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参考資料 1.
Ⅲ.参考資料 1.関連企業リスト (1)りんご 企業1: 会社名称 陜西華聖企業(集団)股份有限公司果実業公司 住所 陜西省西安市未央湖旅遊開発区 電話 8629 8667 4516 HP http://www.huashengfruit.com/ 設立時期 1997 年 法人代表 李大灿 登録資本金 RMB8,000 万元 ブランド名 華聖ブランドのリンゴ ファックス 8629 8667 2946 陜西省洛川、宜川、黄陵、旬邑等 20 余りのリンゴ生産県に“華聖緑色 食品リンゴ基地”を建設し、自然食品認証を取得している。 総容量 4 万トンの冷蔵庫2台、果実等級自動判別機、包装ライン2本、 業務概要 冷蔵運輸システムを有している。 広州、上海、北京等で事務所を設立し、同時に海外事業を展開し、華 聖リンゴはヨーロッパ、アメリカ大陸、中東、東南アジア等の 20 余り の国と地区に販売されている。 企業2: 会社名称 大連市天盛緑色食品有限責任公司 住所 遼寧省大連瓦房店市駝山郷鎮 電話 86411 8514 0027 HP http://www.dltiansheng.com 設立時期 2001 年 法人代表 于祖喜 登録資本金 RMB100 万元 ブランド名 駝峰ブランドの紅富士リ ファックス 209 86411 8514 1300 ンゴ 年間販売量は 1.5 トン近く、年間売上高は約 4,250 万元で、輸出量は 0.5 万トンである。 “駝峰”ブランドの紅富士リンゴは主力製品で、買い付け、貯蔵、加 業務概要 工、包装、販売サービス体系を構築しており、基本発展モデルは会社 +基地+協会+農家である。 同社は現在 0.5 万トンの冷蔵庫1台を有している。現在、果実技術園 は 1000 ムーあまり、遼南エリアでも大規模な有機栽培の果実の生産 基地になっている。 企業3: 会社名称 霊宝市果品開発総公司 住所 河南省霊宝市工業東路 電話 86398 8856301 HP http://www.lbfruit.com.cn/ 設立時期 2003 年 法人代表 - 登録資本金 - ブランド名 嶺宝牌リンゴ ファックス 86398 8856301 霊宝市果品開発総公司は霊宝市の果実産業の中心的な会社で、市政府 直属の業務部門である。主に市内の果実の生産管理、果実の宣伝販促、 業務概要 市場開拓、販売環境管理等を行っている。霊宝市の主な果実企業をま とめている。 霊宝市はリンゴ栽培面積が 50 万ムー余り、年間のリンゴの輸出量が 0.7 万トン以上で、有名な果実の里である。 企業4: 会社名称 蓬莱鑫園工貿有限公司 住所 山東省蓬莱市園芸場劉溝鎮 電話 86535 5961 392 ファックス 210 86535 5961 411 HP http://www.goldgarden.com.cn/ 設立時期 2000 年 法人代表 張世欣 登録資本金 RMB606 万元 ブランド名 潤飄リンゴ 現在、同社の取り扱い業務は果実、野菜、海産物、農産物の新鮮、冷 業務概要 凍、加工、輸出業務である。 企業5: 会社名称 営口富達果菜保鮮有限公司 住所 遼寧省営口市盖州市遼寧省盖州市鉄西街 2 号 電話 86417 7638 238 HP / 設立時期 登録資本金 ファックス 86417 7638 622 1997 年 法人代表 王宝林 US$238 万 ブランド名 FLNF 紅富士リンゴ 同社は遼寧農発資産投資管理有限公司の出資企業である。1997 年に 業務概要 設立後、ロシアへの果実、野菜の輸出を専門に行っている。 (2)なし 企業1: 会社名称 河北趙県信発果品公司 住所 河北省趙県範荘鎮任荘 電話 86311 8482 2192 HP http://www.zhaozhouchina.com/ 設立時期 1995 年 ファックス 法人代表 211 86311 8482 2192 feng 双報 登録資本金 RMB60 万元 ブランド名 信発 元は趙県信発果品購銷センターで、果実の買い付け、保管、販売、運 送等のサービスを専門に行う企業である。同社は数箇所の雪梨、鴨梨 の生産基地と果実用冷蔵庫を有し、ダンボール工場 2 社にも出資して おり、生産、供給、販売が一体となった企業である。 業務概要 同社は上海、アモイなどの大型スーパーに雪梨、鴨梨を長期に供給し ている指定サプライヤーで、既に天津、青島、上海等の多くの貿易会 社とも提携関係を築き、現在雪梨、鴨梨の輸出量は 180 余りのコンテ ナに達している。 企業2: 会社名称 新疆庫爾勒香梨股份有限公司 住所 新疆庫爾勒市団結北路蘭于路 電話 86-0996-2204730 HP / 設立時期 登録資本金 ファックス 86-0996-2204878 1999 年 法人代表 feng 国勝 RMB11,050 万元 ブランド名 東方聖果 傘下に販売会社、運送会社、現代的な農業ハイテク研究所、東方聖果 食品公司、工場化した育苗センターを有する。 業務概要 現在、既に北京、深セン、上海、ウルムチ、重慶、長沙、武漢に七つ の販売所を有するほか、国内に販売網を構築し、全面的にEコマース を展開している。 212 企業3: 会社名称 泊頭市寵龍果品有限公司 住所 中国河北省泊頭市王武科技区 電話 86-317-7947726 HP http:// www.glfruit.com 設立時期 1990 年 法人代表 寵慶普 登録資本金 RMB400 万元 ブランド名 寵龍 ファックス 86-317-8197661 同社は 1,500 万元の固定資産を有し、重量果実選別機、理化指標検査 設備、衛生検査検疫設備、300 平米の恒温検査作業場、全密封恒温倉 業務概要 庫 6 棟を有し、年間加工保存果実及び野菜能力は 1 万トン、年間輸出 量は 2 万トンに達する。製品はヨーロッパ、中東及び東南アジア等二 十以上の国と地区に輸出されている。 企業4: 会社名称 泊頭亜豊果品有限公司 住所 河北省泊頭市廊泊路開発区 電話 86-317-8361199 HP http://www.yafengfruit.com 設立時期 1991 年 法人代表 劉培寛 登録資本金 RMB1,100 万元 ブランド名 泊洋 ファックス 86-317-8352155 同社は現在綜合的な冷庫群を持ち、うち、恒温庫保存量 1 万トン、低 業務概要 温庫保存量 1 万トン、チルド庫の 1 日当たりの保存量は 300 トン、鮮 度保持量 1000 トンで、日間の加工能力は 400 トンの加工工場 2 箇所、 213 総面積 2000 ムーの標準化果樹園と関連企業を有している。 2 万ムーの果樹園が 2 箇所で、同社の“泊洋”ブランドはアメリカ、 カナダ、EU,東南アジア等の二十あまりの国と地区に輸出されてお り、05 年にフランスのカルフールに商品を販売するようになり、06 年には北京のスーパー京客隆の固定サプライヤーとなり、オリンピッ クに提供する製品となった。 企業5: 会社名称 安徽省碭山県桃花源果蔬協会 住所 安徽省碭山県西南門鎮蒋営街 電話 86-0557-8930177 HP / 設立時期 登録資本金 ファックス 86-0557-8930177 2006 年 法人代表 雷青松 RMB50 万元 ブランド名 碭山県は全国でも有名な果実・野菜の生産県で、全国でも最大の果実 業務概要 の生産基地である。 安徽省碭山県の桃花源果蔬協会は 1.2 万ムーの土地、2000 余りの農 家を有し、協会+農家+基地の形式で販売を行っている。 (3)みかん 企業1: 企業名称 武漢巨東商貿有限公司 住所 湖北省武漢市余家湖沙湖果品批発市場 電話 8627 8725 8733 ホームページ http://www.jdsm.cn/ ファックス 214 8627 8725 8669 設立時期 1996 年 法人代表 譚東昇 登録資本金 RMB150 万元 ブランド名 東欣 武漢巨東商貿有限公司は各種の種類と果実を生産、購入、販売、卸販 売、及びスーパーへの配送を行なう大型総合サービス型企業である。 業務概要 同社の配送センターは“麦徳龍”、 “易初蓮花”、 “中百倉儲”等の大手 スーパーと提携を長年行なっている。2003 年は、広州“百佳、麦徳 龍、万佳”等のスーパーと提携を開始した。 企業2: 企業名称 石門金湘源食品有限公司 住所 湖南省常徳市石門県東城開発区 電話 86736 5014 808 ファックス 86736 5014 688 設立時期 2002 年 法人代表 辛継武 登録資本金 RMB300 万元 同社は果実と野菜を収穫後に商品化処理、冷蔵保管と国内外貿易が一 体となっている農業産業化企業である。同社の固定資産投資は約 業務概要 3,000 万元、敷地面積は 2 万㎡である。生鮮ミカンをカナダ、ロシア、 欧州、東南アジアなど十数カ国へ輸出しており、年間輸出量は 8,800 トンである。年間営業額は 5,000 万元に達している。 