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第1回土木建築情報学国際会議レポート

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第1回土木建築情報学国際会議レポート
第1回土木建築情報学国際会議レポート
第1回土木建築情報学国際会議 ICCBEI
への協力とJACICセッション
一般財団法人日本建設情報総合センター 建設情報に係る国際交流・国際貢献事業に関するプロジェクトチーム チームリーダー 海津 優
KAIZU Masaru
とに
ICCBEI発足の経緯
正、
の発表に
加がされてきた。また、会
用された
は、上
クと合わせ、 ACIC の
社 土木学会情報
社
人 と
人 は共
発
用
会 当時、その後
ACIC 当時、その後一般
で200 年にアジア建設 I
させ、 以後 2012 年まで
この会
は、情報
ンスを
ジア地
会
年開
してきた。
を使い建設産業のパ
上させること、ひいては各
の
土
を
備や
全に
さらにア
与することを目的
の情報
の
I
する
開発や
の方
性の
ンロー
可能に
してもらえる
り
みについて広く
となっている 2013 年 11
30
および I 分野
現在
可能、
は
。
アジア建設 I
所
の目的を
会
は、8
を
過してその
成したことから、2012 年 8
の会
を発展的に
で開
し、この地
に開かれた建設情報学の
ともに、この活動の
理
のアジア
の
される、世
出
イト
ージから
としてあらたな活動に
させるための課題の
ェッブ
の状
点から建設産業
用の可能性の
用を成
の
合において会
建設産業全体を
会
言、データブッ
なっており、その時々の各
ー
として、
建設 I
で
行することを
際会
すると
体として A
C
I
A C I を発
ることとした
ー1 。
させ
を行うものであった。
この目的で、アジア各
パーソンを
の建設 I に関わる
ー
し、
建設産業における I の現在の
建設産業のための I
建設産業における I
I に関連する
用と課題
の現状と課題
用の将来像
開発や
のあるべき
方
アジア建設 I 会
などを
として、
可能性
1 8
アジア建設I
会
してきたところである。この活動の成
1
会
において、
「アジア建設 IT 東
A C I 理事
京宣言~情報技術を通じたアジアの建設産業の連
信
大
大学大学
携を目指して~」が
ワン
ー
ン大学
データブック
20
の開
表されたほか、アジア建設 IT
文 が
● 109号
りまとめられ、
年の会
大学
オースト
中
リア
Part 2 第
クワン
リー
1 回土木建築情報学国際会議レポート
大学
世大学
ソム ック
ン
ール大学
ン
ール
立台 大学
台
大学
一般
人
建設情報
合セン
ター理事
建設 I 分野での 際的な会 としては I
C
C
ICCC
があるが、これは
かれるので、ICCC
等の地
2 C
一方、アジア地
の会
されることとなったが、
地
て
が多かった。「この際アジアを中心としつつ
全世
に開かれた新たな
ICCC
出かける等、この地
がこれまでな
く、
の開
際会
を、
地
様
の
容が合
の
A
I
C
目的 ICCC
ジアを
ーとして位置づけ
られ、 ACIC 理事 が A C I の理事を めている。
ICC
の
の定
C
I
をベースに今後作成 ア
I では、
人
ACIC セッ
メン ー
事
加とし、
や地
ACIC と土木学会が
大 大学
ン ー
などを通じて ICC
無
いての
の
2
際会 は 加 による 立
には大
大学の
アジア建設 I
会では、
があり、上
会
Iの
に
の方
性が
での合意に基づき、
が11
際
加者は、
、8
プ
画していくこと
基
ンに110
は
して社会イン
表された
活用されるべきであると
で開
C
ンに
と、盛会で
直
管理の展
I の構想につ
I は土木学会と A C I の共
I
、
の維持管理から、全体の
さ
大会 ICC
と ACIC セッ
の基
が、「社会イン
1
平成にて開 された。
、その後のセッ
あった。大会
信
に合わせて開
より ICC
会
2013
ACIC の 力
することが合意された。
ー2 。ICC
会 の 加
第1回大会(ICCBEI 2013 Tokyo)
の開催とJACICの参画
する
会
また、A C I の理事
れた
する
ACIC 職 による積 的な 文発表
の代表とし
ACIC の位置づけ A C I 理事会の重要なメ
8
ンを開
ンの開
開 時に現地実行
体 理事会とする
からも積
しており、 ACIC より産業 から
加者を意識した ACIC セッ
ない
が
機関だけでなく産業
としている 図ー1 。
する
会
会
要である
ACIC は A C I の重要なメン
際会 の
けることが
ACIC としては、
C
I
者 か ら、 今 後 も ACIC が
ことを 案、認められた。
意された。
上では
で述べたように、
的な 加を
みについては、
会
の発言がいくつかあり、 前
を得た。
の
外からの出
8
A C I においても関与し
の関係者にとっ
されない年に開くことにしたい」と
の意見が出され、
新
際会
に
を開いている。
にはそのような会
Iの構想についての
年に開
が開 されない年には、
ではそれぞれの地
によるICC
土
通
」CIIM のススメ
管理
と題
の維持管理において、CIM こそが
I
さ れ た 上 で、CIIM
I
● 109号 21
1
2
3
4
図
1 ICC
I発
の
BIM CIM ,7+2%.6'"
33,56'
# !$ICT 3 # !$ICT による基
M
という新たな造
を
*27-0&*#
!$ICT された
(%/7)146# !
$ICT ー3 。
基
とは
れた
文は
外からの
地
に、
を
で、そのうち
加者の
の開
イツなど世
、ブ
を
える3
が
図
2 発表された
ジル、
見通り世
に開かれた
JACICセッションの開催
際
11
わる
による基
の 文が発表された。
の通りである。
● 109号
分
ンス、ス
会 らしい会 となった。 ACIC からも業 にかか
文の分野
文の分野
加者はアジア
中にわたっており、アジアで
ではあるが、目
発表された
22
の場で発表さ
文であった。
にとどまらず、
イス、
て会
は図
2の
開会
に
ンを共通セッ
に
き
く
直
土
通
き、 ACIC は ACIC セッ
ンとしてパネルデ
ン形 で開 した。 ACIC セッ
ス
ッ
ンの ー
Part 2 第
は、基
1 回土木建築情報学国際会議レポート
2段
が CIM に関することを中心とした
になったばかりだとの認識が示された。ま
容になったことから、これを受ける形で、「日本に
た、 際
おける CIM の動向と国際協調によるプロダクトモ
書の重要性、
デルの構築」とされた。
た。
およびパネリストは表
際
省
シス ム
IAI
JACIC
リスト
表
1 ACICセッ
まず、
土
カスタン ランス
A
る CIM
が、
り
検討会における
I
、
り
みについて
を
手
けた
を
ロントローデ
やオリンピック開
における
道事業などを
3 に
も
際
されるとともに、
することが大
であるこ
された 図ー3 。
えて活発な
がなされた
については、現場ではうまくいかない
ばすべて
が
として会場の
加者からあ
というものではなく、
は
けられ
えて
の説明ス イ の一
事情と 際
の連携、
なのであるとの認識が示され
た。
して
後に世
で
であることが
れからであること、
トをはじめとする
発言があった
の
に関する
の考え方を
は CIM に関しては実際のソ
など
の
化を進めることが大
され、
ン
IM の現状が自社で
介され、建
きるということが大
め
をもとに進めて くべきであること、CIM はまだ
図
から
り、これに対してパネリスト側からモデルさえあれ
介、
まえて、CIM
の 題を えて発表があった。
からは
の事情を
例もあるとの
より ACIC が事
の重要性などを、
と
会場からの
より CIM に
における情報共有の考え方、
スタン
IAI の
点が示され
ねばならないが、すべてではなくとも情報が共有で
の
としての考え方と当面の
いて ACIC の
にあたり、
とが若干のス イ も用いて
調査
企
ンパネリスト
通
工データの共有などの
がなければならないことが
1のとおりである。
リスト
としての I C の活動についてデータ
化も大
備もこ
している
の
。
CIM に 関 す る 情 報 を
に、
トの
であり、パネリス
生方の活動に
際学会であるので使用言
ACIC セッ
かれて、
は
であったが、
する目的で基
ンに 加される
前中のみ、 ACIC の
人
と
者のため
として
、
力の例
● 109号 23
1
2
3
4
ジア地
る。
において開
を
2
以後については、立ち上
を
会
において、
を
の3
し、それからアジア地
の
けることが構想されてい
があったが、
程
めた
8
で開
を持ちまわってはどうかと
2
については、今
中に開かれた A C I 理事会で以
の会
の通り
定され
た。
次 開 は、201 年
開 場所 また、201 年の ICCC
れることが
ACICセッ
ンにおける会場を
された。
時通
トは
をつけたので、
で説明ができ、一般の
ける CIM の動
た。 ACIC セッ
イトで
めて
人パネリス
加者も
とこれにかかる
