 も あ りませ ん 。 ま た 、後 輩 の 諸 君 は 出 来 の悪 い 先 輩 の 相 手 、 ど う もお つ か れ さ まで した 。 そ れ か ら 、久 保 、 木 村 、 寺 澤 、卒 業 し て も 仲 良 くや っ て い こ う 。 藤 井 ゼ ミの 今 後 の 益 々 の 発 展 を 祈 っ て … 一151一 一 平 成4年 度 私 の場 合 by岩 本 日 は平 成5年2月6日 田和 昭 土 曜 日で あ る 。 後 期 試 験 も終 わ り、 や れ や れ の 感 じ が す る 。 試 験 前 に か か っ た 風 邪 もか な り マ シ に な り、3週 間の ば す だ けの ば し て き た無 精 髭 も そ ろ そ ろ剃 ろ う か な と思 う今 日 この ご ろ で あ る 。 思 い お こせ ば 、 プ レゼ ミ、 コ ンパ 、 夏 季 合 宿 や 奥 村 ゼ ミ と の シ ン ポ ジ ウ ム な ど平 成4年 度 も数 々 の イ ベ ン トが あ り、 前 年 度 よ り も一 層 充 実 し た ゼ ミナ ー ル で あ っ た と思 う。 特 に 、 奥 村 ゼ ミ と の シ ン ポ ジ ウ ム は 本 年 度 の ゼ ミの成 果 を 発 表 す る場 と し て非 常 に有 意 義 な もの で あ っ た と思 う。 来 年 度 も こ う し た企 画 を 続 け て い き た い と 思 う し、 で きれ ば 次 は 京 大 側 で セ ッ テ ィ ン グ を 行 っ て 、 成 功 させ た い と思 う し、 毎 年 恒 例 の 行 事 と して 後 々 継 承 して い っ て ほ し い も の で あ る 。 以 上 が 平 成4年 度 の概括 的 な感 想 で あ る。 次 に個 人 的 な 感 想 ・反 省 に 言 及 す る こ と に す る 。 平 成4年 度 の ゼ ミの 内 容 は 先 ほ ど述 べ た と お り、 奥 村 ゼ ミ と の シ ン ポ ジ ウ ム に 向 け て の 準 備 が そ の 大 半 を 占 め た が 、 私 の 所 属 グ ル ー プ は 銀 行 グ ル ー プ で あ り、 そ の 中 で も 「は じ め に 」 と 「リス ク管 理 」 の 章 の 前 半 を 担 当 し た 。 こ の1年 間銀 行 につ いて勉 強 して き た が 、 企 業 分 析 を 行 う た め に は そ の 業 界 の分 析 か ら は じめ な け れ ば な ら な い の で 、 二 重 の 意 味 で 勉 強 に な っ た と思 う。 そ れ か ら 、 日商 簿 記 検 定 は6月 ・11月 と も に受 け な か っ た が 、 そ れ に は 深 い 訳 が あ る と い う こ と だ け言 って お こ う。 昨 年 度 に 自 ら の 課 題 と して 設 定 した 、 コ ン ピ ュ ー タ の操 作 方 法 を マ ス タ ー す る と い う こ と に つ い て もそ の こ とが 当 て は ま る 。 「深 い 訳 」 は来 年 度 の後 期 に な っ た ら、 皆 さ ん に も教 え て あ げ ま し ょ う(ほ ん ま に あ るん か い な?)。 の2つ そ こで こ の課 題 に つ い て は 来 年 度 の課 題 と し て 再 び 設 定 さ れ る の で あ っ た 。 P.S1皆 さ ん 会 計 士 試 験 頑 張 って くだ さ い 。 私 も何 と か 就 職 し ま す 。4年 で 卒 業 す るつ も りな の で 就 職 で き な か っ た ら○ ○ ○ ○ し ま す 。 P.S2新2回 生 ・新3回 生 諸 君 に つ い て は 新 歓 コ ンパ の 時 に 懇 切 丁 寧 に 可 愛 が って 歓 迎 し て あ げ ま す 。 楽 し み に待 っ て い て くだ さ い 。 一152一 いちね ん をふ りかえ って 3ね んふ じい ぐみ お かだ あ きひ ろ 今年 度 も い ろん な こ とがあ っ たが 、何 とか無 事 に過 ごせ た よ うで ある 。 まず 、 な ん とい って も 「 ボ キの ー3級 合 格jJ当 然 といわ れ れば それ まで だ が、 「 唯 一の資 格 な しゼ ミ生 」 とい う湯 名 を返 上 。 これ はな かな かポ イ ン ト高 いで す(自 分 で言 う な って か)。 しか し、K康 嬢 が会 計 士2次 試 験 に合 格 し、S江 嬢 も着 々 と税理 士 の科 目を 揃 えて い る。 さ らに、K村 嬢 も簿 記1級 に合 格 し、7月 の会計 士2次 試験 に向 け万全 の体 制 だ。 こんな今 、 ゼ ミの 男た ち の メン ヅ をか けてYロ 、M浦T山 … … 頑張 って くれ 。 自分 も まず簿 記 の1級 を乗 り切 り、7月 末 の会 計 士試 験 を突破 しよ うと 目論 んで いる が、 果 た して この結 末は?乞 うご期 待 とい った とこ ろであ ろ うか。 次 に、風 邪で ゼ ミ を何度 か休 んで しまっ た こ とは反省 した い。 クラ ブ をや めて か らとい うもの 、抵抗 力 がめ っ き り衰 え て しまった の か、最 近 トレンデ ィー な イ ン フル エ ンザ に取 りつ かれて しまった ら しい。 お腹 は痛 い しa鼻 水 は止 ま らない し、 の どの調 子 も 「 歌手の 小金 沢 くん」 の よ うに はい かな い 。や っぱ人 間運 動 せ な あ かん の かな あ と思 う と同 時 にオ レも年 や な あ と しみ じみ と感 じた ので あっ た 。 さ らに、 合宿 。皆 さ んの ご希望 どお り京 都 か らか な り離れ て い る と ころで は あ った が、 不便 す ぎた。施 設 等は 自分 の想像 以上 に良 かった が、往 復 に時 間 がか か り、疲 れ ただ けで あ っ たよ うな気 がす る。来 年 は近 場(琵 琶湖 畔 、若 狭 湾岸 等)に して、 休憩 時 間 や遊ぶ 時 間 を増 や した ほ うがい い と思 う。 取 りを締 め く くるの はや は り陸 上で あ ろ う。会 計 士 を 目指 す こと を決 め て か ら、時 間 に 追 われ 、夜 の10時 頃 か ら練習 をは じめ る ことな どざ らで あ り、 時 には夜 中 のi時 、2時 に な る ことさ えあ っ たGし か し、 その かい あつて か5年 あ ま りの競技生 活 でず っ と 目標 に し て き た全 日本級 の試 合(全 日本IC)の 足 して い た の に 標 準 記録 を突 破 。 そ して、 出場 で き ただ けで も満 何 と決 勝 まで 進 出で きたの で あ る。300(am障 害で は全 国12番 。故 障 先 輩 との対立 等 いや な こ ともあ った が、 試合 で の快 走 、試 合後 の宴 会 、他 大学 の友 達 がた く さんで きた こと等楽 しい思 い出の ほ う が多 かっ た気 がす る。 