企業3: 企業名称 広州歌邦貿易有限公司 住所 広・ 省広州市番禺区洛溪新城如意中心 A 座 308 室 電話 8620 8846 8947 ファックス 8620 3452 8947 設立時期 2004 年 法人代表 唐美明 登録資本金 RMB80 万元 ブランド名 歌邦 業務概要 同社の果品農資部は果実経営と農業投資を行なっている。主に贛南臍 215 橙、江西蜜橘、贛南蜜柚等を取り扱っている。 (4)いちご 企業1: 会社名称 満城県帥吉食品有限公司 住所 河北省保定市満城県眺山営村東 電話 86312 7196 880 HP / 設立時期 登録資本金 ファックス 86312 7196 881 2004 年 3 月 法人代表 李建軍 500 万 ブランド名 / 同社は保定市でも規模の大きな食品冷凍、チルド企業である。同 社の所有面積は 22000m2、建築面積は 8000m2 で、高い技術力を有 業務概要 し、容量 3000 トンの低温冷蔵庫と容量 1000 トンのチルド庫で、 全自動急速冷凍生産ラインを有する。 企業2: 会社名称 山東永益集団有限公司 住所 山東省莱陽市羊郡鎮政府駐地 電話 86535 7690 098 HP http://www.yongchang.com.cn/ 設立時期 1988 年 法人代表 蘇成義 登録資本金 5000 万 ブランド名 / 業務概要 同社は中国と外国の合資企業で、5つの子会社で百種類近くの各 ファックス 216 86535 7690 069 種冷凍チルド果実・野菜、調理食品、調味料、混合野菜、漬物、 揚げ物、水産品等を生産し、日本、韓国、アメリカ、ドイツ、英 国、イスラエル等 10 数国及び国内市場に向けて販売している。 企業3: 会社名称 丹東君澳食品有限公司 住所 遼寧省鳳城市草河経済管理区平安村 電話 86415 8290 306 HP http://www.junaofoods.com/Chinese/index.asp 設立時期 1998 年 10 月 法人代表 伊彦傑 登録資本金 200 万米ドル ブランド名 / ファックス 86415 8295 306 中国で農副産品の生産、加工を行う大型企業のうちの一社であ る。生産、加工、貿易が一体となった丹東市の農業産業化した重 業務概要 点トップ企業である。製品は日本、韓国、イタリア、フランス、 イギリス、アメリカ、ドイツ等の国家と地区に販売され、国内市 場に対しては供給が需要に追いついていない。 企業4: 会社名称 江蘇越秀食品有限公司 住所 江蘇省東海県黄川鎮 電話 86518 8738 2585 HP http://www.yuexiufood.com/yx/index.htm 設立時期 1995 年 8 月 ファックス 法人代表 217 86518 8738 2588 李樹啓 登録資本金 180 万米ドル ブランド名 黄川 同社は元々冷凍イチゴ生産加工、輸出を行っているが、冷凍イチ ゴの加工コストが高く、利益は少ない。このたび、同社は技術的 にイチゴのフレッシュジュースの開発に成功し、チルドイチゴの 輸出を開始し、更に多くの利益を得ている。製品は日本、韓国等 の国と地区に販売されている。江蘇省東海県黄川鎮は中国のイチ 業務概要 ゴの里で、近年の発展により、今では全鎮でイチゴの栽培面積は 既に 1.6 万ムーに達し、耕地面積の 26%を占め、19000 個の温室 の大棚を有し、年間生産量は 600 万トン、1.2 億元の売上高を実 現している。“黄川”ブランドのイチゴは江蘇、浙江、上海、湖 北、湖南、安徽省等だけでなく、アメリカ、日本、韓国でも販売 されている。 企業5: 会社名称 煙台広源果蔬有限公司 住所 山東省龍口市黄城工業園広源路 電話 86535 8611 766 HP http://www.guangyuanfoods.com/index.htm 設立時期 2002 年 3 月 法人代表 戚栄妮 登録資本金 / ブランド名 / ファックス 86535 8610 658 同社は併せて 500 ムー近くの生産エリアを4箇所持っている。龍 口広源鮮果加工公司は 50.000 トンの冷蔵庫を有し、煙台広源乾 業務概要 果加工公司は2ヶ所に加工作業場を有している。主に各種果実と 野菜の開発、加工、各種果実と野菜の保存と販売を行っている。 218 (5)メロン 企業1: 会社名称 新疆三海瓜園有限責任公司 住所 新疆ウイグル自治区ウルムチ迎賓路 46 号 電話 86991 3807 888 HP http://sahai.net.und.cn/ 設立時期 1997 年 法人代表 劉三海 登録資本金 3,400 万元 ブランド名 三海 ファックス 86991 3807 666 “三海”ブランドの楼蘭瓜、ハミ瓜、ナツメ等高品質の果実の生 業務概要 産、販売を専門的に行う現代化された農業企業で、生産基地は 100000 ムーである。韓国、オーストラリアなどに輸出している。 企業2: 会社名称 河南安陽豫北蔬菜批発交易市場 住所 安陽市人民大道東段小営対面面 電話 86372 2920 902 HP http://www.ayybsc.com/Default.asp 設立時期 1993 年 4 月 法人代表 孙 建忠 登録資本金 / ブランド名 / ファックス 86372 2922 390 所有面積は 108 ムー、建築面積は 20000 ㎡で、現在従業員は 120 人である。場内には営業倉庫が 160 棟、五つの幅 30m、長さ 90 業務概要 mのハウスを持ち、ハウスの面積は 14700 ㎡である。野菜の卸量 は安陽市の卸量の 85%以上を占めている。市政府に“野菜籠”プ ロジェクトのトップ企業に認定され、農業部、元商業部により国 219 家定点市場に定められている。 企業3: 会社名称 青島蘊豊蔬菜科技研究所 住所 山東省青島莱西市黄海西路農副産品交易市場 電話 86532 8847 7148 HP http://www.xy2002.com 設立時期 / 法人代表 張澤軍 登録資本金 / ブランド名 莱甜 ファックス 86532 8847 7148 ハウス栽培の薄皮メロンを栽培しており、山東最大の生産基地と 業務概要 称されている。製品は北京,済南,東営,大連、上海、煙台、威 海、青島等城市と地区で販売されている。 企業4: 会社名称 楽亭県天瑞貨桟 住所 河北省唐山市楽亭県楽亭鎮独幽城王荘 電話 86315 4680 097 HP http://www.tr99.com.cn/ 設立時期 2003 年 1 月 法人代表 王建国 登録資本金 10 万元 ブランド名 / ファックス 220 / 河北省唐山市楽亭県では毎年大量の果実、野菜を生産しており、 河北省に果実野菜の生産基地と称されている。同社は多くの顧客 のために果実、野菜の代理買い付け、販売を行っている。楽亭県 業務概要 温室メロン(香瓜)の生産は大面積で行われており、温室,簡易 温室,大棚等数種類の生産モデルを形成している。品種は紅城十、 京香二号,富爾十五,金香玉等で、楽亭県は既に北方でも大規模 なハウス薄皮メロン(香瓜)の生産基地となっている。 企業5: 会社名称 黑龍江省寧安市蘭崗スイカ協会 住所 黑龍江省寧安市寧安鎮 電話 86453 8588 599 HP http://www.najyj.net/xgxh/01_xhzc/01_xhzc_index.htm 設立時期 1988 年 法人代表 馬玉順 登録資本金 / ブランド名 / ファックス / 寧安鎮は黑龍江のスイカ、メロンのモデル基地である。蘭崗スイ カ協会は鎮中学に委託した自発的な民間組織である。十数年来、 業務概要 省内外の会員は 16000 人に達し、科学技術サービスセンター,生 産資料販売センター、スイカ販売会社の三機関を有し、科学研究、 技術普及、生産前サービス、組織生産、アフターサービス機能を 一体にした多元化組織である。 (6)ヤマイモ 企業1: 会社名称 上海百和信経貿有限公司 住所 上海市錦秋路 699 弄錦秋花園 7-1839 号 電話 8621 6616 4546 HP http://www.baihexin.cn/ ファックス 221 8621 6616 4658 設立時期 2003 年 法人代表 黄建焜 同社の農産品事業部は主に生きのこと野菜の輸出を行っている 全国最大の生きのこの専門輸出会社である。生野菜にはねぎ、た まねぎ、ブロッコリー、キャベツ、ニンジン、大根、たけのこ、 業務概要 ヤマイモ、ゴボウ、クワイ等である。同社は上海、福建、河北に 合資企業を有しており、浙江、山東、江蘇、広東等の省都で長期 的に提携している工場及び栽培基地がある。 企業2: 会社名称 河南渠首龍土特産有限公司 住所 河南省南陽市淅川灌河路 電話 86377 6939 0888 HP http://www.qsttc.richsp.com/ 設立時期 2006 年 法人代表 明風枝 登録資本金 RMB50 万元 ブランド名 渠首龍 ファックス 86377 6923 0236 同社は淅川県の地理的位置と資源を利用して、きのこ、山菜、果 実、家禽、淡水製品、穀物・油製品、調味料、茶、蜂蜜製品、漢 業務概要 方薬の原料の買い付け、販売業務を行っている。