ネリストの発言も
ブ
や
で
を、外
ACIC セッ
人パ
行われる場合も、A C I
くことができ
の
画という形で関与していく
文発表、産
持されるように
この新たな
またこの会
で世
2
をめ
1
である。ICCC
り、その間の年は ICC
● 109号
Iが
様、
会
定である。
の理事
学が連携して
の出
外で
、職
のできる場が維
きかける等の活動を通じて積
が
年
年でア
際学会が無事
発表、情報
アジアから世
今後へ向けて
が
大会の
的
に関与していくこととしている。
は、
に関する
I は今
2
ン、職 の 文発表、実行
の
。
ICC
や
で開 されるときには今
にお
ンの様 の一 は ACIC の ェ
することができる
備状
については次 理事会で 題になることになろう。
えた
ACIC は、
の
に際して理事会がもた
の
が我が
道に
り、 建設 I
、情報発信の場として、
として発展していくこと、
から世
場としても役立つことが
の
される。
情報発信の
第1回土木建築情報学国際会議レポート
基調講演
「社会インフラ管理の展望」CIIMのススメ
〜個別の維持管理から、全体の最適管理へ
佐藤 直良
国土交通省 顧問 SATO Naoyoshi
土
通
の
で
ざいます。今
はこ
がその機能を
ういう機会を与えていただき、私から
「社会イン
管理の展
今
」を
し上
をめ
ン
わが
る情
メー
ン
モデリン
の現状。3 点目が今後イン
構
が
を
介します。
の社会イン
の変化。2 点目がコンスト
イン
の
ス
介させていただきます。
るのは3 点です。わが
点では、さまざまな外力条件の中で社会イン
管理の
ムあるいは生命
が機能を
み
要であるということ。この三つの点
たすこと、この二つの
メン
の確
、メン
来年発効
まず
の
をめ
る情
の変化。
ンスの重要性、IC の
定の I
000
リー
全
心
的発展、
、この 点を
心の確
が
。
に
土に加わります。当
例外ではありません。
1 直
要が
りません。私が20 代の頃、もう 0 年近く前から
ンスは大事だという
その間にアメリ
では「
時
の社会
を過
、
年 12
井
の事
がありましたが、
するアメリ
も
化を
」という
える時
えています。
に中
道の
トンネルのトンネル天
があり、今年の3
の維持管理
、社会
新に関する当面の施
の
い
を
理し
ました。一つ一つすべて重要ですが、その中で
介します。
全
ンスを考える
ンスの重要性に関しては言うまでもあ
を間近に
社会イン
点で社会イン
あります。
メン
社会インフラをめぐる情勢の変化
の社会
産のために社会イン
の効用あるいはメン
ク
CIM の
たすこととともに、
全
となるのが情報、データベースの構
はさまざまな自
社会イン
心の確
という
も
実
共有化です。これをプ
一体的
、情報の蓄積
ット
ームによる
用を図っていくところまで持っていき、
2 基
の状
● 109号 2
1
2
3
4
的には
命化計画を とした
イクルに
的な DCA
なことに、一
行していく。もう一つ重要なのが、
面で I 等を活用したイ
く。これがこの中でも
の情報の共有、情報の有効活用を図る。ただ
ベー
ンを図ってい
に重要な
クターだと認
2 現在の CIM の
り
みですが、これは計画
設計に3 次元モデルを導入して、その後の
IC の発展に関する情
的に
施工
維持管理の各段
、タ
セン ー
連携
発展させ、関係者間で情報を共有すること
ッ
データ処理
ですが、これは
発展しており、 I 、画像
、情報のオープンデータ化、
が大きく進歩しており、この条件を見
すこと
において3 次元モデルに
を考えています。大事なのは、3 次元モデルは各
段
で
加
実され、維持管理での効率的な活
用を図る。これを目的に現在モデリン
はできません。
また一方、 アセット
リー
を得られたにとどまってい
ます。
識しています。
000
の成
の
実に
めていると思われます。
ネジメントに関する I
があります。来年発効
の
定と
CIM の
は、
設計から施工 維持管理
いておりますが、これは
ーロッパが中心あるい
までを3 次元モデルでつないでいくということ
っ張り役になって、ほ
まとまってきました。
で、
は
アセット
の
ネジメント、あえて言うと
みです。あら るイン
さまざまな
用管理
機関を対 に、
です。アセット
いますが、全体のイン
の
を全体
いくという、
ネジメントと考えて
、人、
になるように
して
ですが、 それが
の中に り まれたということかと思います。
の変化を考えておく
機能をしっか
での情
して、関係者間あるいは管理者が情報の
施しています。2 年
ネジメントの基
これら つの情
報も加
です。平成 2 年
者が、
い年
するためのさまざまな情報に各段
ネジメントと付いて
いと思います。これは当
物、情報等の
り発
が
管理をして的確な対応をしていこうという
関係者の意見やリスク可能性を考
していく
I
産
的には社会
要があり
11のモデル事業を実
は 事業が設計から工事
に るというレベルになっています。
ロー
ップもつくっています。
たいのは、維持管理の
分はどちらかというとこ
3 一方、設計から施工
という3 次元モデルの
しとともに、現場で3 次元モデルを活用して
施工を行うことが
要になってきます。そういう
点で「情報化施工」を平成 20 年
CIMの現状
目いただき
れからという形になっています。
き
ます。
には全
み
からスタート
しています。現状、情報化施工は、施工管理
このような情
ジメント
年、土木学会の
会で、土木分野でも建
いる IM の
イン
の時に、一
分野で進んで
を り入れてコンスト ク
メー
ン
言しました。今
モデリン
ネ
ン
を進めていこうと
はその現状がどうなっているか
を3 点に分けて説明します。
1
土
通
の情報化の
り
みは1
スタートしています。建設 CA
みを1 年
また
C という り
は、従来は
で
化し、それとともに各業
情報の共有
2
● 109号
トータルス
ー
。施工
では
ンの
イ
施工管理
ンス
ンを用いた出来形の管理
ンコントロール
、
。これらを用いて施工
。データを3 次元で受け
、
したもの
が施工現場で生かし得る
みを
ています。2 年 からは
トータルス ー
ン による出来形管理
行的に
については
理し
な
として位置付け、わが
されていた
は条件付きですが
的な
プロセスを
られます。
有効活用を図る。
という手段を用いてさまざまなス
そのものの二つに分かれています。
ではなくて一般化
らい前から進めていて、現在まで
来ています。
情報を
年から
と施工
ーク
の
ル
で
として現場で用い
化
情報化施工のイメージは、3 次元の
ー
トロールということです。図
1は従来の
ンコン
ス
Part 2 第
1 回土木建築情報学国際会議レポート
か。私が
べた
り、世
のどの
もまだそこまで
の状 には至っていないと考えています。
イン
みの
思います。一つは
ムと情報化施工の
3次元
ネジメント
等の
構
ス
ムの
す。トータルス
ー
て、
要という
ェックも
とイン
も各
も
管理を進めていく上で
土の
土の条件が
土管
います。
管理の連携を図っていく。
ン2
が
ーワー
要だと考えていま
。
いを表した図で
ンにより
つつあります。わが
常時の一体化した
は「一体化」。この三つの要
す 図
ンコントロール
みそのものの物の考え方。二
平常時と
理とイン
1 情報化施工のイメージ
があると
みとしての
条件。
図
には三つの要
つ目がプロセスの考え方。それから
の
17
構
ス
ンを管理し
ロ
ムに現在変わり
ロ
では「建設施工革命」の一つ
のツールになっています。
情報化施工による施工の効率化
力化のデー
タがあります。 施工効率が従前の
ス
1
から2
上、
が100 平
ムより
当たりの施工量も
当たり例えば0 2 人が
分以
ン
に
図
がっているというものです。施工の効率化
力化に大いに
ント
工
2 イン
管理の
21
みの
構
構
ですが、従来の社会
与しているというデータになって
います。平成 20 年 からスタートしていますが、
一つ目の
現在
の管理はどちらかというと性状あるいは一
の工事では、20 年
2 年 は 8 件と
に
件だったものが
に えています。
情報化施工を進めるためには三つの
になります。計
さまざまな要
これらを
、
が
、情報管理
融合してさらなる効
要
せん。これからは社会的な効用も
、
新しい管理が
上を図っ
ていく、そういう みに りつつあります。
れは設計
物の
インフラ管理の枠組みの再構築
施工
ン
管理の
元モデリン
イン
みの
構
しする
メン
ンスの
進を
進あるいは
に一つずつ進め
000の動 も まえると
ムではなくて、イン
物の考え方を
後の、イ
というものです。3 次
をベースにした CIM の
ていますが、I
ス
お
理する時
管理の
の
全性を
み全体の
に来ているのではない
全性の
上に
題。こ
題。
土の条件を
与し得るか、あるいは
なっていくのかという点も
環境
まえた効用。
土の中に社会イン
外
も
を構
めて事前には
という対応をしていますが、事後、維
持管理段
での環境の変化あるいは新たな環境の創
造、これが社会
的な C
2
の削
と 接に関係しています。また、
に対してさまざまな活動に
しなければいけない。建
う
全性の
維持管理を通じて、全体的な構造
すると環境が変わります。
世
過。
全性だけではなくて、構造物が
