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請願・陳情文書表(PDF:1201KB)

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請願・陳情文書表(PDF:1201KB)
平成28年12月伊那市議会定例会 請願・陳情文書表
平成28年11月28日
番 号
件
名
提
出
者
付託委員会
紹 介 議 員
免税軽油制度の継続を求める請 株式会社伊那リゾート
312-1
願(請願)
代表者 白澤 裕次
経済建設委員会 飯島 尚幸
「誰もが安心して利用できる医 上伊那医療生活協同組合
312-2 療・介護の実現を求める意見書」 安心まちづくり委員会
の提出を求める陳情(陳情)
社会委員会
委員長 下平まち子
日本労働組合総連合会
給付型奨学金制度の創設等を求
長野県連合会上伊那地域
312-3 める意見書の提出を求める請願
協議会
総務文教委員会 宮島 良夫
(請願)
議長 日比野 誠
「駈け付け警護」付与の閣議決定
「平和って何だ」伊那谷
312-4 を撤回し南スーダンPKOから
代表 角 憲和
総務文教委員会
の撤退を求める陳情(陳情)
立憲主義全否定の自民党草案を
「平和って何だ」伊那谷
312-5 持ち込む憲法審査会の審議中止
を求める陳情(陳情)
代表 角 憲和
総務文教委員会
番 号
件
名
提
出
者
付託委員会
紹 介 議 員
地域活性化の拠点となる高遠高校
長野県高等学校教職員
の存続と35人以下学級の導入を
312-6
組合上伊那支部
求める意見書を県知事に提出する
総務文教委員会 丸山
代表 春日 雅博
よう求める請願(請願)
放射能拡散のない環境
放射性廃棄物を全国に拡散させな
312-7
を守るネットワーク
いよう求める陳情(陳情)
社会委員会
代表 柳井 真結子
下水道料金値上げスト
柳川 広美
下水道使用料の値上げストップを
312-8
ップの会
求める請願(請願)
代表 宮下 金典
経済建設委員会
飯島 光豊
前澤 啓子
( 3 1 2 - 1 ) 免 税 軽 油 制度 の 継 続 を 求 め る 請願 ( 請 願 )
こ れ まで 冬 季 観 光 産 業 の 重要 な 柱 で あ る ス キ ー場 産 業 の 発 展 に 貢 献し て き た
免 税 軽油 制 度 が 、 平 成 3 0年 3 月 末 で 廃 止 さ れる 状 況 に あ り ま す 。
免 税 軽油 制 度 は 、 道 路 を 走ら な い 機 械 に 使 う 軽油 に つ い て 軽 油 引 取税 ( 1 リ
ッ ト ルあ た り 3 2 円 1 0 銭) を 免 税 す る 制 度 で あ り 、 農 業 用 機 械 や船 舶 、 倉 庫
や 港 湾な ど で 使 う フ ォ ー クリ フ ト な ど 道 路 を 使用 し な い 機 械 燃 料 用の 軽 油 は 、
免 税 が認 め ら れ て き た も ので あ り ま す 。
ス キ ー場 産 業 で は 、 索 道 事業 者 が 使 う ゲ レ ン デ整 備 車 、 降 雪 機 等 に使 う 軽 油
が 免 税と な っ て お り 、 こ の制 度 が な く な れ ば 、ス キ ー ・ ス ノ ー ボ ード 等 の 冬 季
観 光 産業 が 大 き な 負 担 増 を強 い ら れ 、 ス キ ー 場の 経 営 維 持 が 困 難 とな る と と も
に 、 県内 経 済 に も 計 り 知 れな い 影 響 を 与 え る こと と な り ま す 。
以 上 のこ と か ら 、 貴 議 会 にお か れ ま し て は 、 下記 事 項 が 実 現 さ れ ます よ う 国
及び関係機関に対して意見書を提出していただきたく、ここに請願いたします。
記
1
免税 軽 油 制 度 を 継 続 する こ と 。
1
( 3 1 2 - 2 ) 「 誰 も が 安心 し て 利 用 で き る 医療 ・ 介 護 の 実 現 を 求め る 意 見
書 」 の提 出 を 求 め る 陳 情 (陳 情 )