主な製品は各種 きのこ、野菜果実等 50 種類あまりである。 企業3: 会社名称 臨沂市蒼山豊宝食品有限公司 住所 山東省臨沂市蒼山県荘塢鎮経済技術開発区 222 電話 86539 5540 158 ファックス 86539 5540 158 設立時期 2005 年 法人代表 張保峰 登録資本金 US$80 万 ブランド名 豊宝 同社の登録資本金は 80 万米ドルで、総資産額は 1000 万元、所有 面積は 15000 ㎡で、既に 30000 トンの年間生産能力を有し、更に 業務概要 8000 ムーの輸出用野菜基地を建設している。 生鮮が主で、主要製品は主にゴボウ、ニンジン、サトイモ、ヤマ イモ、ニンニク、タマネギ等である。 企業4: 4.会社名称 首創大地薬業有限公司 住所 北京林河工業開発区順義区林河北大街 16 号 電話 8610 8949 8060 HP http://www.scddphar.com/ 設立時期 2001 年 法人代表 登録資本金 RMB5000 万元 ブランド名 ファックス 8610 8949 5911 朱敏 北京首創科技投资 有限公司、北京国有資産経営有限責任公司、北 京錦繍大地農業股フェン有限公司,北京市薬物分析研究所が共同 で投資して設立した漢方薬・薬草の研究開発、生産を主とするハ 業務概要 イテクノロジー企業である。 新しい生産基地は既に北京林河工業開発区に建設され、生産を開 始しており、所有面積は 51480 ㎡、年間生薬処理量は 2000 トン で、既に 2003 年末に国家食品薬品監督管理局の GMP 認証を取得 223 している。 (7)米 企業1: 会社名称 黒龍江省五常金禾米業有限責任公司 住所 黒龍江省五常市民意郷 電話 86451 5584 3588 HP http://www.jinhemiye.com/ 設立時期 1997 年 法人代表 李雲輝 登録資本金 RMB500 万元 ブランド名 五優、稲花香 ファックス 86451 5584 3868 黒龍江省の大型米加工企業のうちの一社。 同社の所有面積は 4 万㎡、従業員は 150 人。同社は精米生産ライ 業務概要 ンを 4 本、精米加工場を 3 箇所、うるち米作業場を 1 箇所有して いる。同社ブランドには“五優シリーズ”と“稲花香シリーズ” 等がある。 企業2: 会社名称 吉林省禾豊米業有限責任公司 住所 吉林省長春市東朝陽路 669 号 電話 86431 8508 7186 HP http://www.ricegood.cn/ 設立時期 1997 年 法人代表 李彬卓 登録資本金 RMB3,080 万元 ブランド名 関東禾豊 ファックス 224 86431 8508 7187 米の有機栽培、加工を専門に行う民間企業。同社の所有面積は 3.2 業務概要 万㎡で、日本の佐竹精製米生産ライン 2 本を有し、年間生産能力 は 10 万トンである。 企業3: 会社名称 吉林通化西江米業有限責任公司 住所 吉林省通化県城快大茂鎮 電話 86435 5222 900 HP http://www.thxjmy.com/ 設立時期 2001 年 法人代表 韩 忠利 登録資本金 RMB500 万元 ブランド名 西江米 ファックス 86435 5222 320 西江米業と各村は共同で 3 万ムーの“有機栽培”米基地、1,000 業務概要 ムーの“水田養鴨有機水稲モデル基地”と 3,000 ヘクタールの栄 養高品質米等の三箇所の高品質な水稲作業エリアを有している。 企業4: 会社名称 中国吉林豊盛米業有限公司 住所 吉林省白城市工業園区 電話 86436 3655 866 HP http://www.jlfengsheng.com 設立時期 2001 年 法人代表 李予武 登録資本金 RMB3,160 万元 ブランド名 洮児河 東北豊盛 ファックス 225 86436 3653 228 所有地は 4 万㎡で、第一期プロジェクトの総投資額は 3,160 万元 で、西徳布勒社のうるち米設備と国内初の索特克斯 90004 型双面 業務概要 色識別機を有している。毎年高品質の無洗米 5 万トンを生産する ことが可能で、年生産額は 1 億元以上である。 企業5: 会社名称 宜興市粮油集団大米有限公司 住所 宜興市宜城街道北郊巷頭 電話 86510 8790 8564 HP http://www.yxdami.com/ 設立時期 1997 年 法人代表 王宝奇 登録資本金 RMB1,520 万元 ブランド名 隆元 ファックス 86510 8790 4410 宜興市穀物局傘下の企業で、現在精米生産ライン 4 本を有し、1 日あたり、稲 750t,倉庫規模で 5 万 t を処理できる。主な製品は “隆元ブランド”の精米、米ぬか油及び稲米副産物等である。 業務概要 オーダー生産を採用している。同社の米はアメリカ、カナダ、日 本、香港、イギリス、フランス、オランダ、イタリア、ロシア斯、 中東及び東南アジア、アフリカ等 20 あまりの国家と地区に輸出 されている。 226 (8)牛肉 企業1: 会社名称 内蒙古東方万旗肉牛産業有限责 任公司 住所 内モンゴル自治区赤峰市寧城県中京工業園区 電話 86476 4243 007 HP http://www.dfwq.com/ 設立時期 2001 年 ファックス 86476 4243 008 法人代表 王維峰 現有資産は 2.05 億元、登録資本金は 5,500 万元である。 同社傘下には蒙力、隆盛、宏遠、健力の四つの牛専門農場、一回 1 業務概要 万頭分の柵、計年間 3 万頭を有する。また、同社は県内 15 の郷鎮 に牛農場を設立している。 企業2: 会社名称 希森三和集団有限公司 住所 山東省楽陵市梁錐希森新村 電話 86534 6834 888 HP http://www.sisencenco.com/ 設立時期 2002 年 ファックス 法人代表 86534 6836 660 梁希森 同社は大型農業企業で、事業内容はルーシー黄牛の養殖、屠殺加工、 業務概要 品、ミミズの養殖加工、飼料、肥料加工、再生资 源利用、生態養殖、 飲食娯楽業、旅行観光業など多岐にわたる。 227 企業3: 会社名称 北大荒牛業有限公司 住所 黑龍江省双鴨山市紅興隆分局 電話 86469 5867 905 HP http://www.chinacattle.net.cn/ 設立時期 2004 年 ファックス 法人代表 86469 5867 906 翟永勝 同社は高品質な牛の繁殖、屠殺加工、販売、関連サービスが一体と 業務概要 なった大型肉牛企業である。 企業4: 会社名称 吉林省長春皓月清真肉業股フェン有限公司 住所 中国吉林省長春市皓月大路 11111 号 電話 86431 8795 8615 HP http://www.china-haoyue.com/index-c.htm 設立時期 1998 年 ファックス 法人代表 86431 8795 8614 叢連彪 登録資本金 662.65 万米ドル、資産総額 1.2048 億米ドルである。従 業員は 1,300 人で、シニアエンジニア、シニアエコノミスト、シニ 業務概要 ア会計士、牧畜師など等 78 人がいる。 牛肉食品の生産、販売量は東北三省の主要都市の 60%を占め、全国 でも牛肉製品販売額が最大の企業である。 228 企業5: 会社名称 河北福成五豊食品股フェン有限公司 住所 河北省三河市燕郊経済開発区 電話 86316 3417 131 HP http://www.fucheng.net/ 設立時期 1998 年 ファックス 86316 3417 044 法人代表 李福成 全国でも牛肉製品の販売額が最大の企業で、北京への供給量が最大 業務概要 の企業である。 注:上述の 5 社は各肉牛産業エリアのトップ企業である。 (9)乾麺 ①挂面 企業1: 会社名称 湖南郴州裕湘面業有限公司 住所 中国湖南郴州市経済技術開発区裕湘路 電話 86735 2791 989 HP http://www.zgyx.com.cn 設立時期 1988 年 法人代表 李歩凡 登録資本金 3000 万元 ブランド名 裕湘面業 ファックス 86735 2185 068 同社は挂面とインスタント粉を専門に生産している湖南省の農 業産業化のトップ企業、全国農産品加工業のモデル企業である。 業務概要 2004 年、中国麺製品協会に中国挂面産業のトップ5企業と認定さ れ、ISO9001 認証、HACCP 認証、ISO14001 認証を取得した。2006 229 年 9 月、健康食品証書を取得した。 企業2: 会社名称 鄭州博大面業有限公司 住所 河南省荥 陽市洞林路中段 電話 86371 6460 2621 HP http://www.bodafood.cn 設立時期 2001 年 6 月 法人代表 王新合 登録資本金 152 万元 ブランド名 博大 ファックス 86371 6460 0317 同社は自動化した挂面生産ラインを 16 本、特殊麺の生産ライン を 4 本有し、2004 年に“全国挂面製品品質公正十大ブランド”、 業務概要 “品質之星企業”“品質安心製品”等荣 誉ある称号を受けた。