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戦後史における母親像の変遷と母子関係に関する研究 —男女共同参画
戦後史における母親像の変遷と母子関係に関する研究 —男女共同参画社会への視座— 母親のダブルバインド、母親像の歴史的背景、母親イメージ・母子関係、現代家族と母親像、男女共同参画社会 発達・社会システム専攻 平田 スマ 1、目次 ーブを地でいくことになる。振り返ると、母親としての 序章 「あるべき像」に捕われながら、 「自分で子育てをする」 母親たちのダブルバインド 第1章 ゆらぐ母親像、その規範と現実との相剋 と「自分の生き方を見つけたい」という葛藤状態にあっ 第1節 母親像の変遷 たことを実感する。 第2節 変わる母親像と現代家族が抱える問題 日本社会では、60年代、都市化とともに核家族化が 第3節 現代の母親像∼調査の全体構造∼ 進み、 「働く男」と「家を守る女」という性別役割分 担 第2章 母親像の変遷とその歴史的考察 意識が根付いていく。母親たちは核家族の中で孤立した 第1節 戦後史と母親像の歴史的考察 育児期をすごし、その中で自己実現をしたいという「母 第2節 戦後のマスメディアと母親像の変遷 親以外の自分」を求めるようになる。専業主婦は、母親 第3章 母親像の調査結果の検証と考察 としてのアイデンティティを確立することができずに、 第1節イメージ調査から考察する母親像 子どもにのめり込み「母子密着」が進み、「母原病」と 第2節 小学生の作文から いわれるような状態に陥る。 ∼子どもの心に映る母親像と母への想い∼ 1970年代半ば専業主婦から兼業主婦への移行が 第3節 子どもの母親イメージに対する母親の反 始まる。その背景には、一人で育児責任を背負い孤立し 応と母親自身の自己イメージ て苦しむ母親たちのエネルギーが原動力であったと考 第4節 ラジオ番組「お母さんにバンザイ」にみる母 えられる。母親であることへの位置付けの変化が一斉に 親の歴史的変遷 起った時代である。その後、母親は日本の伝統的な考え 第4章 現代家族と母親像 方や「三歳児神話」 「母性神話」にとらわれ、 「母親をす 第1節 家庭における母子関係の現代的諸相 る」という役割意識との間でゆらぎが起こる。 第2節 子育てと地域社会 女性の職場進出が進み、 「家を守る女性」から「行動 第3節 日本型ワーキングマザーと子育て する女性」へという脱皮が行われ、女性たちは母親だけ 第5章 男女共同参画社会の到来と「平成の母親像」 ではない生き方を手に入れるが、ライフスタイルの変化 第1節 男女共同参画社会へのあゆみと母親像 とは裏腹に、女性に対する固定的な観念や社会通念は依 第2節 豊かな子育て環境を実現するために 然として根強く残っている。今だに、「母親としてのあ 終章 新しい家族と母親像 るべき像」が女性の意識の中にも生き続け、そのことが プレッシャーになってはいないだろうか。その規範と現 2、はじめに 実のせめぎ合いについて考察する。 母親像を現代の母子関係の視点から改めて捉えてみ 「育児=母親」という構図は、時代が変わっても変化 ようと考えたのは、「仕事を辞めて母親になって家で子 しないのが現状である。社会全体も家族も、子どもの発 育てに専念する」という良妻賢母思想に囲い込まれてい 達に関してはすべてを母に求め、子どもの問題は母親に た自分自身の生活史(Bi ography)を振り返ってみての 帰責されかつ帰因される。 ことである。良妻賢母であることは祖母や母からの教育 現在、家族形態が変化し、個人化が進み、ライフスタ であり、自然に私自身の生き方にも繋がっていた。 イルの変容も著しい。その中で、生き方の自由を手に入 しかし、専業主婦として二人の子供の育児の中で焦燥 れながらも、責任の重さに苦渋する母親の姿がある。 