現 在 、 政 府 内 で 、 2 0 1 7 年 通 常 国 会 に 向 け た介 護 保 険 制 度 の 見 直し の 検 討
が 進 めら れ て い ま す 。 そ の中 に は 、 生 活 援 助 のサ ー ビ ス 見 直 し や 利用 料 2 割 負
担 の 対象 者 拡 大 、 要 介 護 1 、 2 の 通 所 介 護 を 市町 村 の 実 施 す る 総 合事 業 に 移 行
す る な ど 、 給 付 の 削 減 、 負担 増 を は か る 内 容 とな っ て い ま す 。 さ らに 保 険 料 の
値 上 げや 入 院 、 入 所 時 の 食事 代 、 居 住 費 な ど の患 者 ・ 利 用 者 の 負 担を さ ら に 引
き 上 げよ う と し て い ま す 。
医 療 や介 護 に 対 す る 人 々 の負 担 と 不 満 は 膨 ら み続 け て お り 、 も は やガ マ ン も
限 界 です 。
こ れ では 国 民 の 将 来 不 安 は増 す ば か り で あ り 、日 本 経 済 の 再 生 も おぼ つ き ま
せ ん 。今 こ そ す べ て の 人 々に 安 全 ・ 安 心 の 医 療 ・ 介 護 を 保 障 す る 政策 へ の 転 換
が 必 要で す 。
以 上 のこ と か ら 、 貴 議 会 にお か れ ま し て は 、 下記 事 項 が 実 現 さ れ ます よ う 国
及び関係機関に対して意見書を提出していただきたく、ここに陳情いたします。
記
1
医療 や 介 護 の 保 険 料 が軽 減 で き る よ う 国 の財 政 支 援 を 増 や す こと 。
2
入院、入所時の食事代や居住費など自己負担を増やす計画は中止すること 。
3
生活 援 助 を は じ め と する サ ー ビ ス の 削 減 や利 用 料 の 引 き 上 げ を実 施 し な い
こと。
4
病院 、 ベ ッ ド の 削 減 計画 を 中 止 し 、 地 域 に必 要 な 医 療 機 関 や 介護 ・ 福 祉 施
設 を 整備 す る こ と 。
2
( 3 1 2 - 3 ) 給 付 型 奨 学金 制 度 の 創 設 等 を 求め る 意 見 書 の 提 出 を求 め る 請 願
(請願)
大 学の 学 費 の 高 騰 と 家 計収 入 の 減 少 に よ り 、奨 学 金 を 利 用 し て いる 学 生 が 半 数
を 超 える よ う に な っ て い ます 。 卒 業 し て も 、 不安 定 な 雇 用 で 充 分 な収 入 が 得 ら れ
ず 、 奨学 金 を 「 返 し た く ても 返 せ な い 」 人 た ちも 増 加 し て い ま す 。
社 会人 と し て の ス タ ー トラ イ ン か ら 数 百 万 の借 金 を 背 負 う の は 、大 変 な 重 荷 で
す 。 借金 苦 を 避 け る た め 、学 び た く て も 進 学 を諦 め ざ る を 得 な い 子ど も も 後 を 絶
ち ま せん 。 長 期 に お よ ぶ 返済 の 負 担 は 、 若 者 に結 婚 や 子 ど も を 持 つこ と を も た め
ら わ せる 要 因 に も な っ て いま す 。 若 者 ば か り では な く 、 子 ど も の 奨学 金 返 済 の 肩
代 わ りで 老 後 の 生 活 資 金 を失 う 親 も 増 え て お り、 世 代 を 越 え た 社 会問 題 に な っ て
い ま す。
貧 困の 連 鎖 を 絶 ち 、 教 育の 機 会 均 等 を 実 現 する と と も に 、 少 子 化・ 人 口 減 少 に
歯 止 めを か け て 持 続 可 能 な社 会 に す る た め に も、 奨 学 金 問 題 の 早 急な 改 善 が 必 要
です。
諸 外国 と 比 べ て み て も 、日 本 は 高 等 教 育 に 対す る 公 的 支 出 が O EC D 諸 国 の 中
で 最 低の 水 準 に あ り 、 大 学の 授 業 料 が 有 償 で 国に よ る 給 付 型 の 奨 学金 制 度 が な い