同 社は 2005 年 2 月に ISO9001-200 認証を取得した。2005 年 9 月に は“河南省ブランド製品”の称号を受けた。2005 年 11 月、同社 製品は中国安全食品展センターの“安全食品”認証を受けた。 企業3: 会社名称 四川省若男食品有限公司 住所 四川省簡陽市賈家個私経済園区 電話 86832 7926 503 HP http://www.ruonan.cn/home.asp 設立時期 1996 年 8 月 法人代表 曹敏 登録資本金 12500 万元 ブランド名 若男 ファックス 230 86832 7924 616 中国で小麦粉と伝統的な麺を専門に生産するメーカーのうちの 一社で、所有面積は 100 ムー以上ある。同社は既に ISO9001-2000, 業務概要 ISO14000,ISO22000 等の国際認証と安全食品認証を取得してお り、“若男”ブランド食品は四川省でも有名な商標である。 企業4: 会社名称 克明面業股フェン有限公司 住所 湖南省南県興盛路工業園区 1 号 電話 86737 5223 456 HP http://www.kemen.net.cn/nei.asp 設立時期 1984 年 法人代表 陳克明 登録資本金 6000 万元 ブランド名 克明 ファックス 86737 5245 567 同社は麺製品の研究開発、生産、販売が一帯となった民営企業で ある。自社設計し、国家の特許を取得した製麺設備を有志、克明 ブランドの麺を生産している。製品は全国二十数省市の百以上の 業務概要 大中年で販売されている。製品は 1998、2001、2003 年に 3 回連 続“湖南省ブランド製品”の称号を授与され、農博会金賞、最も 売れた商品賞を獲得した。2001 年、同社は ISO9001:2000 認証を 取得した。 企業5: 会社名称 河北金沙河面業有限責任公司 住所 河北省沙河市机场 路中段 231 電話 86319 8999 866 ファックス 86319 8999 899 HP http://www.jinshahe.com/jinshahe/web/index.asp 設立時期 1998 年 10 月 法人代表 魏海金 登録資本金 1868 万元 ブランド名 金沙河 華北平原南部—中国の高品質な小麦の生産地に位置し、挂面生産 ラインを 15 本有し、挂面の日産 460 トンである。同社の挂面は 業務概要 “中国ブランド製品”の称号を授与された。製品は全国 20 あま りの省、市、自治区で販売されており、少量が輸出されている。 (注)以上5社が生産する挂面は中国で著名な製品である。 ②蕎麦面 企業1: 業務概要 江西省鎮世堂绿 色食品開発有限公司 住所 江西省芦林工業園区 電話 86793 2625 068 ホームページ http://www.zhenshitang.cn/ 設立時期 1989 年 法人代表 柯世開 登録資本金 RMB1680 万元 ブランド名 鎮世堂 ファックス 86793 2625 055 江西省鎮世堂 绿 色食品開発有限公司の生産基地は野生葛根、蕎 業務概要 麦、サツマイモデンプンの産地である。上海、南昌、広州、杭州、 福州に販売部を設置している。 企業2: 業務概要 展旺(杭州)食品有限公司 232 住所 浙江省杭州市萧 山区瓜沥 鎮臨港工業区 電話 86571 8250 7359 ホームページ http://wellongfood.cn.alibaba.com/ 設立時期 2002 年 法人代表 陳圍朝 登録資本金 US$150 万 ブランド名 麦香村、麦田村 ファックス 86571 8250 7386 同社は“麦香村”、“麦田村”ブランドの各種麺を生産している。 業務概要 製品は中国全国の大中都市で販売されており、東南アジアと欧米 へ輸出している。 企業3: 業務概要 北京沃華商貿有限責任公司 住所 北京市通州区怡楽北街巴克寓所 18 号 C 座 1221 電話 8610 5127 1131 ホームページ http://bjwohua.cn.alibaba.com 設立時期 2005 年 法人代表 孫影 登録資本金 50 万元 ブランド名 輸入ブランド ファックス 8610 5127 1121 同社は日本からの輸入商品を取り扱っている。製品には、スナッ ク食品、調味料、飴、チョコレート、インスタント食品、コーヒ 業務概要 ー、日用品等がある。主に中高級スーパーへ販売している。輸入 蕎麦ブランド名は“丸常”等がある。 企業4: 業務概要 広東省広州市増城斉宏面条廠 233 住所 広東広州市増城市新塘鎮永和永聯路 4 号 電話 8620 8297 0211 ファックス 8620 8298 3911 設立時期 2002 年 法人代表 劉麗遠 同社は食糧加工メーカーで、増城市粮食局傘下の企業である。同 業務概要 社は国内外の食品企業と提携している。主要製品雑穀麺シリーズ にはトウモロコシ麺、蕎麦、黒米麺などがある。 (10)水産物 ①フグ 以下の 3 社は全国のフグ産業分野のトップ 3 企業である。 企業1: 会社名称 大連天正実業有限公司 住所 遼寧省大連市西崗区勝利路 100 号 22-2 電話 86411 8439 0022 HP http://www.dltianzheng.com/index.html 設立時期 1993 年 4 月 ファックス 法人代表 86411 8439 0341 孟雪松 同社は養殖トラフグ基地を有し、提携パートナーのトラフグの養殖 面積は北方のトラフグ養殖場の総面積の 60%を占めるといわれてい 業務概要 る。1995 年からトラフグを日本に輸出し始め、現在中国でも最大の 日本向けトラフグの輸出企業となっている。 企業2: 会社名称 遼寧省大連富谷水産有限公司 234 住所 大連市庄河経済開発区碧水路 888 号 電話 86411 8937 3877 HP http://www.fugu.cn/docc/index1.htm 設立時期 2000 年 6 月 ファックス 法人代表 86411 8937 3878 呂永軍 当社はトラフグ養殖販売の最大手企業である。同社の所有面積は 1500 ムー(1 ムー=1/15ha で 100ha)で、うち港養圏は 1380 ムー (92ha)、工場化した養殖場の面積は 120 ムー(8ha)で、600 トンに耐 業務概要 えられる成魚養殖の海上網箱が一ヶ所、化学研究室、冷蔵庫等関連 設備を要している。主要な産品は“緑水”ブランドのフグで、毎年 400 トンを生産が可能で、操業能力的には毎年 1700 トンの生産が可 能である。 企業3: 会社名称 江蘇中洋集団 住所 江蘇省海安県城中 ba 南路 50 号 電話 86513 8889 2900 HP http://www.zhongyang.cn/site/index.asp 設立時期 2002 年 9 月 ファックス 法人代表 86513 8881 4782 銭暁民 江蘇中洋集団股份有限公司はメフグの生産販売企業であり、江蘇省 の農業を企業化したトップ企業である。同社は主に水産養殖、不動 業務概要 産開発、労働の海外派遣業務等を行っている。同社はブランド商標 を登録し、原則としてメフグ食が禁止されている中で、中国政府農 業部から生産したフグのテスト販売の許可を得ている。中洋フグの 235 メフグ養殖規模は中国で最大である。 236 ②鮭 以下の 3 社は中国の鮭関連産業の典型的企業である。 企業1: 会社名称 北京中加楓華養殖技術有限公司 住所 北京市懐柔県桃峪珍珠泉 電話 8610 6162 6544 HP / 設立時期 登録資本金 ファックス 8610 6162 6150 1998 年 法人代表 劉建平 50 万元 ブランド名 -- 同社は北京市懐柔区の経済委員会と共同で“北京中加楓華鮭養 業務概要 殖基地”を設立している。同社はカナダ、アメリカから各種鮭と その他高級水産品の導入、養殖、開発業務を行っている。 企業2: 会社名称 四川都江堰虹口三文鱒産業開発有限公司 住所 四川省成都市二環路西二段 87 号 7 楼 電話 8628 8726 4399 HP / 設立時期 登録資本金 ファックス 8628 8733 2208 1999 年 法人代表 蔡知桂 150 万元 ブランド名 -- 当社は中国政府から費用が支出され、国家農業部の批准を経た 業務概要 鮭・鱒の繁殖の国家プロジェクトを実施している。中国西部で最 大の鮭・鱒の繁殖基地で、安全性に配慮した水産品の生産基地と 237 して知られている。 企業3: 会社名称 永登碧泊産業有限背菌公司 住所 甘粛省蘭州市農民巷旅遊大厦 電話 86931 8822 896 HP / 設立時期 登録資本金 ファックス -- 1988 年 法人代表 何延忠 150 万元 ブランド名 碧泊 当社は鮭・鱒の養殖基地、生産加工基地、研究基地を所有してい る。