引退 した い まで も陸 上競技 に 感 謝 して い る し、今後 もず っ と陸r競 技 を愛 し続 け る ことだ ろ う。 思 い っ くま まに書 き並 べ ま した が、 ゼ ミを継 続 で きたの も ひ とえ に先生 をは じめ とす る 皆様 のお か げです 。あ りが と うこざ い ま した 、 と同 時 に来年 も よろ しくお願 い します 、 一153一 この一年を振り返って 北村 幸子 こ ん な タ イ トル の 文 章 を 書 こ う とす る と 、 と て つ も な く 長 く な つ て し ま う ん じ ゃ な い か と思 う く ら い こ の 一 年 は い ろ い ろ な こ と が あ つ た 年 だ っ た 。 私 は 一 年 ほ ど前 に 、 自分 の 所 属 す る 弓道 部 の 女 子 の 副 将 に あ た る 役 職 を引 き 受 け る こ とに な つた 。 そ して 、 四 月 か らは か ね て か ら行 こ う と思 つ て い た 専 門 学 校 に通 う こ と に し た 。 そ の う え 、 ゼ ミ は 昨 年 度 よ り忙 し く な つ た 。 い ま 思 う と と ん で も な い が 、 こ の 当 時 は 、 な ん と かや っ て い け る だ ろ う と思 つ て いた 。 夏 まで は 実 際 な ん とか や っ て き た 。 しか し、 十 月 ごろ か ら き つ くな つ て き た 。 ク ラ ブ で は 試 合 シ ー ズ ン に 入 り 、 専 門 学 校 で は 科 目が 増 え 、 ゼ ミ で は シ ン ポ ジ ウ ム に 向 け て の準 備 が 忙 し くな つ た 。 何 に本 気 に な れ ば い い の か わ か らな か つ た 。 こ の時 に 自分 の考 え の 甘 さ に は つ き り気 付 か され た 。 クラ ブ の仲 間 は 試 合 に勝 つ た め に必 死 で練 習 して いた し、 専 門 学 校 の 人 は試 験 に合 格 す る た め に一 生 懸 命 勉 強 して いた し、 ゼ ミの 人 た ち も シ ンポ ジ ウ ム の準 備 を どん どん進 め て い っ て いた 。 な ん だ か 自分 だ け が ど つ ち つ か ず に な っ て い る よ う な 気 が し た 。 体 力 も 限 界 だ つ た し、 精 神 的 な 余 裕 も な か っ た 。 そ ん な 自分 をな るべ く他 人 に見 せ な いよ う に して き た つ も りだ つ た が 周 囲 の友 達 は は つ き りそ れ を感 じ と つた と い つ て い た 。 ゼ ミの み ん な にも 迷 惑 か け た と思 う。 十 一 月 に な つ て や つ と ク ラ ブ も 終 わ り 、 シ ン ポ ジ ウ ム も 終 わ り(参 た が)、 加 はできなか っ ゆ と りが で て き た 。 今 とな つ て は 、 あ ん な 日々 を過 ご した の も い い経験 だ つ た と 思 つ て し ま う 。 だ け ど私 は 、 あ の 時 期 を 乗 り切 れ た の は 自 分 一 人 の 力 だ と は 思 つ て い な い 。 まわ り に い る友 達 が 支 え て くれ た お か げ で あ る 。 そ して ゼ ミは 私 を週 に一 回 リラ ック ス させ て くれ る場 所 だ った 。決 して 遊 ん で いる わ け で も な く、 か とい って 緊 迫 した雰 囲 気 で 勉 強 して い るわ け で も な い の が 心 地 よ か った 。 今 年 は私 は試 験 を受 け る つ も りで あ る が 、 そ の た め の勉 強 を して い く う え で も また きつ い時 期 が くる と思 う 。 そ の 時 に もや は りゼ ミは私 が週 に一 回 リラ ッ クス で き る場 所 で あ つ て ほ し い と思 う 。 最 後 に 、 四 回 生 の 先 輩 方 、 二 年 間 あ りが と う ご ざ い ま した 。 ま た コ ンパ の 時 に で も 都 合 が 良 け れ ば来 て くだ さ い。 一154一 一年を振り返 って 惟康 典子 わ た しが 藤 井 ゼ ミに入 って か ら、 は や 一 年 が 過 ぎ よ う と して い ま す 。 この 一 年 を 振 り返 る と 、 本 当 に い ろ い ろ な こ と が あ り 、 あ っ と い う ま に過 ぎ て し ま っ た と い う気 が し ま す 。2回 生 以 降 の わ た しの 大 学 生 活 .とい う の は 、 会 計 士 試 験 に合 格 す る ま で は ど ち らか と い う と専 門学 校 生 の よ うで あ り 、 合 格 して か ら は半 分 学 生 半 分 社 会 人 と言 う よ う な感 じで 、 あ ま り大 学 生 ら し くあ り ま せ ん で し た 。 そ の 中 で ゼ ミだ け は 自 分 自 身 で"大 学 生 ら しい こ と を した"と 感 じ られ る の で す 。 4月 に藤 井 ゼ ミ に 入 っ た 時 は 、 途 中 か ち は い っ た の で う ま くや っ て い け る か な 、 と不 安 に思 っ て い た の で す が 、 み ん な と て も親 切 に して くれ た の で 、 思 っ て い た 以 上 に早 く ゼ ミの 雰 囲 気 に 溶 け込 め た の で は な い か と思 い ま す 。 そ れ か ら、 う ち の ゼ ミは 共 同 論 文 を 作 る と き に グ ル ー プ で 作 業 を し ま す か ら、 ゼ ミの 人 と言 葉 を 交 わ す 機 会 が 多 く、 そ れ で 余 計 に な じ み や す か っ た よ うな 気 が し ま す 。 3回 生 の は じめ か ら順 に振 り返 っ て み る と 、4月 か ら6月 の半 ば ま で はr企 業 分 析 』 の 本 を使 っ て 企 業 の経 営 分 析 を行 う の に 必 要 な基 本 的 知 識 を 学 び ま した 。 こ の と きわ た しは10章 を 担 当 した の で す が 、 ワ ー プ ロ を 使 う の が 初 め て だ っ た の で 、 レ ジ ュ メ を 書 く の に と て も苦 労 し ま した 。 