の は 日本 だ け で す 。 家 計 によ る 教 育 費 の 負 担 は限 界 に 達 し て お り 、将 来 を 担 う 若
者 の 学び と 成 長 を 、 社 会 で支 え て い く 仕 組 み をつ く っ て い く こ と が求 め ら れ て い
ます。
以 上の こ と か ら 、 貴 議 会に お か れ ま し て は 、下 記 事 項 が 実 現 さ れま す よ う 国 及
び 関 係機 関 に 対 し て 意 見 書を 提 出 し て い た だ きた く 、 こ こ に 請 願 いた し ま す 。
記
1
速や か に 大 学 生 等 を 対象 と し た 給 付 型 奨 学金 制 度 を 創 設 し 、 将来 に 向 け て 拡
充 し てい く こ と 。
2
貸与 型 奨 学 金 に あ っ ては 、 有 利 子 か ら 無 利子 へ の 流 れ を 加 速 し、 無 利 子 奨 学
金 を 大幅 に 拡 充 し て い く こと 。 無 利 子 奨 学 金 を受 け る 資 格 が あ り なが ら 、 予 算
不 足 のた め に 受 け ら れ な い学 生 を 速 や か に 解 消す る こ と 。
3
3
大学 等 の 学 費 の 引 下 げや 授 業 料 減 免 の 拡 充等 の 政 策 を 実 行 し てい く こ と 。
4
奨学 金 の 制 度 設 計 や 意思 決 定 ・ 運 営 に 当 事者 、 利 用 者 な ど の 参画 を 図 る と と
も に 、情 報 公 開 を 徹 底 し てい く こ と 。
4
( 3 1 2 - 4 ) 「 駈 け 付 け警 護 」 付 与 の 閣 議 決定 を 撤 回 し 南 ス ー ダン P K O
か ら の 撤 退を 求 め る 陳 情 ( 陳 情)
安 倍内 閣 は 、 今 月 ( 1 1月 ) か ら 南 ス ー ダ ンに 派 遣 す る 陸 上 自 衛隊 に 、 安 保 関
連 法 の改 正 P K O ( 国 連 平和 維 持 活 動 ) 協 力 法に 基 づ く 「 駆 け 付 け警 護 」 の 付 与
を 閣 議決 定 し ま し た 。 自 衛官 が 武 装 集 団 に 襲 われ た 国 連 職 員 や 他 国軍 兵 士 を 救 援
す る 「駆 け 付 け 警 護 」 の 際に 、 初 め て 正 当 防 衛を 超 え る 武 器 使 用 が任 務 と し て 可
能 に なり ま し た 。 武 器 を 使え ば 武 力 行 使 と な り、 戦 闘 に な り ま す 。「 駆 け 付 け 警
護 」 の武 器 使 用 は 、 憲 法 違反 の 安 保 法 に さ ら に憲 法 違 反 を 上 塗 り する 行 為 で あ り
絶 対 に容 認 で き ま せ ん 。 自衛 官 は 自 ら が 殺 傷 され る 危 険 だ け で な く、 誤 っ て 住 民
を 殺 傷し て し ま う 加 害 責 任に も さ ら さ れ ま す 。戦 後 7 0 年 余 、 自 衛 隊 員 が 一 人 も
殺 し 殺さ れ る こ と は な く 、戦 闘 さ え な か っ た 平和 も 瓦 解 し か ね な い事 態 に 日 本 は
直 面 して い ま す 。
南 スー ダ ン は 事 実 上 の 内戦 状 態 で す 。 7 月 に政 府 側 と 反 政 府 勢 力の 間 で 2 7 0
人 余 の死 者 を 出 す 戦 闘 が 起き て い ま す 。 そ の 後も 小 規 模 の 戦 闘 が 発生 し 、 反 政 府
側の指導者が今後の反撃を予告しています。国連安保理が4千人の増派を決議し、
専 門 家が 移 行 政 権 の 「 事 実上 の 崩 壊 」 と P K O 要 員 へ の 危 険 性 の 増大 を 報 告 し て
い ま す。 そ れ ほ ど に 事 態 は深 刻 で す 。
この状況が「PKO参加5原則」の「停戦状態」にあるとは断じて言えません。
と こ ろが 政 府 は、派 遣 先 の首 都 ジ ュ バ の 自 衛 隊宿 営 地 周 辺 が 「 比 較的 安 定 し て い