鮭鱒産業の分野で大規模な研究、養殖、加工のすべてを行え 業務概要 る企業である。甘粛省政府にから“甘粛鮭鱒漁業のトップ企業” と認定されている。 ③鯖 企業1: 会社名称 東興水産加工有限公司 住所 福建省東山県銅陵鎮東興路 電話 86596 5682 535 HP http://www.dsdx.com/ 設立時期 登録資本金 ファックス 86596 5686 388 1991 年 法人代表 翁啓镜 US$350 万 ブランド名 大有 238 登録資本金は 350 万米ドルで、同社製品は台湾、日本、韓国、欧米 諸国に輸出されている。九五期間、輸出額は 2000 万米ドルであっ 業務概要 た。世界各地、例えば日本、韓国、シンガポール、マレーシア、イ ンドネシア、タイ、フィリピン、ロシア、アメリカ等に販売代理店 を設立している。 企業2: 会社名称 泉州煌達漁業有限公司 住所 泉州市刺桐路 電話 86595 2251 5880 HP / 設立時期 登録資本金 ファックス 86595 2251 5808 2001 年 法人代表 林明達 RMB50 万元 ブランド名 煌達 同社は貿易、生産加工が一体となった水産企業である。沙丁魚、竹 業務概要 葉魚、鯖、鰹、四破等の魚を主に取り扱い、顧客の要望する仕様に したがった加工生産の行っている。 企業3: 会社名称 青島北之海国际 貿易有限公司 住所 山東省威海市石島経済開発区 電話 86532 8593 6606 HP http://www.n-ocean.cn/ 設立時期 2002 年 法人代表 于静 登録資本金 RMB500 万元 ブランド名 北之海 ファックス 239 86532 8593 6607 同社は中国水産品の集散地である山東省青島市に所在し、各種日本 業務概要 産の冷凍水産品の輸入、販売を専門に行っている。年間輸入額は 1000-2000 万元、輸出額は 3000-5000 万元である。 ④サンマ 企業1: 会社名称 上海冠洋水産食品公司 住所 上海市閔行区航新路 589 号虹光花苑 71 幢 電話 86-021-62573889 HP http://www.shguanyang.com/ 設立時期 2004 年 法人代表 張健 登録資本金 RMB100 万元 ブランド名 冠洋 ファックス 86-021-62573889 同社の製品は主に国内の日本料理市場に供給されており、日本食 の調味料、冷凍食品、日本酒、水産冷凍品が主な取扱品である。 業務概要 同社の製品の販売エリアは上海,北京,広州,大連など 20 余り の都市の日本料理店、レストラン、ホテル、スーパーである。 企業2: 会社名称 福建坤興洋生物有限公司 住所 福州市台江区排尾路 328 号宏洋大楼 6 层 電話 86-591-83978266 HP http://www.kunxing-china.com/ 設立時期 1982 年 ファックス 法人代表 240 86-591-83979199 登録資本金 RMB200 万元 ブランド名 坤興 当社は 8000 平米の高基準の生産工場と 5000 トンの超低温冷蔵庫 を所有し、生産加工設備、微生物検査、品質検査及びコントロー ルセンターを有し、製品の加工工程には HACCP 衛生安全管理シス テムを全面的に導入している。 業務概要 販売ルートは卸ルートが主で、大中型スーパーが主である。また、 国際的なチェーンストアや飲食業にも販売チャネルを持ってお り、福建、広東、浙江、江蘇、上海、華北地区、日本、オースト ラリア、アメリカ、韓国等国内外の市場に製品を販売している。 企業3: 会社名称 福清市一祥水産食品有限公司 住所 福建省福清市宏路镇 金印果園 電話 0591-85385103 HP http://www.fjyixiang.com/ 設立時期 2005 年 法人代表 陳武祥 登録資本金 RMB600 万元 ブランド名 一祥 ファックス 0591-85361532 同社は水産品加工、貿易の専門会社で、大面積のうなぎの養殖基 業務概要 地を所有している。製品は中国内の大中都市及び日本、東南アジ ア諸国に販売されている。 241 企業4: 会社名称 青島東港食品有限公司 住所 山東省青島市************* 電話 86-532-85836332 HP http://www.chinadonggang.cn/ 設立時期 2001 年 法人代表 逢勇 登録資本金 RMB12,000 万元 ブランド名 東港 ファックス 86-532-85843827 当社は、大型の総合食品生産企業で、生産基地は北方の漁港積米 崖港区内に所有している。登録資本金は 1.2 億元で、総資産額は 1.8 億元である。 また当社は、水産品、肉食、ピーナッツ、麺、果実野菜加工工場 業務概要 など傘下に企業 5 社を所有し、製品は日本、欧米、東南アジア等 三十あまりの国と地域に販売され、年輸出額は 2000 万米ドルで ある。 同社は既に完全な HACCP 品質コントロール体系を構築している。 HACCP、FDA、EU衛生登録を取得済みである。 企業5: 会社名称 華南日亜(厦門)食品貿易有限公司 住所 福建省厦門市厦禾路 189 号銀行中心 3308 室 電話 86-0592-3118899 HP http://southchina.foods1.com 設立時期 2003 年 ファックス 法人代表 242 86-0592-3118885 清野賢一. 登録資本金 USD50 米ドル ブランド名 日亜 当社は肉類、海産物、野菜、飼料の輸出入業務を行う貿易企業で 業務概要 ある。また同社は日本ハムグループの企業でもある(NIPPON MEAT PACKERS www.nipponham.co.jp)。 243 2.中国における農産物認証制度の有効性 (1)問題意識と研究方法 食品安全は、人類の健康に関する基本的な問題である。しかし近年、世界中で食品の安 全性を脅かす事件が次々に起こっている。そのような中でフードチェーンの最も川上に位 置する農産物の安全性は、特に重要になっており、農産物の基準や認証制度の策定が次第 に世界的に広がりつつある。このような世界の動向の中で、日本では 1992 年に「有機農 産物等に係る青果実等特別表示ガイドライン」が制定された。中国でも同年に「緑色食品」 の認証制度を打ち出している。それから現在に至るまで両国とも制度の改正を重ねてきて いるものの、いまだ改善の余地を残した制度と言えよう。 日中両国は、地理的に近く、風土、自然条件等農業生産において類似した性格を有して いる。農産物における認証制度についても発展の背景や、複数の認証制度(日本における 有機農産物と特別栽培農産物、中国における有機農産物、緑色食品、無公害農産品)が同 時に存在しているという点に共通点がある一方、官民の認証機関、法的拘束力、第三者認 証の有無、認証マークの統一など相違点もある。両国の制度を比較することで、それぞれ の抱える問題点を明らかにすることができるであろう。特に、中国の認証制度が消費者の ニーズを満たし、また信頼を確保できるか、生産者に対しては認証制度に積極的に参入す るインセンティブが働くかなど、制度の有効性について検討する。 本章では、中国と日本で公表された資料を分析し、実態調査を行った上で、①複数の農 産物認証制度が存在する意義、②認証を公的組織が行う場合と民間組織が行う場合の信頼 性、③認証の規模と費用との関係及びそれにかかわるインセンティブの問題について日中 の比較検討を行う。 (2)中日における複数の認証制度が同時に存在する意義 日本では農薬や化学肥料の使用を制限した安全な農産物の認証制度に関して有機農産物 と特別栽培農産物の 2 つがあり、環境にやさしい農法に従事する農家に対してエコファー マーの認証制度がある 1 (図表Ⅲ-2-1)。同様に中国では有機食品、緑色食品、無公害農産 品 3 つの認証制度が並立している 2 。 1 詳しい内容はリュウショウナン修士論文「中国・日本における特別栽培等農産物認証の制度 比較に関する分析」を参照されたい。 2 1992 年に「中国緑色食品発展センター」が「緑色食品」の生産・認証・組織の全国最高管理 機関として設立された。1994 年環境保護総局傘下に有機食品発展センターが設けられ、2002 年に国保有機産品認証センターと改称された。2001 年 4 月に農業部は「無公害食品行動計画」 を開始した。2003 年 3 月、農業部は農産品品質安全センターと中緑華夏有機食品認証センタ 244 中国における有機食品、緑色食品、無公害農産品についての概念を図表Ⅲ-2-2 に示す。 また、中国における現在の認証管理機関の関係を図表Ⅲ-2-3 に示す。現状では、それぞれ の農産物認証に対応する認証センターが農業部の下部組織として存在し、これらの認証セ ンターはすべて国家認証認可監督管理委員会(以下、認監委と略記)への登録が義務づけ られている。