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だいじょうぶにゃん通信第4号(PDF形式)
六 美 南 部 地 区 に 「みんなのハウス」を 支援 してください。 知恵と お金 「ご近所支え合い講座」でマップづくり みんなのハウスは地域活動を活発にしたいと、サロン また、みんなのハウスには専従スタッフを置いていま やカフェなど、みんなが集える場所の提供とその活動 すが、どこからの補助金もなく自前での運営のため、そ を提案しています。元気なうちにいろんなことに参加 の分の費用が赤字です。みんなのハウスの運営を続け できる機会があれば、 「いざ」というときに、支え合える ていくための資金が必要です。資金調達のための活動 居場所がつくりやすいのではと思うからです。 も考えねばなりません。 みんなのハウスは地域づくりのきっかけの場で、主 地域のみんなのハウスにしていきたいのです。 役は地域の方々です。自分の好きな趣味の活動やサー 最期まで地域で自分らしく暮らしていくための活動 クルなどを主宰してみませんか。みんなのハウスの運 を、できることから始めませんか。 営にかかわってみませんか。みんなのハウスの活動を そして、 「いざ」というときの自分のための居場所づ 広げていくために、みなさんの知恵と労力をお借りし くりを考え、一緒に活動していきませんか。 たいのです。 みんなのハウスへの寄付は こちらへ! ▲ 足利銀行 おもちゃのまち支店 (普通) 3155287 特定非営利活動法人のぞみ会 理事長 渡辺みゆき 「ヘルシーサロン 」で輪投げ大会 遠くの親戚より、近くの 「みんなのハウス」 歌声喫茶 「介護が必要になったら、のぞみホームでお世話になります」と、 のぞみホームを頼りにしてくださる地域の人たちがいます。あり メール: [email protected] 協力:六美南部地区自治会・のぞみホームを応援する会 を考える会」を立ち上げ、活動してきました。今回の介護保険の改正では、 「在宅で…、在宅で…」と自 宅や地域で暮らすことが強調されていますが、たとえ認知症になっても、その人らしく最期まで在宅 (地域)で暮らしていくためには、それを受け入れていく地域もそれなりの理解や心がまえや準備が必 要なんだと思います。 今回の活動も、認知症の人が散歩をしていると、心 ない言葉がかけられるという事実を知ったことが きっかけでした。本人やその家族の気持ちを理解で きたら、徘徊している意味を考えられたら、もっと違 う言葉をかけてあげられるのではないでしょうか。 のぞみホームが始まってずっと基本にあるものは、 一人ひとりを大事にするということです。そして、毎 認知症の人は、こちらのかかわり方次第でその症状が落ち着いたり、症状の進み具合がゆるやかに い。できるだけ、これまでの生活を続ける方法を なったりすることがあります。かかわった家族の数だけ、いろんな家庭の状況や要望があります。いろん 一緒に考えられると思います。 なサービスを組み合わせながら暮らしていける。それらに応えるサービスの柔軟性や、普通に暮らして いける毎日の環境を提供することは、やっぱり必要なことなんだと思います。 NEWS 「みんなのハウス」に新し いお部屋が3つできます。 〒321-0216 栃木県壬生町壬生丁 145-10 ホームページ: http://www.nozomi-h.org 2年間にわたり、徘徊模擬訓練&徘徊SOSネットワークづくりに向けて、 「六美南部地区の地域福祉 ること。生きてきてよかったと思えるような最期を迎えられること。その思いはずっと変りません。 り FAX 0282-82-7254 平成 26 年度社会福祉振興事業助成 せん。今から、のぞみホームの隣りの「みんなのハウス」に来てく 座」でお菓子づく 電話番号 0282-82-7204 独立行政法人福祉医療機構 号 日の生活を大事にすること。いつも誠実に接すること。家族や本人の思いに可能な限り応える努力をす ちょっとでも困ったことがあったら相談してくださ 発行所:特定非営利活動法人のぞみ会 六美南部地区の地域福祉を考える会 4 ネ ッ ト ワ ー ク を つ く ろ う がたいことです。でも、すぐにのぞみホームで暮らす必要はありま ださい。仲間や楽しみを見つけてください。そして、 「クッキング講 2015年3月20日 S O S ①にゃんこカフェ風:にゃんこと遊べ ます! ②打ち合わせ&お仕事に:パソコンとプリンターを設置。 数人で打ち合わせなどに。 ③図書の部屋:いろいろな本を取りそろえる予定です。 今回の取り組みをきっかけに、地域の福祉関係者がつながり、徘徊模擬訓練や徘徊SOSネットワーク づくりに向けての一歩となりました。地域に根づく活動になるよう、これからも関係を築きながらすす めていきたいと思っています。 (のぞみホーム 奥山久美子) ネットワークづくりに 向けての大きな一歩を 徘徊SOSネットワークづくりに取り組んで 委員からひと言 「介護が必要になっても、認知症になっても この町で暮らしたい! !」シンポジウム報告 ●中住憲子・壬生南地区地域包括支援センター主任介 護支援専門員/認知症になっても地域の人のさりげ ない協力と思いやりがあれば、自宅で過ごすことが 全国各地で認知症高齢者の徘徊SOSネットワークがで 恵センター長は、 「地域、役場、関係機関などが顔の きあがっています。六美南部地区でもネットワークをつくり 見える関係をつくりあげることは必ず役に立つ」と たいと、地域のみなさんと一緒に2年間活動をしてきまし ネットワークの意義を強調しました。 た。今回お届けするのは、その集大成ともいえる2月21日 これらを受けてコメンテーターの石黒秀喜さん (土)に行われたシンポジウムのご報告です。