ま ず ど の 機 種 が い い の か 、 ど こ で 買 え ば ば よ い の か が 分 か ら な い の で 、 大 学 の 先 輩 に相 談 して 一 緒 に 来 て も らい 、 や っ と買 っ た の は い い の で す が ・ 使 い方 が 全 然 分 か ら な い の で 、 説 明 書 の 最 低 限 必 要 と思 わ れ る箇 所 に大 ま か に 目を 通 し、 た ど た ど し い 手 つ き で 何 とか レ ジ ュ メ を 仕 上 げ ま し た ・ 直 前 に な って あ わ て た く な か っ た の で レ ジ ュ メ は か な り前 に 作 り上 げ て お い た の で す が ・ 発 表 の 前 日 に な っ て さ あ 印 刷 しよ う と思 っ た ら 印 刷 の 仕 方 が 分 か ら な くて 結 局 夜 中 ま で か か って し ま い ま した 。8月 の ゼ ミ合 宿 で は夜 遅 く ま で 起 き て い て 、 肝 心 の 発 表 の と き に は 眠 た くて ぼ 一 っ と して い ま し た 。 ま た 、11月 の立 命 館 大 学 と の シ ン ポ ジ ウ ム は 論 文 の 準 備 が 大 変 で した 。 何 せ 始 め て や る こ と ば か り な の で勝 手 が 分 か ら な くて 無 駄 な 作 業 を た く さ ん して し ま い ま し た ・ そ の うえ 当 日 に な っ て か ら急 に わ た しが 議 長 を 半 分 つ と め る こ と に な り、 と て も あ わ て ま し た 。 こ う して み る と本 当 に よ く無 事 に こ な して こ れ た な と思 い ま す 。 そ れ で も そ れ な り に楽 し くて 充 実 した1年 間 だ った ので は な い で し ょうか。 ま た 来 年 も頑 張 りた い と思 い ま す の で 皆 様 ど うぞ よ ろ し くお 願 い し ま す 。 一155一 1年 を振り返って 澤江 由 紀子 今 年 度 の ゼ ミは あ っ と い う 間 に 終 わ っ て し ま っ た 、 と い う 印 象 が 強 い 。 ゼ ミ も2年 目 と もな る と緊張 感 が な くな り、和 や か な雰 囲気 で行 わ れ た が 、 そ の 反 面 、 慣 れ か ら く る 甘 え が 出 て し ま っ た よ う に も思 う 。 しか し、 今 年 度 は 立 命 館 大 学 と の シ ン ポ ジ ウ ム と い う大 き な 目標 が あ っ た た め 、 共 同 研 究 の 内 容 自 体 は 去 年 よ り も密 度 の 濃 い もの た な っ た と い え る 。 私 は ス ー パ ー 業 界 の 分 析 を す る グ ル ー プ に 入 っ て 惟 康 さ ん と一 緒 に主 に 資 金 分 析 を 担 当 した 。 と い って も 、 回 転 差 資 金 や 内 部 留 保 の 分 析 な ど や っ た こ と も な く、 作 業 は 難 航 し た 。 そ れ で も 野 村 先 生 の 本 を 読 ん で 勉 強 した り、 藤 井 先 生 に 助 け て い た だ い た り して 、 な ん と か 仕 上 げ て シ ン ポ ジ ウ ム に 臨 ん だ 。 シ ン ポ ジ ウ ム 当 日 は 、 何 か 難 しい 質 問 で も さ れ た ら ど う し よ うか と 不 安 だ った が 、 無 事 に 終 え る こ と が で き た 。 論 文 集 の 作 成 しか 目 標 の な か った 去 年 と は 違 って 、 今 年 は シ ン ポ ジ ウ ム で 研 究 の成 果 を 発 表 し な け れ ば な ら な か った の で 共 同 研 究 へ の 取 り 組 み 方 も随 分 変 わ っ た し、 何 よ り も シ ン ポ ジ ウ ム を 通 じて 他 校 の 人 々 の 研 究 成 果 を 聴 けた こ とは非 常 に勉 強 に もな り、刺 激 に もな った。 ま た 、交 流 を深 め る こ とが で き た と い う点 で も有 意 義 だ っ た と い え る。 今 回 の シ ン ポ ジ ウ ム は 初 め て の 試 み だ っ た と い う こ と で ま だ 改 善 の 余 地 が 残 さ れ て い る。 今 回 の 経 験 を 生 か し て 、 次 回 の シ ン ポ ジ ウ ム を も っ と充 実 した す ば ら しい も の に し て い か な け れ ば な ら な い と思 う。 4月 か ら は 、 私 も い よ い よ4回 生 にな り、 これ まで とは違 って 下 回生 と ゼ ミを 行 う こ と に な る 。 自分 た ち が こ の2年 間 ゼ ミで 学 ん で き た こ と を 伝 え て い か な け れ ば な ら な い 立 場 で あ り、 今 ま で の よ う な 甘 え は 許 さ れ な い 。 上 回 生 と し て の 自覚 を も っ て 大 学 生 活 最 後 の 年 を 有 意 義 に過 ご した い 。 一156一 〈〉〈〉〈>1年 間の回顧 〈〉〈〉〈〉 島田 隆 r来 年 の 今 頃 に は も っ と 自信 あ り げ な 文 言 を 吐 い て い る 自分 で あ りた い 』 これ が 昨 年 度 の一 年 を 振 り返 っ て の 反 省 の 、 確 か 締 め く く り の 言 葉 で あ っ た 。 ・・で 、 そ れ か ら矢 の ご と く光 陰 は 過 ぎ去 り、 ま た ま た や っ て 来 た1年 の総括 の 時 。 ま っ た く、 年 月 の 経 つ の は 早 い も の で あ る 。 私 は 天 性 の 楽 天 家 で あ る た め 、 ふ だ ん は 自分 の 状 態 を さ して 気 に もせ ず に や っ て い る が 、 こ う して ひ と た び物 事 の 節 目 に 際 し、 自己 を 振 り返 っ て み る と 、 な に や ら も っ た い な い 時 間 の 使 い方 を し て 来 た よ う な 気 ば か りが す る 。 た だ 、 今 年 度 は 、 立 命 館 大 学 の 奥 村 ゼ ミと の 交 流 が あ っ た た め 、 前 年 度 と比 べ て い く ら か 目的 意 識 な り緊 迫 感 な り が 、 私 自身 に もゼ ミの 皆 に も あ っ た よ う に 思 わ れ る。 こ の藤 井 ゼ ミ と奥 村 ゼ ミ と の 交 流 は 、 一 説 に は 我 々 の覇 気 の 無 さ に 業 を 煮 や し た 両 ゼ ミの 担 当 助 教 授 が 活 入 れ の 秘 技 と して も くろ ん だ と か い う が 、 そ の 効 果 は 上 々 で あ っ た と言 え よ う。 ま た 、 今 年 度 の合 宿 は わ ざ わ ざ能 登 ま で 出掛 け た が 、 食 べ 物 は お い し く、 広 々 と した ロ ケ ー シ ョ ン で な か な か 良 か っ た 。 皆 で 遊 覧 船 に乗 っ て き れ い な 海 底 を の ぞ く こ とが 出来 た こ と は 良 い 思 い 出 で あ る。 食 べ た お い しい 食 事 能 登 で 見 た 美 し い海 と、 夜 の トラ ン プ と 、 旅 館 の 食 堂 で 一}子 は 淡 い記 憶 と して 残 る で あ ろ う 。 ・・… ・え 一 、 何 の 話 で し た か 。 は い 、1年 今 年 度 最 大 の 反 省 は 簿 記 の2級 間 の 反 省 。 取 得 に 失 敗 した こ と で あ る 。 春 と秋 の ダ ブ ル でパ ンチ を食 らった だ けに シ ョッ クは大 き い。次 年 度 へ の最 大 の課題 で あ る。 大 学 で 会 計 学 や っ て ま し た 、 「工 業 簿 記 」 っ て 何 で す か 、 で は話 に な ら な い 。 ニ あ あ る こと は あ る 俗 にr三 度 目の 正 直 』 と い う か ら、 本 年 は気 合 を 入 れ て 望 み た い 。 次 年 度 は 私 に と っ て ゼ ミ活 動 の 最 後 の1年 と な る 。 有 終 の 美 を飾 れ る よ う、 ま た 自分 自 身 に 悔 い の 残 らぬ よ う、 最 大 限 の 努 力 を して い き た い 。 一157一 一 年 を 振 り返 って え 一と 外 山 でおます。 こ の一 年 を 振 り返 る ので っか?な か な か 難 しい で お ま す 。 そ うで ん な あ 、 こ ノ ゼ ミを 二 年 や って き ま した。 来 年 で 三 年 間 で す 。 そ れ だ けで だ め で っか?厳 し い な あ。 え と、 真 面 目 に や らさせ て も らい ま す と、 この 一 年 は が む し ゃ らに や って きた 感 が お ま す 。 い ろ い ろ と必 死 の ば っ ちで や らさ せ て も らい ま した 。 け ど 、 ゼ ミに 関 して は 、 か な りい た らな か っ た と こが あ っ た と思 い ま す の で 、 こ の場 で か ん に ん して くだ さ い と書 か させ て い た だ き ま す 。 ゼ ミ旅 行 は、 ち ょ っ と遠 くて 大 変 で した け ど た の し一 お ま した 。 下 級 生 もお も ろ いや つ が 多 くて来 年 もお も ろ う な る か ら楽 し い や ろ な。 ドキ ドキ ワ ク ワ ク。 け ど 、 こ の二 年 間 ゼ ミを通 じて よ う さ ん の知 識 を い た だ い た の で、 こ の世 間 知 らず の ボ ク に や っ と専 門 的 な 知 識 の カ ケ ラが 頭 に は り つ い て き た と思 い ま す 。 よ うや く、 これ で少 しは見 れ る様 に な っ た の で は な い で し ょ うか? うち の 先 生 は や さ しいお ま ん な あ 。 今 年 は 多 大 な 迷 惑 を お か け しま した 。 来 年 は そ の擾 し さ に甘 え る こ との な い よ う に 気 いつ け ま す 。 先 輩 方 、 卒 業 と就 職 お め で と う ご さ い ま す 。 来 年 は 『課 長 リバ リ働 くダ ンデ ィな 社 会 人 に な って くだ さ い 。 一158一 島 耕 作 』 の様 に バ 一 年 を 振 り返 っ て 経 済 学 部3回 生 三浦 一郎 思 い 出 して み る と、 早 い も の で あ る。 ゼ ミに 入 っ た頃 は 、 自 分 が つ い て い け る の だ ろ う か 、 自 分 が 考 え て い る以 上 に 相 当 高 度 な レ ベ ル で は 、 と い う不 安 と共 に漠 然 と し た期 待 で 一杯で あ っ た 。 そ して 、 この 不 安 と期 待 の 中 、 ゼ ミが 始 ま り、 自分 が 全 くの 会 計 学 初 心 者 で あ る た め 、2回 生 の ゼ ミ も受 け さ せ て も ら っ た り して 目 ま ぐる し く時 が 過 ぎ て い っ た 。 よ う や く簿 記 検 定 な どを 経 て 軌 道 に 乗 っ た と思 う も束 の 間 、 一 年 が 過 ぎ よ う と して い る 。 こ の緊 張 感 を も って 、 今 年 は昨 年 以 上 に ゼ ミ に 対 して 積 極 的 に 取 り組 む つ も り で あ る。 最 後 に 、 協 力 して くれ た 方 々、 先 生 、 ど う も あ りが と う ご ざ い ま した 。 1993年1月17日 一159一 ワイルドで行こう 山ロ英 孝 論 文 集 編 集 委 員 で あ る 僕 は 、 「原 稿 の 提 出 期 限 は2月12日 や し、 で き る だ け は よ 出 して 下 さ い 」 な ど と、 テ ス ト直 後 で 疲 れ て い る ゼ ミの み ん な に 向 か っ て え ら そ う な こ と を 言 っ て い た 。 しか し僕 が こ の 文 章 を ワ ー プ ロ で 打 ち 始 め た 今 現 在 は2月25日 の 午 前9時56分 で あ り 、 しか も今 日 の 午 後 に はす べ て の 原 稿 を 印刷 所 ま で 持 って い か な け れ ば な らな い 。 こん な 状 況 で あ る か らか も知 れ な い が 、 今 年1年 を 振 り返 っ て み て も 、 論 文 の 作 成 が と に か く 大 変 だ っ た と い う印 象 が 強 い 。 手 首 が 腱 鞘 炎 に な る ん ち ゃ う か と 思 う く ら い た く さ ん 字 を 書 い た(よ う な 気 が す る)。 ち ゃ う か と 心 配 に な る く ら い ワ ー プ ロ を 打 っ た(よ 直 言 っ て 、 「こ れ だ け や っ て4単 ずShoutし 指 が 突 き 指 して ま う ん う な 感 じが す る)。 位 しか な い ん か よ ツ ー 、AH!」 正 と思 わ た く な っ た 時 も あ っ た が 、 よ く考 え て み る と 、 本 来 大 学 生 と い う も の は も っ と 勉 強 し な け れ ば な ら な い は ず で あ り 、 僕 自身 も 流 通 業 界 に 関 す る 知 識 は も ち ろ ん 、1つ の 仕 事 を や り遂 げ る と い う こ と の 難 し さ と 素 晴 ら しさ を 十 分 に と言 って い い ほ ど学 習 させ て い た だ い た。 研 究 の 内 容 は 実 社 会 に 出 て か ら も 非 常 に 役 に 立 つ も の で あ る し、 こ れ ほ ど 充 実 し た ゼ ミ 活 動 は 藤 井 ゼ ミ で しか 経 験 で き な い だ ろ う と思 う。 こ れ ま で 熱 心 に 指 導 し て 下 さ っ た 藤 井 先 生 、 一・ 緒 に ゼ ミ活 動 を 頑 張 っ た 諸 先 輩 方 、3回 生 、2回 生 の み な さ ん に 対 して こ の 場 を か り て 深 く感 謝 した い と 思 う。 