る 」 と頑 な に 主 張 し 、 情 勢を 点 で し か 見 て い ませ ん 。 し か も 戦 闘 を「 衝 突 」 な ど
と 児 戯に 等 し い 言 い 訳 に 終始 し 、 戦 闘 と 認 め ませ ん 。 「 派 遣 あ り き」 で 「 駆 け 付
け 警 護」 付 与 を 強 行 し よ うと し て い ま す 。
国 連P K O に 関 与 す る 専門 家 は 、 現 在 の P KO は 「 武 力 行 使 容 認、 先 制 攻 撃 も
認 め 」「 戦 争 を し て い る 」状 態 に 変 わ っ た 、 と警 告 し て い ま す 。 戦闘 に 巻 き 込 ま
れるのは必至と言わざるを得ません。自衛官の家族が派遣反対の集会で声を上げ、
元 自 衛官 も 「 自 衛 官 の 命 を考 え ろ 」 と 抗 議 し てい ま す 。 そ も そ も 昨夏 の 安 保 関 連
法案の国会審議では、改正PKO協力法の問題はほとんど議論されませんでした。
こ の 改正 法 自 体 の 是 非 を こそ 議 論 し 直 す べ き です 。
5
以 上の こ と か ら 、 貴 議 会に お か れ ま し て は 、 憲 法 違 反 の 「 駆 け 付け 警 護 」 付 与
の 閣 議決 定 を 撤 回 し 、 南 スー ダ ン P K O か ら 撤退 す る よ う 国 及 び 関係 機 関 に 対 し
て 意 見書 を 提 出 し て い た だき た く 、 こ こ に 陳 情い た し ま す 。
6
( 3 1 2 - 5 ) 立 憲 主 義 全否 定 の 自 民 党 草 案 を持 ち 込 む 憲 法 審 査 会の 審 議 中 止
を 求 める 陳 情 ( 陳 情 )
この臨時国会の開会中に衆参両院の憲法審査会で憲法改正の議論が始まります。
参 議 院 選 挙 後 に 安 倍 首 相 は「 い か に 我 が 党 の 案( 自 民 党 憲 法 改 正 草案 ) を ベ ー ス
に し なが ら 3 分 の 2 を 構 築し て い く か 。 こ れ がま さ に 政 治 の 技 術 だ」 と 語 り ま し
た 。 それ を 受 け て 自 民 党 は具 体 的 な 条 項 の 絞 り込 み と い う 改 正 手 続き に 入 ろ う と
し て いま す 。 そ の 後 に あ った 、 「 ベ ー ス 」 に はこ だ わ ら ぬ と い う 発言 も ポ ー ズ に
す ぎ ず、 自 民 党 草 案 は 撤 回し て い ま せ ん 。
し かし な が ら 、 自 民 党 草案 を 反 映 す る 改 正 条項 の 検 討 は 一 切 容 認で き ま せ ん 。
第 一 に草 案 は 、 改 正 を 装 いな が ら ま っ た く 別 物の 別 の 国 を つ く る よう な 「 憲 法 」
であり、現憲法の根底的な否定に満ち溢れています。天皇元首制、国防軍の創設、
個 人 の尊 厳 否 定 の う え に 家族 及 び 「 和 」 の 道 徳を 持 ち 込 む 権 利 の 制限 ・ 義 務 の 増
加 な ど、 憲 法 の 三 原 則 を なす 平 和 主 義 ・ 国 民 主権 ・ 基 本 的 人 権 の 尊重 と い う 普 遍
的 原 理を こ と ご と く 踏 み にじ っ て い ま す 。 し かも 「 人 間 は 生 ま れ なが ら に し て 持
っ て いる 権 利 」 の 基 本 的 人権 を 規 定 す る 9 7 条の 削 除 、 9 9 条 の 憲法 尊 重 ・ 擁 護
を 国 民の 義 務 と す る な ど 、立 憲 主 義 の 全 面 否 定が 鮮 明 で す 。
第 二は 、 国 民 的 議 論 の 放棄 で す 。 年 初 か ら 再三 再 四 憲 法 改 正 に 言及 し な が ら 、
参 議 院 選 挙 で は 終 始 無 言 でし た 。 公 約 に 書 い ただ け の 議 論 無 き 結 果の 多 数 獲 得 で