また、有機食品については、農業部の中緑華夏有機食品認証センターと環境 保護総局の国保有機産品認証センターの両組織がそれぞれ独立に認証して行っており、法 体系の整備途上ではあるにせよ現状では、国による有機認証がダブルスタンダードとなっ ている。 第4-1図 日本における有機農産物・特別栽培農産物・ 図表Ⅲ-2-1 エコファーマーの関係図 日本における有機農産物・特別栽培農産物・エコファーマーの関係図 有機 特別栽培 エコファーマ ー 慣行農産物 図表Ⅲ-2-2 中国における有機食品・緑色食品・無公害農産品の関係図 有機 緑色食品 無公害 普通食品 ーを設立し、それぞれ無公害農産品認証業務と有機食品認証業務に対する責任を持つ機関とし た。 245 図表Ⅲ-2-3 質検総局 有機食品、緑色食品、無公害農産品に関する認証管理機関 農業部 環境保護総局 緑色食品発展センター 認監委 登録 農産品品質安全センター 中緑華夏有機食品認証センター 認 証 認 証 認 証 緑色食品 無公害農産品 有機食品 認 証 国保有機産品認証センター 認 証 登 録 海外有機認証機構 登 録 (資料)緑色食品発展センターにおける聞き取り調査により作成 図表Ⅲ-2-4 JAS 有機マーク 日本における農産物認証制度のマーク 特別栽培マーク例 246 エコファーママーク 図表Ⅲ-2-5 中国における食品認証制度のマーク 緑色食品マーク 無公害農産品マーク 有機食品マーク(環境総局) 有機食品マーク(農業部) このように複数の認証制度が同時に存在することには、①無農薬、減農薬農法に対し て生産者の抵抗感を減らし、農法の移行をスムーズにする、②食品の安全性に対する志向 の強さや所得階層それぞれのニーズを満たすという 2 点の意義がある。 第 1 に、有機農業等への移行について、日本では 1955 年から 70 年にかけて高度経済成 長期を迎え、 「大量生産・大量消費」、 「重化学工業化の急進」という特徴が見られた。その 高度経済成長期のただ中には、農業においても生産性を上げるために農薬・化学肥料・薬 剤を大量使用する近代農業が推進された。ところが、1970 年前後から、農薬による環境汚 染・人体被害や食品公害の問題が顕在化した。そうした中で、農家と消費者が直接手を結 び、連携し合う有機農業が各地に生まれた 3 。 3 小川華奈・保田 茂「産消提携運動と有機食品の検査・認証制度」『神戸大學農業経済』。 247 日本における高度経済成長期 実質GDP 実質GDP 成長率 実質GDP(10億円) 70,000 18 16 14 12 10 8 6 4 2 0 60,000 50,000 40,000 30,000 20,000 10,000 1955年 1956年 1957年 1958年 1959年 1960年 1961年 1962年 1963年 1964年 1965年 1966年 1967年 1968年 1969年 1970年 0 実質GDP成長率(%) 図表Ⅲ-2-6 (資料)[11]をもとに作成 図表Ⅲ-2-7 年代 公害病 発生場所 日本高度経済成長期に伴って発生した 4 大公害訴訟事件 被害状況 原因 提訴年代 原告 被告 判決額 33人 三井金属 鉱業 1億4820万円 1969 138人 チッソ 9億3730万円 1955 イタイイタ イ病 カドミウム を含む排水 富山県 腎性骨柔化症 で農作物の 神通川流域 被害 1956 熊本水俣病 有機水銀に 熊本県 神経系統障害 よる水質 水俣湾周辺 汚染→魚 1961 四日市喘息 硫黄酸化物 などの大気 汚染 1967 昭和石油 石原産業 三菱油化 12人 三菱化成 三菱モンサント 中部電力 1965 新潟水俣病 有機水銀に 新潟県 神経系統障害 よる水質汚 阿賀野川流域 染→魚 1967 13人 三重県 四日市市 喘息 1968 昭和電工 8821万円 2億7779万円 (資料)既存資料により整理・作成 中国でも日本とほぼ同様の発展過程をたどっている。70 年代末の改革開放政策により、 中国の農業と国民経済は著しい発展を遂げ、国民の食料消費構造に「温飽」 (満腹)から「小 康」 (栄養バランス)へ変化したと言われるが、それに伴い食品汚染・環境汚染・農薬残留 など問題がますます深刻になっている。図表Ⅲ-2-10、図表Ⅲ-2-11 はそれぞれムー(=6.7a) 当たり化学肥料散布量と農薬年間総使用量を表したものである。このような化学肥料と農 薬の大量使用によって食品汚染と健康被害が引き起こされた。 「過去 10 年間の関連した統 計によれば、中国では毎年 100,000 件の、さまざまな理由による農薬中毒のケースが目撃 248 されており、そのうち 10,000 以上は致命的なもので、明らかに危険と損失は大きい」 4 。 そのため、主に政府主導で 1990 年に「緑色食品」プロジェクトが実施された。 以上のような時代背景から見ると、中日両国とも農薬・化学肥料全盛ということに加え て、高温多湿の気候で、比較的病虫害の発生しやすい日本と中国の大部分の地域では、い きなり一切の農薬や化学肥料を否定することは不可能であった。生産振興の視点から見て も、有機農業に比べて、一般生産者に理解を得られやすく、取組みも比較的容易であり、 全国的な普及が可能である減農薬・減化学肥料(特別栽培農産物/緑色食品・無公害農産品) の環境保全型農業の形態が必要である。更に、現段階では図表Ⅲ-2-2 に示すように普通食 品が大きな割合を占めており、途上国である中国は、この基本的な食料の供給がまだ不十 分な状態である。農薬使用や近代農業に関する農産物の供給力向上効果と農産物安全性の トレードオフの関係において、中国では、依然、前者の必要性が高く、自然資源と生態環 境の保護を重視する政策についても農産物供給力の向上が大前提である。 図表Ⅲ-2-8 中国における国内総生産(GDP) 20,000 15,000 億 元 10,000 5,000 1990 1989 1988 1987 1986 1985 1984 1983 1982 1981 1980 1979 1978 0 (資料)「中国統計年鑑 2000」より (注)名目価格で計算 図表Ⅲ-2-9 中国における 1 人 1 日当り主要栄養素摂取量 栄養素指標 1984年 カロリー(kcal/人・日) 2655 炭水化物% 72.56 タンパク質% 10.03 脂肪% 17.41 タンパク質(g/人・日) 66.55 動物源食物% 11.9 脂肪(g/人・日) 51.37 動物源食物% 46.14 1989年 2662 70.6 10.5 18.9 69.7 13.7 56.0 47.4 増加量 7.00 -1.96 0.47 1.49 3.15 2.16 4.63 1.26 (資料)「中国中長期食品発展戦略研究」(1991 年)をもとに作成 4 「収穫後使用の農薬に関する調査」(その 2)2001 年、東京都生活文化局消費生活部 249 p82。 図表Ⅲ-2-10 中国ムー当り化学肥料散布量 10.00 9.00 8.00 7.00 ー k 6.00 g 5.00 / 4.00 ム 3.00 2.00 1.00 0.00 1976 1977 1978 1979 1980 1981 1982 1983 1984 1985 1986 (資料)[9]をもとに作成 図表Ⅲ-2-11 中国国内農薬年間総使用量 140 120 100 万 ト ン 80 60 40 20 0 1991 1992 1993 1994 1995 19 96 1997 1998 1999 (資料)[10]をもとに作成 (注)1998 年のデータはなし 図表Ⅲ-2-12 消費者所得と安全度への関心 第 2 に、安全性に関する消費者ニー ズについて考察する。安全性は相対的 な概念であり、一般には、消費者の求 安 全 度 める安全の基準は所得の増加とともに 高くなり、安全度が高くなるほど食品 の価格も高くなる(図表Ⅲ-2-12)。中 国において有機食品は一般食品より 50%から数倍高く、緑色食品でも一般 消費者所得 食品より 10%~20%高い 5 。大連にあ 5 余善鳴、「緑色食品有機食品及び無公害食品における生産理論と応用」p57 よる。 250 るA公司の緑色巨峰葡萄は 500 グラム 2.5 元であり、普通葡萄の 1.5 元より 66%高い 6 。中 国では、地域間、地域内の発展の不均衡により、都市と農村・都市住民間にも所得の格差 が拡大しつつあり、国民の食品消費構造と消費行動も明らかな差異が現れてきた。2002 年中国農業発展報告によると、2001 年全国都市住民の 1 人当たり純収入が 6,860 元に達 したのに対し、農村住民の一人当たり純収入は 2,366 元しかない。図表Ⅲ-2-13 は 1985 年 から 2001 年にかけて都市と農村住民の収入変化である。このような所得格差の拡大が、 都市と農村部の消費構造の差異を生み出した要因であろう。2001 年の統計では都市住民 1 人当たり食品消費支出が 2,014 元、エンゲル係数が 37.9%であるのに対し、農村部住民 1 人当たり食品消費支出は 830.5 元、エンゲル係数が 47.8%であり、都市部より 9.9%高い。 