つ目は環境
点は今
め、 次元での
要だと考えます。 性状は 、 、
の3 次元。それから時間的
まえた
三つ目の大きな
の機能
の管理にとどまっていると言っても過言ではありま
がほとんどそろっています。
合
みの
分野では CA
与
とい
みで一つ一つの構造物の施工に当たって C
2
● 109号 2
1
2
3
4
の発生量を
ス
メートする。こういうこともこ
れからは全体の管理の一環として考えていく時代で
たす維持管理段
す。
考えて造る」 発想を
あるいは、ともすれば社会
ストと
ス
の建設は建設時のコ
メートされたベネ
ットとの比較
だけですが、実際上はさまざまな維持管理段
用を
たしている。これをなかなか
で効
理しきれてい
これらの 次元はどれも大事な要
ス
です。例えば全
理
分
していくというのが一点
のイン
して、設計
クし得る状
が
ム化するだけで新しい管理の
理し
みができ
社会イン
さどる体
上。これを当
時間的な広がり、
イクル全体、それから空間的な広がり。
イ
種の構造
にたくさんある。そのデータも入れながら
構造物の状
を
していく。空間的な広がり
の構
まざまな
「現場の工場化」が
各種ツールの
んでいく時代になっていくと考えて
ネジメントは全体の
題です。
す。
野に入れていく。こうい
の
点で
要になってくると考
化も大きな
点になっていま
なる分野間の各種データを有機的につな
後の社会
が効用を
にさかの
たす維持管理段
み出す
に
を見ながら、設計段
までさかの
めて全体の
の一
の
っ
さまざまな
例えば維持管理段
する、これもいずれ
常、これは今は
の
でな
A 。干
常状態が施工時の
3 次元データでつながっているとより
すれば、
って
ェッ
A
位とともに
な
管理あるいは
材 の 題か設計の 題か、 常状態を
が生
になると確信していま
。 空レー ー 量。
の
で構造物の変形を計
が
上していくはずです。
情報化施工では、これから
定等にはなかなか至りません。管理段
で発生した
用、
上が可能になる。この際にも
。 I の
干
で発生した
る
す。
て物を考えることができ得る状 になってきます。
的にこういう課題が出てきた」という段
用や
化を図り、イン
3 次元のモデルは大きな
から上
ることが可能になってきます。今ある社
の状
対応を
も施工も維
持管理も3 次元データでつながっていれば、
いと基
要となってきます。これはさ
ことで、維持管理のみならず施設の
います。
ンスをつか
う時代になりつつあります。それから大事なのが、
全、環境、
正面に入れ
が
のメン
の創設等も
えています。
管理の中に
分
要になっています。これは現在でもそうです
も今後入れていかなければいけない。あるいは、
リュー、この点もイン
と
の構成のためにはさまざまな
機能の
「全
ッ
との関係を明確化していく。こういう状態
が、トータルで社会イン
会
ー
が ましい。
今の 次元の を言 で 理すると、機能の維持、
課題、事例を
要です。2 点目は、維持管理のた
野が
当
の管理に関わる、あえ
施工に定常的に
ていくのではないかと考えています。
物が全
が効用を
して、「造る」から「管理を
て言うと維持管理に関わる多くの
です。現在要
はきちんとそろっている。それをきちんと
て
を重
い間社会
めに設計と施工を的確に実施していく。構造計
ません。
基
量。そしてその
位を活用していく。
点の
正情報を活用して
量をベースにした施工
が可能になると考えています。画像
は一
道
では
。これ
り入れられていますが、社会
クが可能、あるいはやりやすくなる。大事なのは、
の維持管理あるいは施工の管理の中で画像
社会
は維持管理段
の応用が一つの大きな
になると考えています。
物の実
をやっているという状態になります。その
オープンデータ化と
データ処理
データを
の中に
になると、
りつつ実際に
えて言うとストレス
ストが
用開
後は実
をしていない外力 あ
でも一
社会
ことができます。
● 109号
ェックし得る状態も考える
ッ
も、
の
分野ですがさまざまな分野で進みつつあります。
全体の
ネジメントを考えるときには平常時
時の一体化が
り入れられつつあります 、想定していな
い外力を仮想の現場で
28
私が考えているのは、
要です。平常時は当
ジメントも考えておく。
実
用後は、社会
をやっていると等しいですから、
リスク
ネ
は実物
構造物の
Part 2 第
年変化も
っていく。3 次元データをベースに時
間の
過で変化を
レス
スト、あえて言うと仮想現場におけるストレ
ス
し、さまざまな条件
のスト
ストの実施も容易にでき得る。こういう世
間近に
っています。そしていざ
常時になったと
きは、3 次元データをベースにリスク
の
みの
上で
が
1 回土木建築情報学国際会議レポート
ていき、時々
活用して
一つの
々のデータはリアルタイムで
土の様
を
案ですが、
ものを、これから構
あるいは
土
全情報
していく
を
していく。
合センター的な
要があると考えて
います。
ネジメント
まとめ
常時対応の行動パターンの
理まで可能となってきます。
大
の
における一つのいい事例として、
以上、
ムは
社会
ス
当進んだ
ス
ています。これは土木学会の
状
の
と
体
データ等は
情報を
処方
方
を
メントをしっかり
スの
1
みで、
確立を図った。現
社に
社で持っている。
後、実
され
も受けた
の
場からさまざまな情報を
ムと
動に大きな役
ネジ
の条件としての
し時間を短
管理との連携。
管理は、
はさまざまな自
ー
ス
の
土管理情報が
理できる。現在、
ー
I の中に
とし
ム。この三つが
ネジメントの
ス
ム
していく、そういう時代、あるいはそ
CIIM
C
I
CIM
I
C
M
I
M
だけでしたが、
分
ップ
だけで
の
土地理
I の中に
のもの、変化し得るもの、歴史的情報や仮想現
ストをやった結
の新しい
ス
の
作業をやっています。現場の条件として
場でストレス
土管理情報
後に言った「場」
ップができてい
ス ムの中に入れ
が中心となって、さまざまなデータを
とし
ム。それと
土管理
、地形、地
力に対する
I
ス
めた
ういう 備を今進めています 図ー3 。
ネジメントの
ップ。
ます。これを
CIIM を構
に大きな地
たすと考えています。
歴、
メー
できる可能性も
情報というのは、端的に言うと地
位、
の管理
まって社会
イ
要になったとき、それが有
土管理とイン
を
イン
めた、あるいは環境条件まで
示する。平常時リスク
イ
ン
た効用までを
社会
要とするク
ク
社は現場から来た
、対
土管理情報によるイン
等の際に
でのコンスト
い
CIM 。それから ほど 次元と言っ
あったのではないかと考えています。
点が
要だと考えています。一つが、
に現場に対処方
以
ネジメントが
後の
意
が
ン モデリン
効に生きたという例です。これが3 次元データで活
三つの要
のまとめは、
ネジメントを進めていく上では
ってくる。 設計
社側がやっていて、いざク
用していれば、もう
々述べてきましたが、今
の管理、
も仮想情報として
んで、あらかじめのリスク
ネ
図
3 CIIMの
今
は
的な
で設計
や施工をするのではなく、全体の「場」の条件、歴史
的
時間的な要
構造物の
、環境条件、あるいは一つ一つの
性をトータルして
く、こういう
ス
ムの構
ネジメントをしてい
をこれから図っていこ
ジメントとして入れておくことも可能となるはずで
うと考えています。
の維持管理から社会
す。
体の
っていくと考えています。
する
に
土管理としては
合的な管理の体
要がある。各施設の管理者が
わけではなくて、
かが
管理
時代が
全
清 ありがとう ざいました。
を構
土管理をする
合データベースを構
し
ACIC 情報
ーム
● 109号 2
1
2
3
4
第1回土木建築情報学国際会議レポート
JACIC セッション
(パネルディスカッション)の記録
平成 2 年 11
木 、
は土木学会土木情報学
画
際会
場にて開
された「
会とアジア土木情報学
した「 ACIC セッ
ン」が行われました。以
大
平
一
情報学
際会
」ICC
I
にその
を
介します。
に
信
パネリスト 土木建
ループ A C I において、 ACIC が中心となって
にお
1
大学大学
土
通
課建設
ス
ム管理
画
IAI 代表理事
ACIC 理事
クリスト
立台
大学
スタン
ンス
I
、
MA
JACIC門松理事長の挨拶
門松 ACIC 理事
の
です。
ただいて ACIC セッ
しお時間をい
ンの生い立ちなどを
介させていただきます。
外の方も中におられま
すので、 ACIC はどういう
なのかを簡単に
介したいと思います。
ACIC は、建設情報分野で
ートする
る
人
であると言い
土
通
の施
です。
と
をつな
会
世
会
です。世
ICCC
のアジア
● 109号
ICC
い
んでいるのが
Iが
の
でアジア
、
「C」がいっ
です。アジア会
とになりました。
30
会
がありますが、三つ
会
開
を開いてまいりましたが、今年か
らは建設情報分野での世
んでいる会
理事
えてもいいかと思います。
年までは土木学会と ACIC の合
建設 I
を
は「C」が二つ
出発するこ
アジア
プで、その
の
際会
に8
は
のメン
生が
会のトッ
ー、合わせて
が
ー
を形成しています。 私もその一人です。 ACIC
としては新しく
様
れまでどおり進んで
えになった
を
と考えています。 このセッ