自 民 党草 案 の 「 憲 法 改 正 」が 支 持 さ れ た と い うの は 、 民 主 主 義 を 冒涜 す る 態 度 で
す 。 また 公 明 党 は 公 約 も なし で す 。 最 近 の 世 論調 査 ( 共 同 通 信 社 )に よ れ ば 、 自
民 党 草案 を 「 知 ら な い 」 が 7 6 % に 上 り 、 「 知っ て い る 」 は 2 3 %で す 。 自 民 党
な ど 改憲 勢 力 に 投 票 し た 国民 の 多 く が 「 知 ら ない 」 か 、 知 っ て い ても 、 読 ん だ か
と な ると わ ず か と い う 実 態を 示 し て い ま す 。 もし 改 正 へ の 国 民 的 議論 が 起 こ り 、
ま た 自民 党 草 案 が 支 持 さ れて い る と す れ ば 、 こん な 数 字 が 出 て く るは ず は あ り ま
せ ん 。自 民 党 草 案 が ベ ー スに な ら な い こ と は 、こ の 一 事 が 雄 弁 に 物語 っ て い る と
思 い ます 。
7
以 上 のこ と か ら 、 貴 議 会 にお か れ ま し て は 、 憲法 審 査 会 に お い て 改正 手 続 き に
入 る 具体 的 条 項 の 審 議 は 一切 中 止 し 、 改 正 の 是非 は 主 権 者 の 国 民 の議 論 に 差 し 戻
す よ う 国 及 び 関 係 機 関 に 対し て 意 見 書 を 提 出 して い た だ き た く 、 ここ に 陳 情 い た
し ま す。
8
( 3 1 2 - 6 ) 地 域 活 性 化の 拠 点 と な る 高 遠 高校 の 存 続 と 3 5 人 以下 学 級 の 導
入 を 求め る 意 見 書 を 県 知 事に 提 出 す る よ う 求 める 請 願 ( 請 願 )
長 野県 教 育 委 員 会 は 2 01 6 年 1 0 月 2 6 日、 「 学 び の 改 革
基本 構 想 (案 )」
を 公 表し ま し た 。 そ の な かで 全 国 的 に 少 子 化 が急 激 に 進 行 す る 中 、長 野 県 に お い
て も 「再 編 統 合 等 、 高 校 の規 模 や 配 置 の 見 直 し」 を 進 め な く て は なら な い と し 、
「 都 市部 普 通 校 」 に お い ては 「 1 学 年 8 学 級 が理 想 、 5 学 級 が 下 限」 、 「 専 門 高
校 」 は「 1 学 年 3 学 級 以 上は 必 要 」 、 「 中 山 間地 校 」 は 「 3 ~ 4 学級 」 を 基 本 と
し て 、そ れ ぞ れ 5 学 級 、 3学 級 、 2 学 級 と な った 時 点 か ら 県 教 育 委員 会 と 当 該 校
で 将 来の あ り 方 に つ い て 検討 を 開 始 す る と 述 べて い ま す 。
こ の基 準 を 当 て は め れ ば、 県 内 の 多 く の 学 校が 現 状 に お い て も 再編 統 合 の 対 象
と な りま す 。 と り わ け 地 域に あ る 高 校 は 、 そ もそ も 規 模 的 に は 小 さく 、今回 の 基 準
は 大 変厳 し い も の に な っ てい ま す 。 こ の よ う な厳 し い 基 準 と な っ てい る の は、現 行
の 4 0 人 学 級 を 前 提 と し て必 要 な ク ラ ス 数 を 計算 し て い る と こ ろ から 生 じ て い ま
す 。 現在 、 さ ま ざ ま な 課 題を 抱 え た 子 ど も た ちが 増 え て い く 中 、 一人 一 人 に ゆ き
と ど いた 教 育 を 保 障 す る ため 、 長 野 県 で は 、 県予 算 に よ っ て 段 階 的 に 小 学 校 か ら
3 0 人規 模 学 級 が 導 入 さ れ、 2 0 1 3 年 ま で にす べ て の 小 中 学 校 で 3 5 人 学 級 が
実 現 して い ま す が 、 高 校 にお い て は 4 0 人 学 級の ま ま 据 え 置 か れ てい ま す 。 他 県
