Comments
Description
Transcript
みちのく会通信 No39(平成28年8月2日発行
みちのく会通信 No.39 平成28年8月2日発行 東日本大震災 避難者互助団体 みちのく会は東日本大震災、 福島第一原発事故により北海道へ移り住んだ被災避難 者の自助団体です。 当会は、 2011年4月23日に発足し、 会員同士の自助、 地域市民との コミュニティの発生、 それぞれが願う自立を目指し、 様々な取り組みを行っています。 みちのく会 ホームページ: http://michinokukai.info/ ブログ: http://ameblo.jp/coco-kara-hokkaido/ メールアドレス: offi[email protected] 会長挨拶(本間) いただきました。この言葉は、とても感慨深いものでし 皆さんお久しぶりです。どんな 夏を過ごされているで ワードは「いるだけ支援」です。 しょうか。 当事 者が 模 索しながら何とか動いてきた会ですが、会 さて、今年度も北海道から避難者さんへの郵送物と一 の存在が支えになっている方もおられました。そのこと 緒にみちのく会通信をお届けできることになり、大変あ に気付いてから、活動から手を引くタイミングがとても りがたく思っています。 難しいと感じておりました。私は他の支援事業と同じ事 また各方面から会へのさまざまな支 援のお声がけや寄 務所ということで、みちのく会の役員をボランティアで 付等も絶えることがなくこの場を借りてお礼申し上げま 3 年行ってきましたが、私自身も今後の生活基 盤を築 す。 かなくてはならず、会の活動に携わるのもそろそろ限界 今、日々の生活の中でみちのく会を意識して生活されて になってきました。 いる避 難 者さんもほとんどいらっしゃらないと思いま また、時間の経過とともにスタッフの人員都合(家族環 す。実際に今年度は会の運営を縮小していく 1 年とな 境)、協 力関 係にあった 支 援 団 体 の 活 動 縮 小や 休 止・ ります。しかしながら今後の生 活について悩まれ 胸が 休眠等が重なり、会員のニーズも減ってきた今、事務局 つぶれそうな方もいらっしゃると思います。イベントや をおく時期ではなくなったと捉えるのが実情です。この 集まりなどは 少なくなりますが、事務 所も継 続でき ス 状況は、同じく避難してきた皆さまに一番ご理解いただ タッフもおります。どうぞふらっとお茶を飲みにいらし けるかと思います。震災直後から長きにわたり常駐して たりご連 絡をいただいたりなどコミニュティの場として 活動してきた本間会長も、昨年度から事務局の現場か ご利用くださいね。 ら離れ新しい人生を歩みはじめています。 た。また、アンケート結果も含め最終的に分かったキー そういったなかで、「北海 道での心のふるさと」である 本部長挨拶(藤本) みちのく会をどのように残していくのか、継 承していく 4 月東 京にて、タケダ・赤い羽根 広域避難者支援プ 一 番良いのは、会員一人ひとりがそれぞれの生 活基 盤 ログラム 2015 の完了報告をしてまいりました。 を固め、その上で余 力を少しずつ自助 協力し合い、自 ここ 2 年間の事務局運営や事務スタッフが常駐できた 発的に情 報 交 換する場を持つことかと思います。北海 のも、この「タケダ・赤い羽根 広域 避 難者支 援プロ 道に避 難した同志だから、思 想や主張が 違っても集う グラム」に依るところが大きく、昨 年の会 報 発 行 や 会 ことができたのが みちのく会です。これ からも FB や 員アンケートなどもこの予算で行いました。お忙しい中、 LINE など SNS を使っての各個人の連絡網は消えませ ヒアリングアンケートにご協力してくださった会員の皆 ん。みちのく会を通じて生まれたゆるやかなつながりを さまに感謝申し上げます。 大事にしながら、集まりたいと思った方が発信してくだ さて、今 年度も「タケダ・赤い羽根 広域 避 難者支援 されば、いつでもまた集まれる会だと思います。 プログラム」申請が通りましたので、継続して事務局を 事務局では、この 1 年をかけて事務機能の縮小化を図 運営しております。 りつつ、今までの会の歴史を知っている方が少なくなっ 会員さんにお会いした時やアンケートを実施した際にも てきた今だからこそ、たくさんの方と繋がることのでき 「会の存在があるだけで、安心できるんです」と言って のか、しばらく会報を通じて発信してきました。 た「みちのく会の歴史」を後世に残していきたいと思っ ております。同 時に、できれば今 年中に「本 部と支 部 一会員として最後の事務局運営に携わってみようと思い のつながり交流会(仮)」を一度開催して、事務局がな ます。 くても繋がっている安心感を確認しあえるような場を実 誰かの力で動いていくのではなく、それぞれの力が必要 現してみたいです。 な時期になったのだと感じています。会員の皆様のご協 私自身も昨年度から札 幌 本部 長という肩書を頂きまし 力やアイデアのお力添えをどうぞ宜しくお願い申し上げ たが、今年度を通してその肩書を徐々に下ろしながら、 ます。 震 災 からの歴 史 。次 世代へ 、 何の記 録 が 残 せるのか・・・ 決 断を伝えられるか・・・ “みちのく会の手記 2011-2016”制作にむけ、執筆、寄稿のお願い 被 災・避 難 者自助 団 体「みちのく会」が立ち上 がった 新旧みちのく会員や、ご 縁を頂いた団体、個人様、皆 のは 2011 年 4 月。震災直後でした。 さまからの執筆、寄稿お待ちしています。 みちのく会という、北海道で生まれた会は、まぎれもな 執筆で採用された方には、1 原稿:3000 円ほどの謝 い事実であり歴史でした。 