東部・中部・西部の地域間及び都市部・農村部の住民間にも格差が存在している。2001 年中国社会科学院の研究報告「当代中国社会階層研究報告」によると、今中国の社会階層 は 5 大等級と 10 大階層に分類されている(図表Ⅲ-2-14)。年収 2 万元~10 万元の中産階 層人口の割合について、職種別統計から人口の 28.2%との推定が示されている 7 。 図表Ⅲ-2-13 中国における都市と農村住民の所得変動 元/人・年 8000 7000 都市1人当たり所得 6000 農村1人当たり所得 5000 4000 3000 2000 1000 (資料)[10]をもとに作成 図表Ⅲ-2-14 中国における社会階層の構成 社会階層 主要職業 推定世帯年収 上 国家社会管理者・大企業の経営幹部 10万元以上 中上 専門技術員・私営企業家 6~10万元 中中 一般事務員・公務員・個人事業者 4~6万元 中下 サービス業就労者・産業労働者 2~4万元 下 農業就労者・失業者・無職者 2万元未満 (資料)中国社会科学院「当代中国社会階層研究報告」(2002) 6 7 2003 年 9 月 3 日に A 果品有限公司への筆者聞き取り調査による。 趙鉄偉、「中国大都市における緑色食品の受容動向」による。 251 2001年 2000年 1999年 1998年 1997年 1996年 1995年 1994年 1993年 1992年 1991年 1990年 1989年 1988年 1987年 1986年 1985年 0 中国において、以上のような所得格差があることで、異なる所得水準の消費者では、食 品安全性への基準も異なっていると考えられる。したがって、中国政府は大都市住民と中 産階層の消費者において、顕在化してきている多少金額が高くても安全性の高い食品を購 入したいという需要を政策として考慮する一方で、高価なものを買うことのできない農村 部住民や都市低収入階層は総人口の半分以上を占めており、そちらの食品安全性への希求 も無視するわけにはいかない。そうした意味で、国内の異なる階層のそれぞれニーズを満 たすために、高価な有機食品、緑色食品と並行して、無公害農産品の認証・流通が行われ る必要性がある。 ただし、上述のように中国政府は認証制度の整備を進めてきたものの、現時点では、消 費者への周知が不十分であり、これらの認証制度についての認知度はまだ低い。そのため、 日本の消費者の間で有機農産物と減農薬農産物等の認識で多くの誤解が生じたように、中 国においても同様の混乱が生じる可能性がある。したがって、各認証制度の意味や違いに ついて、これから消費者に周知の徹底を図っていくことが必要であろう。 252 3.中国におけるGAPに関する関心 食品の安全性への関心が先進国を中心に高まり、その関心がフードシステムの川下、川 中から遡って川上まで拡大している。その川上、つまり生産段階における GAP(Good Agricultural Practices)という取り組みが最近急速に注目されている。中国では、2003 年から中国国家認証認可監督管理委員会( CNCA: Certification and Accreditation Administration of The People's Republic of China))が中国独自の ChinaGAP(良好農 業規範)の作成に乗り出し、2006 年 1 月 24 日に「良好農業規範認証の実施規則」 (試行) を公表、2006 年 5 月にその認証を開始した。以下では、ChinaGAP の導入経緯を整理し, 認証制度の枠組みと認証現状を明らかにする。 (1)ChinaGAPの導入経緯 中国の GAP 導入経緯が図表Ⅲ-3-1 に示さる。2003 年 4 月に CNCA は ChinaGAP の作 成を検討しはじめ、2004 年に ChinaGAP 基準の作成を開始した。また、2005 年 5 月に GlobalGAP と同等性認証を取るための手続き(ベンチマーク)に関する覚書を交わし、同 月に GlobalGAP の Niger 議長を呼んでセミナーを開催した。2005 年 11 月中国国家標準 委員会の審議を経て ChinaGAP の国家基準が同年 12 月 31 日に発表された。翌年の 1 月 24 日に「良好農業規範認証の実施規則」(試行)を公表し、2006 年 5 月 1 日に施行に移 り、第一号の認証は山東省の莱陽鲁花食品有限公司が取得した。2007 年 8 月に CNCA は GlobalGAP(2007 年 3.0 バージョン)に参照して「良好農業規範認証の実施規則」(試 行) (CNCA-N-004:2006)を修正し、 「良好農業規範認証の実施規則」 (CNCA-N-004:2007) を発表した。 253 図表Ⅲ-3-1 ChinaGAP 導入の経緯 時間 主な出来事 2003 年 4 月 国家認証認可監督管理委員会が初めて GAP 作成を言及 2003 年 9 月 衛生部が「漢方薬材料の GAP 生産を試験的に行うことに対する認 証・検査・評価の方法」を作成・公布 2004 年 ChinaGAP 基準の作成が開始 2005 年 5 月 『中国国家認証認可監督管理委員会と GLOBALGAP/FoodPLUS との 技術協力に関する覚書』が調印 2005 年 11 月 ChinaGAP の国家基準(11)の審議が終了 2005 年 12 月 ChinaGAP の国家基準が公布 2006 年 1 月 「良好農業規範認証の実施規則」(試行)が公布 2006 年 4 月 『ChinaGAP と GlobalGAP ぼベンチマーキングに関する覚書』が 調印 2006 年 5 月 ChinaGAP の国家基準が実施 2006 年 5 月 「GAP 認証を試験的に行うことに対する規定に関する通知」が公 布 2006 年 6 月 莱陽鲁花食品有限公司が中国の最初の GAP 認証書を取得 2006 年 10 月 中国合格評定国家認可委員会(CNAS)が「良好農業規範(GAP) 認証機関の認可方案」を発表 2007 年 8 月 「良好農業規範認証の実施規則」が公布 (資料)インターネット資料収集により筆者整理。 (2)ChinaGAPの枠組と認証の現状 ChinaGAP は FAO の GAP に関する基本原則に基づいて GlobalGAP(2007 年 3.0 バー ジョン)に参照し、国際基準に相応しながらも中国の実情と法律に適するものとして作成 されたものである。その主な内容は「食品安全危害の管理」、「農業持続発展可能の環境保 全の追求」、 「農業生産者の健康、安全と福祉の確保」、「動物の福祉の確保」とする。「良 好農業規範認証の実施規則」は、認証機構が ChinaGAP 国家基準に依拠にして作物、畜産 物と水産物生産の ChinaGAP 認証を行う際に適用されるものであり、認証申請人、認証レ ベル、認証方式と要求、申請人/認証書の所持人の権利と義務、認証プロセス、認証書の保 有、認証書、認証マークの使用、申し立て、認証費用などについて具体的に規定している。 ChinaGAP 国家基準は以下のとおりである。 GB/T20014.1 良好農業規範 パート 1 専門用語 254 GB/T20014.2 良好農業規範 パート 2 農場基礎管理点と適合基準 GB/T20014.3 良好農業規範 パート 3 作物基礎管理点と適合基準 GB/T20014.4 良好農業規範 パート 4 大田作物管理点と適合基準 GB/T20014.5 良好農業規範 パート 5 果実と野菜管理点と適合基準 GB/T20014.6 良好農業規範 パート 6 畜産基礎管理点と適合基準 GB/T20014.7 良好農業規範 パート 7 牛羊管理点と適合基準 GB/T20014.8 良好農業規範 パート 8 乳牛管理点と適合基準 GB/T20014.9 良好農業規範 パート 9 豚管理点と適合基準 GB/T20014.10 良好農業規範 パート 10 家禽管理点と適合基準 GB/T20014.11 良好農業規範 パート 11 畜産道路運送管理点と適合基準 図表Ⅲ-3-2 穀物 果実と野菜 作物基礎 茶 … … 豚 農場基礎 畜産基礎 水産養殖基礎 家禽 牛・羊 乳牛 工場化養殖基礎 ヒラメ 生簀養殖基礎 フウセイ 囲い込み養殖基礎 上海ガニ 灘/底播/吊養養殖基礎 羅非魚 池養殖基礎 ウナギ … … (資料)「良好農業規範認証実施規則」より。 これらの基準から図表Ⅲ-3-2 のように ChinaGAP の枠組が構成される。ChinaGAP は 種類(穀物、果実と野菜、肉牛、肉羊、豚、乳牛、家禽)と基礎(農場基礎、作物基礎と 畜産基礎)によって種類ブロックと基礎ブロックに分けられる。種類ブロックによって認 証申請の範囲が明確にされる。認証の際、種類ブロックと基礎ブロックを組み合わせて使 用しなければならない。例えば、豚ブロックを認証する場合は、農場基礎、畜産基礎、豚 ブロックを審査しなければならない。 