今 に な っ て っ くつ く思 う こ と で あ る が 、 怠 惰 な 大 学 生 活 の 中 で 長 ら く忘 れ て い た 根 気 強 さ と い う も の を 、 藤 井 ゼ ミで 学 ぶ う ち に 少 し取 り 戻 しっ っ あ る よ う な 気 が す る 。 しか し就 職 活 動 を 控 え て こ れ か ら は 、 「根 気 強 い 」 の1つ 上 を い く、 い か な る 困 難 に 対 して も臆 さ ず 自信 を も っ て 立 ち 向 か う 「ワ イ ル ド」 な 人 間 に な らね ば な ら な い と 思 っ て い る 。 そ の た め に 必 要 な 知 力 と 人 間 性 を 備 え る 場 と し て も 、 残 り1年 間 の ゼ ミ活 動 を 有 意 義 な も の に し た い 。 以 前 は 何 で も難 し く 考 え る た ち で あ っ た が 、 大 学 に 入 っ て か ら は(楽 な 生 活 で あ る か ら か も 知 れ な い が)か な りの 楽 天 家 に な って きた 。 そ れ は そ れ で 良 い こ と だ が 、 こ の ま ま い く と た だ の ア ホ に な っ て し ま う気 が す る の で 、 『ワ イ ル ドな 楽 天 家 』 を 目指 して 頑 張 っ て い き た い と 思 う 。 一160一 この一年を振り返って 3回 生 去 年 の4月 吉原秀幸 、僕 は 希 望 と い う よ りも む し ろ 大 き な 不 安 を 持 っ て ゼ ミ に 臨 ん で い た 。 途 中 か ら ゼ ミ に 加 入 した 僕 が 、 ゼ ミ の み ん な と う ま くや つ て い け る か と て も 心 配 だ っ た し 、 何 の 蓄 積 も な い 自分 が 果 た し て み ん な に つ い て い け る か 、 共 同 研 究 の 足 手 纏 い に な り は しな い だ ろ う か 、 非 常 に 不 安 で あ っ た か ら で す 。 最 初 の 頃(4月 、5月)は ま さに不 安 の とお り、ゼ ミにな じむ こと に大 き な 困 難 を感 じ ま した 。 正 直 言 っ て 最 初 は ゼ ミの 雰 囲 気 が 嫌 で いや で た ま ら な く 、 ゼ ミが 終 わ る と逃 げ る よ う に 帰 つ て い っ た も の で した0ま た最 初 の発 表 の時 は 緊 張 で 足 が す く ん だ り、 声 が う わ ず つ て い た こ と を 記 憶 し て い ま す 。 「ひ ょ つ と して 僕 は こ の ゼ ミ に 合 わ な い の で は な い だ ろ う か?」 (誇 張 で は な く本 当 で す)。 と思 っ た り も し ま した しか し 、 ゼ ミの 回 数 を 重 ね て い く う ち に 徐 々 に ゼ ミ に溶 け 込 ん で い く こ と が で き 、 僕 の 心 配 は 杞 憂 に 過 ぎ な か っ た こ と が わ か っ て 、 今 は ほ っ と して い ます 。 共 同 研 究 の 方 も こん な に 立 派 な 論 文 集 に 自分 の 論 文 を載 せ る こ とが で き 、 自分 と し て は と て も 満 足 して い ま す 。 自 分 をゼ ミ員 と して 受 け 入 れ て くれ 、 また 研 究 に お い て も 多 大 な る 助 言 を して く れ た 藤 井 先 生 そ し て ゼ ミの 皆 さ ん に 心 か ら感 謝 した い と思 い ま す 。 さ て 、 僕 は こ の 一 年 間 で 個 人 的 に も ず いぶ ん 成 長 で き た と思 っ て い ま す(催 越 で す が)。 ゼ ミで た く さ ん の 知 識 を 得 た こ と は さ る こ とな が ら 、 ゼ ミ に よ っ て 社 会 、 経 済 事 象 へ の 関 心 も 前 よ りず っ と持 て る よ う に な り ま し た(以 前はま る で 無 関 心 だ っ た ん で す よ)。 ゼ ミに 参 加 し て 本 当 に 良 か っ た と思 っ て お りま す。 こ こ ま で い い こ と ば っ か り書 い て し ま い ま した が 、 反 省 点 と し て は 、 論 文 が 参 考 文 献 や 雑 誌 の 受 け 売 りに な つ て し ま っ た 面 が あ っ た こ と が 挙 げ られ ま す 。 来年度 は自分の頭で考 えて 自分 の言葉 で論文 を書 くよう心 がけていきた いと思 っ て お り ます 。 ま た 今 年 は ど こ か 流 れ に 身 を ま か せ て 研 究 を し て き た 感 が あ っ た の で 、 来 年 は も っ と 主 体 的 に 、 そ う 、 自分 で 流 れ を 作 れ る ぐ ら い に 研 究 を 進 め て い き た い と思 っ て お り ま す 。 来 年 度 は 「大 胆 か つ 繊 細 に 攻 め て い く 。 」 こ と を 誓 っ て 、 しめ く く りた い と思 い ま す 。 藤 井 先 生 な らび に 藤 井 ゼ ミの 皆 様 、 今 年 一 年 ど う も ご苦 労 様 で した 。 Fin. 一161一 ■ 年 を 振 り 返 っ て 岡田 健 まだ、 共 同研 究 が 完成 して お らず 、 また、後 期 試 験 を間 近 に控 え た この 時 期 に、1年 を振 り返 るの は少 し早 い気 もす るが 、 と りあえ ず締 め切 りが 迫 って い るの で振 り返 って み る。 1年 前 、 私 は ど っぷ り と体 育会 につ か り、 語学 と体 育 しか 出席 しな い平 均 的 な京 大 生(?)で あ った。 陸上 部 の先 輩 で あ った 岡 田 さん に藤 井 ゼ ミの概 要 を 聞 き、 申 し込 ん だ も の の、高 倍 率 の面 接 に 「落 ち た1」 と諦 め て いた 。 何 とか藤 井 ゼ ミに入 れ て も らえ たが 、4日 間 の春 の プ レゼ ミは訳 が 分 か らな い うち に過 ぎ去 った 。 1回 目の ゼ ミで、 藤井 先 生 の質 問攻 め に遭 い答 え られ ず宿 題 を 出 さ れ た。 6月 の簿 記 検定 で は一応3級 に合 格 した。 しか しま だ、合 格 証書 を 取 り に行 って い な い。 夏 合宿 で は、 陸 の孤 島能 登 半 島 へ行 き、長 時 間 の報 告 に疲 れ た。 な お余 談 だが 、我 が 班 の報 告 は 合宿 の前 々 日に徹夜 で 作 成 した もの で あ る。 秋 の簿 記検 定 は、関 西 学生 駅 伝 と重 な り、私 は駅伝 を と った。 一応 テ レ ビに写 って い るの で、 当 初 の 目的 は達 成 した。 晩 秋 の立命 ゼ ミシ ンポ は聴 くだ けで も う1つ だ った。 料理 も も う1つ だ っ た。 新2回 生 の面 接 の とき は、1年 た った とい う実 感 が あ った。