「男 感や孤独感を感じることが多かった。9年後職場復帰し は仕事、女は仕事と家事・育児」という二重負担を背負 て、まさに日本女性の典型的な年齢別労働力率の M字カ った女性たちが、「自分で子育てをしたい」と「自分の -1- 生き方を大事にしたい」というダブルバインドの状況に 子どもにとっては生きる支えであり、またある意味でそ ある。母親たちが、変わろうとしても変わることができ れが母親にとっては生きがいであり重荷であったとい ないのは何故だろうか。 えるかもしれない。まどかぴあ相談室のセラピストが6 そこで、母親を取り囲むものとして子どもたちにイメ 0代の母親を「サンドイッチ状態」と表現したが、世代 ージ調査を行い、「子どもにとっての母親の存在意義」 間の考え方の差は大きく、現在母親たちが抱える問題点 「母子関係」 「家族」の状況を分析した。子どもはどの のひとつでもある。 ような期待やイメージを母親に抱いているのか、また、 母親像を年代別にみるとその変化がよくわかる。明 現代家族における母親の存在意義やイメージの変容な 治・大正生まれの家父長制を生きた世代(70∼80代) 、 どについて調査した。そこで、「変わるもの」と「変わ 日本の豊かさを作り出したといわれるモーレツ世代(6 らないもの」を分析する。 0代前後)、家族を大事に、平等な父と母のニュー・フ また、これまで時代の変容とともに、母親像がどのよ ァミリーを生んだ世代(40∼50代前後)、生まれた うな変遷を辿ったのか、モノは豊かになったが、人間関 時から豊かさに浸り個人と自由を大切にするマニュア 係が希薄になったといわれる中での現代の家族関係、さ ル世代(30代前後) 、そして、マニュアル&ヴァーチ らに男女共同参画社会を展望しつつ21世紀型家族の ャル世代(20代前後)と、大きく分けると、世代によ 中の母親像について考察する。 って個人像や家族像に変化があることがわかる。母親た ちはその社会環境や世代間のギャップと切磋琢磨しな 3、各章の要約 がら生きてきたことになる。子どものためにひたすら生 第1章 ゆらぐ母親像、その規範と現実との相剋 きてきた世代から、両立志向世代、そして「子育てにマ 今、日本社会は変動の過程にある。人々のライフスタ ニュアル、取り扱い説明書が欲しい」という若い世代ま イルの変容、価値観の多様化、そして個人化が進んでい で,母親像の変容は明らかである。 る。また家族意識は変化し家庭機能は壊滅したとさえい しかし、どの時代も母親は「子育てをする自分」と「母 われる。家庭から生産の場、生老病死の場、そして通過 親以外の自分」との間でゆらぎ続け、現在はそのゆらぎ 儀礼までもが剥ぎ取られ、教育機能も低下した。物事の が少子化,非婚化などの現象として表れている。 外注化、便利化が進み、「ゆとり」を手に入れた人びと 第2章 は文化的で豊かな生活を営むことができるようになっ 母親像の変遷とその歴史的考察 この章では、戦後の混乱の時代から現在まで、時代の た。 歩みと社会環境との融合によって生み出される母親像 とくに女性たちのライフスタイルは大きく変わった。 の変遷を追う。江原由美子が、1910年生まれの女性 2002年の女性の雇用者は2546万人、全雇用者の は「育児は女の義務」という伝統的母親観を持ち、19 40、2%である。男女雇用機会均等法の改正によって 40年生まれは「育児以外にも素晴らしい仕事があるは 労働条件も過酷になっていく中で、働く女性たちは新し ず」と考え、その世代の子育て期1970年代に母親像 い問題に立ち向かう。仕事をしながら、 「女は家庭」と の転換期があると指摘する。 いう規範意識に縛られることである。