し上
際会
にもこ
ていきたい
ンはそのような
Part 2 第
ACIC の思いを実現させた
1 回土木建築情報学国際会議レポート
なものと考えていま
す。
は大学者のみならず行
の
加を前
にした産学
このために
ス
のセッ
を
と
ッ
ンは、「
における
外の産学
ンを
ンは各
重なお
ンです。
によるプロ クトモデルの構
」という題でわが
パネルデ
から
連携のセッ
のセッ
CIM の動 と 際
あるいは産業
各
代表者による
画したものです。
から関連
えると
の動
しています。
など
ひ
後まで
パネリストの
していただければと思います。よろしくお
人
いします。
MA
パネリストの紹介と座長の
イントロダクション
矢吹 この ACIC セッ
ー
動
は、「
と
IM の
します。
に自
クト
IM の
だく
を
信
と
学大学
します。大
で
を
って
それではパネリストの方に、
に
自
土
で今
はお
通
際
ー
の
の大
課の
における CIM の
で
当者ということ
によるプロ
を
おっし
介をお いできますか。
す。
ー
この
説明しようと思います。「
と
通
IM リ
ー
センター
センターとは、
をやっているところです。また A C I
矢吹 それでは手短にな
大
います。
土
大学の
と
めさせていた
です。環境工学の
高村 立台
ン
のメン ーでもあります。
介をしたいと思い
ます。私が
ン
からまいりました。 IM リ
モデルの構 」となっています。
を
クトモデルの構
様が
っていたように、
用の
です。 ACIC における
ほど基
で
は CIM を
めまし
IM です。
土
の ACIC セッ
ンではどのようにそれが進んで
いるのか、CIM プロジェクトの
します。
まず説明をしていただきます。またプロ
I で
す。
ンスの「
のための
り
ています。
IM プロジェクトの
イ
ン
I
します。
ルについては、
当をしていま
理という
ループの
を
ス
め
ジ、構造
のソ
A でも関わりを持っている、
の
です。IAI
すと「 ルデ ン ス ート ジ パン
を
の動 について
クトモデ
用性を持ったデータの管
点で重要であると認識しています。3 次
元 CAD の
建設管理プロ
ムのデータ間、構造設計パッ
トについても
ー
様です。また、
ムおよび維持管理プロ
ム等々
についてもそれは大変重要だと考えています。
このプロジェクトのリー ーを めています。
山下 私は IAI
に
用
」という情報の
みをしている
通
行しています。今
CIM に関する 当をしています。よろしくお い
スタンと
」という
では3 次元 CAD の ス ム、3 次元のソ トのパッ
年はさらなるプロジェクトを
カスタン クリスト
んだかを
ージを使って11のプロジェクトを既に行い、今
い します。
坪香 ACIC の理事の
ー
における CIM の動
んだ理由は、
たが、これはイン
をさせていただきます。よろしくお
ンス
年
をやってきています。よろしくお いし
謝 パトリック
ンの
によるプロ
」です。
ます。
における CIM の
際
C
で
プター
います。
は
土
通
の中で CIM を
当されて
からはいくつかのデモ、プレ
ン
● 109号 31
1
2
3
4
で CIM についてのお
す。な
CIM を
を
は大体 20 年ほど
したいと思っていま
えています。その後、現在にお
するに至ったか、そして現状、
どのような形で CIM を将来展開していくのかとい
いてはピーク時から
理事は ACIC の常
し
って、CIM の
理事をお
当を
についてのデモ、お
めでいらっ
をいただきたいと思います。
る社会
共
、
スタンさんは今
スト
ムがあり、そこの
ク
を
お
きしました
MA
の中の
的
めていらっし
ー
って、そ
クトモデルの開発をしています。これは
のためのものです。
際的な
にこれをどう開発するかについてのお
現在
定
力の
をいただき
通
形成が
は大きく変わっていまして、
の社会
、
ーロッパ
ールーム」という
土
をはじめとす
常に大きいと言われていました。 ところがこの
をたまわりたいと考
スタンさんを今
ループ「イン
が、
進
れている
的
定
と比べてやや
形成においては
い
に入ります
の中では
らいです。わが
土の状
が多いとか
ことを考えれば
、
進
が置か
がちである
とそんなに変わる状
では
ありません。
一方、社会の置かれている状
、
に建設産業の
たいと思います。
置かれている状
また、IAI
歩
を合わせるということかと思いますが、建設業
の
業者
一
の代表理事でいらっし
生から IAI
の
点から
を
IM を実
ことのみならず、
発
かなど、さまざまな
のパネリストに
に展開するかという
いただいていますが、
応
だきたいと思います。これには会場にいらっし
様からも
る
をいただきたいと思います。基
的にこういった形で進めていきたいと思っています。
高村室長のプレゼンテーション
「国土交通省におけるCIMの取組について」
高村 私からは、わが の社会
土
通
の
り
が置かれた状 、
み、なかんずく CIM の
みでどのようなことをしているかについてお
設業の
の置かれた状
● 109号
の建設
3
そういう状
の
は世
に
けて
以上の
めて
が
化が進ん
合に比して建
い。今、建設業の従
以上で、建設業に従事す
っていくことが
の中、一
化が一
想されてい
に
備されてきた社会
に進んでいくことになります。
20 年後には3 分の2の道
橋が建設後 0 年を
するということで、何らかの形の
になっている状
理施設、
新
が
です。ほかにトンネルとか
道、
過
要
管
、すべて じような状 になっ
ています。
次に、この
つの
に
について
一つは「世
定されているわが
創造」 言で I 関係の
です。オープンデータ
世
一
際
データ形
開の拡大に
全で
の3
介させていただきます。
端I
促進。中でも
間開
です。わが
っています。
る状 です。
り
しさ
と
です。それ以上に大きな課題と
化の進展が
事者のうち
せていただきます。
まずわが
人の
言えるのが、わが
に入らせていただ
という形で進めさせていた
の
がこの20 年で大体 2
る人が今後どんどん
の見地をお持ちです。
ンの後に討
き、その後に
います。
活動の中にこれをどう
み
で言うと、社会
でいますが、全産業の
の中の IM
めていらっし
この中で、いかに
ー
100
生からは IM
生は I CC
会の
ン
意見
意見をたまわりたいと思っています。
パトリック
プレ
る
の活動、CIM についての
をいただき、パトリック
32
は
20 年ほどでその状
クリスト
社会イン
実してきたことが
にあるのかと思っています。
わが
的な側面についてお
こでプロ
が
理事からも CIM
えています。
が、
社会
の側面から ACIC
の中で 進されてきた方です。
に
に近い状
になっている。これはある程
うお です。
にピークを
り
的な社会イン
ッ
データの活用の
での
共データの
。I
活用による
の実現というこ
Part 2 第
とで、 社会イン
扱うプ
ット
等の
等の
計画、設計、施工、維持管理、なかんずく維持
一的に
管理の重要性が今うたわれています。維持管理を進
の管理者は各施設の現
データベース化を
進、あるいはデータを
ームを構
に関する
、社会イン
かつ現場に
1 回土木建築情報学国際会議レポート
の
した
化状
めていく上でも今
の現
ると思っています。われわれが考えている CIM の
としては
場 の導入がこれにうたわれています。
さらに
学
に
イ
ベー
ン
合
が
定されています。例えば構造物の
などを点検
する
ベースという意
合化
ス
けた
り
ベー
では
なるイン
化や
み、 こういったことが
ン 合
情報の受け
と
革の基
方
もともと
設計における3 次元モデルのデー
タが施工に至りより
になり、施工中においては
のデータあるいは現場管理の効率化
についてと
ときには3 次元モデルのデータが施工の完
的な方
の一
になるということで、このルー
要を成す
1
に
定されて
く中で、
に関するものについてはとにかく
維持管理が重要ということで、
なアセット
と 中を
し、
は
要のデータであったものが、施工
を通じてデータを加えられていくことにより、完成
したときにはリアルな完成物と
としての3 次元モデルが
ネジメントを行うことが大きな
ー
ルなデータ
時に出来上がっていくと
です。もう一つはストック情報の 備と IC の維持
管理
3 次元モデルのデータが管理に受け
ンス
活用、
ンジ
備が
命化計画の
アリン
の基
全体の
まとめますと、わが
社会イン
の
まえて、あら
定
進、メン
化とそのための体
将来にわたって実際に
として定められています。
理されるデータが
が直面する
り
化あるいは
る要
課題、例えば
しい
事情を
とか
施
を
合
レベル
ンをわたってい
いうことかと思います。
の
化
といった形でデータを加えていき、施工が完成した
の
います。社会
ンの中で
し、あるいは共有化が進められること
いうことで、これはわが
分ですが、
手
が重要だと思っています。
時間
イ
にうたわれています。
さらに
設計、施工の中でも
化
際展開に
学
量
前、施工の完成、維持管理、このルー
間を連携する
際
しする CIM の重要性があ
じ時
、 あるいはデータ
ム、あるいは
お
化が進
されれば、
構造物と維持管
等に扱われるということで、よ