1年 たっ と 会計 学 のイ ロハ のイ くらい は理 解 で き るよ うにな った よ うに思 う。 12月 、 岡 田 ゼ ミとソ フ トボ ール の対 決 を した。 負 けた。 2月 、 共 同研 究 が完 成 して い る予定 で あ る。 以 上 が 、 この1年 間 の私 の 藤井 ゼ ミで の主 な活 動 で あ る。 毎週1回 ミが あ る ことで この1年 のゼ 間 は結構 メ リハ リの 効 い た有 意義 な もの とな った。 最後 に、 藤井 先 生 を は じめ、諸 先 輩 方、 同 回生 の仲 間 た ち、 この1年 世 話 に な りま した。 これ か ら もよ ろ し くお願 い します 。 1993,1,18下 一162一 宿 にて お 一 年 を 振 り返 っ て 長瀬貴雄 この 藤 井 ゼ ミに運 良 く入 れ て か ら も う一 年 が 過 ぎ よ うと して い る。 正 直 言 って僕 に と って この ゼ ミは 、4月 の プ レゼ ミの段 階 か らつ い て行 くの が や っ とで あ っ た 。 よ く 一 年 間 も脱 落 せ ず につ い て行 け た もの だ と、 自分 自身 を 褒 め て あ げ た くな っ て しま う 心 境 で あ る 。 そ れ と 同 時 に 、 来 年 は た して 自分 は後 輩 を指 導 で き る よ うな 知 識 を 身 に 付 け て き た の で あ ろ うか と結 構 心 配 して しま う。 しか し こ ち らの 方 は 、r何 とか な る で あ ろ う』 と い う何 の 論 理 的 根 拠 も持 た な い楽 観 的推 測 で ご ま か そ う と思 って い る。 この ゼ ミで の一 番 の 思 い 出 は 、 や は り ゼ ミの 友 人 と行 った共 同研 究 で あ ろ う。(ま だ 完 成 して は い な いが …)こ の 研 究 は 、 僕 自身 が個 人 的 に大 変 興 味 を も って い る 自動 車 業 界 を扱 った の で 研 究 自体 は楽 しか っ た が 、 作 業 は 苦 しか った 。 レ ジ ェ メ の発 表 の 前 夜 に皆 で集 ま り、 朝 の5時 ま で ワ ー プ ロ と 向 か い合 った 時 は 、 眠 くて しん どか った 。 ま た 、慣 れ な い経 済 学 部 の 図 書 館 へ 行 き 、地 下 へ 案 内 さ れ 、 そ の 巨大 さに 恐 れ お の の き な が ら も(知 らな い 人 も結 構 い る と思 う)資 料 を集 め た り した こ と も楽 で は な か っ た 。 膨 大 な量 の 資 料 の 中 に埋 もれ て い る 自分 た ち に 必 要 な資 料 を探 り当 て る こ とは 、 自分 が 宝 探 しで も して い る か の よ う な錯 覚 を与 え た 。 しか し今 、 こ れ ら の体 験 を思 い 直 して み れ ば 、 どれ も決 して 忘 れ られ る こ ど の で き な い 貴 重 な体 験 に な った よ う に思 う。 ま た 、 この 共 同 研 究 を通 じて 、 ゼ ミの 人 達 と は 随分 と親 し くな れ た と思 う。 僕 は ゼ ミに対 して あ る種 のr連 帯 感 』 を求 め て い た の で 、 そ の 意 味 で も藤 井 ゼ ミに 入 れ て も らえ て 良 か った と改 め て 感 じて い る 。 最 後 に な りま した が 、 根 気 が な く、 と もす れ ば投 げ や りな 態 度 を と って し ま う 自分 に対 して 、 い つ も温 か く且 つ適 切 な 忠 告 を与 え て下 さ っ た藤 井 先 生 、 プ レゼ ミや 夏 合 宿 で お世 話 に な った先 輩 方 、 そ して 共 同 研 究 の グ ル ー プ の人 達 や ゼ ミを 一 緒 に した 同 学 年 の人 達 に感 謝 の 意 を 表 した い と思 い ま す 。 本 当 に あ りが と う ご ざ い ま した 。 そ し て これ か らの 二 年 間 も この ゼ ミで頑 張 って い こ う と思 って い ま す の で 、 御 指 導 の ほ ど 宜 し く お願 い致 しま す 。 一163一 一・ 年 を振 り返 っ て 永田 健一 い く らや りた い こ と が や れ る の は 学 生 時 代 だ け だ と言 っ て も 、 ボ ー トば か り 漕 い で い て は い か ん な あ と最 近 思 い 始 め て い ま す 。 朝 、 ボ ー トの 練 習 が 終 わ る と朝 飯 を 食 っ て 昼 ま で 寝 て し ま う 、 と い つ た こ と が 習 慣 化 し て い る 私 は 、 ゼ ミ を 鬼 の よ う に 休 ん で し ま い ま した 。 普 通 の 人 は 信 じ られ な い で し ょ う が 、 大 津 の ボ ー ト部 合 宿 所 に は 、 そ う い っ た 布 団 虫 が 何 匹 も 生 息 し て い ま す 。 今 年 も そ の よ う な 布 団 虫2匹 が 、 「藤 井 ゼ ミ だ け は や め と け 」 と い う 私 の 忠 告 を 無 視 し て藤 井 ゼ ミ に入 つた よ う で す 。 た と え彼 ら が 私 の よ う に な っ て も 、 皆 様 が私 に そ う して くれ た よ う に か わ いが っ て や っ て くだ さ い。 振 り返 れ ば 私 は 最 初 か ら つ ま ず い て し ま い ま し た 。 下 痢 で プ レ ゼ ミ に は 行 け な く な る し 、 合 宿 と ボ ー トの レ ー ス(た だ し 、 競 艇 で は あ り ま せ ん 。)が 重な つ て し ま う し 。 ゼ ミ の 人 々 に 迷 惑 をか け て し ま い ま した 。特 に 、 長 瀬 、 森 重 、 山 田 の 三 氏 に は 多 大 な 迷 惑 を か け て し ま い ま し た 。 で も そ ん な 迷 惑 ば か りか け て い る 私 と も 今 日 で(否 わ け で は あ り ま せ ん 。)つ も う 少 し 先)お 別 れ で す 。(と 言 っ て も ゼ ミ をや め る ま り これ か ら は ち ゃ ん と 出席 す る と い う こ と で す 。 ず っ と 前 、 法 経 の トイ レ で 藤 井 ゼ ミ の 一 年 上 の 人 に 会 っ た 時 、 う れ し い こ と に 私 の こ と を 覚 え て い て く だ さ っ て 、 「今 度 一 緒 に 研 究 し よ う な 」 と 言 わ れ て し ま い ま し た 。 い い も ん で す ね1『 研 究 』 とい う言 葉 の 響 き 。 感 激 し ま した 。 (盛 激 した後 、なお もゼ ミを休 み続 けたの は事実 です。)学 生 の本分 は勉 強で す 。