「男は仕事、女は (1)高度経済成長期以前(1945∼1955年) 家事・育児」という意識は1970年代以降流動化しは 1947年の家制度の廃止は女性を家族制度から法 じめるものの、「母親意識」は相変わらず生き続けてい 的に解放し、新しい民主的な家族像を模索することにな る。「男は仕事、女は仕事と家事・育児」の時代が来て る。新しい家庭の中での民主的な家庭教育を担う母親の も、日本社会では女性の生き方の根幹は「結婚・出産・ 力量が求められ、学習活動が活発になっていく。貧しい 育児」を中心とした家庭生活にあるというとらえかたが 時代、問題は多かったものの、耐えて働く母の姿が、生 相変わらず根強い。 き方を示し無言のメッセージとなって、次世代を動かす 力になっていくことがよくわかる。 日本にはもともと日本的な母を育む風土があったと (2) 高度経済成長期 いうことであろうか。上野千鶴子は「日本文化は、キリ (1950年代後半∼70年代始め) スト教文明のような父のある社会と比較して、母性原理 「もはや戦後ではない」といわれた55年から64年、 の社会、子どもの自立と成熟を赦さない母親支配の社 会」と指摘しているが、歴史的に「母」のイメージが強 日本は経済において世界一の年平均成長率10%を記 く影響を与え続けてきたということであろう。「強い」 録し、所得水準も上昇する。 「サラリーマン化」 「専業主 「優しい」「耐える」 「祈る」「待つ」という母親像が、 婦化」が進み、電化製品の普及は生活者の暮しと意識を -2- 変え、母親たちはあらゆる面でゆとりを手にする。そし い父」「重苦しい母子関係」「バラバラの家族」 「逃げた て、そのエネルギーを外に向け、70年には女性の雇用 い家庭」などと、現実的な声もある。 者が1096万人、全体の33、3%になる。核家族化、 生活機能は大きく変化していることがわかりまさに 少子化とともに「少ない子どもをよい子に育てる」とい 外部化、外注化がよくあらわれている。 「食事」は「母 うスローガンが主流になり「教育するママ」の出現とな が作る」というイメージが強いが、外食やファーストフ る。 ード志向が進み、外食産業メニューの羅列が特徴である。 (3)高度経済成長期以降(1970年代始め∼) 「炊事」 「洗濯」 「掃除」は機械化が進んだものの、イメ この四半世紀は、全ての面で大きな転換期となる。7 ージのベスト3すべてに母が登場し、従来から「女のさ 5年をピークに専業主婦が減り始め主婦の就労が増大 しすせそ」といわれる家事は今も変わらず母親イメージ 「愛情」 する。働く主婦は雇用労働と家事労働の二重負担を負い、 が強いことがわかる。 「しつけ」 「ほめる」 「叱る」 重なるように子どもたちのいじめ校内暴力、家庭内暴力、 については、 「叱られて悲しい」 「ほめられて嬉しい」 「愛 登校拒否などの問題が表面化する。母親たちはこの対応 されて家族」という表現が多いが、 「ほめず、叱らず、 に苦慮しながらも、家庭内に教育のモデルも存在せず、 意見せず」というあまり関わらない親子関係もうかがえ 衰退した地域の中で孤立していく。しかし、男女共同参 る。 「主婦」については、少数ながら「ヒマ」 「ストレス」 画社会の到来で、共に育児をという意識が芽生え始め 「大変」 「テレビ」などマイナスイメージが漂い、 「女性」 様々な面で社会変革が進んでいく。 については、 「強い」 「仕事」 「自立」 「我慢」など逞しさ を強調するものが多かった。 このような動きの中で、メディアの進歩とその果たし た役割に注目する。テレビのなかった時代から今日のメ (2)小学生の作文80点の中の母親像は、 「家でも外 ディアミックスの情報化の時代まで、人びとは情報と共 でもよく働く忙しくて大変な人」と評価し同情しており、 にあったといっても過言ではない。戦後の流行歌には母 純粋な母親への思いが綴られている。