な維持管理ができていくということで、われ
われとしては CIM の
の中で設計
施工の効率
化のみならず、管理における有用性を
常に
し
的に融合していかなくてはいけません。
ています 図ー2 。
図ー1はここまで
われわれはこれまで2 次元のデータでやってき
し上
ていますが、社会
た
を
に
の
ト
をざっと例示的に
備していく上では
計
ン
ン
コ ト
ー
り扱ったこと
の
に
ント
ト ート
て、実際にあまり3 次元のデータを
ン
の
ル
ン
ー
ト
計
計
ル
ル
計
ー
計
ー
計 ー
段階
計
コ ト
ル
ー
ル
ル
結
計
計
計
コ ト
ー
ト
ロ ト
ル
ー
ト
計
ー
ー
ルー
計画
ル
上
計
ン
ル
ル
ル
ー
ン
コ ト
ル
ン
図
1
ル
ー
ン
・センサー情報の自動解析、出力
→ 維持管理・災害対応アシストシステム
ル
ー
ー
ルール
・タグ規格、設置ルールの確立
ン
ン
ロ
ト
12
1
図
2
● 109号 33
1
2
3
4
の
2
の実施
ル
行
計
ン ルコン ル ン
ー ン
コン
コン ル ント
ル ン
コン
ル ン
ン
ー ル ー ン
コン ル ント
コン
ル ン
トン ル
コン ル ント
ン
ト
ン
1
図
3
がないので、まずはやってみようということで 年、
全
で11のモデル事業を実施しました。当
ル事業の実施という段
ですので、
るように2 次元に
などは自動的に
モデ
りあえずは設
化が図られます。
正されるのでいいですが、現
在の現場で使う2 次元のデータに書き
えるには若
計をやってみたというレベルです 図ー3 。
干手間が かるという を いています 図ー
実際に11のモデル事業でいろいろな設計をやっ
図ー は
量の
てきました。どんなことが分かったかというと、3
ので
出が自動的にできます。3 次元モデル
次元モデルを使えば、例えば
を基に
れることで効率化が進
ち合わせで直接見ら
、あるいは完成のイメージ
量の
出した
出です。当
。
3 次元モデルです
量です。従来の設計においては2
次元のデータから一定のルールに基づいて設計した
量ですが、比較すると
の共有化に効 がありました。
じ
らいの
量になりま
例えば説明用に、2 次元の図面を基に作成したも
す。ある意
のに比べれば3 次元モデルから出力した図面は
常
しいといえば正しいですが、現在のルールから言え
で分かりやすいということがあります。現場
ば2 次元のデータから用いたものが正しいデータに
に
におけるイメージが
えられるので、設計者と今後
3 次元から出てくるデータのほうが正
なりますので、現場においてはこの
行われる工事の工事業者の中で設計条件あるいは施
かという みはあります。
工条件において意思の
通が図られるということか
設計上の
合、
正するには
かい
分でおかしいところを
年来こういうことをやってきましたが、
として分かる3 次元の図面が
常
設計において
まっ
性情報などをどう加えていくか、検
討していきます。あるいは
として今は
に役に立つということかと思います。これはよくあ
る
をどうするの
たばかりですので、今後モデル事業については
と思います。
3
り出すと単
ですが、2 次元の図面ではなかなか分からない
か
の干 が分かるというところです。
るいは
を拡大していく。
設計をやりましたが、
備設計などの
量とか地
設計と
行を今後はやっていきたい、あ
においてもやっていきたい
一方で、これまで現場で使っている2 次元の図面
と考えていますし、
はこういった図面で、3 次元モデルから現場で使え
工事での展開を図っていきたいと考えています。
● 109号
年やった
行業
については
Part 2 第
の
た図
1 回土木建築情報学国際会議レポート
の
の
計
計
計
計
ー
行
計
ル
ー
ル
ル
結
計
ル
計
ルト
上
計
ー
上
コン
コン
計
計
上げ
計
計
計
ルト
ル
ルト
計
21
図
計
計
計
計
2
図
の
計
2
行
ル
行
計
計
計
上
計
計
計
計
行
3
ト
行
行
行
ル
行
2
行
ル
行
ル
ー
計
計画
行
ロ
行
立
8
2
図
図
さらにこういったことをやっていく中でいろいろ
ということで建設情報に関する
題点も出てきますので、積
るいは
基
様書といった各種の要
とか
とか基
基
CIM を用いた設計工事をやる上で効 的な
き、人材
成、
開発の
体
プロ
について
ています 図ー
手
ム、さらに言うと
り
が な 事です。こういう 事をしている ACIC
あ
の作成、
んでいきたいと思っ
が CIM についてどういう
いうことですが、以
一つは ACIC
JACIC坪香理事のプレゼンテーション
「JACICのCIMに対する取り組みについて」
事
り
みをしているかと
2 点を説明したいと思います。
自で
もう一つはその
CIM に関して
。
、情報
開発をしています。
発を行っています。もう一つ、
検討会が
されていて、それの
を 当しています。
CIM を導入することによってどういういいところ
があるのか。ここに
的に
目を
ています。
坪香 それでは ACIC の CIM に
設計、施工、維持管理などです。これに対して3 次
対する
元のオブジェクトを導入し、そのデータベースとの
り
みについて説明した
連携によっていろいろな、より創造的で効
いと思います。
討ができます。以
ACIC は創立が1 8 年です。
ACIC は
I
と思います 図ー
C
C
の です。建
設事業における効率化を
進する
ACIC 理事
まず私どもが
としての報
的な検
次、それについて説明したい
。
当している CIM
です。
年の
検討会の事
に
されてい
● 109号 3
1
2
3
4
行
また
ロー
いただければと思います。
の中で CIM の将来像はどういうものかとい
うところが検討されました。まだ確定したイメージ
上
はありませんが、いろいろな
計
れを二、三
てみたいと思います 図ー
一つは CIM
ル
ロ
ル
ル
ト
計
ル
。
ネジ ーが 要ではないか。計画、
設計、施工、維持管理、
常に
事業についてトータルで
めから
ネジメントする立場が
い
間にわたって
わりまで
に
要ではないかというのが
まず一つです。
ン ン
もう一つは情報の共有です。従来、設計
1
図
がありました。そ
施工から維持管理にわたって情報は手
8
積
、
されるもの
でしたが、CIM の導入、まさに3 次元オブジェクト
を導入することによって情報を共有する場面になり
ます。それについても後ほど説明させていただきた
ー
計画
ロ
ト
ル
5
計
ン
いと思います。
上
一方、11 事業についての
ル
ン
ますが、お手元の
ル
すので後ほど
ー
行
ル
実
の
【企画,調査,計画,設計,積算】
【施工,監督検査】
【維持管理,サービス提供】
していただければと思います。
いて、 ACIC として CIM の活動にどういう
り
みをしているかについて説明したいと思いま
は社
14
をするために、私ども
に CIM のプロジェクト
種々多様な
図
してい
後のほうにまとめていま
す。CIM について 自の
変更
活用
です。
ントローデ
ームを発
をしています。
ン
の
と発
させて
はその中で
ロ
図面を3 次元化するこ
とについて し れたいと思います。
ます。いろいろな
的
容について
ということで、 私どもをはじめ
11
の
が
を中心とした
加しています。これは
という
間
から設立していますので、 との関係ですが、
においては一方で CIM に関する
立して活動しています。それと
ましたが、
土
通
りた
ほど説明があり
においては全
行っています。それの
検討会を設
分に連携を
いということです。もう一つは、
で
行工事を
ローアップも
検討会
3 次元オブジェクトの
が
ほどから出ています
が、CIM の中でどういう位置付けを考えたらいいか
というのが図ー10です。 側にあるのが通常のデー
タベースです。これは一つの構造物に対するデータ
ベースで、いろいろな情報がここに
れは
常に
すべての
かくつくることができます。
のオブジェクトです。これが
めて
その結 、CIM に関する将来像はどういうものに
わたるまでデータベースの中と
なっているのか、11
す。
検討会の成
行工事についての
、この
です。これについては
が、 ACIC の ーム ージに
● 109号
ロー
あたりまでの
要なら
材についてもつくることができる3 次元
いるのが一つのイメージと言えます。
年
されていま
す。一方が構造物の3 次元のオブジェクトです。こ
で行います 図ー8 。
アップを行ったのが
3
をしよう
接に連携して
かい
材に
接に連携していま
データベースと3 次元オブジェクトを一
にした
です
ものをここでは「構造物のデータモデル」という
前
していますので、
を付けたいと思います。3 次元オブジェクトを
ん
Part 2 第
行
コン
、変
行
ント ン
ー
、計画、設計、積
しの
ー
ー ー上
をそれぞれの
を
、施工、維持管理に対して手
きますが、あえて図ー10では
ていません。それぞれの
行して変
ー
ー
レント
計画
当で
い
行して使用でき、
ができます。工学的に言えば「コン
ンジ
アリン
」という言
が
当かも
しれません。
実
ー
ル
データモデルを中心にして現在の工事の事業の進
め方についてどういうことが考えられるかというの
計
がこの
図
があればデータモデルの変
当ですることができます。しかもこれは従来、
ン
ト
コン
実
1 回土木建築情報学国際会議レポート