金をご用意致します。 その歴 史を消さずに、何かの形で残せないかと、総合 ※謝金はありませんが、イラスト・風景写真・詩などの 的な 1 冊の手記を、この度あらたに作成したく考えてお 表現物も募集します。著作物、人物等は掲載許可を得 ります。 たものでご応募ください。 ■ 募集テーマ(謝金あり) ■ 応募について(注意点) A・「みちのく会と私。」 B・「震災から、今まで。」 ※応募のテーマは A ∼ E の中から選択ください。 C・「避難後、これからの未来へ。」 ※文 字 数 は、最 小 で 1000 文 字 程 度。最 大 D・「残しておきたい、私の声。」 2000 文字程度(最大原稿用紙5枚以内)まで E・テーマなし(自由テーマ) とします。 ■ 手記についての問い合わせ先 ※募集に採用された方には、1 原稿:3000 円 の謝 金をご用意 致します。(採 用者:最 大 20 みちのく会 札幌本部 月寒事務局 名を予定) 〒062-0021 札幌市豊平区月寒西 1 条 7 丁目 1-11 ※お一人何点でも応募は可能ですが、お支払い TEL&FAX:011-826-4092 できる謝金はお一人様分となります。 Mail :offi[email protected] ※文字、執筆、作画されたイラストやデータは、 原則返却いたしません。 ●この手記作成は「タケダ・赤い羽 根 広域避難者支援プログラム」の 助成金で行っています。 ※個人情報は手記作成業務以外に使用致しませ ん。 cafeもりのすみか OPEN! 5/31 にオープンした cafe もりのすみかは、北海道に 自主避難してきたママたちと、私たちと思いを一つにす る道 民のママたちと始めたカフェです。こうして避 難者 の私たちを受け入れてくれた地に恩返しがしたい。助け てくれた北海道の人たちに恩 返しがしたい。そして、自 分たちも新しい地で新しいコミュニティを築き、自分た ちの足でリスタートしよう。そんな思いから、自分たち にできることは何かと考え、体に優しい無 添 加 素 材を 使ったランチを提供するカフェを始めるに至りました。 キッズスペースもありますので、お子さま連れでもごゆっ くりお過ごしいただけます。お近くにお越しの際は、ぜ ひお立ち寄りください! 猪股美香さんより 産地を選んだ素材に、無添加の調味料を使い、お母さ んが 家族の健 康のために心を込めて作るようなごはん を作るよう心掛けています。 cafe もりのすみか 江別市大麻東町 13-36 ※JR 函館線「大麻駅」北口から徒歩約 15 分 ※JR バス「大麻 13 丁目」下車 ※お車の方はすぐ横のトライアルさんの駐車場に停めら れます TEL:011-378-6163 営業時間:11:00 ∼ 17:00 定休日:月・火・日・祝日 Facebook ページ https://www.facebook.com/cafe.morinosumika/ 8月出張交流会のご案内 ■申込み方法 8 月の出張交流会は、cafe もりのすみか で開催します。 月交流会」にてお名前、電話番 号、お子さま連れの方 たくさんのお申込みをお待ちしています。 は人数・年齢を添えてお申し込みください。 ■日時 電話&FAX:011-826-4092 平成 28 年 8 月 23 日(火)11:30 ∼ 13:30 メール:offi[email protected] ■参加費 ■締切 ドリンク付きランチ代 大人 900 円(税込)差額はみち 平成 28 年 8 月 8 日(月) 定員 15 名。 のく会が負担します。 申し込み多数の場合、抽選とさせていただきます。 お電話か FAX、メールにて みちのく会まで、件名「8 6/24(金)ANPAN☆NIHGTを開催しました ますので、美味しかった、楽しかったと言っていただけて、 私たちスタッフもとても嬉しいです。お 越しくださった 支 援 関 係 の 皆 さま、みち のく応 援 団 さん、みち のく kids のみなさん、そして会員のみなさん、ありがとうご ざいました。 今回はアジア風をテーマに、お 料理のプロでもある会 員さんと、おもてなし料理が 得意なスタッフがメニュー を考え、張り切って準備しました。ANPAN☆NIGHT は、 ご縁をいただいて繋がった方々やいつもお世話になって いる応援団の方々に感謝の気持ちをこめて開催しており メーリングリストにて情報提供を 行っています みちのく会月寒事務局では、会員向けにメーリングリス 8/10(水)∼16(火)月寒事務局は お盆休みとなります みちのく会の問い合わせ先はこちら トにて北海道内のイベントや地域情報をご案内していま ■みちのく会 札幌月寒(つきさむ)事務局 す。メーリングリストへの登録をご希望の方は、みちの 住所:〒062-0021 札幌市豊平区月寒西1条7丁目1-11 く会から招待メールをお送りしますので、月寒事務局ま TEL・FAX: 011-826-4092 でお名前とメールアドレスをお知らせください。 HP: http://michinokukai.info/ ※携帯電話のメールアドレスで登録される場合は、迷惑 E-mail: offi[email protected] メールの設定(ドメイン拒否など)によっては届かない 場 合があります。予め、freeml.com からのメールを 受け取れるように設定しておく必要がありますのでご注 意ください。 ※FAX での個別対応による情報提供はしておりません。 ご了承ください この会報(みちのく会通信)発行 は、タケダ・赤 い 羽 根 広 域 避 難 者支援プログラム 2016 の助成に より行っています。