母親への子どもの が歌われ、映画やテレビのホームドラマにはその時代の 視点を、項目別に KJ 法で分析し全体像を探る。 母親像が描かれている。また、そのメディアから送出さ (3)イメージ調査の結果について母親たち(315 れる情報をもとに、人びとは新しい母親や家庭像を作り 人)は子どものイメージや期待を受け入れながら、予想 上げていく。メディアに描き出される母親像は時代を映 通りと概ね納得している。しかし、母親たちはいま「子 し出す鑑であり、夢や希望につながるものであった。戦 育てに悩み」 、 「自立を目標」にしながら、子育てに「余 後史におけるメディアから歌謡曲とホームドラマの変 裕」や「コミュニケーション」を求めており、様々なゆ 遷と母親像との関係を考察した。 らぎの中にあることがわかる。 第3章 (4)ラジオ番組「お母さんにバンザイ」の5年間の 母親像の調査結果の検証と考察 本章の目的は、子ども世代のイメージ調査や作文から、 出演者275人のインタビューでは、時代が変わろうと 母親が置かれている状況や子どもの母親イメージを知 母親は子どもの「心の故郷」という存在であることを再 ることである。そして、母親自身の考え方とあわせて、 確認する。しかし、年代別に比較するとその母親像が明 現代の母子関係を探り分析する。 らかに変化していることがわかる。 (1)中学、高校、大学生までの子ども世代(405 調査結果全体から考えられることは、生活機能という 人)に、16項目の言葉に対するイメージを各5つ記 面では母親役割に変化が見られるが、関係性という面で 入してもらう。時代変化をみるために20代から50代 は、子どもに対する母親の思いや母親意識は変わらず、 の母親世代(98人)にも同じ項目で協力依頼した。そ 子ども世代も母親に対して従来通りの期待を持ってい の項目は「お母さん」 「お父さん」 「母子関係」 「家族」 ることがわかる。しかし、この半世紀の母親像をとらえ 「家庭」という関係性、「食事」 「洗濯」 「掃除」「看病」 ると、 「我慢する母」 「受苦する母」から「楽しむ母」 「行 「炊事」という生活機能、 「しつけ」 「ほめる」 「しかる」 動する母」「明るい母」へと変化している。 「愛情」とう教育面、 「女性」 「主婦」という一般的なイ 第4章 現代家族と母親像 現代社会は、モノに囲まれて豊かになったものの、人 メージについて調査集計し、グラフ化した。 関係性という点では、「優しく、家事をする母」、 「仕 間関係が薄れ、家族は個人化し空洞化しているといわれ 事をする父」 、 「仲良しの母子関係」、 「あたたかい家族」、 る。母子関係の中からしつけが衰退し、家族や親子のコ 「あたたかい家庭」が圧倒的に多く子どもの理想がうか ミュニケ̶ションが難しい時代になった。しつけは本来 がえる。しかし、少数ではあるが「強い母」「たよりな 母親のみで行うものではなく、多くの大人たちのマナー -3- やルールのフィルターを通過しながら子どもは社会化 女性は36、5%で、約半分の男性が役割分担意識から していく。そこで、家庭のみならず地域や親同士のネッ 解放されているかに見えるが、男性の家事関連時間は一 トワークが求められる。 日20分という調査結果もあり、意識と現実は大きくか また、家庭内においては、もの言わぬ父と喋り続ける け離れていることがわかる。このことが問題なのである。 母との間で個室へと逃げ込む子どもという構図があり、 真に男女が平等な意識を持って共に議論し、行動に移 I T 機器が孤独を満たす時代になった。親子交渉レパー していくことから新しい家族像と母親像が見えてくる。 トリーが貧弱になったといわれるように、閉鎖的な家庭 各地に一斉にオープンした女性センター(男女平等推進 の狭い人間関係の中だけではコミュニケーション能力 センター)は今、曲り角にあるともいわれているが、い を高めることは難しい。