町外や県外 (長寿社会開発センター審議役)は、 「家族は、毎朝着 からも、予想をはるかに超えて150人以上が集まりました。 ている服の写真を撮りましょう。いなくなったら、写真 当日は、小菅一弥町長も最後までセミナーに参加され、 を添えてすぐにネットワークに連絡を入れよう」と、ま 町としてのネットワークにかける思いなどを大いに語って くださいました。 ●徘徊模擬訓練、やってみてわかったこと ずは家族内での自助活動や近隣の見守りの大切さを 強調しました。 ●これからは地域の時代(パネルディスカッション) まずは、老老介護の夫婦を支えることから22年前に 始まった「のぞみホーム」の活動を写真で紹介。 「のぞみホームのような地域に開かれた形はとても 大切です。地域の人がその活動を見る・知ることで、 win-winの関係になれます。応援する会の男性たち の姿が頼もしいのが印象的。地域の時代を感じた」 (厚労省水田室長) 「地域が家族となって介護をする時代。そういうまち づくりをめざします。現在、見守りネットワークがある できると確信した1年間でした。 ●橋本繁郎・六美南部地区自治会会長/参画して多く のことに気づいた。家族、特に伴侶との会話を多くも ち、身体を動かす機会をつくり、健康寿命を延ばすこ とを意識したい。 ●出井茂・訪問介護事業所はっぴーらいふ代表取締役 /せっかくできたつながりなので、継続していけたら いいですね。徘徊SOSネットワークは、行政が動かな いと広げていくのが難しそうですね。 ネットワークづくりに向けて 高橋誠一 ●国のめざす「認知症の人が安心して暮らせるまち のは、壬生町84自治会のうち41自治会ですが、全自 はじめに11月の徘徊模擬訓練の映像が会場に流れ づくり」とは (小菅 治会に見守りネットワークをつくっていきたい」 ました。その後、六美南部自治会の橋本繁郎会長をは 厚生労働省老健局認知症・虐待防止対策推進室の 町長) じめ、徘徊模擬訓練に参加した住民の方、協力店のセ 水田忠由室長が、国のめざす方向について、わかりや 「来年も徘徊模擬訓練を続けていきたいと思う。ネッ も、安心して暮らし続けられる地域と連携づくりを推 ブンイレブン国谷店の店長、壬生南地区地域包括支 すく説明をしてくれました。 トワークをつくり、認知症になっても安心して暮らせ 進するために、地域住民の方をはじめ、自治会や福祉・ 援センターのセンター長などが壇上に並び、徘徊模擬 オレンジリングで知られる認知症サポーターは、 (のぞみホーム るまちづくりをこれからもめざしたい」 介護・地域の専門機関や行政と、協働・連携を深めた 訓練を振り返りました。認知症で道に迷ってしまう役 2017年度末までに800万人の養成をめざすことに 奥山久美子) を担った井上洋一さんは、 「路上に座り込んでみた なっています。 「この認知症サポーターをきっかけに 最後に、 「いろいろなネットワークがリンクしていく ら、声をかけてくれる人がたくさんいた。ちょっとで して、認知症の人だけではなく、誰にもやさしい地域 ことで、より重層的に歯車が回っていきます。これか もおかしいなと思ったら、連絡をしてほしい」と認知 づくりを推進したい。今は、認知症をきっかけにして、 らが、そういったネットワークづくりの始まりです。み た。改めて、お互いにできるこ 症の人の立場から発言。セブンイレブン店長の久保井 コミュニティを再生していくチャンスです」とこれか なさん、ぜひ、ご協力をお願いします」と六美南部地 とを積み重ねていくことで、み 文雄さんは、店で毎日同じ物ばかりを買って近くの植 らは地域の時代であることを示しました。 区の地域福祉を考える会代表の高橋誠一が今後に向 え込みで食べている高齢者の様子が気になって、地 けてのさらなるみなさんの協力を呼びかけ、盛会の 六美南部地区の地域福祉を考える会 代表 東北福祉大学 総合福祉学部 教授 歳をとって生活に不安があったり、認知症があって 1 年でした。住民の自発的助け合いを促すマップづく り研修、認知症の人を理解するための絵本コンサー ト、徘徊模擬訓練・共同避難訓練の実施、事業周知の情 報紙の発行、シンポジウムの開催と、あっという間でし んなが安心できる地域ができ ると実感しました。しかし、こ れは始まりにすぎません。さら 域包括支援センターに連絡を入れたことがあるとい ●先進地の実践から(託老所あんきの実践報告) うちに終了となりました。 う実例を披露。日頃から高齢者の相談を受けること にネットワークを発展させ継 1997年に松山市で「託老所あんき」を立ち上げ、 セミナー後のアンケートからも、 7割近くの人が 続させていきましょう。 の多い、壬生南地区地域包括支援センターの塚原文 認知症の人とともに地域で暮らす実践をしてきた中 「ためになった」と回答、参加者のみなさんの関心や 矢暁美さんから、最近は地域からの呼びかけで、月2 満足度の高さがわかりました。 住民 回あんきでカフェを開いているという報告が。そこに は、精神障害のある青年が来て、おばあちゃんたちと の会話を楽しんだり、ひきこもりの人を同じ団地の 人が連れてきたりと、いろいろな輪が広がっていると いいます。 「自分のできることを気負わずにやってく 無回答3人 シンポジウムは ましたか? ために なった 17人 ひ と ださい。私は自分の幸せが他人の幸せにつながると 思ってやっています」という言葉が印象的でした。 その他の福祉機関等 3 民生委員 ためになり とても ためになった 52人 2 地域包括支援センター 8 行政職員 8 福祉施設・事業所職員 26 無回答 10 0 <当日のアンケートより> 参加者の 所属 15 5 10 15 20 25 30(人) <当日のアンケートより>