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校庭が芝生の小学校

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校庭が芝生の小学校
Monthly わっこ
●狛江市民活動
・生活情報誌●
毎月1日に発行します
Monthly Wacco
2010
平成 22 年
6
誌面に掲載した記事・写真等の無断複製・転
載等はお断りします。
お問い合わせ・ご意見は狛江市地域活性課へ
第 82 号
発 行 ●狛江市地域活性課
〒 201-8585 狛江市和泉本町 1-1-5
☎ 3430-1111 FAX3430-6870
[email protected]
編集・制作 ●特定非営利活動法人 k-press
〒201-0003 狛江市和泉本町1-35-3
ル・ミリオン・イイダ3 階 A号
☎ 3430-6617 FAX3430-6743
五小全景(手前の校庭は四中)
狛江第五小学校
芝 生 を 使 い、
はだしで組み体操
などを行う芝生を
使った教育を行っ
まちと学校
ている。 異学年
て授業を行った。建設された校舎は、
交流「なかよし班
専科教室、低学年教室が別棟になるな
活動」でも芝生
どの特色を備えている。移転後も教師
の雑草取りなど維持管理を手伝う。
校庭が芝生の小学校
狛江第五小学校は、昭和40年ごろ
からの急激な人口増による児童数の増
加と、覚東地区の学校建設の要望にこ
たえて、第一小と第二小から分かれて、
市内で5番目の小学校として43年に
開校した。校舎の建設が開校に間に合
わず、入学式・始業式は第一中学校で
行ったほか、5月31日に移るまで約2
か月間、一小、二小、一中に分かれ
や保護者、地域が協力、不足してい
た樹木や遊具などを整備、現在は70
種以上の樹木がある。野川や農地な
ど近くの自然を取り入れた教育や、校
庭の芝生化に伴い環境循環型学習の
モデル校となっている。
野川の自然学習
芝生の校庭
のもすの山
●芝生の校庭●東京都の学校芝生化政策
文字をとって、この名が付けられた。
の一環として、平成21年度に市内で初
●図書室の長イス●学校や地域ぐるみで
めて校庭の約3分の1にあたる約1,000
㎡に芝生を植えた。低学年棟の前にあり、 交流している住民交流友好都市の山梨県
小 菅 村で平
教室から直接芝生に下りられる。
成18年にハ
●ポプラ●開校時に植えたポプラが、大
ナミズ キ を
きく育ちシンボル
植樹したお返
ツリーとなってい
図書室の長イス
しとして、21
る。
年にヒノキの丸太のイス3台が贈られた。
●のもすの山●
●散水屋根付き体育館●雨水を貯め、夏
開校から2年目に
に体育館の屋根に散水し
子どもたちがの
五小 気化熱で暑さを和らげる
びのびと遊べるよ
うにと願って造ら
環境循環型工事を今年度
の
れた。登って、
潜っ
の夏休みに行う。稼働は
お宝
ポプラ
平成23年度から。
て、 滑って の 頭
環境教育として、平成21年度に低
学年棟の前で低学年がゴーヤを育て夏
の 日 差しを 防ぐ「 緑 の
五小 カ ー テン 」 を 作り、 東
京 都 の「CO₂削 減 ア
の
クション月間
」に参加、
特色
464.3kgの削減に協力
したとして東京都教育委員会から表彰さ
れた。今年度も低学年棟で緑のカーテン
を作る。
4年生が野川の自然学習として四季の
自然観察と秋の一斉清掃に参加している。
産業・食育教育として、3年生が給食
の野菜を提供する西野川の農家・冨永和
身さんの畑を訪れて地場産野菜について
学ぶ。1∼3年生が生活科の授業で給食
に使うエンドウ
マメのサヤむき
や茎から枝豆を
採る作業などを
食育教育
体験する。
狛江市発行
Monthly
わっこ
東野川1-35-13
尾川光男校長、教職員55人、
児 童17学 級535人、卒 業
生4,861人(数字は4月7日現在)
主な施設=敷地10,375㎡。校舎−鉄筋
コンクリート造り3階建て、低学年−同2
階建て、専科棟−同2階建て(普通教室
17室、特別教室12室)
、体育館、プー
ルほか(21年度公立学校施設台帳による)
体育館、校庭などを地
域に開放。子どもを中心と
開く した地域の野球、サッカー
などのほかPTAのサーク
ルや地域のスポーツ団体
が利用している。
○琉球古武道狛江支部