です。
ている
10
いう
ロントロー
ン
側にあるのは従来わが
、計画、設計、積
れです。積
で行われ
、施工、維持管理と
から施工に至るところに
かれています。上が
工前、
が
が
工後です。
工
前にデータモデルを大いに活用していろいろな検討
をすることによって
なくなりま
図ー11の中で一 重要なところを し上 ると、
計
施工の検討です。
ロントローデ
工の検討をすることは
実
ル
ン
の世
常に大事です。手
工後に
められるわけで、 施工する人が事前に
ロント
ローデ
実
ル
常に
大事です。しかし、実際に作業をする人は
22
11
で施
りと効
率的な施工をしようとするとここでの検討が
実
図
りが
すし、効率的な施工ができます。
計画
ー
工後の手
ン
の中で検討に
ては現在のデ
イン
を分
方
した発
加するかどうかについ
ッ
ル
の設計と施工
ではなかなか難しいところがあ
るかと思いますが、これは今後の
の検討にある
と思います。
の検討は
に置いておいて、3 次元で
まで検討してきたわけですから、うまく発
工前
して
して施工に至りたいと思います。ここで2 次元の
発
図面を3 次元で表してみたらどうかということ
を今 ACIC でいろいろ検討しています。図ー12
側にあるのが従来の発
図面です。
面を示すといろいろな方
図
図がたくさ
んありますが、3 次元のオブジェクトをつくって
S
12
から見ることができると
いうことで、2 次元の図面がより見やすくなるので
はないかと思います。
でいることから、例えば
、計画、設計、積
、
図ー13の
は
作中です。若干こちらの図面
施工、維持管理という立場のデータモデルからその
のほうが見やすいのではないかという意見もありま
うち
す。3 次元における
要な情報を
き出して活用して検討した結
の図面の在り方についても
● 109号 3
1
2
3
4
ル
ル ー
ー ン ン ー
計
ー
計
コ ト
ン
計
計画
行
上
ー
2
2
図
13
図
1
検討していきたいと思っています。
まだ
後に、CIM を導入することに対してどういう困
新しい方
難なことがあるかということです。
てできるだけ効率よく、
で
て
常に
、新しいツールを手に入れることによっ
いうことから
います。
一つは意識の
題です。わが
の土木の現場にお
に完
際的な
力関係が
していきたいと
常に大事だと
思っています。その中でも CIM あるいは IM につ
いては IC に対する 在的なアレル ーがあるかも
いて
しれないと思います。もう一つは3 次元 CAD の使
ら、 ACIC もそういうものに積 的に 加していき
際
用について、ほとんど現場では行われていないこと
たいと思っています。
もあります。さらに、3 次元 CAD について図面を
く、3 次元のものを
者がこれを使ってやるにはまだまだ使い
手がよい
3 次元 CAD のオブジェクトを使って構造
量計
い。さらにソ
トが
元を前
と
ありましたら
が
いたいと思いま
するのがなかなか難し
ん、
における CIM の活動に
とか
が
に対して3 次
にしていないので見直し等が
要になりま
ついてはあまり
存じないと思い
ンス
スタン
ますが、何か確認したいことはあ
りますか。
カスタン 一言よろしいですか。 ACIC さん、今の
いずれにしても図ー1 のような
ますが、どれが
でどれが後か、
が
かということです。こういう状
の活用について
ことが
進計画という方
要
があり
プレ
か
ワトリ
た。私の
の中で、CIM
性が明確になる
要ではないかということについて
し上
2020 年は
大
ンを大変
深く
させていただきまし
ンスのプロジェクトは ACIC と
オリンピックのときでもありま
の
についても現在 に いて、
● 109号
じ
ような目 があります。 IM の世 で何が こって
いるのか、
こるのか、
でどういったよい
ンスのみならず世
があるのか、
を持っているプロジェクトを
たいと思います。
す。
スタン様の発表の前に、
スタンさん、パトリックさ
す。
が
矢吹 す。
になっている、
たくさん要る、あるいは基
常に大事だということか
的な考
をしますが、それについての基
え方が正確でないために定
備が
パネリストの間で何か短い
ものではないと思います。
か
の
クリストフ・カスタン氏の
プレゼンテーション
くということではなくて、
設計のためのツールから考えると、多くの土木
38
い時間がかかります。これについては
とに大変
私からもプレ
深く
じような目
進されているこ
させていただいた次
ンの中で
各
です。
ンスでは何が行われて
Part 2 第
1 回土木建築情報学国際会議レポート
が中心だということです。
2
ルセイ
は
イパスです。これは
すが、建物があるので I C の
2
S
7 11 2 13
図
%
%
%
2 %
ー
の I C データがあります。
タール
IM をイン
で活用することにはどういう意
があるのかを今
説明したいと思います。そこを分
IM がイン
成
いるか、 介をさせていただきたいと思います。
スタン様からプレ
、建物用に
レベル1だと2D、3D があります。
ンをよろしく
レー
ンが一
用性が
に、
生、このたびはお
ざいました。そして発表の
いております。
当に
の
で開発されていて、
レベルが0、1、2、3と つあります。
お い します。
に大変
ン
かっていただくために図ー1 をお見せしています。
2
1
きありがとう
については、 0
会 のスタジアムのプロジェクトに関
しては 0
E 2 13
カスタン まず
のレン
道は20 しか I C が使えません。
S
矢吹 それでは
イルが しだけ
のデータが I C 対応になっています。
ス
2%
S
できます。地
イルのコ
あります。レベル2にいくと
し入ってきて、
ほどのプレ
もありましたが、情報の共有がされる段
さ
らしい会だと思
レー
ンができます。レベル3は完全な形で
ワーク ローが 合されている IM です。
例えば地
める前に
3D オブジェクトは導入していますが、コ
したいのは、私は IM のプロジェ
木
の設計の場合、
ンをして情報共有という
の会社ですが、20 年前に CAD を導入しまし
入ったばかりという じです。
な変化をもたらしました。
ます。 IM の
事の進め方に大き
当に深い変化だと思い
をするときに3D オブジェクトの
をしますが、 IM の意
ん。設計を3D でプレ
はそれだけではありませ
ン
ー
ンするだけでな
く、設計や施工のプロセスにもたらす意
はもっと
大きなものがあります。
今
の
当しているということです。土
た。このことは、私の会社での
また、イン
り
んでいるプロ
が関わる
情報があります。例えば道
用性、
レー
点ではレベル2に
ー
では、3D の
の設計に使われる3D
とか建物の設計に使われる3D、いろいろあります。
ただし、建物の設計のための3D オブジェクトの方
がより進んでいます。道 よりも進んでいます。
ただ、イン
レー
IM のプロセスを用いて
ンで
です。コ
います。 加できてうれしいです。
クトを私の会社で
で
のオブジェクトの場合はよりコ
ンが められるということで、 IM が
えている今の課題はそこの 分です。 IM のツール
ジェクトを図ー1 にリストアップしました。
を考えると、ソ
1 0
るものを比べると、3D オブジェクトは建物であれ
ーロになります。 IM で管理をしていま
トの
前は
すが、すべてのツールがそろっているわけではあり
ばいろいろありますが、コ
ません。 IM は3D オブジェクトだけの
ものは られています。
ではなく
レー
て、手 きあるいはプロセスにも関わる です。
私たちは、会社においてコ
入れていて、情報共有を
に「
いうイン
」と書いてありますが、レ
の
オンと
の道
プロジェクトです。このプ
ロジェクトに関しては
IM のモデルを作っていま
I
A という
しませんが、今使え
ンに使える
レー
ンに力を
化しようとしています。
ループを私は
が、そこで3D オブジェクト
イブ
当しています
リーのリンク
すが、これには I C が使えません。
にイン
を持たせようとしています。つまりツールを使って
のプロジェクトだからです。I C の
用はまだ建
情報共有ができるようにリンクを設けていこうと考
● 109号 3
1
2
3
4
2 13
7 11 2 13
図
S
E 2 13
1
えているのです。 IM は単体の3D オブジェクトに
用まで書いています。合わせて 0あります。これ
とどまる ではないことを
は建物だけです。
したいです。
はどこが
うのか。建物の
それと対比するためにイン
の場合はどうか。
場合は一つのプロジェクトだけで
わります。イン
まず全体の構成があって、その
にいろいろなオブ
では、建物とイン
となると
のプロジェクトがイン
ジェクトの中に
れば既存の道
の
の場合もそうです。道
空間
ェンジ、
には、例えば
ー
ス
にもいろいろな要
M
体だ
所とかイン
リアなどもあります。そ
があります。D M D
という地形のモデル、それから地
のモデルも関係してきます。単に道
て、イン
であ
ネットワークがあってつながってい
けではなく道
ター
のプロ
されています。例えば道
ます。あるいは
だけではなく
といった場合にいろいろなものが
合
ジェクトがあります。ト
した地形です。全体のイン
の
ーは
ほど説明
ンジ
アリン
管理というレベルがまずあります。
じ 0の使用場面について既に建物用のものが