学生 生活 も残 り2年 を残 す のみ(の 予定)に 私 は布 団虫 か ら研究 虫 に脱 皮 す る決 意 です。 一164一 な りま した。 回想 浜 野 展幸 も う1年 が た ったの か …。 月 日が 過 ぎ るのは早 い もの だ。 しか し、工 夫 次 第 で は、 人 は様 々な ことが で きる と思 う。 この1年 で、 私 を と りま く環 境 は急 変 した 。 ゼ ミもま た しか りで あ る。 当 ゼ ミで 、経 済 学 部生 ら しい知 識 を 、 い くっ か獲 得 で きた よ うに思 う。幸 か 不幸 か、 で たが りの 性 格 か ら くる過密 ス ケ ジュール の た め、授 業 に はほ とん ど出て いな い。 だ が、 私 は元 来 勉 強 がす きな の だ。 ゼ ミで は、 出来 る限 りの努 力 は した つ も りだ。 後期 の ケ ース ス タデ ィで 、 その ことを認 識 して くれ た人 々 も 多 少 は い るだ ろ う。(簿 記 に は落 ち た け ど…。 あれ は諸 般 の事 情 によ り、 い た しか た なか った と解 釈 して いた だ きたい。)ゼ ミは楽 しみ なが らも、 真 面 目に勉 強す ると ころだ と、私 な りに定 義 して い る。今 年 ・偉 そ うに も、 新2回 生 の皆 さん に面接 させ て い ただ い たが 、来 年 は岩 田 さん の よ うに 、相手 を び び らせ るよ うな質 問 をぶ つ け られ る よ う、 が ん ば って い きたい 。 久 し振 りに帰 った 自室 にて 一165一 一 年 を 振 り返 つ て 思 い 返 せ ば 去 年 の12月 、 ゼ ミ の 面 接 の 挫 え 室 だ っ た 第 五 演 習 室 に 入 り 、28 人 もの 志 望 者 が い る の を 知 っ て 、 「あ あ 、 こ り ゃ あ ダ メ か も し れ な い な 。 っ ぎ の こ と も か ん が え と か な き ゃ 。 」 と、 半 ば 諦 め て い た 藤 井 ゼ ミ に、 運 良 く と い う か 、 何 か の 間 違 い と い うか、 と に か く入 れ て 頂 い て か らは や 一 年 。 プ レ ゼ ミは、 諸 先 輩 方 に4日 間 み っ ち り 御 指 導 い た だ き な が ら、 や っ と 「会 計 学 つ て こ ん な か ん じ か な 」 と い う 程 度 の 漠 然 と し た 知 識(こ で は あ り ま す が)し れ を知 識 と い っ て 良 い の か た い へ ん 疑 問 か 得 られ ず 、 こ ん な こ と で こ れ か ら先 つ い て ゆ け る か 不 安 を 感 じ た ま ま 終 わ つ て し ま い ま し た 。 そLて ゼ ミが 始 ま る と そ の 不 安 は 現 実 の もの と な っ て し ま っ た の で す 。 先 生 に 難 し い 点 な ど を 説 明 し て い た だ く と、 そ の と き に は 妙 に 納 得 し て し ま う の で す が 、 そ の 御 説 明 が 「ス ト ッ ク 」 と し て 僕 の 頭 に 蓄 積 さ れ る こ と は 滅 多 に あ り ま せ ん で し た。 自 分 で は わ か っ た っ も り で 実 は わ か っ て い な い 、 こ の こ と を 僕 は 、6月 に 日 商 簿 記 検 定3級 不 合 格 と い う形 で い や と い う ほ ど 思 い 知 ら さ れ る こ と と な り ま し た。 そ れ で も ゼ ミ の み ん な に お い て い か れ な い よ う に 何 と か が ん ば ろ う。 せ っ か く は い る こ と が で き た の だ か ら 絶 対 に 途 中 で 投 げ 出 す こ と は す ま い。 そ う 思 っ て 一 ・通 り 本 も 読 ん で ゼ ミ に は 欠 か さ ず 参 加 し て い た の で す が 、 夏 合 宿 で は 半 日 遅 刻 と い う 大 失 態 を お か し て し ま い ま し た。 し か し、 こ ん な 僕 で も 見 捨 て ず に 御 指 導 く だ さ り、 暖 か く 見 守 つ て く だ さ る 藤 井 先 生 、 愛 想 を つ か さ ず に つ き あ つ て く れ る1中 闘 が い た お か げ で 一 年 間 な ん と か が ん ば る こ と が で き 、11月 2回 に は お く れ ば せ な が ら3級 を 取 る こ と も で き た し、 生 と して の 最 後 に、 つ た な い な が ら も この 一 年 の 成 果 と して 結 果 を 出 す こ と が で き ま し た 。 自 分 と し て は ま ず ま ず の 充 実 し た 一・ ・年 間 を お く れ た と 思 っ て い ま す 。 藤 井 ゼ ミ に 入 る こ と が で き て と て も よ か っ た。 心 か ら そ う 思 い ま す 。 こ の 場 を か り て お 世 話 に な っ た 先 生 や 諸 先 輩 方 に、 ま た 様 々 な 形 で 迷 惑 を か け て し ま っ た で あ ろ う2回 生 の み ん な に、 心 か らお 佗 び す る と と も に お 礼 を 申 し上 げ させ て い た だ き た い と 思 い ま す 。 い ろ い ろ す み ま せ ん で し た、 そ し て 有 り 難 う ご ざ い ま し た。 来 年 こ そ は6月 に す ん な り と簿 記 試 験 に 受 か って 、 一 年 の 終 わ り に 際 して お 佗 び、 反 劣 、 悔 恨 の 言 葉 を 列 挙 し な く て も 良 い 年 に し た い と 思 つ て い ま す 。 も ち ろ ん 今 年 以 上 に が ん ば っ て い こ う と思 っ て い ま す。 こ ん な 僕 で す が 今 後 と も よ ろ し く お 願 い し ま す。 平 成5年 、3回 生 の 春 を迎 え る に あ た つ て 一166一 森 重 淳 こ の 一 年 を 振 り返 っ て 山田康裕 同 好 会 の ゼ ミ紹 介 、 在 っ た こ と さ え 知 りま せ ん で した 。サ ー クル の 友 達 か らゼ ミ紹 介 の 冊 子 を も ら い 読 ん だ もの の 、 ど こ の ゼ ミ も 同 じ よ うに 思 え ま した 。 あ る 日 、事 務 室 前 の ゼ ミを 紹 介 した 掲 示 板 を 読 ん で い た と き 、 隣 に い た 人 が 、 「藤 井 先 生 っ て 、 な か な か 面 白 い 人 や っ た で え。(… … 本 当 は 、 も う少 し く だ け た 表 現 で)」 と言 っ て い る の を 耳 に しま し た 。 こ れ が 私 が 藤 井 ゼ ミ を選 ん だ 唯 一 の 理 由 で した 。 