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小学校教員養成課程のカリキュラムについて
別紙 1 小学校教員養成課程のカリキュラムについて <カリキュラムの特色> <大学訪問等からとらえた教員養成の課題> ●大学の教員養成課程に小学校の教師になるために必要な資質・能力 が明示されていないため、大学として養成したい教師像が分かりに くい。 ●教育実習が、実習校任せになっており、大学での学びを実習に生か す、実践的指導力を養成する効果的な実習が実習校と連携して実施 されていない。 ●教育職員免許法に示されている大学の講義内容が、担当する教員任 せとなっており、教員間の連携が図られていない。 東京都の小学校教諭として最小限必要な 資質・能力と到達目標 学部段階で身に付けてほしい資質・能力と到達目標を「教師の在り方」「各教科等における実践的 な指導力」「学級経営」の3領域17項目に整理。趣旨や内容の詳細を解説編にまとめた。 ○ 教育実習の改善 教育実習の指導を領域に関連付けた実習評価票(学生用・大学用)を示し、大学が主体的に実習校 と連携した教員養成を行う。 ○ 教職実践演習の具体化とカリキュラムマップ(東京都版)の提示 4年次に履修する教職実践演習の到達目標を示し、領域別に示された資質・能力と各科目との 関連を明確にしたカリキュラムマップを提示。 大学が積極的に教育実習にかかわり、 理論と実践を融合 教職科目と資質・能力を関連付け、 大学の教職課程を点検・評価 ○教育実習で身に付ける資質・能力を明確にした 「教育実習前指導」と「実習中の指導」 ○ ○大学の教育実習を受け入れる実習校の校長が 評価する「教育実習評価票(大学用)」 ○ 東京都が示した資質・能力が、教職科目の どこで養成できるかをモデルとして提示 (5)学校組織及び服務の厳正 到達目標 教師は学校組織の一員であることを理解するととも に、教師の服務の在り方について法令や事例等に基づ いて基本的に理解し、法令を遵守する態度を身に付け ている。 担当する大学教員が講義内容と照合し、必要 な内容を確認・追加することで個々の教員のシ ラバスが充実(平成 23 年度春から実施可能) 用 選 考 <領域③>「学級経営」 (4)保護者・地域との連携 到達目標 学校と保護者・地域住民との関係について理解を深 め、意見や要望等を適切に受け止め対応することの重要 性を理解している。 採 <大学の事前打合せから教育実習までを評価> <任命権者が示す全国初のカリキュラムマップ> 東 京 都 若 手 教 員 育 成 研 修 <領域①>「教師の在り方」 ○ 東京都が求める小学校教諭として最小限必要な資質・能力を明確にし、到達目標を提示