あります。
じように道
や橋、トンネル、建物に
もそれぞれつくれますが、全体と
の、
方があります。イン
つ意
合いは建物とは
対
々のレベルのも
の場合に
います。イン
の場合、完全に3D モデルの
開発が
用場面があります。これは
計者が使える状態にはなっていませんし、
についてまとめたものです。
わたっています。
から設計、
● 109号
イ
が建物
イクル全体に
、
み立てて
の場合は
そして、既に出来あがっているものばかりではあ
図ー1 に示すように、 IM には、 0の重要な使
MA
IM が持
がもっと広くなります。
りません。例えば地
的に り重なっている形になっています。
0
1
わっているわけではありません。す
人が使えるわけではありません。
に設
の
ロからのスター
トになります。3D モデルをつくらなければいけま
Part 2 第
7 11 2 13
図
S
1
2
3
4
1 回土木建築情報学国際会議レポート
E 2 13
1
るとかトンネルの
分だけで
という
ではあり
ません。
このような形でイン
の場合は
広いです。こ
ういう物の考え方をしなければいけないというのが
建物との
いです。 そこに
I
A でのプロ
ジェクトでは り んでいます。
ロー
ップをつくりました。
何をやっていくのかを
オリ
ーは
形ア
図
S
E 2 13
7
から建物とは全く様
が
イ
形とは道
の外形です。です
います。
何、
、
、まず 形があっての です。
18
イン
せん 図ー18 。
また建物単体と
もトンネルも橋も
の
ンジ
ます。つまり
うのは、例えば道
の
はそ
は道
ーしています。そのため、イ
アリン
ス
用の I C のモデルをつくりますが、まず
形から
れだけでオブジェクトではありません。
ン
A で、
のプ
イメントです。
の形状を示すものです。イン
7 11 2 13
I
めましたが、
の使用場面に分
ムです。
の道
してい
だけに関わ
めます。道
のモデルにとっても
すし、トンネルにとっても橋にとっても
らないと まりません 図ー1
とのいろいろな合意事
MA
ま
。
プロジェクトを進めるにあたっては、
の
形が
要で
ーロッパ
があります。一方で
ではいろいろな
MA
自
● 109号
1
ト の 一 環 と し て
2 1
C
との関わりがあります。
I の
用性が
関わりが
C からは
められています。
常 に 深 い で す。 コ
MA
C
と
C とは
レー
ンが
C の間で められます。いろ
いろな 題に対処する上での 力が 要です。
われわれが
MA
でイン
の をし
た の が 2 年 前 で し た。2011 年 で す。 前
7 11 2 13
図
S
MA
E 2 13
の要件にも らした開発をしています。
」が2
目に
なっています。200 年
わって
めたものです。I C
の成
に
で
り
ル
ム
、それから
ェーのソ
り、
ンス、
、そしてオースト
けています。従って
い進捗が
形モデルはきちんと I C
は
していきましょうという
的な
していま
日本のCIMについての意見等
ク
リーです。このプ
IM を使って
まっています。イン
IM を使いたいので
書がなくてはいけません。
要です。データデ
作成中です。このためには
要です。共通の言
リーはみんなが
施設のデータが
タデ
2
ク
ク
ク
リーは
際的なコ
、データのデ
からプレ ン ー
1に、
しました。
では CIM は 年から り まれ
ています。いくつかの
行プロジェクトが現在も行
行プロジェクトの中に
アのパッ ージが
使われています。その中で3D モデルがつくられて
きたという
可
です。これはコ
ュ
ー
ンや
化などさまざまな側面で活用されています。
CIM をより
化することについての 土 通 の
今後の ジ ンの もありました。
ACIC は CIM を
を
っています。
レー
てさまざまな
ク
の事
進するうえで大変重要な役
に
面での CIM の役
を行ったり、CIM
とし
検討会
をしたりしています。
CIM のプロジェクトはプロ クトモデルがどれだけ
ネジメントのための既存
重要かということは 分に分かっていて、 スタン様
要です。それをするためにもデー
リーがなくては難しいので、それを
からは実際のさまざまな会社や
イン
では、
もう一つ大事な
こまでで
イントがあります。プロジェク
MA
での
の展開についての がありました。
まずはやらなければなりません。
● 109号
ンを
要がありま
じ認識で使われる
す。もう一つはアセット
矢吹 3
われています。さまざまな
ばれているも
つまりリスト化されたオブジェクトのデータデ
ンが
として
になっています。
の要件を
ーに
のプロジェクトのために
リーが
の
物は近
おいては3 次元 CAD、ソ ト
イオリ
あればオブジェクトの
ェーデン、
会もつくりました。これ
たすものになっています。
ロジェクトが
ル
方もいます。イン
できます。
す。
ののひとつがデータデ
リア、
生も関
ーですが、そこも開発を
めるプロジェクトももちろん
に二つ目のプ
イツ、ス
が関わ
という会社は
形を
、
のあるいろいろな
んでいる人たち
ア
トのベン
しましたが、大変大
際
がたくさんいて、私の会社でもそうですし、 ッソー
ス
ーを
会です。
いうち、この1 年 らいの間に 表される 定です。
今、I C
題
は 常に重 されています。
会はメン
ェー、アメリ
前に開かれ
について」が
きな
が いものに
らいから
では「イン
となりました。イン
11
1
次に「I C
のメインの会 が1
ましたが、全体会
の
様のプレ
意見
ン
ー
ンに入る前にこ
がある方はいらっし
いま
Part 2 第
すか。まずはパネリストの
様はどうでしょうか。
パトリックさん、いかがですか。
謝 ということで
デリン の
し上
実
International standard vs. Domestic standard(customs)
ると、イン
のモ
•
は、 IM よりも大きいという を得
ました。今後のロー
ップで、いかにこれを実行、
していくかについてのス
み立てていると思いますが、
すか。プレ
ン
りましたか。
ー
土
通
で
生、何かありま
ンの中にロー
意見をたまわれればと思いますが、
の
れわれも
ップの図は付けていま
行で平成 2 年の設計、それか
ら現在新たに工事に
り
20
ソー
かる中で、いろいろとわ
を積んだところでロー
当
々に
ップ自体を
す。一応のロー
には
ップもこれまでつくっています
まえた見直しをやっていこうというこ
ロー
ップの
く一
だけ、ロー
で
ほどの発表の
後に
ップにはなっていませんが、や
が何
7
3 の図面
IAI日本 山下純一代表の説明
「国際標準と国内標準」
山下 私はプレ
ン
いうよりは、
ー
ンと
るというスタンスよりは
要な
のス
イ
際
は
常に大事です。
ほどのクリスト
図ー20に
「 際
は
と
ずしも
」
と書いていますが、
になっていなくても
の
C
プロセスを
開発に
えず
に置いて
や ACIC に
際
MA
IAI 代表
とは関係なくて、
ジェクトです。こういう
も
うイ
と有
さんも
ュースで
リスの設計者です。
んで対応します
な構造設計のア
リスの会社があります。
際的に
ップとい
のコン
のプロ
は当
自
してはいけないので、
るなという
定があります。そのために
は世
入
連の
産業だけを
うことでやってきました。今
が、その中にも
与
をやっていたことがあります。これは
関係は、例えば
アムを
際
イン
まれて、以前、
ます。
場はイ
MA
のデ
関しては
立
にやる
ました。そのときに何を考えるか。
の
さんの説明にもありましたよう
は何社かでコンソー
の
としても I C の開発には 力してき
際的なプロジェクトが多くなってい
存じの新
の
事のやり方があります。われわれは
に、だんだん
に建
に対してわれ
ンスはどうかという をしたいと思います。
を用意
しました。
際的な
要だからつく
与するか、そのときにわれわれのスタ
私は
をし
ないか」と言われましたので、そ
れに
要ですが、われわれが
することが 常に大事だと思います。
生から「パネ
ルをやるに当たってこんな
す、 もしくはプロセスに
事のやり方で、ある程
。
ほど
も出てきました。データを共有するため
が
らなくてはいけないことはこういうことがあると
をしました 前述
だけでは難しくなります。
していくのではなくて情報共有をするとい
われがどう
とです。
1
の
なプロセスにデータを
う
を
んだプロジェクトが多くなっていま
の さんのお のように、CIM においてもいろいろ
きちんとつくっていくことをまさに検討していま
が、
アムを
す。
はあえてロー
せん。実は今
図
ップはあ
、お いします。
高村 今
立
立
Establish a system for coordination and interoperability
according to international standard, for realm where
national standard has already been established or naturally
region specific.
ジュールはあるので
ップについては既に
ン ロ
Contributing to the development of international standard
respecting Japanese design process.