従って、家族が外に向かって開 まこそ正念場であり、地域や家族に対して情報を発信し、 かれた関係性を築いていくことが求められる。 共に行動を続けなければならない。 現在、子育て支援の輪は地域を超えて広がりをみせて 終章 新しい家族と母親像 おり、行政の施策にも福岡県の青少年アンビシャス運動 現在、母親になることに夢を持つことができない時代 や福岡市の「地域は子どもを育む大きな家族」というキ になったといわれ、母親はすべての面で損な役割である ャッチフレーズの取り組みなどがある。 かのような表現も多い。このような考え方や女性に対す また、増加しつつあるワーキングマザーが抱える問題 る不平等観と向き合って行くためには,男性も女性も共 の解決は重要であり、両立可能な社会への転換が求めら に意識改革が必要であり、真の男女共同参画社会の実現 れる。育児のためにパートタイム労働に転換する母親、 が求められる。 男性なみの労働を続ける母親という二極化が進んでい 新しい時代には母性観から解放された女性と育児性 る状況の中、働く母親にとって両立は非常に難しい問題 や親性に目覚めた男性がともに社会との接点を築きな である。国の次世代育成支援対策推進法の成立や少子化 がら育児に関わっていくことが望ましい。21世紀型の 対策基本法の施行など、法の整備も大切であるが、母親 新しい母親像はその中で育まれていくはずである。 にとってはまず何人の子育て支援者を見つけるかとい うことが問題解決につながるであろう。 4、主要引用文献 落合恵美子は母親が育児ノイローゼにならないため 天野正子、1984「現代日本の母親像」、 『女のイメ に必要なものは「父親の精神的協力と母親が社会的ネッ ージ<講座女性学1>』勁草書房 トワークをもつこと」だという。育児のパートナーであ 江原由美子、2000「母親たちのダブルバインド」 、 る夫や現代家族を取り囲む社会の意識改革、そして母親 『少子化時代のジェンダーと母親意識』目黒依子・ たちの行動力とネットワーク力が求められる。 矢澤澄子編、新曜社 第5章 男女共同参画社会の到来と「平成の母親像」 落合恵美子、1994、『21世紀家族へ』有斐閣選書 1975年の国際女性年以来、男女共同参画の意識が 上野千鶴子、1994『近代家族の成立と終焉』岩波 世界に広がり、日本でも1999年に基本法の施行や2 書店 000年のプラン策定など、国の最重要課題としての取 船橋恵子・堤マサエ、1992『母性の社会学』サイ り組みが進もうとしているが、家庭、地域、職域では始 エンス社 まったばかりという状態である。 小山静子、1991『良妻賢母という規範』勁草書房 今、母親たちが「家を守る」から「行動する」へと変 5、主要参考文献 化している。自己犠牲のみの生き方を評価する社会から 有地亨、2000『日本人のしつけ』法律文化社 脱却し、自己実現へという行動の中から男女共同参画社 岩村暢子、2003『変わる食卓,変わる家族』勁草 書房 会実現へのエネルギーが生まれる。育児を母親一人でと いうことには限界があり、子育ての社会化が必要である。 大日向雅美、2000『母性神話の罠』日本評論社 家族が共に支え合い、それぞれが社会に向かって開かれ 鹿嶋敬、2000『男女摩擦』岩波書店 た関係性を築くことが求められる。 バダンテール,エリザベート、鈴木晶訳、1998『母 性という神話』ちくま学芸文庫 しかし、3章のイメージ調査からもわかるように、依 矢澤澄子・国広陽子・天童睦子、2003『都市環境 然として母親には「家事・育児」の役割が求め続けられ と子育て』勁草書房 ており、働く母親は二重負担に喘ぐことになる。 「男は 仕事、女は家事・育児」に賛成という男性は46、5%、 -4- 他