面 接 の 日 、5演 に 来 て み る と 野 郎 ば っ か り(『 大 きな ミス をお か した か も … 』)。 ゼ ミ で は 本 を2冊 仕 上 げ 、学 部 中 最 長 時 間(『 プレ 大 き な ミス を お か した か も… 』)。 しか し こ の 不 安 も 、 ゼ ミが 実 際 始 ま る と 一 掃 さ れ た こ と は 言 う ま で も あ りま せ ん 。5月 ま で の 簿 記 の 練 習 で は 、 プ レゼ ミで 得 た か も しれ な い 知 識 を実 践 を通 して 身 に つ け る こ と が で き て 良 か っ た と思 い ます 。6月 け だ っ た と思 い ま す 。7月 の 簿 記 の 試 験 ま で に 、 実 質 的 に勉 強 した の は こ の 時 だ に は 、 こ の 一 年 の 山 場 の 一 つ が や っ て 来 ま した 。 ゼ ミの レ ジ ュ メ の 担 当 とサ ー クル の 合 宿 の 準 備 が 重 な り 、初 め て 貫 徹 な る もの を体 験 し ま した 。 夏 期 合 宿 で は 、 ケ ー ス ス タデ ィの 『ケ 』の 字 も知 らず 、 自分 達 の 報 告 は 不 本 意 な も の に な っ て し ま い ま した 。 た だ た だ 先 輩 方 の 報 告 に 舌 を巻 い て い た の を覚 え て い ま す 。 と は 言 う も の の 、合 宿 の 記 憶 の 大 半 を 自 由 時 間 の 事 が 占め て い る と い うの が 、 正 直 な と こ ろ で し ょ う。 9月 以 降 の ケ ー ス ス タ デ ィで は 、計 画 は た て る もの の 遅 々 と して 進 まず 、 時 に は 当 日の 朝4時 頃 ま で 下 宿 で 打 合 わ せ と い う こ と もあ りま した が 、 今 と な っ て は 過 去 の1ペ ー ジに な って・ …-・(え っ?ま だ あ る っ て?)。 ま あ 、 こ の 一 年 間 、 ゼ ミ とサ ー クル との 両 立 が 大 変 で 、 自 分 と して は う ま く く ぐ りぬ け て 来 た つ も りで す が 、 気 付 か な い と こ ろ で 迷 惑 を か け て い た か も しれ ま せ ん 。 こ の 場 を借 りて お 詫 び して お き ま す 。 これ ま で サ ー クル と い う次 元 で しか 交 流 関 係 の 無 か っ た 私 に と っ て 、 ゼ ミ を 通 して 交 流 関 係 を 広 げ る 事 が で き 、 さ ら に そ れ が 一 次 元 で は な く 、 サ._._クル の 次 元 と重 な り数 次 元 に も な っ て 行 った こ と は 本 当 に 良 か っ た と思 い ま す 。 一167一 一年 を振 り返 って 渡辺 一 年 な ど と い う の は 早 い も の で 、 こ の ゼ ミ に 入 っ て(入 っ て)か ら 一 年 が 経 と う と し て い る 。 面 接 で は20数 忠行 れ て も ら 名 の 中 の11 名 に 選 ば れ て ラ ッ キ ー と思 っ て い た の も 束 の 間、 ワ ー プ ロ を 買 え だ の 、 レ ジ ュ メ を 作 れ だ の、 簿 記 試 験 を 受 け う だ の と い う 無 理 難 題 に、 ゼ ミ の 選 択 を 誤 っ た か な と 思 っ た 時 期 も あ っ た。 ま た も と も と 勉 強 嫌 い で あ る た め に、 本 す ら 読 ま ず に ゼ ミ に 出 て 全 く 分 か ら ず 、 こ の ま ま だ と つ い て い け な い の で は な い か と 思 っ た 時 期 も あ っ た。 そ れ が 今 で は歴 と した ゼ ミの 一 員 と して、 論 文 集 に 名 を載 せ て も ら え る こ と を 誇 ら し く 思 う。 と に か く、 ア ホ な 私 が 何 や か ん や 言 い な が ら も 今 ま で や っ て こ れ た の は、 ひ と え に 藤 井 先 生 の 人 徳 の 為 せ る 業 で あ り、 ま た 仲 間 意 識 と で も言 っ た よ う な も の の お か げ だ と思 い ます。 本 当 に感 謝 して ま す。 最 後 に 、 今 年 度 迷 惑 を か け た 人 に 謝 ら せ て い た だ く と と も に、 来 年 度 も よ ろ し く お 願 い し ま す と い う こ と で 終 わ り ま す。 .ρ.Sど 負 を=言 う も 振 り返 る と い う の は 好 き じ ゃ な い の で、 来 年 度 の 抱 。 簿 記 の2級(で き れ ば1級)を と ん ど 専 門 の 単 位 を と れ な か っ た(だ て 単 位 を と り ま く り た い 。(あ と り、 あ と 、 今 年 度 は ほ ろ う)か ら、 き ち ん と 勉 強 し く ま で も 抱 負 な の で … 。) 一168一 編 集 後 言己 共 同研 究 が 始 ま っ た 頃 は、 本 当 に立 派 な論 文 を つ く り上 げ る こ とが 出 来 る だ ろ う か 、 と い う 不 安 を ゼ ミ生 の 誰 も が 抱 い て い た こ と と 思 い ま す 。 しか し こ う し て 、 昨 年 度 の 論 文 集 を 、 量 的 に は 間 違 い な く そ して お そ ら く質 的 に も 大 幅 に 上 回 る 、 素 晴 ら し い 第2号 で は 、 こ の1年 の 論 文 集 を 無 事 発 刊 で き る こ と とな っ た今 に お け る ゼ ミ生1人1人 今 年 度 は ゼ ミ活 動 も2年 の苦 労 が懐 か し く思 い 出 さ れ ます 。 目 に入 り、 そ して 何 よ り立 命 館 大 学 奥 村 ゼ ミと の シ ン ポ ジ ウ ム と い う確 た る 目 標 が あ っ た た め 、 で き る 限 り よ い も の を っ く ろ う、 と い う気 持 ち を 皆 が 持 っ て い た の で は な い で し ょ う か 。 そ し て 藤 井 先 生 の 熱 心 な 御 指 導 と ゼ ミ生 の 頑 張 り が 見 事 に 結 実 し て 、 こ の 論 文 集 が 完 成 し た の だ と思 い ま す 。 今 後 も、 様 々 な 課 題 に 取 り組 ん だ 、 優 れ た 論 文 集 が 発 刊 さ れ て い く こ と を 願 い っ っ 、 編 集後 記 と させ て い た だ きま す 。 1993年2月 一編集委員 会 一 中田剛史 澤江 由紀 子 藤月会論 集 山ロ英 孝 長瀬貴雄 第2号 京都大学 経済学部 藤井 ゼ ミナー.ル 論文集編 集委 員会 〒606京 京都大 学 印刷 一174一 都市 左京 区吉 田本 町 経済 学部 昭和堂 印刷所 藤井研究 室 気付