•
しょうか。
矢吹 ロー
1
2
3
4
1 回土木建築情報学国際会議レポート
際
に従った
ス
ムが
し上
の
リアーを張
に
ましいとい
たように、
の中で生きていかなければいけないので
だけで じている環境ではない。
次に書いてあるのはどういうことかというと、
がある程
確立してしまっている。
の
● 109号
3
これは単なるア
rid lacement
ー
ンなのでオブジェクトで
はありませんが、こういうものをモデ
reference line
Western Style
Japanese Style
てもらうためには
い。われわれは
ーに実
し
案をしていかなければいけな
リッ
プレースメントというこ
とで過去に 案しています。
図ー22は構造
の例です。
2というプロジェ
クトです。I C には構造の種
ま す。
図
1、
、
21
中の
Scope of each structure systems
が
材
面の
で「現場
様、
の
I C には確かに実
CIM よりも
ス
ち」ということです。
の
様を
がつくって
されました。 ただ実際は、
IM 分野が進んでいるという
があり
ましたが、 IM の分野でも構造はあまり進んでいま
せん。意
I C は
ST-BRIDGE IFC
状が定
Coordination between ST-BRIDGE and IFC
大
Structural 3D CAD
Structural Analysis
3
CAD
3
CAD
わらず、結
23
、
とすべてが
できる
際
の事情を考えてつくられている
際
というわけにはいかない。
と
際
を
、
変
と有
な例ですから簡単な
計
プロ
計
なので一
トは
プロ
のスタイルでは通り がありません。
ー
構造計
がそれほどでもありませんが、
に関しては
クリートだと A
があって、
ム、もしくは一
ず
が関係してきます。
面
コン
です。こういうものと I C と
発してきました 図ー23 。
が
のプロ
用するかを考えた
が、
の2 次元の図面はたいていの場合通り
計
ト
を開発しました。
有の
ソ
が
だけ
面設計をするというソ
のブリッジをつくるということで
● 109号
さ
ムがありますが、これは
を見ていただければ分かります。2 次元の場合です
あります。
案したにもかか
用するには難しいという
ット、
みをどうつくるか、これは大事です。
図ー21は
が難しい
では使いにくいやり方で実
でどうやって
といっても各
が
もしくは
まっています。I C で
様をわれわれが
をやってから
ムで
が既にかなり広く行わ
れている、もしくはいくら
ーメン構造の場合は
てデータ
アです。I C は結構
をかなり前からつくり上
て、CAD 間のデータ
する
ブル過
は
は一
応力計
ーの間で
です。いろいろな形
れています。
Structural Cost Estimation
CAD ベン
レ
面があります。
MEP 3D CAD
Converter
が
できるようになっていますが、実際には、
はあまりに
IFC
Structural Detail Drawing
常に形状定
とか梁はほとんど形状が
3
CAD
ST-Bridge
は進んでいます。な か。
の建物は構造を
Architecture 3D CAD
All-In-One Calculation
の
当したのは
います。
22
の
、
当しました。ただ、この場合
当したわけではなくて、
トに対応した言
The specification for
adding properties of
the reinforced
concrete structure to
the building
information model
図
、
」と書いてありますが、これはプレ
コー
図
3、
性情報が 体です。「I
Implementation of Reinforced concrete structure
建物モデルに鉄筋コンク
リート構造情報を付加する
ための仕様
2、
、これだけスコープがあります。その
2を
もすべてを
ST-2の開発
にスコープがあり
2を開発したのが大体 1
8年
を開
ろです。実
Part 2 第
際に実
して I C の2 3のリリースに
た。その後、実
実
をやって
ています。その後
の
まれまし
案をし直し
の開発に入っていま
し上
たかったことは、
大事で、それに
しないと
の
になる。しかし、
、
をすべて
際
際
は
手をすると
プづくりあるいは
は世
て応用していく中で
ネー
ン
アを開発すること
社会に
有の
るいは構造計
を盛り
かを
はその活動を通じて
際
クト
力を行使しまし
、例えば通り
リッ
プロセスにおいても
、あ
自のもの
るところが大きいと思います。とりわけ
考にな
IM 開発
の過程では、 IM の実 、あるいはデータモデルの
常に重要です。
だけ
ス ップになるのではないかと思います。
イ
イン的なものが出てくればデータモデル
を前に進めていきやすくなると思いますし、ツール
の開発にもプ スだと思います。CIM を応用するに
は
IM のツールを
し手直しする、変
に活用することが
ツールが
会の CIM はどういう活動をしているの
介いただき、
が
と思っています。それは当 、CIM にとっても次の
に IM についてまず って、I CC
の IM
人的には CIM の開発は IM の
ものがたくさん
ことに成 しています。
では
うことがなされている
ではなくて球を前に動かすというプロセスも大事だ
をしてきました。プロセスとプロ
た。
を
中心の
は建
モデルを開発するに当たっても
なプロジェクトと
的な形で、実際に現場で使っ
応用といったプロセスが
の中からでも学
あると思います。IAI
常に大
ばし
するまでには時間がかかるとは
常に
が 常に大事だと思っています。
MA
思いますので、成
に変えるわけにはい
の
力の中で進展したことも
いと思っています。
ように思います。
ト
矢 吹 土 木 の イ ン
際
事情もしくは
きません。そういうものとどうコーデ
をしていくかを考えてソ
クトモデルが
思います。ただ、今のところ私が見るとプロトタイ
す。こういうプロセスを ています。
今
1 回土木建築情報学国際会議レポート
の CIM との関連をおり
して CIM
要になると思います。CIM の
IM をベースにつくられてくるのではな
いでしょうか。データモデルを CIM の中で開発す
るに当たっても
IM ベースのものをまずは土台に
ということだと思います。 IM のツールを変 して
ま て 意見を えますか。
CIM に使えるようにしていくとか、あるいは3 次元
国立台湾大学謝教授のコメント
CAD のツール
化をしていく、あるいは既存の土
木のツールを CIM で使えるようにしていくという
謝 まず、
上
にお
を
方 性が今後は
し
年来、アメリ の IM では、どうコ ュ
ます。パネルに加えていただ
ンを
きありがとう ざいます。
私は
IM の分野のほうが CIM
よりも
が深い者です。CIM に
ついては今
っていますが、
常に
を受けるのは CIM の進
展が
で
ア建設 I
常に
会
に関して行動を
が既に
台
プロセスが見えてきたら、
イン
が
行プロジェクト
年行われ、いろいろなアイデアをそこから
いと思いました。動
み
などの
の
題、例えばデ
の在り方もプロセス全体に
すものとして検討が
要になっていきま
す。
私は大学で
えていますので、この場を
し上
たいのは
の
を
大学
が
に関わる
を
りて
分です。 現在
IM
っ張っている面があります。
もそうですし、
でも
題があります。
全な CIM の発展のためには今からどうやったら
きが いです。
それからうれしい
ル
を
年、アジ
こそうと考えているというお
き出したということで、す
ー
り
分について検討いただければと思います。
に出ましたが、そのときにこれ
うと、11の
化していくのかということに
めています。CIM でも次のス ップとしてその
いということです。
ありました。今
されます。
きですが、イン
のブロ
プロ
ムを大学で展開できるのかを考えるべ
● 109号
1
2
3
4
きだと思います。
にこの業
で共
をやって
いくことも考えなければいけないと思います。
合
の中でも
開発段
からの
の目
の一つとなっています。今
際
化は
、設計段
で
はありますが、CIM に り んだことから出てくる
会場との
ものでいろいろ課題もありました。その一つ、
応
どの
矢吹座長のまとめ
化の
題は大きな課題と
ただ、このあたりはソ
の活用は発展
矢吹 ACIC セッ
ンでは、
様に
が CIM
それが世
くなってきているというお
の方
、積
化のみならず、
土
では設計、分
、施工、維持管理というイン
イクルで用いる情報を
の
の
で検討してい
では、
からイ
用と維持管理が大変重要であるというお
として使う、
的にも使われていく上では一定の
で、
化
っていないと思っています。そこは
生と私たちの考え方は
じだと思いますの
生の活 に めて
矢吹 その
イ
合する方
るということです。基
ン
通
ア自体も土木分野で
上のところもあるということはよく
性は間
と思います。さらに3D モデルを使うことや、イン
の可
知しています。
分かりました。われわれが に の
を導入したというメッセージ、この動きが大変大き
をさせていただけたか
ト
ほ
に関して
しています。
として
ートをしていき
たいというお考えはいかがでしょうか。
高村 方
のは、
性としては
行などで出てくるデータを土木情報学の
会にも
をいただきました。CIM を単に設計 施工に使う
ができることは何かという
を
理に重要な役 を っています。
活動に生かすということではないかと思っています。
クトデータを、さまざまなソ
要になってくること
は言うまでもありません。もしそういったデータモ
デルがないと
的には一つの大手のソ
ト
ックしていただいてわれわれの
矢吹 大変重要なお言
ト
アが出力したものをうまく活用しようとすると、
化されたデータモデルが
ー
が何をしなくてはいけないか
のではなくて、CIM は設計 施工より 用、維持管
ここでプロ
しろ
して、
をいただきありがとう
いました。
そろそろ ACIC セッ
ンを
めくくるときが
近づいてまいりましたが、メッセージは
けて発せられたと思います。このセッ
ア
会社が 場を 有することになるでしょう。
常に実りの多いものだったと思います。
はパネリストとして
化されたプロ
クトデータモデルをつくらな
う
いということであれば、われわれはデータの共有
ができません。ソ
トとソ
ができなくなります。
にプロ
トの間を結
クトデータモデルの
化の
り
みが
があると思います。
パ
際社会に
ンは
様、まず
加いただきましてありがと
ざいます。
、コメントをいただきました
さんにもお を し上 ます。
こと
意いただけると思うのは、
ざ
さん、あらためて
当に今
はありがとう
ざ
いました。
常に重要であるということです。
は
たすべき役
スにならないためにもプロ
クトモデルの
化
するべきです。その意
においてブロ
クト
に
モデルの
化に関する活動について
ACIC 情報 なお、文中の
入手出来ます。
さんに
し いたいのですが、よろしいでしょうか。
高村 私がすべてを
が、
全体の施
ることはなかなか難しいです
として
● 109号
学
イ
ベー
ン
入
などは、以
ーム
の
イトでも
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