認証方式:認証申請人の選択肢として農業生産経営者と農業生産経営者組織を選ぶこと 255 ができる。農業生産経営者とは、農場を代表する自然人や法人で、農場の商品に法律上責 任を負う農家や農業企業である。農業生産経営者組織とは、農業生産経営者の連合体であ り、この連合体が合法の組織と内部管理を有し、すべてのメンバーが ChinaGAP の要求に したがって登録し、書面で登録状況を記録する。農業生産経営者組織はすべての登録農業 生産経営者と契約を結ばなければならない。また、最終責任を負う主体(例えば、農村集 団経済組織、農民専業合作経済組織、農業企業+農家組織)を決めなければならない。 認証レベル:ChinaGAP 認証には一級認証と二級認証がある。一級認証の場合は、① 適用ブロックの中で適用するすべての必須項目の要件に適合しなければならない。②すべ ての適用ブロックの中で適用する重要項目の 95%以上に適合しなければならない。③努力 項目の最低の適合割合は設定しない。重要項目の不適合の許容割合の計算式は以下のとお りである。 (重要項目総数-不適用の重要項目総数)×5%=重要項目の不適合管理点の許容総数 二級認証の場合は、①適用ブロックの中で、適用する必須項目の 95%以上に適合しなけ ればならない。ただし、消費者、労働者、動植物の生命と環境に厳重な悪影響をもたらす 可能性のある管理点の場合、すべて適合しなければならない。②重要項目及び努力項目の 最低適合割合は設定しない。必須項目の不適合の許容割合の計算式は下記のとおりである。 (必須項目総数-不適用の必須項目総数)×5%=必須項目の不適合の許容管理点総数 申請するのが一級認証か二級認証かを問わず、すべての管理点(必須項目、重要項目及び 努力項目)が審査されなければならない。 管理点:管理点は必須項目、重要項目、努力項目の三つに分れている。必須項目は危害 分析と重要管理点(HACCP)及び食品安全と直接かかわる動物福祉のすべての食品安全 に基づく要件で、重要項目は必須項目に基づく環境保全、農業生産者福祉、動物福祉の基 本要件で、努力項目は必須項目と重要項目に基づく環境保全、農業生産者福祉、動物福祉 の持続改善措置に関する要件である。基準ごとに図表Ⅲ-3-3 のように管理点が規定されて いる。 図表Ⅲ―3-3 ChinaGAP 基準の管理点 必須項目 重要項目 努力項目 農場基礎管理点と適合基準規範 9 26 21 作物基礎管理点と適合基準規範 41 70 12 大田作物管理点と適合基準規範 7 10 3 果実と野菜管理点と適合基準規範 15 21 32 畜産基礎管理点と適合基準規範 76 15 13 牛羊管理点と適合基準規範 31 35 8 乳牛管理点と適合基準規範 36 21 10 豚管理点と適合基準規範 51 25 17 256 家禽管理点と適合基準規範 75 70 25 畜産道路運輸管理点と適合基準規範 39 11 0 (資料)ChinaGAP 国家基準により筆者整理。 認証対象:ChinaGAP の認証対象が図表 3-4 に示される。牛羊では、繁殖用の牛に子 牛に哺乳する牛も含まれる。家禽では、囲んで飼育する家禽と放し飼いの家禽が含まれる。 果実と野菜では、果実(64 種類)と野菜(105 種類)のほかに、香辛料類(36 種類)も 入っている。穀物に稲、小麦、トウモロコシ、綿花以外にサトウキビ、ヒマワリ、甜菜な ど計 31 種類が含まれる。また、水産では、工場化養殖、生簀養殖、囲い込み養殖、池養 殖などから構成される。 図表Ⅲ-3-4 ChinaGAP の認証対象 分 類 細分類 認証対象 牛羊 ①繁殖用と肉用の牛、②繁殖用と肉用の羊 畜 乳牛 子牛と乳牛 産 家禽 囲い込んで飼う家禽と放し飼う家禽 豚 作 果樹と野菜 物 穀物 工場化養殖 水 産 繁殖用と肉用の豚 果実類、野菜類と香辛料類が含まれる 米、麦など 31 種類 ヒラメ 生簀養殖 フウセイ 囲い込み養殖 上海ガニ 池養殖 灘/底播/吊養養殖 羅非魚、ウナギ、クルマエビなど 貝類、棘皮動物と海藻類など (資料)CACN の公表した資料より作成。 認証マーク:図表Ⅲ-3-5 が ChinaGAP の認証マークを示している。一級認証マークと 二級認証マークとの違いは一級マークの GAP 文字の右上に+が付いており、二級マークに は付いていないことにある。認証機関から ChinaGAP 認定書を取得してから以下の範囲で 認証マークを使用することができる。①小売ではない農産物の包装、②農産物の販促資材、 ③ビジネス活動。ただし認証される茶、及び認定書において農産物処理がカバーされる果 実と野菜については、小売商品の包装に認証マークを使用することができる。マークを使 用する際、比例で拡大や縮小することができるが、変色や形の変更は認めない。 257 図表Ⅲ-3-5 一級認証マーク 認証マーク 二級認証マーク 資料: 「良好農業規範認証実施規則」より。 認証プロセス:ChinaGAP の認証プロセスが図表Ⅲ-3-6 に示されている。このプロセス が GlobalGAP (2005 年 2.0 バージョン)の認証プロセスと極めて類似しており、ChinaGAP が GlobalGAP を参照して作成されたことが端的にうかがえる。 チェックリスト:ChinaGAP のチェックリストは図表Ⅲ-3-7 のとおりである。ここでの 「管理点」とは、ChinaGAP の技術規範における管理点条項のことを指す。「レベル」は ChinaGAP の技術規範における管理点のレベルを指すもので、必須項目、重要項目、努力 項目が含まれる。「適合性」欄では、管理点が ChinaGAP の技術規範の要求に満たすかど うかをチェックする。 「該当外及びその依拠」欄ではその管理点が該当外の判断根拠を示す。 「備考」欄では、不適合の状況と必須項目の検査証拠を記入する。 258 図表Ⅲ-3-6 認証プロセス 農業生産経営者或いは 農業生産経営者組織 認証依拠のファイルと更新内容 を獲得し閲読する 良好農業規範 GAP 技術規範を執 の技術規範 行する 農業生産経営 者組織 はい 方式 2 いいえ 国家認証認可監督管理委 員会に認証許可されてい る認証機構を選ぶ 認証実施の規則 品質管理システムを 方式 1 認証実施の規則 執行する 認証機構に認証を申 請する はい 検査表にしたがっ 検査表 農業生産経営 者組織 て内部検査をする いいえ 農業生産経営者組織内 部審査とそのメンバー の内部検査を行う 認 証機 構によ る外 部検査 不適合項目の割合 が規定に超えたか どうか はい 改正し、不適合項目 の割合が規定を下 回るかどうか 認証実施 の規則 いいえ いいえ 是 認証を却下する 認証機構が認証を下 ChinaGAP 認証実施 の規則 す 終了 (資料)「良好農業規範認証実施規則」より。 図表Ⅲ-3―7 ChinaGAP のチェックリスト 番号 管理点 適合性(適合/不適 該当外及びそ 合) の依拠 レベル (資料)CACN の公表した資料より作成 259 備考 認証費用:以下は中国品質認証センター(CQC)を例にして ChinaGAP の認証費用を 見る。(1)申請費用:1 品種当たり 600 人民元(以下同)。中国大陸以外の地域や国から の申請は別当通信費 1 品種当たり 600 元を徴収する。中国語以外の資料の場合、別当翻訳 費 1 品種当たり 1000 元を徴収する。ただし、申請費は最高 3000 元とする。(2)審査費 用:a、交通費、食事代、宿泊費は申請側が負担する。b、現場審査費が一人当たり 3000 元/日である。c、サンプル検査費は検査機関が徴収するか、認証機関が代理して徴収する。 (3)認証登録費用:1品種当たり 1000 元。認証書の副本が一枚当たり 100 元にする。た だし、認証登録費が最高 5000 元とする。(4)マーク使用費用:10mm マーク 1 枚当たり 0.05 元、20mm マーク 1 枚当たり 0.15 元、30mm マーク 1 枚当たり 0.25 元、45mm マ ーク 1 枚当たり 0.35 元、60mm マーク 1 枚当たり 0.45 元である。 認証の現状:ChinaGAP が発足してから間もないこともあり、現在、CNCA は ChinaGAP の国内における普及と指導に重点を置いている。2007 年 11 月現在、ChinaGAP の第三者 認証団体が 15 社認定されており、ChinaGAP の審査員が 200 名ほど養成された。2006 年から実施された ChinaGAP の試験的認証は、輸出農業のモデル地区として指定されてい る山東省、福建省、陝西省、黒龍江省など 18 の省と直轄市の食品輸出企業の原料生産企 業と農業標準化示範区に位置する企業、計 286 企業を対象に開始した。2006 年 6 月 6 日 に山東省の莱陽鲁花食品有限公司が第一号の ChinaGAP 認証を取得し、その後、6 月 18 日に北京三元緑荷乳牛養殖センターなど 20 の乳牛牧場も認証を取得した。2007 年 11 月 現在、ChinaGAP 認証を取得した企業が 178 に数えられる。 260