に お いて は 、 少 子 化 に 対 応し て 、 地 域 高 校 や 専門 高 校 、 特 別 な 配 慮を 必 要 と す る
生 徒 を多 く 迎 え て い る 高 校に お い て 、 部 分 的 に少 人 数 学 級 の 募 集 を行 っ て い る 事
例が見られます。
「 基本 構 想 ( 案 ) 」 に 先立 っ て 出 さ れ た 、 長野 県 高 等 学 校 将 来 像検 討 委 員 会 の
「 審 議の ま と め 」 で は 、 「高 校 は 地 域 の 中 心 的な 存 在 と し て 地 域 の活 力 を 維 持 す
る 上 で重 要 な 存 在 で あ り 、地 域 社 会 や 産 業 の 活性 化 の た め に 必 要 性が 高 い 公 共 施
設である」とし、地域の協力も得ながら「存続の道」を探るべきと述べています。
高 校 にお け る 少 人 数 学 級 の導 入 は 、 き め 細 や か な 対 応 に よ る 教 育 の質 の 向 上 を も
た ら すと と も に 、 学 校 存 続に も つ な が り 、 地 域の 活 性 化 に も 資 す るも の で す 。
9
以 上 のこ と か ら 、 貴 議 会 にお か れ ま し て は 、 下記 事 項 が 実 現 さ れ ます よ う 長 野
県 知 事に 対 し て 意 見 書 を 提出 し て い た だ き た く、 こ こ に 請 願 い た しま す 。
記
1
高遠 高 校 の 存 続 に つ いて 格 別 の 配 慮 を 行 うこ と 。
2
高校 再 編 計 画 の 策 定 に 当 た っ て は 少 人 数 学級 の 弾 力 的 導 入 を 取り 入 れ 、 地 域
高 校 ・専 門 高 校 等 で 先 行 実施 す る こ と 。
10
( 3 1 2 - 7 ) 放 射 性 廃 棄物 を 全 国 に 拡 散 さ せな い よ う 求 め る 陳 情( 陳 情 )
しきいち
低 線量 の 放 射 線 被 ば く の影 響 は 、 こ れ 以 下 で安 全 で あ る と い う 「 閾 値 」が な い
こ と 、被 ば く 量 の 強 さ と とも に 健 康 リ ス ク が 増大 す る こ と を 前 提 に被 ば く 防 護 を
行 う こと が 、 国 際 的 合 意 とな っ て い ま す 。 そ のた め 、 従 来 1 0 0 ベク レ ル / kg を
超 え る放 射 性 廃 棄 物 は ド ラム 缶 に 詰 め 、 原 発 施設 内 に 厳 重 管 理 さ れて い ま し た 。
2 01 0 年 、 当 時 の 原 子力 安 全 ・ 保 安 院 は 、国 際 原 子 力 機 関 ( IA E A ) の 安
全 指 針を 参 考 に 子 ど も へ の被 ば く も 考 慮 し て 上限 1 0 0 ベ ク レ ル / kg を 定 めた 資
料 を 公表 し て い ま す 。
と ころ が 、 翌 2 0 1 1 年の 福 島 原 発 事 故 を 受け 、 政 府 は 「 放 射 性 物 質 汚 染 対 処
特 措 法」 を 定 め ま し た 。 事故 で 生 じ た 放 射 性 廃棄 物 の 処 理 を 大 幅 に緩 和 し 、
8 , 00 0 ベ ク レ ル / kg 以 下 で あ れば 通 常 の焼 却 や 埋 め 立 て な どで 処 分 可 能 と す
る も ので す 。 さ ら に 環 境 省は 今 年 6 月 末 、 8 ,0 0 0 ベ ク レ ル / kg 以 下 の 除染 土
を 全 国自 治 体 の 公 共 事 業 で使 え る と す る 方 針 を正 式 決 定 し ま し た 。
そ の結 果 、 従 来 の 基 準 の 8 0 倍 を 上 回 る 放 射 性 廃 棄 物 が 全 国 の 廃棄 物 最 終 処 分
場に持ち込まれ、あるいは県道や町道の盛り土の下に埋められることになります。
放 射 性 物 質 が 安 全 な 量 ま で減 る に は 数 百 年 か かり ま す 。 降 雨 、 浸 食、 災 害 な ど に
