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アーチェリー部の千葉インターハイ報告 OB監督と二平選手のアツい戦い (^o^) 全国高等学校総合体育大会(南関東インターハイ)<8/1(金)〜8/4(月)>が市原市ゼットエー オリプリスタジアムで行われました。今回顧問に代わり監督を務めさせて頂いたのは流山おおた かの森校 4 期生OBです。OB監督から千葉インターハイの報告をさせていただきます。 1 日目:練習会場の野球場は夏真っ盛りの暑さです。(ここは熱闘甲子 園か?(^o^))。にも関わらず、帽子を被らない二平選手が練習の準備を 進めていました。「帽子はどうしたの?」と声をかけると、「ありますよ。」 と、取り出したのはキャップでした。監督唖然、つばの固いキャップはN Gなのだ(なれていないと腕が つばに当たるので、ハットしましたね (^o^))。 全力で阻止し、監督のものと交換して事なきを得る。二平選手 は2度目のインターハイに慣れたもので、自分のイスと的を確保しご満悦の様子です。(さすがは ニヘイ選手だ(^o^))「この様子なら大丈夫かな?」と見ていると、体がギ・チ・ギ・チと音がしそうなく らい固まった動きをしているではないか( ; ゜Д゜) 、早速「ストレッチやり直し」そして練習再開。「あ と何エンドかしたら休憩にしてね。」と不安を残しつつ監督会議へ。 11 時 40 分になり、試合会場の陸上競技場での公式練習に行く。やはり海沿いの風が全く止ま ない。風の強さも変わる会場だった。しかし二平選手から「千葉県予選の時よりましです。」との頼 もしい一言がでた。実際は若干苦戦する二平選手でしたが、「少し右の青の辺りを狙おうか。」と 監督が指示を出すと良い当たりが出始めたので笑顔になりました。(シューティングラインに立つ と真っ白になるとは、まだまだ高校生、若いですね(^o^))。 宿舎に戻り、夕食後に中島瑛梨香マネージャーと共に集合 する。競技役員で指揮をとれない部活顧問(^o^)から二平選手 への指示はとてもシンプルで、「とにかくいつも通りやりなさい (^o^)」だった。ミーティング後に整体を実施。筋肉がガチガチに 固まった二平選手は大絶叫!みんなで大笑いしていました(笑) (ミーティングの最中にエリカ様は夜空をずーと見上げている・・・・。しばしば「何か飛んでる」 と・・・・・何やらUFOと交信をしてるようでした。(^o^)) 2 日目: 6 時の朝食時、二平選手の目に不安が宿っている・・・(T_T)。会場で弓を準備する二平選 手に、「着きました。スタンドに居ますね。」とメッセージが届いた。 「誰が来たんですか?」不思議そうに問う二平選手だったが、 「誰だろうね?」と誤魔化しスタンドにいくと、3 年同期の橋本さん(国 体の少年女子の代表です。(^o^))がいた。姿を見るや否や二平選 手は大号泣しました。(ドッキリは大成功でした。(^o^)) 実は前日まで、「応援に行けないから頑張ってね。」と言っており、橋本さんが来ることは秘密に していました。目に力が戻った二平選手。「決勝トーナメントに進まなかったら殴るよ。」と橋本さん からの過激な一言を胸に開始となりました。入場ゲートが開きズンズンと中へ進み、二平選手の 的である 54 番の前のテントにイスを 2 つ確保します。まずは監督の仕事は OK。すると、相変わら ずの色々なところに出没する顧問(^o^)がふらりと現れ、監督に一言アドバイスが出る。 それは「1 ラウンド目が終わる前に栄養補助ゼリーを飲ませろ。 (^o^)」「あれ?技術とかそっちはどうするんだ?これは指示・・? 支持かな・・?」と監督が思っていると、次は「ノリでなんとかしろ。 (^o^)」とのアドバイスが出る。「そんな無茶な…」と内心は思いまし たが、選手が頑張っているので監督も頑張りました。 試合開始。1 エンド目が 47 点。これは行ける!・・そうはいかない のがインターハイである。2 エンド目以降は風と緊張のダブルパンチ で点数が不安定になり、さらに猛暑による体力消耗の不安がよぎる。 急遽スタンドの応援団に氷を買ってきてもらい、頭に乗せたりする。 (・・だから言ったろ「ゼリーを飲ませろ」と。(^o^)) しかし、力及ばす 1 ラウンド終了で決勝進出は絶望的となった。事実 を言うかどうか悩んだ末に、伝えることにした。「今 150 位前後で、決 勝トーナメントに出られるのは 64 位まで…。意味はわかるよね?」 二平選手の実力を引き出せていないのが悔しかったです(T_T)。それでも二平選手は「あらー」と 軽い返答。監督として「何も考えずにとにかく射て。指示はするから信じて射って。」そう告げまし た。すると二平選手は、悩みが吹っ切れたように行射のテンポが 1 ラウンド目より良くなり、点数も 安定し始めました。(・・だから言ったろ「ノリでなんとかしろ」と、選手は監督の気持ちに答えてくれ るのです。(^o^)) 休憩後の 2 ラウンド目には二平選手の、公式戦での自己ベスト記 録を更新する結果となりました。 目標は達成出来ませんでしたが、 ベスト記録は塗り替えたのでひとまず良いとします。(・・めでたし、 愛でたし。(^o^)) 選手テントに戻り、監督としての力の無さを謝罪しました。負ける事は自分が選手でなくても悔 しいもので、泣きたい気分になりましたが、当の二平選手にそんな気配が全く無かった(さすがは ニヘイ選手だ。(^o^))ので我慢しました。確定記録(134位/218人でした。(^o^))を貰い、この日 をもって監督は撤収です。(あとは助っ人だぜ、千葉県!頑張ろう(^o^)。実は補助員としてインタ ーネットの映像で姿が映り込んでいました。)監督業は人生初の試みで、不安な事や至らなかった 事が沢山あり、「ああすれば良かった」と今でも反省することが多くあります。しかし二平選手にと っても、自分にとっても最高の思い出になったことは間違いありません。 選手のご家族の皆様ご協力ありがとうございました。多くの方々のご声援、応援ありがとうござ いました。こころから御礼を申し上げます。 (監督としてご苦労様でした。・・選手にいつも通りの力を大会で出させるには、至難の業、そして 至高の幸せです。人生は修行ですね。あれ-、僕には何か一言ないのかい?(^o^)) 追伸(^o^):これをもって3年生の二平みなみ選手は公式戦引退となりました。 前回のインターハイから毎日の朝練、放課後の練習、 数々の公式戦、高体連の試合と御苦労様でした。 努力は実を結びましたね。そしてありがとう。 3年生が示した道を2年生、1年生が目指してくれる ことを願い、今回の千葉インターハイの報告を終わります。 (みんなは補助員として、ニヘイ選手やインターハイ選手を見ていたかい。来年もこの場所に立て るように、明日からエリカ様と頑張ろう。(^o^))