空 手 の
ルーツのひ
あ ゆ み
とつといわ
れる武術で、
昭和43年
(1968)4月に狛江第一小、
第二小から分かれ
約10年 前
琉球古武道狛江支部
て開校。一中、
一小、
に空手体験
二小に分かれて授 者らが指導者を捜して発足。毎週金曜日
業 開 始。6月に 新 と月2回水曜日の午後6時から8時30分
校舎へ移転
に体育館で棒やヌンチャクなどの道具を
44年
(1969)プール完成
使って練習、会員も募集している。四中
校歌制定
のイベントに部員が体験指導者として参
47年
(1972)体育館完成
加する。
平成10年
(1998)耐震・大規模改修
○陶芸サークル
完了
PTA文化サークルのひとつ。昭和50
平成21年
(2009)校庭芝生化
○クラブ活動
4年生以上の児童が隔
クラブ
週で月曜日の6時間目に
活動
好きなものに取り組む活
動。運動系は陸上や球技、
合気道、卓球などのほか、6年生の女子
児童が振り付けを指導するダンス部もあ
る。文化系では、
マンガ、
理科・実験、
ボード
・
昔の遊びや、今年度から鉄道とパソコン
クラブが発足した。
昔の遊びクラブ
○五小夏祭り
五小同窓会会長の千葉桂樹さんが「楽
しい夏の思い出で子どもたちに笑顔を」
五小夏祭り とPTA 会 長
時代に発案
し、 平 成17
年から同窓会
のメンバー、
PTA、学校、
覚東町会など
で実行委員会
を組織して夏
休み最初の土曜日に実施し
ている。
祭りのメインはヤマメの
結ぶ
つかみ取り。山梨県小菅
村から運んだヤマメを校庭
にビニールシートを張って
放し、子どもがつかみ取りした魚を、実
行委委員が塩焼きにして食べる。このほ
か、体育館にゲームなどのブースを設け
てスタンプラリーをしており、21年は同
小OBの中学1年生が自作紙芝居を行っ
た。参加者が徐々に増え、同校の児童や
家族、地域の住民など約1,000人が訪
れる地域交流の名物行事になっている。
○もちつき大会
学校開放
地域交流運
営委員会
(豊
島秀臣委員
長)が平成
6年 か ら 地
域の人と一
もちつき大会
緒 になって
催している冬のイベント。12月中旬の土
曜日に開催、もちをついて豚汁とセット
で約700食を販売する。子どもたちは、
もちがつけるまで、こま回し、羽根つき、
おはじき、福笑い、竹ぼっくり、けん玉
などの昔の遊びや、ビーチボールバレー、
ハンドベースボールなどの球技を楽しむ。
No.
82
2010 年 6 月1日発行
年代後半、後に陶芸
家となった当時の図
工科教諭が、学校に
ある陶芸窯を活用し
ようと保護者を対象
に始まった。現在は、
PTAのOGの 松 山
昌子さんが指導して
陶芸クラブ
いる。毎年、保護者
から会員を募り、6月から秋まで創作活動
に取り組んでいる。なかには、子どもが
卒業後も十数年活動を続ける熱心な人も
いる。同小児童の作品などを展示する隔
年開催の展覧会には、保護者の作品や、
地域センターなどで活動するPTAサーク
ル「かな書」も作品を展示する。
PTAサークルにはこのほか、学校創立
40周年にできた花壇を手入れする「花
育クラブ」
、
児童のサッカークラブをサポー
トする「KOMAE 5FC父母の会」
、
「バ
レーボールサークル」がある。
狛江第五小学校グリーンプロジェクト
○狛江第五小学校グリーンプロジェクト
校庭の一部芝生化をきっかけに同小
PTAを中心に2年前に結成された。芝生
化されてからは、市のアドプト実施団体と
なり、芝刈りや除草などの世話を行って
いる。100人余りの会員のうち、毎回親
子連れなど30∼40人が参加、約1時間
にわたって作業を行う。代表の川越洋子
さんは「緑の芝生で子どもたちはケガの
心配もなく、思い切り遊んだり、運動が
できる。芝は維持することが大切なので、
永く続けていきたい」と話しており、会
員を常時募集している。
○教育ボランティア
ことしから学校整備、教育補助のため
にPTAと地域の人が加わる「教育ボラン
ティア」を立ち上げた。花壇、芝生、樹
木などの手入れ、野川や農家などでの校
外学習時の付き添い、読書週間の読み聞
かせなど学校行事に積極的に関わる。こ
のほか、児童の安全のため、登下校時
に校門や交差点で見守る学校安全ボラン
ティアもある。
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