よ り 放射 性 物 質 が 放 出 す る危 険 と 隣 り 合 わ せ の暮 ら し が 続 く こ と にな り ま す 。 管
理 責 任も 、 今 の 法 律 の 枠 組み で は 地 方 自 治 体 や産 業 廃 棄 物 業 者 に 委ね ら れ ま す 。
政 府の こ の よ う な 方 針 は、 放 射 性 廃 棄 物 を 全国 に 拡 散 さ せ 、 国 土と 国 民 の 命 を
世 界 に前 例 の 無 い 危 険 に さら す も の で あ る と 同時 に 、 原 発 事 故 の 完全 終 息 に 向 け
た 責 任を 薄 め る こ と に も つな が り ま す 。
以 上 のこ と か ら 、 貴 議 会 にお か れ ま し て は 、 下記 事 項 に つ い て 実 施し て い た だ
き た く、 こ こ に 陳 情 し ま す。
記
1
貴議 会 に お い て 、 次 の事 項 に つ い て 決 議 を行 っ て い た だ き た い。
( 1 ) 貴 自 治 体 内 に 、 東 京電 力 福 島 第 一 原 発 事故 由 来 の 8 , 0 0 0ベ ク レ ル / kg
以 下 の放 射 能 汚 染 さ れ た 廃棄 物 、 及 び 汚 染 土 を持 ち 込 ま な い こ と 。
11
2
次の事項について、国及び関係機関に対して意見書を提出していただきたい。
( 1 ) 「 放 射 性 物 質 汚 染 対処 特 措 法 」 を 見 直 し、 8 , 0 0 0 ベ ク レル / kg 以下 の
放射性廃棄物を通常の廃棄物と同様に処分できるという方針を撤回すること。
( 2 ) 8 , 0 0 0 ベ ク レ ル / kg 以 下の 放 射 性廃 棄 物 を 公 共 事 業 で使 用 す る 方 針 を
撤 回 する こ と 。
( 3 ) 政 府 は 、 8 , 0 0 0ベ ク レ ル / kg 以 下 の放 射 能 汚 染 さ れ た廃 棄 物 に 関 し て
も 、 汚染 の な い 地 域 へ の 拡散 を 防 ぎ 、 廃 棄 物 処理 の 全 工 程 に 直 接 責任 を 持 っ
て 厳 重に 集 中 管 理 す る こ と。
12
( 3 1 2 - 8 ) 下 水 道 使 用料 の 値 上 げ ス ト ッ プを 求 め る 請 願 ( 請 願 )
伊 那市 は 、 本 年 9 月 2 7 日 に 、 「 来 年 4 月 から 下 水 道 使 用 料 を 全体 で 6 % 値 上
げ す る」 と の 方 針 を 市 議 会に 示 し ま し た 。 こ の下 水 道 使 用 料 の 値 上げ 案 は 、 こ の
1 2 月議 会 に 議 案 提 案 さ れる 予 定 で す 。
6 %値 上 げ に な る と 、 1 カ 月 2 0 ㎥ ~ 5 0 ㎥ 使 用 す る 世 帯 で は 、県 下 1 9 市 で
2 番 目に 高 い 料 金 と な り ます 。 1 カ 月 5 0 ㎡ 使用 す る 世 帯 で は 、 上伊 那 で 伊 那 市
が 1 番高 い 料 金 と な り ま す。
い ま市 民 生 活 は 、 格 差 の広 が り や 高 齢 化 な どに よ り 収 入 が 減 り 、く ら し は 厳 し
さ が 増し て い ま す 。 市 民 生活 に 欠 か せ な い 上 下水 道 の 料 金 は 、 市 税で 補 填 す る こ
と を 基本 に 支 え て い く こ とが 重 要 で す 。 下 水 道 事 業 は 、 「 赤 字 だ から 値 上 げ 」 で
は な く、 一 般 会 計 か ら の 繰り 入 れ を 増 や し て 値上 げ を 中 止 す べ き です 。
以 上 のこ と か ら 、 下 記 事 項が 実 現 さ れ ま す よ う 、 こ こ に 請 願 い た しま す 。
記
1
下水 道 使 用 料 の 値 上 げを 中 止 す る こ と 。
13
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